画は 歌川 廣重 (安藤 廣重)
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「東海道五拾三次之内 濱松」です。
☆曇り。
埼玉県 蕨市&川口市には トルコをはじめ、シリアとイランから
日本に来た 2000人以上のクルド人が居住し、
「ワラビスタン」と呼ばれる クルド人共同体ができておるとか、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812200000/
櫻井ジャーナル 2018.12.20
◎トランプ大統領が 米軍をシリアから撤退させる
という情報が事実なら クルドは苦境
ドナルド・トランプ米大統領は シリアから軍隊を撤退させる準備
をしていると伝えられている。
ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の殲滅を
完了したからだという。
本ブログでも繰り返し書いてきたことだが、ダーイッシュや
タハリール・アル・シャーム(アル・ヌスラ)といった戦闘集団は
アメリカなどが編成したサラフィ主義者
(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を
主力とする傭兵にすぎない。
その傭兵の歴史は ジミー・カーター政権までさかのぼることができる。
同政権の国家安全保障補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキーは
アフガニスタンへ ソ連軍を誘い込み、
そこでゲリラと戦わせるというプランを立てたのだ。
戦闘集団の主力は サウジアラビアが送り込んだ
サラフィ主義者やムスリム同胞団。
現地の同盟相手は パキスタンの情報機関が選び、
アメリカは戦闘員を訓練すると同時に
携帯防空システムのスティンガーや 対戦車ミサイルのTOWを含む
武器/兵器を供給した。
西側の政府やメディアはこの戦闘員を「自由の 戦士」と呼んだ。
これは「テロリスト」の別名。
ブレジンスキーのプランを カーター大統領が承認した1979年7月、
アメリカとイスラエルの情報機関に深く関係している人々が
エルサレムで「国際テロリズム」に関する会議を開いている。
それ以降、その会議の参加者は「テロリズム」の黒幕は ソ連だ
と宣伝しはじめた。
アメリカなどは2011年春から ジハード傭兵を使った侵略戦争を
リビアとシリアで始めるが、その年の10月に
リビアのムアンマル・アル・カダフィ体制を壊滅させ、
カダフィ自身は 侵略軍に惨殺された。
その際、NATO軍と アル・カイダ系武装集団LIFGの同盟関係が
明確になってしまう。
しかもリビアで戦った傭兵が シリアへ運ばれていることも発覚する。
そこで使われ始めたのが「穏健派」と「過激派」、
つまり「良いアル・カイダ」と 「悪いアル・カイダ」が存在するという主張。
勿論 戯言だが、アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)も
2012年8月にその事実を政府へ報告している。
☆https://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/05/
Pg.-291-Pgs.-287-293-JW-v-DOD-and-State-14-812-DOD-Release-
2015-04-10-final-version11.pdf
シリアで政府軍と戦っているのは サラフィ主義者、ムスリム同胞団、
アル・カイダ系のアル・ヌスラ(報告書はAQIと同じと指摘している)であり、
「穏健派」などは存在しない としている。
しかも、オバマ政権が反政府軍を支援し続けるなら、
東部シリア(ハサカやデリゾール)に サラフィ主義者の支配国が
作られる可能性があると警告していた。
この当時のDIA局長がマイケル・フリン中将で、
トランプ大統領は 国家安全保障補佐官に据えたが、すぐに解任された。
2014年に入るとDIAの警告は ダーイッシュという形で現実になる。
フリンがDIA局長を解任されたのは この年のことだ。
フリン中将は2015年8月にアル・ジャジーラの番組へ出演、
報告書でサラフィ主義者の支配国が出現すると警告していた
にもかかわらず、ダーイッシュの出現を阻止できなかった責任を問われる。
それに対し、自分たちの任務は 提出される情報の正確さを
できるだけ高めることにあり、その情報に基づいて政策を決定するのは
バラク・オバマ大統領の役目だ とフリンは回答している。
ダーイッシュを出現させた責任は オバマ大統領にあるということだ。
☆https://www.youtube.com/watch?v=-EghwCDNyiY
アメリカ軍は そのダーイッシュを攻撃するという名目で
シリアでの空爆を開始、住民を殺害し、インフラを破壊、
その一方でジハード傭兵へは 物資を「誤投下」していた。
当然、ダーイッシュの支配地域は拡大し、
首都のダマスカスも 危ない状況になった。
2015年に入ると オバマ大統領は 国防長官や統合参謀本部議長を
好戦的な人物へ交代させるが、
9月30日にロシア軍が シリア政府の要請を受けて軍事介入、
ダーイッシュなどジハード傭兵を敗走させた。
その直後に ロシア軍機をトルコ軍機が待ち伏せ攻撃で撃墜しているが、
そのトルコも後に謝罪、今ではロシア側へついている。
ジハード傭兵の壊滅を受け、アメリカはクルドと手を組む。
クルドが アメリカ支配層の口車に乗ったわけだ。
クルドの支配地域には アメリカ、イギリス、フランスの軍隊が
軍事基地を建設、居座る姿勢を 見せていた。
それに対し、トランプ大統領は 今年(2018年)3月に
アメリカ軍をシリアから引き揚げる意思 を明らかにしたのだが、
アメリカ中央軍、サウジアラビア、イスラエルなどは反発する。
結局、このときは撤退しなかった。
今回の撤退情報は2度目。
これが実現すると クルドは厳しい状況に陥る。
クルドは シリア政府を裏切った代償を支払うことになる
と見られている。
◆http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/190.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2018 年 12 月 18 日 kNSCqYLU
◎ホワイトハウスに「辺野古埋め立て」の停止 求める
署名10万筆超え 米政府が 対応検討へ(BuzzFeed News)
☆https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/henoko-shomei
Kota Hatachi 2018/12/18 15:15
ホワイトハウスに向け「辺野古の埋め立て中止」を求める嘆願書
への署名が12月18日午後、目標の10万筆 を超えた。
今後、アメリカ政府がその内容を審査・検討し、
60日以内に 何らかの返答をすることになる。
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/7067.jpg
今回の嘆願書では、来年2月24日の県民投票実施まで
埋め立ての停止を求めるとともに、県知事選の結果を踏まえた判断
をするよう、トランプ大統領に求めている。
1ヶ月で10万筆が集まれば、アメリカ政府がその内容を検討し、
60日以内に何らかの返答をする仕組み。
ハワイ在住で沖縄にルーツを持つ日系4世のロブ・カジワラさんが
呼びかけ、12月8日から始まった。
署名をめぐっては、沖縄出身のタレント・
りゅうちぇるさん(フォロワー120万人)も地元紙の記事を紹介する
などして、広がりを見せていた。
さらに12月8日には、インスタグラムのフォロワーが520万人いる
タレントのローラさんが、こう呼びかけ、注目されていた。
「美しい沖縄の埋め立てを みんなの声が集まれば
止めることができるかもしれないの。
名前とアドレスを登録するだけで できちゃうから、
ホワイトハウスに この声を届けよう」
署名は 13歳以上であれば居住地や国籍を問わず誰でもできる。
サイトで名前とメールアドレスを入力し、
受け取ったメールのURLをクリックするだけだ。 1月7日まで。
廣重&國貞、二枚目、
Image may be NSFW.
