画は 初代 長谷川 貞信 (さだのぶ)
1809(文化6年) ~ 1879(明治12年)
江戸時代後期から明治時代にかけての大坂の浮世絵師。
緑一齋、信天翁、南窓楼、雪花園と号す。 作
「浪花百景之内 川口の真景」です。
☆曇、午後から雨の予報。
落ち目の三度笠=ユダ米の「下駄の雪」は愚か極まるし時代遅れ、
◆http://jp.sputniknews.com/politics/20150611/445512.html
Sputnik 日本 2015年06月11日
◎米国のプロジェクトは アジアでも欧州でも反発にあう
米国がいま進める二つの大型プロジェクト、
TPP(環太平洋貿易投資パートナーシップ)とTTIP(環大西洋パートナーシップ)は、
それぞれアジアおよび欧州で、全面的に歓迎されることはない。
オバマ大統領は、たとえば2014年のAPEC北京サミットなど、
様々なフォーラムおよび会合で、TPP構想を推進している。
TPPは、それが具体的にどういうものになるのかについては不明な点が多いが、
その目的とするところについては、相当はっきりしている。
マレーシアの元首相、マハティール・モハマド氏は次のような理解を示している。
「TPPなどは、米国の仕掛けるトラップの一つに過ぎない。
アジア太平洋地域のすべての国々を一手に掌握して
中国のさらなる経済成長を阻もうとするトリックだ」
つまりアジア太平洋地域諸国を糾合して
中国さらにはロシアに敵対させようという魂胆である。
周知のとおり、TPPをめぐっては、アジアにおける米国の最重要同盟国である日本に、
一連の問題がある。
日本政府はTPPによって農業が壊滅することを危惧している。
米国は同様のプロジェクトをEU相手にも進めている。
TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)である。
しかし、フランスのファビウス外相によれば、TTIPは現状では、
EUの利害を十分に考慮してはいない。
そうした意見はフランス外相ひとりのものではない。
フランスのフランソワ・ジュルディエ提督が
スプートニクの取材に対し率直な見解を語ってくれた。
「米国は欧州とロシアの接近を恐れ、それを防ぐために手立てを尽くしている。
だからこそTTIP交渉も妥結させたいのだ。
なお、交渉は完全に非公開で行われている。その点も非常に興味深いところだ。
調印がなされないことを望む。
もし調印されたなら、欧州は米国の衛星に成り下がってしまう」
◆http://jp.sputniknews.com/us/20150612/446790.html
Sputnik 日本 2015年06月12日
◎パトリック·ブキャナン氏 : 米国は超大国としての地位を失った
米国の権威ある雑誌The American Conservativeは、
評論家パトリック·ブキャナン氏の論文を掲載した。
ブキャナン氏は論文の中で、唯一の超大国としての米国の現状を、
極めて悲観的に評価し、その理由を明らかにしている。
ブキャナン氏は、「シニア・ブッシュ」の任期終盤、
米国は世界で唯一の超大国だったが、
今の状況は全く異なっている、と指摘している。
ブキャナン氏によると、戦略や地政学の専門家たちは、
米国のように急速に力を失った国は、こんにち存在する国の中で一つもない
と主張している。
しかも、状況は平和であり、戦争で負けたわけでもない。
なお、専門家たちによると、例外としてソ連を挙げることができるが、
ソ連は約25年前に崩壊し、存在していない。
ブキャナン氏は、「米国衰退の原因は何か?
