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梅雨本番Ⅳ

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 画は 尾形 月耕(おがた げっこう)

 1859年~1920年 日本の明治から大正期の浮世絵師、日本画家。
 明治20年代には水野年方とともに新聞挿絵の双璧として絶大な人気を得る。  作


  「花美人名所合 堀切の菖蒲」です。


☆晴れ、気温低い。

ユダ米CIAが作った自民党&朝鮮カルト公明党&同和維新の大罪、

野豚&レンホーの無策=利敵行為、

◆http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000103076.html
テレ朝News  2017/06/14
◎与党は否決方針 金田大臣の問責決議案を提出

「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”法案を巡り、

民進党と共産党は金田法務大臣の問責決議案を参議院に提出しました。

与党側は否決する方針です。

民進党・蓮舫代表:

「きょうも言っていることが二転三転。国民の不安を増幅させている責任は
とても重いと思います」

さらに、民進党は加計学園の問題で「事実の隠蔽に加担している」として、

国家戦略特区を担当する山本幸三規制改革担当大臣の問責決議案を提出しました。

この2つの問責決議案は14日の参院本会議で採決され、

与党などの反対多数で否決される見通しです。

与党側は“共謀罪”法案をあくまでも今の国会で成立させる方針です。

野党側は内閣不信任決議案の提出も検討していて、国会の会期末が18日に迫るなかで

与野党の攻防は激しさを増しています。


◆https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36768026.html
新ベンチャー革命 2017年6月13日 No.1703
◎安倍自民の強行する共謀罪法成立で戦前の特高警察が復活する危険増大:
 土壇場でカルフォルニア大ケイ教授の登場が一筋の光明か


1.世紀の悪法・共謀罪法の成立の強行が目前に迫ってきた!

2017年6月18日に、今期の国会が閉会されますが、安倍自民はそれまでに、
共謀罪法を何としても成立させようと躍起になっています。

このまま行くと、安倍自民は数の力で、これを強行成立させるのは間違いないでしょう。

不正選挙が疑われるとは言え、安倍自民は総選挙で大勝しており、
もうどうしようもありません。

安倍自民を能天気に支持してきた国民の罪は非常に重いと言えますが、将来、

身内の男子が戦地に派遣されて戦死することになれば、
自民支持者の国民にとってそれは自業自得となります。

さて、本ブログは日本を乗っ取る米国戦争屋のウォッチをメインテーマとしていますが、
安倍自民はその米戦争屋の傀儡政党と観ています。

そして、安倍自民が世紀の悪法・共謀罪法を強引に導入しようとしているのは、
日本を戦争国家にして、米戦争屋の仕掛ける戦争に、
日本国民を引き摺りこむためと本ブログでは観ています。


