画は 拙作にて
「伝親鸞 筆 『 十字名号 二僧(法然上人 親鸞聖人) 御影 』」です。
油彩F15号
十字名号:
帰命尽十方無碍光如来 (きみょうじんじっぽう むげこうにょらい)
天親が 『無量寿経 優婆提舎 願生偈』(『浄土論』・『往生論』)に、
「世尊我一心 帰命尽十方無礙光如来 願生安楽国」と著し、
自己の信念を表したことに基づく。
九字名号と同じく、お内仏(仏壇)に、本尊の「脇掛」として掛ける。
またこの『浄土論』の言葉は、回向文として 浄土真宗で用いられる。
☆晴れたり曇ったり、本格的な雪が近い。
今日は、3.11の ご命日です、 合掌
避難生活を余儀なくされておられる皆々様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
8年 8月が 経ちました。
中継 見ておりましたが 醜悪な過剰警備で サイドカー多すぎ、
まるで 独裁国家の 軍事パレード だわなぁ、
れいわも パッとせん のかも、
◆https://lite-ra.com/2019/11/post-5083.html
リテラ 2019.11.10
◎安倍政権が 即位パレードのコースを変更させた
のはこれが目的? 天皇皇后が前を通った 自民党本部に巨大垂れ幕!
本日、天皇の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」がおこなわれ、
日の丸の小旗が振られる沿道とともに オープンカーに乗った天皇・皇后の姿を
テレビが大々的に生中継。 お祝いムード一色に染め上げられた。
だが、このパレードが3分の1を過ぎたあたり、落ち着いた公共建築物がつづく
コース沿いに、屋上から〈天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます〉という垂れ幕
をデカデカと吊り下げていた建物があった。
ほかでもない、自民党本部だ。
今回、あらたにパレードのコースが変更され 自民党本部前を通過したのだが、
天皇・皇后が通り過ぎる目の前に、安倍自民党はこの巨大なメッセージを掲げたのだ。
ちなみに、沿道の観覧ブースでは 横断幕の持ち込みが禁止され、
沿道住民には ベランダに
植木鉢や洗濯物を置かないように呼びかけられていたのだが……。
そもそも、今回の自民党本部前を通るルートは、安倍首相が変更させたものだ。
平成の代替わりの際は、皇居前広場から国会議事堂前を通り、
赤坂見附、青山一丁目を通過して赤坂御所に着くという約4.7キロのコースだった。
しかし、安倍首相は今年5月、国会正門前を右折し、
前回は三宅坂交差点に出て青山通りに出ていたところを、
今回は憲政記念館前の交差点を左折し国会図書館前を通って
青山通りの平河町交差点に抜ける新ルートに決定。
つまり、新ルートに変更したことで、自民党本部前を
がっつり通るコースになったのだ。
ルート変更の理由については「首都高速道路の高架沿いを通る距離を短くした」
だの「より開放的な空間をパレードできる」だのと説明しているが、
カットされる高架下の距離はわずか約500メートル。
しかも、パレードの距離は 前回より100メートルほど短くなっている。
なのにわざわざこのルートを選択したのである。
じつは、このパレードのルート変更は官邸の意向が強く反映されている。
たしかに「高架沿いを避けた」新しい即位パレードのルートは
昨年の秋の段階で提案されていた。
だが、それは桜田通りを南下して虎ノ門の交差点を右折した後、
外堀通りを進む、自民党本部前を通る今回のルートからは大きく離れたものだった。
そして、この案は警備上の問題などで反対され、年明け、
平成の代替わりと 同じコースを踏襲することに内定。
マスコミもそのことを報じていた。
ところが、そのあと、官邸が自民党本部の前を通るルートに変更するよう
強い働きかけをはじめたのだという。
宮内庁や政府内には「政治利用と 批判を受ける」という反対意見があったが、
最終的にこのルートがごり押しされた という。
普通なら、天皇および皇室が 特定の政治色を帯びることのないように、
いかなる政党や政治団体の関連施設の前も避ける配慮 をするものだが、
安倍政権は逆にそれを強行したのである。
その結果、〈天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます〉という垂れ幕を掲げた
自民党本部前で 多くの人が沿道で日の丸の小旗を振り、
そこを天皇・皇后が通ることになった。