傲慢、世界観の見込み違い、好戦、愚かさなどが、それぞれの役割を演じたのだ」
と指摘している。
米政府は、外交政策で複数の戦略的失敗を犯した。
ニクソン大統領やレーガン大統領はその時代、中国をロシアから離し、
それぞれの国と個別のパートナー関係を築くことに大きな努力を傾けた。
しかし、上手くいかなかった。 その原因は、米国にある。
米国は、ロシアとの関係で、非常に近視眼的な行動をとった。
米国は、ソ連との「冷戦」の勝利に酔って、
「ロシアをひどく軽視し、北大西洋条約機構(NATO)をロシアの国境に近づかせ、
旧ソ連諸国で『カラー革命』を扇動した」。
そしてその結果、エネルギッシュなロシアのプーチン大統領から「一撃」を受けた。
プーチン大統領は、ロシア国家の偉大さを回復し、
米国の傲慢さに対抗することを約束した。
そしてプーチン大統領は、一連の国々が米国にそそのかされて
対ロ制裁を発動したにもかかわらず、この約束を実行している。
またブキャナン氏は、中国に対する米国のあからさまな愚かさは、
米国にとって高くつくだろう、との見方を示している。
米国は、中国製商品のために米市場を開放し、中国をパートナーとすることに期待した。
その結果どうなったか?
約40億ドルの貿易赤字となり、米国の生産基盤は破壊された。
重要なのは、過去の屈辱に対して 西側に「全額返済」する用意のある
危険な競争相手が、日増しに強くなっていることだ。
そして、こんにち、「ロシアと中国は互いにさらに近づき、
両国は『冷戦』後かつてなかったほど、米国に敵対している」。
ブキャナン氏は、このように指摘している。
ブキャナン氏は、中近東も、米国にとって深刻な失策の一つとなったこと認めている。
米国はイラクに侵攻して、そこを無秩序状態にした。
またテロとの戦いを装ってアフガニスタンを占領し、
リビアでは、カダフィ政権を倒した。
実際には、「イスラムの狂信と過激主義の悪魔たちを自由にした」のだ。
ブキャナン氏は、米国の経済状況および財政状況が極めて厳しいことも認めている。
ブキャナン氏によると、
「1992年から米国には『第3世界』からの移民が押し寄せており、
国家債務はGDPよりも急速に増えて、貿易赤字は11兆ドルに達した」という。
しかしこの状況の中で米政府は、いかがわしい戦争や干渉に数兆ドルを費やした。
2017年の選挙で、新保守主義者が勝利した場合、
米国はウクライナへの武器供給を始めるだろう。
これは、ウクライナ紛争をエスカレートさせ、予測不可能な結果を引き起こすだけだ。
ブキャナン氏は、これらは
米国の前に立ちはだかる世界の同盟国の保護に関する義務を
不安定なものにしているとの見方を示し、
米国は国際問題への介入を少なくする必要がある、と主張している。
貞信、二枚目、
「浪花百景之内 合羽嶋より東を望む」です。
いい記事です、
◆http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/20b21eb71db4115651d0c5ebf21b505f
格差階級社会をなくそう 2015-06-12
◎長州史観の歴史的瓦解 その1 2015年05月30日 |
長州史観から日本を取り戻す
☆阿修羅コメント
いま進行している事態は「長州史観の歴史的瓦解」
ともいえる現象なのではないか。
さる5月20日の志位共産党委員長と安倍晋三首相との党首討論で、
首相が「(ポツダム宣言の)その部分をつまびらかに読んでいないので
承知しておりません。論評はさし控えたい」という答弁をしたことに対して、
国内外で衝撃が広がっている。
この人物の歴史認識に諸外国の人々も背筋の寒くなるのを感じていることだろう。
もちろん首相の本音は、
「日本の戦争は正しかった。ポツダム宣言の認識は誤りである」というものであろう。
そう思っているのであれば、正々堂々とそう言って欲しかった。
しかし、所詮は悲しい従米ポチ。
それを堂々と言うのは、アメリカの手前、口に出すこと憚られたのであろう。
そこで「読んでいない」ことにして自分の判断を述べることを回避し、
お茶を濁したのだろう。
しかしこんな稚拙なウソをついて逃げるやり方は、
あまりにも卑怯であるし、オソマツである。
「ヤルタ=ポツダム体制打倒」を唱える右翼の方々が見ても、
「何で安倍首相は、『あの戦争は正しかった。ポツダム宣言が誤りだ』と
