画は 歌川 國芳 (くによし)
寛政九年(1797) ~ 文久元年(1861)
号は 一勇齋、朝櫻楼など 作
「静御前」です。
☆曇。
前提として 「不正選挙」がある わけだから、
◆https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/10905
長周新聞 2019年2月16日
◎野党共闘に 未来はあるか?
安倍政府は 政党政治崩壊の産物 政治不信の打開 が課題
☆消滅政党 乗り越える力こそ
衆参同時解散を 自民党がちらつかせたり、
慌てたように野党が 合従連衡をくり広げたり、
永田町界隈がにわかにざわついている。
春の統一地方選を経て 7月には参院選が控えるなかで、
弱体化が著しい野党に助けられる形で 自公政府は胡座をかき、
一方の「多弱」の側も 支持率ゼロコンマ数パーセント同士が
存在感をアピールするために合併してみたり、
何ともしれない様相を呈している。
「安倍一強」などといわれてきた国会の体たらくについて、
巷で 批判世論は鬱積している。
しかし、いざ選挙になると受け皿になり得る政党が見当たらない--。
この選択肢の乏しさが強烈な政治不信とも相まって低投票率となり、
もっけの幸いで自公が勝ち抜けるパターンが常態化している。
政党政治が窒息している といっても過言でない状況について、
記者座談会で分析した。
A 目下、衆参同時解散を自民党が臭わせ、それに対して野党側が
ドタバタしている印象だ。 国民民主党と 小沢一郎率いる自由党が
合併の動きを見せ、そこに維新の代表だった橋下徹を担ぎ上げる可能性
が取り沙汰されたり、はたまた立憲民主党の枝野と小沢(自由党)
の確執で野党共闘も一枚岩でないとか、共産を排除するかしないか等等、
生き残り戦略を巡って 各党ともに必死な様子が伝わってくる。
この野党共闘こそが安倍政治を覆す唯一無二の方法なのだ
という調子で、とくに野党の支持者界隈では口にする人も多いわけだが、
本当にそうだろうか? もともと支持基盤がスカスカの消滅政党が
安倍批判でダンゴになったところで、果たしてどれだけ
有権者を組織する実力をもっているのか甚だ疑問だ。
政治が全般として劣化しているもとで、手の問題として
目先のみを考えるのではなく、もっと根本的な問題を
真面目に考えないといけない。
B NHKが出した直近の政党支持率調査を見てみると、
自民党37・1%、立憲民主党5・7%、公明党3・3%、
共産党3・1%、維新1・2%、国民民主党0・6%、社民党0・4%、
自由党0・2%、 特になし 41・5%なのだそうだ。
このなかで国民民主と自由党が合併しても、
その支持率の合計はわずか0・8%に過ぎない。
いわゆる野党をすべて合計しても 自公には及ばないことになる。
政党支持率と議席数は直結したものではないが、
まともな対抗勢力として見なされ、有権者から支持を得ている政党がいない
現実を認識しなければ始まらない。
安倍晋三をはじめとした大臣たちの国会答弁であるとか、
モリカケ騒動、統計偽装にいたるまで、いまやデタラメきわまりない政治が
跋扈(ばっこ)している。一方でこのような低俗な政治状況を
打開していくような気迫を持った、そして実力を備えた政党が存在しない
から延延と続いている関係でもある。それほどまでに野党の解体が進んでいる。
C 野党側の弱さについて指摘すると、特に革新系といわれる陣営のなかから
「安倍自民党を利するのか」などといって大きな声を出して怒る人
もいるが、そんな短絡的な話ではない。
この国のなかで自民党を凌駕(りょうが)する政党がいないから
安倍政府のようなものがのさばっているというのは、
誰の目にも明らかな事実だからだ。
野党についても「どうしようもない連中だな…」と思っている有権者
が多いから支持が集まらないのだ。
消滅政党と化していることにはそれなりの理由があるのに、
「支持してくれない有権者がけしからん!」
「投票に行かない意識の低い有権者のせいだ!」
などといっているようでは救いようがない。
D いざ選挙となれば自民党の実際の支持率、すなわち全有権者のなかで
占める得票率は比例で17%、選挙区でも公明の支援を受けて
せいぜい25%程度だ。
しかし、小選挙区のテクニックで「一強」となって
国会を独占する仕組みになっている。
選挙に行かない人人が46%と最大勢力を占め、
残りの54%のなかで17%なり25%、
すなわち一等賞を獲ったら「一強」ができあがる。
まず第一に46%が排除される ことによって成り立っているし、
政治不信に味をしめた構造 といってもいい。
この46%、政治不信で遠のいている有権者や国民に働きかけ、
心を動かすような政党が出てこない限り、
自公政府を吹き飛ばすことはできない。
選挙に行く54%の枠組みのなかだけで 足し算引き算をしている
ようなことで、なにが政治かという話だ。
政治不信の根源に迫り、この解決も含めて政治運動の未来を
こじ開けていかないことには展望にならない。
すぐにどうこうなる代物ではないにしても、
世界的には下から人と人をつないで、
既存の政治構造を揺るがすような動きが顕在化している。
日本社会といっても、共通の土壌があるように思えてならない。
噴き上がっていないだけだ。
☆民主党解党が意味すること 誰がやっても 米国や大企業の番頭役
B 前回の衆院選は非常に謀略じみたものだった。
モリカケ騒動でボロボロだった安倍自民党は
支持基盤としても随分崩れた結果になった。しかし、
民主党が自爆的な分裂劇をくり広げたのに助けられて議席だけは独占した。
あの選挙でやられたのは、野党殲滅作戦だった。
にわか仕立ての劇場型で小池百合子率いる希望の党がつくられ、
まるで反自民のような装いをしながら民主党の右派がそこに合流し、
代表の前原誠司みずからが民主党をぶっ壊す挙に及んだ。
地方の民主党陣営などは、希望の党の公認をもらうか
立憲民主に行くかで最後まで踏み絵を迫られたり大混乱だった。
自民党にとっては「敵なし」の選挙戦 みたいなものだ。
C 民主党といっても自民党と同じように対米従属構造のもとで
米日独占資本に飼い慣らされた政党だったが、
野田佳彦がみずから自民党に大政奉還したり、
もともとが 第二次安倍政府誕生の生みの親だ。
前原や細野による 民主党解体もその性根が暴露された過程にすぎない。
一方で、切り捨てられそうになった民主党の残党が、
世論に突き上げられる形で立憲民主党を結成し、
反自民の受け皿として首の皮をつないだ。
希望の党の性質はすぐに見透かされて、最近では都民ファーストとか
小池百合子など存在感すらないが、あのようにメディアを動員して
ショック・ドクトリンのような形で扇動していく。
自民と希望による保守二大政党で政治的安定をつくり出そうとしたが、
不完全燃焼に終わって今に至っている。
古くはみんなの党とかもあったが、改革派を売りにした希望や維新のように、
反自民もどきのにわか政党を立ち上げて、
何が何だかわからないような状況をつくって目先をフェイクしていく
のが近年の特徴だ。 自民党が崩れそうになると、
その受け皿を用意するかのように自称「改革派」政党が出てくる。
自民党への批判の強さを 支配の側もわかっているのだ。
A その後の 元民主党の国会議員たちの漂流っぷりがすごい。
国民民主党と自由党といっても、元をたどればみんな民主党所属だった面面
の合従連衡であり、今さら何をしているのだろうかと思わせるものがある。
民主党(民進党)を解体して希望の党と合流した勢力が
国民民主党に名前を変え、一方で枝野らが立憲民主党を立ち上げた。
