画は 歌川 國貞 (三代豊國)
天明6年(1786年) ~ 元治元年(1865年)
号は、香蝶楼・一雄齋・五渡亭など 作
「其姿紫の写絵 五十」です。
☆晴れ。
東京オリンピックは ないな、
フクイチの石棺化をロシアの知恵も借りて国家プロジェクトで急げ、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-849b-1.html
マスコミに載らない海外記事 2016年6月 9日 (木)
◎大惨事以上の福島原発
☆http://www.counterpunch.org/2016/06/07/
fukushima-worse-than-a-disaster/
Robert Hunziker 2016年6月7日
大惨事は後片付けすることが可能だ。
東京電力福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー最高責任者の増田尚宏は、
とうとう公に“公式に”600トンの熱い溶融炉心コリウムが行方不明だ
と発表した(福島原子力発電所の運営企業が、600トンの溶融燃料が行方不明と語る、
Epoch Times、2016年5月24日)。
これから、どうすればいいのだろう?
元アメリカ原子力規制委員会(NRC)委員長、グレゴリー・ヤツコによれば、
燃料は発見できない可能性が高い。
“現時点では、燃料がどこにあるのか誰もわかっておらず、
しかもこの燃料は極めて放射能が強く、それも非常に長い期間その状態が続く。”
問題の一倍大きな点は、100%メルトダウンで、
たぶん地中に潜り込んでいるであろう福島型メルトダウンの経験が誰にもなく、
誰も確実にわかっていないことだ。
これから先は、トワイライト・ゾーンへの旅のようなものだ。
“溶けた核燃料集合体の、全く制御不能な分裂が、
発電所残骸の下のどこかで続いている ’これをできるだけ早くすることが重要だ’
と増田は語り、
日本は、溶けたウラン燃料を取り出す技術を持っていないことを認めた”
(600トンの溶融した放射性の福島原発燃料、依然みつからないと、
廃炉推進のトップが認める、RT、2016年5月24日)。
核分裂というのは、原子がより小さな原子に分裂することだ。
原子爆弾では、巨大爆発をおこすため、分裂は極めて迅速に起きなければならないが、
原子炉では、湯を沸かし、蒸気を発生させ、
発電用タービンを回転させる熱を発生させるため、
分裂は極めてゆっくりしないといけない。
最終的には、二本の棒をこすって、お湯を沸かすこともできるが、
現代社会は、それほど辛抱強くはないため、
二本の棒をこすり合わせるより飛躍的な危険を受け入れることにした。
変容した世界にようこそ。
たとえ増田の部下の廃炉推進担当者が、行方不明の600トンを発見したとしても、
余りに放射能が高いため、作業員は、直近部分を調査するだけの近さに寄ることができず、
更に彼らは、どこからともなく、それを取り出す技術を開発する必要があるが、
それから、どうするのだろう?
そこから先は、当てずっぽうなのだ。
現代社会は、当てずっぽうしかないまでに落ちぶれたのだ。
二本の棒をこすりあわせるのを放り出して、何十億ドルもかけて、
お湯を沸かすための途方もない怪物を建設しておいて、それがおかしくなったら、
次に何をするか当て推量だ。
この構図の何が間違っているのだろう?
そう、そもそも、事態がとんでもないことになった場合に、どうすべきかなど、
誰も知らない。
溶融した核燃料を取り出す技術はない!
1986年、ロシアの作業員チームが、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉炉心溶融コリウムを、
原発の最下層階で発見した。
その過程で“30人の労働者を焼き焦がし”ながらも、彼らは地中への潜り込みを防ぐまで、
封じ込めるのに成功した。 たぶん。
チェルノブイリでの封じ込め作業の際、当座しのぎのロボット・カメラが、
怪物、“象の足”とあだ名がつけられた溶融した炉心を実際に撮影することに成功したが、
事故から三十年後、“象の足”は今でも致死的だ。
チェルノブイリと福島を比較・対照すると、福島の格納容器内に送り込まれるやいなや、
途方もなく高い放射能攻撃でロボットは壊れた。
BBC番組「Dr. Who」に登場したロボット、ダーレクのようだ。
事故から三十年後、チェルノブイリでは「象の足」の
社会に対する脅威への解決策を見出したように見えるが、
福島の場合には、まず600トンの熱い物質を見つけ出さねばならない。
これ自体、不可能な仕事に見える。 それから、どうするのだろう?
“チェルノブイリ原発事故から三十年後でも、いまだに、崩壊しつつある4号原子炉の
残骸からの放射能の重大な脅威。
しかし、これ以上の放出を防ぐため、革新的な15億ユーロの超巨大建造物が建設されつつあり、
これまで人が知っている最も醜い災害に見事な技術的解決策をもたらしている”
クレア・コークヒル、シェフィールド大学博士、
「新たな墓が、チェルノブイリ事故現場を、100年間安全に保つ」、
Phys.Org、2016年4月22日。
チェルノブイリの古い崩壊しかけている石棺は、
新しい巨大な鋼鉄の枠によって置き換えられつつある。
“石棺のおかげで、本来の放射性物質の80%が、メルトダウン後も、原子炉の中に残っている。
もし石棺が崩壊するようなことになれば、溶融した炉心の一部、コリウムと呼ばれる
溶岩のような物質が、極めて放射能の強い蒸気や、
風で飛ばされる小さな粒子の混合物のほこりの雲として、周辺地域に放出されかねない。
この混合物の主要な物質は、甲状腺癌をひき起こすヨウ素131と、
体内に吸収され、吸い込んだり、摂取したりした量に応じて、
放射能疾患から、死亡に到る様々な影響をもたらす可能性があるセシウム-137だ”
同上
“象の足は世界でも最も危険な廃棄物かもしれない”
(チェルノブイリの熱い塊“象の足”は今も致死的、Nautilus、Science Connect、2013年12月4日)。
これは極めて放射能の高い巨大な塊で、死んだり、弱くなったりはしないのだ。
これは飛び抜けて秀逸な「Doctor Who 」の脚本かもしれない!
