画は 春風舎
生没年不詳 作
「夜の梅 花の魁」 「春はやく けしき調ふ 月と梅」です。
☆晴れ。
まずは、
◆http://www.asahi.com/articles/ASG3177L1G31UHBI02M.html
朝日新聞 2014年3月2日
◎ロシア、ウクライナに軍事介入へ 欧米、激しく反発
ロシアのプーチン大統領は1日、親ロシア政権が崩壊したウクライナ領内で
ロシア軍を活動させることへの承認をロシア上院に求めた。
上院はこれを承認。
ウクライナ南部クリミア半島を中心にロシアの軍事介入が本格化する見通しだ。
ウクライナの新政権や欧米は激しく反発している。
プーチン氏は上院に対して
「ウクライナで起きている異常事態で、ロシア国民や
(クリミア半島の)クリミア自治共和国に駐留しているロシア軍人の生命が脅かされている」
と説明し、自国民保護を軍事介入の理由に挙げた。
介入の期限は「ウクライナの社会政治情勢が正常化するまで」としている。
クリミア自治共和国では2月27日、武装部隊が占拠した議会で首相が解任され、
親ロシア政党のアクショノフ氏が新首相に就任。
同共和国はウクライナ新政権の統治が及ばない事実上の分離独立地域になりつつあった。
◆http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201403010000/
櫻井ジャーナル 2014.03.01
◎ネオナチを使ってクーデターを実行した「西側」に対抗、
ロシアは旧ロシア領を守る動きを鮮明に
ウクライナの南部にあるクリミア半島では、
地元政府の要請を受けてロシア軍が入ったという情報が流れている。
キエフを中心とする西部地区でファシストがクーデターを始めた段階で
ウクライナが分裂すると予想した人は多く、今のところ、その通りの展開になっている。
西部と東部/南部の対立が始まったのは第2次世界大戦の前。
現在のウクライナ西部にはファシストと結びついた人が多く、
そうした状況を懸念して戦後、ソ連はロシア領だったクリミアなどを
ウクライナ領にしてロシア人の比率を高めようとしたと言われている。
ナチの歴史は1919年に始まるのだが、その前年、ロシア革命の翌年に
ドイツで貴族が中心になって「トゥーレ協会」という秘密結社が創設された
ことも忘れてはならない。
その結社が母体になって1919年に「ドイツ労働者党」が生まれ、その翌年、
党名は「国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス)」に改称される。
1920年代の後半になるとドイツだけでなくアメリカの巨大資本から支援を受け、
1932年には国会で第1党になった。
この年の2月に議会が放火され、それを口実にしてコミュニストは非合法化され、
社会民主党も解散させられる。この放火はナチが実行した可能性が高い。
一方、1920年代の半ばからアメリカやイギリスはヨーロッパのナショナリストを組織化、
ウクライナではOUN(ウクライナ民族主義者機構)が作られた。
そのOUNをイギリスの情報機関MI6が雇う。
ドイツ軍がウクライナを占領する頃にバンデラ派はナチと手を組み、
ユダヤ人など少数民族90万人を殺したとも言われている。
OUNの中で強硬派の中心になったのがステファン・バンデラ。
ウクライナでクーデターの主力になったネオ・ナチはバンデラの流れである。
バンデラ派は1943年に「反ボルシェビキ戦線」を設立、
大戦後の46年にABN(反ボルシェビキ国家連合)になり、
APACL(アジア人民反共連盟、後にアジア太平洋反共連盟に改名)とともに
WACL(世界反共連盟)の母体になった。WACL創設の黒幕はCIAである。
OUNなどファシストのネットワークをアメリカは大戦後も維持、拡大し、
ソ連との戦争に使おうとしていた。このネットワークと結びつくのが
イタリアのグラディオをはじめとするNATOの秘密部隊。
これがNATOがバルト3国でウクライナのネオ・ナチを訓練した背景だ。
1970年代の後半、アメリカはソ連と戦わせるために
イスラム教スンニ派の戦闘集団を編成、「西側」のメディアから「自由の戦士」と呼ばれた。
その中から生まれた「アル・カイダ」とCIAやFBIは頻繁に接触していたと言われている。
その存在を多くの人が意識するようになったのは2001年9月11日、
ニューヨークの世界貿易センターに立っていた超高層ビル2棟に航空機が突入、
アーリントンにある国防総省の本部庁舎ビル(通称、ペンタゴン)が攻撃されてからだろう。
そのアル・カイダはリビアやシリアで「西側」やペルシャ湾岸産油国の地上軍として戦っている。
ウクライナへも戦闘員が入っていると言われている。
そして現在、「西側」はネオ・ナチを使ってウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒し、
「暫定政権」にはネオ・ナチのメンバーが入閣、検察も握った。
ネオ・ナチを利用したクーデターを推進した勢力の中心的な存在は
ネオコン(親イスラエル派)であり、現場の責任者はビクトリア・ヌランド国務次官補。
ネオコンの大物、ロバート・ケーガンと結婚していることでも知られている。
言うまでもなく、クーデターを実行したネオ・ナチは「反ユダヤ」であり、
ファシストのコントロール下に入ったウクライナ、特にキエフは
ユダヤ系の人びとにとって危険な状態になっている。
そこで、ユダヤ教のラビはユダヤ系の人びとに対し、キエフを、できたらウクライナを
出るように呼びかけている。
☆http://www.haaretz.com/jewish-world/jewish-world-news/1.575732
Ukrainian rabbi tells Kiev's Jews to flee city
これまでネオコンのようなシオニストは「ユダヤ人」を隠れ蓑に使ってきたが、
ウクライナでそのインチキが明確になった。
流れをきちんと見れば、ウクライナに内政干渉し、
ファシストを使ってクーデターを実行したのはネオコンを中心とする「西側」。
これは明らかなのだが、いつもの通り、「西側」のメディアは「大本営発表」に徹している。
ロシアから見ると、「第2バルバロッサ作戦」が始まっている。
ネオコンがロシアに戦争を仕掛けていることをメディアは認識しているのだろうか?
