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暮れ昏れゆきⅢ

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 画は 豊原 國周 (とよはら くにちか)
 
 天保6年(1835) ~ 明治33年(1900)     

 号は一鶯齋、など。               作


  「俳優見立給金競」 「孔雀太郎 中村福助」 「梅若丸 尾上菊五郎」

  「犬山道節 市川團十郎」

  「白縫姫 助高屋助」 「暁星五郎 市川左團次」です。


☆曇、予報は雪。

壺三、票を減らすw

◆http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/yorondouindekizuukiagarukoltukai.html
長周新聞  2014年12月15日付


   世論動員できず浮き上がる国会

        総選挙投開票結果

       戦後最低だった投票率



解散総選挙が14日に投開票を迎え、与党の自民党は前評判とは裏腹に
議席を減らして終わった。
選挙は投票率は52%前後で、戦後最低だった前回選挙(59・32%)よりも
7下回るなど、有権者のおよそ半数にあたる約5000万人もの人人が
棄権する異様なものとなった。

選挙が始まるとメディアがこぞって「自民圧勝」「単独で300議席か」
「320議席に届く勢い」と報道をくり返していたが、
結果はほぼ横ばいで劇的な変化にはつながらなかった。

むしろ自民党は改選前の293議席から291議席へと減らす結果になった。
前代未聞の低投票率があらわしているように政党の支持基盤が細り、
国会がますます国民から浮き上がっていることを示した。

 
☆1万8000票減らした安倍晋三

自民党は改選前の293議席から291議席へと減らした。
公明党は31議席から35議席。
民主党は62議席だったのから73議席へと増やした。

他に投票したいと思う政党がないことを反映して、
批判票の棚ぼたに預かったのが「日共」で、
改選前の8議席から21議席へと議席を増やした。

前回選挙で自民党とは違う装いで登場した橋下徹率いる維新の党は、
改選前の42議席から41議席へと減らした。
石原慎太郎率いる次世代の党は19議席だったのが2議席へといっきに議席を落とし、
石原本人も落選した。尖閣問題で火付け役になるなど大暴れしてきたが、
最後は引退するまでもなく退場となった。

次世代と同レベルなのが社民党で、引き続き消滅寸前ラインをさ迷い、
かつがつ2議席を得るのが精一杯となった。
小沢一郎率いる国民の生活が第一は5議席だったのから2議席へと減らした。
みんなの党は完全消滅で、前代表の渡辺喜美は落選した。

議席の増減だけ見るなら、自民党の老年部みたいな存在感を放っていた
次世代の党が消滅に追い込まれたのが一つの特徴となった。
その減少分が自民党に上乗せになったわけでもなかった。

行き場のない批判票が最後に向かった先が「日共」で、
これは「日本共産党」の看板に拠る所が大きい。
現在の彼らの振るまいや主張云々以前にそのような趨勢にあることを反映した。
しかし同時に「日共」が全選挙区に擁立したことで、票割りの役割を果たし、
自民党を助けた選挙区が相当数にのぼった。

小選挙区では自民党が多くの選挙区で勝利したが、野党候補との接戦も目立っている。
低投票率のなかで組織票をフル動員し、
なおかつそれに勝る野党がいない状況での結果となった。
劇的に「勝利した」といえる政党など ないことを示した。

選挙区ごとの特徴を見てみると、辺野古移転を巡って
安倍政府の強硬な姿勢に批判が強まっていた沖縄では、
全選挙区で自民党候補を叩き落とした。

直前におこなわれた知事選では批判票分断の謀略的な選挙構図にもかかわらず、
辺野古基地建設反対を掲げた候補が10万票差をつけて圧勝するなど、
県民の底力を見せつけたばかりだった。
その後も仲井真知事が退任間際に埋立工事と関わった工法変更を承認するなど、
あくまで民意に背いてゴリ押しをはかろうとしてきたが、
総選挙では「自民党」と名の付く者は1区から4区まで1人残らず落選させ、
改めて基地撤去を望む県民の意志を示した。
戦争政治との対決という点で争点が鮮明だったことが反映した。