2.日本を乗っ取る旧・米国戦争屋CIAはなぜ、安倍氏を二度も、首相にしたのか

戦後の自民党が、日本を乗っ取る旧・米国戦争屋CIAの支援によって、

CIAエージェントだった安倍氏の祖父・岸信介らによって設立されたことは、
すでに米国で出版された『CIA秘録』によって暴露されています。

日本を乗っ取る旧・米戦争屋CIAが安倍氏を二度も、首相にしたのはなぜでしょうか。

本ブログの見方では、ズバリ、安倍氏がCIAエージェントであった岸信介の孫
だったからでしょう。

旧・米戦争屋CIAが安倍氏に与えたミッションは、
日本を戦前同様の戦争国家に戻すことでしょう。

そのために、安倍氏は、安保法制の改正(国民にとっては改悪)、
特定秘密保護法(国民にとっては悪法)の導入、

共謀罪法(国民にとっては悪法)の導入、そして、
仕上げが憲法改正(国民にとっては改悪)です。

しかしながら、これらの反国民的な政策は、安倍自民を大勝させた
総選挙のときの公約になっていなく、

オモテムキ、アベノミクスと名付けられた経済政策を全面に出して、
選挙民を欺いてきました。

はっきりと言えば、安倍自民は国民をだまして総選挙(不正選挙疑惑濃厚)で
大勝してきたのです。

しかしながら、マスコミは、このことを国民に知らしめていないのです。

一方、安倍自民に命じて、日本を戦前の戦争国家に戻すよう要請してきた
旧・米戦争屋CIAの狙いは何でしょうか、

それは、日本国民を韓国民同様に、旧・米戦争屋CIAの仕掛ける戦争に、
米軍傭兵として動員することです。

そして、そのコストを日本国民の血税で負担させることです。

要するに、旧・米戦争屋CIAは、韓国軍兵士のみならず、日本の自衛隊員も、
タダで利用しようとしています。

さらに、彼らは必要に応じて、日本にも、韓国同様に
徴兵制を導入するよういずれ強要してくるでしょう。


3.日本が戦争国家に引き戻されたら、戦前同様、特高警察がつくられるはず

旧・米戦争屋CIAが、安倍自民に共謀罪法を成立させるよう強要しているのは、
日本を戦前の戦争国家に戻した後、

戦前同様、特高警察による国民監視体制を復活させようとしているからでしょう。

国家が戦争することをほとんどの国民は嫌がりますから、
嫌がる国民を無理やり、戦争に引き摺り込むには、共謀罪法が絶対に必要なのです。

そして、その法で国民を取り締まる特高警察が不可欠なのです。

われら国民は全員、近々、共謀罪法が強引に成立させられることを前提に、
戦前日本の特高警察とは何だったのか、振り返る必要があります。


4.戦前日本の特高警察といえば、安倍源基:安倍総理との関係は?

悪名高かった戦前の特高警察といえば、安倍源基が連想されます。

何の因縁か、安倍首相と同姓の人物ですが、
特高警察をつくった張本人こそ、安倍源基その人でした。

ところで、筆者個人は山口県の徳山高校の出身ですが、
安倍源基も徳山高校(旧制・徳山中学)出身でした。

敗戦後、A級戦犯になったにもかかわらず、安倍氏の母方祖父・岸信介と同様、
なぜか、無罪放免となっています。

ちなみに、戦後の日本共産党を牛耳ってきた宮本顕治も
山口県徳山高校(旧制・徳山中学)の出身です。

また、日本のマルクス主義者の草分けだった河上肇は
山口高校(旧制・山口中学)出身であり、安倍氏の父・安倍晋太郎と同じです。

その安倍晋太郎は、自分には朝鮮人の血が流れていると
生前に言っていたそうです。
☆http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=80386
中央日報“安倍日本首相の父親「私は朝鮮人だ」”2006年9月30日

