画は 初代 歌川 豊國 (しょだい うたがわ とよくに)
明和6年〈1769年〉~ 文政8年〈1825年〉
江戸時代の浮世絵師、多くの門弟を育て、幕末に至る歌川派の興隆をもたらした。
号は一陽齋。 作
「江戸紫 由縁十徳 (えどむらさき ゆかりのじっとく)」より、
「鳥さし やしろの九八 市川男女蔵」(初代)、
「けいせい松山 瀬川路之助」(初代)、
「わんや久五郎 澤村源之助」(初代) です。
☆晴れ。
当ブログ既報ですが、
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-7cef0a.html
植草一秀の『知られざる真実』
2019年4月12日 (金)
◎山本太郎新党の はばたきが 日本政界に 嵐を巻き起こす
自由党共同代表の山本太郎参議院議員が 自由党を離党して
新党を結成する準備に着手した。
山本太郎議員は 4月10日、
「れいわ 新選組」
という名称の政治団体を4月1日に設立した ことを発表した。
私も参加した 2月16日開催の 山本太郎議員支援者の集会
「Taro’s NETWORK 総会」
において、山本氏は 基本的な考え方を示していた。
野党の結集が求められるが、それが進行しない場合、また、
国民民主党との合流が検討されているが、
原発政策などの基本部分で 一致できない場合、
山本議員が、いったんは無所属になる可能性 を示唆していた。
さらに、野党の共闘が 進展しない場合、
独自に主張を同じくする者を募り、
新党を創設して 参院選に臨む考え方も示唆していた。
その延長線上の 新政治団体設立だ。
4月1日に設立して「れいわ新選組」の名称で
政治団体の届け出をしたことからすると、新元号の名を冠して
団体名を届け出ることを あらかじめ決定していたのだと思われる。
江戸から明治への移行期に「新撰組」が存在したが、
用いられている漢字が異なるので 間違えないようにしなければならない。
記者会見では、「新選組」が「維新」に負けるから
縁起が悪いのではとの指摘に対して、
「過去はそうでしたが、新しい時代はどうでした?
『維新(の会)』は 政権側にべったり。
逆転現象が起こっているのが 永田町。 あまり気にしていない」
と答えた。
日本政治を刷新 しなければならないときに、
既存の野党勢力の動きが あまりにも鈍い。
基本的な政策方針を明示して、その政策の旗の下に
主権者と政治勢力が連帯して結集することが求められているが、
一番大事な基本政策の部分が あいまいなまま取り扱われてきた。
「オールジャパン 平和と共生」は
「政策基軸」、「超党派」、「主権者 主導」での 大同団結=連帯
を呼びかけてきたが、既存政党の結集が十分には進んでこなかった。
主権者主導で 新党を設立することが、
どうしても必要な局面に差しかかっていた。
このタイミングでの山本議員の行動は、閉塞した日本政治情勢
に差し込む 「希望の光」である。
この運動を起点に、 主権者全体を巻き込む
大きな運動が広がることが望ましい。
そして、その大きなうねりが 一気に高まる可能性が高いと考えられる。
山本太郎議員は、「れいわ新選組」の名称には、
あらゆるアイロニーが込められているが、あえてその説明をしないとの
スタンスを示したが、巧みな対応である。
政権側にべったりの「維新」がいる のだから、
主権者によって新しく選ばれる代表者を 「新選組」とするのは
卓越した表現技法である。
「れいわ新選組」は 基本政策公約を掲げたが、
「オールジャパン平和と共生」が3月2日の総決起集会で提言した
政策路線を完全に盛り込む かたちになった。
「れいわ新選組」は 公約に
〈1〉消費税 廃止、
〈2〉最低賃金1500円、
〈3〉奨学金 徳政令、
〈4〉公務員増、
〈5〉一次産業 戸別所得補償、
〈6〉トンデモ法 一括見直し、
〈7〉辺野古基地建設中止、
〈8〉原発即時廃止 ― などを挙げた。
2月19日の本ブログ記事
「愛が足りない」
https://bit.ly/2T7knyK
に次のように記述した。
「私たちは具体的に 五つの政策を提示している。
1.消費税廃止へ
2.最低賃金全国一律1500円
3.奨学金徳政令発布
4.一次産業の戸別所得補償
5.最低保障年金確立
私はこれを『シェアノミクス』と命名している。
これらの政策を公約として明示する候補者を支援する。
『ガーベラ推薦候補』として、連帯して全面支援する。」
まさに「ガーベラ革命」を実現するための
政党樹立が提唱されたのである。
山本氏は、活動費は寄付を募るとして、
4月10日から5月末までに1億円集まれば、
参院選で候補者を10人擁立するとし、
1億円を下回る場合は 東京選挙区のみになるとした。
日本政治刷新に向けての 大きな希望の光が差し込んだと言える。
この動きを 大きな国民運動のうねりに高める ことが必要だ。
現職の国会議員で、理念、政策に賛同する者が結集する
ことが期待される。
私たちは、まずは、可能な範囲で
資金的な支援を 積極的に行うべきである。
↑
天野屋利兵衛 いでよ、ですなぁ、
『仮名手本忠臣蔵』では、十段目に 天河屋 義平(あまかわや ぎへえ)
として登場する。
山本太郎は「れいわ新選組」の大石だ、義商 いでて 名を残せ!
