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野分の候Ⅱ

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 画は 荻須 高徳(おぎす たかのり)

 1901年~1986年   大正・昭和期の洋画家。

 墓はパリのモンマルトル墓地にある。        作


  「マルリィ船着場」です。


☆曇り、風の音 頻り、

予想どーり、

◆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170917/k10011142751000.html
NHK 9月17日
◎臨時国会の冒頭 衆院解散の見通し


安倍総理大臣が公明党の山口代表に対し、今月28日に召集する方針の
臨時国会の会期中に、衆議院の解散・総選挙に踏み切ることを排除しない
という考えを伝えていたことが関係者への取材でわかりました。

安倍総理大臣は、今後、政府・与党の幹部の意見も聞き最終的な判断を固める方針で、
内閣支持率の回復で早期の解散・総選挙を求める意見が強まっていることも踏まえ

臨時国会の冒頭にも解散する方向で調整が進められるものと見られます。

政府・与党関係者によりますと、安倍総理大臣は、先に公明党の山口代表と会談し、
今後の政権運営などについて協議する中で、

今月28日に召集する方針の臨時国会の会期中に衆議院の解散・総選挙に踏み切る
ことを排除しないという考えを伝えたということです。

政府・与党内では、衆議院議員の任期が残り1年余りとなる中で、
国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐる問題などで低下した

内閣支持率が回復傾向にあることも踏まえ、
早期の衆議院の解散・総選挙を求める意見が強まっています。

一方、北朝鮮が弾道ミサイルの発射などを繰り返していることなどから、
政治空白を作るのは好ましくないなどとして、
早期の解散は慎重にすべきだという指摘も出ています。

こうした中、安倍総理大臣は、北朝鮮への対応や規制改革
それに北方領土の返還交渉などを前進させるためには、

改めて国民の信を得て政権基盤を安定させることが欠かせないとして、
早期に衆議院の解散・総選挙に踏み切る必要があるという判断に傾いたものと見られます。

この安倍総理大臣の判断には、野党第一党の民進党で前原代表の就任以降、
離党届を提出する議員が相次いでいる状況や、

東京都の小池知事と連携する政治団体「日本ファーストの会」の代表を務める
若狭勝・衆議院議員が新党の結成を目指していることも影響を与えているものと見られます。

安倍総理大臣は今後、公明党の山口代表のほか、自民党の二階幹事長らの意見も聞き
最終的な判断を固める方針で、

臨時国会の冒頭にも衆議院を解散する方向で調整が進められるものと見られます。



◆http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/332.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2017 年 9 月 15 日  kNSCqYLU
◎剛腕待望  民進・前原体制で進む 
 小沢一郎氏「復党」プラン(日刊ゲンダイ)


▼http://asyura.x0.to/imgup/d7/6688.jpg

☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213519
日刊ゲンダイ  2017年9月15日 


今週は前原誠司代表が“文春砲”の餌食に――。

新体制になってもゴタゴタ続きの民進党は、離党ドミノが止まりそうにない。

起死回生の策か、はたまた窮余の一策なのか、

水面下で小沢一郎氏の復党が取り沙汰されている。

幹事長に内定していた山尾志桜里衆院議員が不倫疑惑を報じられて
離党を余儀なくされるなど、前原新体制はのっけからケチがついてしまった。

13日、鈴木義弘衆院議員(比例北関東)が離党届を提出。

前原体制になってから初の離党者だ。

笠浩史衆院議員(神奈川9区)と後藤祐一衆院議員(神奈川16区)も
週内に離党する構えで、他にも離党予備軍はくすぶっている。

もはや党勢回復は難しいようにも思われるが、前原体制では、

自由党の小沢一郎代表の力を借りて党を立て直す構想が進みそうだという。


「前原体制の党役員人事を見れば、“親小沢シフト”に変わったことが分かります。

キモは小沢氏側近の松木謙公衆院議員が幹事長代理、

民主党政権時代に小沢グループに所属していた階猛衆院議員が

政調会長に就任したこと。 国対委員長の松野頼久衆院議員も小沢氏と関係が近い。

何より前原代表自身が、昨年から小沢氏と何度も会って意見交換をしてきた間柄です。

小沢氏が民進党に復党する環境は整っていると思います」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)