安倍晋太郎の父・安倍寛(安倍首相の父方祖父)は山口県長門市出身であり、
吉田松陰などの居た山口県萩市に近い土地の生まれですが、

岸信介の両親の出身地・山口県田布施町とは相当、離れています。

上記、萩市には有名な萩焼がありますが、この窯元の人間は、
毛利藩が朝鮮半島からつれてきた在日ですから、

萩市に近い長門市生まれの安倍寛の長男・安倍晋太郎が自分には
朝鮮人の血が流れていると言っても不思議はありません。

一方、特高警察をつくった安倍源基は、岸信介の両親の出身地・山口県田布施町
に近い土地の生まれですから、
安倍晋太郎の父・安倍寛とは親戚ではなさそうです。


5.共謀罪法が成立すれば、平和を愛する国民は
  戦前の河上肇や宮本顕治と同様の運命となる危険性が高まる

戦前の悪名高い特高警察をつくった安倍源基は、上記、
河上肇や宮本顕治など同郷人を、逮捕・収監しています。

われら日本国民は、共謀罪法が導入されるとどうなるか、
河上肇や宮本顕治などが受けた仕打ちを振り返るべきです。

政府が危険人物と勝手に認定した人物は、物理的犯罪者ではないのに、
一方的に逮捕監禁されてしまうということです。

いずれにしても、共謀罪法が成立すれば、

民主主義国家の基本的人権である思想の自由、言論の自由が
奪われる恐れあるのです。

このことを、国連人権理事会で、カリフォルニア大・デビッド・ケイ教授が
すでに指摘しています。

ところが、日米安保マフィアの巣窟・外務省は、上記、ケイ教授の背後組織に
疑義を唱えているようですが、そのケイ教授は外交問題評議会・CFRの会員です。

CFRはこれまで、旧・米戦争屋ボス・デビッドRF(国連の事実上の創始者)の
私有シンクタンクでしたが、

旧・米戦争屋に牛耳られる安倍氏や外務省安保マフィアは畏れ多くも、
あのCFRに逆らっているのです。

このことからわかるのは、デビッドRF亡き後、

米国戦争屋が旧・米戦争屋から新・米戦争屋に移行していることを暗示しています。

すなわち、ケイ教授は新・米戦争屋系のジェイRF四世(=ジェイRF)の配下の教授
である可能性が大です。

ちなみに、アンチ・安倍自民の小沢氏(自由党)はジェイRF四世とコネを持っています。

以上より、場合によっては、安倍自民も日米安保マフィアも

新・米国戦争屋からはハシゴを外されるかもしれません、一瞬先は闇です。



尾形 月耕、二枚目、



「婦人風俗尽 佛参」です。



「ユダ金ファースト」の会w

◆http://my.shadowcity.jp/2017/06/post-11274.html
ネットゲリラ  (2017年6月14日)
◎1兆円地上げ、失敗へ!


結局、小池百合子は「築地・豊洲のリャンメン」で行くらしいw 
まぁ、予定通りですw だから最初っからおいら言ってるんだが、
築地跡地を利権屋のおもちゃにさせないためのグズグズだったわけだw 

最初のプランだと、築地はゼネコンの利権で決まっていたのを、ひっくり返した。
自民党の工作員が「道路が~、道路が~」と騒いでいるが、
ポイントは道路なんかじゃない、道路以外の土地を使って森ビルが建てよう
としていたビルとか、いま頃ガッカリしている諸氏も多かろうw ザマミロだw


  ☆http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17596910T10C17A6MM8000/
  日経 2017/6/13
  ◎市場 豊洲移転で調整 小池知事指示、築地も活用


最初から小池百合子の目的は、「築地利権」を潰す事が目的だった
と考えると納得が行くw 築地に居座るというのも、築地利権を潰す手段ではあるが、
豊洲に移転しても「築地は手放さない」という方法でも、結果は同じだw 

築地跡地の「1兆円地上げ」で稼ごうとしていた連中の邪魔ができれば、
それで目標達成ですw


  -----------------------
  ↑築地を売らない事が決定w
  築地売って、豊洲建設の赤字補填するとかのはずだったのに
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  小池は都議連の病巣を明らかにしたという実績は
  評価したいんだけど、
  そこはやっぱ女だなあというか、
  人の悪いとこには目ざといのに
  喧嘩の仕方は知らないし決断力も無い
  やっぱ女に政治やらせちゃダメだな
  責任者が特定できないならお前ら全員連坐な、
  っていうくらいの決断力は欲しかった
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  豊洲は開場したらずっと赤字垂れ流しらしいね
  -----------------------
  これやったら市場会計が大負債抱えて破綻、税金投入確定じゃね
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道路が~、道路が~、の真意は「森ビルが~、ゼネコンが~」ですw 
小池百合子のバックは、ユダ菌CIA。

外資が参入できない「地上げ」とか「ゼネコン」は目の敵にして潰すw 
世の中、善人も悪人もいない。
欲の突っぱり合いで陣取りゲームやってる守銭奴だけですw



◆http://my.shadowcity.jp/2017/06/post-11276.html
ネットゲリラ  (2017年6月14日)
◎文科省の現役官僚が実名・顔出しで証言


文科省の現役職員が、顔出し実名告白を準備中だそうで、
既にインタビューを取ったマスコミがある、というんだが、
ところで官公庁というのは仲間意識が強烈で、「我が社」と呼ぶわけですw 
文科省は「我が社」で、内閣府とか財務省は「我が社」ではないw 
省庁間のライバル意識が凄いw 

文科省一家という意識が強いので、その親分だった前川氏が虐められたとなると、
「オレが仇を取ってやる」というハネ上がりも出て来るw 
まぁ、アベシンゾーのご機嫌損ねても、天下りを斡旋して貰えないくらいで、
命まで盗られるわけじゃないw 
むしろ、マスコミに顔さらして出まくった方が、身は安全だw


  ☆http://www.asahi.com/articles/ASK6B5412K6BUTFK002.html
  朝日 2017年6月11日
  ◎確認しない官僚、誤り強弁の閣僚 … 政府の姿勢、後ろ向き