栃木2区では西川公也農林水産大臣が現職大臣としては唯一落選した。
TPP反対を掲げて当選しながら、その後大臣に持ち上げられて賛成に寝返り、
農民から猛反発を受けていた。
裏切り者を叩き落とす行動が、沖縄だけでなく全国的にくすぶっていることを物語った。

北海道などでも自民党は苦戦し、
第一次産業を基幹産業にした地方での反発が強いことをあらわした。

民主党は代表の海江田万里が選挙区でも比例でも落選し、首相経験者の菅直人も落選した。
そのなかで、前原、枝野、安住、玄葉、岡田、細野といった与党時代から
経団連はじめ財界に見込まれていた中枢部分は順当に当選した。

選挙において、大企業とパートナーになっている連合は
どのような動きをしていたのかも検証すべき点となっている。

安倍首相本人は、前回総選挙の11万9000票から大幅に得票を減らして
10万829票となった。

下関市、長門市を地盤にした山口四区での過去最高得票は03年の14万票台で、
その後の2005年郵政選挙では13万7701票、
政権交代が起きた2009年選挙では12万1365票
前回の2012年選挙では11万8696票と下り坂を転げ落ちてきた。

過去最低記録は96年に古賀敬章と争った際の9万3459票で、
それよりも上回る10万票台にはかつがつ乗せたが、
支持率の急降下は勢いを増していることを示した。
目標だった12万票には遠く及ばなかった。

その他、自民党の役付が多い山口県内の選挙区では、
山口1区では投票率が50・63%で、前回選挙から7・39減少。
高村正彦が12万84票で、前回13万3776票から1万3692票減らした。

山口2区は投票率が57・27%。前回64・85%からこちらも7・58減少した。
そのなかで、岸信夫が9万6799票で前回の10万5760票から8961票減らした。

民主党の平岡秀夫は5万7814票で前回5万3493票から4321票の増加にとどまった。

山口3区の投票率は52・20%で、前回選挙よりも5・78減少した。
河村建夫が9万3248票で前回10万7833票から1万4585票も減らした。

県内選出の自民党国会議員は、高村正彦が自民党副総裁に取り立てられ、
河村建夫は選対本部長に抜擢され、首相の実弟である岸信夫も外務副大臣に登用されるなど、
それぞれ身内として“重鎮扱い”されてきた。

こうした自民党の「大物」たちはそれぞれ1万票以上減らしており、
山口県内においても決して安泰といえる立場ではないことを突きつけている。

議席数で見ると自民党が過半数を維持したが、
得票数を見ると、自民党候補は前回よりも減っている。

比例では全有権者のわずか12%の支持しか得ていないという結果となった。


☆選挙最大の破廉恥 大本営だったマスコミ

「終盤にかけて変化する可能性がある」の言葉通り、
「自民党300議席越え」「320議席もあり得る」は大嘘だった。

今回の選挙でもっとも破廉恥だったのがメディアで、いったい何をしたかったのか
検証しないわけにはいかない。

公示後2日目の4日に商業メディアはいっせいに「自民圧勝 300議席越え」と報道し、
選挙中盤には「自民単独で320議席越えか」などと報道する社も出てきた。

ところが結果は300議席どころか290議席で、自民党はむしろ改選前よりも減らした。

このメディアの扇動たるや見出しや数字までほぼ共通で、
統一司令部でもいるのかと思わせるほど徹底されていた。

「有権者が関心を持っていません」「自民党は公示前よりも圧勝します」として
自民党の圧勝を確定的に扱うことによって、自民党批判で沸き上がる世論を幻滅させ、
あるいは投票に行ってもムダだと思わせる効果を狙ったものだった。