皮肉なことに、離党者や予備軍には“反小沢”が多く、彼らが出ていくことで、

小沢氏が戻りやすい素地ができつつあるのだという。

前原代表は8日に収録されたBS朝日の番組でも、小沢氏について

「もう少し小沢氏を活用する、あるいは『壊し屋』といわれる破壊力を

後押しする度量があったら、(民主党政権の)3年3カ月は違う結果になった」

「自由党は外交・安全保障は現実路線で(連携に)違和感はない」

と秋波を送っていた。

かつては“反小沢”だった民進党のベテラン議員もこう言う。

「本気で政権奪取を考えている民進党議員の間から

“剛腕待望論”が出ているのは事実です。

党内で野党共闘に反対している議員のほとんどは“小沢嫌い”でもあるのですが、

もはや『好きだ、嫌いだ』と言ってる場合ではないと危機感が強まっています」


信頼が地に落ちた民進党は、これ以上、失うものはない。

小沢氏の経験と知恵にかけるしかないと多くの議員が考え始めているという。

「小沢氏が復党すればハレーションも起きるでしょうが、これは最後のチャンスです。

『小沢とは一緒にやれない』という離党者が続出しても、

次の選挙でまた議席を増やせばいい。

文句があるヤツは出ていけばいいと執行部が腹をくくるしかありません。

小沢氏の持つパイプを生かして共産党や小池都知事とも連携し、

政権批判の受け皿をつくらないと、

次の総選挙で野党そのものが消滅してしまいかねません」(山田厚俊氏)


復党のタイミングは臨時国会の始まる前が有力視されている。

小沢氏が率いる自由党とまるごと合併するのか、自由党を解党して

個々の議員が民進党に合流する形を取るのか。

解散・総選挙に間に合うのかどうか、 時間との戦いになっている。




荻須高徳、二枚目、



「果物屋 1930」です。



毎度申し上げておりますよ、「役立たずの居座り強盗」だ、と。

◆http://my.shadowcity.jp/2017/09/post-11832.html
ネットゲリラ   (2017年9月16日)
◎アメリカは日本を守らない


中国とアメリカが軍事衝突したら、アメリカは逃げる、というんだが、
だからおいらずっと言ってる。
アメリカは日本を守らない。 日本はアナタを守らない、と。

それに、アメリカから見たら、日本なんて国は、
「中国とほぼ同一の言語」を使っている、中国の衛星国ですw 
最初からアメリカは日本を信用してない。


  ☆http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017091601001098.html
  東京新聞 2017年9月16日
  ◎米軍、対中衝突想定で日本に役割 「第1列島線」委ねる案、検討

  【ワシントン共同】米国が南シナ海や東シナ海で中国と軍事衝突した場合に
  米軍が米領グアムまで一時移動し、沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ
  軍事戦略上の海上ライン「第1列島線」の防衛を
  同盟国の日本などに委ねる案が検討されていることが15日分かった。
  昨年7月に陸上幕僚長を退職した岩田清文氏が
  ワシントンのシンポジウムで明らかにした。

  米軍を中国近海に寄せ付けない中国の「接近拒否戦略」に対応するためで、
  中国が開発した「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイル「東風21D」
  による空母撃沈を避ける狙いがある。
  実際にこの案が採用されれば、自衛隊の役割拡大が求められるのは確実だ。


ところでネトウヨは「中国に侵略される、チベットが~、モンゴルが~」
と騒ぐんだが、中国がちょっかい出すのは、「国家」としての体制が整っていない
あいまいな土地だけです。その証拠に、あのベトナムですら、独立を保っている。

東南アジアどこでも華僑だらけだが、だからって国が乗っ取られたわけじゃない。
日本はそんなに脆弱な国か?