しかも、即位パレードでは、天皇・皇后のオープンカーの車列の先頭を走る
警視庁の白バイのすぐ後ろにつけたのは 官房長官と副長官を乗せた車、
そして安倍首相を乗せた車だったが、前回は官房副長官が2人で1台だったのを、
今回は3人で3台に変更。
そのため、官邸関係者の車列がのび、存在感がより強くなるかたちとなったのだ。
☆即位を祝う国民祭典には 日本会議、櫻井よしこ、百田尚樹、高須克弥ら
極右人脈が大集合
新天皇の即位をどこまでも安倍政権のPRに利用しようとする、底知らずの貪欲さ……。
しかし、この露骨な天皇の政治利用はパレードだけではない。
安倍首相やその取り巻きの極右勢力は 今回の一連の即位関連イベントを、
完全に戦前回帰、国民に対するナショナリズム・全体主義の強化に利用している。
その典型が、昨日、皇居前広場でおこなわれた
「天皇陛下御即位をお祝いする 国民祭典」だ。
メディアでは、嵐が奉祝曲を熱唱したことや、芦田愛菜が祝辞を述べた
ことなどが大きく報道されているが、国民はこのイベントの主体が
どういう団体なのか本当にわかっているのだろうか。
「国民祭典」の主催は「天皇陛下御即位奉祝委員会」となっているが、
この奉祝委員会の設立を主導し 奉祝事業を実施している組織は
経団連 と日本商工会議所、そして日本会議 なのだ。
現に、奉祝委員会の設立発起人には 櫻井よしこが「言論界・女性」の代表
として名を連ね、百田尚樹や高須克弥、門田隆将といったネトウヨ文化人も
こぞって出席。 安倍応援団による「極右」集会 という様相を呈していた。
このイベントが極右集会であることは、式典の最後でも なった(ママ)。
天皇の「おことば」のあと、「天皇陛下御即位奉祝国会議員連盟」会長の
伊吹文明・元衆院議長が万歳三唱をおこなったのだが、
司会が「ありがとうございました」と締めても、
伊吹氏とは違う人物が「天皇陛下、万歳」と発声。
そのあとも天皇・皇后がその場を離れるあいだ、
「天皇陛下、万歳」「皇后陛下、万歳」「天皇皇后両陛下、万歳」などと
万歳三唱が延々と繰り返されたのだ。
しかも、恐ろしいのは、そうした極右によるナショナリズム・全体主義の
強化イベントに、有名芸能人たちが全面協力し、
国民に その戦前的な価値観を刷り込む役割 を果たしていることだ。
「国民祭典」では、司会を俳優の谷原章介とフリーアナウンサーの有働由美子が務め、
各界代表の祝辞には前述したように、「次世代を担う女優」として芦田愛菜が立ち、
「新元号『令和』は 万葉集からの出典だったということを知り、
昔の日本の書物から新しい時代の元号がつくられるということは、
なんて素敵なことなんだろうと深く感動しております。
古くからわが国に伝わる文化を大切にしつつ、新しい日本へと躍進していく、
そんな時代になっていくことを切に願っております」とスピーチ。
ネット上では「15歳とは思えない」「さすが芦田プロ」などと称賛の声があふれた。
☆嵐が「君が笑えば世界は輝く」と歌った奉祝曲は
J-POP風「君が代」もどきの代物
さらに、あざとさ を感じたのは 嵐が歌った奉祝曲「Ray of Water」の第3楽章
「Journey to Harmony」だろう。
脚本家の岡田惠和氏が作詞を担当したものだが、その歌詞は、このようなものだった。
〈君が 笑えば 世界は 輝く
誰かの 幸せが 今を 照らす
僕らの よろこびよ 君に 届け〉
〈はじめはどこかの 岩かげにしたたり 落ちたひとしずくの 水が平野流れ
やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし 鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ
あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいい〉
〈大丈夫 水は 流れている 大丈夫 海は 光っている
大丈夫 君と 笑ってゆく 大丈夫 君と 歩いてゆこう〉
なんとなくJ-POP風の歌詞にしているが、これ、完全に「君が代」ではないか。
「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」が
「君が 笑えば 世界は 輝く」「大丈夫 君と歩いていこう」とゆるくしただけで、
君主の永続性を歌っている ことには変わりはない。
しかし、こうした有名芸能人の動員とソフト化されたショーアップによって、
天皇制の本質や 極右勢力の本当の狙いは隠され、
「日本の伝統」だの「 世界に唯一無二の皇室」だの
