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彌生の空は?

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 画は 歌川 國貞 (三代豊國)

 天明6年(1786年)〜元治元年(1865年)

 号は、香蝶楼・一雄齋・五渡亭など              作


  「男雛」初代中村福助  「女雛」三代目岩井粂三郎  です。


☆晴れたり曇ったり。

明け方 寒いなぁ と感じておったらパラリと降りました。

今日は、上巳(じょうし)の節供(桃の節供・雛祭り)ですが、

春はまだまだ先です。

昨日は日曜日にもかかわらずご来場少なからず、ありがとうございます。

まずは、

◆http://japanese.ruvr.ru/2014_03_02/129330711/
ラジオ局「ロシアの声」2.03.2014,
◎クリミヤ駐屯のウクライナ軍 自衛隊側に


クリミヤ駐屯のウクライナ軍はすでに大量辞職のうえで
クリミヤ人民自衛隊側に移っている。
クリミヤのセルゲイ・アクショノフ首相がタス通信に対して明らかにした。

それによれば、彼らはすでにキエフ政府の命令に従うことを望まず、
「30分ごとに各部隊の司令官たちが部下たちの辞職について報告してくる。
これは一つや二つではない。」という。

リアノーボスチ

◆http://japanese.ruvr.ru/2014_03_02/129329731/
ラジオ局「ロシアの声」2.03.2014,
◎ウラジーミル・プーチン 
 ウクライナでのロシア語市民に対する暴力増加の場合 
 ロシアは手をこまねいてはいない


ウクライナにおけるロシア語市民への暴力が高まった場合、
ロシアは手をこまねいてはいない。
その場合、ロシアは国際法に則って対策を講ずる。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は国連事務総長との電話会談で
そのような姿勢を明らかにした。
昨日、プーチン大統領は米国のバラク・オバマ大統領とも電話会談を行い、
ロシア語市民への暴力が高まった場合にはロシアは無策ではいないとの考えを示していた。
プーチン大統領は、キエフ政府が事実上扇動している極右勢力についても
オバマ大統領の注意を喚起した。

ウクライナにおける情勢は、昨夜の国連安全保障理事会緊急会合でも協議された。
これはキエフ政府の提案に基づいて行われた。
ロシアのヴィタリー・チュルキン国連代表は、
ウクライナ情勢が憲法的措置によって解決されなくてはならないと指摘した。
そのためにはキエフ政府が過激派勢力と縁を切り、
全国民の利益を考慮した政府を樹立しなくてはならないとし、次のように語った。

−冷静な頭でいなくてはならない。憲法に基づいた政治路線に状況を戻し、
 2月21日の合意に基づいて統一政府を樹立したうえで、
 民族的対立勢力および政治的対立勢力と力でやり取りすることはやめるべきだ。
 過激派勢力と縁を切り、彼らがウクライナ国内で勢いを持ってはならない。
 なぜならそうなれば深刻な結果をもたらし、ロシアはそれは回避したいと考えている。

昨日、プーチン大統領はロシア議会上院(連邦会議)において、
ウクライナにおけるロシア軍動員について承認を得た。
クレムリンによれば、これがすぐさま動員につながるわけではなく、
キエフにおける熱狂を覚ますのがまず第一目標だという。
その熱狂はワシントンDCおよびブリュッセルをも巻き込んでいる。
CIS諸国研究所のイーゴリ・シシキン副所長はVORに対して次のように指摘した。

−これは間接的な介入を止め、物事をはっきりと考えようという、
 欧米諸国へのメッセージなのです。
 ヴィクトル・ヤヌコヴィッチ大統領がEUとの連盟合意への署名を断念して以来、
 政権転覆のために武力的メカニズムがとられてきました。
 それはウクライナをロシアから切り離すためです。
 ロシアは欧米諸国に対して、何度も交渉を呼びかけてきました。
 しかしさらなる侵略がその答えとして帰って来たのです。
 いまや、危険ラインがあるということがはっきりと示されました。
 ロシアは誰に対してもそれを越えさせはしません。
 いまはいったん立ち止まって、交渉のテーブルにつき、
 政治危機克服について合意しなくてはなりません。そのなればこそ、
 公正な選挙も実施できるのです。極右勢力のライフルのもとではなく、
 国際的な監視のもとで実施できるのです。
 現在のウクライナ政権は武装反乱勢力の政権なのです。

