画は 歌川 廣重 (安藤 廣重)
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「武州小金井堤 満花之圖」です。
☆晴れ。
トランプの化けの皮が剥がれたw TPPに回帰するかも、
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-8a7b.html
植草一秀の『知られざる真実』
2017年4月 9日 (日)
◎政権支持の易きに流れ始めるトランプ大統領
米中首脳会談が行われたタイミングで、
米国はシリアへのトマホーク攻撃を実施した。
シリアが化学兵器を使用したとの疑いに基く行動だが、
事実関係は客観的には確認されていない。
トランプ政権は入国規制の大統領令が裁判所判断によって阻まれ、
オバマケア見直し法案の議会提出の延期に追い込まれるなど、
厳しい現実に直面している。
現状を打開するためにもっとも手っ取り早い方法は、
対外的に「強い姿勢」を示すことである。
政権の常套手段に従ったものと言える。
米軍の方針に異を唱えてきたマイケル・フリン大統領補佐官=安全保障が更迭され、
元陸軍中将のハーバード・マクマスター氏が大統領補佐官に就任した。
また、国家安全保障会議=NSCからトランプ大統領の最高参謀である
スティーブン・バノン上級顧問が外されたとも伝えられている。
トランプ政権は親ロシアの外交姿勢を鮮明にしてきたが、
共和党主流派はロシア敵対姿勢を崩しておらず、
トランプ大統領が共和党主流派に妥協する姿勢が垣間見える。
議会上院は4月7日の本会議で、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名した
保守派判事ニール・ゴーサッチ氏を54対45の賛成多数で承認した。
この採決に先立って議会上院は、民主党の議事妨害を打ち切るために
60議席の賛成が必要としていた議会規則を
単純過半数(51議席)に変更して採決に踏み切った。
これまでは、多数党による強行採決を不適切だとして、
可決のハードルを高く設定し、
単純過半数への規則変更を「核オプション」と呼んで、
これを「禁じ手」としてきたが、
今回はこの「禁じ手」を用いたことになる。
一連の経過は、トランプ大統領が政策遂行に際して最大の障害となる、
議会共和党との宥和、妥協を図る動きと読み取れる。
ゴーサッチ氏の最高裁判事就任により、
トランプ大統領による大統領令発動は大きな障害が取り除かれる。
政権運営を円滑化するために、妥協できる部分は妥協するという、
現実的な選択をトランプ氏が進めていることが窺われる。
中国の習近平主席は秋に重要人事を決定する共産党大会を控えており、
米中首脳会談を成功裏に終了する必要性に迫られていた。
米国によるシリア攻撃に対して、これを牽制するスタンスを示してきた中国が、
今回の米国の措置については、化学兵器による子どもの虐殺などを踏まえて、
米国による行動に理解を示した。
トランプ大統領は中国の理解を獲得するタイミングを逃さずに
軍事オプションを用いたと理解することもできる。
トランプ大統領が「特異」な大統領から、
「通常の」大統領に軌道修正を余儀なく迫られている側面を見落とせない。
今回の米中首脳会談開催に際しては、習近平氏の空港到着には
ティラーソン国務長官が出迎えた。
また、習近平夫妻とトランプ大統領夫妻の夕食会は、
トランプ氏の別荘であるマールアラーゴで開催された。
2月に安倍首相が訪米した際にも、トランプ大統領はマールアラーゴでの
夕食会を設営したが、安倍首相に対する対応と
習近平氏に対するトランプ大統領の対応には大きな落差がある。
日本のメディアはまったく伝えないが、
外交儀礼上は極めて重要な差異が存在することは認識しておく必要がある。
米国は日本を属国としてしか認識していないと見て間違いない。
安倍政権は昨年秋冬の臨時国会でTPP承認案および関連法案を強行可決した。
TPPで日本政府は全面譲歩。
得るものなく、すべてを喪う外交交渉を展開した。
例えば、日本が求める米国への自動車輸出の関税率引き下げは、
普通乗用車の現行2.5%の関税率が14年間は一切引き下げられないことになった。
米国自動車市場で売れ筋のSUV(スポーツユーティリティーヴィークル)
を主体とする「トラック」のカテゴリーの現行25%の関税率は、
29年間、関税率が一切引き下げられないことが決定された。
得るものが何もないとは、まさにこれを指す。
他方、日本政府が「聖域」として守るとしてきた重要5品目のひとつである
畜産品の関税率はどうなったか。
牛肉では、現行38.5%の関税率が発効と同時に27.5%に引き下げられ、
10年目に20%、16年目には9%に引き下げられる。
豚肉では、現行キロ当たり482円の関税が発効と同時に125円に引き下げられ、
10年目から50円に引き下げられる。
まさに、喪うだけで得るものが何もない。
これがTPPの現実である。
安倍政権は国民の富、国民のいのちとくらしを危機に晒す政権である
と言わざるを得ない。
拙著『「国富」喪失』(詩想社新書)
https://goo.gl/s3NidA
に、この現実を詳述し、これを打破するための方策を記述したので、
ぜひご高覧賜りたい。
このTPPに代わる「日米経済対話」が4月17日から始まる。
厳しい監視を怠れない。
廣重、二枚目、
![]()
「冨士三十六景 東都墨田堤」です。
ユダ米十八番の偽旗作戦、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704090000/
櫻井ジャーナル 2017.04.09
◎米国の国連大使はさらなるシリアへの攻撃を準備していると発言、
ネオコンはトランプ政権を賞賛
アメリカ軍がシリアの空軍基地をトマホーク巡航ミサイルで攻撃した後、