ここに、代わりに、太陽と風が使えたのに、お湯を沸かすのに原子力を使う
弱点、脆弱さ、危険性がある。
太陽も風も、放射能はなく、しかも二本の棒をこすりあわせるよりも、ずっと早い。
福島は、チェルノブイリの三倍(3x)だが、それ以上かもしれない。
だが福島の場合は、白熱したジュージューと音を立てているコリウムが
既に地球に潜り込み始めている確実な可能性があるのだ。
それから先は、誰もそれがどうなるかを知らないのだから、
想像力を縦横に駆使していただきたい!
だがアインシュタインは知っていた。
有名なアインシュタインの言葉はこうだ。
“解放された原子の力が我々の思考方法以外のあらゆるものを変えてしまった為、
我々は未曾有の大惨事へと押し流されつつある。”
我々はとうとうそこに辿り着いたのだ!
元NRC委員長のグレゴリー・ヤツコは、原子力の安全性を熟考している。
“全ての原子力発電所において、それが世界のどこであれ …
この種の極めて大惨事の事故が起きて、膨大な量の放射能を放出し、
何十年も、自分で後始末をしなければならなくなる可能性があることを、
今や受け入れなければならない” (Epoch Times).
数年先を考えただけでも疑問は残っている。
ジュージューと音を立てている白熱した溶融コリウムは、
2020年の東京オリンピックの時期には、どこにあるのだろう?
誰も知らない!
ところが安倍首相は、オリンピック選考委員会に、
福島は“制御されている”と言ったのだ。
“国際オリンピック委員会での9月7日の演説で、彼が原発事故は“制御されている”
と発言して以来、この議論は安倍首相につきまとっている。
翌日東京は、2020年夏季オリンピックの開催権を獲得した”
(安倍の福島に関するオリンピック演説は、原発設計と矛盾する、
ブルームバーグ、稲島剛史と、Yuriy Humber、2013年10月23日)。
“フランス当局は、2020年のオリンピック開催招致に日本が成功したこととの
関係とされるものを巡る元国際陸上競技連盟会長ラミーヌ・ディアックの息子と
つながってる企業への約200万ドルの支払いを捜査中”
(200万ドルの支払いを、検事が捜査する中、東京オリンピック招致に疑念
フィナンシャル・タイムズ、2016年5月12日).
歴史的文脈からして怪しいほど少額の50億ドルで招致し、
日本は、2020年オリンピック開催権を勝ち取った。
実際、ライバルのイスタンブールの招致は、このような重要な世界的イベントに対して、
遥かに現実的負担と言える約200億ドルだった。
だから、実に“余りに多くの課題”からすれば、安倍首相の悪名高い秘密法が、
ここで登場するのではないかと疑いたくもなる。
言い換えれば、捜査を妨げる方法が他にあるのだろうか?
結局、この法律は(何ともあきれたことに)、何であれ、
告訴人が“秘密”だと主張する国家秘密を暴露したかどで、
政治家ならだれでも、違反者を10年間投獄するのを可能にしている。
一見するだけで、福島とオリンピックの間に、
水面下で様々な秘密の物事が行われている可能性があるではないか。
2013年、福島メルトダウンのすぐ後に成立した
「特定秘密の保護に関する法律」法律第108号は、
第二次世界大戦時の過酷な治安維持法(実にすごい)と実にそっくりだ。
法律第108号によれば、“漏洩行為自体”、何を、どのように、なぜなのかと全く関係なく、
十分起訴に値する罪だ。
もし誰かが“漏洩”すれば、彼らは必ずや“刑務所”行きとなる。
日本弁護士連合会会長の村越進は反対している。
“民主主義と、国民の知る権利を危うくするので、法律は撤廃すべきだ”
日本の民主主義をむしばむ安倍の秘密法、ジャパン・タイムズ、2014年12月13日。
ジャパン・タイムズは、民主主義というものの定義を事実チェックする必要がある。
國貞、二枚目、
Image may be NSFW.
Clik here to view.![]()
「江戸名所百人美女」 「堀切菖蒲」です。
既報の内容ですが、
◆http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35975636.html
新ベンチャー革命 2016年6月9日 No.1402
◎消費税増税延期は安倍氏の手柄ではない!
米国救済のために日本を犠牲にする 日銀のマイナス金利導入のせいと知れ!
1.マイナス金利を決めた日銀は日本国民の幸福のために存在していないと知れ!