豊國、二枚目、
「花の風」です。
なるほど ごまくらかし だな、
◆https://www.chosyu-journal.jp/column/11376
長周新聞 2019年4月12日
◎「桜田問題外 の変」に思うこと
以前から問題発言や頓珍漢な答弁をくり返していた
桜田義孝 五輪相(千葉県=柏 選出)がついに辞任に追い込まれた。
今回は、自民党の高橋比奈子衆院議員(岩手県選出)の
政治資金パーティーに出席し、「復興以上に大事なのは 高橋さん」
などと発言したことが引き金となった。
2020年の東京五輪は「復興五輪」を標榜し、
政府あげて誘致の段階から 東日本大震災をフル活用して、
塗炭の苦しみのなかから立ち上がっている日本--を
世界へ向かってプロモーションしてきた。
その五輪担当大臣が、こともあろうか
「復興以上に大事なのは高橋さん」などと口にしてはばからないのである。
とぼけていると同時に、復興や被災地への思いは その程度である
ことを赤裸裸に暴露するものだった。
口をついて出てきたその言葉は 桜田某の嘘偽りのない本心なのだ。
そのようなとんでも発言を受けて、大きな拍手で盛り上がっていた会場の
参加者たちも含めて、醜悪至極 の一言に尽きる。
福島第一原発の爆発事故に見舞われた福島、同じく地震と津波に襲われた宮城、
岩手ではあれから8年を迎えてなお、まともに復興が進んでいない。
延延とゼネコンによる盛り土や造成がくり返され、
そこで暮らしていた住民たちを置き去りにしたまま
時だけが過ぎて今日に至っている。
東京五輪が決まってからは 資材や工事に従事する作業員が
東京の五輪関連施設の建設工事に奪われ、後回しにされているのが実情だ。
「復興以上に大事なのは高橋さん」と同じで、
「復興以上に大事なのは 東京五輪」を政府が実行しているのである。
被災地をお涙頂戴の慰みに利用し、
時たま思い出したように24時間テレビで「花は咲く♪」を歌ってみたり、
実際に花が咲いているのは 五輪特需にわいている東京だけ
であったり、ひどい話である。
国民の苦難に思いが至らないような者が 大臣や政府の要職に就き、
平然と今回のような発言をする。
一強体制で緊張感がなくなり、弛緩した状態は相当に深刻といえる。
国民の生命と財産を守り、その暮らしを保障するのが政府の役割のはずだ。
そのためにガッポリと税金を取り立てていく。
ところが東北の被災地だけでなく、熊本や土砂災害に見舞われた
広島、岡山、愛媛など、被災地は年を追うごとに増え、
いずれの地域も国による温かい支援が望めず、
住民たちは自助努力に委ねられてもがいている。
目の前で困っている国民のために 働かない者が、
一方で「国防」を叫び、武器購入だけは熱心である ことなど、
欺瞞に満ちた社会である ことを痛感する。
武蔵坊五郎
◆http://www.asyura2.com/19/senkyo259/msg/580.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2019 年 4 月 12 日 kNSCqYLU
◎桜田クビは 目くらまし?
安倍政権が抱える “すさまじい 闇”(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/14184.jpg
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/14185.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/251763
日刊ゲンダイ 2019/04/12 文字起こし
「復興以上に 大事」と暴言を吐いた桜田義孝五輪相(69)が
更迭され、大新聞テレビは朝から晩まで大騒ぎだ。
競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した時「がっかり」
と口にしたことなど、過去の失言も 大々的に取りあげている。
桜田が更迭されたのは 統一地方選や参院選への悪影響を回避するためだ、
などと解説されているが、無能大臣をクビにするのは当たり前のこと。
いままでかばいつづけていた方が どうかしていたのだ。
意外かも知れないが、いまごろ安倍首相はニンマリしているのではないか。
ニュースが「桜田 更迭」一色になり、
政権を揺るがしかねなかった「忖度 発言」が消し飛んだからだ。
安倍周辺は「忖度発言」が広がることに 強い危機感を持っていたという。
実際、「忖度 発言」は致命傷を与えておかしくなかった。
「忖度 発言」が飛び出したのは、1日に開かれた福岡県知事選の決起集会。
国交副大臣だった塚田一郎参院議員(55)が、
安倍と麻生副総理の意向を「忖度」し、それぞれの地元である
山口県と福岡県を結ぶ「下関北九州道路」に予算をつけたと
手柄話として口にした。
安倍周辺は塚田の「作り話」だったことにして収めようとしているが、
なにがあったのか真相が明らかになりはじめている。
コトの発端は、昨年の10月25日だった。
「下関北九州道路」について、首相官邸を訪ねた
自民党の吉田博美参院幹事長と、大家敏志参院議員に対し、
安倍が「早期建設に向けた活動を しっかりと取り組むように」
と命じたのだ。 大家が当時、フェイスブックに書き込んでいた。
首相の命を受けた大家は同12月20日、吉田と一緒に
国交副大臣室に行き、塚田と面会。
その時の様子を、塚田は「私、すごく物分かりがいいんです。
すぐ忖度します。 新年度の予算で、国で直轄の調査計画に引き上げました」
と正直に口にしたのだろう。
「なぜ、無駄な公共事業だと批判され、
凍結された『下関北九州道路』に予算がついたのか謎でした。
なにしろ、必要性が低いのに 総事業費が2000億~2700億円
という巨額プロジェクトですからね。
驚いたのは、忖度だけではなく、総理自ら地元への利益誘導を指示していた疑い
があることです。
安倍政治の本質を垣間見た気がした。
もちろん、忖度もあったでしょう。
総理が表立って動くわけにはいかないから、周囲が忖度して動いた
ということはある。 でも、単なる忖度とも言えないと思う。
この問題が大きくなることを、安倍首相は嫌がっていたはずです」
(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
これまで桜田を擁護してきた安倍が、今回あっという間にクビを切ったのは、
大新聞テレビの関心を「忖度発言」から「桜田更迭」にそらすため
だったのではないか。
☆独裁者に好都合な「忖度政治」
安倍政権で「忖度」が問題になるのは、もうこれで3度目だ。
森友事件では、昭恵夫人が名誉校長に就いていいたことに「忖度」し、
国有地が8億円もダンピングされて 森友学園に売却されていた。
加計疑惑では、総理の“腹心の友”が理事長を務めていることに「忖度」して
常識では認められない獣医学部の新設を認めている。
これから毎年毎年、補助金などの形で
加計学園に税金が投入されることになる。
これはどう考えても異常だ。
毎回、安倍の意向を「忖度」して行政が歪められ、
安倍周辺が巨額の利益を手に入れる というパターンである。
ここまで同じ構図が、二度も三度も偶然つづくだろうか。
もはや、安倍政権では、日常的に「忖度」が行われ、
安倍周辺に利益が転がり込む構図 が出来上がっているのではないか。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「モリカケ疑惑だけでなく、経済統計の偽装も、安倍首相に忖度して行われた
と指摘されています。いまこの国は、なにからなにまで
安倍首相の意向を忖度して動いている。
ここまで“忖度政治”が蔓延しているのは、安倍首相が忖度を望んでいる
からでしょう。もし、トップが忖度を毛嫌いしていたら、
下は絶対に忖度などしない。
古今東西、独裁者ほど“忖度政治”を欲するものです。
権力者にとって都合がいいからです。
権力者の利益のために不正が行われても、トップは『私は関与していない』と、
責任を取らないで済みますからね。 下へ下へと責任が押しつけられ、
末端だけが詰め腹を切らされる。