民主、民進、希望、国民民主、立憲民主と名称がグチャグチャに入り乱れ、
誰がどっちに行ったのか有権者にとってはわかりにくい。
そのなかで、どちらの党にも居場所がなくなった元党首の岡田克也、
総理経験者である野田佳彦、維新から合流した江田憲司、安住淳
といった面面は無所属の会を宿り木にして、
最近になって立憲民主党会派に合流するなどといっている。
そして、民主党幹事長だった細野豪志にいたっては、
自民党・二階派の特別会員に入会するのだという。
呆れるような話だが、政治的理念とか矜持など二の次で、
恥ずかし気もなく 自民党の軍門に降っていくのだ。
B 裏切り者たちの哀れな末路だ。
こうした民主党の残党たちに今さら熱烈な支持や期待が集まるかというと、
既に終わった政治家として烙印を押された印象の方が強い。
反自民の票によって与党ポストを得ながら、結局のところ
やることはまったく同じで、
消費税増税やTPP、原発再稼働、米軍再編など
経団連やアメリカの要求を 丸呑みばかりして有権者の期待を裏切った。
そして、自民党を喜ばせる形で大政奉還し、みずから党を解党していったのだ。
反自民世論があまりにも強いから、財界も容認する形で
ワンポイント・リリーフの任を引き継いだというだけだった。
A 鳩山の頃は東アジア共同体構想を打ち出したり、
辺野古新基地建設でも県外移設を唱えたりしたが、
アメリカからの圧力で叩きつぶされた。
陸山会事件で小沢も追い出され、菅直人や野田佳彦の番になると
アメリカや財界の番頭役そのものだった。
どの政党が政権を握ろうと、首相官邸や官僚機構は対米従属の鎖につながれて
アメリカのいいなりであるし、財界に奉仕する道具と化す
ことを見せつけた。福島事故後の「直ちに影響はありません」(枝野)とか、
原発ゼロをアメリカに叱られて反故にしたり、
一連の過程で誰を守り誰のために機能している政府なのか
性根が暴露された。 かつて社会党が村山内閣誕生で
自民党にとり込まれて壊滅していったが、似たようなものだ。
正面の自民党が腐敗堕落して力を失っているのと同時に、
いわゆる野党といっても同じように信頼を失い、
現在のような政治不信をつくり出していることについて
メスを入れないわけにはいかない。
相互依存、相互浸透によってともに劣化している。
そして安倍晋三みたいなものが大きな顔をして、
議会制民主主義とか三権分立などそっちのけでも
為政者としての地位に居座り続ける。
終いには官僚が公文書改ざんや統計偽装まで手を染める始末だ。
いまや建前の世界すら投げ捨てて、統治機構全体が
腐敗堕落の道を転落しているかのようだ。
C 55年体制では社会党が最大野党として存在感を持っていたが、
そのDNAを引き継いだ社民党はいまや国政政党としても
消滅の危機に瀕している。連合などを母体とした民主党も
社会党の残党たちをとり込む形で構成されたが、これまた解党だ。
連合といっても、もともと総評解体のためにつくられた組織で、
資本に飼い慣らされた労働貴族どもが
労働運動を完全にぶっ潰してしまった。
いまや企業組合もいいところだ。
この「労働者の組合」を標榜する汚れ勢力が
労働運動を抑える桎梏(しっこく)となり、支配の一翼を担っている
ことについても今日的な特徴がある。
労働者階級vs資本家階級などといっていたが、
いまや大企業の代弁者に成り下がってしまい、
一定の発言権やポジションだけは与えられて飼い慣らされている関係だ。
そして、民主党で与党利権にありついて有頂天になっていたのだ。
55年体制はいわば右と左の二刀流支配だった。
その変質型で、自民vs民主みたいに扱ってきたが、
基本的に自民党も民主党も支配の代理人争いをしていただけだ。
だから対米従属には抗わず、大企業天国を保障するという点で
自民党と政策上も同じものになるのだ。
☆剥がれ落ちた 支配の欺瞞
A 選挙は近いのかもしれない。他に対抗軸がない状況のなかで、
野党共闘に命運を託すかのような空気もある。
それは反自民で安倍晋三の暴走政治をどうにかしたい
という思いの受け皿にはなるかも知れないが、
それ以上の力にはなり得ないのも現実だ。
消滅政党の寄せ集めに未来はあるのか?
どれだけの有権者が期待を抱くのか? だ。
既存の政党政治が劣化衰退し、自民党も野党も力を失っているなかで、
その限定された選択肢のなかから誰を支持しますか?
と問われても半数の有権者がしらけてそっぽを向く。
この状態に終止符を打たなければどうしようもない。
C 最近おこなわれた下関市議選が象徴的だったが、
41陣営もいながら6割の有権者に無視され、
しかし組織票依存なものだから低投票率(当選ラインが下がる)
に大喜びして下位当選していく者が後を絶たなかった。
国政そっくりではないかというのが実感だ。
低投票率依存体質が染みついて、みんなして堕落している
ような選挙模様だった。そして議会そのものの質が低下したもとで、
現職は軒並み得票を減らして青ざめている。
有権者は相当に意識が鋭いし、
「投票に行かない有権者は意識が低い」などという代物ではない。
むしろ逆で、政党なり候補者の質低下が著しいだけであって、
大半の有権者が こうした現状に怒っている のが現実だ。
D 投票率が70~80%台 のような選挙であれば、
自民党と公明党の25%など 楽勝でたたきのめす選挙になるのに、
これらが寝た子を起こさない 低投票率選挙の上にあだ花を咲かせている。
そして、幻滅している有権者の心を獲得するような力量もなく、
そのような政策を打ち出すわけでもない者が、合従連衡に汲汲としている。
何と志の低いことかと思う。政党政治の崩壊状況をあらわしている。
対米従属のもとで戦後74年が経ったが、
主権を投げ出して何事もアメリカに追随してきた政治の末路にも見える。
重要な特徴は、右・左を使った 支配の欺瞞が剥がれ落ちていることだ。
A 歴代の総理大臣といっても、宗主国であるアメリカに認められなければ
続けることができない関係は大方のものが薄薄感じているわけで、
現状では何も考えずに暴走する反知性主義者が使いやすい
というだけに過ぎない。ポツダム宣言を読んだことがないとか、
総理大臣が自分のことを立法府の長と思い込んでいるとか、
そんなことは関係ないのだ。そして、自衛隊が米軍の下請として
地球の裏側までかり出されたり、東アジアにおいてイスラエルみたいに
狂犬的な振る舞いをして隣国と喧嘩腰外交をくり広げたり、
アベノミクスによって打ち出の小槌のようにカネをばらまいて
多国籍資本を喜ばせたり、ろくでもない状況が続いている。
少子化がひどく 外国人労働者がいなければ社会が成り立たない
というが、国の未来を本気で心配していないから、
なるべくしてこのような 衰退社会になっているのだ。
B 前回衆院選では謀略じみた選挙構造のなかで、そうはいっても
主権者たる国民が自民&希望による国会独占を許さず、
さしあたり立憲民主を担ぎ上げて意志を突きつけたような結果だった。
枝野とか立憲の善し悪しなど抜きにして、
別に打ち合わせした訳でもないのに下から勝手にうねりをつくっていった。
政治不信がすさまじいなかで、はけ口を求めているからだ。
既存の政党が力を失い、欺瞞力も失って消滅の過程にあるが、
このさい消滅する者は勝手に消滅していけば良い。
自民党が安倍晋三のもとで自壊するのも時間の問題だ。
それら桎梏となってきた存在が淘汰されたもとで、
国民的な力によって本物の政党をつくっていくような努力、
全国津津浦浦の力をつないでいくような運動が必要だ。
人と人をつないで、政治を動かしていく勢力が登場していく情勢だと思う。