低投票率にして有権者がそっぽを向かなければ、
組織票依存の自民・公明は「圧勝」などできない。
そのなかで、如何に「寝た子を起こさない」選挙にするか、
野党のボロさ加減に辟易した人人が投票所に向かわないようにするかが、
為政者にとって頼みの綱になっていることを示した。

今や郵政劇場のような騙しやフィーバーがつくり出せず、
人人を選挙から排除することによって、かつがつ「一強他弱」がつくり上げられている。

ジャーナリズムが権力の監視という任務を放棄して、
もっぱら権力を支えるために大本営発表で世論を扇動していく事も暴露した。

「一強他弱」といい、国会の見かけは三分の二以上を与党が独占する形が保たれた。
しかし有権者の半数が参加しないという異様なる選挙で、
国民世論を動員できない政治の姿をあらわしている。

ボロの野党によって与党が支えられ、小選挙区のトリックで国会の議席は独占できるが、
世論を組織することができない。

その「強い」といわれる支持基盤はますます細っているのが現実である。
自民党が強いから勝ったのではなくて、野党が弱すぎるだけにほかならない。

みんなで揃って弱体化し、有権者の半数という枠内で一番を競っているのである。

安倍政府の再登板から二年、TPP交渉参加を表明し、原発再稼働にも踏み込み、
集団的自衛権の行使を閣議決定だけで解釈変更し、
特定秘密保護法や日本版NSCなど一連の戦争体制を進め、

この選挙が終わればいっきに集団的自衛権行使の関連法制審議や、
日米ガイドラインの改定を進めるなど政治日程が目白押しである。

選挙は聞く耳のない安倍政府が、「今なら勝てる」という状況のもとで
唐突に実施し、メディアが嫌気を誘うような謀略に終始したもとでおこなわれた。

沖縄が示すように政治を突き動かすのは
いつも下からつながった大衆の世論と運動であり、
まともな野党がいないという現実のなかで、いかに世論と運動を強め、
暴走政治と対峙するかが重要な課題として迫られている。




國周、二枚目、



「三幅対上野風景 さんぶくつい うえのの ふうけい」より、
「新吉原大口楼 根岸別荘の場」 「片岡直次郎 尾上菊五郎」
「三千歳 沢村源之助」 「新造千代春 尾上菊三郎」です。



日本は対米一辺倒ではいけません、

◆http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/723.html
投稿者: 小沢内閣待望論 日時: 2014 年 12 月 16 日 4sIKljvd9SgGs
◎自公が疑惑の6議員を当選させたのは失敗、
 自公の圧勝が無意味になり、自浄能力のない政権と言われ続けます。


やはり、机上で不正選挙を企むと、必ずおかしなハプニングが生まれるものです。

今回、彼らは限られた基礎票の中で圧勝する事を考え、
気象をいじり、報道をいじり、開票をいじり、
戦後最低投票率の更新による組織票の圧勝というシナリオは成功しましたが、
文句なしで憲法改正に進むという不正選挙の目的は果たせたとは言えません。

沖縄が自公を完敗させて、自公ノー、米国ノーの鮮明な地域を残し、
その反対に米国の戦争屋の代理人のような石原が落選・引退し、
ハマコー程度の存在になった事は国民にとって朗報です。

また、自公共産で与野党にわたって見事に票割りでした事で、
共産が自公別動隊、霞が関別動隊、米国別動隊の、野党第一党潰し要員だと
誰にも分かったのも良かったと思います。

その一方で、共産に騙された若者も少なくなかったようですが、
それも無駄でなく、彼らが内部から下から、
共産を乗っ取るぐらいの積もりで、変身させてしまえばいいのです。


◆http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/727.html 
投稿者: 小沢内閣待望論 日時: 2014 年 12 月 17 日 4sIKljvd9SgGs
◎日本 世界 宇宙、プーチンが昨日ユダヤ金融資本を崩壊させた、
 だそうで 日本は対米一辺倒ではいけません。