森友事件でも、公文書の改ざんを強要された職員が自殺に追い込まれた。
国家が私物化され、闇のなかでモノが決まっている状況です」
これまで安倍に「忖度」した結果、
はたしてどれほど税金がムダに使われたことか。
☆トカゲの胴体ではなく 尻尾を叩く大マスコミ
ワイドショーを筆頭に、これでもかと「桜田更迭」を報じているが、
大新聞テレビは「桜田更迭」でバカ騒ぎしている場合じゃないはずだ。
もちろん、復興五輪を掲げながら「復興以上に大事」とは、
とんでもない発言だが、しょせんはバカな男がバカな発言をしたに過ぎない。
なにより、ほかに報じるべき問題は、いくらでもあるはずである。
どうして「忖度問題」を追及しないのか。
「桜田問題」は個人の資質の問題が大きいが、
「忖度問題」は 国家を腐らせる大問題 のはずである。
NHKの専務理事に、安倍官邸に近い人物が返り咲いた 異例の人事だって、
黙認すべき話じゃないだろう。
なのに、安倍の「目くらまし」にマンマとはまっているのだから、
どうしようもない。いまごろ、安倍は「やっぱりメディアは バカだわ」
「だますのは カンタン」と高笑いしているのではないか。
「日本の大手メディアは 毎回、同じパターンです。
水に落ちた犬を叩いては、政権を批判したような気分になっている。
しかし、桜田義孝にしろ、塚田一郎にしろ、しょせんはトカゲの尻尾ですよ。
トカゲは生き延びるために、尻尾を切って、天敵の目をそらす。
大手メディアのやっていることは、胴体である安倍政権を見逃して、
必死になって尻尾を叩いているようなものです。
どうして、安倍政権の目くらまし作戦に気づかないのか。
もし、桜田大臣を批判するなら、
『本当に安倍政権は 被災者のための政治をしているのか』
『東京オリンピックは 必要なのか』という本質的な批判をすべき
でしょう。 ところが、桜田大臣の特異なキャラクターを取り上げて
血祭りにしているだけです。おそらく、
キャラクターの面白い桜田大臣を叩けば、視聴率が稼げる、
読者が喜ぶという感覚なのでしょう。レベルが低すぎます」
(政治評論家・本澤二郎氏)
「忖度」は、安倍内閣の「本質」を表すものだ。
「忖度 政治」によって、内閣全体に とてつもない「闇」が広がっている。
ところが、大手メディアは安倍内閣の本質に切り込もうともせず、
チンピラ大臣の更迭に大騒ぎしている のだから度し難い。
大手メディアは自分たちの役割を自覚しているのか。
これでは「闇」は大きくなるばかりだ。
豊國、三枚目、
「路考改 瀬川仙女」です。
解体寸前 まで来た「金属疲労」、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-88cca0.html
マスコミに載らない海外記事 2019年4月12日 (金)
◎「欧米」システムの 崩壊
☆https://www.moonofalabama.org/2019/04/
the-demise-of-the-western-system.html
Moon of Alabama 2019年4月9日
レーダーから隠れると言われるアメリカ製の戦闘機が
最後にレーダーから隠れた。
日本の航空自衛隊は、F35A戦闘機が火曜日の日本時間午後7時30分頃
に北日本の青森県沖海上で レーダーから消えたと述べている。
航空自衛隊当局は、戦闘機が午後7時00分頃に三沢空軍基地から離陸し、
三沢市のおよそ135キロ東にある場所で 消えたと言った。
これは再びドナルド・トランプが 正しいことを証明している。
特にF-35という新しい戦闘機は、我々が空軍用に何億ドルも
注文しているほど驚くべきものだ、実に驚くべきものだ。
皆F-35が好きだろう? 人はそれを見ることができないのだ。
人は文字通りそれを見ることができないのだ。
「見ることができない飛行機と戦うのは難しい」
とトランプ大統領が10月に言った。
本当だろうか?
F-35は多少優れたエレクトロニクスがあるかもしれないが、
有能な競争相手に対して飛行するには良い飛行機ではない。
垂直に離陸し着陸することができる海兵隊版は、
1989年に最初に飛んだソ連のヤコブレフ141(ビデオ)のリメイクだ。
それから派生した空軍・海軍版は垂直離陸・着陸能力はないが、
基本的な設計の欠点を継承している。
F-35のステルス機能は、最新のレーダーに対しては機能しない:
F-35を撃墜するには、二つの異なる波長のレーダーと、
良いセンサー融合アルゴリズムと 適切な信号処理プロトコル
が必要だが、それはもう出来上がっている。
S-300PMU2 Favoritはこれをすることが可能で、
S-400は確実に可能で、必然的に以降のバージョンも
そうすることができるので、文字通り顧客が行列している。
一般に「ステルス機能」についてのたわごとは、
いつかの時点で終了する -
それが続いている間は良い宣伝だ。
最新の処理能力と、レーダー設計からすれば、
近代的な最先端の航空防衛システムや空軍に対して、
F-35は生存可能ではない というのが現実だ。
トルコのエルドアン大統領はこれを知っている。
それが彼がロシア航空防衛システムを購入する一方、
F-35を彼に売らないというアメリカの恫喝にもめげない理由だ。
彼はロシア設計の戦闘機を含むだろう
更なる購入を議論するため モスクワに飛んだ:
両国は「軍事技術分野で協力を強化し」なければならない
とプーチンは二人がクレムリンで会った際、エルドアンに言った。
「これはトルコにS-400対空ミサイル・システムを供給する
最初の契約の完成だ」と彼は言った。
「最新のロシア軍事製品のトルコ供給に関しては
他にも有望なプロジェクトがある」とプーチンは付け加えた。
アメリカはもう 能力がある武器を製造していない。
昨日イアン・ウェルシは『アメリカ:衰えつつある国』でこう書いた。
基本的に飛ぶことができないF-35のように、
米軍は効果的な先進的軍装備品を作ることができない兆し
を示している。米軍は、遠くに飛ばせて避難させたり、
効果的な壕に入れたりすることができず、
地上でハリケーンに複数の戦闘機を破壊されてしまったように、
激しい無能の印を示している。
米軍設計の無能力さの他の例は、本質的に非武装高速艇の沿海海域戦闘艦だ。
「ステルス機能の」DDG -1000ズムワルト級駆逐艦は、
長距離砲で地上部隊を支援するはずだった。
一隻40億ドルで建造されたが、弾薬を買うのに余りに費用がかかる
ことが分かったため、船は今その銃を失っている。
それ以前に、必要な一部の通信設備が元々の設計に組み込まれていなかった
ので、彼らはステルス能力の多くを失っている。
船の新任務はミサイル発射台だが、コンテナに入ったロシア・ミサイルを
積載した(ビデオ)どの商用船でも 実現できる仕事だ。
イアンは軍の能力欠如は徴候に過ぎないと指摘している。
実際の問題は遥かに深刻だ。
アメリカは海に向かってゆっくり転がり落ちる、
金をちりばめたごみの山だ。しかも燃えている。
アメリカには多くの荒廃があるが、ほとんど40年間、
アメリカ・エリートはアメリカを略奪すべきものとして扱い、
それはかなり長い時間続くだろうと想定していた。
本当に統治することには彼らは無関心だった。
中国人は実に賢明で、アメリカ・エリートを金持ちにさせたので、
彼らは、覇権者として、アメリカに最もとって代わりそうな国、
海外に、アメリカの中核となる製造の多くを 喜んで移転した。
欧州連合は類似の問題を経験している。
ブレグジットは崩壊の一症状に過ぎない。
アラステア・クルックは
「欧米」システム全体が崩壊しつつある と考えている。
どこを見ても、戦後の支配体制エリートが守勢なのは明白だ。
彼らはわざとらしい極めて楽観的な高慢さを維持している。
より基本的に、こういう質問はめったにされることがない。
今(当会計年度の初めから現在まで)出費に対して
連邦収入不足が30%という状態から始まるのに、
軍を完全に更新し、民間インフラを一新して、
アメリカを再び偉大にする(MAGA)のは本当に可能だろうか。
今負債が非常に大きいので、再びゼロ近く(ゾンビ化する)
利率を押さえることでしか、
アメリカが生き残れないかもしれないのに?