現在、事実上ウクライナを牛耳っている政権は総動員を発令した。
一方でウクライナ軍のなかでもキエフ政府に反対する人々は大量辞職に及んでいる。

クリミヤに駐屯するウクライナ軍部隊は大量に自衛隊側についている。
残る軍部隊や兵器は、クリミヤを防衛する自衛隊の管轄になっている。

同時に、ウクライナ市民たちは混乱によって国を脱出しており、
ロシアはすでに人道危機の恐れに懸念を持っている。




◆http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201403020002/
櫻井ジャーナル 2014.03.02
◎ウクライナ警察で暴動に対応していた隊員は身の危険を感じて露国に保護を求め、
 兵士も露国側へ


ウクライナの暫定政権を支えているのは、欧米の「国境なき巨大資本」、
ウクライナに巣くう利権集団のオルガルヒ、そしてNATOを後ろ盾とするネオ・ナチ。
治安に関係した重要ポストはネオ・ナチが押さえた。

クーデターの際、ネオ・ナチに対抗したのは警官隊のベルクトだが、
先月26日、内相のアーセン・アバコフはベルクトの解散を発表、
すでにベルクトのメンバーは晒し者にされている。

命の危険を感じる隊員も多く、ロシアに保護を求めたメンバーに応える形で
ロシア外務省はロシアのパスポートを発行すると約束、おそらく、
ベルクトに好意的な東部や南部へ逃げる隊員も少なくないだろう。

また、ロシア軍が入ったと言われるクリミアではウクライナ軍の兵士がロシア側についた
と言われている。戦闘、抵抗はなかったようだ。

キエフのクーデターで実権を握った暫定ファシスト政府の命令に従いたくない
と考える兵士も多いようで、帰順先が明確になれば、
東部/南部で反クーデター軍が編成される可能性も小さくない。
そこにベルクトのメンバーも合流するだろう。
保護を求めてロシア側へ移動している一般市民も14万人以上に達しているという。

すでにクリミア以外の地域でも
暫定ファシスト政権に反対する抗議活動が広がりつつあるようで、
「西側」にとっては厳しい展開になるかもしれない。

今回のクーデターを仕掛けたビクトリア・ヌランド国務次官補や
ジェオフリー・パイアット駐ウクライナ米国大使のようなネオコンを抱える
バラク・オバマ政権も対応が難しいところだ。

暫定ファシスト政権が崩壊するような状況になった場合、
NATO軍が軍事介入してロシア軍と戦闘になる展開も否定できない。




國貞、二枚目、



「五節句乃内」 「さくら月」です。




私見に一番近い、

◆http://my.shadowcity.jp/2014/03/post-4276.html#more
ネットゲリラ (2014年3月 3日)
◎ネオナチの背後のユダ金w


ウクライナで騒動起こして実質的なクーデターやったのは、ネオナチ集団だそうで、
その背後にユダ金がいて操っているというんだから、国際情勢は魑魅魍魎だw 
つうか、日本でも、在特会が暴れて自民党の手助けしているようなもんか。

今、ウクライナで起きているのは、プーチンとユダ金の最終戦争です。

アメリカとロシアが国交断絶とかいう話も出ていて、なかなか香ばしいw 
経済制裁とか言うんだが、パイプライン閉められたらヨーロッパが干上がってしまうw 

ロシアは、基本的に共産圏で経済が完結していた体制が残っているので、
経済制裁はさほど困らないだろう。 オバマは打つ手ナシだと思う。


☆http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1393771145/
【速報】ロシアVSウクライナ 戦争開戦!!!!!!!!!!


