画は 拙作にて
「初夏の宿」です。
水彩 32cm x 40cm 紙
☆曇の予報。
二ヶ月おきの通院日(整形)ですので、予約投稿になります。
「タケプロン」を服用中止して8ヶ月経過しましたが、
ようよう効果テキメン、膝に踏ん張りが効くようになってきました。
歳なので以前のようには戻らんと思いますが、
服用継続のままなら車椅子へ一直線、危うきところでした。
☆http://blog.matsufuji.jp/?search=%B5%D5%CE%AE%C0%AD%BF%A9%C6%BB%B1%EA&x=23&y=11
MATSUFUJI 2006.12.27 Wednesday
◎胃薬「PPI」で骨折の危険増大 … 英で調査
ご参照あれ!!
さて、医事ネタ2題です、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6533219/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:5/25
<テロ大国パキスタンでは、また中国人ふたり誘拐
コメント
*2017/5/25
16人の末期癌患者を全員治して、医学界を追放された男がいる。
その名はロイヤル・レイモンド・ライフである。
彼は「癌に苦しむ人を救った」と言う罪で、アメリカ医学界から永久追放された。
市民シンクタンク「THINKER]は若者中心のジャーナリスト集団であり、
代表の鶴田ナオキさんをはじめ、最も評価するグループである。
そのブログにはライフ博士の偉業が紹介されている。
「ロイヤル・レイモンド・ライフ博士は、人々を苦しめる、
あらゆる種類の病気を、完全に治癒する方法を、約80年前に見つけた人物である。
ライフ博士の魅力的な治療が本物ならば、スタンダードになっていいはずである。
誰もが抱く疑問の答えは、医療の正史には決して出てこない。
抹殺された天才の壮絶な人生が物語っている」
レイモンド・ライフは米国ジョンズ・ホプキンズ大学で医学を学ぶ。
さらに細菌学に興味を抱いた彼は、独学で光学を学び、
超高精度の顕微鏡を発明する。さらに、様々な最新機器を発明する。
すべて自ら設計し自ら製造した。
その発明品には、「ヘテロダイン・紫外線顕微鏡」 「ミクロ解像管」
「極微操作装置」などがある。
1910年代、細菌学を研究していたライフ博士は、
生きたままウィルスを観察した世界最初の人間となった。
我々は、高性能顕微鏡と聞けば、即座に「電子顕微鏡」を思い浮かべる。
現代でもミクロ世界の観察で多用されている。
しかし、致死性の強烈な電子線を観察対象に照射する為、微生物は一瞬で死滅する。
つまり、ミイラ化した残骸や死骸が観察できるだけなのである。
一方、ライフ博士の顕微鏡は、生きているウィルスの動きを観察することができた。
環境の変化により形を変えたり、発癌性物質と反応して素早く複製したり、
正常な細胞を癌化させていく様子も観察できたのである。
ここで、誰もが不思議に思うはずである。
1933年にライフ博士が超高精度のスーパー顕微鏡を発明しているのに、
どうして未だに欠陥品の電子顕微鏡で微生物を観察し続けているのか?
電子顕微鏡は、その電子線で微生物を焼殺し、ミイラ状の死体しか観察できない。
→ここに謎のヒントがある。
現代医学を支配する闇の権力にとって、生きたまま微生物やウイルスを観察されては
困る理由があった。
医薬業界の利権が崩壊するからである。
しかし、ライフ博士はそのタブーを犯してしまった。
ライフ博士は、他の研究者が見ることのできない微生物やウィルスの生態を
観察することに成功した。
そして、彼は見てはいけないものを見てしまった。
つまり、1920年に、人に癌を作るウィルスの存在を発見して、
この事実を実験で実証したのである。
彼は発癌ウィルスを使って、正常細胞を癌化させる実験を2万回以上試みたのである。
そして、全ての実験で、正常細胞は癌化した。
さらに、このウィルス培養液から、400種類もの腫瘍をつくり出すことにも成功した。
彼はこれらの観察過程を全てフィルム映像や写真に記録して収録した。
その他、実験内容は、細部に至るまで記録に残した。
そうして、彼は発見した発癌・ウィルスを「クリプトサイズ・プリモーディアルズ」
と命名した。
次に彼は、この殺人ウィルスを退治する方法の研究に没頭する。
癌を作るウィルスを根絶すれば患者の癌は消滅する。
不治の病の癌が治るのである。その光明が見えてきた。
この発癌・ウィルスを根絶する方法はないか?
彼はウイルスの姿を視覚化させるために用いた技術を思い出した。
それは波動の共振・共鳴原理である。
その原理でウィルスを破壊することに挑戦したのである。
彼はあらゆる物質と同様、目に見えないレベルでウィルスも
独自振動数で振動していることに着目した。
そして、そのウィルスと共振する周波数の光を照射して、
ウィルスをさらに振動させた。
光の振動数でウィルスを強制的に共振させたのである。
そして、ついに発癌・ウィルスは自らの共振振動に耐えきれなくなってきた。
彼は、ウィルスが構造的な形の維持に耐え切れなくなるまで
照射レベルを上げていった。
すると、ウィルスの形は歪み、ついに崩壊してしまった。
こうして、ライフ博士は、共振現象を用いた波動療法で
癌を根絶する方法を発見したのである。
ライフ博士はこの周波数を「致死反応振動数」(MOR)と呼んだ。
そして、この致死反応振動数の光は、
ウィルス以外の周りの正常な細胞には一切害を与えないのである。
ライフ博士が発見し成功した癌治療法は、極めて画期的だった。
癌に致死反応振動数の光線を照射するだけで済んだ。
だから、治療費は驚くほど安くなった。
さらに、患部に光を当てるだけだから、苦痛も副作用も無い。
このMOR療法を施された患者の癌は、急速に縮んで消滅していった。
だから、患者は完治して、家族もとに笑顔と共に帰って行った。
それは奇跡の癌治療法だった。
他方、超猛毒の抗癌剤を投与する化学療法は、
脱毛や猛烈な副作用で患者を苦しめる。
放射線療法も同じである。
極めて有害性が強く、患者を衰弱させる。
手術も過酷な負担、苦痛を与える。
これら三大療法は、癌を治せない。
それは厚労省も認めている。
治療法というより、正体は悪魔的な虐殺法である。
これら地獄の癌治療に比べれば、ライフ博士が発見した治療法は
患者にとって天国である。
1934年、ライフ博士の研究所で末期癌患者16人の治療実験が行われた。
3か月をかけてMOR照射による治療実験で、治癒率が100%と確認された。
ところが、この癌治療率100%と言う驚愕な結果が、博士に悲劇をもたらす。
医薬品業界が一番恐れているのは、末期癌患者を100%完治させてしまう
治療法の存在である。
結果的に、ライフ博士に筆舌に尽くしがたい、
戦慄の悲劇が立て続けに襲うのである。
再掲ですが、拙作二枚目、
「幻想 瀧に虹」です。 水彩&パステル 32cm x 40cm 紙
メットライフのCMは、じつにひつこいわなぁw
日本で食ってる(売上の70%以上)ユダヤ企業なんだとか、掛け捨ては儲かる、
◆http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39551
週刊現代 2014/06/23
◎被害者続出、いったいどういうことだ!