固定化された金融インフレーション政策を通して、
アメリカが次第に「コストがより高」くなった背景があるのに、
このコストの高い国を世界的に競合させるようドル価値を破壊して、
移転した低コストアジアから、再び高コストのアメリカに
製造の仕事が戻るように強要する以外、本当に実行可能なのだろうか?
MAGAは現実的なのだろうか。それとも、低コスト世界から、
アメリカへの仕事の奪還は
中央銀行が恐れる景気後退を引き起こして 終わるのだろうか?
アメリカとヨーロッパの戦後エリートは、世界文明の先導だ
という錯覚を維持するのに益々必死になる中、
彼らは生来の「文明社会国家」の再出現に
一体どのように対処するのだろう。 すなわち中国に対して?
記録破りの中国の連続番組
『「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~(原題:延禧攻略)」』
(ビデオ)を最近また見た。
それはすべての点でハリウッドが作り出すものより優れている。
このような文化番組は 中国が次に「欧米人」を大差で破る分野だ。
「欧米」エリートは自らを引き下げた。
それはもはや優れてはいない。 一歩下がるべき時期だ。
◆https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-04-12/2019041201_05_1.html
しんぶん赤旗 2019年4月12日
◎主張 F35戦闘機の 墜落
「欠陥機」の大量導入 をやめよ
航空自衛隊の次期主力戦闘機F35Aが9日、青森県沖に墜落しました。
F35Aは2018年1月に空自三沢基地(同県三沢市)に国内で
初配備され、墜落のわずか2週間前(3月26日)に
正規の飛行隊(第302飛行隊)として新編されたばかりでした。
F35はこれまでも欠陥が指摘されてきたにもかかわらず、
安倍晋三政権が「飛行の安全性に影響を及ぼすような課題はない」
(岩屋毅防衛相)
として配備を進めてきたことは重大です。
事故原因の究明・公表はもちろんですが、
F35の導入・配備計画は白紙に戻すべきです。
☆未解決の欠陥が 966件
F35は、米国の巨大軍事企業ロッキード・マーチン社を中心に
開発した最新鋭ステルス戦闘機です。
米空軍の実戦配備も16年と最近です。
F35の欠陥については、今年2月15日の衆院予算委員会で
日本共産党の宮本徹衆院議員が、米政府監査院(GAO)の報告書などを
示して追及していました。
F35の開発計画に関するGAO報告書(18年6月)によると、
同機には966件(同年1月現在)の未解決な欠陥があり、
このうち111件が「安全性や他の重要な性能を危険にさらし得る欠陥」
であり、855件が「任務の遂行を妨げたり、制約したりし得る欠陥」
だとしています。
報告書はこれらの欠陥の中で「主要な技術的なリスク(危険)」
の一つとして、F35のパイロットが酸欠症状を訴えた事例が
17年5月~8月までに6件発生したと指摘しています。
こうした事例に関わる問題として、パイロットの座席にある呼吸調節装置が
頻繁に故障していることや、コックピット内の気圧変化による
耳の痛みや副鼻腔(ふくびくう)の損傷が パイロットを消耗させ、
複雑な作戦行動で 状況認識能力が失われれば、墜落の危険がある
ことなどを警告しています。
GAO報告書が指摘するF35の966件の欠陥について、
岩屋防衛相は宮本議員の質問に対し、
「防衛省としては、そのリストは保有していない」と述べ、
把握していないことを明らかにしました。
パイロットの酸欠の問題でも、「(米国防総省が)原因の調査を行っている」
とし、改善されていないことを認めています。
一方で、具体的な根拠も示さず、
「これらの課題について(米側に)確認したところ、
わが国が導入するF35Aの機体については、
運用能力や飛行の安全性等に 影響を及ぼすような課題はない
ことが判明している」と強弁していました。
F35は「車に例えて言えば、新車をつくったけれども毎年、毎年、
リコールをし続けるようなもの」(宮本議員)です。
しかも、F35は機密の塊で 詳細な情報は日本側に開示されません。
☆1機の価格が 116億円
安倍政権は、トランプ米大統領の「バイ・アメリカン(米国製品を買え)」
の要求に応え、F35の大量購入を決めています。
今回墜落した空軍仕様のF35Aと、海兵隊仕様のF35Bを合わせて
147機を導入する計画です。
F35Aの1機当たりの価格は 約116億円に上ります。
今たたかわれている衆院大阪12区、沖縄3区の両補選、統一地方選、
7月の参院選では、国民の安全を脅かし、膨大な税金を浪費する
F35の“爆買い”計画にも ノーの審判を下す必要があります。
↑
日本の製造業も 不祥事続きで 偉そうなことはいえませんが、
F35は また落ちる オスプレイ 然り
航空・宇宙分野は 今や ロシアが 先をゆく。
日ソ合弁で 共同生産が WIN WINなのでは?
