画は再掲ですが、拙作にて
「堀の櫻」です。
油彩F12号
☆晴れたり曇ったり。
♪ 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
立春から88日目ですが、遅い春で、野にも山にも若葉が茂らずw
春先は苦手で、子供の頃から体調が悪い、病気がちになる、
◆http://quasimoto.exblog.jp/17875176/
Kazumoto Iguchi's blog 2012年 04月 28日
◎「GANTZ」殺人事件の数々!:マスゴミとテレビが凶悪犯罪の触媒になっている!?
より抜粋、
我々が子供の頃には、1年にこれだけあればいいほうだったが、いまでは毎日毎日同じように事件が起きる。
はたしてこの原因は何か?
すぐに思いつくものとしては以下のようなものだろう。
(あ)社会統計的なゆらぎ
(い)季節的なもの
(う)マスゴミ報道による誘発
(え)太陽活動
(お)テレビのアナログからディジタルへの変化
まず(あ)については、いつでも成り立つことだから取り上げるまでもない。
(い)の季節というのは、いわゆる「五月病」のように、季節が寒い時期から暖かな時期に変化すると、
副交感神経と交感神経の切り替わりが悪くなり、心理的に躁鬱になったりして、
精神状態が悪くなるためだという考えである。この時期に自殺者が増えるのは、
これに起因していると考えられている。そして、この時期に入試、進学、入社、入寮、入所、引っ越しなどの
人生の一大事が重なり、大きなストレスを生む時期である為に、その反動がこの4、5月に来るというものである。
かつて、それゆえ、できる限り学生への負担を減らす為に、学校(大学も小中高も)秋入学をお勧めする、
というのが私個人の意見であった。
↑
とのことで、ご参照あれ。
拙作、二枚目、
再掲ですが、「春靄もやの港」です。
いい切れ味だ、
◆http://kokoroniseiun.seesaa.net/article/267744198.html
心に青雲 2012年04月30日
◎退治してはいけない日本のデフレ
ほとんどテレビは見ないし、新聞もたいていは見出しだけ見て終わりしているから、
精神のストレスがその分少なくていい。
先日、たまたまテレビのニュースを見たら、円高の危機を取り上げていて、
これはきっと出てくるぞと睨んでいたら、やっぱりどこかの港で
海外へ輸出する自動車がずらっと並んでいるところや船に自動車が次々に入って行く様子が映し出された。
円高、輸出の鈍化、その代表として自動車の輸出、やがて日本経済が没落する…
毎度同じパターンである。円高が危機だと言い募ることとともに、
こういうクルマを外国に輸出するしかないみたいな映像を垂れ流すテレビ局の人間のなんという不勉強であろうか。
またデフレの話題のときは、これまたお定まりの家電量販店の映像を流す。バッカじゃなかろうか、である。
家電製品は別にデフレでなくても値下がりが起きるのは当たり前だ。テレビ受像機だろうが携帯端末だろうが、
性能はどんどん良くなる一方で(普及するにしたがい)価格は下がる。
これはもう「定め」である。
家電業界に、言ってみれば適正な数の同業会社があって、競い合うから安くする努力を各社が行なう。
家電に限らず、最終消費製品はちょっとでも性能を高めるとともに、
値段を下げないと同業他社との競争に勝てない。しかし、勢い利幅は少なくなる。
薄利多売はこれも「定め」なのだ。
だから消費財(最終製品)しか作れない中国や韓国は、労賃をとにかく抑えて、
コストを減らして、二流品を外国に輸出して稼ぐしかない。
したがって中韓国は、自国の通貨がドルやユーロに比して高くなると、まさに死活問題になる。
日本では消費財の輸出16〜17%しかなく、かなりの輸出品目は資本財、中間財である。
資本財、中間財が日本の輸出の80%を占めている。
だから日本は貿易立国ではあるものの、その中身が中韓とは大きく違う。