「がん保険」がんになってもカネは出ない
——2人に1人が「がん」になる時代に、
保険会社が儲かるカラクリがわかった
なりたくてがんになったわけじゃない。
だからこそ、「いざ」というときのために備えてきた。
それなのに「保険金は支払えません」なんて、あまりに理不尽じゃないか —
そんなトラブルが頻発している。
☆「お客様のがんは対象外です」
「先生からは、確かに『がん』だと告知されました。まだ初期だから心配ない
と言われましたが、まさか自分ががんに罹るとは思ってもいなかったので
ショックでした。不幸中の幸いだったのは、がん保険に入っているから
治療費の心配はしなくていいということ。
ところが、保険会社に申請すると、『お客様のがんは、保険の対象外です』
と突き返されたんです。がんだと診断されたのにがん保険が下りないなんて、
どういうことですか?
これまで20年以上、万が一のためにと思って、保険料を払い続けてきたんです。
いざというときの備えだったのに、肝心なときにカネが出ないなんて、
保険ではなく詐欺じゃないか」
東京都在住の68歳の男性は、こう憤る。
昨年、健康診断で大腸に異常が見つかり、内視鏡手術で切除した。
医師からは、「早期の大腸がんです」と告げられた。
男性は、45歳からがん保険に入っていた。
会社の上司が肺がんを患い、長期入院の末、退職せざるを得なくなったことが
きっかけだ。
加入したのは、がんと診断されたら一時金として200万円、
入院1日につき1万円がもらえる保険。
月に8000円弱の出費となったが、
「収入が無くなり、治療費で貯金が取り崩されることを考えれば必要経費。
安心をカネで買ったようなもの」だった。
それから23年。
ついに「その日」が訪れた——と思ったら、自分のがんは「対象外」と
冷たく見放されたのである。
がんを患ったという事実に加え、保険金が支払われないという二重の衝撃に、
当初、絶望するしかなかったという。
「保険会社に抗議の電話をすると、『お客様のがんは、ごく早期のがんで、
ご加入のがん保険では対象外となります』と取り付く島もない。
約款にはきちんと書いてあるというんです。
でも、そんなこと加入当初に説明された覚えはありません。
これじゃ保険会社にこれまで支払い続けてきたカネは、ドブに捨てたも同然です」
☆早期がんには払いません
がん保険に入っていたのに、がんになってもカネは出ない。
そんなこと、あり得ないと思うだろう。
だが、この男性が経験したような事態は珍しくない。
病気になっていざ保険金を請求したら、保険会社からさまざまな理由を
並べたてられて支払いを拒否されるケースが、いま増加しているのだ。
とくに顕著なのはがん保険。
これまで知られていなかった問題が、徐々に表面化している。
昨年度、国民生活センターに寄せられた医療保険に関するトラブルは
1035件にも上っている。
「実際に相談を受けている現場の感覚としては、
がん保険に関するトラブルはとくに目立っています。
具体的には、保険勧誘時の説明不足から生じるものが多い」
(国民生活センター相談情報部担当者)
保険金の支払い条件などは約款に細かに記されているが、
契約時にすべての内容を担当者から直接説明されることはほとんどない。
説明を受けたとしても、到底一度で把握しきれる情報量ではないため、
がんと診断され保険金を請求してはじめて、
自分が保障の対象外であることを知るのだ。
がんの保険金が出ないケースは、大きく次の5つに分けられる。
(1)保険金が支払われない種類のがんがある
冒頭で紹介した男性は、発見されたがんが、そもそも保障の対象外だった。
「新しいがん保険では、どんながんもカバーする商品がほとんどですが、
『上皮内新生物』には保険金が出ない、
もしくは一時給付金が減額される商品があります」
(アイリックコーポレーション・山本裕氏)
上皮内新生物とは、「上皮内がん」と呼ばれることもあるが、
粘膜のような上皮内に留まっているごく初期のがんのこと。
胃や子宮頸部、皮膚など、どの部位にもできる可能性はある。
さらに問題なのは、この判断があいまいだということだ。
「上皮内新生物かどうかは、最終的に病理医が区別しますが、
じつは、その判断は医師によってまちまちなんです。
診断する病理医によって、保険金が出るか出ないか異なる可能性もある」
(医療コーディネーター・石橋大氏)
そもそも我々は、健康で長生きしたいという思いから
健康診断や人間ドックを受けている。
定期的に検査をしていれば、がんになってもごく初期で見つかるのは当然。
そうした早期発見のがんにはカネが払われず、進行がんになって
ようやく保険金が出る。
そんなバカバカしい話はない。
(2)加入後、すぐにがんになったらアウト
もしあなたが、初期のがん(上皮内新生物)でも保険金が下りるタイプのがん保険
に加入していたとしても、
「責任開始日」の存在があることを忘れてはならない。
多くの場合、加入後90日以内にがんが発覚したときは、保険金が出ない。
がんの初期では自覚症状がないため、健康だと思って保険に入った翌月に、
会社の健康診断で異常が発覚。
すでに保険料の払い込みは始まっているのに、責任開始日前だから
カネがもらえない、という事態に陥る。
☆再発がんにも払いません
(3)入院しないと保険金が出ない
他には、こんなケースもある。埼玉県に住む会社員の男性(55歳)の話。
「今年、人間ドックを受けて前立腺がんが見つかったんです。
主治医の先生に相談したところ、手術か放射線治療を提案された。
仕事もあまり休みたくなかったので、通院治療が可能で、
比較的体に負担が少ない放射線治療を受けることにしました。
手術をすると男性機能障害のリスクもあると聞いたので、
放射線のほうがいいだろう、と。
私は、10年前にがん保険に入りました。友人ががんになったとき、
がん保険があって助かったと言っていたのを聞いて、
入っておこうと思ったんです。
ところが、いざ申請してみたら、私の入った保険は、
入院しないと診断給付金が出ないものだと言われた。