本ブログでは今、日米金融問題を取り上げていますが、
日本の金融政策は日本経済の好転のために行われているのではなく、
米国財政救済を最優先して行われていると観ています。
アベノミクスとやらも、一見、日本の景気を良くするかのように喧伝されてきましたが、
真の狙いは米国経済救済にあると観ていいます。
さて、本ブログは米国戦争屋のウォッチをメインテーマとしていますが、
その理由は、戦後日本は今日まで、米戦争屋に完全に乗っ取られている
と観ているからです。
なお、今の米オバマ政権は欧米銀行屋系政権であり、アンチ米戦争屋政権ですが、
そのオバマ政権下の今も、日本政府はもっぱら米戦争屋に忠誠を誓っています、
なぜなら、安倍自民党政権は米戦争屋の傀儡政権だからです。
要するに、戦後日本は米戦争屋にステルス支配されているということです。
ところで、米国という国家は
米戦争屋と欧米銀行屋(欧州寡頭勢力を含む)で構成される
米国寡頭勢力に実質支配されている偽の民主主義国家である
と本ブログでは観ています。
そして日米の金融問題に関しては、米戦争屋と欧米銀行屋が呉越同舟の関係で結託し、
対日金融支配を維持・強化し続けていると本ブログでは観ています。
したがって、日銀は米国FRB(米中央銀行)と密接にリンクしており、
FRBを支配する欧米銀行屋(米戦争屋ボス・デビッドRF系金融機関も含む)の
意向に沿って運営されていると本ブログでは観ています。
2.国際金融の観点からは米ドルより日本円の方が強い:
日本のマイナス金利政策は日本経済を犠牲にしてまで米ドルを守るため
本ブログですでに指摘しているように、米国政府は2000兆円規模の債務を抱えており、
その半分弱の950兆円規模を日本が負担しています。
米政府の債務の過半は対外負債であり、米国の対外純資産はおそらく赤字でしょう。
一方、日本の対外純資産は世界一の黒字です。
以上より、米ドルや日本円などの国際通貨が
それを発行する国家のもつ対外純資産で担保されるとすれば、
米ドルより日本円の方が国際通貨価値の観点から強いわけです。
したがって、財務省の国債残高(主に日本国民からの借金)が1000兆円を超えても、
日本の対外純資産が黒字である限り、日本円の国際価値が暴落することはありません。
片や米ドルは何らかの人工的対策をしない限り、放っておくと、
国際的価値は下がってしまいます。
具体的には、米ドルを仕切る米FRBはできるだけ利上げをやって、
米ドル価値を維持したいわけです。
そのFRBの米ドル政策を支援するため、日本の政策金利をマイナスにすることによって、
日本円の価値を自ら下げて、
日本の宗主国様・米国の米ドル価値の下落を防いでいることになります。
このことから、日銀は米ドルの価値下落を防ぐために、
日本円を犠牲にしてマイナス金利にしたことがわかります。
そして、そのマイナス影響が当然ながら、もろに日本の金融機関に出ているのです。
3.安倍自民はなぜ、消費税増税の延期ができたのか:
日銀がマイナス金利に踏み切ったから?
これまで、安倍氏は消費税の10%への引き上げを強硬に主張していましたが、
7月に迫った参院総選挙に向けて、国民を喜ばすかのように、消費税増税を延期しました。
しかしながら、あれだけ強硬だった財務省がなぜ、
消費税増税延期をあっさり認めたのでしょうか。
本ブログの見方では、日銀がマイナス金利導入を決めたからと観ています。
財務省の一般会計予算では、直近で、10兆円規模の国債利払いが予定されています。
ところが、日銀がマイナス金利を導入すると、国債利払いがかなり減額されるはずなのです。
ところで、過去、消費税を5%から8%に引き上げたときの税増収は6兆円前後です。
したがって、日銀がマイナス金利を導入したので、その政策が続く限り、
国債利払いが5兆円くらい減額されれば、
5兆円規模の増収が見込まれる消費税増税(8%から10%へアップ)は回避可能
となったということです。
要するに、これまで、日本の金融機関が得ていた国債利払い10兆円が
5兆円程度に減額されることで、消費税増税が延期できたにすぎません。
安倍氏は、このカラクリを利用して、消費税増税延期を自分の手柄にすり替えたに過ぎません。
みんなだまされないようにしましょう。
ところで、これまで、日本の金融機関は、財務省から、
しっかりと国債利払い費を受け取っておきながら、
個人預貯金の利子をほぼゼロにして差額を大儲けしてきたわけですが、
それが半減されるということです。
それに真っ先に怒りを示したのが、日本を代表する三菱UFJ銀行というわけです。
日本の金融機関は国債利払いの儲けを預貯金者個人に還元せず、独り占めしてきたので、
その罰(バチ)が当たったということです。
がめついのはどこかの都知事だけではありませんでした(笑)。
國貞、三枚目、
Image may be NSFW.