☆バルバロッサ作戦(ドイツ語: Unternehmen Barbarossa ):
第二次世界大戦中の1941年6月22日に開始された
ナチス・ドイツによるソビエト連邦奇襲攻撃作戦の秘匿名称である。
また、今日では独ソ戦序盤の戦闘の総称とされる場合もある。
作戦名は、神聖ローマ帝国皇帝だったフリードリヒ1世の渾名である
Barbarossa(赤髭)に由来する。
春風舎、二枚目、
「蝶吉姉小梅」 「芸者蝶吉」 「山崎屋与四兵衛」です。
無能ハッタリ、オバマw
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-795e.html
マスコミに載らない海外記事 2014年2月26日
◎権力は我々の銃身から生じると宣言するウクライナ・ネオナチ
Paul Craig Roberts
ウクライナ現地の現実は、無能で不道徳なオバマ政権による、
ウクライナ民主主義が前進しているという描写とは食い違っている。
クーデター後のウクライナに政府が存在しているとすれば、
それは銃と恐怖を振り回すネオナチ、ロシア嫌い、超国家主義者、
右翼政党の暴漢連中が決定する法律だ。
チェチェンでのロシア兵士殺害を自慢している武装暴漢アレクサンドル・ムジチコが、
抗議行動参加者の遺族にアパートを与えるよう、
リウネ州議会に命じているビデオはここで見られる。
☆http://rt.com/news/radical-opposition-intimidating-techniques-882/
'I dare you to take my gun!' AK-47-toting Ukraine far-right leader tells officials
これから行う選挙を、極右に有利にする為、規律を確保し、人事異動するよう、
中央選挙委員会を脅かしているネオナチに関する記事をお読み願いたい。
暴漢アレクサンドル・シェフチェンコが、選挙が、
ネオナチに不利なように不正操作されるのを防ぐ為、中央選挙委員会事務所に、
武装活動家が駐留すると、中央選挙委員会に通知した。
彼の意図するところは、もちろん、武装暴漢ネオナチが必ず勝てるようにする
ということだ。もしネオナチが勝利しなければ、それにもかかわらず、
連中が権力を把握する可能性が大だろう。
ヤヌコビッチ大統領の与党、地域党の議員達が、射撃され、逮捕状を出され、
家宅侵入や物理的脅迫を受け、自分達と家族の命を救おうとして、大挙して辞職しつつある。
ヴォルィーニ州(西ウクライナ)検察庁は、超国家主義者から、全員辞職するよう命じられた。
ユダヤ教教会堂シナゴーグや、東方正教教会が攻撃されている。
自慢させていただけば、私は、EU支持派のウクライナ人政治家を組織化し、
選挙で選ばれたウクライナ政権に対するクーデターを、アメリカ政府が仕組むことは、
民主主義を破壊し、武力が選挙に勝るという前例を確立し、
組織・武装極右に力を与えることになると予言した、最初かつ唯一の人物かも知れない。
まさに、それが実際起きたのだ。
オバマ政権には、ウクライナ内政への独り良がりな介入の明らかな結果がどうなるか
考える常識を持った人物が皆無だった点にご留意願いたい。
もし民主的に選出された大統領と与党が、武装ネオナチによって、
それ程容易に権力の座がら追い落とされるのであれば、
いわゆる“穏健派”で、アメリカ政府から金を貰っていて、
組閣をしようとしている傀儡連中のチャンスはいかばかりだろう?