 ウクライナ政府、ロシアと事実上の戦争状態に突入したと発表
 ▼http://www.theguardian.com/world/2014/mar/02/ukraine-russia-war-crimea-nato


 ロシア軍の大部隊がクリミアへ侵攻を開始(米メディア速報)
 ウクライナ軍は臨戦態勢で対抗を発表! NATO司令部は緊急会議を開催!
 オバマ大統領がロシアを非難
 Russian Troop Convoy on Road to Crimea's Capital
 ▼http://abcnews.go.com/International/wireStory/
  russian-troop-convoy-road-crimeas-capital-22736569


 ウクライナ東部でも衝突が拡大。親ロシア派と反ロシア派の住民が衝突し負傷者が続出
 ▼http://www.euronews.com/2014/03/01/
  ukraine-violent-clashes-in-kharkiv-leave-dozens-injured/



◆http://my.shadowcity.jp/2014/03/eu.html#more
ネットゲリラ (2014年3月 3日)
◎時間を稼いでもアメリカもEUも来ない


クリミア半島のウクライナ軍が、戦う前からさっさと「投降」しちゃってます、
という話なんだが、元々、クーデター起こした新政府には反対の立場のロシア人の軍隊ゆえ、
投降というよりは「寝返り」ですねw 
つうか、ウクライナを乗っ取った新政府側がどうも怪しいみたいで、
むしろ先に崩壊してしまうのではないか? 

繰り返すが、ここで起きているのは、ユダ金とプーチンの最終決戦です。

オバマなんざ、第三者です。オバマは破産管財人であって、ユダ金の代弁者ではない。

ユダ金の仕組んだクーデターは失敗です。

ロシアに対する経済制裁なんか出来るわけがない。

パイプライン閉められて、EUが凍えて死んじゃいますw


☆http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000057-jij-int
時事通信 3月2日(日)
◎武器奪い、投降工作も=ロシア軍「静かな戦争」―クリミア半島


【モスクワ時事】

緊迫するウクライナ南部クリミア半島情勢をめぐり、インタファクス通信は2日、
ウクライナ国防筋の話として、半島南部の複数のウクライナ軍施設にロシア軍部隊が入り、
武器や弾薬を奪ったと伝えた。

ロシア側は半島のウクライナ軍の全拠点に「交渉官」を送り、
投降を呼び掛ける工作も行っているという。

トゥルチノフ大統領代行は記者会見で
「情勢は緊迫している。ロシア軍部隊がウクライナ軍駐屯地を包囲している」と認めた。

大統領代行によると、ロシア軍は南部軍管区(司令部ロストフナドヌー)の部隊が参加し、
2日午前5時までに武装解除と投降を要求してきたという。

プーチン大統領が1日夜、ロシア系住民の保護を名目に
クリミア半島への軍事介入の方針を決定した後、戦闘発生は報じられていない。
大規模な戦闘を回避するため、ロシア軍は「静かな戦争」を既に開始したもようだ。

国防筋によると、クリミア半島南部スダクでは1日朝、ウクライナ空軍レーダー施設に
ロシア軍が「パトロール」と称して侵入。
夜になって再び現れ、抵抗すれば武器を使用すると脅し、武器と弾薬の引き渡しを求めた。

また、ロシア黒海艦隊が駐留する南部セバストポリでも1日夜から2日未明にかけ、
ロシア軍がウクライナ海軍教育センターを占拠し、武器などを持ち去った。 



◆http://my.shadowcity.jp/2014/03/post-4277.html#more
ネットゲリラ (2014年3月 3日)
◎アメリカなんてクソの役にも立たない


何度も書くが、オバマはアメリカ帝国の破産管財人です。
散々戦争で無駄遣いして空っぽになった金庫抱えて、
なんとか戦争が起きないように必死で抑え込むのがお仕事。

ところがユダ金はアメリカ財政の事なんか知ったこっちゃないので、
あちこちで放火して歩くw 尻拭いも大変だw 

まぁ、ほどよきところでユダ金も手を引かないと、アメリカも本性剥き出しにして
ユダヤ排斥始めるかも知れんw いや、笑い事じゃない、

もともとアメリカの田舎者はリバタリアン的傾向が強いので、ユダヤは嫌いです。
潜在的に嫌われているので、それが表面に出ないように、
ホロコーストとかアンネの日記とか、被害者アピールに励んでいる。