ちゃんと医師の診断書もあるのに、納得できないですよ。
かといって、カネをもらうために入院が必要な手術に変える決断もできない。
向こうの都合のいいように、これまで騙されていたんです」
このように、「がんの治療を目的とする入院をしたこと」が
保険金支払いの条件になっている商品もある。
療法が進歩し、多様化したいま、
必ずしも「がん=入院」というわけではなくなっている。
保険の商品は、保障内容も条件もさまざまで、あまりにもわかりにくく、
一律に比べられない。こうしたところに思わぬ落とし穴が潜んでいるのだ。
(4)病歴告知をミスすると保険金が出ない
がん保険に入る前には、過去の病歴や現在の健康状態を申告
しなければならないが、後に申告漏れが発覚すると、
「告知義務違反」とされてしまう。
「胃がんになって保険金を請求したら、過去に胃潰瘍でクスリを処方されていた
ことを指摘され、契約が解除されたんです。
手術をしたわけでもなく、胃潰瘍ぐらい大丈夫だと思っていました。
加入時にそんな注意も受けなかった」(54歳男性)
加入前の申告はごく簡単な質問項目しかないため、こうしたことはよく起こる。
「保険会社にもよりますが、項目はたとえば、
3ヵ月以内に通院したことがあったか、2年以内に健診で何らかの指摘があったか、
5ヵ月以内に7日分以上のクスリを処方してもらったことがあったか、など。
問われていることだけに答えればいい。
でも、加入してから2年以内に保険金を請求した場合は、
必ず保険会社の調査が入ります。
健康保険の情報から、その人の通院歴などを調べるのです」
(医療コンサルタント・吉川佳秀氏)
些細なことであっても、調査で告知義務違反が発覚すれば、
その時点で契約は解除される。
保険金が出ないだけでなく、これまで払い続けてきたカネも戻ってこない。
加入するのは簡単で、保険金を出すときに審査を厳しくすれば、
得をするのは加入者ではなく保険会社。
保険のシステムそのものが、加入者の都合をまったく無視して作られているのだ。
(5)再発したらアウト
今年3月、国民生活センターに相談が来たケースに、こんなものもあった。
「60代の男性でした。6年前にがんと診断されて、そのときに、
がん診断給付金と手術給付金を受け取ったそうです。
この方が最近、別の部位にがんが見つかった。
こでまた保険金が受け取れると思ったら、
『診断給付金と手術給付金は一度限りという条件なので、支払えません』
と保険会社から言われたそうです。
でもこの方は、同じがんの再発でなければ保険金をもらえるものだと思っていた。
だからこそ、1度目のがんを患ったあとも、
保険を辞めずに掛け金を支払い続けていたのにと困ってらっしゃいました」
(前出・国民生活センター担当者)
がんが再発したときにこそ、治療費が重くのしかかってくる。
それを頼りに保険を継続していたのに、いざというときに出ないとなれば、
もはや入っている意味はない。
再発したときの支払い条件も、商品によってさまざまだ。
「診断給付金については、2年に1度を上限とする商品も多いですが、
ある外資系大手生保のがん保険では、初回の診断から5年以上経過した場合
という条件となっている。
すぐに再発転移した場合、再び保険金が出る5年後までに
亡くなる方のほうが多いでしょうし、現実的ではない」(前出・吉川氏)
このように、とにかく保険会社は、あの手この手でカネを支払わずに済まそうとする。
当然、そうすればするほど儲かるからだが、じつは、
保険会社ががん保険で儲かるカラクリにはまだ裏がある。
「2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ」時代だと言われる。
さらに言えば、国立がん研究センターの最新データでは、
男性の場合、生涯でがんを患う人は5人に3人。
そもそも保険とは、保険金を受給する人より、掛け金を支払う人が多いことで
成り立っているはず。
それなのに、がん保険の場合は、がんになって保険金を受け取る確率が
50%以上になるはずだ。
いくらカネを出し渋っているとはいえ、なぜ儲けられるのか。
ある保険会社で商品開発を担当する男性が、その裏事情を明かす。
「保険商品を発売するには金融庁の許可が必要です。
ただし、金融庁が認可する保険料が、契約者にとって妥当かどうかは別問題。
金融庁としては、契約者が損するかどうかよりも、
保険会社を破綻させないことのほうが重要なんです。
金融庁のお墨付きをもらって、確実に儲かる保険商品を作っているということです」
たとえば、2人に1人ががんになるという中で、保険会社は実際には「4人に3人」が
がんになる前提で保険を設計する。
加入者たちは最初から、そのぶん相当に割高な保険料を毎月支払っているのだ。
保険会社のほうは、どこまで行っても損をすることはない。
☆「数字のトリック」に注意
加えて、前述のように「極力、保険が下りない」ように
約款を作っているので、ますます保険会社は儲かる。
これが、「2人に1人ががん」の時代なのに、
がん保険で保険会社がボロ儲けできるカラクリなのだ。
一般社団法人バトン「保険相談室」代表理事・後田亨氏は、こう言う。
「そもそも契約前に、健診の結果などから加入者をふるいにかけている
わけですから、がん保険が役に立つ確率は、一般的ながんの罹患率データとは異なるはず。
保険会社の健全な運営のために、リスクを高めに見込むのは構わないとしても、
情報開示は不可欠でしょう。
代理店の手数料、保険会社の利益もわからなければ、商品ごとの支払い実績もわからない。
まさにブラックボックス。
それを明らかにせずに、がんの不安を煽る情報ばかり流しているのでは、
怪しい壺を売る商法と大差ありません」
それでも「2人に1人ががん」が事実なら、万が一のための保険として、
がん保険に入っておきたい。そう思う人も多いだろう。
ただし、この数字自体が、保険を売る側の都合のいい数字、
一種の「数字のトリック」だということにも注意する必要がある。