彼等は、ヤヌコビッチ大統領に変わり、自分達が金を得られるようにすべく、
大統領を権力の座から追い落としたがっていた腐敗した連中だ。
ヤヌコビッチに対する腐敗の非難は、権力を掌握し、ウクライナをEUとNATOの手に渡し、
アメリカ政府から何百万ドルも謝礼を得る、
不誠実で、非民主的な“穏健派”策士連中用の隠れ蓑なのだ。
アメリカ政府に雇われた策士連中は、臆病に沈黙して、今当然の報酬を得ており、
一方、ネオナチのムジチコは、“俺の銃を欲しいならとってみろ!”と
AK-47自動小銃を目の前で振り回して、役所幹部に食ってかかっている。
クーデター後のウクライナの残酷な現実を“民主主義の前進”だなどと表現できるのは、
オバマ、スーザン・ライス、ビクトリア・ヌーランド、
アメリカ傀儡のヨーロッパ諸国や、欧米売女マスコミだけだ。
欧米は今、本当の大混乱に直面しているが、それはロシアも同じだ。
売女マスコミは、アメリカの国民が、一体何が起きているのかを知るのを防ぎ続け、
オバマ政権も、決してそのことを認めるまい。
ロシア人でさえ認たがらないようだ。
卑劣なジョン・ケリーより100倍も、知的で、理性的で、人間味のあるロシア外務大臣が、
あたかも、こうしたこと全てが過ちであるかのように話し続け、
欧米政府に、連中がヤヌコビッチ大統領に署名を強いた協定を支持するよう要請している。
ヤヌコビッチは過去の人物となっているが、
アメリカ政府が支援していた“穏健派”連中も同じだ。
穏健派連中は腐敗しているだけではない。能なしだ。
この阿呆連中は機動隊解散までして、自ら武装した右翼ナチ暴漢のなすがままになっている。
ウクライナは制御不能だ。
傲慢ながら能なしの国務次官補(ビクトリア・ヌーランド)が、
同様に傲慢で能なしのアメリカ大使(パイエト)と、
民主的に選出された大統領に対するクーデターが成功した暁に、
自分達が選んだ候補者連中を権力の座にしつらえる策謀をたてたから、こうなったのだ。
無知で思い違いをしていて、そのような陰謀が行われていたことを否定している
ヌーランドとパイエトの会話は、ここで聞くことができる。
☆http://www.youtube.com/watch?v=MSxaa-67yGM&feature=player_embedded
ほぼ確実に戦争に到る状況だ。
プーチンの外交手腕のみが、それを防げるかも知れない。
とはいえ、プーチンは、アメリカ政府とアメリカの印刷とTVメディアを構成する売女連中によって、
悪魔の様に描きだされてきた。
ヨーロッパとイギリスの政治家連中は、もしプーチンに与すれば、
アメリカ政府からのお手当てを止められてしまう。
欧米の大衆がぼんやりしているがゆえに、戦争は不可避なのだ。
事実と情報を私がご紹介すればする程、
“腐敗に反対している、誠実な[しかも、たんまり謝礼を貰っている]抗議行動参加者達の真面目な抗議”を、
あたかも腐敗こそが最重要問題であるかのごとく擁護する、益々多くの電子メールを頂くことになる。
1991年に消滅した共産主義の下で苦難したのが、ウクライナ人だけであるかのごとく、
ウクライナ人や、カナダやアメリカで暮らすウクライナ系の方々から、
共産主義の下でウクライナ人は苦難を味わったのだから、
ウクライナ人がロシア人を憎むのも当然であり、それが、ネオナチの手中に落ちた、
アメリカによるクーデターと何か関係があるかのごとき説を聞かされている。
ウクライナ人が苦難を味わったことは疑いようがない。
共産主義の下で、ロシア人を含め、多くの人々が苦しんだ。
しかしその苦難は、“必要欠くべからざる国民によって”USA
二度も核攻撃を受けた日本の一般国民の苦難や、
“例外的な国民”USAによって、
東京の様に、都市が焼夷弾攻撃されたドイツの一般国民の苦難より大きかっただろうか ?