堂々と言えないのだ」と悔し思いでいることであろう。
ポツダム体制を打倒し、アメリカに押し付けられた日本国憲法を廃棄し、
大日本帝国憲法が支配した輝かしい長州支配の明治の御代を取り戻そう・・・・・。
首相の歴史観を簡潔に述べればこういうことだ。
これは安倍首相の祖父である岸信介元首相の歴史観であり、
岸派の流れを汲む自民党・清和会系の政治家に広く共有されている。
ちなみに、まったくの言いがかりで朝敵の汚名を着せられて攻め滅ぼされた
越後・長岡を地盤としていた田中角栄元首相が率いた自民党・田中派系の政治家には
この歴史観は共有されていない。
田中派が主流だった当時の自民党は、
安倍首相のような異常な歴史認識を示すことはなかった。
私がこのブログで脱長州史観キャンペーンを始めたのは、NHKに干渉し、
大河ドラマ枠を乗っ取るという異常手段を取ってまで、
長州史観キャンペーンを大々的に展開し、
それを改憲につなげようとする安倍政権の目論見に対し、
たとえ蟷螂の斧であっても抵抗したいと考えたからであった。
ところがいざ蓋を開けてみると、進行しているのは「長州史観の歴史的瓦解」
とでも呼ぶべき現象である。
しかも、その瓦解を生み出したのは、完全なる敵失なのである。
だって、大河ドラマ「花燃ゆ」を視聴すればするほど、
「要するに松下村塾の人たちってテロリストだよね~」とか
「あんな連中が何かの間違いで権力を取っちゃったから、
その後の日本は戦争まみれでおかしくなっちゃったんじゃないの?」
といった感想しか生まれないからだ。
実際、「花燃ゆ」視聴者の感想ツイートを見ると、そのような感想で目白押しなのである。
明治維新を会津側から描いた「八重の桜」では、
吉田松陰も桂小五郎ももっとカッコ良く描いていたし、
長州の威信はそれほど傷つかなかった。
しかるに長州礼賛ドラマを作ろうとした結果、逆に 明治維新正統史観が失墜する
という奇妙な現象が発生してしまった。
その現象とパラレルに、
安倍政権が推し進める安保関連法案強行への反対意見も高まっている。
ウソでも何でもついて力づくで安保法制を強行しようとする首相の言動の異常さと、
意にそわなければ脅迫したり暗殺したり焼き討ちしたりで片づけようとする
松下村塾一党のテロ行為の異常さが完全にシンクロしてしまっているのだ。
安保法制の成立を急ぐのも、全く杜撰な法制度で自衛隊員をみすみす死地に追い込んで、
長州(靖国)神社に新たな生贄を献上するのが真の狙いなのではないか、
そのような疑念さえ生まれる。
NHKの大河スタッフの真意はどうなのだろう。
単に強要されてモティベーションが上がらないままに惰性でドラマを作成したら
結果としてこうなってしまったのか?
それとも、安倍政権の言いなりになったように見せかけて逆に相手を罠にかけるという、
この間、山本勘助や黒田如水から学んできたであろう高度な兵法を駆使したのか?
いずれにしても、長州史観で日本人をリ・マインドコントロールしようとした
安倍政権の目論見は挫折しつつある。
↑
手前は一度も見たことはありません、キムチ臭い出演者ばかりだw
貞信、三枚目、
「都名所之内 愛宕山之圖」です。
連載中ですが、「大きな力」が見えてきましたね、
腐れNHKがぁ、笹井氏の仇だな、
◆http://electronic-journal.seesaa.net/article/420426766.html
(EJ第4053号) 2015年06月11日
◎「科学論文のミスを指摘するチーム」
STAP細胞を発表した記者会見が2014年1月28日、
STAP論文がネイチャー誌に掲載されたのが1月30日のことです。
それからわずか2週間後に、ネット上には
STAP論文へのさまざまな批判が噴出したのです。
STAP論文の発表者が妙齢の女性研究者だったことから、
マスコミがそのままにしておくはずがないのです。
報道番組からワイドショー、新聞各紙から週刊誌まで、
開催中のソチオリンピックの報道もそこそこに、
約10日間ほどの異常な「小保方フィーバー」が盛り上がったのです。
STAP論文についての最初の批判は、
胎盤写真に流用の疑いがあるというものです。
何からの流用なのかというと、小保方氏が早稲田大学に提出した
博士論文の写真からの使い回しであるというのです。
素朴な疑問ですが、その批判者はこの短い期間で
小保方氏の博士論文を手に入れ、