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「雙筆五十三次 桑名」 「桑名の海 冬暮 白魚網」です。
偽ユダの凋落か、めでたいのうw
◆https://ameblo.jp/richardkoshimizu/
richardkoshimizu's blog 2018-12-20
◎米軍のシリア撤退で、大イスラエル帝国計画が 頓挫しました。
▼https://stat.ameba.jp/user_images/20181220/04/richardkoshimizu/
56/80/g/o0498031714323804667.gif?caw=800
小さな小さなニュースなのに、DeepStateの皆さんには、
5000年来の野望を諦めさせる衝撃のニュース。
聖書の予言にある 大イスラエル帝国建設の夢 が潰えました。
ロスチャイルドさん、長年の人類支配、ご苦労さまでした。
今後は、罪を償う数百年を過ごしてくださいね。
トランプさんに、DeepStateの黒幕がいなくて、本当に良かった!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
無題 by酢味噌
邪悪なハザールユダヤ人どもが思い描いた
「大イスラエル帝国 建設妄想」が完全に消滅。
↓
↓
米、シリア撤退方針固める=一部報道
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018122000166&g=int
時事通信 2018年12月20日
【ワシントン時事】 米国の一部メディアは19日、
トランプ政権がシリア駐留米軍を撤退させる方針を固めたと報じた。
◆https://ameblo.jp/richardkoshimizu/
◎SB、転落の端緒は、球団売却ですかね?
長年の「なんだか 胡散臭いもの」に対する国民の拒否反応が、
株上場の初値の額面割れ という衝撃を産んだのでしょう。
安倍晋三的なものは、すでに崩壊の過程にある。
株式上場で、巨額資金を手に入れようと企んだのにー。
テレビCMで「株を買え」と唆したのにー。
携帯ビジネスは頭打ちで、廉価版ヤフーナントカへの
乗り換え需要で 華やかに見せているだけ。
12兆円(16兆円?)の有利子負債は1円も減りません。
ビジネスパートナーは、最悪の人殺しサウジ王族。
事業展開は、他人様の事業への投資。
今どき、地上太陽光発電。 あー駄目だこりゃ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ソフトバンク上場、株価は低迷
宮内社長「マーケットの評価、真摯に受け止める」
12/19(水) ITmedia NEWS
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00000098-zdn_n-sci
「マーケットの評価を、真摯に受け止める」――
12月19日に東証1部に新規上場したソフトバンクの宮内謙社長は、
同日の会見でそう話した。
公開価格(1500円)に対し、初値は1463円、終値は1282円と低迷した。
宮内社長は「ここをスタート地点に、企業価値向上に取り組んでいきたい」
と意気込んでいる。
上場前に発生した大規模な通信障害や、政府調達から事実上排除される
と報じられた 中国Huawei製の基地局設備の使用 などが
悪材料になった可能性がある。
宮内社長は同日の会見で
「(通信障害の後)4~5日間で 1万件ほどの解約があった。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)に影響が出たが、
現在は復調している」と話した。
廣重、三枚目、
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「六十余州名所圖會 江戸浅草市」です。
偽ユダが厳命する「日本人奴隷化政策」ですよ、
長いので 要点の列記 になります、いい記事です、
◆https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/10217
長周新聞 2018年12月18日
◎英語教育を妨げているのは 教師の英語力・会話力なのか
国際教育総合文化研究所・寺島隆吉
より抜粋、
1 はじめに
要するに、安倍内閣の 教育再生実行会議および文科省が、
日本の経済力を強化するため 日本人に英語力をつける
ことが不可欠だとして、高校の英語授業だけでなく
大学の一般教育の授業にまで「英語で 授業」を拡大しようとしている。
母語の水準を越える
外国語能力を身に付けることは、まず不可能ですから、
母語の読解力(そして 表現力)が低ければ
外国語の到達レベルも その程度で頭打ちになります。
ところが文科省は、英語教師の国語力が どの程度のものかも調べずに、
いきなり『英語で 授業』を英語教師に要求しています。
これでは、英語教育の未来は暗い と言わざるを得ません。
私が『英語教育が 亡びるとき』と言うゆえんです。
2 何よりもまず、日本語を「読む 力」と「書く 力」こそ
私が教育学部に在職していた頃、毎年のように
現職教員を大学院生として受け入れてきました。
しかし受け入れてみて驚いたのは、Excelなどを使って
シラバスや授業計画を書いたことはあっても、ワープロを使って
きちんとした文章を書いたことがない教員が 少なくないことでした。
ひどい場合には、自分の思考を 論理的に展開できず、
単文の羅列といった感じの文章しか 書けません。
段落と段落をつなぐ論理的接続語 どころか
単文と単文をつなぐ論理的接続語も 欠けているので、
どうしても 単文の羅列 という印象になります。
メモ書きのような文章と言ったほうがよいかも知れません。
訓練すれば一定の分量は書けるようになりますが、
自分の実践報告を書かせても、どのような教材を
どのように授業で使い、それにたいして 生徒がどのように反応したのか、
それにたいして 教師はどう答えたのかが
分かるように書かれていないので、うまくいかない授業のどこを
どう改めて良いのか を指導できないのです。
要するに、時間軸あるいは空間軸に沿って 説明的文章を書く、
[さらには実践報告ですから 生徒のようすも 固有名詞(仮名でよい)で書く]
といったことに慣れていないので、実践報告を読んでいても