文科省絡みだけでも、アベシンゾーの利益誘導政治はまだ幾つもネタがある。

次に控えているのは、千葉の国際医療福祉大学。
政治家が裏口入学を斡旋するために作られた大学だそうですw


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  義家弘介副大臣が文科省職員の証言は
  「国家公務員法違反」と粛清を宣言!
  お前こそ公益通報者保護法違反だ
  http://news.livedoor.com/article/detail/13198094/
  「じつは、文科省の現役官僚が実名・顔出しで
  証言を行うという動きがあるんです。
  ある民放はすでにその官僚と接触し、インタビューも撮り終えている
  という話も出ている。
  この動きを官邸もキャッチしていて、どうにか黙らせられないかと
  画策しているようです」(大手紙政治部記者)
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  有田芳生認証済みアカウント @aritayoshifu3時間前
  「新共謀罪」の危険(199)
  帰国した二階幹事長と自民党、公明党の協議が
  赤坂のホテルで行われています。共謀罪を会期内で強行するのか、
  それとも会期を延長するのか。ここで決まるでしょう。
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  まだもったいない学会も残ってるし、順正学園もまだある
  もったいない学会のほうは主役は昭恵だから楽しめそうだな

  試合はまだ前半だぜw
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  国際医療福祉大学は竹中特区らしいじゃんwww
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  ↑こんだけ悪事を働いた首相がかつていただろうか?
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  10年前の自民党ここまで酷くなかったのにどうしてこうなった
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  ↑小泉が自民党をぶっ壊したからですよ
  自民党の解体は小泉が着手し、安倍が完成させたのです
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補助金不正は、表面化したら大きな問題になって来る。
カゴイケを補助金詐欺で告訴するという話も出ているんだが、
ホントに出来るのかね? 藪を突いて蛇を出す事になるぞw


  -----------------------
  内情をよく知る前川氏から
  司令塔は今井秘書官と和泉首相補佐官と名前が出た!

  前川氏が激白「加計、森友問題では共通の司令塔が存在 
  菅官房長官への刑事告訴も検討」〈週刊朝日〉 (AERA dot.)
  https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170612-00000060-sasahi-pol&p=2

  前川氏は自分が関わった加計学園問題と同じく
  首相の"おトモダチ案件"として疑惑を呼んでいる森友学園問題について、
  ある共通性が見いだせると話す。
  それは、共通の「司令塔」の存在だ。
  「森友問題も加計問題も地方と国が同時に関わり、
  国の中でも複数の省庁にまたがる案件。
  そういった多くのプレーヤーをうまく組み合わせて
  全体を調整する司令塔がいないと、うまくいかない。
  役所のどこを押せばどう動くかということを熟知した人間が
  いなければなりませんし、そういう才能を持った人なんて、
  そう多くはいません。官邸の中でも、私には
  今井尚哉首相秘書官(叔父は安倍首相と近い今井敬経団連名誉会長)、
  和泉首相補佐官くらいしか思い当たりません」(前川氏)

  そして、今回の産業遺産なども含め、安倍政権下で続出する
  「ゴリ押し案件」の本質をこう分析した。
  「加計学園の件にしても産業遺産の件にしても、大がかりな仕掛けの中で、
  一見正当な手続きを踏んだかたちをとって、実態としては
  特定の件を特別扱いすることを正当化する。
  こういう手法がものすごく増えてきているように感じます」
  -----------------------
  安倍一派は嘘ばかりついてるから
  もれなく皆人相まで卑しい顔になってるよな
  -----------------------


人相が悪い上に、ちゃんとカメラを見ずに、視線をそらして
オドオドと原稿を読み上げるだけの政治家ばかり。

国会さえ終われば、逃げ切りだとタカをくくっているんだろうが、
むしろ、そこからが勝負だ。

野党は、山本太郎のように、毎日、街に出ろ。街頭で訴え続けろ。
毎日新しいネタを持って、記者会見やれ。
ネットにもどんどん書き込め。秘書を動員して、2ちゃんねるを占拠しろw



尾形 月耕、三枚目、



「義士四十七圖 大高源吾忠雄」です。



ノイホイ@noiehoie(菅野完)は文章うまいねぇw

◆http://www.sugano.ne.jp/2017/02/02/post-1469/
sugano.ne.jp  2017/2/2
◎高張提灯をもて!!