STAP論文と比較して同じ画像と判断したことになります。
それなら、その批判者は
小保方氏の博士論文の画像をどのようにして入手したのでしょうか。
あまりにも手際が良すぎるし、
まるで論文のあら探しを専門にしている人たちのように思えます。
なぜなら、彼らはSTAP論文が公表されるのを待っていたかのように
論文を批判し、それを潰すのが目的で、そういう調査をやっているからです。
彼らは自分の趣味でやっているのでしょうか。
それとも誰かに命令されてやっているのでしょうか。
批判者はこういっているのです。
博士論文に掲載した画像と同じものをネイチャー誌にも掲載するのは
「違う実験内容なのだから捏造そのもの」であると。
確かに小保方氏の博士論文のタイトルは
「三胚葉由来組織に共通した万能性体細胞の探索」となっていますが、
小保方氏は博士論文提出以前から、一貫して
後にSTAP細胞と呼ばれる細胞の探索を続けてきており、
基本的には同じ実験なのです。
後に笹井芳樹氏は、2014年4月16日の記者会見において、
この問題について既出の小畑峰太郎氏と次のやり取りをしています。
─────────────────────────────
著者:今回、不正と指摘された、全身と胎盤が光るマウスの写真は、
STAP細胞の万能性を決定付ける重要な写真であるにもかかわらず、
その重要な写真は、小保方氏の博士論文と同じ写真だった。
博士論文と同じ写真が使われていることが発覚したときに、
「些細な間違い」と石井調査委員長に報告したのはなぜか?
笹井:私は、「些細な間違い」という表現はしていない。
写真の問題については、
2月18日、まず電話で小保方さんから聞いた。
博士論文に載せたものを、
「ネイチャー」論文に投稿することが不正であるか、
もしくは写真のデータ自体が間違っているか
の2点の問題がある。
確認したところ、
博士論文は早稲田大学の内部的なもので、
雑誌の投稿に使うことは問題ないとなり、
不正流用ではないことが確認できたので、
2月20日に石井(俊輔)委員長に報告した。
若山研究室時代の写真もあった。
──小畑峰太郎著
『STAP細胞に群がった悪いヤツら』/新潮社刊
─────────────────────────────
実は、研究者の論文でのデータや画像の使い回しは日常茶飯事なのです。
上記の笹井氏の回答のなかにある 理研の石井委員長が
過去に発表した論文にも不正の事実が確認されたのです。
石井俊輔・理研上席研究員が2008年に責任著者として発表した
論文において、画像データの順番を入れ替える誤りがあり、
2004年に発表された別の論文でも、画像の切り張りや
使い回しがあったとネットで暴露されたのです。
さらに石井委員長以外の調査委員3人についても
過去の論文に不正があるということがネットで指摘されています。
これらの不正は調査の結果、取るに足らないものであり、
シロは実証されたものの、
石井委員長は疑念を抱かせた責任を取って、調査委員長を辞任しています。
論文は本来自由なものです。何を書いてもいいのです。
しかし科学の世界で認められるには、
ネイチャー誌やサイエンス誌やセル誌などの
欧米の名門雑誌に掲載されることが条件になっています。
一体どこの誰が、どのような組織が、
そのようなルールを決めたのでしょうか。
それらの名門科学誌は、論文を審査するための
査読者のグループを持っています。
聞くところによると、それは100人ぐらいの委員から成る
といわれています。
このグループは世間からは隠され、
完全なブラックボックスになっているといわれています。
なぜ隠されているのかというと、信頼性を担保するためです。
そしてそれは、
きっとノーベル賞を決める組織にもつながっているものと思われます。
仮にそういう組織を支配下に収めている組織があったとすると
そこには世界中の「夢の未来技術」になるかもしれない科学論文が
集まってきます。
そのなかには彼らにとって都合の悪い発明や発見もあるはずです。
そういうときは、その論文は容赦なく潰してしまうのです。
このテーマの冒頭で取り上げた「常温核融合」の技術も
STAP論文と同じようにして潰されています。
STAP論文の場合、2014年1月30日に採択されるまで
小保方氏を中心とする関係者は、何回もネイチャー誌をはじめとする