授業のようす、生徒の声と姿が 私の頭に生き生きと伝わってこないのです。
日本語を使っても 授業のようすを 私に分かりやすく説明できないのですから、
どうして英語で 生徒に分かりやすい授業ができるのでしょうか。
英語どころか 日本語で説明したとしても 生徒に分かる授業になっているのか、
それすら疑問です。
また、そのような日本語力しか持たない 英語教師が、
いわゆる「日常会話の 英語」 [すなわち 生活言語]を多少は話せたとしても、
内容のある教科書を、生徒が理解できる「論理的で明晰な 英語」
[すなわち 学習言語]を使って、どうして説明ができるのでしょうか。
この翻訳の日本語について最近、私は2つのことを思うようになりました。
そのひとつは高名な作家が外国の文学作品を翻訳する場合は別としても、
哲学や 社会科学の翻訳書の場合、その日本語が非常に読みづらい
ということです。読みづらいどころか 意味不明のものすらあります。
日本語版ウィキペディアの多くは 英語版の事項を単に翻訳しただけのもの
が圧倒的に多いということでした。しかも、その翻訳は
英語版を適当につまみ食いして 翻訳してあるので、
文章として論理的につながっていず、時には理解不能になるということです。
「日本の英語教育は、『読めるが 話せない人間』を大量生産している」
というのが 俗説であり、いかに間違った認識か ということです。
そして、この間違った認識をもとに、「話せる 日本人」を育成する
という理由で始められたのが 新学習指導要領の「英語で 授業」でした。
しかし最近のTOEICの調査でも、
日本人は「聴解力」よりも 「読解力」の方が 点数が低いのです。
であるにもかかわらず、文科省は、中学・高校の英語授業だけでなく、
大学の 共通教育の授業まで「英語で おこなう」と言い始めています。
高度な文章を 直読直解する力 が育っていないのに、
どうして直聴直解が可能になる のでしょうか。
「日本語にしろ、英語にしろ、読むことは大事ですね。
量を読むことによって、語彙が培われる。
英語の読み書きをしっかりしておけば、自然に会話力もついてくる、
その通りだと思います。」
こう考えてくると、安倍内閣が 次から次へと打ち出す教育政策は、
真面目に考える教師にとっては 頭がおかしくなりそうなものばかりです。
これでは教育現場で うつ病の教師が激増しているのも無理はないでしょう。
教師が次々と 病気休職に追い込まれているのも当然ではないか
と思えてきます。
3 「英語を 読む力」以前に、「日本語を 読む力」を
私のところに届いた上のメールによれば、そこに集っていた人たちは、
「大阪大学大学院の工学部建築科では、すでに授業は全部英語で行われている」
「なので良いとか悪いとかを越えているので、
新聞の論争にはあまり意味がない」という意見が大多数だったそうです。
そして話題は「院生はなぜ 日本人よりも留学生の方が多いのか」
ということに移ってしまったというのです。
これを読んで私は深刻に考え込んでしまいました。
もちろん「なぜ院生は 日本人よりも留学生の方が多いのか」
という問題は、それだけでも考察するに価する多くの問題をはらんでいます。
しかし私が気になったのは、「英語で授業」は すでに強行されているから
議論する価値はない とする教師の姿勢でした。
教師自身が「権力者が 力にものを言わせて強行したことに
逆らっても意味はない」という態度を身につけてしまったら、
「みんなで決めて、みんなで守る」という民主主義の原則を、
どうして生徒に教えてやることができるのでしょうか。
どうして生徒に「ものごとを 批判的に見る力」
「文章を 批判的に読む力」を育てることができるのでしょうか。
また、このような力を抜きにして、
「誰も思いつかないような アイデア」は生まれようがないし、
「豊かな発想を生 む創造力」も育たないでしょう。
このような力を抜きにして、競争が激化している世界を生き抜いていく力
をどうして生徒に育てることができるのでしょうか。
上記の研究会に集っていた英語の先生方には、
「なぜ院生は 日本人よりも留学生の方が多いのか」
という疑問は浮かんだのですが、
「なぜ留学生は 日本語を学ばなくてもよいのか」
「英語のできない日本人は 留学生の犠牲になってよいのか」
という疑問は浮かばなかったようなのです。
というのは、日本人がアメリカに留学したからといって
向こうでは 日本語で講義してくれることはありえないからです。
それどころかTOEFLの点数を問われるだけです。
また留学生がせっかく日本に来ているのに、日本語を学ばせず
(ということは 日本文化も本当には知ることができない)
そのまま帰国させて、私たちのどんな利益があるでしょうか。
そのうえ留学生の多くは 国からの奨学金をもらい授業料も免除になっている
ことが珍しくありません。
だとすれば 奨学金も貰わず授業料も免除になっていない日本人院生が
なぜ留学生の犠牲にならなければならないのか。
大学院というのは 英語ができる外国人留学生のためだけに存在するのか。
教養課程では 自然科学・人文科学・社会科学を学ぶのですから、
それをすべて英語で学んでいたら、辞書を繰っているだけで
時間の大半が奪われてしまって、何を学んだかを考えるゆとりもなく、
まして疑問をつくり出すことは 二の次になっていくでしょう。
大学というところは、自分の知りたいことが何かを発見する場であり、
学び方を学ぶ場でもある と思うのです。
そのためには 日本語で あらゆる分野のものを読み尽くし、
自分の知りたいことを疑問のかたちでつくり出す ことが必要です。
いずれにしても、「自分の知りたいことに関する答えを求めて
日本の文献や翻訳の文献を読み尽くし、探していたら
やっと英語の文献にぶつかった」という出会いの仕方が、
原書を読む場合 もっとも効率的だと思うのです。
「私たちは 母語である日本語でこそ 深く思考できる。
母語を耕し、本質的なものに対する知的好奇心を育むことこそが、
大学が果たすべき大きな役割なのです。
そうやって自らの関心を研ぎ澄ませていけば、
専門分野に進めば進むほど範囲が狭まり、使われる語彙の数も限られてくる。
そこさえ英語で押さえれば、英語の文献も
難なく読めるようになるのです。」
だから英語を研究の武器として使いたいのであれば大学院、とくに博士課程
でこそ生きてくるでしょう。 修士課程で学ぶ程度のことは、