中韓だけではなく他の外国とも違って、大きく有利なのである。
資本財、中間財は利幅が大きい。
他の追随を許さないオリジナルなものや、精密さが生命線なのであるが、そこが日本の独壇場である。
諸外国は、円高だろうと何だろうと、自分の国で優秀な最終消費製品を作りたければ、
日本から資本財、中間財を輸入しないわけにいかない。
だからよくマスゴミで「日本の製造業は競争力を失いつつあるのではないか」
「中国、韓国に追い越される日は近いのではないか」などと報道がなされ、
専門家と称する経済評論家がしたり顔で言うことは、 嘘である。
消費財に関してのみ、「日本の製造業は競争力を失いつつある」と言ってもよいだが、それで結構である。
後進国に譲ってやればよく、実際、そうなっている。
円高になれば当然、消費材についてだけは競争力が衰え、円安になれば競争力が増える。
しかし、資本財・中間財は日本製品が圧倒しているから、
円高、円安に関係なく、世界中が買わないわけにいかない。
実際、東日本大震災で東北地方でつくられている資本財、中間財の供給が止まってしまい、
世界中の生産ラインが滞ってしまったではないか。
またマスゴミは「日本の経済は外需依存型で成り立っているから、脆弱である。
それゆえ今回のユーロ危機のような事態に陥って、日本の輸出先の経済状態が悪くなると、
日本の経済も転落してしまうほど弱い」などという論調を展開するが、 これも嘘である。
実際、そんなことには一度もならなかった。 これからもない。
これだから、別に中国や韓国が最終消費製品の分野で成長するのは、結構なことであり、
彼らも日本のおかげで生き延びてこられた。
だから彼らが、19世紀や20世紀前半のような帝国主義的政策で日本を侵略し占領支配しても意味はない。
逆に日本も、中国や韓国に軍事的に討って出ても意味がない。
だから、中韓の一部のわからず屋が、日本人が靖國神社に参拝すると軍事大国になるなどと叫ぶのは、
まったくナンセンスなのである。戦争自体も、またその後の占領もコストパフォーマンスが合わないのである。
日本経済を築いたのはものづくりであり、日本は依然として製造業大国である。
あらゆる優秀な使いやすい最終製品は、日本国内で「内需」として消費されている、大変健全な状態にある。
中国、韓国に追い越されることはありえない。
ところが、一部マスゴミでこれとは全く異なるような報道がなされてしまう。
それはひとえにマスコミの「思い込み」と「不勉強」に拠るものだ。
世にグローバリズムなどと言って、日本は世界に遅れをとっているというおかしな前提=妄想をひっさげて、
日本は国際人にならねばなどと煽る者がいるけれど、それも「思い込み」と「不勉強」に拠るのである。
古くはオイルショック時のトイレットペーパー騒ぎ、最近では円高亡国論、デフレ=不況論議など、
マスコミの予断に基づく世論のミスリーディングは後を絶たない。
そのような状況に対して、正確なデータから経済を学ぶべきであり、
目下のところ、増田悦佐氏ほど見事に(データを駆使して)啓蒙してくれている経済学者はいないのではないか。
☆増田悦佐(ますだ えつすけ、1949年1月 - )は、日本の証券アナリスト、評論家。
*中国、インドなしでもびくともしない日本経済 PHP研究所 2011年3月23日
*それでも「日本は死なない」これだけの理由 講談社 2011年6月21日 など。
有名な写真なのだが、
「フルベッキ写真」です。(合成しました)
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2012年 04月 28日
#今日(=4・29)は、旗日(コクミンの祝日)なんだが、そういえば、いつの間にか、
「みどりの日」から「昭和の日」に変わっておったんだよな。
「みどりの日」は、「5・4」に動いたんで、皐月の3から5マデが3日連続の旗日になったんだな。
ま、ワシらオッサンの感覚でも、「アレっ、あの『みどりの日』って、何だったけ?