より抜粋、

土屋逵直(つちや みちなお 1659年~1730年)ーー。

いや、土屋主税といったほうが世間の通りはよかろう。

上総久留里藩2万石の嫡男として生まれ、ゆくゆくは藩主の座に座るべく
厳しく育てられたと言う。

だが、父の乱心が公儀の知るところとなり、彼の家は改易の憂き目にあった。

それでも遠州周智郡に三千石をあてがわれ旗本として取り立てられている。

よほど見込みのある人物であったのだろう。

屋敷は本所松坂町。 茶の湯と連歌を嗜み、風流旗本として名が高い。

とはいえ、彼の茶の湯も連歌も、決して、旗本御曹司にありがちな軽薄なものではない。

「なかなかに巧み」と、彼の歌を評する声さえある。

なるほど、確かにそうかもしれない。

いかに三千石のお旗本とはいえ、そうでもなければ、芭門の十哲の筆頭
とも呼ばれた宝井其角ほどの俳諧の達人が、彼の屋敷に出入りすることもなかろう。

元禄15年12月13日。

その日も其角は茅場町の侘び住いから、本所松坂町の土屋主税屋敷へ向かう。

道行きは東。筑波おろしに雪が混じり、風はあくまでも冷たい。

両国橋にさしかかったとき、向こう側から「ささやぁ 笹竹ぇ」と
笹売りの声が聞こえてきた。

年の瀬、大掃除の煤払いに使うため、笹がよく売れる。

目に映る雪、耳に聞こえる笹売りの声 ……。

其角が雅趣を感じたその瞬間、笹売りがふっと顔を隠すようなそぶりをした。

もしやあれはーー。

「子葉しよう殿!子葉殿ではありませぬか!」

其角には笹売りの顔に見覚えがあった。

見覚えどころではない。かつて俳諧の道を手ほどきした、播州赤穂の藩士
大高源吾ではないか。

源吾の姿を見てとった其角は「子葉どの」と、かつての弟子を雅号で呼び止めたのだ。

源吾には、いまこうしてここを歩いていることを
決して気取られてはならぬ事情があった。

それ故、往来にかつての師の姿を認めたとき、顔を伏せたのだ。

だが、こうまで大声で呼び止められたのなら仕方あるまい。

「これは、宝井殿。 なにやら手前にかまけてご無沙汰を」

「お家の大事をお聞きしましてからこのかた、御身お案じ申し上げておりました」

「浪々の身とはいえ、この有様。誠にお恥ずかしい」

「いやいや。落魄が当たり前。決して、お恥なさることはない」

と、そのとき。ひきわ強い風が吹き付けた。

二人が立ち止まったのは両国橋の上。 川を渡る風の寒さはひとしおだ。

半纏一つしか身にまとう物のない源吾の肌には刺すようでさえある。

思わず源吾は、肩をすくめた。

「おお。その姿ではお寒かろう。」

其角は自分の羽織を脱ぎ、源吾の肩にかけてやる。

そのまま戯れに其角はこう問いかけてみた。

「どうじゃな? 昔ながらの風流の道、お忘れなくば、

ここで一句お付き合い願いたい」

と、かつての弟子の顔を覗き込む。 なるほど、未だに目は鋭い。

俳諧の心を忘れた訳ではなさそうだ。

『年の瀬や。水の流れと人の身は』

ーー其角のこの発句を聞いたとき、源吾は唸った。

いまこの刹那の二人の姿と、雪に埋もれる師走の両国橋の情景を
見事に織り込んでいる。さすが我が師。とっさに出るような句ではない。

しかし感嘆ばかりはして居れぬ。

一刻も早くこの場をさらねばならない。そのためにはこの句をつがねばならぬ。

源吾は息を飲みつつ言葉を繰った。

「……『明日またるる、その宝船』 

では、これにて。御免くださりませ。」

と、脇句を継いだ後、源吾は足早に立ち去った。

『明日またるる、その宝船』。 なんのことだろう?