ニッキー・ヘイリー国連大使はさらにシリアを空爆する用意があると国連で発言した。
☆http://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-syria-un-usa-idUSKBN1792OI
例によってアメリカは証拠を示すことなく「自分を信じろ」と言うだけ。
説得力はない。
2013年にシリア政府が化学兵器を廃棄したことは国連の調査官も認めていることで、
化学兵器を使用する理由もない。
本ブログでも紹介したように、現在、化学兵器を保有しているのは
アル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)。
アメリカ、サウジアラビア、イスラエルなどが支援する勢力だ。
ちなみに、今回の攻撃で最初に歓迎の意を示したのはサウジアラビア、
次いでイスラエルとトルコだった。
ジョン・マケインやリンゼー・グラハムのような民主党のネオコン議員は
今回の攻撃を賞賛しているが、
ヒラリー・クリントンの場合、攻撃の数時間前、トランプ大統領に対して
シリア政府軍が使っている空港を使えなくするように要求していたという。
☆https://www.independent.co.uk/news/world/americas/hillary-clinton-donald-trump-
syria-air-strikes-chemcial-attack-airbase-cruise-missiles-tomohawks-a7671861.html
クリントンが望むことをトランプは実行したことになる。
これまでロシア政府はアメリカ側の挑発に乗らず、自重してきた。
そこで侮っているのかもしれないが、それはいつか限界がくる。
今回、ロシアの国防省とアメリカのペンタゴンとを結んでいたホットラインは
切られた状態のようで、地中海に入ったロシア海軍のフリゲート艦「グリゴロビチ提督」
もアメリカ海軍の艦船と対峙することになるだろう。
このフリゲート艦に積まれたカリブル巡航ミサイルは
亜音速から最終的にはマッハ2.5から2.9という超音速で飛行、
アメリカの艦船にとっては脅威になる。
ところで、アメリカによる巡航ミサイルの攻撃に対し、
シリア側の防空システムは機能していない。
目標になった空軍基地にS-300やS-400は配備されていなかったというが、
イスラエル空軍による攻撃に対しても稼働していない。
役立たずなのか、スイッチが切られているのだろうが、
スイッチが切られていたのなら、今後は侵入機を撃墜する可能性がある。
1991年1月にアメリカ軍主導でイラクを先制攻撃、2月まで戦争は続いた。
この際、ジョージ・H・W・ブッシュ政権はサダム・フセインを排除せずに停戦、
ポール・ウォルフォウィッツ国防次官などネオコンは怒るが、
その際にソ連軍が出てこなかったことから単独で軍事力を行使できる
と考えるようになった。
ソ連消滅後、核兵器は「使える兵器」になったとも考えたようだ。
1992年2月、ウォルフォウィッツたちネオコンは国防総省のDPG草稿という形で
世界制覇プランを作成する。
いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。
アメリカは「唯一の超大国」であり、どの国も脅せば屈するという発想で動き始める。
1990年代、ボリス・エリツィン時代のロシアは西側巨大資本の属国だったが、
21世紀になるとウラジミル・プーチンが再独立に成功、
ウォルフォウィッツ・ドクトリンの基盤は崩れる。
それにもかかわらずネオコンはドクトリンを推進、
核戦争の危機が高まっているわけである。
そうした状況を危険だと考える人はアメリカ支配層の内部にも現れたが、
ドナルド・トランプ政権はネオコンに制圧されたようで、危機は再び高まっている。
ヘイリー大使の発言はそれを象徴している。
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704100000/
櫻井ジャーナル 2017.04.10
◎化学兵器をシリア政府軍が使ったとする米政府の主張は偽旗作戦の疑い濃厚、
露軍は応戦の準備
アメリカ軍がシリアの軍事空港を59発の巡航ミサイル(トマホーク)で攻撃した後、
ロシア、シリア、イランは防空体制の強化に乗り出したようだ。
S-300やS-400のような長距離対空ミサイル・システムだけでなく、
中距離や短距離の防空システム、あるいは携帯型のシステム、機銃
などの配備を進めるようだ。
シリアの北部ではすでに政府軍がアメリカ軍の偵察機を領空外へ追い出すため、
警告の銃撃掃射を行ったとも伝えられている。
☆http://en.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13960120000378
こうした攻撃の口実としてアメリカ政府は
シリア政府軍による化学兵器の使用を主張していた。
当初、ロシア側はシリア軍がアル・ヌスラ(アル・カイダ系武装集団)の倉庫を爆撃、
そこに保管されていたガスが漏れたと説明したが、
シリア政府側は攻撃していないと主張、爆発の後に偵察機を飛ばしただけだとしていた。
本当に化学兵器が漏れたのかどうかも含め、
本来なら詳しい調査をしなければならないのだが、その前にアメリカは攻撃した。
これまでアメリカは「化学兵器」をシリア攻撃の口実に使おうとしてきた。
例えば、本ブログではすでに紹介済みだが、2013年1月29日にイギリスの
デイリー・メール紙は、「シリアにおいて化学兵器を使い、アサド政権を非難、
国際的な軍事行動に拍車をかける作戦をオバマ政権は認めた」と伝えている。
その2カ月後、アレッポで化学兵器が使われたが、攻撃から間もない段階で