「国立がん研究センターが出しているがん罹患リスクを年代別に見てみると、
たとえば50歳の男性が10年後までにがんにかかる確率は5%。
60歳の男性でも、10年後までにがんになる確率は15%。
つまり、現役世代だと、がん保険は90%ほどの確率で出番がないと思われます」
(前出・後田氏)
がんは老化現象だ。加齢とともに発生率は上昇していく。
高齢化に伴って患者数も増加してはいるものの、
がん罹患率がとくに高まるのは高齢になってからの話。
80歳になってからのリスクを恐れて40歳からがん保険に加入していても、
がんになるまでの40年間に払い続ける掛け金は、
ほぼすべてが保険会社の儲けになっていると言っても過言ではない。
また、「2人に1人ががんになる」という数字が独り歩きすることが、
テレビCMを打つことよりも大きな宣伝効果を上げているという側面もある。
前出の保険会社の商品開発担当者はこう本音をこぼす。
「がんへの不安が広まると同時に、実際にがん患者は増えているのですから、
『がんになったけど、保険に入っていたから助かった』という人は、
探せば周囲に一人くらいいるはずです。
それは加入を検討している人にとって、広告なんかよりずっと説得力がある。
自然に販売促進活動につながっている。保険会社にとってはおいしいですね」
別の保険代理店関係者は、こう言う。
「がん保険への加入を検討する人は、その時点で健康への意識が高い人です。
これまで保険を売ってきた感覚から言うと、がん保険に入っている人が
がんになる確率は、普通の人の5分の1くらいでしょうか。
むしろ、代理店としても『がんになりそうにない、健康な顧客を積極的に集める』
というのは暗黙の了解になっています」
健康に意識が高い人ほど、保険でカネを無駄にしてしまうという
何とも矛盾した仕組みが作り上げられているのだ。
☆60歳すぎたら必要ナシ
ちなみに、加入者にとって本当に役に立つ良い商品は、
市場にはほとんど出回らないことを顕著に表すこんな話もある。
「国内の中堅生保が'10年に発売を開始したある商品は、当初、
給付金の合計が最高3000万円まで出るという好条件の商品でした。
人気が非常に高かったのですが、徐々に給付金の額が下げられて、現在は300万円。
それでもがんと診断されたら回数に制限なく給付金が下りる点など
魅力的な部分は残っていたのに、これでも厳しくなってきたのか、
7月以降、新契約については保険料がかなり上がるようです」(保険代理店関係者)
あまりの人気で売れすぎ、採算が取れなくなると、
保険会社は儲けを優先させて商品をどんどん「改悪」していく。
結果、加入者がより損する商品しか残らない。
前述したように、がんを発症するリスクは歳を取るほど上がっていく。
であれば、高齢になってからがん保険に入れば得をするのかというと、
そういうわけではない。
たとえば、ある保険会社のがん保険で計算してみよう。
がんと診断されたら100万円、手術をしたら1回につき20万円、
入院・通院には1日1万円の保障が受けられる商品だ。
男性が、30歳から加入した場合、毎月の払込額は約4000円。
80歳でがんを発症すると考えると、50年間で計240万円の負担となる。
一方、この保険に60歳から入ったときは月の払込額は1万5000円。
80歳までの20年間で計360万円を負担することになる。
リスクが高い年代で入ると、その分、加入者の負担は大きくなる。
何度も言うが、どうやっても、
保険会社が儲かるようになっているのだから当然の結果だ。
では、いったいどうすればいいのか。
ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓氏はこうアドバイスする。
「現役世代なら、万が一がんで仕事ができなくなったときのことを考えて
がん保険に入る価値もあるのですが、
年金生活者の場合、がんになっても年金はもらえますから関係ない。
60歳以上の人が新たにがん保険に入る必要はないと思います。
高齢者の場合、体に負担のかかる治療はできなくなる可能性もありますし、
70歳以降は医療費負担も下がります。
預貯金が少ない場合は、定期付き終身保険を解約して返戻金を受け取り、
それを治療費に充ててもいい。
つまり、高齢者はがんになる確率は高まるけれど、
がん保険の必要性は低くなっているわけです。
保険料を支払うくらいなら、
そのぶんを貯金したほうがいいのではないでしょうか」
アフラックが2010年に行ったアンケートでは、
入院、食事、交通費などを含むがん治療全般にかかった費用が「50万円程度」
という回答が37・5%と最も多く、「100万円程度」が31・5%。
7割の人が100万円あればなんとかなったという結果だ。
ある程度の貯金があれば、わざわざがん保険に入る必要はない。
「いざ」というときに裏切られることもあるのだから、
がん保険に入っている人は、一度、自分の契約内容を確認してみたほうがいい。
「週刊現代」2014年6月14日号より
↑
保険金請求時のトラブル多発中、のようですよ。
アフラックとか、あれだけ頻繁にCM打つということは、よほど美味しいからですよ。
膝痛にグルコサミンなんて、飲んでも効果ゼロ。
効くならとっくに「処方薬」になっていますわなぁw
「初夏の宿」です。
水彩 32cm x 40cm 紙
☆曇の予報。
二ヶ月おきの通院日(整形)ですので、予約投稿になります。
「タケプロン」を服用中止して8ヶ月経過しましたが、
ようよう効果テキメン、膝に踏ん張りが効くようになってきました。
歳なので以前のようには戻らんと思いますが、
服用継続のままなら車椅子へ一直線、危うきところでした。
☆http://blog.matsufuji.jp/?search=%B5%D5%CE%AE%C0%AD%BF%A9%C6%BB%B1%EA&x=23&y=11
MATSUFUJI 2006.12.27 Wednesday
◎胃薬「PPI」で骨折の危険増大 … 英で調査
ご参照あれ!!