A スペインやイタリア、フランス、アメリカをはじめとした先進国で、
新しい政治運動が台頭しているが、どこでも下から
地域コミュニティーの力をつないで、大衆そのものが動き出している
のが特徴だ。日本国内に情報がほとんど伝わってこず、
なかなかその変化について捉える機会が乏しいが、
それらが国境をこえて影響しあいながら力を増している。
米ソ二極構造が崩壊し、むき出しの新自由主義政策がくり広げられるなかで、
このもとでは生きていけないという極限の矛盾を反映して
大衆闘争が広がっている。既存の政治勢力の枠外から台頭しているもので、
新しい質を備えたものだ。
多国籍資本による横暴なる支配に対抗して、まともに人間が人間として
生きていける世の中にせよ、という要求だ。
与えられた選択肢に絶望して、幻滅するというのではなく、
ならばみんなでつくっていこうという力が強まっている。
旧態依然とした支配の枠組みがぐらついているということだ。
日本の窒息した政治状況と重ねても、なにか示唆しているものがある。
國芳、二枚目、
「江戸名所見立十二ケ月の内 二月 王子 小さんの金五郎」です。
千日回峰行は 「聖道門の修行」です、 所謂「難行道」ですな、
門徒では 尾畠春夫さん のような人を「妙好人」といいます、
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-650.html
東海アマブログ 2019-02-16
◎人に影響される ということ
より抜粋、
京都の人々の精神性を作り出してきたのは、千日回峰の行者たちだと、
このブログで、私は何度も書いた。
40年ほど前、初めて、酒井雄哉の千日回峰の密着取材が
NHKによってドギュメンタリー化されて、視聴者に衝撃を与えた。
https://www.youtube.com/watch?v=whDOU23Oxeg
https://www.youtube.com/watch?v=SFijNPBQ9oc
https://www.youtube.com/watch?v=DOA1e20EGFQ
https://www.youtube.com/watch?v=3TMGeBYpFAY
https://www.youtube.com/watch?v=Y7KaGS--WRc
https://www.youtube.com/watch?v=Tzl7aphGvCc
とりわけ回峰行のクライマックスである「堂入」の凄まじさに
圧倒されなかった人はいないだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=JtHfT4B4QJk
九日間の 断食・断水・不眠の上、真言を唱え続ける行は、
世界中のどんな行よりも過酷といえるだろう。
もう人間業ではない。
だが、酒井雄哉は、二回行った 千日回峰で
「得られたものは 何もなかった」と語った。
満行した行者たちの多くが、同じことを語っている。
「何も得られないのに、なぜ過酷な行を行うの?」
そんな疑問に対して、雄哉は、「だから 私がある」と答えている。
千日回峰行には、途中で失敗すれば自殺すべし という掟がある。
「失敗は 恥」という評価があるのかどうか不明だが、
失敗が公開されることはないので、
(もし失敗したら行者の命ごと、すべての行のプロセスが抹殺されるから)
我々が、誰が、今、どのような行を行っているのかを知ることはできない。
失敗の理由は問われない。
ただ行の中断 に追い込まれれば、それが失敗であり、
そのとき、行者の命も失われる。
記録のある戦国時代以降の千日回峰行者で、
成功したのは 一説によれば6割といわれる。
つまり、残りの4割が 行を中断して自ら命を落としている ことになる。
もちろん、行の敗者の記録が 公開されることは絶対にない。
この点だけが、私が千日回峰に感じている疑問であり、
満行者だけに陽が当たる ような天台宗の姿勢には強い疑問を感じる。
比叡山の誰も知らない一角に、ひっそりと隠されている
非満行者の墓地がある とも噂されている。
なかには、死の掟に反発して、行の途中に逃亡してしまった行者
だっていることだろう。
酒井に全面的に帰依して支援し続けた人のなかには 高倉健もいた。
https://blog.goo.ne.jp/hardsix/e/be84fa273a5a03698a88c9f07d85139a
一度でも、千日回峰の最期の行程である、
7年目、一日84Kmの京都大回り を行っている行者の姿を見た人は
心打たれるであろう。
https://www.youtube.com/watch?v=pn-RvS4Bg00
この行は 1000年前に、相応という比叡山の僧が始めたもので、
比叡山を襲撃してジェノサイドを行った織田信長によって、
あらゆる寺院が焼き払われ、それ以前の記録も消失しているが、
それ以降 400年の記録は残されている。
これまでの満行者は、51名と記録され、戦後では14名とされている。
これが、いつからのものか詳細は分からない。
千日回峰行を二度も繰り返した行者が二人いて、
大正時代の奥野順玄と、昭和の酒井雄哉である。
酒井の行が、それを目撃した京都の人々に もたらしたものは巨大である。
京都の人々にとって、自分の目に直接見える行者の姿が、
その人生観に、どれほどの影響をもたらすか想像してみればいい。
人は人に影響されるものである。
偉大な人格に触れれば、意識しなくとも、
自分まで強い影響を受けるのである。
我々は、政権のトップに居座る 安倍晋三の
「呼吸するように、口から出まかせの嘘をつく」姿を見せられ、
こんな愚かな首相が居座る日本国家 というものに絶望するしかない。
「上が腐れば 下も腐る」の諺どおりに、
安倍が政権に座ってからというもの、日本政府内に、
あらゆる嘘が膨張しているのは 毎日のニュースで思い知らされる通りである。
「結局、社会は 利権しかないのだ」 と若者たちが思い知らされることで、
日本国家の尊厳が根底から崩壊し、生きたまま腐臭さえ漂う姿になっている。
だが、京都の人々は違う。
命を捨てた行者が、毎日、人々の幸せだけを願って、
超人的な苦行に耐える行を行う姿を、自分の目で目撃できるのである。
これを見て、感動するなと言う方が無理だ。
ひたすら行者に頭を垂れて、加持で触れてもらうことで、
人生の特別な力を与えられるのである。
こうした意味で、社会には行者が必要なのだ。
今、我々の日本社会では、一方で自民党の腐乱政権に絶望しながらも、
他方で、素晴らしい行者の姿に励まされている。
我々は、千日回峰なみの行者を目撃している。
その人の名を、尾畠春夫さんという。
彼は今、東京からリヤカーを引いて
徒歩で大分の自宅に帰っている旅の途中である。
https://www.youtube.com/watch?v=9wXsfh7JDgw
私には、尾畠さんの行動が酒井雄哉に重なって見えるのだ。
尾畠さんは宗教には、まったく無関係の人だ。
しかし、あらゆる人々から尊敬を受けている。
それは彼が、人のなしえない苦行に生きる行者だからだろうと思う。
尾畠さんの存在と行動に励まされている人々が、
どれほど大勢いるのか見当もつかない。
だが、尾畠さんが有名になると、誹謗中傷したがるゴミ野郎が
ウジのように沸いてくるのも事実だ。
https://relishplus.com/haruo-obata-zisaku/
尾畠さんをヤラセと言ってみたり、金儲けと中傷したりする輩が
沸いて出ているが、この連中は、心の波動が、