イスラエルのハーレツ紙は状況から反政府軍が使ったと分析、
また国連独立調査委員会メンバーのカーラ・デル・ポンテも
反政府軍が化学兵器を使用した疑いは濃厚だと発言している。
☆http://www.reuters.com/article/us-syria-crisis-un-idUSBRE94409Z20130505
その5カ月後、8月にはダマスカスの郊外が化学兵器で攻撃され、
例によって西側の政府やメディアはシリア政府軍が使ったと宣伝、
NATOを軍事介入させようとするのだが、
ロシア政府がすぐ反論したほか、化学兵器とサウジアラビアを結びつける記事が現れ、
☆http://www.mintpressnews.com/witnesses-of-gas-attack-say-
saudis-supplied-rebels-with-chemical-weapons/168135/
ゴータで化学兵器を使ったのはサウジアラビアがヨルダン経由で送り込んだ
秘密工作チームだという話も流れた。
☆https://sputniknews.com/voiceofrussia/news/2013_10_04/
Group-sent-by-Saudi-Arabia-from-Jordan-is-behind-August-21-
provocation-in-Syria-source-7375/
その年の12月になると、調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュも
この問題に関する記事を発表、反政府軍はサリンの製造能力を持ち、
実際に使った可能性があるとしている。
国連の元兵器査察官のリチャード・ロイドとマサチューセッツ工科大学の
セオドール・ポストル教授も
☆https://www.documentcloud.org/documents/
1006045-possible-implications-of-bad-intelligence.html
化学兵器をシリア政府軍が発射したとするアメリカ政府の主張を
否定する報告書を公表している。
ミサイルの性能を考えると、科学的に成り立たないという。
さらに、こうした化学兵器の使用について、トルコの国会議員エレン・エルデムらは
捜査記録などに基づき、トルコ政府の責任を追及している。
化学兵器の材料になる物質はトルコからシリアへ運び込まれ、
☆https://www.youtube.com/watch?v=MoQPtub9eLs
そこでIS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)が調合して使ったというのだ。
この事実を公表した後、エルデム議員らは起訴の脅しをかけられている。
☆https://www.youtube.com/watch?v=fmcH3kP70LU
アメリカ軍がシリアを巡航ミサイルで攻撃したのは4月7日のことだったが、
その2日前、リベラル派として知られているノーム・チョムスキーは
デモクラシー・ナウに出演、
☆https://www.youtube.com/watch?v=fu_5nzvPWao
アサド体制は道徳的に不健全だ。
彼らは恐ろしいことを行い、ロシアが手を貸していると主張した。
アメリカやサウジアラビアなどが侵略部隊としてシリアへ送り込んだ
アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)
による破壊と殺戮には思い至らないようだ。
ホワイトハウスの報道官、シーン・スパイサー説明によると、
事前にロシアへ攻撃を通告したのは軍のチャンネルだった。
アメリカ政府でロシアとの核戦争を避けようとしているのは軍だけのようだが
「リベラル派文化人」も好戦派に仲間入りしたのだろうか?
廣重、三枚目、
![]()
「五十三次名所圖繪 四十五 石薬師 義経さくら 範頼の祠」です。
北鮮はあくまでも代替戦略、セカンド・オプション、
◆http://my.shadowcity.jp/2017/04/post-10927.html
ネットゲリラ (2017年4月 9日)
◎トンキン大虐殺
北朝鮮に米軍が向かっているというんだが、いよいよ戦争か?
面白い、やってみろw 北朝鮮のケツ持ち誰か、知ってるのか?
あら、CIAと軍産複合体が飼ってるペットだぞw
何のことはない、朝鮮半島を舞台にして、アメリカの「内戦」ですw
CIAと正規軍の戦争w
☆https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170409-00010011-abema-int
AbemaTIMES 4/9(日)
◎日本に中距離弾道ミサイル「ノドン」数発を同時発射?
北朝鮮のミサイル攻撃、“悪夢のシナリオ”とは
知ってか知らずか、トランプが本気で
北朝鮮と戦争始める気になったとしたら面白いw
さぞや、CIAが慌てるだろうw
北朝鮮が崩壊したら、CIAの裏工作もバラされるし、
ヤクザ組織を乗っ取って、覚醒剤商売で日本を食い物にした経緯とか、
オウム真理教をあやつってサリンの実戦テストやった事とか、
統一協会を使って自民党を乗っ取った経緯とか、
みんなバラして下さいw
-----------------------
で、何時テポドンやらノドンが
核弾頭搭載出来るようになったん?
-----------------------
↑積むことはできるだろ!核爆発は分からんが...
-----------------------
まぁ切羽詰まったら日韓に落とすんだろうな
米もそれを密かに望んでる
-----------------------
ノドンもそうだが、ミサイルに核弾頭を搭載できるだけの
小型化や、ミサイルの推力あるんだっけか?