といったフィクションが どんどん国民に浸透しているのは事実だ。
実際、「国民祭典」を見に訪れたという女子高生はスポーツニッポンの取材に、
「人生で初めての経験なので、どうしても来たかった。
万歳三唱の時、“日本人で良かった”と感じた」と答えていた。
また、ここまでダイレクトな反応ではなくとも、
天皇即位にかんするイベントを テレビがこぞって「お祝い」する効果は絶大で、
多くの人が無批判に「おめでたいこと」と口を揃えている。
一方、国民主権や政教分離の問題、イベントに極右が跋扈している事実、
新元号選定からつづく安倍首相による政治利用など、
この即位に合わせて論じるべき問題はいくつもあるのに、
もはや、どこのメディアも、ジャーナリスト・評論家もそんなことを
触れようともしない。
この状況を見ていると、安倍首相と日本会議が目論んでいる戦前回帰と
全体主義国家化への道は ほとんど達成寸前のところまで来ているのではないか。
そんな恐怖さえ覚えてしまうのである。
(編集部)
再掲ですが、拙作二枚目、
「法然上人繪傳 室津の遊女」です。 油彩F15号
PSYCHO-PASS、
◆https://www.chosyu-journal.jp/column/14130
長周新聞 2019年11月9日
◎あなたが つくったんじゃないですか?
やっと始まった衆院予算委員会で、またもや安倍晋三が
自席から野党議員を指さしながらヤジを飛ばして紛糾し、
審議が一時中断するハプニングが起こった。
6日に問題になって謝罪したと思ったら、8日にもまたやった。
国権の最高機関であるとか、憲政とはいったい何か?
等等を真面目に考えるのもバカらしくなるほど、
この7年で国会審議は幼稚さと低俗の度を深めたものである。
現役の総理大臣が気に入らない質問をされたり痛いことを指摘されると、
挙動不審になりながらムキになって相手を指さしてヤジを飛ばしている光景など、
安倍晋三以前には 見たことも聞いたこともない。
しかし、それが既に慣れっこになってしまい、
「痛いとこ突かれると、いつもキョド(挙動不審)ってるよね」
などと思ってしまうのである。
アワアワと何をいっているのかわからないその後の答弁も含めて、
「すっごく動揺してるよね」などと思ってしまうのである。
あるいは、「日教組!」 「共産党!」 などと叫ぶことによって、
なにかしら相手をおとしめている心象になる 知性の持ち主なのだろう。
モリカケは忘れ去りたい疑惑のようだが、やましいことがないのであれば、
まず落ち着いて事訳をつまびらかに真摯かつ丁寧に説明し、
真実を明らかにすることによって疑惑を払拭するほかない。
ところが「丁寧に説明する」というだけで なにも丁寧に説明せずに逃げ回ったり、
黒塗りの文書ばかり出てきたり、真相解明にさいして財務省職員が自殺したり、
首相をかばった財務省の某局長は出世したり、
「ちょっと待て」と思うようなことの連続だ。
こうしてなにもかもが未解明なまま、闇に葬ろうとする力だけが働き、
世間が飽きて忘れてくれるのを待っているかのような雰囲気すら漂っている。
「まだモリカケを問題にするのか?」と --。
しまりもなく、ケジメのない政治 である。
それこそ世間はモリカケについて、首相が発した野党議員へのヤジ
をひっくり返して「あなた(安倍晋三や昭恵)が つくったんじゃないんですか?」
を問題にしてきた。
森友学園の国有地払い下げ問題に関しては、先日5600枚以上にも及ぶ
公文書が出てきたものの、ほぼ黒塗りの状態だったという。
「ほぼ黒塗り」だったことが物語っているのは、見られては困る文言だらけで、
消しているうちに真っ黒になった。
つまり、それだけ本件は「真っ黒である」と自己暴露しているようなものである。
問題がないのであれば、真っ白な状態にして、世間に納得してもらう
ことが近道なのに、ますます真っ黒感を出してくる あたりに、
やはり「真っ白ではないんだね」と重ね重ね思ってしまうのである。
逃げ回り、誤魔化し続ける態度から、私たちはいつも黒黒としたオトモダチの
私物化を思ってしまう。
だって、白い文書も白を証明する説明も何もなく、自殺とか黒の文書とか、
「男たちの悪巧み」の写真とか、首相夫人付きの谷査恵子さんの大活躍とか、
黒ばかりを思わせるのだから。
そしてなにより、首相本人が丁寧な説明をするどころか、
ヤジを飛ばしているあたりに 人間性であったり不誠実な態度が
あらわれているのである。 吉田充春
再掲ですが、拙作三枚目、
「秋景 親鸞聖人 中空土偶」です。 油彩F10号
暗闘で 瓦解せい!