  -----------------------
  アメリカの時代の終わり
  -----------------------
  アメリカが日本のために戦ってくれると思ってたの?
  逆だよ 日本がアメリカのために戦わされるんだよ
  だって属国だもん
  -----------------------
  完全に身代わりやん これ
  -----------------------
  自主防衛は当然独自でやるべきだけど、
  じゃあアメリカに金払う必要なくね?
  むしろ基地置かせてやってるってことになるか
  逆に払ってもらわんと
  -----------------------
  有事になると逃亡する用心棒とか、あほらしすぎて呆れた。
  -----------------------
  イージス艦のなさけない事故連発で
  第7艦隊がへっぽこなのが浮き彫りになったからな
  そら最前線で戦わせたくないわな
  反撃されない位置からの一方的な攻撃じゃないと
  士気もだだ下がりだろうし
  なお韓国軍の存在は無視されているのがうかがえる
  -----------------------
  なんかもう米軍必要ないよな。
  高い金払うだけ無駄。肝心な時に使えねー
  -----------------------


朝鮮戦争で手痛い目に遭い、ベトナム戦争でシッポ巻いて逃げ帰り、
アメリカはアジアから手を引きたくて仕方ない。

日中戦争のグダグダさ加減を見ているので、
中国大陸で地上戦をやるつもりもない。


  -----------------------
  じゃあアメリカ国債はもう引き受けないで
  ういたカネでロシアから大量に武器買うわ
  -----------------------
  喧嘩だけ売って 後は日本に任せるとか 舐めてんの?
  -----------------------
  第一列島線を日本に委ねるんじゃなくて 米軍の撤退だろw 
  尖閣や 台湾海峡 南シナ海の紛争に
  アメリカが巻き込まれたく無いんだよ
  トランプ政権は中国との経済関係を重視してるんだよ。
  -----------------------
  自衛隊はとてつもなく弱い可能性がある
  実戦はずうっとやってないしな
  少なくとも米軍との共同でないと
  戦えない体制になってるのは確か
  その辺は米もうまくコントロールしてる
  -----------------------


海上自衛隊なんて、ほとんど米軍の下請け状態。単独では戦えない。
アメリカが抜いた日本の牙は、「核兵器を持たせない」だけじゃない。
単独で戦えないようにしておけば、
アメリカに対して牙を剥かないだろうというw


コメント


*tanuki | 2017年9月16日 | 返信

  アメリカは日本を守らないでしょうが、
  中ロが日本を攻めることもないでしょう。

  北は暴走すれば単発的に攻撃してくるかもしれませんが。
  もうそういう時代ではないのです。

  日本は実は冷戦構造の中で漁夫の利を得続けていたのですが、
  それは吉田ドクトリンが有効に機能していたからです。

  ただ米軍を番犬に使うのはあくまで冷戦構造下、
  共産主義を嫌う昭和天皇がいる間のお話です。

  冷戦構造が壊れたなら、即座にアメリカを追い出し
  国軍を復活させる必要があったのに、
  過去脳の馬鹿どもが
  延々とアメリカべったりをやっちまったために
  米猶ユダ単極支配構造に資本主義社会がすっぽりと吸い込まれてしまった。