ソウルなんて国境付近に配置している榴弾砲で
火の海にできるから、そもそもミサイルいらないだろうし。
-----------------------
そもそも終末速度でうまく地表で原爆起爆させること出来るのかね?
千分の一秒単位の制御が必要じゃないのかな
-----------------------
北朝鮮の「指導者」というのは、歴代、
戦争を引き継いで「戦果」を挙げるのが役目だ。
正恩の場合は、国境の島を砲撃したのがソレに当たる。
正男殺しもその一つ。
でも、まだ、父親、祖父と比較すると小さいねw
トンキンで100万人くらい殺せば、祖父、父を越えられる、と、
そう考えていそうで怖いw
コメント
*aaa | 2017年4月 9日 | 返信
北朝鮮は極東不安定の要なので潰せない。
金王朝が平定されてしまうと極東に平和が訪れて、
迎撃ミサイル・戦闘機・イージス艦・潜水艦・P3C哨戒機など
有望な軍需市場が無くなってしまっておまんま食い上げになる。
故に利用価値がある間は金王朝が消されることはない。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6512304/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:4/9
<中国は「返せそうではない」国々に「一帯一路」(サブプライムの中国版)
書評(その1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ロシアの子供たちを戦地から救いだし、二年半もかけて帰国させた日本人がいた
歴史に埋もれていた日本人船長、経営者の美談が百年後に蘇った
♪
北室南苑 『陽明丸と800人の子供たち』(並木書房)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
この物語は杉原千畝の『6000人の命のビザ』に匹敵する、
戦争史の裏側に埋もれていた美談である。
ところが、日本ではまったく知られていない。
いまから百年前の難民救出のノンフィクションである。
1914年第一次世界大戦、1917年ロシア革命。
大動乱の奈落にあったロシア。
とりわけ1917年、メンシェビキが多数派だったのに、
10月革命でボルシェビキの謀略と暴力によって敗退し、ロシアは内戦状態となる。
紛争、革命、内戦、戦争で混沌としていたロシアでは、農地が戦場に化け、
農夫は戦地に駆り出され、極端な食料不足に陥っていた。
当時の首都ペトログラード
(その後、レニーグラードから現在のサンクトペテルブルグに改称)を離れ、
遠くウラル地方に疎開したロシアの子供たちがおよそ800人いた。
ところが、疎開先でも血なまぐさい内戦に巻き込まれてしまい、
次の避難先は酷寒だったため、孤立、凍死、餓死の危機に直面した。
彼らを危機一髪で救い出し、手厚く保護したのは
トイスラー博士(聖路加国際病院創設者)が率いる米国赤十字シベリア救護隊だった。
そこでロシア人の子供たちはイルクーツク、ハイラル、ハルビンを経て、
極東のウラジオストクに移送され、安住の地を得たかにみえた。
しかしウラジオストックにも戦闘が飛び火してきた。
シベリア救護隊のアレン隊長は、子供たちを海のルートで逃がし、
地球を一周して親元に返そうと、無謀な計画を立てる。
あまりに無謀なので、米国政府も他の機関も協力しない。
アメリカは、この無謀かつ大胆な契約に日本の船舶会社を探していた。
この状況下にあって、航海を引き受けたのが日本船「陽明丸」だった。
神戸の船会社社長・勝田銀次郎の貨物船。
そのうえ勝田は私財を投げうって貨物船を客船に改装した
(勝田は、その後、神戸市長となった)。
帰還捕虜も加えた総勢千人の乗員と乗客は、太平洋と大西洋を横断し、
バルト海を通過、3カ月かけて隣国のフィンランドに到着した。
すでに疎開の日から2年数カ月の歳月が流れていた。
この陽明丸の快挙は、百年も闇に埋もれていた。
ここからは次に杉原千畝的経過ではなく、
フォーサイスの『オデッサ・ファイル』風の追跡サスペンスとなる。
ハプニングがおきた。
著者の北室女史が、サンクトペテルブルク市(旧ペトログラード)で個展を開いたときに、
「『ウラルの子供たち』子孫の会」
代表のオルガ・モルキナから「船長探し」を懇願されたのだ。
著者は美術家であり、世界中で個展を開いてきた。
個展に熱中しているときでもあり、話題があまりにも遠く無縁の話に著者は当初、
そんなこと無理と断りを入れた。
しかし、英文のわずか三ページの資料を帰りのタクシーで読んでいく裡に、
インスピレーションが湧いて身体が震えていた。
なにしろウラジオストックから、日本の室蘭に寄港している記録があり、
その類推から著者の「北室」と『室蘭』とが、関係があるのではないかと、
尋ねるロシア側の日本語知識も無茶苦茶である。
しかし著者は日本に帰国したから地道な探索を始め、
雲を掴むような調査のネットワークを拡げていく内に、ようやく、
陽明丸船長が茅原基治であり、船長の貴重な手記も発見された。
これまでは「日本は脇役に過ぎず、単なる運び屋であった」
という米国側の過少評価が覆った。
陽明丸の偉業は、茅原船長が統率した日本人乗組員らの強い使命感に裏打ちされていた。
リスクを顧みずロシアの子供たち800人の命を救った日本の男たち──
彼らの無私の献身と義侠心によって成し遂げられた「陽明丸の事績」が、
この本で蘇った。
↑
奇縁ですなぁ。
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「武州小金井堤 満花之圖」です。
☆晴れ。
トランプの化けの皮が剥がれたw TPPに回帰するかも、