ベン(古歩道)にも、EUが一挙に中露同盟側に参加すると書かれているようです。

原油値下げ戦争で米国のオイルダラーが減り、
シェールガスの採算が合わなくなり、
延命できなくなったという理屈なら辻褄が合います。

米国は、公共事業のように戦争を起こして
火事場泥棒のような事をしないと回らない国ですが、
それがイスラム国やウクライナで 中露が上手く立ち回った為に封じられて、
あれもダメこれもダメ となったのでしょう。

今回の訳の分からぬ解散も、戦争屋が日中戦争を急ぎ、
安倍を圧勝させて戦争準備をさせようとしたのでしょうが、

急いては事を仕損じる、となったようです。  



◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201412/article_150.html
richardkoshimizu's blog 2014/12/17
◎日本全国開票ミス=不正選挙祭り


総務省中枢の不正選挙実行部隊が あらかじめ決めた得票数に
実際の票数を合わせる必要があるため、
現場で混乱が起きて、あちこちで辻褄の合わない結果が発生しています。

「ミス」で片づけるつもりでしょうが、
厳しく精査することで不正選挙の痕跡が見えてくるはず。

国士諸氏の分析研究が俟たれます。

皆さん、いやらしくしつこく調べましょう!



☆ガーネットスター  2014/12/16 2

諫早市、上天草市、東京文京区に続き

偽選管さんどんどんボロを出しています。

ドジ踏みまくって下さい。 国民は不正選挙に気が付きます。


●岡山市、倉敷市、瀬戸内市のケース

岡山市、票確定3時間20分遅れ 衆院選開票 県内で集計ミス相次ぐ

☆http://www.sanyonews.jp/article/108735/1/
2014年12月15日 山陽新聞


●韮崎市、富士吉田市、笛吹市のケース

投票者多く発表、二重にカウント…ミス相次ぐ

☆http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/
 20141215-OYTNT50261.html?from=yartcl_popin
2014年12月16日 読売新聞


●養父市のケース

養父市、投票箱に用紙残ったまま…

☆http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/
 20141215-OYTNT50377.html?from=yartcl_popin
2014年12月16日 読売新聞


●小諸市のケース

小諸市開票 比例で39分
全国有数の開票スピードで知られる小諸市
☆http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/
 20141215-OYTNT50353.html?from=yartcl_popin
2014年12月16日 読売新聞



追:1:00PM

そう、戦争当事者ではない、

◆http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/728.html
投稿者: 小沢内閣待望論 日時: 2014 年 12 月 17 日 4sIKljvd9SgGs
◎福島民報、80票集計漏れ、ケアレスミスというより不正隠蔽ミスの匂い、
 現行の開票方法は問題が有りすぎます。


一体、報道されているだけで何件、何票の集計ミスがあったでしょうか、
二桁%の白票といい、もう首長選挙の投票率との違いもさる事ながら、
票の出方も違うし、発券から集計まで
不正ができるポイントを探すより できないプロセスを探す方が難しいぐらい穴だらけで、
根拠と言えばマスコミが不正がないと言ってるから大丈夫程度の事しかなく、
そのマスコミも世界が売女と軽蔑する(Paul Craig Roberts)のと同じぐらい軽蔑され始めています。

そして、厳粛な事実として、野田も安倍も違憲状態または違憲という判決が出た中で、
二回も解散を断行してしまい、憲法より米国の要請が優先されるという現実を国民は見てしまいました。

マッカーサーの時代であれば、そんな事は 当然と誰しも思ったでしょうが、
戦争を知らない子供たちが年金世代になり、日米の関係は、孫の世代同士の関係で、
彼らが我々に勝った訳ではないし、我々が彼らに負けた訳ではないし、、

そもそも戦争のからくりがここまでバレて、勝者も敗者もなく、
ただ 金貸しの都合で起こされてきた戦争の 勝者の子孫に
いつまでもどや顔されていては堪らない
というのが 日本人の本音で、それを沖縄が代弁してくれました。