◆https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191109-00010001-flash-peo
FLASH 11/9(土)
◎側近が 次々辞任 … 大ピンチ菅義偉の 窮状を喜ぶ政治家たち
「自民党内で、『首相官邸の “中枢” が主導して、
菅潰しが 始まった』と囁かれている」
ある自民党関係者はこう声を潜めて話す。
いま、「令和おじさん」として、“ポスト安倍” の有力候補に躍り出た
菅義偉官房長官(70)が、大ピンチに陥っている。
妻の公職選挙法違反疑惑で、河井克行法相(56)が10月31日に辞任。
菅原一秀前経産相(57)に続き、2週連続で閣僚が辞任する緊急事態だ。
しかも2人は、菅氏の側近とされる。
だが、任命責任が問われる安倍晋三首相(65)に、
「危機感は見られない」と語るのは、ある自民党中堅議員だ。
「『セクシー』発言などで叩かれた 小泉進次郎環境相も含め、
“菅枠” で入閣した大臣たちに傷がついたことで、
総理はむしろ安堵している。
総理は、岸田(文雄・政調会長)さんに禅譲して、院政を敷きたい。
最大の障壁は、その気になれば首相を目指せる、菅さんなんだ」
菅氏が、同じ神奈川県選出という縁でかわいがってきた、
進次郎氏へのバッシング。
菅原氏と河井氏の相次ぐ辞任劇。
この展開を、意外なことに、安倍首相は心待ちにしていたというのである。
「最近、官邸内では『総理は 総裁4選にも、色気が出はじめてきた』
と話す幹部も複数いますよ」(官邸関係者)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏も、こう指摘する。
「入閣前の “身体検査” は、官房長官の仕事。
菅原氏、河井氏には 以前から “黒い噂” があったが、
『乗り切れる』と入閣させた。 その強引さが裏目に出た形といえます。
菅氏が、“ポスト安倍” から 一歩後退したのは間違いない」
安倍首相のほかに、喜んでいる御仁がいる。
麻生太郎副総理兼財務相(79)である。
「昔から麻生さんは、菅さんを『こそこそと 暗いんだよ、あいつは』
と記者に言い放つなど、不仲を隠さない。
現在、麻生派の閣僚は、麻生さんを含めて3人。
菅さん一派の数が減っただけでも、麻生さんはほくそ笑んでいます」
(前出・自民党中堅議員)
安倍首相と麻生副総理は、長年の “盟友” とされる。
「本当に 2人は仲がいい。 重要政策を2人で決めてしまい、
菅さんにたしなめられることも多い」(自民党幹部)
菅原氏の後任に、菅氏は梶山弘志・元地方創生相(64)を押し込んだ。
菅氏が政治の師と仰ぐ、自民党の梶山静六元官房長官の長男だ。
一方、河井氏の後任は、安倍首相の派閥・細田派の森雅子元少子化担当相
に白羽の矢が。 いずれにせよ、求心力低下は避けられない。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、背景をこう明かした。
「河井氏の辞任で、『安倍総理は、菅さんに貸しを作れた。
これで菅さんは一歩、下がる。総理が優位に立てる』と、
うそぶく安倍側近議員もいるくらいです」
また、“子分” の辞任は、さらなる離反も誘発しかねない。
「菅原、河井両氏をすぐに辞めさせたことで、『菅さんは かばってくれない』と、
若手議員が離れていく可能性が高い」(別の自民党関係者)
11月20日に、“在職歴代最長” となる安倍首相。
権力を維持するためには、仕掛けも必要――。
(週刊FLASH 2019年11月19日号)
↑
疫病神&貧乏神=下痢壺・李晋三の 1日も早い打倒を!