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-8a7b.html
植草一秀の『知られざる真実』
2017年4月 9日 (日)
◎政権支持の易きに流れ始めるトランプ大統領
米中首脳会談が行われたタイミングで、
米国はシリアへのトマホーク攻撃を実施した。
シリアが化学兵器を使用したとの疑いに基く行動だが、
事実関係は客観的には確認されていない。
トランプ政権は入国規制の大統領令が裁判所判断によって阻まれ、
オバマケア見直し法案の議会提出の延期に追い込まれるなど、
厳しい現実に直面している。
現状を打開するためにもっとも手っ取り早い方法は、
対外的に「強い姿勢」を示すことである。
政権の常套手段に従ったものと言える。
米軍の方針に異を唱えてきたマイケル・フリン大統領補佐官=安全保障が更迭され、
元陸軍中将のハーバード・マクマスター氏が大統領補佐官に就任した。
また、国家安全保障会議=NSCからトランプ大統領の最高参謀である
スティーブン・バノン上級顧問が外されたとも伝えられている。
トランプ政権は親ロシアの外交姿勢を鮮明にしてきたが、
共和党主流派はロシア敵対姿勢を崩しておらず、
トランプ大統領が共和党主流派に妥協する姿勢が垣間見える。
議会上院は4月7日の本会議で、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名した
保守派判事ニール・ゴーサッチ氏を54対45の賛成多数で承認した。
この採決に先立って議会上院は、民主党の議事妨害を打ち切るために
60議席の賛成が必要としていた議会規則を
単純過半数(51議席)に変更して採決に踏み切った。
これまでは、多数党による強行採決を不適切だとして、
可決のハードルを高く設定し、
単純過半数への規則変更を「核オプション」と呼んで、
これを「禁じ手」としてきたが、
今回はこの「禁じ手」を用いたことになる。
一連の経過は、トランプ大統領が政策遂行に際して最大の障害となる、
議会共和党との宥和、妥協を図る動きと読み取れる。
ゴーサッチ氏の最高裁判事就任により、
トランプ大統領による大統領令発動は大きな障害が取り除かれる。
政権運営を円滑化するために、妥協できる部分は妥協するという、
現実的な選択をトランプ氏が進めていることが窺われる。
中国の習近平主席は秋に重要人事を決定する共産党大会を控えており、
米中首脳会談を成功裏に終了する必要性に迫られていた。
米国によるシリア攻撃に対して、これを牽制するスタンスを示してきた中国が、
今回の米国の措置については、化学兵器による子どもの虐殺などを踏まえて、
米国による行動に理解を示した。
トランプ大統領は中国の理解を獲得するタイミングを逃さずに
軍事オプションを用いたと理解することもできる。
トランプ大統領が「特異」な大統領から、
「通常の」大統領に軌道修正を余儀なく迫られている側面を見落とせない。
今回の米中首脳会談開催に際しては、習近平氏の空港到着には
ティラーソン国務長官が出迎えた。
また、習近平夫妻とトランプ大統領夫妻の夕食会は、
トランプ氏の別荘であるマールアラーゴで開催された。
2月に安倍首相が訪米した際にも、トランプ大統領はマールアラーゴでの
夕食会を設営したが、安倍首相に対する対応と
習近平氏に対するトランプ大統領の対応には大きな落差がある。
日本のメディアはまったく伝えないが、
外交儀礼上は極めて重要な差異が存在することは認識しておく必要がある。
米国は日本を属国としてしか認識していないと見て間違いない。
安倍政権は昨年秋冬の臨時国会でTPP承認案および関連法案を強行可決した。
TPPで日本政府は全面譲歩。
得るものなく、すべてを喪う外交交渉を展開した。
例えば、日本が求める米国への自動車輸出の関税率引き下げは、
普通乗用車の現行2.5%の関税率が14年間は一切引き下げられないことになった。
米国自動車市場で売れ筋のSUV(スポーツユーティリティーヴィークル)
を主体とする「トラック」のカテゴリーの現行25%の関税率は、
29年間、関税率が一切引き下げられないことが決定された。
得るものが何もないとは、まさにこれを指す。
他方、日本政府が「聖域」として守るとしてきた重要5品目のひとつである
畜産品の関税率はどうなったか。
牛肉では、現行38.5%の関税率が発効と同時に27.5%に引き下げられ、
10年目に20%、16年目には9%に引き下げられる。
豚肉では、現行キロ当たり482円の関税が発効と同時に125円に引き下げられ、
10年目から50円に引き下げられる。
まさに、喪うだけで得るものが何もない。
これがTPPの現実である。
安倍政権は国民の富、国民のいのちとくらしを危機に晒す政権である
と言わざるを得ない。
拙著『「国富」喪失』(詩想社新書)
https://goo.gl/s3NidA
に、この現実を詳述し、これを打破するための方策を記述したので、
ぜひご高覧賜りたい。
このTPPに代わる「日米経済対話」が4月17日から始まる。
厳しい監視を怠れない。
廣重、二枚目、

「冨士三十六景 東都墨田堤」です。
ユダ米十八番の偽旗作戦、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704090000/
櫻井ジャーナル 2017.04.09
◎米国の国連大使はさらなるシリアへの攻撃を準備していると発言、
ネオコンはトランプ政権を賞賛
アメリカ軍がシリアの空軍基地をトマホーク巡航ミサイルで攻撃した後、
ニッキー・ヘイリー国連大使はさらにシリアを空爆する用意があると国連で発言した。
☆http://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-syria-un-usa-idUSKBN1792OI