  バブルの崩壊なんて多分歴史にはのこりませんが、
  ソ連崩壊・中国市場開放後の日本の戦略ミスは永遠に明記される話です。

  こういうときの弱者の戦略は
  再び強者の競合を引き起こすようにやるのが正解です。

  アメリカを挫き、中ロと結ぶ。

  常に世界勢力の均衡を維持するように
  日本は動き回る必要がありますね。

  弱きを助け強気を挫くというのは、実は正義でもなんでもなく、
  自衛のためにもっとも有効な作戦です。

  安倍自民党も憲法改正の前に、安保破棄通告するならば
  真の保守といえるわけですが、そうしないところに
  今の自民・保守の売国性があるわけです。

  家畜の幸せに慣れ親しんだ戦後支配層は
  やっぱり革命で皆殺しにしておいたほうがよかった
  のかもしれません。
  少なくともその恐怖があれば、ここまで腐らなかったでしょうね。
  私はこれは天皇制のパラドックスだと思っています。



荻須高徳、三枚目、 



「青い店 くつ屋」です。



「再考! 明治維新」は、手前の年来の持論です、

この記事は入門編ですな、

◆http://toyokeizai.net/articles/-/187322
東洋経済オンライン  2017年09月08日
◎なぜいま、 反「薩長史観」本がブームなのか
 150年目に「明治維新」の見直しが始まった  武田 鏡村 : 歴史家


  最近よく聞かれるようになった「薩長史観」という言葉がある。
  明治維新を成し遂げた薩摩・長州(薩長)の側からの歴史解釈
  ということである。要は「勝者が歴史をつくる」ということであり、
  「薩長=官軍=開明派」 「旧幕府=賊軍=守旧派」という単純な図式で
  色分けされた歴史観だといわれる。
  明治以来、政府の歴史教育はこの薩長史観に基づいて行われ、
  国民の「通史」を形作ってきた。

  ところが、ここにきて、この薩長史観に異議を申し立て、
  旧幕府側にこそ正義があったとする書籍が相次いで刊行されている。
  原田伊織著『明治維新という過ち』を皮切りに、
  『三流の維新 一流の江戸』『明治維新という幻想』
  『明治維新という名の洗脳』『大西郷という虚像』
  『もう一つの幕末史』『明治維新の正体』といった書籍が
  さまざまな著者により刊行され、ベストセラーになっているものも多い。
  雑誌でも『SAPIO』(小学館)9月号が
  「明治維新 150年の過ち」という大特集を組んでいる。

  来年の「明治維新150年」を前に、
  反「薩長史観」本がブームになっているわけだが、
  そもそもこの「薩長史観」とは何なのか。
  なぜここに来てブームになっているのか。
  このたび『薩長史観の正体』を刊行した
  武田鏡村氏に解説していただいた。


☆「薩長史観」により偽装された幕末維新史

薩長史観――明治維新から太平洋戦争の敗戦まで

日本人の心を支配し続けてきた歴史観のことである。

それは、薩摩と長州が中心となって成しとげた明治維新は、

頑迷な徳川幕府を打ち破って文明開化をもたらし、

富国強兵によって世界に伍する国家を創り上げた、とするものである。

だが、薩長史観は明治新政府がその成立を正当化するために創り上げた、

偽装された歴史観であることは、意外に知られていない。

それは、薩摩や長州が幕末から明治維新にかけて行った

策謀・謀反・暴虐・殺戮・強奪・強姦など、ありとあらゆる犯罪行為を

隠蔽するために創られた欺瞞に満ちた歴史観である。


そこには、天皇が住む御所を襲撃したという事実や、
あるいは天皇を毒殺したのではないか、
といった疑問がいっさい封印されている。

それにもかかわらず、明治新政府は、かつて自分たちが蔑(ないがし)ろにした
天皇を絶対化し国民に忠誠を誓わせることで、
血にまみれた犯罪の数々から目をそらさせ続けたのである。

しかも薩長史観では、日本は現人神(あらひとがみ)である天皇が
治める神の国であり、天皇への絶対的な忠誠を示す愛国心こそが
日本人の誇りであり、死をもって天皇に仕えることが日本人であるとする。