Clik here to view.![]()
「東海道五十三次之内 川崎之圖」です。
ロシアは本音では支那が嫌い、
◆http://jp.sputniknews.com/opinion/20160609/2280207.html
Sputnik 日本 2016年06月09日
◎ロシア人専門家、尖閣で露中の船が同時出現は偶然の産物
日本は、日中間の係争水域である尖閣諸島付近の水域に
ロシアと中国の艦艇が通過している状況について、
ロシア側に「注意を喚起する」よう要請。
防衛省の調べでは中国のフリゲート艦は尖閣諸島付近に
2時間にわたって留まったものの、
日本が自国水域だと主張しているゾーンには立ち入らなかった。
この他、中国のフリゲート艦隊とともにロシアの艦艇数隻も
尖閣諸島に接する中立水域にいたことがわかっている。
これについてロシア人軍事専門家のヴァシーリー・カーシン氏は
次のような考察をあらわしている。
「尖閣諸島という係争水域に同時に中国のフリゲート艦と
ロシア太平洋艦隊の3隻の船隊が航行した事実は
日本国内に政治的な反応を呼び、この2国はそろって日本に反対することを示した
という論議を呼んでしまった。
ロシアと中国は今に至るまで、日本との係争水域でのそれぞれのポジションを
通報しあってきてはいない。
もう数十年も変わらないこうした基本的アプローチはどう変化しても、
地域の政治により大きな影響を与えるはずだ。
事件を正しく理解するためにはまず、
ロシアのどういった船が諸島付近に入ったかに注意を払う必要がある。
西側のマスコミは「軍艦3隻」と書きたてたが、これは事実に反している。
ロシアの船団のうち軍艦は対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」プロジェクト1155、
1隻だけで、他はそれに随伴するタンカー「イルクート」と
タグボート「フォーチイ・クルィロフ」だった。
なぜロシアの船団がこの海域にいたのか?
現時点までに出された発表を見ると、船団は国際演習に参加し、
東南アジア諸国に立ち寄る遠洋航海から太平洋艦隊基地に戻る途中だった。
ロシアは外国のように補給や修理のための発達した軍事基地網がないことから、
これだけの遠洋航海ともなると貨物補給と救難用にタグボートを引き連れている。
この船団が軍事ミッションで太平洋へと漕ぎ出したのは3月28日にさかのぼる。
4月にはインドネシアを訪れ、国際演習「コモド2016」に参加し、
5月にもさらにアジア太平洋地域の30カ国が参加する多方面的な対テロ演習
『ADMMプラス-2016』に参加したほか、シンガポール、ブルネイで表敬訪問を行っている。
この船団はミッションを終えて帰路についているところなのだが、
全行程で船は軍事外交ミッション、演習課題を遂行しており、
その中で唯一の軍艦は老朽化している。
ロシアの船団は係争諸島の水域を一切侵犯していないにもかかわらず、
もう少しでこの地域の軍事外交情勢に影響を及ぼすところだった。
露日関係は最近改善しており、最高レベルでの会談も成立して
経済分野の巨大なプロジェクトも討議され、
平和条約締結問題でも解決への進展に希望の光がさしてきている。
この地域に同時に露中の船団が現れたのはおそらく偶然の一致だろう。
ただしこのことは、露中日の軍部間でもより効果的な通報メカニズムを作らねばならない
のではないかということを再度、思い起こさせた一件だった。」
◆http://melma.com/backnumber_45206_6377618/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:6/8
ロシア、中国へのS400供与(ミサイル迎撃システム)を取りやめ
模擬ミサイルを量産される恐れ、ロシアの虎の子はやはり仮想敵国には渡せない
****************************************
多維新聞網(6月4日)が伝えた。
プーチンが訪中して供与を約束したロシア軍の虎の子、
S400(ミサイル迎撃システム。2018年に実戦配備予定)を中止するらしい。
生産するロシア技術集団幹部は「最先端武器はまず自国に配備するのが先決であり、
中国へ早急なる供与は考えていない」と記者会見したもので、
16年5月のプーチン北京訪問の際に約束されたことは反古になる。
米国は韓国など最前線にTHAAD配備を予定しており、
これは日本が配備している迎撃ミサイル「パトリオット」を遙かに超えるスグレモノ、
中国が強く配備に反対してきた。
現在、中国はミサイル基地防御のために「紅旗9」という
ミサイル迎撃システムを配備しているが、欠陥だらけ。
S400迎撃システムは射程400キロ、高度30キロのミサイルを撃墜できる
と言われ、侵略した東シナ海、南シナ海の防空に飛躍的な性能アップと繋がる。
射程400キロは打ち上げる基地の場所にもよるが、
ニューデリー、コルコタ(カルカッタ)、ハノイ、ソウルなどをカバー出来る。
ロシアが中国へのS400供与(ミサイル迎撃システム)を取りやめた、もう一つの理由は
模擬ミサイルを量産される恐れがあるからだ。
ロシアの虎の子はやはり「仮想敵国」には渡せないというわけだろう。
中国軍は、このロシアの突然の変心に慌てているという。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6378429/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:6/10
もしサンダースがクリントンとチケットを組めば。。。。
トランプの当選は覚束なくなる
***************************************
オバマ大統領の秘策は、民主党予備選で最後までクリントンを猛追した
バーニー・サンダースを説得し、「副大統領」のチケットを組ませることになる。
そのために、オバマはサンダースをホワイトハウスに招く。
民主党がふたつに分裂するほどの戦果をあげたサンダースが、もし、
この仲介案を受けると民主党は一気に団結するため、
トランプの当選の可能性は稀薄となる秘策である。
予備選の結末はでた。
残る問題は党大会での正副大統領チケットが、どのようなコンビとなるか、
其れが次の見所だろう。
↑
この方向で動き出したのでは?