現在、日本とドイツはアメリカの傀儡国家だ。
対照的に、ウクライナはロシアと良好な関係を持った独立国家だ。
アメリカが破壊したがっていたのは、まさにこの関係だった。
無謀で無能なアメリカ政府がパンドラの箱を開けてしまった為、更なる悪が世界に解き放された。
苦悩を味わうのはウクライナの人々に限らない。
一体なぜ状況が非常にまずい方向に進みかねないのかについては多数の理由がある。
一つは、現実が、人々と、もろに衝突しているにもかかわらず、
大半の人々が現実に対処することができないことにある。
既知の事実をご紹介すると、読者の方々から投書を頂く。
“お前はプーチン工作員だ” “お前はウクライナ人を憎悪している”
“お前は腐敗を擁護している”
“ウクライナ国民が、スターリンの手にかかってどれほど苦渋を味わったか、お前は知らないに違いない。”
もちろん私は承知している。
大学院でロシアを研究し、1961年の米ソ学生交換プログラムのメンバーになり、
ロシア、グルジア、ウクライナやウズベキスタン内を旅行し、
スラブ・ロシア研究学術誌に論文を発表し、ソ連科学アカデミーで二度演説し、
CIAが逆の予測をしていたにもかかわらず、なぜソ連経済崩壊は起きたのか説明するよう、
CIAに招待された私は、共産主義の下で人々がどれほど苦労したか十分承知している。
読者の皆様が、ご自分の徹底的な無知と蒙昧さを喜んでさらけ出す様は驚くほどだ。
現実は自分達の妄想でできていると考えている人々が大量におられるのだ。
全く逆のことを示す、あらゆる証拠を目の前にしても、
自分の妄想に固執することができる知的、感情的に弱い方々にとって、
現実は荷が重すぎるのだ。
思い違いをしている人々の大群と、アメリカ政府が傲慢さにふけり、
その過ちを全く認めることができないことから、
アメリカ政府のウクライナ不安定化が、我々全員にとっての大問題となる。
RTは報じている“ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、
国軍西部と中部ロシア全土で、戦闘即応性を調べる為の緊急軍事演習を命じた”
ロシア国防大臣によれば、抜き打ち演習で、陸軍、空軍、空挺部隊と、航空宇宙防衛を調べたのだ。
http://rt.com/news/putin-drill-combat-army-864/
国防大臣は語っている。“演習は、ウクライナの出来事とは全く無関係だ。”
もちろん関係している。
国防大臣がこう発言したのは、EUが正気を取り戻すことを、プーチンがまだ願っているためだ。
私の考えでは、その考えが間違えであることを願うのだが、
ヨーロッパの“指導者連中”は、アメリカ政府の金で余りに堕落しきっていて、
分別など皆無だ。 連中は買収された雇われ人だ。 連中にとって大切なのは金だけだ。
一体なぜロシアが、現時点で、ウクライナと無関係な緊急即応性試験が必要だったのか
自問して頂きたい? 多少とも地理を知っている人なら、
西部・中部ロシアが、ウクライナ上方に位置しているのが分かっている。
無関心なアメリカ国民、意気地ない臆病売女マスコミ、
堕落腐敗したヨーロッパのアメリカ政府傀儡連中と、アメリカ政府を支配する犯罪人連中による
真っ赤な嘘の結果、次の戦争がおきないよう、皆で幸運を祈ろう。
記事原文のurl:
☆http://www.paulcraigroberts.org/2014/02/26/
ukrainian-neo-nazis-declare-power-comes-barrels-guns/
春風舎、三枚目、
「世直しけん」です。
結局、民の災いとなる、
◆http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-1041.html
闇株新聞 2014年02月25日
◎今度はウクライナで政変
より抜粋、
ウクライナの全人口4500万人の約8割はウクライナ人で、残る2割弱がロシア人です。
ウクライナ東部は親ロシアで確かにロシア人の比率が西部よりも高いのですが、
それでもロシア人が半分以上いるのはクリミア半島などのごく一部です。
宗教は全人口の9割が東方正教会(ウクライナ正教会)で、残る1割がカトリックです。
つまりウクライナは、ウクライナ人によるキリスト教(東方正教会)国家なのです。
なぜこのような書き方をしたのかといいますと、国家が2つ以上に別れて憎しみ合う時は、
普通は民族が違うか宗教が違うときです。
それではウクライナは、何で親ロシアと親EUに別れているのでしょう?
単純に経済的動機だけのような気がします。
わかりやすくいえば、どちらに頼ればより面倒をみてくれるのか? だけです。
ロシアは当然のように約束していた150億ドルの資金支援を先送りしました。
まだ未実行だったのですが、親EU政権となれば永久に先送りとなります。
また国際価格よりもかなり安価で提供している天然ガスの値上げ、
あるいは供給停止も打ち出す可能性があります。
またウクライナは300億ドルをこえる対外債務を抱え、
S&Pが格付けをCCCまで引き下げており、デフォルトの可能性が高まっています。
それに対してはEU、IMF、米国政府までが早くも金融支援について話合いを始めました。
欧州の銀行はウクライナ向け債権やウクライナ国債の保有が多く、
せっかく経済が上向き始めたタイミングでのデフォルトは絶対避けなければならないのですが、
かといって財政再建のさなかに巨額の金融支援などできるはずがありません。
IMFも2008年の金融危機時に緊急融資した165億ドルの大半が焦げついており、
新規融資なしでEUに支援してほしいはずです。
米国も対ロシア戦略の一環として首を突っ込んでおきたいことと、
米国経済のためにもデフォルトを食い止めたいのですが、たぶん口を出すだけでしょう。
つまり実際にどこが金融支援をするのか? はこれからなのです。
多分日本にも支援要請がくると思いますが、日本はもっとそれどころではありません。
またウクライナでも、EUが十分に面倒をみてくれなければ親EU政権もすぐに危うくなるはずです。
そうすればまた親ロシア勢力の巻き返しとなるのでしょう。
ウクライナ政変は、民族や宗教の違いによるものではなく、
単に「ロシアに頼るより、EUに頼ろう」とする勢力が、国民の支持を得ているだけです。
だとすれば過剰期待で、すぐに失望が広がるような気がします。
ウクライナ経済を丸抱えで救済できるところなど、どこにもないからです。
↑
味も素っ気もないのですが、そうなるのでは?