確か、天皇誕生日の代わりだったよなあ」っていうカンジで、だから、「天皇誕生日」の方がピンと来る。
でも、この4月入社の大卒新入社員も、いよいよ、「平成生まれ」だよなあ。
そういう世代からすると、「昭和の日」っていわれても、ピンと来んのだろうなあ。
オッサン的には、「このGWにかこつけて、昭和レトロを懐かしんで、演歌でも聴くかよ」っていうカンジかいなあ。
ま、ココで「天皇制云々!」と激ロンしてもしゃあねんで、少し、
ヒマだねチックなハナシをすると、今、加治将一『西郷の貌(かお)』(祥伝社)っていう本が出ておるんだが、
要は、西郷南洲のガンクビ(=顔写真)が、世にほとんど全く出回っておらんミステリー劇の解明なんな。
教科書とかに出ておる、キョネスの肖像画は、あくまで「絵」であって、「ホンモノの写真」ではない。
上野公園の銅像もそうだが、巷で流布しておる西郷の顔と、実際の「それ」とでは、だいぶ違うておるようなんだな。
#「上」の続きだが、で、そのじつに貴重な西郷どんのガンクビが、手に入ったっていうことで、
加治将一『西郷の貌(かお)』ってのは、それにまつわる薀蓄バナシなんだな。ま、要は、
「ぬあんで、薩長の藩閥維新政府は、西郷のガンクビを、そこまで徹底して抹殺したのか?」
っていうことに尽きるんだよな。
イチバン、有名な西郷のガンクビは、あの「ホンモノの明治天皇」こと、長州奇兵隊のアイドルで、
孝明天皇刺殺の実行ハンである伊藤俊輔の弟分だった「大室寅之祐」を中心にして、
幕末の志士連中が一同に集まって写っておる「フルベッキ写真」だが、確かに西郷は、体はデカイんだが、
でも、キョネスの肖像画とは、顔のカンジは、また、チョット違うよなあ。
今回、出てきた西郷の写真も、そのフルベッキ写真んのと、まちがいなく、「同一人物」だよなあ。
ま、ある意味、西南の役ってのは、薩長ナイブによる最終的な内ゲバだったんだが、結局、
「歴史のナゾ」っていうのは、「ぬあんで、アソコまで西郷どんを消し去らねばならなかったのか?」だろう。
その「最高キミツ」ってのは、「孝明天皇暗殺→明治天皇スリカエ」ってことなんだが、
「それ」を、あの薩長同盟の締結をはじめとして、ウラで動かしておったのは、西郷だからな。
#さらに、続きだが、だから、伊藤俊輔なんてのは、長州の忍者ブタイの、当時は、まだ、全然、下っ端で、
「下忍」のレベルだったんだからな。伊藤は「西郷の指示」で、岩倉具視の手引きで、門番を買収して、
京都の、現在は下京区三ノ宮通り上ノ口上ル岩滝町っていうところにあった、
孝明天皇の妾の堀河紀子の屋敷の便所の下に隠れておったんだ。
スワッピングパーティーが終わり、便所ん中に入ってきた瞬間を見計らって、
下から忍者刀で、ケツから心臓目がけて、ピャーッと一刺し、さらに先端を、
グルッと回して臓器を抉り取るっていう、まさに「一撃必殺」の、手馴れた早業だったんだな。
この手柄で、俊輔は、長州忍者ブタイの「中忍」に昇格しとるんだ(ちなみに、そこの頭領は桂小五郎)。
もっとも、この「明治天皇スリカエ」ってのは、「公知の事実」で、
当時のセー権中枢におった連中は、皆、知ってるんだが、ただ、イチバン、恐れたのは、
西郷が「顔出し」で、それを喋ることだったんだな。
「万世一系」っていうフィクションは、あの司馬遼太郎とかが大好きな、「明治国家」を振りかざすうえで、
ぬあんとしてでも守らなければならない生命線だったからな。
西郷のガンクビを徹底的に抹殺した理由は、まさに、「そこ」だ。
ただ、ワシは、加治将一の『西郷の貌』を、まだ、熟読しておらんので、
ちゃんと、「そこ」に踏み込んで書いておるのか?