ただ、ヒラリーは不人気だからねぇw
落ち目の老耄ヤクザ国家の土壇場での悪足掻き、ということさ。
天明6年(1786年) ~ 元治元年(1865年)
号は、香蝶楼・一雄齋・五渡亭など 作
「其姿紫の写絵 五十」です。
☆晴れ。
東京オリンピックは ないな、
フクイチの石棺化をロシアの知恵も借りて国家プロジェクトで急げ、
◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-849b-1.html
マスコミに載らない海外記事 2016年6月 9日 (木)
◎大惨事以上の福島原発
☆http://www.counterpunch.org/2016/06/07/
fukushima-worse-than-a-disaster/
Robert Hunziker 2016年6月7日
大惨事は後片付けすることが可能だ。
東京電力福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー最高責任者の増田尚宏は、
とうとう公に“公式に”600トンの熱い溶融炉心コリウムが行方不明だ
と発表した(福島原子力発電所の運営企業が、600トンの溶融燃料が行方不明と語る、
Epoch Times、2016年5月24日)。
これから、どうすればいいのだろう?
元アメリカ原子力規制委員会(NRC)委員長、グレゴリー・ヤツコによれば、
燃料は発見できない可能性が高い。
“現時点では、燃料がどこにあるのか誰もわかっておらず、
しかもこの燃料は極めて放射能が強く、それも非常に長い期間その状態が続く。”
問題の一倍大きな点は、100%メルトダウンで、
たぶん地中に潜り込んでいるであろう福島型メルトダウンの経験が誰にもなく、
誰も確実にわかっていないことだ。
これから先は、トワイライト・ゾーンへの旅のようなものだ。
“溶けた核燃料集合体の、全く制御不能な分裂が、
発電所残骸の下のどこかで続いている ’これをできるだけ早くすることが重要だ’
と増田は語り、
日本は、溶けたウラン燃料を取り出す技術を持っていないことを認めた”
(600トンの溶融した放射性の福島原発燃料、依然みつからないと、
廃炉推進のトップが認める、RT、2016年5月24日)。
核分裂というのは、原子がより小さな原子に分裂することだ。
原子爆弾では、巨大爆発をおこすため、分裂は極めて迅速に起きなければならないが、
原子炉では、湯を沸かし、蒸気を発生させ、
発電用タービンを回転させる熱を発生させるため、
分裂は極めてゆっくりしないといけない。
最終的には、二本の棒をこすって、お湯を沸かすこともできるが、
現代社会は、それほど辛抱強くはないため、
二本の棒をこすり合わせるより飛躍的な危険を受け入れることにした。
変容した世界にようこそ。
たとえ増田の部下の廃炉推進担当者が、行方不明の600トンを発見したとしても、
余りに放射能が高いため、作業員は、直近部分を調査するだけの近さに寄ることができず、
更に彼らは、どこからともなく、それを取り出す技術を開発する必要があるが、
それから、どうするのだろう?
そこから先は、当てずっぽうなのだ。
現代社会は、当てずっぽうしかないまでに落ちぶれたのだ。
二本の棒をこすりあわせるのを放り出して、何十億ドルもかけて、
お湯を沸かすための途方もない怪物を建設しておいて、それがおかしくなったら、
次に何をするか当て推量だ。
この構図の何が間違っているのだろう?
そう、そもそも、事態がとんでもないことになった場合に、どうすべきかなど、
誰も知らない。
溶融した核燃料を取り出す技術はない!
1986年、ロシアの作業員チームが、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉炉心溶融コリウムを、
原発の最下層階で発見した。
その過程で“30人の労働者を焼き焦がし”ながらも、彼らは地中への潜り込みを防ぐまで、
封じ込めるのに成功した。 たぶん。
チェルノブイリでの封じ込め作業の際、当座しのぎのロボット・カメラが、
怪物、“象の足”とあだ名がつけられた溶融した炉心を実際に撮影することに成功したが、
事故から三十年後、“象の足”は今でも致死的だ。
チェルノブイリと福島を比較・対照すると、福島の格納容器内に送り込まれるやいなや、
途方もなく高い放射能攻撃でロボットは壊れた。
BBC番組「Dr. Who」に登場したロボット、ダーレクのようだ。
事故から三十年後、チェルノブイリでは「象の足」の
社会に対する脅威への解決策を見出したように見えるが、
福島の場合には、まず600トンの熱い物質を見つけ出さねばならない。
これ自体、不可能な仕事に見える。 それから、どうするのだろう?
“チェルノブイリ原発事故から三十年後でも、いまだに、崩壊しつつある4号原子炉の
残骸からの放射能の重大な脅威。
しかし、これ以上の放出を防ぐため、革新的な15億ユーロの超巨大建造物が建設されつつあり、
これまで人が知っている最も醜い災害に見事な技術的解決策をもたらしている”
クレア・コークヒル、シェフィールド大学博士、
「新たな墓が、チェルノブイリ事故現場を、100年間安全に保つ」、
Phys.Org、2016年4月22日。
チェルノブイリの古い崩壊しかけている石棺は、
新しい巨大な鋼鉄の枠によって置き換えられつつある。
“石棺のおかげで、本来の放射性物質の80%が、メルトダウン後も、原子炉の中に残っている。
もし石棺が崩壊するようなことになれば、溶融した炉心の一部、コリウムと呼ばれる
溶岩のような物質が、極めて放射能の強い蒸気や、
風で飛ばされる小さな粒子の混合物のほこりの雲として、周辺地域に放出されかねない。
この混合物の主要な物質は、甲状腺癌をひき起こすヨウ素131と、
体内に吸収され、吸い込んだり、摂取したりした量に応じて、
放射能疾患から、死亡に到る様々な影響をもたらす可能性があるセシウム-137だ”
同上
“象の足は世界でも最も危険な廃棄物かもしれない”
(チェルノブイリの熱い塊“象の足”は今も致死的、Nautilus、Science Connect、2013年12月4日)。
これは極めて放射能の高い巨大な塊で、死んだり、弱くなったりはしないのだ。
これは飛び抜けて秀逸な「Doctor Who 」の脚本かもしれない!