翻訳書も含めて優れた文献がたくさんありますから、
日本語の文献で十分に手に入るからです。
ですから博士課程で本格的にやりたいことが決まったときこそ
英語(あるいは他の外国語)の出番なのです。
「しかも英語で1冊の本を読む時間があれば、日本語なら5冊、10冊と
読めるわけです。英語の本をやっとこさ1冊読む間に、
英米人なら5冊、10冊と読むわけですから永遠に追いつけない。
それで勝てると思いますか。
iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授も、
いまのように若いうちから英語、英語と追われていたら、
たぶんノーベル賞をとれなかったのではありませんか。」
私が「英語で授業」に強く反対した理由の一つは、
指導要領でこのようなことを教師に強制している限り、
英語教師の頭から、「文章を正しく 要約できること」
「文章の要旨を 正しくとらえる」という目標が消えてしまう
ことを恐れたからでした。
ましてや「文章を 批判的に読む」という目標は
最初から頭に浮かんでこないのではないかと思います。
様々な可能性に満ちた大学生全員を、一律に
英語漬けにする必要は どこにもない。
世界を複眼的に見る力が国際力 なのに、
英米人のものの見方を刷り込む 英語教育なら
悪い影響を残すだけです。
4 論争点は「原書」と「訳書」の優劣だったのか
私の主張は、「原書で おこなう授業」 「英語で おこなう授業」では、
日本語教科書もなく 日本人教師もいなかった 明治の帝国大学に逆戻り
するだけであって、膨大な時間の無駄づかいになりかねない
という点にありました。
物理学であれ経済学であれ、高いレベルまで 全分野が
日本語で読めます。 翻訳のレベルが高く、出版力もある。
日本は 大学の博士課程まで 自国語で教育できる、
アジアでは例外的な国なんです。
実際、日本人物理学者が相次いでノーベル賞をとった2008年に、
韓国日報がその背景を探り、『自国語で 深く思考できるからだ』
と指摘しました。
韓国の名門大学は 英語で科学を教えているのですが、韓国日報は、
『日本と同様、自国語で教育すべきだ』と提言したのです。
私たちは母語である日本語でこそ深く思考できる。
母語を耕し、本質的なものに対する 知的好奇心を育むことこそが、
大学が果たすべき大きな役割なのです。
問題は 訳者が「原書を正しく理解できているかどうか」
「それを明晰な日本語に 移し替えることができるかどうか」
にかかっているのです。
ところが、文学どころか 論説すら正しく理解できないひとが少なくない
ことを 上記の翻訳論の教授は 端なくも証明してくれました。
しかし現在ほど、この能力が求められているときはないでしょう。
というのは大手メディアの報ずる外国ニュースは
歪められたものがあまりにも多いからです。
しかし日本の大手メディアはこのような事実をひと言も報道しません。
このような事実を日本語で知ろうとすると、今のところ、
月刊『アジア記者クラブ通信』に頼るか、「櫻井ジャーナル」や
「マスコミに載らない海外記事」といったブログなど、
まったく限られた手段しかないのです。
これだけ英語熱が盛んな日本なのに、
私たちは 全く情報鎖国の日本 に住んでいるのです。
しかも、せっかくブログ「マスコミに載らない海外記事」が
大手メディアが伝えようとしない情報を日々翻訳してくれているのに、
その翻訳が極めて読みづらい日本語なのです。
膨大な情報の中から 厳選した情報を、毎日、翻訳するのですから、
わかりやすい日本語に推敲し 練り直す時間がないことが、
その大きな原因だろうと私は思っています。
移民としてアメリカに住むのならいざ知らず、
日本というEFL(外国語としての英語)の環境では、
「英会話」は 日常的には全く必要ありません。
ところが、この「英会話」 「生活言語としての 英語」に
莫大なお金と時間を使っているのに、他方では、
「学習言語としての 英語」、
いま最も求められている「読解力」や「翻訳力」の養成は、
ほとんどまったく無視されているのです。
権力をもっているひとたちは 庶民が真実に近づくことを
何としてでも阻止したい でしょうから、「会話ごっこ」に
庶民がうつつを抜かしてくれることは、こんなに嬉しいことはないでしょう。
というよりも、それこそが現在の「教育 改革」の真の狙い
なのかも知れません。
〈註〉日本人が「英会話」ができないのは、
高名な社会言語学者である鈴木孝夫氏が喝破しているように、
日本という環境では「英語は 必要ないから」に過ぎません。
生活が必要とすれば、私がベトナムで出会った路上生活の子どものように、
英語や日本語で 土産物を売りつけてきます。
しかし他方で必要となったときに「英会話」ができないのは、
頭に浮かんだ日本語をそのまま英語にしようとするからです。
頭に浮かんだ複文の日本語を、同じ趣旨の単文に言い換える
ことができれば、簡単に英語で話すことができるようになります。
要するに英語が話せないのは、頭に浮かんでくる日本語を
別の易しい日本語に言い換える力が 鍛えられていないからです。
つまり英語力は 日本語力に帰着する のです。
暗記一辺倒の「会話ごっこ」は、私の言う「ザルみず効果」で、
徒労に終わるだけです。
詳しくは 拙著『魔法の英会話』の 理論編および実践編 を参照ください。
〈参考文献〉
寺島隆吉・美紀子(2018)『寺島メソッド魔法の英会話』
理論編、あすなろ社
寺島隆吉・美紀子(2018)『同上』実践編、あすなろ社
〈参考サイト〉
*ブログ
「私の闇の奥」
「櫻井ジャーナル」
「寺島メソッド翻訳NEWS」
「マスコミに載らない海外記事」
*海外のサイト
RT(Russia Today)
https://www.rt.com/
Global Research
http://www.globalresearch.ca/
↑
国公立の大学は、「日本人子弟教育」のために あるのでは?
納税者の子弟でもない「留学生」に 教育の機会を与えるのは オカシイ。
まして、大学院など とんでもない。 日本人の教育機会を奪う ものですよ。
根本的なところが 狂っておるわけです。
かって日本人が ユダ米に数多留学したようだが 基本自費でしょ。
留学生が日本の大学へ というなら 私立大学へ 自費で が基本かと。
勿論 外国人への 國からの補助金は なしで。
日本から学ばせることがあれば 外国政府が国費留学生を送るのでは?