さて、医事ネタ2題です、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6533219/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:5/25
<テロ大国パキスタンでは、また中国人ふたり誘拐
コメント
*2017/5/25
16人の末期癌患者を全員治して、医学界を追放された男がいる。
その名はロイヤル・レイモンド・ライフである。
彼は「癌に苦しむ人を救った」と言う罪で、アメリカ医学界から永久追放された。
市民シンクタンク「THINKER]は若者中心のジャーナリスト集団であり、
代表の鶴田ナオキさんをはじめ、最も評価するグループである。
そのブログにはライフ博士の偉業が紹介されている。
「ロイヤル・レイモンド・ライフ博士は、人々を苦しめる、
あらゆる種類の病気を、完全に治癒する方法を、約80年前に見つけた人物である。
ライフ博士の魅力的な治療が本物ならば、スタンダードになっていいはずである。
誰もが抱く疑問の答えは、医療の正史には決して出てこない。
抹殺された天才の壮絶な人生が物語っている」
レイモンド・ライフは米国ジョンズ・ホプキンズ大学で医学を学ぶ。
さらに細菌学に興味を抱いた彼は、独学で光学を学び、
超高精度の顕微鏡を発明する。さらに、様々な最新機器を発明する。
すべて自ら設計し自ら製造した。
その発明品には、「ヘテロダイン・紫外線顕微鏡」 「ミクロ解像管」
「極微操作装置」などがある。
1910年代、細菌学を研究していたライフ博士は、
生きたままウィルスを観察した世界最初の人間となった。
我々は、高性能顕微鏡と聞けば、即座に「電子顕微鏡」を思い浮かべる。
現代でもミクロ世界の観察で多用されている。
しかし、致死性の強烈な電子線を観察対象に照射する為、微生物は一瞬で死滅する。
つまり、ミイラ化した残骸や死骸が観察できるだけなのである。
一方、ライフ博士の顕微鏡は、生きているウィルスの動きを観察することができた。
環境の変化により形を変えたり、発癌性物質と反応して素早く複製したり、
正常な細胞を癌化させていく様子も観察できたのである。
ここで、誰もが不思議に思うはずである。
1933年にライフ博士が超高精度のスーパー顕微鏡を発明しているのに、
どうして未だに欠陥品の電子顕微鏡で微生物を観察し続けているのか?
電子顕微鏡は、その電子線で微生物を焼殺し、ミイラ状の死体しか観察できない。
→ここに謎のヒントがある。
現代医学を支配する闇の権力にとって、生きたまま微生物やウイルスを観察されては
困る理由があった。
医薬業界の利権が崩壊するからである。
しかし、ライフ博士はそのタブーを犯してしまった。
ライフ博士は、他の研究者が見ることのできない微生物やウィルスの生態を
観察することに成功した。
そして、彼は見てはいけないものを見てしまった。
つまり、1920年に、人に癌を作るウィルスの存在を発見して、
この事実を実験で実証したのである。
彼は発癌ウィルスを使って、正常細胞を癌化させる実験を2万回以上試みたのである。
そして、全ての実験で、正常細胞は癌化した。
さらに、このウィルス培養液から、400種類もの腫瘍をつくり出すことにも成功した。
彼はこれらの観察過程を全てフィルム映像や写真に記録して収録した。
その他、実験内容は、細部に至るまで記録に残した。
そうして、彼は発見した発癌・ウィルスを「クリプトサイズ・プリモーディアルズ」
と命名した。
次に彼は、この殺人ウィルスを退治する方法の研究に没頭する。
癌を作るウィルスを根絶すれば患者の癌は消滅する。
不治の病の癌が治るのである。その光明が見えてきた。
この発癌・ウィルスを根絶する方法はないか?
彼はウイルスの姿を視覚化させるために用いた技術を思い出した。
それは波動の共振・共鳴原理である。
その原理でウィルスを破壊することに挑戦したのである。
彼はあらゆる物質と同様、目に見えないレベルでウィルスも
独自振動数で振動していることに着目した。
そして、そのウィルスと共振する周波数の光を照射して、
ウィルスをさらに振動させた。
光の振動数でウィルスを強制的に共振させたのである。
そして、ついに発癌・ウィルスは自らの共振振動に耐えきれなくなってきた。
彼は、ウィルスが構造的な形の維持に耐え切れなくなるまで
照射レベルを上げていった。
すると、ウィルスの形は歪み、ついに崩壊してしまった。
こうして、ライフ博士は、共振現象を用いた波動療法で
癌を根絶する方法を発見したのである。
ライフ博士はこの周波数を「致死反応振動数」(MOR)と呼んだ。
そして、この致死反応振動数の光は、
ウィルス以外の周りの正常な細胞には一切害を与えないのである。
ライフ博士が発見し成功した癌治療法は、極めて画期的だった。
癌に致死反応振動数の光線を照射するだけで済んだ。
だから、治療費は驚くほど安くなった。
さらに、患部に光を当てるだけだから、苦痛も副作用も無い。
このMOR療法を施された患者の癌は、急速に縮んで消滅していった。
だから、患者は完治して、家族もとに笑顔と共に帰って行った。
それは奇跡の癌治療法だった。
他方、超猛毒の抗癌剤を投与する化学療法は、
脱毛や猛烈な副作用で患者を苦しめる。
放射線療法も同じである。
極めて有害性が強く、患者を衰弱させる。
手術も過酷な負担、苦痛を与える。
これら三大療法は、癌を治せない。
それは厚労省も認めている。
治療法というより、正体は悪魔的な虐殺法である。
これら地獄の癌治療に比べれば、ライフ博士が発見した治療法は
患者にとって天国である。
1934年、ライフ博士の研究所で末期癌患者16人の治療実験が行われた。
3か月をかけてMOR照射による治療実験で、治癒率が100%と確認された。
ところが、この癌治療率100%と言う驚愕な結果が、博士に悲劇をもたらす。
医薬品業界が一番恐れているのは、末期癌患者を100%完治させてしまう
治療法の存在である。
結果的に、ライフ博士に筆舌に尽くしがたい、
戦慄の悲劇が立て続けに襲うのである。
再掲ですが、拙作二枚目、
「幻想 瀧に虹」です。 水彩&パステル 32cm x 40cm 紙
メットライフのCMは、じつにひつこいわなぁw
日本で食ってる(売上の70%以上)ユダヤ企業なんだとか、掛け捨ては儲かる、
◆http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39551
週刊現代 2014/06/23
◎被害者続出、いったいどういうことだ!