生没年不詳 作
「夜の梅 花の魁」 「春はやく けしき調ふ 月と梅」です。
☆晴れ。
まずは、
◆http://www.asahi.com/articles/ASG3177L1G31UHBI02M.html
朝日新聞 2014年3月2日
◎ロシア、ウクライナに軍事介入へ 欧米、激しく反発
ロシアのプーチン大統領は1日、親ロシア政権が崩壊したウクライナ領内で
ロシア軍を活動させることへの承認をロシア上院に求めた。
上院はこれを承認。
ウクライナ南部クリミア半島を中心にロシアの軍事介入が本格化する見通しだ。
ウクライナの新政権や欧米は激しく反発している。
プーチン氏は上院に対して
「ウクライナで起きている異常事態で、ロシア国民や
(クリミア半島の)クリミア自治共和国に駐留しているロシア軍人の生命が脅かされている」
と説明し、自国民保護を軍事介入の理由に挙げた。
介入の期限は「ウクライナの社会政治情勢が正常化するまで」としている。
クリミア自治共和国では2月27日、武装部隊が占拠した議会で首相が解任され、
親ロシア政党のアクショノフ氏が新首相に就任。
同共和国はウクライナ新政権の統治が及ばない事実上の分離独立地域になりつつあった。
◆http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201403010000/
櫻井ジャーナル 2014.03.01
◎ネオナチを使ってクーデターを実行した「西側」に対抗、
ロシアは旧ロシア領を守る動きを鮮明に
ウクライナの南部にあるクリミア半島では、
地元政府の要請を受けてロシア軍が入ったという情報が流れている。
キエフを中心とする西部地区でファシストがクーデターを始めた段階で
ウクライナが分裂すると予想した人は多く、今のところ、その通りの展開になっている。
西部と東部/南部の対立が始まったのは第2次世界大戦の前。
現在のウクライナ西部にはファシストと結びついた人が多く、
そうした状況を懸念して戦後、ソ連はロシア領だったクリミアなどを
ウクライナ領にしてロシア人の比率を高めようとしたと言われている。
ナチの歴史は1919年に始まるのだが、その前年、ロシア革命の翌年に
ドイツで貴族が中心になって「トゥーレ協会」という秘密結社が創設された
ことも忘れてはならない。
その結社が母体になって1919年に「ドイツ労働者党」が生まれ、その翌年、
党名は「国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス)」に改称される。
1920年代の後半になるとドイツだけでなくアメリカの巨大資本から支援を受け、
1932年には国会で第1党になった。
この年の2月に議会が放火され、それを口実にしてコミュニストは非合法化され、
社会民主党も解散させられる。この放火はナチが実行した可能性が高い。
一方、1920年代の半ばからアメリカやイギリスはヨーロッパのナショナリストを組織化、
ウクライナではOUN(ウクライナ民族主義者機構)が作られた。
そのOUNをイギリスの情報機関MI6が雇う。
ドイツ軍がウクライナを占領する頃にバンデラ派はナチと手を組み、
ユダヤ人など少数民族90万人を殺したとも言われている。
OUNの中で強硬派の中心になったのがステファン・バンデラ。
ウクライナでクーデターの主力になったネオ・ナチはバンデラの流れである。
バンデラ派は1943年に「反ボルシェビキ戦線」を設立、
大戦後の46年にABN(反ボルシェビキ国家連合)になり、
APACL(アジア人民反共連盟、後にアジア太平洋反共連盟に改名)とともに
WACL(世界反共連盟)の母体になった。WACL創設の黒幕はCIAである。
OUNなどファシストのネットワークをアメリカは大戦後も維持、拡大し、
ソ連との戦争に使おうとしていた。このネットワークと結びつくのが
イタリアのグラディオをはじめとするNATOの秘密部隊。
これがNATOがバルト3国でウクライナのネオ・ナチを訓練した背景だ。
1970年代の後半、アメリカはソ連と戦わせるために
イスラム教スンニ派の戦闘集団を編成、「西側」のメディアから「自由の戦士」と呼ばれた。
その中から生まれた「アル・カイダ」とCIAやFBIは頻繁に接触していたと言われている。
その存在を多くの人が意識するようになったのは2001年9月11日、
ニューヨークの世界貿易センターに立っていた超高層ビル2棟に航空機が突入、
アーリントンにある国防総省の本部庁舎ビル(通称、ペンタゴン)が攻撃されてからだろう。
そのアル・カイダはリビアやシリアで「西側」やペルシャ湾岸産油国の地上軍として戦っている。
ウクライナへも戦闘員が入っていると言われている。
そして現在、「西側」はネオ・ナチを使ってウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒し、
「暫定政権」にはネオ・ナチのメンバーが入閣、検察も握った。
ネオ・ナチを利用したクーデターを推進した勢力の中心的な存在は
ネオコン(親イスラエル派)であり、現場の責任者はビクトリア・ヌランド国務次官補。
ネオコンの大物、ロバート・ケーガンと結婚していることでも知られている。
言うまでもなく、クーデターを実行したネオ・ナチは「反ユダヤ」であり、
ファシストのコントロール下に入ったウクライナ、特にキエフは
ユダヤ系の人びとにとって危険な状態になっている。
そこで、ユダヤ教のラビはユダヤ系の人びとに対し、キエフを、できたらウクライナを
出るように呼びかけている。
☆http://www.haaretz.com/jewish-world/jewish-world-news/1.575732
Ukrainian rabbi tells Kiev's Jews to flee city
これまでネオコンのようなシオニストは「ユダヤ人」を隠れ蓑に使ってきたが、
ウクライナでそのインチキが明確になった。
流れをきちんと見れば、ウクライナに内政干渉し、
ファシストを使ってクーデターを実行したのはネオコンを中心とする「西側」。
これは明らかなのだが、いつもの通り、「西側」のメディアは「大本営発表」に徹している。
ロシアから見ると、「第2バルバロッサ作戦」が始まっている。
ネオコンがロシアに戦争を仕掛けていることをメディアは認識しているのだろうか?