例によってアメリカは証拠を示すことなく「自分を信じろ」と言うだけ。
説得力はない。
2013年にシリア政府が化学兵器を廃棄したことは国連の調査官も認めていることで、
化学兵器を使用する理由もない。
本ブログでも紹介したように、現在、化学兵器を保有しているのは
アル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)。
アメリカ、サウジアラビア、イスラエルなどが支援する勢力だ。
ちなみに、今回の攻撃で最初に歓迎の意を示したのはサウジアラビア、
次いでイスラエルとトルコだった。
ジョン・マケインやリンゼー・グラハムのような民主党のネオコン議員は
今回の攻撃を賞賛しているが、
ヒラリー・クリントンの場合、攻撃の数時間前、トランプ大統領に対して
シリア政府軍が使っている空港を使えなくするように要求していたという。
☆https://www.independent.co.uk/news/world/americas/hillary-clinton-donald-trump-
syria-air-strikes-chemcial-attack-airbase-cruise-missiles-tomohawks-a7671861.html
クリントンが望むことをトランプは実行したことになる。
これまでロシア政府はアメリカ側の挑発に乗らず、自重してきた。
そこで侮っているのかもしれないが、それはいつか限界がくる。
今回、ロシアの国防省とアメリカのペンタゴンとを結んでいたホットラインは
切られた状態のようで、地中海に入ったロシア海軍のフリゲート艦「グリゴロビチ提督」
もアメリカ海軍の艦船と対峙することになるだろう。
このフリゲート艦に積まれたカリブル巡航ミサイルは
亜音速から最終的にはマッハ2.5から2.9という超音速で飛行、
アメリカの艦船にとっては脅威になる。
ところで、アメリカによる巡航ミサイルの攻撃に対し、
シリア側の防空システムは機能していない。
目標になった空軍基地にS-300やS-400は配備されていなかったというが、
イスラエル空軍による攻撃に対しても稼働していない。
役立たずなのか、スイッチが切られているのだろうが、
スイッチが切られていたのなら、今後は侵入機を撃墜する可能性がある。
1991年1月にアメリカ軍主導でイラクを先制攻撃、2月まで戦争は続いた。
この際、ジョージ・H・W・ブッシュ政権はサダム・フセインを排除せずに停戦、
ポール・ウォルフォウィッツ国防次官などネオコンは怒るが、
その際にソ連軍が出てこなかったことから単独で軍事力を行使できる
と考えるようになった。
ソ連消滅後、核兵器は「使える兵器」になったとも考えたようだ。
1992年2月、ウォルフォウィッツたちネオコンは国防総省のDPG草稿という形で
世界制覇プランを作成する。
いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。
アメリカは「唯一の超大国」であり、どの国も脅せば屈するという発想で動き始める。
1990年代、ボリス・エリツィン時代のロシアは西側巨大資本の属国だったが、
21世紀になるとウラジミル・プーチンが再独立に成功、
ウォルフォウィッツ・ドクトリンの基盤は崩れる。
それにもかかわらずネオコンはドクトリンを推進、
核戦争の危機が高まっているわけである。
そうした状況を危険だと考える人はアメリカ支配層の内部にも現れたが、
ドナルド・トランプ政権はネオコンに制圧されたようで、危機は再び高まっている。
ヘイリー大使の発言はそれを象徴している。
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704100000/
櫻井ジャーナル 2017.04.10
◎化学兵器をシリア政府軍が使ったとする米政府の主張は偽旗作戦の疑い濃厚、
露軍は応戦の準備
アメリカ軍がシリアの軍事空港を59発の巡航ミサイル(トマホーク)で攻撃した後、
ロシア、シリア、イランは防空体制の強化に乗り出したようだ。
S-300やS-400のような長距離対空ミサイル・システムだけでなく、
中距離や短距離の防空システム、あるいは携帯型のシステム、機銃
などの配備を進めるようだ。
シリアの北部ではすでに政府軍がアメリカ軍の偵察機を領空外へ追い出すため、
警告の銃撃掃射を行ったとも伝えられている。
☆http://en.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13960120000378
こうした攻撃の口実としてアメリカ政府は
シリア政府軍による化学兵器の使用を主張していた。
当初、ロシア側はシリア軍がアル・ヌスラ(アル・カイダ系武装集団)の倉庫を爆撃、
そこに保管されていたガスが漏れたと説明したが、
シリア政府側は攻撃していないと主張、爆発の後に偵察機を飛ばしただけだとしていた。
本当に化学兵器が漏れたのかどうかも含め、
本来なら詳しい調査をしなければならないのだが、その前にアメリカは攻撃した。
これまでアメリカは「化学兵器」をシリア攻撃の口実に使おうとしてきた。
例えば、本ブログではすでに紹介済みだが、2013年1月29日にイギリスの
デイリー・メール紙は、「シリアにおいて化学兵器を使い、アサド政権を非難、
国際的な軍事行動に拍車をかける作戦をオバマ政権は認めた」と伝えている。
その2カ月後、アレッポで化学兵器が使われたが、攻撃から間もない段階で
イスラエルのハーレツ紙は状況から反政府軍が使ったと分析、
また国連独立調査委員会メンバーのカーラ・デル・ポンテも
反政府軍が化学兵器を使用した疑いは濃厚だと発言している。