そのような中で、
どうやら彼らがずっと選挙をコントロールしてきた事がばれてしまった選挙が、
今回の衆院選だったと思います。  




國周、三枚目、



「岩倉宗玄 恋募琴 いわくらそうげん れんぼのつまごと」より、
「宗玄 坂東彦三郎」 「同助 尾上梅幸」 「折琴姫 沢村田之助」です。



ロシアは辛抱強い、

◆http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/649.html
投稿者: あっしら 日時: 2014 年 12 月 17 日 Mo7ApAlflbQ6s
◎ロシアルーブル急落、最安値更新 利上げ効果限定的:
 ソ連崩壊やデフォルト騒動の要因と類似の様相:
 ロシア経済に対する打撃は?


▼http://www.nikkei.com/content/pic/20141216/
 96958A9E93819591E3E49AE29B8DE3E4E3E0E0E2E3E69F9FE2E2E2E2-
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原油や通貨ルーブルの価額低落傾向といえば、
アフガニスタン軍事介入・チェルノブイリ原発事故と並んで
ソ連崩壊の経済的条件となった80年代後半の原油安
(それまで1バレル=30ドル台だった価格が20ドル割れ)や
プーチン氏が台頭するきっかけにもなった90年代後半のロシア財政通貨危機を思い出す。

資源輸出依存国家であるソ連・ロシアの衰退史でもある
原油安→財政危機→ルーブル安→ハイパーインフレという悪循環は、
ソ連崩壊という大混乱期をまたぐかたちで、
80年後半から2000年まで15年ほど続いた。

そして、この過程で莫大な利益を上げながら富を集中させていった連中が
オリガルヒと呼ばれる新興成金である。

高インフレで価値が急速に劣化するルーブルを手にするしかなかった一般国民は、
困窮の度を深め、ソ連崩壊で分け与えられた国有資産分割の証券を
二束三文で売り渡さざるを得なくなったからである。

当時ロシアでは、商売の才覚があり まとまった外貨を入手できる人であれば、
労することなく巨大企業(資源やアルミなど安い資源に支えられた産業)を
自分のものにすることができたのである。

このような経済的脆弱性からロシアが脱却できた要因は、
脆弱化要因のそのままの裏返しで、
2000年に入り原油を中心とした資源価格が上昇を始めたことによる。

原油が1バレル=50ドルを超え
ときに100ドルを超えることもあった05年から今年6月まで、
ロシアは我が世の春を謳歌したと言える。

軍需以外の産業化が立ち後れているロシアは、今なお決定的な資源依存国家である。

なお、プーチン政権は、現在のような状況に陥ることを見越し、
資源価格が高値の時代に稼いだ外貨を基金として積み立てている。

このため、一般国民の生活は苦しくなるが、
国家運営が短期間でおかしくなるということはない。

また、財政を支えている資源輸出は基本的にドル建てなので、
ドル建て価格そのものの下落は歳入減少につながる大きな痛手ではあるが、
ルーブルの下落が歳入に響くわけではない。

ロシアの輸出品目の中心が原油やガスなど炭化水素資源と軍需関連なので、
ルーブルの下落は巧妙に活かせば価格競争力要因となる。

何より、一般市場よりずっと安い単価になるとしても、
中国に対する長期契約で大量のガスと原油を輸出できることが大きな支えになる。

『中国への輸出ルートになる東シベリアパイプラインが稼働を始めたので
 コストも軽減される。 東シベリアパイプラインだけで
 年間4億3千万バレル・日量118万バレル(中国全輸入量のおよそ20%)輸出される』