嫌がらせだけに合ってしまっているのだから 救いがない。
酒井雄哉も、生きているうちは、ずいぶんひどい中傷に遭った。
奥さんを自殺させたことを、えぐるように
誹謗コメントを書き込んでいた馬鹿もいた。
私も、読者が誰でも知っている通り、ありとあらゆる根拠のない
誹謗中傷が注がれている人間だ。
おかげで、それを信じてしまって、私を敬遠する人も多いのだが、
これも波動の法則でそうなっているのだから仕方がない。
私に対する誹謗中傷を信じている人は 幸せな人だ。
敬遠すれば、もちろん波動が合わないから
私の書いてきた文章とも縁がないだろう。
尾畠さんを中傷する人も、尾畠さんの波動によって救われる機会がない。
これも自業自得、因果応報 の結果なのだから、
誰にも文句を言うことはできない。
尾畠さんに救われる人は、
尾畠さんを無条件に信頼する人たちだけなのだ。
彼は行者である。
彼の行こそが、日本社会に大きな光を照らしている と私は思う。
國芳、三枚目、
「太平記英勇傳 吹嶋政守」 -福島正則- です。
腐海支那の断末魔、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6789052/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 2019/02/15
<<中国内陸部、モデル都市の 重慶で「大量失業」の悲鳴。
中国内陸部、モデル都市の 重慶で「大量失業」の悲鳴。
「求人ファア」を開催、 出展企業ゼロ の異常事態が発生
*********************************
中国国家統計局の失業率は 4・9%と公表されている。
誰が信じるのだろうか、この数字を。
地域的に失業率は 20%を確実に越えている。
習近平の子飼い、陳敏爾 が党書記を務めるのが重慶市。
かつては蒋介石の首都でもあり、内陸の要衝。 重工業が栄えた。
長江(揚子江)に面し、運送の利便性が 経済成長をもたらした。
そこで胡錦涛時代にライジングスターと言われた薄煕来が
重慶市の党書記に就任し「革命歌を 謳おう」
「黒(マフィア)を 追放しよう」と呼びかけ、
ギャング退治で勇名を馳せた 王立軍を遼寧省から呼び寄せ、
副市長兼務公安部長としてマフィアを次々と逮捕した。
これで薄は全国的に注目されて、習近平 最大のライバルともなった。
薄夫人の谷開来が 息子の家庭教師だった英国人を殺害した事件がばれ、
薄夫妻は失脚、王立軍は直前に 成都の米国領事館に駆け込んで
亡命を希望したのだが、オバマ大統領は北京の顔色を伺うばかりで、
王立軍を見殺しにした。
薄失脚の後を襲ったのは共青団のホープの一人だった孫政才だった。
しかし汚職の嫌疑をかけられて失脚し、
その後釜となったのが習の家来である 陳敏爾だった。
陳は、その前の赴任地貴州省で辣腕を発揮したとされるが、
舞台裏では、習近平の手厚い支援策があり、
中国のシリコンバレーとも言われるほどに成長させた と称賛された。
その陳が重慶の党書記として乗り込んだからには、
重慶は十分な政策支援がなされ、全国のモデルとして発展する筈だったのだ。
ところが、重慶市は夥しい失業にあふれ出し、求人は36%ものダウン、
それでも市当局は失業率が4・9%と言って開き直る。
重慶の合弁自動車工場をもつ フォードは従業員1・8万のうち、
レイオフばかりか、多くの社員をパートタイム(臨時雇い)に切り替えた。
重慶は 泥縄式に「求人ファア」を開催したが、
出展企業ゼロ の異常事態が発生した。
▼「灰色の サイ」 問題が表面化した
「灰色のサイ」と言われるのは 過剰債務問題である。
習近平は「黒の白鳥も、灰色のサイ」にも 気をつけようと演説したために、
メディアが大きく報じる。
中国の 過剰債務。
かねてから著作や小誌を通じて、筆者はウォール街の債権専門家などの
数字をもとに、おそらく「中国の債務は3700兆円前後だろう」
と見積もってきたが、2018年8月のBIS統計で、
中国の過剰債務は220兆元(邦貨換算で3740兆円)。
奇しくも同じ数字を BISが用いていることが分かった。
この状況下にまだ 中国が発展すると踏んで
投資を増やす日本企業がある。 狂気の沙汰ではないのか。
しかも、もっとも親中派の企業とされる伊藤忠の社員が
スパイ容疑だとイチャモンをつけられ
一年以上も中国の公安当局から拘束されていることが判明した。
◆https://okita2212.blogspot.com/2019/02/blog-post_83.html
日々雑感 - 2月 16, 2019
◎常軌を逸した 中国の軍拡。
☆https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/20354.ph
Newsweek 2019年2月15日
◎中国が2035年までに 原子力空母4隻を建造、米軍と並ぶ
中国が空母4隻建造するという。
通常型空母「002型」の建造は2018年に開始され、
中国で初めて電磁式カタパルトが装備される、という。
カタパルトとは戦闘機射出機のことだ。
空母の短い飛行甲板から 航空機を離陸させるための仕出し装置だ。
しかし中国は押し出されて 無事に飛行出来る戦闘機を
保有しているのだろうか。
ロシア製の戦闘機の劣化コピーは エンジン出力不足で
装備やミサイルを取り外して やっと飛行している段階だ。
それよりも中国に複数の空母を運用する軍事費があるのだろうか。
空母は金食い虫だ。
それも並大抵の金食いではない。
ハリボテ遼寧をデモンストレーションで航行させるだけでも
大変だっただろうが、空母打撃群を運用するには
複数の駆逐艦やイージス艦、それに複数の潜水艦が
常に帯同 しなければならない。
いかに経済大国・中国と雖も、
複数の空母打撃群を保有するのは容易なことではない。
米国ほどの超大国でも 7空母体制が関の山なのだ。
それにより米国民は 日本以下の医療保険制度と年金制度しかなく、
多くの国民は貧困に喘いでいる。
超大国の国民の多くが貧困に苦しんでいるのは ロシアも同じだ。
そして中国も軍事超大国になって、
現在でも貧困状態の一般国民は 未来永劫貧困に喘ぐのだろう。
それでも中国人民は軍事超大国を誇りに思うのだろうか。
それよりも もっと年金を寄越せ、と声を上げる方が良い
と思うがどうだろうか。
米国の空母は一艦当たり3千人から5千人の兵員が乗艦している。
4艦なら一万人以上もの兵員が空母の運用だけでも必要となる。
空母打撃群全体ではどれほどの兵員が必要となるのだろうか。
当然。膨大な軍事費が必要となる。
中共政府は治安安定のために 福祉政策を充実する方が先決
ではないだろうか。
経済は既に 崩壊段階の局面に入っている。
日本のバブル崩壊は 土地価格の下落から 数年後に金融破綻が起きた。
中国は不動産価格が下落している。
もうじき「元」が紙屑になる日も近いと、
中共政府は来るべき金融パニックに 備えるべきではないだろうか。
↑
伊藤忠のような媚中商社が 「鬼っ子」を育てた のですよ。
和食の味を教え 爆食の蝗 を育てて マグロまで漁っておる。
よろづ ブーメランだ 罪は大きいよ。
寛政九年(1797) ~ 文久元年(1861)
号は 一勇齋、朝櫻楼など 作
「静御前」です。
☆曇。
前提として 「不正選挙」がある わけだから、
◆https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/10905
長周新聞 2019年2月16日
◎野党共闘に 未来はあるか?