☆バルバロッサ作戦(ドイツ語: Unternehmen Barbarossa ):
第二次世界大戦中の1941年6月22日に開始された
ナチス・ドイツによるソビエト連邦奇襲攻撃作戦の秘匿名称である。
また、今日では独ソ戦序盤の戦闘の総称とされる場合もある。
作戦名は、神聖ローマ帝国皇帝だったフリードリヒ1世の渾名である
Barbarossa(赤髭)に由来する。
春風舎、二枚目、
「蝶吉姉小梅」 「芸者蝶吉」 「山崎屋与四兵衛」です。
無能ハッタリ、オバマw
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-795e.html
マスコミに載らない海外記事 2014年2月26日
◎権力は我々の銃身から生じると宣言するウクライナ・ネオナチ
Paul Craig Roberts
ウクライナ現地の現実は、無能で不道徳なオバマ政権による、
ウクライナ民主主義が前進しているという描写とは食い違っている。
クーデター後のウクライナに政府が存在しているとすれば、
それは銃と恐怖を振り回すネオナチ、ロシア嫌い、超国家主義者、
右翼政党の暴漢連中が決定する法律だ。
チェチェンでのロシア兵士殺害を自慢している武装暴漢アレクサンドル・ムジチコが、
抗議行動参加者の遺族にアパートを与えるよう、
リウネ州議会に命じているビデオはここで見られる。
☆http://rt.com/news/radical-opposition-intimidating-techniques-882/
'I dare you to take my gun!' AK-47-toting Ukraine far-right leader tells officials
これから行う選挙を、極右に有利にする為、規律を確保し、人事異動するよう、
中央選挙委員会を脅かしているネオナチに関する記事をお読み願いたい。
暴漢アレクサンドル・シェフチェンコが、選挙が、
ネオナチに不利なように不正操作されるのを防ぐ為、中央選挙委員会事務所に、
武装活動家が駐留すると、中央選挙委員会に通知した。
彼の意図するところは、もちろん、武装暴漢ネオナチが必ず勝てるようにする
ということだ。もしネオナチが勝利しなければ、それにもかかわらず、
連中が権力を把握する可能性が大だろう。
ヤヌコビッチ大統領の与党、地域党の議員達が、射撃され、逮捕状を出され、
家宅侵入や物理的脅迫を受け、自分達と家族の命を救おうとして、大挙して辞職しつつある。
ヴォルィーニ州(西ウクライナ)検察庁は、超国家主義者から、全員辞職するよう命じられた。
ユダヤ教教会堂シナゴーグや、東方正教教会が攻撃されている。
自慢させていただけば、私は、EU支持派のウクライナ人政治家を組織化し、
選挙で選ばれたウクライナ政権に対するクーデターを、アメリカ政府が仕組むことは、
民主主義を破壊し、武力が選挙に勝るという前例を確立し、
組織・武装極右に力を与えることになると予言した、最初かつ唯一の人物かも知れない。
まさに、それが実際起きたのだ。
オバマ政権には、ウクライナ内政への独り良がりな介入の明らかな結果がどうなるか
考える常識を持った人物が皆無だった点にご留意願いたい。
もし民主的に選出された大統領と与党が、武装ネオナチによって、
それ程容易に権力の座がら追い落とされるのであれば、
いわゆる“穏健派”で、アメリカ政府から金を貰っていて、
組閣をしようとしている傀儡連中のチャンスはいかばかりだろう?