明和6年〈1769年〉~ 文政8年〈1825年〉
江戸時代の浮世絵師、多くの門弟を育て、幕末に至る歌川派の興隆をもたらした。
号は一陽齋。 作
「江戸紫 由縁十徳 (えどむらさき ゆかりのじっとく)」より、
「鳥さし やしろの九八 市川男女蔵」(初代)、
「けいせい松山 瀬川路之助」(初代)、
「わんや久五郎 澤村源之助」(初代) です。
☆晴れ。
当ブログ既報ですが、
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-7cef0a.html
植草一秀の『知られざる真実』
2019年4月12日 (金)
◎山本太郎新党の はばたきが 日本政界に 嵐を巻き起こす
自由党共同代表の山本太郎参議院議員が 自由党を離党して
新党を結成する準備に着手した。
山本太郎議員は 4月10日、
「れいわ 新選組」
という名称の政治団体を4月1日に設立した ことを発表した。
私も参加した 2月16日開催の 山本太郎議員支援者の集会
「Taro’s NETWORK 総会」
において、山本氏は 基本的な考え方を示していた。
野党の結集が求められるが、それが進行しない場合、また、
国民民主党との合流が検討されているが、
原発政策などの基本部分で 一致できない場合、
山本議員が、いったんは無所属になる可能性 を示唆していた。
さらに、野党の共闘が 進展しない場合、
独自に主張を同じくする者を募り、
新党を創設して 参院選に臨む考え方も示唆していた。
その延長線上の 新政治団体設立だ。
4月1日に設立して「れいわ新選組」の名称で
政治団体の届け出をしたことからすると、新元号の名を冠して
団体名を届け出ることを あらかじめ決定していたのだと思われる。
江戸から明治への移行期に「新撰組」が存在したが、
用いられている漢字が異なるので 間違えないようにしなければならない。
記者会見では、「新選組」が「維新」に負けるから
縁起が悪いのではとの指摘に対して、
「過去はそうでしたが、新しい時代はどうでした?
『維新(の会)』は 政権側にべったり。
逆転現象が起こっているのが 永田町。 あまり気にしていない」
と答えた。
日本政治を刷新 しなければならないときに、
既存の野党勢力の動きが あまりにも鈍い。
基本的な政策方針を明示して、その政策の旗の下に
主権者と政治勢力が連帯して結集することが求められているが、
一番大事な基本政策の部分が あいまいなまま取り扱われてきた。
「オールジャパン 平和と共生」は
「政策基軸」、「超党派」、「主権者 主導」での 大同団結=連帯
を呼びかけてきたが、既存政党の結集が十分には進んでこなかった。
主権者主導で 新党を設立することが、
どうしても必要な局面に差しかかっていた。
このタイミングでの山本議員の行動は、閉塞した日本政治情勢
に差し込む 「希望の光」である。
この運動を起点に、 主権者全体を巻き込む
大きな運動が広がることが望ましい。
そして、その大きなうねりが 一気に高まる可能性が高いと考えられる。
山本太郎議員は、「れいわ新選組」の名称には、
あらゆるアイロニーが込められているが、あえてその説明をしないとの
スタンスを示したが、巧みな対応である。
政権側にべったりの「維新」がいる のだから、
主権者によって新しく選ばれる代表者を 「新選組」とするのは
卓越した表現技法である。
「れいわ新選組」は 基本政策公約を掲げたが、
「オールジャパン平和と共生」が3月2日の総決起集会で提言した
政策路線を完全に盛り込む かたちになった。
「れいわ新選組」は 公約に
〈1〉消費税 廃止、
〈2〉最低賃金1500円、
〈3〉奨学金 徳政令、
〈4〉公務員増、
〈5〉一次産業 戸別所得補償、
〈6〉トンデモ法 一括見直し、
〈7〉辺野古基地建設中止、
〈8〉原発即時廃止 ― などを挙げた。
2月19日の本ブログ記事
「愛が足りない」
https://bit.ly/2T7knyK
に次のように記述した。
「私たちは具体的に 五つの政策を提示している。
1.消費税廃止へ
2.最低賃金全国一律1500円
3.奨学金徳政令発布
4.一次産業の戸別所得補償
5.最低保障年金確立
私はこれを『シェアノミクス』と命名している。
これらの政策を公約として明示する候補者を支援する。
『ガーベラ推薦候補』として、連帯して全面支援する。」
まさに「ガーベラ革命」を実現するための
政党樹立が提唱されたのである。
山本氏は、活動費は寄付を募るとして、
4月10日から5月末までに1億円集まれば、
参院選で候補者を10人擁立するとし、
1億円を下回る場合は 東京選挙区のみになるとした。
日本政治刷新に向けての 大きな希望の光が差し込んだと言える。
この動きを 大きな国民運動のうねりに高める ことが必要だ。
現職の国会議員で、理念、政策に賛同する者が結集する
ことが期待される。
私たちは、まずは、可能な範囲で
資金的な支援を 積極的に行うべきである。
↑
天野屋利兵衛 いでよ、ですなぁ、
『仮名手本忠臣蔵』では、十段目に 天河屋 義平(あまかわや ぎへえ)
として登場する。
山本太郎は「れいわ新選組」の大石だ、義商 いでて 名を残せ!