↑
上野の西郷銅像につき、
公開の際に招かれた西郷夫人糸子は
「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」と腰を抜かし、
また「浴衣姿で散歩なんてしなかった」といった意の言葉(薩摩弁)を漏らし周囲の人に窘(たしな)められたという。
いろいろ謎が多いですなぁ。
「堀の櫻」です。
油彩F12号
☆晴れたり曇ったり。
♪ 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
立春から88日目ですが、遅い春で、野にも山にも若葉が茂らずw
春先は苦手で、子供の頃から体調が悪い、病気がちになる、
◆http://quasimoto.exblog.jp/17875176/
Kazumoto Iguchi's blog 2012年 04月 28日
◎「GANTZ」殺人事件の数々!:マスゴミとテレビが凶悪犯罪の触媒になっている!?
より抜粋、
我々が子供の頃には、1年にこれだけあればいいほうだったが、いまでは毎日毎日同じように事件が起きる。
はたしてこの原因は何か?
すぐに思いつくものとしては以下のようなものだろう。
(あ)社会統計的なゆらぎ
(い)季節的なもの
(う)マスゴミ報道による誘発
(え)太陽活動
(お)テレビのアナログからディジタルへの変化
まず(あ)については、いつでも成り立つことだから取り上げるまでもない。
(い)の季節というのは、いわゆる「五月病」のように、季節が寒い時期から暖かな時期に変化すると、
副交感神経と交感神経の切り替わりが悪くなり、心理的に躁鬱になったりして、
精神状態が悪くなるためだという考えである。この時期に自殺者が増えるのは、
これに起因していると考えられている。そして、この時期に入試、進学、入社、入寮、入所、引っ越しなどの
人生の一大事が重なり、大きなストレスを生む時期である為に、その反動がこの4、5月に来るというものである。
かつて、それゆえ、できる限り学生への負担を減らす為に、学校(大学も小中高も)秋入学をお勧めする、
というのが私個人の意見であった。
↑
とのことで、ご参照あれ。
拙作、二枚目、
再掲ですが、「春靄もやの港」です。
いい切れ味だ、
◆http://kokoroniseiun.seesaa.net/article/267744198.html
心に青雲 2012年04月30日
◎退治してはいけない日本のデフレ
ほとんどテレビは見ないし、新聞もたいていは見出しだけ見て終わりしているから、
精神のストレスがその分少なくていい。
先日、たまたまテレビのニュースを見たら、円高の危機を取り上げていて、
これはきっと出てくるぞと睨んでいたら、やっぱりどこかの港で
海外へ輸出する自動車がずらっと並んでいるところや船に自動車が次々に入って行く様子が映し出された。
円高、輸出の鈍化、その代表として自動車の輸出、やがて日本経済が没落する…
毎度同じパターンである。円高が危機だと言い募ることとともに、
こういうクルマを外国に輸出するしかないみたいな映像を垂れ流すテレビ局の人間のなんという不勉強であろうか。
またデフレの話題のときは、これまたお定まりの家電量販店の映像を流す。バッカじゃなかろうか、である。
家電製品は別にデフレでなくても値下がりが起きるのは当たり前だ。テレビ受像機だろうが携帯端末だろうが、
性能はどんどん良くなる一方で(普及するにしたがい)価格は下がる。
これはもう「定め」である。
家電業界に、言ってみれば適正な数の同業会社があって、競い合うから安くする努力を各社が行なう。
家電に限らず、最終消費製品はちょっとでも性能を高めるとともに、
値段を下げないと同業他社との競争に勝てない。しかし、勢い利幅は少なくなる。
薄利多売はこれも「定め」なのだ。
だから消費財(最終製品)しか作れない中国や韓国は、労賃をとにかく抑えて、
コストを減らして、二流品を外国に輸出して稼ぐしかない。
したがって中韓国は、自国の通貨がドルやユーロに比して高くなると、まさに死活問題になる。
日本では消費財の輸出16〜17%しかなく、かなりの輸出品目は資本財、中間財である。