ここに、代わりに、太陽と風が使えたのに、お湯を沸かすのに原子力を使う
弱点、脆弱さ、危険性がある。
太陽も風も、放射能はなく、しかも二本の棒をこすりあわせるよりも、ずっと早い。
福島は、チェルノブイリの三倍(3x)だが、それ以上かもしれない。
だが福島の場合は、白熱したジュージューと音を立てているコリウムが
既に地球に潜り込み始めている確実な可能性があるのだ。
それから先は、誰もそれがどうなるかを知らないのだから、
想像力を縦横に駆使していただきたい!
だがアインシュタインは知っていた。
有名なアインシュタインの言葉はこうだ。
“解放された原子の力が我々の思考方法以外のあらゆるものを変えてしまった為、
我々は未曾有の大惨事へと押し流されつつある。”
我々はとうとうそこに辿り着いたのだ!
元NRC委員長のグレゴリー・ヤツコは、原子力の安全性を熟考している。
“全ての原子力発電所において、それが世界のどこであれ …
この種の極めて大惨事の事故が起きて、膨大な量の放射能を放出し、
何十年も、自分で後始末をしなければならなくなる可能性があることを、
今や受け入れなければならない” (Epoch Times).
数年先を考えただけでも疑問は残っている。
ジュージューと音を立てている白熱した溶融コリウムは、
2020年の東京オリンピックの時期には、どこにあるのだろう?
誰も知らない!
ところが安倍首相は、オリンピック選考委員会に、
福島は“制御されている”と言ったのだ。
“国際オリンピック委員会での9月7日の演説で、彼が原発事故は“制御されている”
と発言して以来、この議論は安倍首相につきまとっている。
翌日東京は、2020年夏季オリンピックの開催権を獲得した”
(安倍の福島に関するオリンピック演説は、原発設計と矛盾する、
ブルームバーグ、稲島剛史と、Yuriy Humber、2013年10月23日)。
“フランス当局は、2020年のオリンピック開催招致に日本が成功したこととの
関係とされるものを巡る元国際陸上競技連盟会長ラミーヌ・ディアックの息子と
つながってる企業への約200万ドルの支払いを捜査中”
(200万ドルの支払いを、検事が捜査する中、東京オリンピック招致に疑念
フィナンシャル・タイムズ、2016年5月12日).
歴史的文脈からして怪しいほど少額の50億ドルで招致し、
日本は、2020年オリンピック開催権を勝ち取った。
実際、ライバルのイスタンブールの招致は、このような重要な世界的イベントに対して、
遥かに現実的負担と言える約200億ドルだった。
だから、実に“余りに多くの課題”からすれば、安倍首相の悪名高い秘密法が、
ここで登場するのではないかと疑いたくもなる。
言い換えれば、捜査を妨げる方法が他にあるのだろうか?
結局、この法律は(何ともあきれたことに)、何であれ、
告訴人が“秘密”だと主張する国家秘密を暴露したかどで、
政治家ならだれでも、違反者を10年間投獄するのを可能にしている。
一見するだけで、福島とオリンピックの間に、
水面下で様々な秘密の物事が行われている可能性があるではないか。
2013年、福島メルトダウンのすぐ後に成立した
「特定秘密の保護に関する法律」法律第108号は、
第二次世界大戦時の過酷な治安維持法(実にすごい)と実にそっくりだ。
法律第108号によれば、“漏洩行為自体”、何を、どのように、なぜなのかと全く関係なく、
十分起訴に値する罪だ。
もし誰かが“漏洩”すれば、彼らは必ずや“刑務所”行きとなる。
日本弁護士連合会会長の村越進は反対している。
“民主主義と、国民の知る権利を危うくするので、法律は撤廃すべきだ”
日本の民主主義をむしばむ安倍の秘密法、ジャパン・タイムズ、2014年12月13日。
ジャパン・タイムズは、民主主義というものの定義を事実チェックする必要がある。
國貞、二枚目、
Image may be NSFW.
Clik here to view.

「江戸名所百人美女」 「堀切菖蒲」です。
既報の内容ですが、
◆http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35975636.html
新ベンチャー革命 2016年6月9日 No.1402
◎消費税増税延期は安倍氏の手柄ではない!
米国救済のために日本を犠牲にする 日銀のマイナス金利導入のせいと知れ!
1.マイナス金利を決めた日銀は日本国民の幸福のために存在していないと知れ!