彼等は、ヤヌコビッチ大統領に変わり、自分達が金を得られるようにすべく、
大統領を権力の座から追い落としたがっていた腐敗した連中だ。
ヤヌコビッチに対する腐敗の非難は、権力を掌握し、ウクライナをEUとNATOの手に渡し、
アメリカ政府から何百万ドルも謝礼を得る、
不誠実で、非民主的な“穏健派”策士連中用の隠れ蓑なのだ。
アメリカ政府に雇われた策士連中は、臆病に沈黙して、今当然の報酬を得ており、
一方、ネオナチのムジチコは、“俺の銃を欲しいならとってみろ!”と
AK-47自動小銃を目の前で振り回して、役所幹部に食ってかかっている。
クーデター後のウクライナの残酷な現実を“民主主義の前進”だなどと表現できるのは、
オバマ、スーザン・ライス、ビクトリア・ヌーランド、
アメリカ傀儡のヨーロッパ諸国や、欧米売女マスコミだけだ。
欧米は今、本当の大混乱に直面しているが、それはロシアも同じだ。
売女マスコミは、アメリカの国民が、一体何が起きているのかを知るのを防ぎ続け、
オバマ政権も、決してそのことを認めるまい。
ロシア人でさえ認たがらないようだ。
卑劣なジョン・ケリーより100倍も、知的で、理性的で、人間味のあるロシア外務大臣が、
あたかも、こうしたこと全てが過ちであるかのように話し続け、
欧米政府に、連中がヤヌコビッチ大統領に署名を強いた協定を支持するよう要請している。
ヤヌコビッチは過去の人物となっているが、
アメリカ政府が支援していた“穏健派”連中も同じだ。
穏健派連中は腐敗しているだけではない。能なしだ。
この阿呆連中は機動隊解散までして、自ら武装した右翼ナチ暴漢のなすがままになっている。
ウクライナは制御不能だ。
傲慢ながら能なしの国務次官補(ビクトリア・ヌーランド)が、
同様に傲慢で能なしのアメリカ大使(パイエト)と、
民主的に選出された大統領に対するクーデターが成功した暁に、
自分達が選んだ候補者連中を権力の座にしつらえる策謀をたてたから、こうなったのだ。
無知で思い違いをしていて、そのような陰謀が行われていたことを否定している
ヌーランドとパイエトの会話は、ここで聞くことができる。
☆http://www.youtube.com/watch?v=MSxaa-67yGM&feature=player_embedded
ほぼ確実に戦争に到る状況だ。
プーチンの外交手腕のみが、それを防げるかも知れない。
とはいえ、プーチンは、アメリカ政府とアメリカの印刷とTVメディアを構成する売女連中によって、
悪魔の様に描きだされてきた。
ヨーロッパとイギリスの政治家連中は、もしプーチンに与すれば、
アメリカ政府からのお手当てを止められてしまう。
欧米の大衆がぼんやりしているがゆえに、戦争は不可避なのだ。
事実と情報を私がご紹介すればする程、
“腐敗に反対している、誠実な[しかも、たんまり謝礼を貰っている]抗議行動参加者達の真面目な抗議”を、
あたかも腐敗こそが最重要問題であるかのごとく擁護する、益々多くの電子メールを頂くことになる。
1991年に消滅した共産主義の下で苦難したのが、ウクライナ人だけであるかのごとく、
ウクライナ人や、カナダやアメリカで暮らすウクライナ系の方々から、
共産主義の下でウクライナ人は苦難を味わったのだから、
ウクライナ人がロシア人を憎むのも当然であり、それが、ネオナチの手中に落ちた、
アメリカによるクーデターと何か関係があるかのごとき説を聞かされている。
ウクライナ人が苦難を味わったことは疑いようがない。
共産主義の下で、ロシア人を含め、多くの人々が苦しんだ。
しかしその苦難は、“必要欠くべからざる国民によって”USA
二度も核攻撃を受けた日本の一般国民の苦難や、
“例外的な国民”USAによって、
東京の様に、都市が焼夷弾攻撃されたドイツの一般国民の苦難より大きかっただろうか ?