資本財、中間財が日本の輸出の80%を占めている。
だから日本は貿易立国ではあるものの、その中身が中韓とは大きく違う。
中韓だけではなく他の外国とも違って、大きく有利なのである。
資本財、中間財は利幅が大きい。
他の追随を許さないオリジナルなものや、精密さが生命線なのであるが、そこが日本の独壇場である。
諸外国は、円高だろうと何だろうと、自分の国で優秀な最終消費製品を作りたければ、
日本から資本財、中間財を輸入しないわけにいかない。
だからよくマスゴミで「日本の製造業は競争力を失いつつあるのではないか」
「中国、韓国に追い越される日は近いのではないか」などと報道がなされ、
専門家と称する経済評論家がしたり顔で言うことは、 嘘である。
消費財に関してのみ、「日本の製造業は競争力を失いつつある」と言ってもよいだが、それで結構である。
後進国に譲ってやればよく、実際、そうなっている。
円高になれば当然、消費材についてだけは競争力が衰え、円安になれば競争力が増える。
しかし、資本財・中間財は日本製品が圧倒しているから、
円高、円安に関係なく、世界中が買わないわけにいかない。
実際、東日本大震災で東北地方でつくられている資本財、中間財の供給が止まってしまい、
世界中の生産ラインが滞ってしまったではないか。
またマスゴミは「日本の経済は外需依存型で成り立っているから、脆弱である。
それゆえ今回のユーロ危機のような事態に陥って、日本の輸出先の経済状態が悪くなると、
日本の経済も転落してしまうほど弱い」などという論調を展開するが、 これも嘘である。
実際、そんなことには一度もならなかった。 これからもない。
これだから、別に中国や韓国が最終消費製品の分野で成長するのは、結構なことであり、
彼らも日本のおかげで生き延びてこられた。
だから彼らが、19世紀や20世紀前半のような帝国主義的政策で日本を侵略し占領支配しても意味はない。
逆に日本も、中国や韓国に軍事的に討って出ても意味がない。
だから、中韓の一部のわからず屋が、日本人が靖國神社に参拝すると軍事大国になるなどと叫ぶのは、
まったくナンセンスなのである。戦争自体も、またその後の占領もコストパフォーマンスが合わないのである。
日本経済を築いたのはものづくりであり、日本は依然として製造業大国である。
あらゆる優秀な使いやすい最終製品は、日本国内で「内需」として消費されている、大変健全な状態にある。
中国、韓国に追い越されることはありえない。
ところが、一部マスゴミでこれとは全く異なるような報道がなされてしまう。
それはひとえにマスコミの「思い込み」と「不勉強」に拠るものだ。
世にグローバリズムなどと言って、日本は世界に遅れをとっているというおかしな前提=妄想をひっさげて、
日本は国際人にならねばなどと煽る者がいるけれど、それも「思い込み」と「不勉強」に拠るのである。
古くはオイルショック時のトイレットペーパー騒ぎ、最近では円高亡国論、デフレ=不況論議など、
マスコミの予断に基づく世論のミスリーディングは後を絶たない。
そのような状況に対して、正確なデータから経済を学ぶべきであり、
目下のところ、増田悦佐氏ほど見事に(データを駆使して)啓蒙してくれている経済学者はいないのではないか。
☆増田悦佐(ますだ えつすけ、1949年1月 - )は、日本の証券アナリスト、評論家。
*中国、インドなしでもびくともしない日本経済 PHP研究所 2011年3月23日
*それでも「日本は死なない」これだけの理由 講談社 2011年6月21日 など。
有名な写真なのだが、
「フルベッキ写真」です。(合成しました)
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2012年 04月 28日
#今日(=4・29)は、旗日(コクミンの祝日)なんだが、そういえば、いつの間にか、
「みどりの日」から「昭和の日」に変わっておったんだよな。
「みどりの日」は、「5・4」に動いたんで、皐月の3から5マデが3日連続の旗日になったんだな。
ま、ワシらオッサンの感覚でも、「アレっ、あの『みどりの日』って、何だったけ?