本ブログでは今、日米金融問題を取り上げていますが、
日本の金融政策は日本経済の好転のために行われているのではなく、
米国財政救済を最優先して行われていると観ています。
アベノミクスとやらも、一見、日本の景気を良くするかのように喧伝されてきましたが、
真の狙いは米国経済救済にあると観ていいます。
さて、本ブログは米国戦争屋のウォッチをメインテーマとしていますが、
その理由は、戦後日本は今日まで、米戦争屋に完全に乗っ取られている
と観ているからです。
なお、今の米オバマ政権は欧米銀行屋系政権であり、アンチ米戦争屋政権ですが、
そのオバマ政権下の今も、日本政府はもっぱら米戦争屋に忠誠を誓っています、
なぜなら、安倍自民党政権は米戦争屋の傀儡政権だからです。
要するに、戦後日本は米戦争屋にステルス支配されているということです。
ところで、米国という国家は
米戦争屋と欧米銀行屋(欧州寡頭勢力を含む)で構成される
米国寡頭勢力に実質支配されている偽の民主主義国家である
と本ブログでは観ています。
そして日米の金融問題に関しては、米戦争屋と欧米銀行屋が呉越同舟の関係で結託し、
対日金融支配を維持・強化し続けていると本ブログでは観ています。
したがって、日銀は米国FRB(米中央銀行)と密接にリンクしており、
FRBを支配する欧米銀行屋(米戦争屋ボス・デビッドRF系金融機関も含む)の
意向に沿って運営されていると本ブログでは観ています。
2.国際金融の観点からは米ドルより日本円の方が強い:
日本のマイナス金利政策は日本経済を犠牲にしてまで米ドルを守るため
本ブログですでに指摘しているように、米国政府は2000兆円規模の債務を抱えており、
その半分弱の950兆円規模を日本が負担しています。
米政府の債務の過半は対外負債であり、米国の対外純資産はおそらく赤字でしょう。
一方、日本の対外純資産は世界一の黒字です。
以上より、米ドルや日本円などの国際通貨が
それを発行する国家のもつ対外純資産で担保されるとすれば、
米ドルより日本円の方が国際通貨価値の観点から強いわけです。
したがって、財務省の国債残高(主に日本国民からの借金)が1000兆円を超えても、
日本の対外純資産が黒字である限り、日本円の国際価値が暴落することはありません。
片や米ドルは何らかの人工的対策をしない限り、放っておくと、
国際的価値は下がってしまいます。
具体的には、米ドルを仕切る米FRBはできるだけ利上げをやって、
米ドル価値を維持したいわけです。
そのFRBの米ドル政策を支援するため、日本の政策金利をマイナスにすることによって、
日本円の価値を自ら下げて、
日本の宗主国様・米国の米ドル価値の下落を防いでいることになります。
このことから、日銀は米ドルの価値下落を防ぐために、
日本円を犠牲にしてマイナス金利にしたことがわかります。
そして、そのマイナス影響が当然ながら、もろに日本の金融機関に出ているのです。
3.安倍自民はなぜ、消費税増税の延期ができたのか:
日銀がマイナス金利に踏み切ったから?
これまで、安倍氏は消費税の10%への引き上げを強硬に主張していましたが、
7月に迫った参院総選挙に向けて、国民を喜ばすかのように、消費税増税を延期しました。
しかしながら、あれだけ強硬だった財務省がなぜ、
消費税増税延期をあっさり認めたのでしょうか。
本ブログの見方では、日銀がマイナス金利導入を決めたからと観ています。
財務省の一般会計予算では、直近で、10兆円規模の国債利払いが予定されています。
ところが、日銀がマイナス金利を導入すると、国債利払いがかなり減額されるはずなのです。
ところで、過去、消費税を5%から8%に引き上げたときの税増収は6兆円前後です。
したがって、日銀がマイナス金利を導入したので、その政策が続く限り、
国債利払いが5兆円くらい減額されれば、
5兆円規模の増収が見込まれる消費税増税(8%から10%へアップ)は回避可能
となったということです。
要するに、これまで、日本の金融機関が得ていた国債利払い10兆円が
5兆円程度に減額されることで、消費税増税が延期できたにすぎません。
安倍氏は、このカラクリを利用して、消費税増税延期を自分の手柄にすり替えたに過ぎません。
みんなだまされないようにしましょう。
ところで、これまで、日本の金融機関は、財務省から、
しっかりと国債利払い費を受け取っておきながら、
個人預貯金の利子をほぼゼロにして差額を大儲けしてきたわけですが、
それが半減されるということです。
それに真っ先に怒りを示したのが、日本を代表する三菱UFJ銀行というわけです。
日本の金融機関は国債利払いの儲けを預貯金者個人に還元せず、独り占めしてきたので、
その罰(バチ)が当たったということです。
がめついのはどこかの都知事だけではありませんでした(笑)。
國貞、三枚目、
Image may be NSFW.
Clik here to view.