☆http://www.reuters.com/article/us-syria-crisis-un-idUSBRE94409Z20130505
その5カ月後、8月にはダマスカスの郊外が化学兵器で攻撃され、
例によって西側の政府やメディアはシリア政府軍が使ったと宣伝、
NATOを軍事介入させようとするのだが、
ロシア政府がすぐ反論したほか、化学兵器とサウジアラビアを結びつける記事が現れ、
☆http://www.mintpressnews.com/witnesses-of-gas-attack-say-
saudis-supplied-rebels-with-chemical-weapons/168135/
ゴータで化学兵器を使ったのはサウジアラビアがヨルダン経由で送り込んだ
秘密工作チームだという話も流れた。
☆https://sputniknews.com/voiceofrussia/news/2013_10_04/
Group-sent-by-Saudi-Arabia-from-Jordan-is-behind-August-21-
provocation-in-Syria-source-7375/
その年の12月になると、調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュも
この問題に関する記事を発表、反政府軍はサリンの製造能力を持ち、
実際に使った可能性があるとしている。
国連の元兵器査察官のリチャード・ロイドとマサチューセッツ工科大学の
セオドール・ポストル教授も
☆https://www.documentcloud.org/documents/
1006045-possible-implications-of-bad-intelligence.html
化学兵器をシリア政府軍が発射したとするアメリカ政府の主張を
否定する報告書を公表している。
ミサイルの性能を考えると、科学的に成り立たないという。
さらに、こうした化学兵器の使用について、トルコの国会議員エレン・エルデムらは
捜査記録などに基づき、トルコ政府の責任を追及している。
化学兵器の材料になる物質はトルコからシリアへ運び込まれ、
☆https://www.youtube.com/watch?v=MoQPtub9eLs
そこでIS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)が調合して使ったというのだ。
この事実を公表した後、エルデム議員らは起訴の脅しをかけられている。
☆https://www.youtube.com/watch?v=fmcH3kP70LU
アメリカ軍がシリアを巡航ミサイルで攻撃したのは4月7日のことだったが、
その2日前、リベラル派として知られているノーム・チョムスキーは
デモクラシー・ナウに出演、
☆https://www.youtube.com/watch?v=fu_5nzvPWao
アサド体制は道徳的に不健全だ。
彼らは恐ろしいことを行い、ロシアが手を貸していると主張した。
アメリカやサウジアラビアなどが侵略部隊としてシリアへ送り込んだ
アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)
による破壊と殺戮には思い至らないようだ。
ホワイトハウスの報道官、シーン・スパイサー説明によると、
事前にロシアへ攻撃を通告したのは軍のチャンネルだった。
アメリカ政府でロシアとの核戦争を避けようとしているのは軍だけのようだが
「リベラル派文化人」も好戦派に仲間入りしたのだろうか?
廣重、三枚目、

「五十三次名所圖繪 四十五 石薬師 義経さくら 範頼の祠」です。
北鮮はあくまでも代替戦略、セカンド・オプション、
◆http://my.shadowcity.jp/2017/04/post-10927.html
ネットゲリラ (2017年4月 9日)
◎トンキン大虐殺
北朝鮮に米軍が向かっているというんだが、いよいよ戦争か?
面白い、やってみろw 北朝鮮のケツ持ち誰か、知ってるのか?
あら、CIAと軍産複合体が飼ってるペットだぞw
何のことはない、朝鮮半島を舞台にして、アメリカの「内戦」ですw
CIAと正規軍の戦争w
☆https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170409-00010011-abema-int
AbemaTIMES 4/9(日)
◎日本に中距離弾道ミサイル「ノドン」数発を同時発射?
北朝鮮のミサイル攻撃、“悪夢のシナリオ”とは
知ってか知らずか、トランプが本気で
北朝鮮と戦争始める気になったとしたら面白いw
さぞや、CIAが慌てるだろうw
北朝鮮が崩壊したら、CIAの裏工作もバラされるし、
ヤクザ組織を乗っ取って、覚醒剤商売で日本を食い物にした経緯とか、
オウム真理教をあやつってサリンの実戦テストやった事とか、
統一協会を使って自民党を乗っ取った経緯とか、
みんなバラして下さいw
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で、何時テポドンやらノドンが
核弾頭搭載出来るようになったん?
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↑積むことはできるだろ!核爆発は分からんが...
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まぁ切羽詰まったら日韓に落とすんだろうな
米もそれを密かに望んでる
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ノドンもそうだが、ミサイルに核弾頭を搭載できるだけの
小型化や、ミサイルの推力あるんだっけか?