確か、天皇誕生日の代わりだったよなあ」っていうカンジで、だから、「天皇誕生日」の方がピンと来る。
でも、この4月入社の大卒新入社員も、いよいよ、「平成生まれ」だよなあ。
そういう世代からすると、「昭和の日」っていわれても、ピンと来んのだろうなあ。
オッサン的には、「このGWにかこつけて、昭和レトロを懐かしんで、演歌でも聴くかよ」っていうカンジかいなあ。
ま、ココで「天皇制云々!」と激ロンしてもしゃあねんで、少し、
ヒマだねチックなハナシをすると、今、加治将一『西郷の貌(かお)』(祥伝社)っていう本が出ておるんだが、
要は、西郷南洲のガンクビ(=顔写真)が、世にほとんど全く出回っておらんミステリー劇の解明なんな。
教科書とかに出ておる、キョネスの肖像画は、あくまで「絵」であって、「ホンモノの写真」ではない。
上野公園の銅像もそうだが、巷で流布しておる西郷の顔と、実際の「それ」とでは、だいぶ違うておるようなんだな。
#「上」の続きだが、で、そのじつに貴重な西郷どんのガンクビが、手に入ったっていうことで、
加治将一『西郷の貌(かお)』ってのは、それにまつわる薀蓄バナシなんだな。ま、要は、
「ぬあんで、薩長の藩閥維新政府は、西郷のガンクビを、そこまで徹底して抹殺したのか?」
っていうことに尽きるんだよな。
イチバン、有名な西郷のガンクビは、あの「ホンモノの明治天皇」こと、長州奇兵隊のアイドルで、
孝明天皇刺殺の実行ハンである伊藤俊輔の弟分だった「大室寅之祐」を中心にして、
幕末の志士連中が一同に集まって写っておる「フルベッキ写真」だが、確かに西郷は、体はデカイんだが、
でも、キョネスの肖像画とは、顔のカンジは、また、チョット違うよなあ。
今回、出てきた西郷の写真も、そのフルベッキ写真んのと、まちがいなく、「同一人物」だよなあ。
ま、ある意味、西南の役ってのは、薩長ナイブによる最終的な内ゲバだったんだが、結局、
「歴史のナゾ」っていうのは、「ぬあんで、アソコまで西郷どんを消し去らねばならなかったのか?」だろう。
その「最高キミツ」ってのは、「孝明天皇暗殺→明治天皇スリカエ」ってことなんだが、
「それ」を、あの薩長同盟の締結をはじめとして、ウラで動かしておったのは、西郷だからな。
#さらに、続きだが、だから、伊藤俊輔なんてのは、長州の忍者ブタイの、当時は、まだ、全然、下っ端で、
「下忍」のレベルだったんだからな。伊藤は「西郷の指示」で、岩倉具視の手引きで、門番を買収して、
京都の、現在は下京区三ノ宮通り上ノ口上ル岩滝町っていうところにあった、
孝明天皇の妾の堀河紀子の屋敷の便所の下に隠れておったんだ。
スワッピングパーティーが終わり、便所ん中に入ってきた瞬間を見計らって、
下から忍者刀で、ケツから心臓目がけて、ピャーッと一刺し、さらに先端を、
グルッと回して臓器を抉り取るっていう、まさに「一撃必殺」の、手馴れた早業だったんだな。
この手柄で、俊輔は、長州忍者ブタイの「中忍」に昇格しとるんだ(ちなみに、そこの頭領は桂小五郎)。
もっとも、この「明治天皇スリカエ」ってのは、「公知の事実」で、
当時のセー権中枢におった連中は、皆、知ってるんだが、ただ、イチバン、恐れたのは、
西郷が「顔出し」で、それを喋ることだったんだな。
「万世一系」っていうフィクションは、あの司馬遼太郎とかが大好きな、「明治国家」を振りかざすうえで、
ぬあんとしてでも守らなければならない生命線だったからな。
西郷のガンクビを徹底的に抹殺した理由は、まさに、「そこ」だ。
ただ、ワシは、加治将一の『西郷の貌』を、まだ、熟読しておらんので、
ちゃんと、「そこ」に踏み込んで書いておるのか?
↑
上野の西郷銅像につき、
公開の際に招かれた西郷夫人糸子は
「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」と腰を抜かし、
また「浴衣姿で散歩なんてしなかった」といった意の言葉(薩摩弁)を漏らし周囲の人に窘(たしな)められたという。
いろいろ謎が多いですなぁ。