現在、日本とドイツはアメリカの傀儡国家だ。
対照的に、ウクライナはロシアと良好な関係を持った独立国家だ。
アメリカが破壊したがっていたのは、まさにこの関係だった。
無謀で無能なアメリカ政府がパンドラの箱を開けてしまった為、更なる悪が世界に解き放された。
苦悩を味わうのはウクライナの人々に限らない。
一体なぜ状況が非常にまずい方向に進みかねないのかについては多数の理由がある。
一つは、現実が、人々と、もろに衝突しているにもかかわらず、
大半の人々が現実に対処することができないことにある。
既知の事実をご紹介すると、読者の方々から投書を頂く。
“お前はプーチン工作員だ” “お前はウクライナ人を憎悪している”
“お前は腐敗を擁護している”
“ウクライナ国民が、スターリンの手にかかってどれほど苦渋を味わったか、お前は知らないに違いない。”
もちろん私は承知している。
大学院でロシアを研究し、1961年の米ソ学生交換プログラムのメンバーになり、
ロシア、グルジア、ウクライナやウズベキスタン内を旅行し、
スラブ・ロシア研究学術誌に論文を発表し、ソ連科学アカデミーで二度演説し、
CIAが逆の予測をしていたにもかかわらず、なぜソ連経済崩壊は起きたのか説明するよう、
CIAに招待された私は、共産主義の下で人々がどれほど苦労したか十分承知している。
読者の皆様が、ご自分の徹底的な無知と蒙昧さを喜んでさらけ出す様は驚くほどだ。
現実は自分達の妄想でできていると考えている人々が大量におられるのだ。
全く逆のことを示す、あらゆる証拠を目の前にしても、
自分の妄想に固執することができる知的、感情的に弱い方々にとって、
現実は荷が重すぎるのだ。
思い違いをしている人々の大群と、アメリカ政府が傲慢さにふけり、
その過ちを全く認めることができないことから、
アメリカ政府のウクライナ不安定化が、我々全員にとっての大問題となる。
RTは報じている“ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、
国軍西部と中部ロシア全土で、戦闘即応性を調べる為の緊急軍事演習を命じた”
ロシア国防大臣によれば、抜き打ち演習で、陸軍、空軍、空挺部隊と、航空宇宙防衛を調べたのだ。
http://rt.com/news/putin-drill-combat-army-864/
国防大臣は語っている。“演習は、ウクライナの出来事とは全く無関係だ。”
もちろん関係している。
国防大臣がこう発言したのは、EUが正気を取り戻すことを、プーチンがまだ願っているためだ。
私の考えでは、その考えが間違えであることを願うのだが、
ヨーロッパの“指導者連中”は、アメリカ政府の金で余りに堕落しきっていて、
分別など皆無だ。 連中は買収された雇われ人だ。 連中にとって大切なのは金だけだ。
一体なぜロシアが、現時点で、ウクライナと無関係な緊急即応性試験が必要だったのか
自問して頂きたい? 多少とも地理を知っている人なら、
西部・中部ロシアが、ウクライナ上方に位置しているのが分かっている。
無関心なアメリカ国民、意気地ない臆病売女マスコミ、
堕落腐敗したヨーロッパのアメリカ政府傀儡連中と、アメリカ政府を支配する犯罪人連中による
真っ赤な嘘の結果、次の戦争がおきないよう、皆で幸運を祈ろう。
記事原文のurl:
☆http://www.paulcraigroberts.org/2014/02/26/
ukrainian-neo-nazis-declare-power-comes-barrels-guns/
春風舎、三枚目、
「世直しけん」です。
結局、民の災いとなる、
◆http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-1041.html
闇株新聞 2014年02月25日
◎今度はウクライナで政変
より抜粋、
ウクライナの全人口4500万人の約8割はウクライナ人で、残る2割弱がロシア人です。
ウクライナ東部は親ロシアで確かにロシア人の比率が西部よりも高いのですが、
それでもロシア人が半分以上いるのはクリミア半島などのごく一部です。
宗教は全人口の9割が東方正教会(ウクライナ正教会)で、残る1割がカトリックです。
つまりウクライナは、ウクライナ人によるキリスト教(東方正教会)国家なのです。
なぜこのような書き方をしたのかといいますと、国家が2つ以上に別れて憎しみ合う時は、
普通は民族が違うか宗教が違うときです。
それではウクライナは、何で親ロシアと親EUに別れているのでしょう?
単純に経済的動機だけのような気がします。
わかりやすくいえば、どちらに頼ればより面倒をみてくれるのか? だけです。
ロシアは当然のように約束していた150億ドルの資金支援を先送りしました。
まだ未実行だったのですが、親EU政権となれば永久に先送りとなります。
また国際価格よりもかなり安価で提供している天然ガスの値上げ、
あるいは供給停止も打ち出す可能性があります。
またウクライナは300億ドルをこえる対外債務を抱え、
S&Pが格付けをCCCまで引き下げており、デフォルトの可能性が高まっています。
それに対してはEU、IMF、米国政府までが早くも金融支援について話合いを始めました。
欧州の銀行はウクライナ向け債権やウクライナ国債の保有が多く、
せっかく経済が上向き始めたタイミングでのデフォルトは絶対避けなければならないのですが、
かといって財政再建のさなかに巨額の金融支援などできるはずがありません。
IMFも2008年の金融危機時に緊急融資した165億ドルの大半が焦げついており、
新規融資なしでEUに支援してほしいはずです。
米国も対ロシア戦略の一環として首を突っ込んでおきたいことと、
米国経済のためにもデフォルトを食い止めたいのですが、たぶん口を出すだけでしょう。
つまり実際にどこが金融支援をするのか? はこれからなのです。
多分日本にも支援要請がくると思いますが、日本はもっとそれどころではありません。
またウクライナでも、EUが十分に面倒をみてくれなければ親EU政権もすぐに危うくなるはずです。
そうすればまた親ロシア勢力の巻き返しとなるのでしょう。
ウクライナ政変は、民族や宗教の違いによるものではなく、
単に「ロシアに頼るより、EUに頼ろう」とする勢力が、国民の支持を得ているだけです。
だとすれば過剰期待で、すぐに失望が広がるような気がします。
ウクライナ経済を丸抱えで救済できるところなど、どこにもないからです。
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味も素っ気もないのですが、そうなるのでは?