これを徹底させたのが「教育勅語」であった。


☆靖国神社には「賊軍」兵士は祀られない

さらに薩長史観は、起こす必要のなかった国内戦争である戊辰戦争を、

薩長などの「官軍」が行った正義の戦争と見なし、

反抗した者を「賊軍」として排除し続けた。

偏狭な愛国心と排外主義は表裏するものであるが、それを象徴するのが

薩長によって創り上げられた「靖国神社」である。

靖国神社には「官軍」の戦死者は祀られたが、

「賊軍」は排除されて、今日に至っている。

薩長は靖国神社を、愛国者を祀る「死の祭壇」とすることで、

官軍の戦死者だけではなく、近隣諸国への侵略によって戦死した兵士たちを

誇らしく祀り、国民皆兵による軍国主義の拡張を正当化したのである。

それは太平洋戦争の敗戦まで続く。

ちなみに昭和天皇は、A級戦犯として処刑された東条英機らが

靖国神社に合祀されたことを不興に感じられて参拝を取りやめられたが、

薩長史観の信奉者たちは天皇の意向を無視して、相変わらず参拝を続けている。

これは、明治維新のとき、尊皇といいながら孝明天皇の意向を無視して

武力討幕に走った薩長の軌道と重なるものがある。

では、明治維新から現代に至るまで「薩長史観」によって欺かれている歴史とは

どのようなものだったのか。

薩長にとって都合が悪く、あまり表立って語られることのなかった

歴史の真実とはどのようなものなのか。


以下に象徴的なものを挙げる。


  ●吉田松陰は松下村塾でテロリストを養成して、
   近隣諸国への侵略主義を唱えていた。

  ●高杉晋作は放火犯で、テロの実行を煽(あお)っていた。

  ●木戸孝允は、御所の襲撃と天皇の拉致計画を立てていた。

  ●初代内閣総理大臣の伊藤博文は殺人者で、放火犯であった。

  ●西郷隆盛は僧侶を殺めた殺人者で、武装テロ集団を指揮していた。

  ●西郷隆盛は平和的な政権移譲を否定して、武力討幕の謀略を実行した。

  ●三条実美(さねとみ)は天皇の勅許を偽造して、
   攘夷と討幕運動を煽っていた。

  ●薩摩と長州は何食わぬ顔で攘夷を放棄して、
   代わりに尊皇主義を旗印とした。

  ●岩倉具視は女官を使って孝明天皇に砒素(ひそ)を飲ませて
   毒殺させたとうわさされていた。

  ●大政奉還でなされた「慶応維新」は評価すべきものだったが、
   薩長による武力討幕の前に粉砕された。

  ●「討幕の密勅」といわれる天皇の宣旨(せんじ)は
   完全に偽造されたものである。

  ●坂本龍馬の暗殺は、薩摩の大久保利通らが
   指令を出していた可能性がある。

  ●西郷隆盛は「薩摩御用盗(ごようとう)」を指揮して
   江戸市中を騒擾させ、軍用金を強奪させた。

  ●鳥羽・伏見の戦いで掲げられた「錦の御旗」は偽造されたものであった。

  ●戊辰戦争は薩長によって強引に引き起こされたものであった。

  ●大村益次郎は上野にいた彰義隊を不意に砲撃し 、
   「官軍」は戦死者の肉を食ったとうわさされた。

  ●「官軍」は国際法を無視して捕虜や負傷者を惨殺した。

  ●「官軍」は会津などで強奪と強姦の限りを繰り返していた。

  ●帝国陸軍に君臨した山県有朋は、
   越後長岡戦争では裸同然で敗走していた。

  ●明治維新がなければ日本は外国の植民地になっていたというのは
   完全なうそである。


薩長史観は、こうした真相を隠蔽し続けて、現在に至っている。


☆なぜ「反薩長」本がブームになっているのか

ここにきて、薩長史観に異を唱える反「薩長史観」本

ともいうべきものが続々と出されている。

これは、明治維新から150年という時間が経過し、ようやくタブーなく

歴史の真実を語れるようになったためかもしれない。

ようやく国民が、明治政府の「洗脳」から解放されてきたといえるのだろう。