安倍政府は 政党政治崩壊の産物 政治不信の打開 が課題
☆消滅政党 乗り越える力こそ
衆参同時解散を 自民党がちらつかせたり、
慌てたように野党が 合従連衡をくり広げたり、
永田町界隈がにわかにざわついている。
春の統一地方選を経て 7月には参院選が控えるなかで、
弱体化が著しい野党に助けられる形で 自公政府は胡座をかき、
一方の「多弱」の側も 支持率ゼロコンマ数パーセント同士が
存在感をアピールするために合併してみたり、
何ともしれない様相を呈している。
「安倍一強」などといわれてきた国会の体たらくについて、
巷で 批判世論は鬱積している。
しかし、いざ選挙になると受け皿になり得る政党が見当たらない--。
この選択肢の乏しさが強烈な政治不信とも相まって低投票率となり、
もっけの幸いで自公が勝ち抜けるパターンが常態化している。
政党政治が窒息している といっても過言でない状況について、
記者座談会で分析した。
A 目下、衆参同時解散を自民党が臭わせ、それに対して野党側が
ドタバタしている印象だ。 国民民主党と 小沢一郎率いる自由党が
合併の動きを見せ、そこに維新の代表だった橋下徹を担ぎ上げる可能性
が取り沙汰されたり、はたまた立憲民主党の枝野と小沢(自由党)
の確執で野党共闘も一枚岩でないとか、共産を排除するかしないか等等、
生き残り戦略を巡って 各党ともに必死な様子が伝わってくる。
この野党共闘こそが安倍政治を覆す唯一無二の方法なのだ
という調子で、とくに野党の支持者界隈では口にする人も多いわけだが、
本当にそうだろうか? もともと支持基盤がスカスカの消滅政党が
安倍批判でダンゴになったところで、果たしてどれだけ
有権者を組織する実力をもっているのか甚だ疑問だ。
政治が全般として劣化しているもとで、手の問題として
目先のみを考えるのではなく、もっと根本的な問題を
真面目に考えないといけない。
B NHKが出した直近の政党支持率調査を見てみると、
自民党37・1%、立憲民主党5・7%、公明党3・3%、
共産党3・1%、維新1・2%、国民民主党0・6%、社民党0・4%、
自由党0・2%、 特になし 41・5%なのだそうだ。
このなかで国民民主と自由党が合併しても、
その支持率の合計はわずか0・8%に過ぎない。
いわゆる野党をすべて合計しても 自公には及ばないことになる。
政党支持率と議席数は直結したものではないが、
まともな対抗勢力として見なされ、有権者から支持を得ている政党がいない
現実を認識しなければ始まらない。
安倍晋三をはじめとした大臣たちの国会答弁であるとか、
モリカケ騒動、統計偽装にいたるまで、いまやデタラメきわまりない政治が
跋扈(ばっこ)している。一方でこのような低俗な政治状況を
打開していくような気迫を持った、そして実力を備えた政党が存在しない
から延延と続いている関係でもある。それほどまでに野党の解体が進んでいる。
C 野党側の弱さについて指摘すると、特に革新系といわれる陣営のなかから
「安倍自民党を利するのか」などといって大きな声を出して怒る人
もいるが、そんな短絡的な話ではない。
この国のなかで自民党を凌駕(りょうが)する政党がいないから
安倍政府のようなものがのさばっているというのは、
誰の目にも明らかな事実だからだ。
野党についても「どうしようもない連中だな…」と思っている有権者
が多いから支持が集まらないのだ。
消滅政党と化していることにはそれなりの理由があるのに、
「支持してくれない有権者がけしからん!」
「投票に行かない意識の低い有権者のせいだ!」
などといっているようでは救いようがない。
D いざ選挙となれば自民党の実際の支持率、すなわち全有権者のなかで
占める得票率は比例で17%、選挙区でも公明の支援を受けて
せいぜい25%程度だ。
しかし、小選挙区のテクニックで「一強」となって
国会を独占する仕組みになっている。
選挙に行かない人人が46%と最大勢力を占め、
残りの54%のなかで17%なり25%、
すなわち一等賞を獲ったら「一強」ができあがる。
まず第一に46%が排除される ことによって成り立っているし、
政治不信に味をしめた構造 といってもいい。
この46%、政治不信で遠のいている有権者や国民に働きかけ、
心を動かすような政党が出てこない限り、
自公政府を吹き飛ばすことはできない。
選挙に行く54%の枠組みのなかだけで 足し算引き算をしている
ようなことで、なにが政治かという話だ。
政治不信の根源に迫り、この解決も含めて政治運動の未来を
こじ開けていかないことには展望にならない。
すぐにどうこうなる代物ではないにしても、
世界的には下から人と人をつないで、
既存の政治構造を揺るがすような動きが顕在化している。
日本社会といっても、共通の土壌があるように思えてならない。
噴き上がっていないだけだ。
☆民主党解党が意味すること 誰がやっても 米国や大企業の番頭役
B 前回の衆院選は非常に謀略じみたものだった。
モリカケ騒動でボロボロだった安倍自民党は
支持基盤としても随分崩れた結果になった。しかし、
民主党が自爆的な分裂劇をくり広げたのに助けられて議席だけは独占した。
あの選挙でやられたのは、野党殲滅作戦だった。
にわか仕立ての劇場型で小池百合子率いる希望の党がつくられ、
まるで反自民のような装いをしながら民主党の右派がそこに合流し、
代表の前原誠司みずからが民主党をぶっ壊す挙に及んだ。
地方の民主党陣営などは、希望の党の公認をもらうか
立憲民主に行くかで最後まで踏み絵を迫られたり大混乱だった。
自民党にとっては「敵なし」の選挙戦 みたいなものだ。
C 民主党といっても自民党と同じように対米従属構造のもとで
米日独占資本に飼い慣らされた政党だったが、
野田佳彦がみずから自民党に大政奉還したり、
もともとが 第二次安倍政府誕生の生みの親だ。
前原や細野による 民主党解体もその性根が暴露された過程にすぎない。
一方で、切り捨てられそうになった民主党の残党が、
世論に突き上げられる形で立憲民主党を結成し、
反自民の受け皿として首の皮をつないだ。
希望の党の性質はすぐに見透かされて、最近では都民ファーストとか
小池百合子など存在感すらないが、あのようにメディアを動員して
ショック・ドクトリンのような形で扇動していく。
自民と希望による保守二大政党で政治的安定をつくり出そうとしたが、
不完全燃焼に終わって今に至っている。
古くはみんなの党とかもあったが、改革派を売りにした希望や維新のように、
反自民もどきのにわか政党を立ち上げて、
何が何だかわからないような状況をつくって目先をフェイクしていく
のが近年の特徴だ。 自民党が崩れそうになると、
その受け皿を用意するかのように自称「改革派」政党が出てくる。
自民党への批判の強さを 支配の側もわかっているのだ。
A その後の 元民主党の国会議員たちの漂流っぷりがすごい。
国民民主党と自由党といっても、元をたどればみんな民主党所属だった面面
の合従連衡であり、今さら何をしているのだろうかと思わせるものがある。
民主党(民進党)を解体して希望の党と合流した勢力が
国民民主党に名前を変え、一方で枝野らが立憲民主党を立ち上げた。
民主、民進、希望、国民民主、立憲民主と名称がグチャグチャに入り乱れ、
誰がどっちに行ったのか有権者にとってはわかりにくい。
そのなかで、どちらの党にも居場所がなくなった元党首の岡田克也、