「がん保険」がんになってもカネは出ない
——2人に1人が「がん」になる時代に、
保険会社が儲かるカラクリがわかった
なりたくてがんになったわけじゃない。
だからこそ、「いざ」というときのために備えてきた。
それなのに「保険金は支払えません」なんて、あまりに理不尽じゃないか —
そんなトラブルが頻発している。
☆「お客様のがんは対象外です」
「先生からは、確かに『がん』だと告知されました。まだ初期だから心配ない
と言われましたが、まさか自分ががんに罹るとは思ってもいなかったので
ショックでした。不幸中の幸いだったのは、がん保険に入っているから
治療費の心配はしなくていいということ。
ところが、保険会社に申請すると、『お客様のがんは、保険の対象外です』
と突き返されたんです。がんだと診断されたのにがん保険が下りないなんて、
どういうことですか?
これまで20年以上、万が一のためにと思って、保険料を払い続けてきたんです。
いざというときの備えだったのに、肝心なときにカネが出ないなんて、
保険ではなく詐欺じゃないか」
東京都在住の68歳の男性は、こう憤る。
昨年、健康診断で大腸に異常が見つかり、内視鏡手術で切除した。
医師からは、「早期の大腸がんです」と告げられた。
男性は、45歳からがん保険に入っていた。
会社の上司が肺がんを患い、長期入院の末、退職せざるを得なくなったことが
きっかけだ。
加入したのは、がんと診断されたら一時金として200万円、
入院1日につき1万円がもらえる保険。
月に8000円弱の出費となったが、
「収入が無くなり、治療費で貯金が取り崩されることを考えれば必要経費。
安心をカネで買ったようなもの」だった。
それから23年。
ついに「その日」が訪れた——と思ったら、自分のがんは「対象外」と
冷たく見放されたのである。
がんを患ったという事実に加え、保険金が支払われないという二重の衝撃に、
当初、絶望するしかなかったという。
「保険会社に抗議の電話をすると、『お客様のがんは、ごく早期のがんで、
ご加入のがん保険では対象外となります』と取り付く島もない。
約款にはきちんと書いてあるというんです。
でも、そんなこと加入当初に説明された覚えはありません。
これじゃ保険会社にこれまで支払い続けてきたカネは、ドブに捨てたも同然です」
☆早期がんには払いません
がん保険に入っていたのに、がんになってもカネは出ない。
そんなこと、あり得ないと思うだろう。
だが、この男性が経験したような事態は珍しくない。
病気になっていざ保険金を請求したら、保険会社からさまざまな理由を
並べたてられて支払いを拒否されるケースが、いま増加しているのだ。
とくに顕著なのはがん保険。
これまで知られていなかった問題が、徐々に表面化している。
昨年度、国民生活センターに寄せられた医療保険に関するトラブルは
1035件にも上っている。
「実際に相談を受けている現場の感覚としては、
がん保険に関するトラブルはとくに目立っています。
具体的には、保険勧誘時の説明不足から生じるものが多い」
(国民生活センター相談情報部担当者)
保険金の支払い条件などは約款に細かに記されているが、
契約時にすべての内容を担当者から直接説明されることはほとんどない。
説明を受けたとしても、到底一度で把握しきれる情報量ではないため、
がんと診断され保険金を請求してはじめて、
自分が保障の対象外であることを知るのだ。
がんの保険金が出ないケースは、大きく次の5つに分けられる。
(1)保険金が支払われない種類のがんがある
冒頭で紹介した男性は、発見されたがんが、そもそも保障の対象外だった。
「新しいがん保険では、どんながんもカバーする商品がほとんどですが、
『上皮内新生物』には保険金が出ない、
もしくは一時給付金が減額される商品があります」
(アイリックコーポレーション・山本裕氏)
上皮内新生物とは、「上皮内がん」と呼ばれることもあるが、
粘膜のような上皮内に留まっているごく初期のがんのこと。
胃や子宮頸部、皮膚など、どの部位にもできる可能性はある。
さらに問題なのは、この判断があいまいだということだ。
「上皮内新生物かどうかは、最終的に病理医が区別しますが、
じつは、その判断は医師によってまちまちなんです。
診断する病理医によって、保険金が出るか出ないか異なる可能性もある」
(医療コーディネーター・石橋大氏)
そもそも我々は、健康で長生きしたいという思いから
健康診断や人間ドックを受けている。
定期的に検査をしていれば、がんになってもごく初期で見つかるのは当然。
そうした早期発見のがんにはカネが払われず、進行がんになって
ようやく保険金が出る。
そんなバカバカしい話はない。
(2)加入後、すぐにがんになったらアウト
もしあなたが、初期のがん(上皮内新生物)でも保険金が下りるタイプのがん保険
に加入していたとしても、
「責任開始日」の存在があることを忘れてはならない。
多くの場合、加入後90日以内にがんが発覚したときは、保険金が出ない。
がんの初期では自覚症状がないため、健康だと思って保険に入った翌月に、
会社の健康診断で異常が発覚。
すでに保険料の払い込みは始まっているのに、責任開始日前だから
カネがもらえない、という事態に陥る。
☆再発がんにも払いません
(3)入院しないと保険金が出ない
他には、こんなケースもある。埼玉県に住む会社員の男性(55歳)の話。
「今年、人間ドックを受けて前立腺がんが見つかったんです。
主治医の先生に相談したところ、手術か放射線治療を提案された。
仕事もあまり休みたくなかったので、通院治療が可能で、
比較的体に負担が少ない放射線治療を受けることにしました。
手術をすると男性機能障害のリスクもあると聞いたので、
放射線のほうがいいだろう、と。