豊國、二枚目、
「花の風」です。
なるほど ごまくらかし だな、
◆https://www.chosyu-journal.jp/column/11376
長周新聞 2019年4月12日
◎「桜田問題外 の変」に思うこと
以前から問題発言や頓珍漢な答弁をくり返していた
桜田義孝 五輪相(千葉県=柏 選出)がついに辞任に追い込まれた。
今回は、自民党の高橋比奈子衆院議員(岩手県選出)の
政治資金パーティーに出席し、「復興以上に大事なのは 高橋さん」
などと発言したことが引き金となった。
2020年の東京五輪は「復興五輪」を標榜し、
政府あげて誘致の段階から 東日本大震災をフル活用して、
塗炭の苦しみのなかから立ち上がっている日本--を
世界へ向かってプロモーションしてきた。
その五輪担当大臣が、こともあろうか
「復興以上に大事なのは高橋さん」などと口にしてはばからないのである。
とぼけていると同時に、復興や被災地への思いは その程度である
ことを赤裸裸に暴露するものだった。
口をついて出てきたその言葉は 桜田某の嘘偽りのない本心なのだ。
そのようなとんでも発言を受けて、大きな拍手で盛り上がっていた会場の
参加者たちも含めて、醜悪至極 の一言に尽きる。
福島第一原発の爆発事故に見舞われた福島、同じく地震と津波に襲われた宮城、
岩手ではあれから8年を迎えてなお、まともに復興が進んでいない。
延延とゼネコンによる盛り土や造成がくり返され、
そこで暮らしていた住民たちを置き去りにしたまま
時だけが過ぎて今日に至っている。
東京五輪が決まってからは 資材や工事に従事する作業員が
東京の五輪関連施設の建設工事に奪われ、後回しにされているのが実情だ。
「復興以上に大事なのは高橋さん」と同じで、
「復興以上に大事なのは 東京五輪」を政府が実行しているのである。
被災地をお涙頂戴の慰みに利用し、
時たま思い出したように24時間テレビで「花は咲く♪」を歌ってみたり、
実際に花が咲いているのは 五輪特需にわいている東京だけ
であったり、ひどい話である。
国民の苦難に思いが至らないような者が 大臣や政府の要職に就き、
平然と今回のような発言をする。
一強体制で緊張感がなくなり、弛緩した状態は相当に深刻といえる。
国民の生命と財産を守り、その暮らしを保障するのが政府の役割のはずだ。
そのためにガッポリと税金を取り立てていく。
ところが東北の被災地だけでなく、熊本や土砂災害に見舞われた
広島、岡山、愛媛など、被災地は年を追うごとに増え、
いずれの地域も国による温かい支援が望めず、
住民たちは自助努力に委ねられてもがいている。
目の前で困っている国民のために 働かない者が、
一方で「国防」を叫び、武器購入だけは熱心である ことなど、
欺瞞に満ちた社会である ことを痛感する。
武蔵坊五郎
◆http://www.asyura2.com/19/senkyo259/msg/580.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2019 年 4 月 12 日 kNSCqYLU
◎桜田クビは 目くらまし?
安倍政権が抱える “すさまじい 闇”(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/14184.jpg
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/14185.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/251763
日刊ゲンダイ 2019/04/12 文字起こし
「復興以上に 大事」と暴言を吐いた桜田義孝五輪相(69)が
更迭され、大新聞テレビは朝から晩まで大騒ぎだ。
競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した時「がっかり」
と口にしたことなど、過去の失言も 大々的に取りあげている。
桜田が更迭されたのは 統一地方選や参院選への悪影響を回避するためだ、
などと解説されているが、無能大臣をクビにするのは当たり前のこと。
いままでかばいつづけていた方が どうかしていたのだ。
意外かも知れないが、いまごろ安倍首相はニンマリしているのではないか。
ニュースが「桜田 更迭」一色になり、
政権を揺るがしかねなかった「忖度 発言」が消し飛んだからだ。
安倍周辺は「忖度発言」が広がることに 強い危機感を持っていたという。
実際、「忖度 発言」は致命傷を与えておかしくなかった。
「忖度 発言」が飛び出したのは、1日に開かれた福岡県知事選の決起集会。
国交副大臣だった塚田一郎参院議員(55)が、
安倍と麻生副総理の意向を「忖度」し、それぞれの地元である
山口県と福岡県を結ぶ「下関北九州道路」に予算をつけたと
手柄話として口にした。
安倍周辺は塚田の「作り話」だったことにして収めようとしているが、
なにがあったのか真相が明らかになりはじめている。
コトの発端は、昨年の10月25日だった。
「下関北九州道路」について、首相官邸を訪ねた
自民党の吉田博美参院幹事長と、大家敏志参院議員に対し、
安倍が「早期建設に向けた活動を しっかりと取り組むように」
と命じたのだ。 大家が当時、フェイスブックに書き込んでいた。
首相の命を受けた大家は同12月20日、吉田と一緒に
国交副大臣室に行き、塚田と面会。
その時の様子を、塚田は「私、すごく物分かりがいいんです。
すぐ忖度します。 新年度の予算で、国で直轄の調査計画に引き上げました」
と正直に口にしたのだろう。
「なぜ、無駄な公共事業だと批判され、
凍結された『下関北九州道路』に予算がついたのか謎でした。
なにしろ、必要性が低いのに 総事業費が2000億~2700億円
という巨額プロジェクトですからね。
驚いたのは、忖度だけではなく、総理自ら地元への利益誘導を指示していた疑い
があることです。
安倍政治の本質を垣間見た気がした。
もちろん、忖度もあったでしょう。
総理が表立って動くわけにはいかないから、周囲が忖度して動いた
ということはある。 でも、単なる忖度とも言えないと思う。
この問題が大きくなることを、安倍首相は嫌がっていたはずです」
(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
これまで桜田を擁護してきた安倍が、今回あっという間にクビを切ったのは、
大新聞テレビの関心を「忖度発言」から「桜田更迭」にそらすため
だったのではないか。
☆独裁者に好都合な「忖度政治」
安倍政権で「忖度」が問題になるのは、もうこれで3度目だ。
森友事件では、昭恵夫人が名誉校長に就いていいたことに「忖度」し、
国有地が8億円もダンピングされて 森友学園に売却されていた。
加計疑惑では、総理の“腹心の友”が理事長を務めていることに「忖度」して
常識では認められない獣医学部の新設を認めている。
これから毎年毎年、補助金などの形で
加計学園に税金が投入されることになる。
これはどう考えても異常だ。
毎回、安倍の意向を「忖度」して行政が歪められ、
安倍周辺が巨額の利益を手に入れる というパターンである。
ここまで同じ構図が、二度も三度も偶然つづくだろうか。
もはや、安倍政権では、日常的に「忖度」が行われ、
安倍周辺に利益が転がり込む構図 が出来上がっているのではないか。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「モリカケ疑惑だけでなく、経済統計の偽装も、安倍首相に忖度して行われた
と指摘されています。いまこの国は、なにからなにまで
安倍首相の意向を忖度して動いている。
ここまで“忖度政治”が蔓延しているのは、安倍首相が忖度を望んでいる
からでしょう。もし、トップが忖度を毛嫌いしていたら、
下は絶対に忖度などしない。
古今東西、独裁者ほど“忖度政治”を欲するものです。
権力者にとって都合がいいからです。
権力者の利益のために不正が行われても、トップは『私は関与していない』と、
責任を取らないで済みますからね。 下へ下へと責任が押しつけられ、
末端だけが詰め腹を切らされる。