そのタガが外れたら怖いよw 黒人差別並みの激しさでユダヤ差別を始めたら、
さぞや楽しい事になるだろう。南部を旅すると、町外れの木にぶら下がる「奇妙な果実」がw


☆http://sankei.jp.msn.com/world/news/140303/amr14030301340000-n1.htm
MSN産経ニュース 2014.3.3
◎米国務長官「露、G8から除外も」 準備会合不参加で4カ国一致


ケリー米国務長官は2日、ウクライナに軍事介入の構えを見せるロシアに
経済制裁を科す用意を表明、主要国(G8)からのロシア除外もあり得ると警告した。
NBCテレビの番組で語った。

また、ロイター通信などによると、G8のうち米国とカナダ、フランス、英国の4カ国が
ロシア南部ソチで6月開催予定のG8首脳会議に向けた準備会合への参加について
見合わせる方針を決定した。(共同)


コメント


*弦巻町 | 2014年3月 3日| 返信

 「英憲」(板垣英憲?) 情報wによると、クリミアに潜入していた
 米海軍特殊部隊シールズの約100名がロシア軍に殲滅されたそうで、
 戦争は既に始まってるとのこと。
 シールズ100名潜入が事実なら、ヴァージニア級原潜3隻をあらかじめ
 ボスポラス海峡越えで黒海に突入させ、隊員回収のため黒海にとどまっている
 ことになるが、そんな自殺攻撃に近いような作戦をやるもんかね。
 オバマさんはやる気ゼロでも、
 ネオコン連中が一種のクーデタで実権を握ってる可能性もあるので油断できないが、
 オバマを暗殺したところで、バイデンもやる気なさそうなので、
 アメリカに限って言えば、本格的な参戦には至らないだろう。
 ただ、それでもイギリスと特にフランスはやる気のようだし、
 イスラエルや中国も虎視眈々という感じ。
 ドイツ、イタリアは、NATOとして動くことには抵抗すると思う。
 なお、中国が侵攻をかけるとしたら、尖閣でも南朝鮮でもなく、アフガン方面だと思う。


 あと、「英憲」では、今回、中国はロシアの味方をするとなってるが、それはないと思う。
 それにはイスラエルがからんでくる。
 この国は、凶暴なケツもちなしでは生きていけない国なんだが、
 いずれリバタリアン化するアメリカにはもう頼れない。
 そこで、中国を相手に決めたもようだ。
 中国が尖閣その他で突っ張ってるのも、そういう背景があるからかもね。
 ただ、中国が実際に攻めるのは、
 イスラエルのシリア・イラク・イラン向けへの侵攻にシンクロさせて、
 アフガン北部の非タリバン支配地域からイラン東部のインド洋に抜けるあたりになるかもね。
 ウイグル人の中国南部でのテロとかは、その口実になるのかもしれない。


 アメリカでユダヤ系が2級市民扱いから開放されたのは、割と最近のことのようです。
 少し前まではカントリークラブの会員になれない、とか、
 ユダヤっぽいと部屋も借してもらえないとかひどい差別をされていたようです。
 ユダヤ人のナチ避難民を乗せた客船の入港を阻止したのがルーズベルトで、
 逆に受け入れてあげたのが東條さんだったとか。
 だから、ユダヤ系の人の中には、今のイスラエルのやり方とか、
 ユダヤ系金融機関のやり方とか、ユダヤ系政治団体のやり方に危惧の念をいだき、
 不快に思っている人も少なくないようです。
 潮目が変われば、ユダヤ系の中でも、そういう人たちの声の方が強くなるでしょうから、
 このままやりたい放題に突っ走って、排斥の憂き目に会う、とこまではいかないのじゃないかな。