「伝親鸞 筆 『 十字名号 二僧(法然上人 親鸞聖人) 御影 』」です。
油彩F15号
十字名号:
帰命尽十方無碍光如来 (きみょうじんじっぽう むげこうにょらい)
天親が 『無量寿経 優婆提舎 願生偈』(『浄土論』・『往生論』)に、
「世尊我一心 帰命尽十方無礙光如来 願生安楽国」と著し、
自己の信念を表したことに基づく。
九字名号と同じく、お内仏(仏壇)に、本尊の「脇掛」として掛ける。
またこの『浄土論』の言葉は、回向文として 浄土真宗で用いられる。
☆晴れたり曇ったり、本格的な雪が近い。
今日は、3.11の ご命日です、 合掌
避難生活を余儀なくされておられる皆々様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
8年 8月が 経ちました。
中継 見ておりましたが 醜悪な過剰警備で サイドカー多すぎ、
まるで 独裁国家の 軍事パレード だわなぁ、
れいわも パッとせん のかも、
◆https://lite-ra.com/2019/11/post-5083.html
リテラ 2019.11.10
◎安倍政権が 即位パレードのコースを変更させた
のはこれが目的? 天皇皇后が前を通った 自民党本部に巨大垂れ幕!
本日、天皇の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」がおこなわれ、
日の丸の小旗が振られる沿道とともに オープンカーに乗った天皇・皇后の姿を
テレビが大々的に生中継。 お祝いムード一色に染め上げられた。
だが、このパレードが3分の1を過ぎたあたり、落ち着いた公共建築物がつづく
コース沿いに、屋上から〈天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます〉という垂れ幕
をデカデカと吊り下げていた建物があった。
ほかでもない、自民党本部だ。
今回、あらたにパレードのコースが変更され 自民党本部前を通過したのだが、
天皇・皇后が通り過ぎる目の前に、安倍自民党はこの巨大なメッセージを掲げたのだ。
ちなみに、沿道の観覧ブースでは 横断幕の持ち込みが禁止され、
沿道住民には ベランダに
植木鉢や洗濯物を置かないように呼びかけられていたのだが……。
そもそも、今回の自民党本部前を通るルートは、安倍首相が変更させたものだ。
平成の代替わりの際は、皇居前広場から国会議事堂前を通り、
赤坂見附、青山一丁目を通過して赤坂御所に着くという約4.7キロのコースだった。
しかし、安倍首相は今年5月、国会正門前を右折し、
前回は三宅坂交差点に出て青山通りに出ていたところを、
今回は憲政記念館前の交差点を左折し国会図書館前を通って
青山通りの平河町交差点に抜ける新ルートに決定。
つまり、新ルートに変更したことで、自民党本部前を
がっつり通るコースになったのだ。
ルート変更の理由については「首都高速道路の高架沿いを通る距離を短くした」
だの「より開放的な空間をパレードできる」だのと説明しているが、
カットされる高架下の距離はわずか約500メートル。
しかも、パレードの距離は 前回より100メートルほど短くなっている。
なのにわざわざこのルートを選択したのである。
じつは、このパレードのルート変更は官邸の意向が強く反映されている。
たしかに「高架沿いを避けた」新しい即位パレードのルートは
昨年の秋の段階で提案されていた。
だが、それは桜田通りを南下して虎ノ門の交差点を右折した後、
外堀通りを進む、自民党本部前を通る今回のルートからは大きく離れたものだった。
そして、この案は警備上の問題などで反対され、年明け、
平成の代替わりと 同じコースを踏襲することに内定。
マスコミもそのことを報じていた。
ところが、そのあと、官邸が自民党本部の前を通るルートに変更するよう
強い働きかけをはじめたのだという。
宮内庁や政府内には「政治利用と 批判を受ける」という反対意見があったが、
最終的にこのルートがごり押しされた という。
普通なら、天皇および皇室が 特定の政治色を帯びることのないように、
いかなる政党や政治団体の関連施設の前も避ける配慮 をするものだが、
安倍政権は逆にそれを強行したのである。
その結果、〈天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます〉という垂れ幕を掲げた
自民党本部前で 多くの人が沿道で日の丸の小旗を振り、
そこを天皇・皇后が通ることになった。
しかも、即位パレードでは、天皇・皇后のオープンカーの車列の先頭を走る