私は、10年前にがん保険に入りました。友人ががんになったとき、
がん保険があって助かったと言っていたのを聞いて、
入っておこうと思ったんです。
ところが、いざ申請してみたら、私の入った保険は、
入院しないと診断給付金が出ないものだと言われた。
ちゃんと医師の診断書もあるのに、納得できないですよ。
かといって、カネをもらうために入院が必要な手術に変える決断もできない。
向こうの都合のいいように、これまで騙されていたんです」
このように、「がんの治療を目的とする入院をしたこと」が
保険金支払いの条件になっている商品もある。
療法が進歩し、多様化したいま、
必ずしも「がん=入院」というわけではなくなっている。
保険の商品は、保障内容も条件もさまざまで、あまりにもわかりにくく、
一律に比べられない。こうしたところに思わぬ落とし穴が潜んでいるのだ。
(4)病歴告知をミスすると保険金が出ない
がん保険に入る前には、過去の病歴や現在の健康状態を申告
しなければならないが、後に申告漏れが発覚すると、
「告知義務違反」とされてしまう。
「胃がんになって保険金を請求したら、過去に胃潰瘍でクスリを処方されていた
ことを指摘され、契約が解除されたんです。
手術をしたわけでもなく、胃潰瘍ぐらい大丈夫だと思っていました。
加入時にそんな注意も受けなかった」(54歳男性)
加入前の申告はごく簡単な質問項目しかないため、こうしたことはよく起こる。
「保険会社にもよりますが、項目はたとえば、
3ヵ月以内に通院したことがあったか、2年以内に健診で何らかの指摘があったか、
5ヵ月以内に7日分以上のクスリを処方してもらったことがあったか、など。
問われていることだけに答えればいい。
でも、加入してから2年以内に保険金を請求した場合は、
必ず保険会社の調査が入ります。
健康保険の情報から、その人の通院歴などを調べるのです」
(医療コンサルタント・吉川佳秀氏)
些細なことであっても、調査で告知義務違反が発覚すれば、
その時点で契約は解除される。
保険金が出ないだけでなく、これまで払い続けてきたカネも戻ってこない。
加入するのは簡単で、保険金を出すときに審査を厳しくすれば、
得をするのは加入者ではなく保険会社。
保険のシステムそのものが、加入者の都合をまったく無視して作られているのだ。
(5)再発したらアウト
今年3月、国民生活センターに相談が来たケースに、こんなものもあった。
「60代の男性でした。6年前にがんと診断されて、そのときに、
がん診断給付金と手術給付金を受け取ったそうです。
この方が最近、別の部位にがんが見つかった。
こでまた保険金が受け取れると思ったら、
『診断給付金と手術給付金は一度限りという条件なので、支払えません』
と保険会社から言われたそうです。
でもこの方は、同じがんの再発でなければ保険金をもらえるものだと思っていた。
だからこそ、1度目のがんを患ったあとも、
保険を辞めずに掛け金を支払い続けていたのにと困ってらっしゃいました」
(前出・国民生活センター担当者)
がんが再発したときにこそ、治療費が重くのしかかってくる。
それを頼りに保険を継続していたのに、いざというときに出ないとなれば、
もはや入っている意味はない。
再発したときの支払い条件も、商品によってさまざまだ。
「診断給付金については、2年に1度を上限とする商品も多いですが、
ある外資系大手生保のがん保険では、初回の診断から5年以上経過した場合
という条件となっている。
すぐに再発転移した場合、再び保険金が出る5年後までに
亡くなる方のほうが多いでしょうし、現実的ではない」(前出・吉川氏)
このように、とにかく保険会社は、あの手この手でカネを支払わずに済まそうとする。
当然、そうすればするほど儲かるからだが、じつは、
保険会社ががん保険で儲かるカラクリにはまだ裏がある。
「2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ」時代だと言われる。
さらに言えば、国立がん研究センターの最新データでは、
男性の場合、生涯でがんを患う人は5人に3人。
そもそも保険とは、保険金を受給する人より、掛け金を支払う人が多いことで
成り立っているはず。
それなのに、がん保険の場合は、がんになって保険金を受け取る確率が
50%以上になるはずだ。
いくらカネを出し渋っているとはいえ、なぜ儲けられるのか。
ある保険会社で商品開発を担当する男性が、その裏事情を明かす。
「保険商品を発売するには金融庁の許可が必要です。
ただし、金融庁が認可する保険料が、契約者にとって妥当かどうかは別問題。
金融庁としては、契約者が損するかどうかよりも、
保険会社を破綻させないことのほうが重要なんです。
金融庁のお墨付きをもらって、確実に儲かる保険商品を作っているということです」
たとえば、2人に1人ががんになるという中で、保険会社は実際には「4人に3人」が
がんになる前提で保険を設計する。
加入者たちは最初から、そのぶん相当に割高な保険料を毎月支払っているのだ。
保険会社のほうは、どこまで行っても損をすることはない。
☆「数字のトリック」に注意
加えて、前述のように「極力、保険が下りない」ように
約款を作っているので、ますます保険会社は儲かる。
これが、「2人に1人ががん」の時代なのに、
がん保険で保険会社がボロ儲けできるカラクリなのだ。
一般社団法人バトン「保険相談室」代表理事・後田亨氏は、こう言う。
「そもそも契約前に、健診の結果などから加入者をふるいにかけている
わけですから、がん保険が役に立つ確率は、一般的ながんの罹患率データとは異なるはず。
保険会社の健全な運営のために、リスクを高めに見込むのは構わないとしても、
情報開示は不可欠でしょう。