総理経験者である野田佳彦、維新から合流した江田憲司、安住淳
といった面面は無所属の会を宿り木にして、
最近になって立憲民主党会派に合流するなどといっている。
そして、民主党幹事長だった細野豪志にいたっては、
自民党・二階派の特別会員に入会するのだという。
呆れるような話だが、政治的理念とか矜持など二の次で、
恥ずかし気もなく 自民党の軍門に降っていくのだ。
B 裏切り者たちの哀れな末路だ。
こうした民主党の残党たちに今さら熱烈な支持や期待が集まるかというと、
既に終わった政治家として烙印を押された印象の方が強い。
反自民の票によって与党ポストを得ながら、結局のところ
やることはまったく同じで、
消費税増税やTPP、原発再稼働、米軍再編など
経団連やアメリカの要求を 丸呑みばかりして有権者の期待を裏切った。
そして、自民党を喜ばせる形で大政奉還し、みずから党を解党していったのだ。
反自民世論があまりにも強いから、財界も容認する形で
ワンポイント・リリーフの任を引き継いだというだけだった。
A 鳩山の頃は東アジア共同体構想を打ち出したり、
辺野古新基地建設でも県外移設を唱えたりしたが、
アメリカからの圧力で叩きつぶされた。
陸山会事件で小沢も追い出され、菅直人や野田佳彦の番になると
アメリカや財界の番頭役そのものだった。
どの政党が政権を握ろうと、首相官邸や官僚機構は対米従属の鎖につながれて
アメリカのいいなりであるし、財界に奉仕する道具と化す
ことを見せつけた。福島事故後の「直ちに影響はありません」(枝野)とか、
原発ゼロをアメリカに叱られて反故にしたり、
一連の過程で誰を守り誰のために機能している政府なのか
性根が暴露された。 かつて社会党が村山内閣誕生で
自民党にとり込まれて壊滅していったが、似たようなものだ。
正面の自民党が腐敗堕落して力を失っているのと同時に、
いわゆる野党といっても同じように信頼を失い、
現在のような政治不信をつくり出していることについて
メスを入れないわけにはいかない。
相互依存、相互浸透によってともに劣化している。
そして安倍晋三みたいなものが大きな顔をして、
議会制民主主義とか三権分立などそっちのけでも
為政者としての地位に居座り続ける。
終いには官僚が公文書改ざんや統計偽装まで手を染める始末だ。
いまや建前の世界すら投げ捨てて、統治機構全体が
腐敗堕落の道を転落しているかのようだ。
C 55年体制では社会党が最大野党として存在感を持っていたが、
そのDNAを引き継いだ社民党はいまや国政政党としても
消滅の危機に瀕している。連合などを母体とした民主党も
社会党の残党たちをとり込む形で構成されたが、これまた解党だ。
連合といっても、もともと総評解体のためにつくられた組織で、
資本に飼い慣らされた労働貴族どもが
労働運動を完全にぶっ潰してしまった。
いまや企業組合もいいところだ。
この「労働者の組合」を標榜する汚れ勢力が
労働運動を抑える桎梏(しっこく)となり、支配の一翼を担っている
ことについても今日的な特徴がある。
労働者階級vs資本家階級などといっていたが、
いまや大企業の代弁者に成り下がってしまい、
一定の発言権やポジションだけは与えられて飼い慣らされている関係だ。
そして、民主党で与党利権にありついて有頂天になっていたのだ。
55年体制はいわば右と左の二刀流支配だった。
その変質型で、自民vs民主みたいに扱ってきたが、
基本的に自民党も民主党も支配の代理人争いをしていただけだ。
だから対米従属には抗わず、大企業天国を保障するという点で
自民党と政策上も同じものになるのだ。
☆剥がれ落ちた 支配の欺瞞
A 選挙は近いのかもしれない。他に対抗軸がない状況のなかで、
野党共闘に命運を託すかのような空気もある。
それは反自民で安倍晋三の暴走政治をどうにかしたい
という思いの受け皿にはなるかも知れないが、
それ以上の力にはなり得ないのも現実だ。
消滅政党の寄せ集めに未来はあるのか?
どれだけの有権者が期待を抱くのか? だ。
既存の政党政治が劣化衰退し、自民党も野党も力を失っているなかで、
その限定された選択肢のなかから誰を支持しますか?
と問われても半数の有権者がしらけてそっぽを向く。
この状態に終止符を打たなければどうしようもない。
C 最近おこなわれた下関市議選が象徴的だったが、
41陣営もいながら6割の有権者に無視され、
しかし組織票依存なものだから低投票率(当選ラインが下がる)
に大喜びして下位当選していく者が後を絶たなかった。
国政そっくりではないかというのが実感だ。
低投票率依存体質が染みついて、みんなして堕落している
ような選挙模様だった。そして議会そのものの質が低下したもとで、
現職は軒並み得票を減らして青ざめている。
有権者は相当に意識が鋭いし、
「投票に行かない有権者は意識が低い」などという代物ではない。
むしろ逆で、政党なり候補者の質低下が著しいだけであって、
大半の有権者が こうした現状に怒っている のが現実だ。
D 投票率が70~80%台 のような選挙であれば、
自民党と公明党の25%など 楽勝でたたきのめす選挙になるのに、
これらが寝た子を起こさない 低投票率選挙の上にあだ花を咲かせている。
そして、幻滅している有権者の心を獲得するような力量もなく、
そのような政策を打ち出すわけでもない者が、合従連衡に汲汲としている。
何と志の低いことかと思う。政党政治の崩壊状況をあらわしている。
対米従属のもとで戦後74年が経ったが、
主権を投げ出して何事もアメリカに追随してきた政治の末路にも見える。
重要な特徴は、右・左を使った 支配の欺瞞が剥がれ落ちていることだ。
A 歴代の総理大臣といっても、宗主国であるアメリカに認められなければ
続けることができない関係は大方のものが薄薄感じているわけで、
現状では何も考えずに暴走する反知性主義者が使いやすい
というだけに過ぎない。ポツダム宣言を読んだことがないとか、
総理大臣が自分のことを立法府の長と思い込んでいるとか、
そんなことは関係ないのだ。そして、自衛隊が米軍の下請として
地球の裏側までかり出されたり、東アジアにおいてイスラエルみたいに
狂犬的な振る舞いをして隣国と喧嘩腰外交をくり広げたり、
アベノミクスによって打ち出の小槌のようにカネをばらまいて
多国籍資本を喜ばせたり、ろくでもない状況が続いている。
少子化がひどく 外国人労働者がいなければ社会が成り立たない
というが、国の未来を本気で心配していないから、
なるべくしてこのような 衰退社会になっているのだ。
B 前回衆院選では謀略じみた選挙構造のなかで、そうはいっても
主権者たる国民が自民&希望による国会独占を許さず、
さしあたり立憲民主を担ぎ上げて意志を突きつけたような結果だった。
枝野とか立憲の善し悪しなど抜きにして、
別に打ち合わせした訳でもないのに下から勝手にうねりをつくっていった。
政治不信がすさまじいなかで、はけ口を求めているからだ。
既存の政党が力を失い、欺瞞力も失って消滅の過程にあるが、
このさい消滅する者は勝手に消滅していけば良い。
自民党が安倍晋三のもとで自壊するのも時間の問題だ。
それら桎梏となってきた存在が淘汰されたもとで、
国民的な力によって本物の政党をつくっていくような努力、
全国津津浦浦の力をつないでいくような運動が必要だ。
人と人をつないで、政治を動かしていく勢力が登場していく情勢だと思う。