警視庁の白バイのすぐ後ろにつけたのは 官房長官と副長官を乗せた車、
そして安倍首相を乗せた車だったが、前回は官房副長官が2人で1台だったのを、
今回は3人で3台に変更。
そのため、官邸関係者の車列がのび、存在感がより強くなるかたちとなったのだ。
☆即位を祝う国民祭典には 日本会議、櫻井よしこ、百田尚樹、高須克弥ら
極右人脈が大集合
新天皇の即位をどこまでも安倍政権のPRに利用しようとする、底知らずの貪欲さ……。
しかし、この露骨な天皇の政治利用はパレードだけではない。
安倍首相やその取り巻きの極右勢力は 今回の一連の即位関連イベントを、
完全に戦前回帰、国民に対するナショナリズム・全体主義の強化に利用している。
その典型が、昨日、皇居前広場でおこなわれた
「天皇陛下御即位をお祝いする 国民祭典」だ。
メディアでは、嵐が奉祝曲を熱唱したことや、芦田愛菜が祝辞を述べた
ことなどが大きく報道されているが、国民はこのイベントの主体が
どういう団体なのか本当にわかっているのだろうか。
「国民祭典」の主催は「天皇陛下御即位奉祝委員会」となっているが、
この奉祝委員会の設立を主導し 奉祝事業を実施している組織は
経団連 と日本商工会議所、そして日本会議 なのだ。
現に、奉祝委員会の設立発起人には 櫻井よしこが「言論界・女性」の代表
として名を連ね、百田尚樹や高須克弥、門田隆将といったネトウヨ文化人も
こぞって出席。 安倍応援団による「極右」集会 という様相を呈していた。
このイベントが極右集会であることは、式典の最後でも なった(ママ)。
天皇の「おことば」のあと、「天皇陛下御即位奉祝国会議員連盟」会長の
伊吹文明・元衆院議長が万歳三唱をおこなったのだが、
司会が「ありがとうございました」と締めても、
伊吹氏とは違う人物が「天皇陛下、万歳」と発声。
そのあとも天皇・皇后がその場を離れるあいだ、
「天皇陛下、万歳」「皇后陛下、万歳」「天皇皇后両陛下、万歳」などと
万歳三唱が延々と繰り返されたのだ。
しかも、恐ろしいのは、そうした極右によるナショナリズム・全体主義の
強化イベントに、有名芸能人たちが全面協力し、
国民に その戦前的な価値観を刷り込む役割 を果たしていることだ。
「国民祭典」では、司会を俳優の谷原章介とフリーアナウンサーの有働由美子が務め、
各界代表の祝辞には前述したように、「次世代を担う女優」として芦田愛菜が立ち、
「新元号『令和』は 万葉集からの出典だったということを知り、
昔の日本の書物から新しい時代の元号がつくられるということは、
なんて素敵なことなんだろうと深く感動しております。
古くからわが国に伝わる文化を大切にしつつ、新しい日本へと躍進していく、
そんな時代になっていくことを切に願っております」とスピーチ。
ネット上では「15歳とは思えない」「さすが芦田プロ」などと称賛の声があふれた。
☆嵐が「君が笑えば世界は輝く」と歌った奉祝曲は
J-POP風「君が代」もどきの代物
さらに、あざとさ を感じたのは 嵐が歌った奉祝曲「Ray of Water」の第3楽章
「Journey to Harmony」だろう。
脚本家の岡田惠和氏が作詞を担当したものだが、その歌詞は、このようなものだった。
〈君が 笑えば 世界は 輝く
誰かの 幸せが 今を 照らす
僕らの よろこびよ 君に 届け〉
〈はじめはどこかの 岩かげにしたたり 落ちたひとしずくの 水が平野流れ
やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし 鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ
あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいい〉
〈大丈夫 水は 流れている 大丈夫 海は 光っている
大丈夫 君と 笑ってゆく 大丈夫 君と 歩いてゆこう〉
なんとなくJ-POP風の歌詞にしているが、これ、完全に「君が代」ではないか。
「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」が
「君が 笑えば 世界は 輝く」「大丈夫 君と歩いていこう」とゆるくしただけで、
君主の永続性を歌っている ことには変わりはない。
しかし、こうした有名芸能人の動員とソフト化されたショーアップによって、
天皇制の本質や 極右勢力の本当の狙いは隠され、
「日本の伝統」だの「 世界に唯一無二の皇室」だの