*ごんた | 2014年3月 3日 08:14 | 返信

 ナチスとイタリアと日本とを相手に世界中が苦労している間に、
 世界中に勢力を伸ばした世界の田舎者のアメリカさんが
 60年前の勢力図を維持こと自体が不可能なことは、
 小学校高学年程度の加減乗除の計算能力があればわかること。

 集団的自衛権でアメリカさんと世界中を武器をもって走り回りたい、
 というお目出度い連中が現代日本では政権に就いています。
 周回遅れもいいところ。




國貞、三枚目、



「当盛見立三十六花撰 上巳の狐花」 「雛鳥」です。




既にゲーム・オウバーに近いと思うが、

◆http://melma.com/backnumber_45206_5988368/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(ウクライナ政変は新グレートゲームの始まり)発行日:3/2

   ウクライナは内戦、国家二分裂の危機に直面している
      プーチンのロシアがこのまま引き下がることはあり得ない

****************************************

より抜粋、

一月以来、民主化デモは暴動となり、ヤヌコビッチ大統領の退陣をもとめていた。
基本にあるのはEUと組もうとする北西部と
ロシアに組みするのが得策という南西部の対立である。
ウクライナはもともと、この対決構造があった。

かくしてウクライナをめぐるロシアと欧米の対決姿勢、
これは新しい「グレート・ゲーム」のはじまりである。

シリア問題でロシアに外交得点を奪われた欧米は、その仕返しでもするつもりか
ソチ五輪開会式をそろってボイコット、鬱憤を晴らした。
なにしろとってつけた理由はロシアが同性愛結婚を許さないのは人権無視だ、って。

意趣返しのうわぬりがウクライナ政変である。
まるでベン・アリ(チュニジア前大統領)やムバラク(エジプト前大統領)の逃亡劇に似て、
ヤヌチェンコ大統領はEU加盟を叫ぶ反政府派のデモに石もて追われる如く逃亡を余儀なくされた。

ロシア特殊部隊に助けられて、クリミアへ逃げ延びたヤヌチェンコ大統領は、
「わたしはいまも合法的に大統領職に留まっている」と発言し、対決の構えを見せた。
ロシアは軍隊を周辺の派遣し、特殊部隊を送り込んだ。
 

▼ガス・パイプラインという生命線

ウクライナはEUにとっても、ロシアにとっても生命線である。

それは農業生産、ロシアの穀倉地帯というだけが理由ではない。ガス・パイプラインである。

ガスプロムの敷設したパイプラインはウクライナを通過してEUに輸出されている。
年間1600億立方メートル、EU全体の四分の一の需要をまかなう。

バルト海海底をくぐってドイツへ向かうパイプラインはまだ工事中。
南を迂回するパイプラインは仕向地が異なり、なにしろ一番の顧客はドイツである。

スターリンの圧制下、キエフを支配して「大祖国戦争」を戦って
ロシアにとってウクライナはコサック兵の補給地、戦場。
そして黒海に面したセバストボリ、オデッサがある。

冷戦が終結し、ソ連が解体したおりウクライナから夥しいユダヤ人が海外へでた。
だが、イスラエルには夢がなく、またオデッサへ舞い戻ったユダヤ人が目立った。

セバストポリは軍港、しかもロシア黒海艦隊の基地である。
ウクライナ海軍の基地も併設されている。
これはロシアが条約によって2045年まで租借できることになっており、
「家賃」は年間9800万ドル。
ただしウクライナのガス輸入代金が代替される。

従来、セバストポリの住民はロシアへの帰属を要求してきた。
だからウクライナからの分離独立運動は、現地の住民から看れば当然の要求であり、
クリミア半島の南西部という軍事的要衝である限り、ロシアが手放すわけはないだろう。

かつてチンギスハーンはこの地を占領し、欧州への軍事的橋頭堡を築いた。
やがてロシアは軍事大国となって、クリミア戦争ではオスマン・トルコ帝国からロシアが奪い、
またナチスが一時的に占領したほど軍事的攻防が続いた。