A スペインやイタリア、フランス、アメリカをはじめとした先進国で、
新しい政治運動が台頭しているが、どこでも下から
地域コミュニティーの力をつないで、大衆そのものが動き出している
のが特徴だ。日本国内に情報がほとんど伝わってこず、
なかなかその変化について捉える機会が乏しいが、
それらが国境をこえて影響しあいながら力を増している。
米ソ二極構造が崩壊し、むき出しの新自由主義政策がくり広げられるなかで、
このもとでは生きていけないという極限の矛盾を反映して
大衆闘争が広がっている。既存の政治勢力の枠外から台頭しているもので、
新しい質を備えたものだ。
多国籍資本による横暴なる支配に対抗して、まともに人間が人間として
生きていける世の中にせよ、という要求だ。
与えられた選択肢に絶望して、幻滅するというのではなく、
ならばみんなでつくっていこうという力が強まっている。
旧態依然とした支配の枠組みがぐらついているということだ。
日本の窒息した政治状況と重ねても、なにか示唆しているものがある。
國芳、二枚目、
「江戸名所見立十二ケ月の内 二月 王子 小さんの金五郎」です。
千日回峰行は 「聖道門の修行」です、 所謂「難行道」ですな、
門徒では 尾畠春夫さん のような人を「妙好人」といいます、
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-650.html
東海アマブログ 2019-02-16
◎人に影響される ということ
より抜粋、
京都の人々の精神性を作り出してきたのは、千日回峰の行者たちだと、
このブログで、私は何度も書いた。
40年ほど前、初めて、酒井雄哉の千日回峰の密着取材が
NHKによってドギュメンタリー化されて、視聴者に衝撃を与えた。
https://www.youtube.com/watch?v=whDOU23Oxeg
https://www.youtube.com/watch?v=SFijNPBQ9oc
https://www.youtube.com/watch?v=DOA1e20EGFQ
https://www.youtube.com/watch?v=3TMGeBYpFAY
https://www.youtube.com/watch?v=Y7KaGS--WRc
https://www.youtube.com/watch?v=Tzl7aphGvCc
とりわけ回峰行のクライマックスである「堂入」の凄まじさに
圧倒されなかった人はいないだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=JtHfT4B4QJk
九日間の 断食・断水・不眠の上、真言を唱え続ける行は、
世界中のどんな行よりも過酷といえるだろう。
もう人間業ではない。
だが、酒井雄哉は、二回行った 千日回峰で
「得られたものは 何もなかった」と語った。
満行した行者たちの多くが、同じことを語っている。
「何も得られないのに、なぜ過酷な行を行うの?」
そんな疑問に対して、雄哉は、「だから 私がある」と答えている。
千日回峰行には、途中で失敗すれば自殺すべし という掟がある。
「失敗は 恥」という評価があるのかどうか不明だが、
失敗が公開されることはないので、
(もし失敗したら行者の命ごと、すべての行のプロセスが抹殺されるから)
我々が、誰が、今、どのような行を行っているのかを知ることはできない。
失敗の理由は問われない。
ただ行の中断 に追い込まれれば、それが失敗であり、
そのとき、行者の命も失われる。
記録のある戦国時代以降の千日回峰行者で、
成功したのは 一説によれば6割といわれる。
つまり、残りの4割が 行を中断して自ら命を落としている ことになる。
もちろん、行の敗者の記録が 公開されることは絶対にない。
この点だけが、私が千日回峰に感じている疑問であり、
満行者だけに陽が当たる ような天台宗の姿勢には強い疑問を感じる。
比叡山の誰も知らない一角に、ひっそりと隠されている
非満行者の墓地がある とも噂されている。
なかには、死の掟に反発して、行の途中に逃亡してしまった行者
だっていることだろう。
酒井に全面的に帰依して支援し続けた人のなかには 高倉健もいた。
https://blog.goo.ne.jp/hardsix/e/be84fa273a5a03698a88c9f07d85139a
一度でも、千日回峰の最期の行程である、
7年目、一日84Kmの京都大回り を行っている行者の姿を見た人は
心打たれるであろう。
https://www.youtube.com/watch?v=pn-RvS4Bg00
この行は 1000年前に、相応という比叡山の僧が始めたもので、
比叡山を襲撃してジェノサイドを行った織田信長によって、
あらゆる寺院が焼き払われ、それ以前の記録も消失しているが、
それ以降 400年の記録は残されている。
これまでの満行者は、51名と記録され、戦後では14名とされている。
これが、いつからのものか詳細は分からない。
千日回峰行を二度も繰り返した行者が二人いて、
大正時代の奥野順玄と、昭和の酒井雄哉である。
酒井の行が、それを目撃した京都の人々に もたらしたものは巨大である。
京都の人々にとって、自分の目に直接見える行者の姿が、
その人生観に、どれほどの影響をもたらすか想像してみればいい。
人は人に影響されるものである。
偉大な人格に触れれば、意識しなくとも、
自分まで強い影響を受けるのである。
我々は、政権のトップに居座る 安倍晋三の
「呼吸するように、口から出まかせの嘘をつく」姿を見せられ、
こんな愚かな首相が居座る日本国家 というものに絶望するしかない。
「上が腐れば 下も腐る」の諺どおりに、
安倍が政権に座ってからというもの、日本政府内に、
あらゆる嘘が膨張しているのは 毎日のニュースで思い知らされる通りである。
「結局、社会は 利権しかないのだ」 と若者たちが思い知らされることで、
日本国家の尊厳が根底から崩壊し、生きたまま腐臭さえ漂う姿になっている。
だが、京都の人々は違う。
命を捨てた行者が、毎日、人々の幸せだけを願って、
超人的な苦行に耐える行を行う姿を、自分の目で目撃できるのである。
これを見て、感動するなと言う方が無理だ。
ひたすら行者に頭を垂れて、加持で触れてもらうことで、
人生の特別な力を与えられるのである。
こうした意味で、社会には行者が必要なのだ。
今、我々の日本社会では、一方で自民党の腐乱政権に絶望しながらも、
他方で、素晴らしい行者の姿に励まされている。
我々は、千日回峰なみの行者を目撃している。
その人の名を、尾畠春夫さんという。
彼は今、東京からリヤカーを引いて
徒歩で大分の自宅に帰っている旅の途中である。
https://www.youtube.com/watch?v=9wXsfh7JDgw
私には、尾畠さんの行動が酒井雄哉に重なって見えるのだ。
尾畠さんは宗教には、まったく無関係の人だ。
しかし、あらゆる人々から尊敬を受けている。
それは彼が、人のなしえない苦行に生きる行者だからだろうと思う。
尾畠さんの存在と行動に励まされている人々が、
どれほど大勢いるのか見当もつかない。
だが、尾畠さんが有名になると、誹謗中傷したがるゴミ野郎が
ウジのように沸いてくるのも事実だ。