といったフィクションが どんどん国民に浸透しているのは事実だ。
実際、「国民祭典」を見に訪れたという女子高生はスポーツニッポンの取材に、
「人生で初めての経験なので、どうしても来たかった。
万歳三唱の時、“日本人で良かった”と感じた」と答えていた。
また、ここまでダイレクトな反応ではなくとも、
天皇即位にかんするイベントを テレビがこぞって「お祝い」する効果は絶大で、
多くの人が無批判に「おめでたいこと」と口を揃えている。
一方、国民主権や政教分離の問題、イベントに極右が跋扈している事実、
新元号選定からつづく安倍首相による政治利用など、
この即位に合わせて論じるべき問題はいくつもあるのに、
もはや、どこのメディアも、ジャーナリスト・評論家もそんなことを
触れようともしない。
この状況を見ていると、安倍首相と日本会議が目論んでいる戦前回帰と
全体主義国家化への道は ほとんど達成寸前のところまで来ているのではないか。
そんな恐怖さえ覚えてしまうのである。
(編集部)
再掲ですが、拙作二枚目、
「法然上人繪傳 室津の遊女」です。 油彩F15号
PSYCHO-PASS、
◆https://www.chosyu-journal.jp/column/14130
長周新聞 2019年11月9日
◎あなたが つくったんじゃないですか?
やっと始まった衆院予算委員会で、またもや安倍晋三が
自席から野党議員を指さしながらヤジを飛ばして紛糾し、
審議が一時中断するハプニングが起こった。
6日に問題になって謝罪したと思ったら、8日にもまたやった。
国権の最高機関であるとか、憲政とはいったい何か?
等等を真面目に考えるのもバカらしくなるほど、
この7年で国会審議は幼稚さと低俗の度を深めたものである。
現役の総理大臣が気に入らない質問をされたり痛いことを指摘されると、
挙動不審になりながらムキになって相手を指さしてヤジを飛ばしている光景など、
安倍晋三以前には 見たことも聞いたこともない。
しかし、それが既に慣れっこになってしまい、
「痛いとこ突かれると、いつもキョド(挙動不審)ってるよね」
などと思ってしまうのである。
アワアワと何をいっているのかわからないその後の答弁も含めて、
「すっごく動揺してるよね」などと思ってしまうのである。
あるいは、「日教組!」 「共産党!」 などと叫ぶことによって、
なにかしら相手をおとしめている心象になる 知性の持ち主なのだろう。
モリカケは忘れ去りたい疑惑のようだが、やましいことがないのであれば、
まず落ち着いて事訳をつまびらかに真摯かつ丁寧に説明し、
真実を明らかにすることによって疑惑を払拭するほかない。
ところが「丁寧に説明する」というだけで なにも丁寧に説明せずに逃げ回ったり、
黒塗りの文書ばかり出てきたり、真相解明にさいして財務省職員が自殺したり、
首相をかばった財務省の某局長は出世したり、
「ちょっと待て」と思うようなことの連続だ。
こうしてなにもかもが未解明なまま、闇に葬ろうとする力だけが働き、
世間が飽きて忘れてくれるのを待っているかのような雰囲気すら漂っている。
「まだモリカケを問題にするのか?」と --。
しまりもなく、ケジメのない政治 である。
それこそ世間はモリカケについて、首相が発した野党議員へのヤジ
をひっくり返して「あなた(安倍晋三や昭恵)が つくったんじゃないんですか?」
を問題にしてきた。
森友学園の国有地払い下げ問題に関しては、先日5600枚以上にも及ぶ
公文書が出てきたものの、ほぼ黒塗りの状態だったという。
「ほぼ黒塗り」だったことが物語っているのは、見られては困る文言だらけで、
消しているうちに真っ黒になった。
つまり、それだけ本件は「真っ黒である」と自己暴露しているようなものである。
問題がないのであれば、真っ白な状態にして、世間に納得してもらう
ことが近道なのに、ますます真っ黒感を出してくる あたりに、
やはり「真っ白ではないんだね」と重ね重ね思ってしまうのである。
逃げ回り、誤魔化し続ける態度から、私たちはいつも黒黒としたオトモダチの
私物化を思ってしまう。
だって、白い文書も白を証明する説明も何もなく、自殺とか黒の文書とか、
「男たちの悪巧み」の写真とか、首相夫人付きの谷査恵子さんの大活躍とか、
黒ばかりを思わせるのだから。
そしてなにより、首相本人が丁寧な説明をするどころか、
ヤジを飛ばしているあたりに 人間性であったり不誠実な態度が
あらわれているのである。 吉田充春
再掲ですが、拙作三枚目、
「秋景 親鸞聖人 中空土偶」です。 油彩F10号
暗闘で 瓦解せい!