「東海道五十三次之内 川崎之圖」です。
ロシアは本音では支那が嫌い、
◆http://jp.sputniknews.com/opinion/20160609/2280207.html
Sputnik 日本 2016年06月09日
◎ロシア人専門家、尖閣で露中の船が同時出現は偶然の産物
日本は、日中間の係争水域である尖閣諸島付近の水域に
ロシアと中国の艦艇が通過している状況について、
ロシア側に「注意を喚起する」よう要請。
防衛省の調べでは中国のフリゲート艦は尖閣諸島付近に
2時間にわたって留まったものの、
日本が自国水域だと主張しているゾーンには立ち入らなかった。
この他、中国のフリゲート艦隊とともにロシアの艦艇数隻も
尖閣諸島に接する中立水域にいたことがわかっている。
これについてロシア人軍事専門家のヴァシーリー・カーシン氏は
次のような考察をあらわしている。
「尖閣諸島という係争水域に同時に中国のフリゲート艦と
ロシア太平洋艦隊の3隻の船隊が航行した事実は
日本国内に政治的な反応を呼び、この2国はそろって日本に反対することを示した
という論議を呼んでしまった。
ロシアと中国は今に至るまで、日本との係争水域でのそれぞれのポジションを
通報しあってきてはいない。
もう数十年も変わらないこうした基本的アプローチはどう変化しても、
地域の政治により大きな影響を与えるはずだ。
事件を正しく理解するためにはまず、
ロシアのどういった船が諸島付近に入ったかに注意を払う必要がある。
西側のマスコミは「軍艦3隻」と書きたてたが、これは事実に反している。
ロシアの船団のうち軍艦は対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」プロジェクト1155、
1隻だけで、他はそれに随伴するタンカー「イルクート」と
タグボート「フォーチイ・クルィロフ」だった。
なぜロシアの船団がこの海域にいたのか?
現時点までに出された発表を見ると、船団は国際演習に参加し、
東南アジア諸国に立ち寄る遠洋航海から太平洋艦隊基地に戻る途中だった。
ロシアは外国のように補給や修理のための発達した軍事基地網がないことから、
これだけの遠洋航海ともなると貨物補給と救難用にタグボートを引き連れている。
この船団が軍事ミッションで太平洋へと漕ぎ出したのは3月28日にさかのぼる。
4月にはインドネシアを訪れ、国際演習「コモド2016」に参加し、
5月にもさらにアジア太平洋地域の30カ国が参加する多方面的な対テロ演習
『ADMMプラス-2016』に参加したほか、シンガポール、ブルネイで表敬訪問を行っている。
この船団はミッションを終えて帰路についているところなのだが、
全行程で船は軍事外交ミッション、演習課題を遂行しており、
その中で唯一の軍艦は老朽化している。
ロシアの船団は係争諸島の水域を一切侵犯していないにもかかわらず、
もう少しでこの地域の軍事外交情勢に影響を及ぼすところだった。
露日関係は最近改善しており、最高レベルでの会談も成立して
経済分野の巨大なプロジェクトも討議され、
平和条約締結問題でも解決への進展に希望の光がさしてきている。
この地域に同時に露中の船団が現れたのはおそらく偶然の一致だろう。
ただしこのことは、露中日の軍部間でもより効果的な通報メカニズムを作らねばならない
のではないかということを再度、思い起こさせた一件だった。」
◆http://melma.com/backnumber_45206_6377618/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:6/8
ロシア、中国へのS400供与(ミサイル迎撃システム)を取りやめ
模擬ミサイルを量産される恐れ、ロシアの虎の子はやはり仮想敵国には渡せない
****************************************
多維新聞網(6月4日)が伝えた。
プーチンが訪中して供与を約束したロシア軍の虎の子、
S400(ミサイル迎撃システム。2018年に実戦配備予定)を中止するらしい。
生産するロシア技術集団幹部は「最先端武器はまず自国に配備するのが先決であり、
中国へ早急なる供与は考えていない」と記者会見したもので、
16年5月のプーチン北京訪問の際に約束されたことは反古になる。
米国は韓国など最前線にTHAAD配備を予定しており、
これは日本が配備している迎撃ミサイル「パトリオット」を遙かに超えるスグレモノ、
中国が強く配備に反対してきた。
現在、中国はミサイル基地防御のために「紅旗9」という
ミサイル迎撃システムを配備しているが、欠陥だらけ。
S400迎撃システムは射程400キロ、高度30キロのミサイルを撃墜できる
と言われ、侵略した東シナ海、南シナ海の防空に飛躍的な性能アップと繋がる。
射程400キロは打ち上げる基地の場所にもよるが、
ニューデリー、コルコタ(カルカッタ)、ハノイ、ソウルなどをカバー出来る。
ロシアが中国へのS400供与(ミサイル迎撃システム)を取りやめた、もう一つの理由は
模擬ミサイルを量産される恐れがあるからだ。
ロシアの虎の子はやはり「仮想敵国」には渡せないというわけだろう。
中国軍は、このロシアの突然の変心に慌てているという。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6378429/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 発行日:6/10
もしサンダースがクリントンとチケットを組めば。。。。
トランプの当選は覚束なくなる
***************************************
オバマ大統領の秘策は、民主党予備選で最後までクリントンを猛追した
バーニー・サンダースを説得し、「副大統領」のチケットを組ませることになる。
そのために、オバマはサンダースをホワイトハウスに招く。
民主党がふたつに分裂するほどの戦果をあげたサンダースが、もし、
この仲介案を受けると民主党は一気に団結するため、
トランプの当選の可能性は稀薄となる秘策である。
予備選の結末はでた。
残る問題は党大会での正副大統領チケットが、どのようなコンビとなるか、
其れが次の見所だろう。
↑
この方向で動き出したのでは?
ただ、ヒラリーは不人気だからねぇw
落ち目の老耄ヤクザ国家の土壇場での悪足掻き、ということさ。