黒海の対岸、オデッサは戦艦ポチャムキンの叛乱の舞台としても有名だが、
プーシキン、トロツキーの生まれ故郷でもある。

露土戦争で、ロシアが奪い、その後 英仏、ナチスなど占領者は変化した。
人口百万、とくにユダヤ人が多い街として知られる。

ウクライナは1941年、「ポグロム」と言われる
ユダヤ人への大虐殺がおこなわれた場所でもあり、
また1986年のチェルノブイリ事故という大惨事に襲われたのもウクライナである。

この大地は血と悪霊とで呪われているのだろうか。


▼やはりウクライナは「うっ。暗いな」。

そしてこのグレートゲームの新しい参加者が中国である。

習近平はウクライナを訪問したおり、
ヤヌコビッチ大統領(中国語では「亜努科維奇」と宛てる)と会見して
友好協力条約に調印したばかり(13年12月)。

中国はウクライナへの農業、エネルギー分野ばかりか、
インフラ建設、ハイテク、航空技術、宇宙開発の分野での協力を謳ったのだ。

むろん、中国の狙いは、ウクライナから購入した空母ヴァリヤーグ(いま中国名は「遼寧」というが)
が示唆するように残存する武器技術である。

プーチンはウクライナへ150億ドルの援助を打ちあげ、30億ドルを供与した段階で中断した。

2月26日、ケリー国務長官は「米国は10億ドルを補償する」と発表したが、
いずれもウクライナが望む350億ドルにほど遠い。
銀行筋はことしだけでも300億ドルの資金ショート、借り換えが発生するだろうと見積もっている。

IMFはウクライナへの金融援助の条件として、消費者へのガス代金補助を取りやめ、
緊縮財政の遂行を提示した。ウクライナ国債はCCCの格付けに陥落し、通貨は暴落を続ける。

そしてヤヌコビッチを打倒した野党はと言えば、
反ヤヌコビッチでまとまっただけで野合の衆、
右翼ナショナリストから西欧型民主主義までセクトによって価値観は多様であり、
前回のオレンジ革命(2004−05)のケースとは似ていない。
 
ウクライナ暴動はヤヌコビッチが強権発動、
デモ隊に発砲して多くの死傷者をだしてから流れが変わった。

1917年のサンクトペテルブルグの流血も、天安門事件も、リビアもシリアも、
ひとたび悲惨な流血に舞台が暗転すれば、急激に流れが変わる。

血の弾圧は西側マスコミに報じられ、ひたすら人道無視、非民主的という大合唱が
欧米に鳴り響き、その論調を無批判に転載するしか能のない
日本のマスコミによって多くの日本人がヤヌコビッチに批判的となる。

ムバラク亡き後、エジプトは大混乱に陥り、けっきょくは軍事政権が生まれるように、
或いはリビアはカダフィ亡き後、無政府状態に陥落したように、
或いはサダム亡き後のイラクは米国が望んだ逆方向へ転んだように、
アフガニスタンもまた。

したがってウクライナが基本構造に南北対立がある以上、迅速な解決は望むべきもない。

ウクライナ政変は、無秩序と混沌、おそらく内戦に発展するだろう。

悲観的な予測ではなくウクライナ南はロシア人が多く、ロシア寄りであり、
戦略的にオデッサ、セバストポリを抱え、
ロシアがEUに歩み寄るウクライナ北部と妥協するはずがないからである。 

そうして意味でグレート・ゲームの新しい幕が開けたのである。



毎朝、NHKーBSの海外ニュースを見ておりますが、以前からそうですがw

あまりにも一方的で、「公共放送」がこれでいいのかねぇ? そう思います。

ユダヤ Propaganda そのものですよ。

アメリカはまさにユダメリカですなぁw

「悪縁切り」のいい潮時だと思いますよ、ユダメリカに加担してはなりませんね。

チャンスが見え始めた領土交渉が遠のいてしまう、

国益を考えれば自ずと道は明らかだ。  静かにプーチン支持ですよ。




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