ルーブル安でもっとも大きな打撃を受けるのは、
ドル建てやユーロ建てで借り入れを行っている個人や企業(内需型)である。

ルーブルの政策金利が今年初めでも6%ほどと高金利のため、
ロシアでは住宅ローンなど個人の借り入れを比較的低金利のドル建てで行う人が少なくない。

勤労所得者や年金生活者は、その所得がインフレに追いつかないため、
生活の困窮度が深まっていくことになる。

原油価格が6ヶ月間で半分になったにもかかわらず、
ロシアのガソリン価格(ルーブル表示)は下がっていない。

このような状況にプーチン大統領は激怒してせみたが、価格を下げるよう指示を出した。
しかし、ガソリン価格が下がらないのは、
原油価格の下落幅とルーブルの下落幅がほとんど変わらないことを考えれば、
経済論理にかなったものと言える。

プーチン政権は、高い支持率を背景に、その支持率をできるだけ落とさないよう、
財政基金を少しずつ取り崩しながら国民生活を維持していく政策をとることになるだろう。

原油価格が1バレル=50ドルを割り込んだとしても、
30ドルを超える水準に保たれるのなら、中国への輸出増大という支えもあり、
ロシアが危機に陥ることはないと考えている。

ロシアの代表は、先月のOPEC会議で事前交渉の場にいた。

ロシアはOPECが減産に動かないことをいち早く知っていたわけである。

最大の輸入国であった米国でシェールオイル(ガス)の増産が進んでいることで、
輸出市場における供給過多は深刻になっている。

炭化水素資源の輸出を主要な財政源としているという意味で
共通の利害関係にあるロシアとOPECが
新たな“炭化水素資源輸出クラブ”を創設する可能性もあると思う。

財政を資源輸出に依存している産油国は、生産調整で価格維持を図るか、
産出した炭化水素資源を付加価値が高い製品の生産・輸出に活用する
産業化の道を推し進めるしかないと言える。


最後になったが、ルーブル安に悩むロシアは、日本企業が輸出を拡大する好機である。

自国の通貨安が進んでいる日本とロシア、
日本は世界最強レベルの産業国家でロシアは世界屈指の資源国家である。

ユーロ国家とは違い、
円安と消費税増税で 対露ドル建て輸出価格の引き下げ余地がある日本の企業は、
ロシアで市場シェアを拡大する大きなチャンスを手にしている。


以下ご参照!


◆http://japanese.ruvr.ru/news/2014_12_16/281348922/
ロシアの声 12月 16日 ,
◎「東横イン」、ハバロフスクで開業計画


日本のホテルチェーン「東横イン」が
ハバロフスク地方行政府と会談し、同地方での開業の可能性を検討した。

「東横イン」はハバロフスク地方に数軒のホテル建設を計画。
実現すれば、同地方初の外資ホテルが誕生する。

「東横イン」側の目論見では第1号店はハバロフスク空港にオープン。
リアノーボスチ通信が報じた。

これがうまく運べば、「東横イン」はロシア連邦内に
30-40のホテル開業へと動き出す。

ハバロフスク地方行政は、空港付近では旅行者数の増大とともに
ホテル開業へのニーズが高まったと説明。

ホテルができれば、乗り換えの客も収容できる。

行政側は大型投資家の市場参入でホテル事業の競争も高まり、
サービスの質向上も狙えるとの公算。

「東横イン」は日本以外には韓国にホテルを開業させている。
ホテルの等級はエコノミー級。あわせて250の施設を保有する。




北海道の「地場産業」はロシア進出意欲が旺盛ですw

ロシアの本音は「日本大歓迎」だと思う。

彼らは決して支那は好きではないし、内心では警戒しておる。

そもそも「支那経済」が破綻要因満載なのをよーく知っておるはず。

対ユダ米、という一点で手を、取り合へず結んでおるということで、信用はしていない。

支那にはパクリしかないわけで、新規考案は皆無、日本はありまくりw

どちらが資源依存経済からの脱却の助っ人になるか、明白ですよ。

領土問題解決の好機到来ですな、来年、大きな動きがあるかも?

期待したい。



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