森友事件でも、公文書の改ざんを強要された職員が自殺に追い込まれた。
国家が私物化され、闇のなかでモノが決まっている状況です」
これまで安倍に「忖度」した結果、
はたしてどれほど税金がムダに使われたことか。
☆トカゲの胴体ではなく 尻尾を叩く大マスコミ
ワイドショーを筆頭に、これでもかと「桜田更迭」を報じているが、
大新聞テレビは「桜田更迭」でバカ騒ぎしている場合じゃないはずだ。
もちろん、復興五輪を掲げながら「復興以上に大事」とは、
とんでもない発言だが、しょせんはバカな男がバカな発言をしたに過ぎない。
なにより、ほかに報じるべき問題は、いくらでもあるはずである。
どうして「忖度問題」を追及しないのか。
「桜田問題」は個人の資質の問題が大きいが、
「忖度問題」は 国家を腐らせる大問題 のはずである。
NHKの専務理事に、安倍官邸に近い人物が返り咲いた 異例の人事だって、
黙認すべき話じゃないだろう。
なのに、安倍の「目くらまし」にマンマとはまっているのだから、
どうしようもない。いまごろ、安倍は「やっぱりメディアは バカだわ」
「だますのは カンタン」と高笑いしているのではないか。
「日本の大手メディアは 毎回、同じパターンです。
水に落ちた犬を叩いては、政権を批判したような気分になっている。
しかし、桜田義孝にしろ、塚田一郎にしろ、しょせんはトカゲの尻尾ですよ。
トカゲは生き延びるために、尻尾を切って、天敵の目をそらす。
大手メディアのやっていることは、胴体である安倍政権を見逃して、
必死になって尻尾を叩いているようなものです。
どうして、安倍政権の目くらまし作戦に気づかないのか。
もし、桜田大臣を批判するなら、
『本当に安倍政権は 被災者のための政治をしているのか』
『東京オリンピックは 必要なのか』という本質的な批判をすべき
でしょう。 ところが、桜田大臣の特異なキャラクターを取り上げて
血祭りにしているだけです。おそらく、
キャラクターの面白い桜田大臣を叩けば、視聴率が稼げる、
読者が喜ぶという感覚なのでしょう。レベルが低すぎます」
(政治評論家・本澤二郎氏)
「忖度」は、安倍内閣の「本質」を表すものだ。
「忖度 政治」によって、内閣全体に とてつもない「闇」が広がっている。
ところが、大手メディアは安倍内閣の本質に切り込もうともせず、
チンピラ大臣の更迭に大騒ぎしている のだから度し難い。
大手メディアは自分たちの役割を自覚しているのか。
これでは「闇」は大きくなるばかりだ。
豊國、三枚目、
「路考改 瀬川仙女」です。
解体寸前 まで来た「金属疲労」、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-88cca0.html
マスコミに載らない海外記事 2019年4月12日 (金)
◎「欧米」システムの 崩壊
☆https://www.moonofalabama.org/2019/04/
the-demise-of-the-western-system.html
Moon of Alabama 2019年4月9日
レーダーから隠れると言われるアメリカ製の戦闘機が
最後にレーダーから隠れた。
日本の航空自衛隊は、F35A戦闘機が火曜日の日本時間午後7時30分頃
に北日本の青森県沖海上で レーダーから消えたと述べている。
航空自衛隊当局は、戦闘機が午後7時00分頃に三沢空軍基地から離陸し、
三沢市のおよそ135キロ東にある場所で 消えたと言った。
これは再びドナルド・トランプが 正しいことを証明している。
特にF-35という新しい戦闘機は、我々が空軍用に何億ドルも
注文しているほど驚くべきものだ、実に驚くべきものだ。
皆F-35が好きだろう? 人はそれを見ることができないのだ。
人は文字通りそれを見ることができないのだ。
「見ることができない飛行機と戦うのは難しい」
とトランプ大統領が10月に言った。
本当だろうか?
F-35は多少優れたエレクトロニクスがあるかもしれないが、
有能な競争相手に対して飛行するには良い飛行機ではない。
垂直に離陸し着陸することができる海兵隊版は、
1989年に最初に飛んだソ連のヤコブレフ141(ビデオ)のリメイクだ。
それから派生した空軍・海軍版は垂直離陸・着陸能力はないが、
基本的な設計の欠点を継承している。
F-35のステルス機能は、最新のレーダーに対しては機能しない:
F-35を撃墜するには、二つの異なる波長のレーダーと、
良いセンサー融合アルゴリズムと 適切な信号処理プロトコル
が必要だが、それはもう出来上がっている。
S-300PMU2 Favoritはこれをすることが可能で、
S-400は確実に可能で、必然的に以降のバージョンも
そうすることができるので、文字通り顧客が行列している。
一般に「ステルス機能」についてのたわごとは、
いつかの時点で終了する -
それが続いている間は良い宣伝だ。
最新の処理能力と、レーダー設計からすれば、
近代的な最先端の航空防衛システムや空軍に対して、
F-35は生存可能ではない というのが現実だ。
トルコのエルドアン大統領はこれを知っている。
それが彼がロシア航空防衛システムを購入する一方、
F-35を彼に売らないというアメリカの恫喝にもめげない理由だ。
彼はロシア設計の戦闘機を含むだろう
更なる購入を議論するため モスクワに飛んだ:
両国は「軍事技術分野で協力を強化し」なければならない
とプーチンは二人がクレムリンで会った際、エルドアンに言った。
「これはトルコにS-400対空ミサイル・システムを供給する
最初の契約の完成だ」と彼は言った。
「最新のロシア軍事製品のトルコ供給に関しては
他にも有望なプロジェクトがある」とプーチンは付け加えた。
アメリカはもう 能力がある武器を製造していない。
昨日イアン・ウェルシは『アメリカ:衰えつつある国』でこう書いた。
基本的に飛ぶことができないF-35のように、
米軍は効果的な先進的軍装備品を作ることができない兆し
を示している。米軍は、遠くに飛ばせて避難させたり、
効果的な壕に入れたりすることができず、
地上でハリケーンに複数の戦闘機を破壊されてしまったように、
激しい無能の印を示している。
米軍設計の無能力さの他の例は、本質的に非武装高速艇の沿海海域戦闘艦だ。
「ステルス機能の」DDG -1000ズムワルト級駆逐艦は、
長距離砲で地上部隊を支援するはずだった。
一隻40億ドルで建造されたが、弾薬を買うのに余りに費用がかかる
ことが分かったため、船は今その銃を失っている。
それ以前に、必要な一部の通信設備が元々の設計に組み込まれていなかった
ので、彼らはステルス能力の多くを失っている。
船の新任務はミサイル発射台だが、コンテナに入ったロシア・ミサイルを
積載した(ビデオ)どの商用船でも 実現できる仕事だ。
イアンは軍の能力欠如は徴候に過ぎないと指摘している。
実際の問題は遥かに深刻だ。
アメリカは海に向かってゆっくり転がり落ちる、
金をちりばめたごみの山だ。しかも燃えている。
アメリカには多くの荒廃があるが、ほとんど40年間、
アメリカ・エリートはアメリカを略奪すべきものとして扱い、
それはかなり長い時間続くだろうと想定していた。
本当に統治することには彼らは無関心だった。
中国人は実に賢明で、アメリカ・エリートを金持ちにさせたので、
彼らは、覇権者として、アメリカに最もとって代わりそうな国、
海外に、アメリカの中核となる製造の多くを 喜んで移転した。
欧州連合は類似の問題を経験している。
ブレグジットは崩壊の一症状に過ぎない。
アラステア・クルックは
「欧米」システム全体が崩壊しつつある と考えている。
どこを見ても、戦後の支配体制エリートが守勢なのは明白だ。
彼らはわざとらしい極めて楽観的な高慢さを維持している。
より基本的に、こういう質問はめったにされることがない。
今(当会計年度の初めから現在まで)出費に対して
連邦収入不足が30%という状態から始まるのに、
軍を完全に更新し、民間インフラを一新して、
アメリカを再び偉大にする(MAGA)のは本当に可能だろうか。
今負債が非常に大きいので、再びゼロ近く(ゾンビ化する)
利率を押さえることでしか、
アメリカが生き残れないかもしれないのに?