何か寓意があるのか。其角は首をひねりながら、土屋主税が屋敷への道中を急ぐ。

本所松坂町についた頃には雪はさらに激しさを増していた。

「その、大高源吾なる浪人、確かに赤穂の浪士だな?」

其角から両国橋での出来事を聞かされた主税は改めて尋ねた。

「はい。浅野家お取り潰しの後、どこにも仕官せず、

今は笹売りで活計を立てております。

それにしても、『明日またるる、その宝船』とは不思議な脇句でございますよ。

もし寓意があるとすれば ……。 

あ! なるほど。わかり申した。

どこかのご家中への仕官が決まったのでございましょう。

それをそれとなく昔の師であるこの私めに伝えようと …」

「いや、違う」

其角の言葉を遮ってまで、主税はそう言い切った。

「そちには、武士の心底はわかるまい。明日は14日であったな。

月こそ違えど亡き浅野内匠頭殿のご命日。

そういえば明日、吉良家では茶会を催すという。…… 

なるほど! そうか! あいわかった!!」

「土屋様、どうなさいました?」

「其角殿、明日もこの屋敷に参られよ。それも夜が良い。

雪見酒としゃれこもう。我が家は吉良上野介が屋敷と塀一つの隣。

面白いものが観れるやも知れんぞ ……。」

元禄15年12月13日に本当にこんなことがあったのかどうか、知らない。

だが、講談や浪曲でおなじみのこのエピソードが、たまらなく好きだ。

忠臣蔵を観るたび、源吾の意地と、土屋主税の粋に感じ入って涙を流してしまう。


元禄15年の江戸の人士もそうであった。 みな、待てなかったのだ。

口さがない人たちは、「赤穂浪士はなぜ早く主君の仇を討たないんだ」

「赤穂でのうて阿呆よ」とさえ罵ったという。

だが決して、赤穂の浪士たちはぐずぐずしていたわけではない。

その間、大石内蔵助は、同志の結束を固め、脱落者が出るたびに

面目の立つように脱落させてやり、一方で急進派を抑え込み、

「吉良上野介の首を取る」という最終目標に向かって組織を固めていた。

大高源吾は、そんな大石のゆっくりとしたマネジメント手法に苛立ち、

「大石殿の指図は受けぬ!」と暴発した江戸急進派に属する浪士だ。

しかし、とある事件がきっかけで、大石の心底を悟り、

その後は誰よりも大石への忠勤に励んだという。

雪の吹きすさぶ中、半纏一枚の姿で笹売りに身をやつし

江戸の町を歩き回ったのも他ではない。

吉良邸の様子を探るためだ。

源吾は明日12月14日、吉良邸で茶会が催されるという情報をつかんだ。

きっと吉良は屋敷にいるはず。

その知らせを、愛宕下に潜伏する同志たちに一刻も早く知らせるため、
両国橋を急いだのだ。

その時、何の因果か、かつての師・其角とすれ違ってしまう。

其角に「明日またるる その宝船」との脇句を残し、同志の元に源吾は急いだ。


元禄15年12月14日夜半。

大石内蔵助以下播州赤穂浪士四十七名は、本所松坂町吉良上野介が屋敷に討ち入る。

表門を破却し、塀にハシゴをかけ邸内に浪士たちがなだれ込んだ時、

大石は源吾を呼び、隣家の土屋主税が屋敷への使いを命ずる。

「先の播州赤穂の城主、浅野内匠頭が家来、大高源吾」

と土屋主税の前に跪き名乗り上げる源吾の姿は、もちろん笹売りのそれではない。

鎖帷子に身を固めた立派な武者振り。源吾は大石から命じられた口上を続ける

「筆頭家老大石内蔵助以下 我ら同志四十七名、なき主君のご無念を晴らすべく、

ただいま、ご当家隣家、吉良邸に推参仕りました。

願わくば我らが忠義にご憐憫賜り、何卒この儀、お見逃し頂きますよう

嘆願に罷り越しました次第」

主税は大きく頷くと、

「見上げたるお心がけ。吉良の家人、上杉の付け人、何人たりとも

この塀乗り越えて我が屋敷に入るものあらば、不届き者として打ち捨ててくれよう。」

と、応じる。

後ろで聞いていた其角はたまらない。

そうか、これが子葉のいう「宝船」であったか。

昨日の不思議な脇句の心底はここにあったか。

なんたる不明。 師として弟子に詫びねばならぬ。

「子葉どの! ようやくご貴殿の心底、わかり申した。

ならば門出を祝っていま一句。

『我夢と思えば軽ろし笠の雪』」

源吾にもう迷いはない。脇句はすぐに出来上がった

「『師の恩や たちまち砕く厚氷』 

では、御免」

走り去る源吾の背中を見ながら、土屋主税は家臣に命じる。

「高張をもて! 内匠頭殿のご家来衆を高張提灯で馳走せよ」と。

灯は吉良邸の庭を照らし出す。

この灯があれば上野介を追跡することもたやすかろう。




@noiehoieは「時代小説」の有力な書き手になれると思う。

池波正太郎亡き今、剣客商売、藤枝梅安、鬼平犯科帳などの名作が不作だ。

ノンフィクションにこだわらず時代小説で売りだしてほしいね。

文体にメリハリがあり冗長でなく、歴史知識もある、期待している。



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