◆https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191109-00010001-flash-peo
FLASH 11/9(土)
◎側近が 次々辞任 … 大ピンチ菅義偉の 窮状を喜ぶ政治家たち
「自民党内で、『首相官邸の “中枢” が主導して、
菅潰しが 始まった』と囁かれている」
ある自民党関係者はこう声を潜めて話す。
いま、「令和おじさん」として、“ポスト安倍” の有力候補に躍り出た
菅義偉官房長官(70)が、大ピンチに陥っている。
妻の公職選挙法違反疑惑で、河井克行法相(56)が10月31日に辞任。
菅原一秀前経産相(57)に続き、2週連続で閣僚が辞任する緊急事態だ。
しかも2人は、菅氏の側近とされる。
だが、任命責任が問われる安倍晋三首相(65)に、
「危機感は見られない」と語るのは、ある自民党中堅議員だ。
「『セクシー』発言などで叩かれた 小泉進次郎環境相も含め、
“菅枠” で入閣した大臣たちに傷がついたことで、
総理はむしろ安堵している。
総理は、岸田(文雄・政調会長)さんに禅譲して、院政を敷きたい。
最大の障壁は、その気になれば首相を目指せる、菅さんなんだ」
菅氏が、同じ神奈川県選出という縁でかわいがってきた、
進次郎氏へのバッシング。
菅原氏と河井氏の相次ぐ辞任劇。
この展開を、意外なことに、安倍首相は心待ちにしていたというのである。
「最近、官邸内では『総理は 総裁4選にも、色気が出はじめてきた』
と話す幹部も複数いますよ」(官邸関係者)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏も、こう指摘する。
「入閣前の “身体検査” は、官房長官の仕事。
菅原氏、河井氏には 以前から “黒い噂” があったが、
『乗り切れる』と入閣させた。 その強引さが裏目に出た形といえます。
菅氏が、“ポスト安倍” から 一歩後退したのは間違いない」
安倍首相のほかに、喜んでいる御仁がいる。
麻生太郎副総理兼財務相(79)である。
「昔から麻生さんは、菅さんを『こそこそと 暗いんだよ、あいつは』
と記者に言い放つなど、不仲を隠さない。
現在、麻生派の閣僚は、麻生さんを含めて3人。
菅さん一派の数が減っただけでも、麻生さんはほくそ笑んでいます」
(前出・自民党中堅議員)
安倍首相と麻生副総理は、長年の “盟友” とされる。
「本当に 2人は仲がいい。 重要政策を2人で決めてしまい、
菅さんにたしなめられることも多い」(自民党幹部)
菅原氏の後任に、菅氏は梶山弘志・元地方創生相(64)を押し込んだ。
菅氏が政治の師と仰ぐ、自民党の梶山静六元官房長官の長男だ。
一方、河井氏の後任は、安倍首相の派閥・細田派の森雅子元少子化担当相
に白羽の矢が。 いずれにせよ、求心力低下は避けられない。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、背景をこう明かした。
「河井氏の辞任で、『安倍総理は、菅さんに貸しを作れた。
これで菅さんは一歩、下がる。総理が優位に立てる』と、
うそぶく安倍側近議員もいるくらいです」
また、“子分” の辞任は、さらなる離反も誘発しかねない。
「菅原、河井両氏をすぐに辞めさせたことで、『菅さんは かばってくれない』と、
若手議員が離れていく可能性が高い」(別の自民党関係者)
11月20日に、“在職歴代最長” となる安倍首相。
権力を維持するためには、仕掛けも必要――。
(週刊FLASH 2019年11月19日号)
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