固定化された金融インフレーション政策を通して、
アメリカが次第に「コストがより高」くなった背景があるのに、
このコストの高い国を世界的に競合させるようドル価値を破壊して、
移転した低コストアジアから、再び高コストのアメリカに
製造の仕事が戻るように強要する以外、本当に実行可能なのだろうか?
MAGAは現実的なのだろうか。それとも、低コスト世界から、
アメリカへの仕事の奪還は
中央銀行が恐れる景気後退を引き起こして 終わるのだろうか?
アメリカとヨーロッパの戦後エリートは、世界文明の先導だ
という錯覚を維持するのに益々必死になる中、
彼らは生来の「文明社会国家」の再出現に
一体どのように対処するのだろう。 すなわち中国に対して?
記録破りの中国の連続番組
『「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~(原題:延禧攻略)」』
(ビデオ)を最近また見た。
それはすべての点でハリウッドが作り出すものより優れている。
このような文化番組は 中国が次に「欧米人」を大差で破る分野だ。
「欧米」エリートは自らを引き下げた。
それはもはや優れてはいない。 一歩下がるべき時期だ。
◆https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-04-12/2019041201_05_1.html
しんぶん赤旗 2019年4月12日
◎主張 F35戦闘機の 墜落
「欠陥機」の大量導入 をやめよ
航空自衛隊の次期主力戦闘機F35Aが9日、青森県沖に墜落しました。
F35Aは2018年1月に空自三沢基地(同県三沢市)に国内で
初配備され、墜落のわずか2週間前(3月26日)に
正規の飛行隊(第302飛行隊)として新編されたばかりでした。
F35はこれまでも欠陥が指摘されてきたにもかかわらず、
安倍晋三政権が「飛行の安全性に影響を及ぼすような課題はない」
(岩屋毅防衛相)
として配備を進めてきたことは重大です。
事故原因の究明・公表はもちろんですが、
F35の導入・配備計画は白紙に戻すべきです。
☆未解決の欠陥が 966件
F35は、米国の巨大軍事企業ロッキード・マーチン社を中心に
開発した最新鋭ステルス戦闘機です。
米空軍の実戦配備も16年と最近です。
F35の欠陥については、今年2月15日の衆院予算委員会で
日本共産党の宮本徹衆院議員が、米政府監査院(GAO)の報告書などを
示して追及していました。
F35の開発計画に関するGAO報告書(18年6月)によると、
同機には966件(同年1月現在)の未解決な欠陥があり、
このうち111件が「安全性や他の重要な性能を危険にさらし得る欠陥」
であり、855件が「任務の遂行を妨げたり、制約したりし得る欠陥」
だとしています。
報告書はこれらの欠陥の中で「主要な技術的なリスク(危険)」
の一つとして、F35のパイロットが酸欠症状を訴えた事例が
17年5月~8月までに6件発生したと指摘しています。
こうした事例に関わる問題として、パイロットの座席にある呼吸調節装置が
頻繁に故障していることや、コックピット内の気圧変化による
耳の痛みや副鼻腔(ふくびくう)の損傷が パイロットを消耗させ、
複雑な作戦行動で 状況認識能力が失われれば、墜落の危険がある
ことなどを警告しています。
GAO報告書が指摘するF35の966件の欠陥について、
岩屋防衛相は宮本議員の質問に対し、
「防衛省としては、そのリストは保有していない」と述べ、
把握していないことを明らかにしました。
パイロットの酸欠の問題でも、「(米国防総省が)原因の調査を行っている」
とし、改善されていないことを認めています。
一方で、具体的な根拠も示さず、
「これらの課題について(米側に)確認したところ、
わが国が導入するF35Aの機体については、
運用能力や飛行の安全性等に 影響を及ぼすような課題はない
ことが判明している」と強弁していました。
F35は「車に例えて言えば、新車をつくったけれども毎年、毎年、
リコールをし続けるようなもの」(宮本議員)です。
しかも、F35は機密の塊で 詳細な情報は日本側に開示されません。
☆1機の価格が 116億円
安倍政権は、トランプ米大統領の「バイ・アメリカン(米国製品を買え)」
の要求に応え、F35の大量購入を決めています。
今回墜落した空軍仕様のF35Aと、海兵隊仕様のF35Bを合わせて
147機を導入する計画です。
F35Aの1機当たりの価格は 約116億円に上ります。
今たたかわれている衆院大阪12区、沖縄3区の両補選、統一地方選、
7月の参院選では、国民の安全を脅かし、膨大な税金を浪費する
F35の“爆買い”計画にも ノーの審判を下す必要があります。
↑
日本の製造業も 不祥事続きで 偉そうなことはいえませんが、
F35は また落ちる オスプレイ 然り
航空・宇宙分野は 今や ロシアが 先をゆく。
日ソ合弁で 共同生産が WIN WINなのでは?