そもそも、上に挙げたような「真相」の数々は、特に異説でもなんでなく、

歴史の事実を追えば容易にわかることなのである。


それが、明治以来の歴史教育により、知らず知らずのうちに

「薩長=官軍=開明派」「旧幕府=賊軍=守旧派」という“刷り込み”が

国民になされてきた。

いわゆる「司馬史観」でさえもその呪縛にとらわれており、

薩長史観の影響は現代に及ぶと指摘する声もある。

ところが、最近続々と出される反「薩長史観」本により、

ようやく 反対側(旧幕府)からの歴史観 に初めてふれることになり、

多くの人々が新鮮な驚きとともに共鳴しているのではないだろうか。

それまで「明治維新」に対してモヤモヤ感じていた疑問が、

すっきり解消したという人も多いようである。

また、イギリスのスコットランド独立投票に見られるような、

世界的なローカリゼーションの流れも関係あるかもしれない。

今まで「賊軍」側とされてきた 東北や新潟の人々が、官製の歴史観とは違った、

自分たちの郷土の側に立った歴史の見方を知り、

溜飲を下げたのではないだろうか。

そして、自分たちの郷土に、それまで以上に誇りを持つようになってきている

ように思える。 実際、会津や仙台などで、

こうした反「薩長史観」本の売れ行きがいいと聞く。


本来、歴史の見方は多様であるはずである。

戦争の勝者=権力者の側からの歴史観だけが正しいわけではない。

地域ごとの歴史の見方があって然(しか)るべきではないだろうか。

いまはやりの地方創生も、こうした地元の歴史に対するリスペクト

といったソフトパワーを抜きにしては語れないと思う。

今後、地域ごとの歴史の見直しの動きは、ますます加速していくのではないだろうか。


☆「薩長史観」の呪縛から解き放つ

そしてもう1つ、近年の歴史修正主義的な動きも背景にあるのではと思う。

明治維新から太平洋戦争の敗戦まで

日本人の意識と思想を形成していたのは、薩摩と長州を中心としてつくられた

絶対的な天皇主義、軍国主義、愛国心であった。

それが、身の丈を超えた侵略主義、帝国主義へとつながっていく。

そして、そのバックボーンとなったのが「薩長史観」なのである。

それはやがて日本を壊滅的な敗北に導いた。

その反省から日本は徹底した民主主義と平和主義に徹するようになったのである。

だが近年になって、教育勅語の見直し論に見られるように

歴史修正主義が台頭し、またぞろ

薩長が唱えていた国家観が息を吹き返しているようである。

いずれ稿を改めて書きたいが、歴史修正主義的な傾向の強い安倍晋三首相は

「長州」出身であり、その言動には「薩長史観」が深く反映されている。

そんな風潮に対して、そもそも薩長が行った明治維新とはいったい何であったのか、

という根源的な疑問が提示されるようになってきた面があるのではないか。

そこを解明しないかぎり、日本の近現代史を正確に認識することはできない、

という考えが「反薩長」本ブームの背景にあるように思えてならないのだ。

今、明治維新の歴史の事実と向き合うことは、

薩長史観の呪縛を解き放つことにつながり、

自由で活気ある平和な民主国家を追求する一歩となるのである。

そんな思いから今回、『薩長史観の正体』を刊行した。

来年、「明治150年」を迎えるのを機に、新たな歴史の見方を知っていただきたいと思う




吉田松陰の主張は、

まず第一に、「南朝革命=京の北朝天皇から南朝天皇へ(田布施天皇=大室家へ)」、

第二に、「富国強兵=国民皆兵」、そのための大陸&半島進出、

そして第三に、八紘一宇と称しての「部落解放=賤民解放」ですよ。

大義名分などない、ユダヤ英国とツルンだ田舎武士の暴力革命でしかありません。




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