妙に 甘やかすから 「特亜」の如き 鬼っ子を 育てることになる。
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「東海道五拾三次之内 濱松」です。
☆曇り。
埼玉県 蕨市&川口市には トルコをはじめ、シリアとイランから
日本に来た 2000人以上のクルド人が居住し、
「ワラビスタン」と呼ばれる クルド人共同体ができておるとか、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812200000/
櫻井ジャーナル 2018.12.20
◎トランプ大統領が 米軍をシリアから撤退させる
という情報が事実なら クルドは苦境
ドナルド・トランプ米大統領は シリアから軍隊を撤退させる準備
をしていると伝えられている。
ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の殲滅を
完了したからだという。
本ブログでも繰り返し書いてきたことだが、ダーイッシュや
タハリール・アル・シャーム(アル・ヌスラ)といった戦闘集団は
アメリカなどが編成したサラフィ主義者
(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を
主力とする傭兵にすぎない。
その傭兵の歴史は ジミー・カーター政権までさかのぼることができる。
同政権の国家安全保障補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキーは
アフガニスタンへ ソ連軍を誘い込み、
そこでゲリラと戦わせるというプランを立てたのだ。
戦闘集団の主力は サウジアラビアが送り込んだ
サラフィ主義者やムスリム同胞団。
現地の同盟相手は パキスタンの情報機関が選び、
アメリカは戦闘員を訓練すると同時に
携帯防空システムのスティンガーや 対戦車ミサイルのTOWを含む
武器/兵器を供給した。
西側の政府やメディアはこの戦闘員を「自由の 戦士」と呼んだ。
これは「テロリスト」の別名。
ブレジンスキーのプランを カーター大統領が承認した1979年7月、
アメリカとイスラエルの情報機関に深く関係している人々が
エルサレムで「国際テロリズム」に関する会議を開いている。
それ以降、その会議の参加者は「テロリズム」の黒幕は ソ連だ
と宣伝しはじめた。
アメリカなどは2011年春から ジハード傭兵を使った侵略戦争を
リビアとシリアで始めるが、その年の10月に
リビアのムアンマル・アル・カダフィ体制を壊滅させ、
カダフィ自身は 侵略軍に惨殺された。
その際、NATO軍と アル・カイダ系武装集団LIFGの同盟関係が
明確になってしまう。
しかもリビアで戦った傭兵が シリアへ運ばれていることも発覚する。
そこで使われ始めたのが「穏健派」と「過激派」、
つまり「良いアル・カイダ」と 「悪いアル・カイダ」が存在するという主張。
勿論 戯言だが、アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)も
2012年8月にその事実を政府へ報告している。
☆https://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/05/
Pg.-291-Pgs.-287-293-JW-v-DOD-and-State-14-812-DOD-Release-
2015-04-10-final-version11.pdf
シリアで政府軍と戦っているのは サラフィ主義者、ムスリム同胞団、
アル・カイダ系のアル・ヌスラ(報告書はAQIと同じと指摘している)であり、
「穏健派」などは存在しない としている。
しかも、オバマ政権が反政府軍を支援し続けるなら、
東部シリア(ハサカやデリゾール)に サラフィ主義者の支配国が
作られる可能性があると警告していた。
この当時のDIA局長がマイケル・フリン中将で、
トランプ大統領は 国家安全保障補佐官に据えたが、すぐに解任された。
2014年に入るとDIAの警告は ダーイッシュという形で現実になる。
フリンがDIA局長を解任されたのは この年のことだ。
フリン中将は2015年8月にアル・ジャジーラの番組へ出演、
報告書でサラフィ主義者の支配国が出現すると警告していた
にもかかわらず、ダーイッシュの出現を阻止できなかった責任を問われる。
それに対し、自分たちの任務は 提出される情報の正確さを
できるだけ高めることにあり、その情報に基づいて政策を決定するのは
バラク・オバマ大統領の役目だ とフリンは回答している。
ダーイッシュを出現させた責任は オバマ大統領にあるということだ。
☆https://www.youtube.com/watch?v=-EghwCDNyiY
アメリカ軍は そのダーイッシュを攻撃するという名目で
シリアでの空爆を開始、住民を殺害し、インフラを破壊、
その一方でジハード傭兵へは 物資を「誤投下」していた。
当然、ダーイッシュの支配地域は拡大し、
首都のダマスカスも 危ない状況になった。
2015年に入ると オバマ大統領は 国防長官や統合参謀本部議長を
好戦的な人物へ交代させるが、
9月30日にロシア軍が シリア政府の要請を受けて軍事介入、
ダーイッシュなどジハード傭兵を敗走させた。
その直後に ロシア軍機をトルコ軍機が待ち伏せ攻撃で撃墜しているが、
そのトルコも後に謝罪、今ではロシア側へついている。
ジハード傭兵の壊滅を受け、アメリカはクルドと手を組む。
クルドが アメリカ支配層の口車に乗ったわけだ。
クルドの支配地域には アメリカ、イギリス、フランスの軍隊が
軍事基地を建設、居座る姿勢を 見せていた。
それに対し、トランプ大統領は 今年(2018年)3月に
アメリカ軍をシリアから引き揚げる意思 を明らかにしたのだが、
アメリカ中央軍、サウジアラビア、イスラエルなどは反発する。
結局、このときは撤退しなかった。
今回の撤退情報は2度目。
これが実現すると クルドは厳しい状況に陥る。
クルドは シリア政府を裏切った代償を支払うことになる
と見られている。
◆http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/190.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2018 年 12 月 18 日 kNSCqYLU
◎ホワイトハウスに「辺野古埋め立て」の停止 求める
署名10万筆超え 米政府が 対応検討へ(BuzzFeed News)
☆https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/henoko-shomei
Kota Hatachi 2018/12/18 15:15
ホワイトハウスに向け「辺野古の埋め立て中止」を求める嘆願書