https://relishplus.com/haruo-obata-zisaku/
尾畠さんをヤラセと言ってみたり、金儲けと中傷したりする輩が
沸いて出ているが、この連中は、心の波動が、
嫌がらせだけに合ってしまっているのだから 救いがない。
酒井雄哉も、生きているうちは、ずいぶんひどい中傷に遭った。
奥さんを自殺させたことを、えぐるように
誹謗コメントを書き込んでいた馬鹿もいた。
私も、読者が誰でも知っている通り、ありとあらゆる根拠のない
誹謗中傷が注がれている人間だ。
おかげで、それを信じてしまって、私を敬遠する人も多いのだが、
これも波動の法則でそうなっているのだから仕方がない。
私に対する誹謗中傷を信じている人は 幸せな人だ。
敬遠すれば、もちろん波動が合わないから
私の書いてきた文章とも縁がないだろう。
尾畠さんを中傷する人も、尾畠さんの波動によって救われる機会がない。
これも自業自得、因果応報 の結果なのだから、
誰にも文句を言うことはできない。
尾畠さんに救われる人は、
尾畠さんを無条件に信頼する人たちだけなのだ。
彼は行者である。
彼の行こそが、日本社会に大きな光を照らしている と私は思う。
國芳、三枚目、
「太平記英勇傳 吹嶋政守」 -福島正則- です。
腐海支那の断末魔、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6789052/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 2019/02/15
<<中国内陸部、モデル都市の 重慶で「大量失業」の悲鳴。
中国内陸部、モデル都市の 重慶で「大量失業」の悲鳴。
「求人ファア」を開催、 出展企業ゼロ の異常事態が発生
*********************************
中国国家統計局の失業率は 4・9%と公表されている。
誰が信じるのだろうか、この数字を。
地域的に失業率は 20%を確実に越えている。
習近平の子飼い、陳敏爾 が党書記を務めるのが重慶市。
かつては蒋介石の首都でもあり、内陸の要衝。 重工業が栄えた。
長江(揚子江)に面し、運送の利便性が 経済成長をもたらした。
そこで胡錦涛時代にライジングスターと言われた薄煕来が
重慶市の党書記に就任し「革命歌を 謳おう」
「黒(マフィア)を 追放しよう」と呼びかけ、
ギャング退治で勇名を馳せた 王立軍を遼寧省から呼び寄せ、
副市長兼務公安部長としてマフィアを次々と逮捕した。
これで薄は全国的に注目されて、習近平 最大のライバルともなった。
薄夫人の谷開来が 息子の家庭教師だった英国人を殺害した事件がばれ、
薄夫妻は失脚、王立軍は直前に 成都の米国領事館に駆け込んで
亡命を希望したのだが、オバマ大統領は北京の顔色を伺うばかりで、
王立軍を見殺しにした。
薄失脚の後を襲ったのは共青団のホープの一人だった孫政才だった。
しかし汚職の嫌疑をかけられて失脚し、
その後釜となったのが習の家来である 陳敏爾だった。
陳は、その前の赴任地貴州省で辣腕を発揮したとされるが、
舞台裏では、習近平の手厚い支援策があり、
中国のシリコンバレーとも言われるほどに成長させた と称賛された。
その陳が重慶の党書記として乗り込んだからには、
重慶は十分な政策支援がなされ、全国のモデルとして発展する筈だったのだ。
ところが、重慶市は夥しい失業にあふれ出し、求人は36%ものダウン、
それでも市当局は失業率が4・9%と言って開き直る。
重慶の合弁自動車工場をもつ フォードは従業員1・8万のうち、
レイオフばかりか、多くの社員をパートタイム(臨時雇い)に切り替えた。
重慶は 泥縄式に「求人ファア」を開催したが、
出展企業ゼロ の異常事態が発生した。
▼「灰色の サイ」 問題が表面化した
「灰色のサイ」と言われるのは 過剰債務問題である。
習近平は「黒の白鳥も、灰色のサイ」にも 気をつけようと演説したために、
メディアが大きく報じる。
中国の 過剰債務。
かねてから著作や小誌を通じて、筆者はウォール街の債権専門家などの
数字をもとに、おそらく「中国の債務は3700兆円前後だろう」
と見積もってきたが、2018年8月のBIS統計で、
中国の過剰債務は220兆元(邦貨換算で3740兆円)。
奇しくも同じ数字を BISが用いていることが分かった。
この状況下にまだ 中国が発展すると踏んで
投資を増やす日本企業がある。 狂気の沙汰ではないのか。
しかも、もっとも親中派の企業とされる伊藤忠の社員が
スパイ容疑だとイチャモンをつけられ
一年以上も中国の公安当局から拘束されていることが判明した。
◆https://okita2212.blogspot.com/2019/02/blog-post_83.html
日々雑感 - 2月 16, 2019
◎常軌を逸した 中国の軍拡。
☆https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/20354.ph
Newsweek 2019年2月15日
◎中国が2035年までに 原子力空母4隻を建造、米軍と並ぶ
中国が空母4隻建造するという。
通常型空母「002型」の建造は2018年に開始され、
中国で初めて電磁式カタパルトが装備される、という。
カタパルトとは戦闘機射出機のことだ。
空母の短い飛行甲板から 航空機を離陸させるための仕出し装置だ。
しかし中国は押し出されて 無事に飛行出来る戦闘機を
保有しているのだろうか。
ロシア製の戦闘機の劣化コピーは エンジン出力不足で
装備やミサイルを取り外して やっと飛行している段階だ。
それよりも中国に複数の空母を運用する軍事費があるのだろうか。
空母は金食い虫だ。
それも並大抵の金食いではない。
ハリボテ遼寧をデモンストレーションで航行させるだけでも
大変だっただろうが、空母打撃群を運用するには
複数の駆逐艦やイージス艦、それに複数の潜水艦が
常に帯同 しなければならない。
いかに経済大国・中国と雖も、
複数の空母打撃群を保有するのは容易なことではない。
米国ほどの超大国でも 7空母体制が関の山なのだ。
それにより米国民は 日本以下の医療保険制度と年金制度しかなく、
多くの国民は貧困に喘いでいる。
超大国の国民の多くが貧困に苦しんでいるのは ロシアも同じだ。
そして中国も軍事超大国になって、
現在でも貧困状態の一般国民は 未来永劫貧困に喘ぐのだろう。
それでも中国人民は軍事超大国を誇りに思うのだろうか。
それよりも もっと年金を寄越せ、と声を上げる方が良い
と思うがどうだろうか。
米国の空母は一艦当たり3千人から5千人の兵員が乗艦している。
4艦なら一万人以上もの兵員が空母の運用だけでも必要となる。
空母打撃群全体ではどれほどの兵員が必要となるのだろうか。
当然。膨大な軍事費が必要となる。
中共政府は治安安定のために 福祉政策を充実する方が先決
ではないだろうか。
経済は既に 崩壊段階の局面に入っている。
日本のバブル崩壊は 土地価格の下落から 数年後に金融破綻が起きた。
中国は不動産価格が下落している。
もうじき「元」が紙屑になる日も近いと、
中共政府は来るべき金融パニックに 備えるべきではないだろうか。
↑
伊藤忠のような媚中商社が 「鬼っ子」を育てた のですよ。
和食の味を教え 爆食の蝗 を育てて マグロまで漁っておる。
よろづ ブーメランだ 罪は大きいよ。