ソウルなんて国境付近に配置している榴弾砲で
火の海にできるから、そもそもミサイルいらないだろうし。
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そもそも終末速度でうまく地表で原爆起爆させること出来るのかね?
千分の一秒単位の制御が必要じゃないのかな
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北朝鮮の「指導者」というのは、歴代、
戦争を引き継いで「戦果」を挙げるのが役目だ。
正恩の場合は、国境の島を砲撃したのがソレに当たる。
正男殺しもその一つ。
でも、まだ、父親、祖父と比較すると小さいねw
トンキンで100万人くらい殺せば、祖父、父を越えられる、と、
そう考えていそうで怖いw
コメント
*aaa | 2017年4月 9日 | 返信
北朝鮮は極東不安定の要なので潰せない。
金王朝が平定されてしまうと極東に平和が訪れて、
迎撃ミサイル・戦闘機・イージス艦・潜水艦・P3C哨戒機など
有望な軍需市場が無くなってしまっておまんま食い上げになる。
故に利用価値がある間は金王朝が消されることはない。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6512304/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:4/9
<中国は「返せそうではない」国々に「一帯一路」(サブプライムの中国版)
書評(その1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ロシアの子供たちを戦地から救いだし、二年半もかけて帰国させた日本人がいた
歴史に埋もれていた日本人船長、経営者の美談が百年後に蘇った
♪
北室南苑 『陽明丸と800人の子供たち』(並木書房)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
この物語は杉原千畝の『6000人の命のビザ』に匹敵する、
戦争史の裏側に埋もれていた美談である。
ところが、日本ではまったく知られていない。
いまから百年前の難民救出のノンフィクションである。
1914年第一次世界大戦、1917年ロシア革命。
大動乱の奈落にあったロシア。
とりわけ1917年、メンシェビキが多数派だったのに、
10月革命でボルシェビキの謀略と暴力によって敗退し、ロシアは内戦状態となる。
紛争、革命、内戦、戦争で混沌としていたロシアでは、農地が戦場に化け、
農夫は戦地に駆り出され、極端な食料不足に陥っていた。
当時の首都ペトログラード
(その後、レニーグラードから現在のサンクトペテルブルグに改称)を離れ、
遠くウラル地方に疎開したロシアの子供たちがおよそ800人いた。
ところが、疎開先でも血なまぐさい内戦に巻き込まれてしまい、
次の避難先は酷寒だったため、孤立、凍死、餓死の危機に直面した。
彼らを危機一髪で救い出し、手厚く保護したのは
トイスラー博士(聖路加国際病院創設者)が率いる米国赤十字シベリア救護隊だった。
そこでロシア人の子供たちはイルクーツク、ハイラル、ハルビンを経て、
極東のウラジオストクに移送され、安住の地を得たかにみえた。
しかしウラジオストックにも戦闘が飛び火してきた。
シベリア救護隊のアレン隊長は、子供たちを海のルートで逃がし、
地球を一周して親元に返そうと、無謀な計画を立てる。
あまりに無謀なので、米国政府も他の機関も協力しない。
アメリカは、この無謀かつ大胆な契約に日本の船舶会社を探していた。
この状況下にあって、航海を引き受けたのが日本船「陽明丸」だった。
神戸の船会社社長・勝田銀次郎の貨物船。
そのうえ勝田は私財を投げうって貨物船を客船に改装した
(勝田は、その後、神戸市長となった)。
帰還捕虜も加えた総勢千人の乗員と乗客は、太平洋と大西洋を横断し、
バルト海を通過、3カ月かけて隣国のフィンランドに到着した。
すでに疎開の日から2年数カ月の歳月が流れていた。
この陽明丸の快挙は、百年も闇に埋もれていた。
ここからは次に杉原千畝的経過ではなく、
フォーサイスの『オデッサ・ファイル』風の追跡サスペンスとなる。
ハプニングがおきた。
著者の北室女史が、サンクトペテルブルク市(旧ペトログラード)で個展を開いたときに、
「『ウラルの子供たち』子孫の会」
代表のオルガ・モルキナから「船長探し」を懇願されたのだ。
著者は美術家であり、世界中で個展を開いてきた。
個展に熱中しているときでもあり、話題があまりにも遠く無縁の話に著者は当初、
そんなこと無理と断りを入れた。
しかし、英文のわずか三ページの資料を帰りのタクシーで読んでいく裡に、
インスピレーションが湧いて身体が震えていた。
なにしろウラジオストックから、日本の室蘭に寄港している記録があり、
その類推から著者の「北室」と『室蘭』とが、関係があるのではないかと、
尋ねるロシア側の日本語知識も無茶苦茶である。
しかし著者は日本に帰国したから地道な探索を始め、
雲を掴むような調査のネットワークを拡げていく内に、ようやく、
陽明丸船長が茅原基治であり、船長の貴重な手記も発見された。
これまでは「日本は脇役に過ぎず、単なる運び屋であった」
という米国側の過少評価が覆った。
陽明丸の偉業は、茅原船長が統率した日本人乗組員らの強い使命感に裏打ちされていた。
リスクを顧みずロシアの子供たち800人の命を救った日本の男たち──
彼らの無私の献身と義侠心によって成し遂げられた「陽明丸の事績」が、
この本で蘇った。
↑
奇縁ですなぁ。