への署名が12月18日午後、目標の10万筆 を超えた。
今後、アメリカ政府がその内容を審査・検討し、
60日以内に 何らかの返答をすることになる。
▼http://asyura.x0.to/imgup/d9/7067.jpg
今回の嘆願書では、来年2月24日の県民投票実施まで
埋め立ての停止を求めるとともに、県知事選の結果を踏まえた判断
をするよう、トランプ大統領に求めている。
1ヶ月で10万筆が集まれば、アメリカ政府がその内容を検討し、
60日以内に何らかの返答をする仕組み。
ハワイ在住で沖縄にルーツを持つ日系4世のロブ・カジワラさんが
呼びかけ、12月8日から始まった。
署名をめぐっては、沖縄出身のタレント・
りゅうちぇるさん(フォロワー120万人)も地元紙の記事を紹介する
などして、広がりを見せていた。
さらに12月8日には、インスタグラムのフォロワーが520万人いる
タレントのローラさんが、こう呼びかけ、注目されていた。
「美しい沖縄の埋め立てを みんなの声が集まれば
止めることができるかもしれないの。
名前とアドレスを登録するだけで できちゃうから、
ホワイトハウスに この声を届けよう」
署名は 13歳以上であれば居住地や国籍を問わず誰でもできる。
サイトで名前とメールアドレスを入力し、
受け取ったメールのURLをクリックするだけだ。 1月7日まで。
廣重&國貞、二枚目、
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「雙筆五十三次 桑名」 「桑名の海 冬暮 白魚網」です。
偽ユダの凋落か、めでたいのうw
◆https://ameblo.jp/richardkoshimizu/
richardkoshimizu's blog 2018-12-20
◎米軍のシリア撤退で、大イスラエル帝国計画が 頓挫しました。
▼https://stat.ameba.jp/user_images/20181220/04/richardkoshimizu/
56/80/g/o0498031714323804667.gif?caw=800
小さな小さなニュースなのに、DeepStateの皆さんには、
5000年来の野望を諦めさせる衝撃のニュース。
聖書の予言にある 大イスラエル帝国建設の夢 が潰えました。
ロスチャイルドさん、長年の人類支配、ご苦労さまでした。
今後は、罪を償う数百年を過ごしてくださいね。
トランプさんに、DeepStateの黒幕がいなくて、本当に良かった!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
無題 by酢味噌
邪悪なハザールユダヤ人どもが思い描いた
「大イスラエル帝国 建設妄想」が完全に消滅。
↓
↓
米、シリア撤退方針固める=一部報道
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018122000166&g=int
時事通信 2018年12月20日
【ワシントン時事】 米国の一部メディアは19日、
トランプ政権がシリア駐留米軍を撤退させる方針を固めたと報じた。
◆https://ameblo.jp/richardkoshimizu/
◎SB、転落の端緒は、球団売却ですかね?
長年の「なんだか 胡散臭いもの」に対する国民の拒否反応が、
株上場の初値の額面割れ という衝撃を産んだのでしょう。
安倍晋三的なものは、すでに崩壊の過程にある。
株式上場で、巨額資金を手に入れようと企んだのにー。
テレビCMで「株を買え」と唆したのにー。
携帯ビジネスは頭打ちで、廉価版ヤフーナントカへの
乗り換え需要で 華やかに見せているだけ。
12兆円(16兆円?)の有利子負債は1円も減りません。
ビジネスパートナーは、最悪の人殺しサウジ王族。
事業展開は、他人様の事業への投資。
今どき、地上太陽光発電。 あー駄目だこりゃ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ソフトバンク上場、株価は低迷
宮内社長「マーケットの評価、真摯に受け止める」
12/19(水) ITmedia NEWS
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00000098-zdn_n-sci
「マーケットの評価を、真摯に受け止める」――
12月19日に東証1部に新規上場したソフトバンクの宮内謙社長は、
同日の会見でそう話した。
公開価格(1500円)に対し、初値は1463円、終値は1282円と低迷した。
宮内社長は「ここをスタート地点に、企業価値向上に取り組んでいきたい」
と意気込んでいる。
上場前に発生した大規模な通信障害や、政府調達から事実上排除される
と報じられた 中国Huawei製の基地局設備の使用 などが
悪材料になった可能性がある。
宮内社長は同日の会見で
「(通信障害の後)4~5日間で 1万件ほどの解約があった。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)に影響が出たが、
現在は復調している」と話した。
廣重、三枚目、
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「六十余州名所圖會 江戸浅草市」です。
偽ユダが厳命する「日本人奴隷化政策」ですよ、
長いので 要点の列記 になります、いい記事です、
◆https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/10217
長周新聞 2018年12月18日
◎英語教育を妨げているのは 教師の英語力・会話力なのか
国際教育総合文化研究所・寺島隆吉
より抜粋、
1 はじめに
要するに、安倍内閣の 教育再生実行会議および文科省が、
日本の経済力を強化するため 日本人に英語力をつける
ことが不可欠だとして、高校の英語授業だけでなく
大学の一般教育の授業にまで「英語で 授業」を拡大しようとしている。
母語の水準を越える
外国語能力を身に付けることは、まず不可能ですから、
母語の読解力(そして 表現力)が低ければ
外国語の到達レベルも その程度で頭打ちになります。
ところが文科省は、英語教師の国語力が どの程度のものかも調べずに、
いきなり『英語で 授業』を英語教師に要求しています。
これでは、英語教育の未来は暗い と言わざるを得ません。
私が『英語教育が 亡びるとき』と言うゆえんです。
2 何よりもまず、日本語を「読む 力」と「書く 力」こそ
私が教育学部に在職していた頃、毎年のように
現職教員を大学院生として受け入れてきました。
しかし受け入れてみて驚いたのは、Excelなどを使って
シラバスや授業計画を書いたことはあっても、ワープロを使って
きちんとした文章を書いたことがない教員が 少なくないことでした。