代理店の手数料、保険会社の利益もわからなければ、商品ごとの支払い実績もわからない。
まさにブラックボックス。
それを明らかにせずに、がんの不安を煽る情報ばかり流しているのでは、
怪しい壺を売る商法と大差ありません」
それでも「2人に1人ががん」が事実なら、万が一のための保険として、
がん保険に入っておきたい。そう思う人も多いだろう。
ただし、この数字自体が、保険を売る側の都合のいい数字、
一種の「数字のトリック」だということにも注意する必要がある。
「国立がん研究センターが出しているがん罹患リスクを年代別に見てみると、
たとえば50歳の男性が10年後までにがんにかかる確率は5%。
60歳の男性でも、10年後までにがんになる確率は15%。
つまり、現役世代だと、がん保険は90%ほどの確率で出番がないと思われます」
(前出・後田氏)
がんは老化現象だ。加齢とともに発生率は上昇していく。
高齢化に伴って患者数も増加してはいるものの、
がん罹患率がとくに高まるのは高齢になってからの話。
80歳になってからのリスクを恐れて40歳からがん保険に加入していても、
がんになるまでの40年間に払い続ける掛け金は、
ほぼすべてが保険会社の儲けになっていると言っても過言ではない。
また、「2人に1人ががんになる」という数字が独り歩きすることが、
テレビCMを打つことよりも大きな宣伝効果を上げているという側面もある。
前出の保険会社の商品開発担当者はこう本音をこぼす。
「がんへの不安が広まると同時に、実際にがん患者は増えているのですから、
『がんになったけど、保険に入っていたから助かった』という人は、
探せば周囲に一人くらいいるはずです。
それは加入を検討している人にとって、広告なんかよりずっと説得力がある。
自然に販売促進活動につながっている。保険会社にとってはおいしいですね」
別の保険代理店関係者は、こう言う。
「がん保険への加入を検討する人は、その時点で健康への意識が高い人です。
これまで保険を売ってきた感覚から言うと、がん保険に入っている人が
がんになる確率は、普通の人の5分の1くらいでしょうか。
むしろ、代理店としても『がんになりそうにない、健康な顧客を積極的に集める』
というのは暗黙の了解になっています」
健康に意識が高い人ほど、保険でカネを無駄にしてしまうという
何とも矛盾した仕組みが作り上げられているのだ。
☆60歳すぎたら必要ナシ
ちなみに、加入者にとって本当に役に立つ良い商品は、
市場にはほとんど出回らないことを顕著に表すこんな話もある。
「国内の中堅生保が'10年に発売を開始したある商品は、当初、
給付金の合計が最高3000万円まで出るという好条件の商品でした。
人気が非常に高かったのですが、徐々に給付金の額が下げられて、現在は300万円。
それでもがんと診断されたら回数に制限なく給付金が下りる点など
魅力的な部分は残っていたのに、これでも厳しくなってきたのか、
7月以降、新契約については保険料がかなり上がるようです」(保険代理店関係者)
あまりの人気で売れすぎ、採算が取れなくなると、
保険会社は儲けを優先させて商品をどんどん「改悪」していく。
結果、加入者がより損する商品しか残らない。
前述したように、がんを発症するリスクは歳を取るほど上がっていく。
であれば、高齢になってからがん保険に入れば得をするのかというと、
そういうわけではない。
たとえば、ある保険会社のがん保険で計算してみよう。
がんと診断されたら100万円、手術をしたら1回につき20万円、
入院・通院には1日1万円の保障が受けられる商品だ。
男性が、30歳から加入した場合、毎月の払込額は約4000円。
80歳でがんを発症すると考えると、50年間で計240万円の負担となる。
一方、この保険に60歳から入ったときは月の払込額は1万5000円。
80歳までの20年間で計360万円を負担することになる。
リスクが高い年代で入ると、その分、加入者の負担は大きくなる。
何度も言うが、どうやっても、
保険会社が儲かるようになっているのだから当然の結果だ。
では、いったいどうすればいいのか。
ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓氏はこうアドバイスする。
「現役世代なら、万が一がんで仕事ができなくなったときのことを考えて
がん保険に入る価値もあるのですが、
年金生活者の場合、がんになっても年金はもらえますから関係ない。
60歳以上の人が新たにがん保険に入る必要はないと思います。
高齢者の場合、体に負担のかかる治療はできなくなる可能性もありますし、
70歳以降は医療費負担も下がります。
預貯金が少ない場合は、定期付き終身保険を解約して返戻金を受け取り、
それを治療費に充ててもいい。
つまり、高齢者はがんになる確率は高まるけれど、
がん保険の必要性は低くなっているわけです。
保険料を支払うくらいなら、
そのぶんを貯金したほうがいいのではないでしょうか」
アフラックが2010年に行ったアンケートでは、
入院、食事、交通費などを含むがん治療全般にかかった費用が「50万円程度」
という回答が37・5%と最も多く、「100万円程度」が31・5%。
7割の人が100万円あればなんとかなったという結果だ。
ある程度の貯金があれば、わざわざがん保険に入る必要はない。
「いざ」というときに裏切られることもあるのだから、
がん保険に入っている人は、一度、自分の契約内容を確認してみたほうがいい。
「週刊現代」2014年6月14日号より
↑
保険金請求時のトラブル多発中、のようですよ。
アフラックとか、あれだけ頻繁にCM打つということは、よほど美味しいからですよ。
膝痛にグルコサミンなんて、飲んでも効果ゼロ。
効くならとっくに「処方薬」になっていますわなぁw