ひどい場合には、自分の思考を 論理的に展開できず、
単文の羅列といった感じの文章しか 書けません。
段落と段落をつなぐ論理的接続語 どころか
単文と単文をつなぐ論理的接続語も 欠けているので、
どうしても 単文の羅列 という印象になります。
メモ書きのような文章と言ったほうがよいかも知れません。
訓練すれば一定の分量は書けるようになりますが、
自分の実践報告を書かせても、どのような教材を
どのように授業で使い、それにたいして 生徒がどのように反応したのか、
それにたいして 教師はどう答えたのかが
分かるように書かれていないので、うまくいかない授業のどこを
どう改めて良いのか を指導できないのです。
要するに、時間軸あるいは空間軸に沿って 説明的文章を書く、
[さらには実践報告ですから 生徒のようすも 固有名詞(仮名でよい)で書く]
といったことに慣れていないので、実践報告を読んでいても
授業のようす、生徒の声と姿が 私の頭に生き生きと伝わってこないのです。
日本語を使っても 授業のようすを 私に分かりやすく説明できないのですから、
どうして英語で 生徒に分かりやすい授業ができるのでしょうか。
英語どころか 日本語で説明したとしても 生徒に分かる授業になっているのか、
それすら疑問です。
また、そのような日本語力しか持たない 英語教師が、
いわゆる「日常会話の 英語」 [すなわち 生活言語]を多少は話せたとしても、
内容のある教科書を、生徒が理解できる「論理的で明晰な 英語」
[すなわち 学習言語]を使って、どうして説明ができるのでしょうか。
この翻訳の日本語について最近、私は2つのことを思うようになりました。
そのひとつは高名な作家が外国の文学作品を翻訳する場合は別としても、
哲学や 社会科学の翻訳書の場合、その日本語が非常に読みづらい
ということです。読みづらいどころか 意味不明のものすらあります。
日本語版ウィキペディアの多くは 英語版の事項を単に翻訳しただけのもの
が圧倒的に多いということでした。しかも、その翻訳は
英語版を適当につまみ食いして 翻訳してあるので、
文章として論理的につながっていず、時には理解不能になるということです。
「日本の英語教育は、『読めるが 話せない人間』を大量生産している」
というのが 俗説であり、いかに間違った認識か ということです。
そして、この間違った認識をもとに、「話せる 日本人」を育成する
という理由で始められたのが 新学習指導要領の「英語で 授業」でした。
しかし最近のTOEICの調査でも、
日本人は「聴解力」よりも 「読解力」の方が 点数が低いのです。
であるにもかかわらず、文科省は、中学・高校の英語授業だけでなく、
大学の 共通教育の授業まで「英語で おこなう」と言い始めています。
高度な文章を 直読直解する力 が育っていないのに、
どうして直聴直解が可能になる のでしょうか。
「日本語にしろ、英語にしろ、読むことは大事ですね。
量を読むことによって、語彙が培われる。
英語の読み書きをしっかりしておけば、自然に会話力もついてくる、
その通りだと思います。」
こう考えてくると、安倍内閣が 次から次へと打ち出す教育政策は、
真面目に考える教師にとっては 頭がおかしくなりそうなものばかりです。
これでは教育現場で うつ病の教師が激増しているのも無理はないでしょう。
教師が次々と 病気休職に追い込まれているのも当然ではないか
と思えてきます。
3 「英語を 読む力」以前に、「日本語を 読む力」を
私のところに届いた上のメールによれば、そこに集っていた人たちは、
「大阪大学大学院の工学部建築科では、すでに授業は全部英語で行われている」
「なので良いとか悪いとかを越えているので、
新聞の論争にはあまり意味がない」という意見が大多数だったそうです。
そして話題は「院生はなぜ 日本人よりも留学生の方が多いのか」
ということに移ってしまったというのです。
これを読んで私は深刻に考え込んでしまいました。
もちろん「なぜ院生は 日本人よりも留学生の方が多いのか」
という問題は、それだけでも考察するに価する多くの問題をはらんでいます。
しかし私が気になったのは、「英語で授業」は すでに強行されているから
議論する価値はない とする教師の姿勢でした。
教師自身が「権力者が 力にものを言わせて強行したことに
逆らっても意味はない」という態度を身につけてしまったら、
「みんなで決めて、みんなで守る」という民主主義の原則を、
どうして生徒に教えてやることができるのでしょうか。
どうして生徒に「ものごとを 批判的に見る力」
「文章を 批判的に読む力」を育てることができるのでしょうか。
また、このような力を抜きにして、
「誰も思いつかないような アイデア」は生まれようがないし、
「豊かな発想を生 む創造力」も育たないでしょう。
このような力を抜きにして、競争が激化している世界を生き抜いていく力
をどうして生徒に育てることができるのでしょうか。
上記の研究会に集っていた英語の先生方には、
「なぜ院生は 日本人よりも留学生の方が多いのか」
という疑問は浮かんだのですが、
「なぜ留学生は 日本語を学ばなくてもよいのか」
「英語のできない日本人は 留学生の犠牲になってよいのか」
という疑問は浮かばなかったようなのです。
というのは、日本人がアメリカに留学したからといって
向こうでは 日本語で講義してくれることはありえないからです。
それどころかTOEFLの点数を問われるだけです。
また留学生がせっかく日本に来ているのに、日本語を学ばせず
(ということは 日本文化も本当には知ることができない)
そのまま帰国させて、私たちのどんな利益があるでしょうか。
そのうえ留学生の多くは 国からの奨学金をもらい授業料も免除になっている
ことが珍しくありません。
だとすれば 奨学金も貰わず授業料も免除になっていない日本人院生が
なぜ留学生の犠牲にならなければならないのか。
大学院というのは 英語ができる外国人留学生のためだけに存在するのか。
教養課程では 自然科学・人文科学・社会科学を学ぶのですから、
それをすべて英語で学んでいたら、辞書を繰っているだけで
時間の大半が奪われてしまって、何を学んだかを考えるゆとりもなく、
まして疑問をつくり出すことは 二の次になっていくでしょう。
大学というところは、自分の知りたいことが何かを発見する場であり、
学び方を学ぶ場でもある と思うのです。
そのためには 日本語で あらゆる分野のものを読み尽くし、
自分の知りたいことを疑問のかたちでつくり出す ことが必要です。
いずれにしても、「自分の知りたいことに関する答えを求めて
日本の文献や翻訳の文献を読み尽くし、探していたら
やっと英語の文献にぶつかった」という出会いの仕方が、
原書を読む場合 もっとも効率的だと思うのです。
「私たちは 母語である日本語でこそ 深く思考できる。
母語を耕し、本質的なものに対する知的好奇心を育むことこそが、
大学が果たすべき大きな役割なのです。
そうやって自らの関心を研ぎ澄ませていけば、
専門分野に進めば進むほど範囲が狭まり、使われる語彙の数も限られてくる。
そこさえ英語で押さえれば、英語の文献も
難なく読めるようになるのです。」
だから英語を研究の武器として使いたいのであれば大学院、とくに博士課程
でこそ生きてくるでしょう。 修士課程で学ぶ程度のことは、
翻訳書も含めて優れた文献がたくさんありますから、
日本語の文献で十分に手に入るからです。
ですから博士課程で本格的にやりたいことが決まったときこそ
英語(あるいは他の外国語)の出番なのです。
「しかも英語で1冊の本を読む時間があれば、日本語なら5冊、10冊と
読めるわけです。英語の本をやっとこさ1冊読む間に、
英米人なら5冊、10冊と読むわけですから永遠に追いつけない。
それで勝てると思いますか。
iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授も、
いまのように若いうちから英語、英語と追われていたら、
たぶんノーベル賞をとれなかったのではありませんか。」
私が「英語で授業」に強く反対した理由の一つは、
指導要領でこのようなことを教師に強制している限り、
英語教師の頭から、「文章を正しく 要約できること」
「文章の要旨を 正しくとらえる」という目標が消えてしまう
ことを恐れたからでした。
ましてや「文章を 批判的に読む」という目標は
最初から頭に浮かんでこないのではないかと思います。
様々な可能性に満ちた大学生全員を、一律に
英語漬けにする必要は どこにもない。
世界を複眼的に見る力が国際力 なのに、
英米人のものの見方を刷り込む 英語教育なら
悪い影響を残すだけです。
4 論争点は「原書」と「訳書」の優劣だったのか
私の主張は、「原書で おこなう授業」 「英語で おこなう授業」では、
日本語教科書もなく 日本人教師もいなかった 明治の帝国大学に逆戻り
するだけであって、膨大な時間の無駄づかいになりかねない
という点にありました。
物理学であれ経済学であれ、高いレベルまで 全分野が
日本語で読めます。 翻訳のレベルが高く、出版力もある。
日本は 大学の博士課程まで 自国語で教育できる、
アジアでは例外的な国なんです。
実際、日本人物理学者が相次いでノーベル賞をとった2008年に、
韓国日報がその背景を探り、『自国語で 深く思考できるからだ』
と指摘しました。
韓国の名門大学は 英語で科学を教えているのですが、韓国日報は、
『日本と同様、自国語で教育すべきだ』と提言したのです。
私たちは母語である日本語でこそ深く思考できる。
母語を耕し、本質的なものに対する 知的好奇心を育むことこそが、
大学が果たすべき大きな役割なのです。
問題は 訳者が「原書を正しく理解できているかどうか」
「それを明晰な日本語に 移し替えることができるかどうか」
にかかっているのです。
ところが、文学どころか 論説すら正しく理解できないひとが少なくない
ことを 上記の翻訳論の教授は 端なくも証明してくれました。
しかし現在ほど、この能力が求められているときはないでしょう。
というのは大手メディアの報ずる外国ニュースは
歪められたものがあまりにも多いからです。
しかし日本の大手メディアはこのような事実をひと言も報道しません。
このような事実を日本語で知ろうとすると、今のところ、
月刊『アジア記者クラブ通信』に頼るか、「櫻井ジャーナル」や
「マスコミに載らない海外記事」といったブログなど、
まったく限られた手段しかないのです。
これだけ英語熱が盛んな日本なのに、
私たちは 全く情報鎖国の日本 に住んでいるのです。
しかも、せっかくブログ「マスコミに載らない海外記事」が
大手メディアが伝えようとしない情報を日々翻訳してくれているのに、
その翻訳が極めて読みづらい日本語なのです。
膨大な情報の中から 厳選した情報を、毎日、翻訳するのですから、
わかりやすい日本語に推敲し 練り直す時間がないことが、
その大きな原因だろうと私は思っています。
移民としてアメリカに住むのならいざ知らず、
日本というEFL(外国語としての英語)の環境では、
「英会話」は 日常的には全く必要ありません。
ところが、この「英会話」 「生活言語としての 英語」に
莫大なお金と時間を使っているのに、他方では、
「学習言語としての 英語」、
いま最も求められている「読解力」や「翻訳力」の養成は、
ほとんどまったく無視されているのです。
権力をもっているひとたちは 庶民が真実に近づくことを
何としてでも阻止したい でしょうから、「会話ごっこ」に
庶民がうつつを抜かしてくれることは、こんなに嬉しいことはないでしょう。
というよりも、それこそが現在の「教育 改革」の真の狙い
なのかも知れません。
〈註〉日本人が「英会話」ができないのは、
高名な社会言語学者である鈴木孝夫氏が喝破しているように、
日本という環境では「英語は 必要ないから」に過ぎません。
生活が必要とすれば、私がベトナムで出会った路上生活の子どものように、
英語や日本語で 土産物を売りつけてきます。
しかし他方で必要となったときに「英会話」ができないのは、
頭に浮かんだ日本語をそのまま英語にしようとするからです。
頭に浮かんだ複文の日本語を、同じ趣旨の単文に言い換える
ことができれば、簡単に英語で話すことができるようになります。
要するに英語が話せないのは、頭に浮かんでくる日本語を
別の易しい日本語に言い換える力が 鍛えられていないからです。
つまり英語力は 日本語力に帰着する のです。
暗記一辺倒の「会話ごっこ」は、私の言う「ザルみず効果」で、
徒労に終わるだけです。
詳しくは 拙著『魔法の英会話』の 理論編および実践編 を参照ください。
〈参考文献〉
寺島隆吉・美紀子(2018)『寺島メソッド魔法の英会話』
理論編、あすなろ社
寺島隆吉・美紀子(2018)『同上』実践編、あすなろ社
〈参考サイト〉
*ブログ
「私の闇の奥」
「櫻井ジャーナル」
「寺島メソッド翻訳NEWS」
「マスコミに載らない海外記事」
*海外のサイト
RT(Russia Today)
https://www.rt.com/
Global Research
http://www.globalresearch.ca/
↑
国公立の大学は、「日本人子弟教育」のために あるのでは?
納税者の子弟でもない「留学生」に 教育の機会を与えるのは オカシイ。
まして、大学院など とんでもない。 日本人の教育機会を奪う ものですよ。
根本的なところが 狂っておるわけです。
かって日本人が ユダ米に数多留学したようだが 基本自費でしょ。
留学生が日本の大学へ というなら 私立大学へ 自費で が基本かと。
勿論 外国人への 國からの補助金は なしで。
日本から学ばせることがあれば 外国政府が国費留学生を送るのでは?
妙に 甘やかすから 「特亜」の如き 鬼っ子を 育てることになる。