有名科学誌に論文を投稿し、却下されています。
したがってSTAP論文の全データは
それらの科学誌の査読グループの手元にあります。
しかもSTAP論文の場合、彼らは追加データを要求し、
種々の実験をさせ、その結果を論文に反映させています。
したがって、論文内容やデータや画像のミスなどを
チェックをすることなど簡単なことです。
このようにして、彼らに都合の悪い論文は
いつでも抹殺することができるのです。
―── [STAP細胞事件/026]
◆http://electronic-journal.seesaa.net/article/420482642.html
(EJ第4054号) 2015年06月12日
◎「一番身近な人による大きな裏切り」
STAP細胞の実験の途中の画像を撮ることはけっして簡単な
ことではないのです。研究者は実験そのものには熟達しているものの
写真家ではないので、撮影には何回も失敗します。
しかし、それらの失敗画像も破棄しないで、
PCのフォルダに保存しておくことになります。
貴重なデータだからです。
しかも、同じ実験を何回も繰り返すので、そのつど同じような
画像がフォルダに増えていくことになります。
そのなかには綺麗に撮れたものと、
そうでないものもたくさん出てきます。
その場合、研究者としては
論文などに載せる画像はどうしても綺麗に撮れた画像を
選んでしまうものです。
多数の似たような画像が多いので、論文などに添付するさいに
画像を取り違えることはよくあることです。
STAP細胞関連の書籍などを見ると、
小保方氏はあまり管理が得意な人ではないと思われるので、
画像を間違って論文に添付してしまうことは十分考えられることです。
しかし、そうした画像の取り違えが、
論文の内容に大きく影響するものではないといえます。
現に小保方氏は指摘後正しい画像を
ネイチャー誌に送付しているのです。
それにしても、なぜこのように最初から疑ってかかるのでしょうか。
STAP細胞の場合、もしそれが本当に実現できれば、
人類に大きな利益をもたらす発見であるだけに、
もう少し寛容的に対応すべきではなかったかと考えます。
これに関して、STAP細胞の推進者の一人であり、
大和雅之氏を通じて小保方氏の研究を支えた岡野光夫氏は、
次のように述べています。
このコメントは、3月上旬に毎日新聞の須田桃子記者が、
日本再生医療学会で岡野氏を取材したときのものです。
─────────────────────────────
論文の〝お作法″が多少悪かったとしても、
皆でよってたかって非難するのはどうかと思う。
STAP細胞を小保方さんが作った というところとか、
研究の意義とか 本質的なところに目がいっていない。
STAP細胞がヒトでできたら、どれだけの患者を救えるか。
今、小俣方さんは実験も満足にできない状況。
画像問題ばかりつついて
そういう状況にした人たちこそ、あとで非難されるかもしれないですよ。
──岡野光夫氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
STAP論文に対する疑惑が、画像の切り張りや、
小保方氏の博士論文のコピペ問題などにとどまっているうちは、
理研としては大して心配していなかったのです。
こういうことは論文発表のさいによくあることだからです。
2013年3月までCDB副センター長を務めており、
現在はJT生命研究館の顧問の西川伸一氏は、
そのときのCDBの状況について、
次のようにコメントをしています。
須田記者がメールで問い合わせたときのメールでの返信です。
─────────────────────────────
ちょうど論文を読んでいたところです。
画像の方はよく分かりませんが、
共著者の丹羽仁史CDBプロジェクトリーダー、
若山照彦山梨大学教授がついているので心配ないでしょう。
──西川伸一氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
─────────────────────────────
後で述べるように、丹羽仁史CDBプロジェクトリーダーは
小保方氏をそれなりにサポートしているのですが、
STAP細胞の実験に最初の段階から密接にかかわり、
小保方氏の後盾であり、西川伸一元CDB副センター長が
「彼がついていれば」といわしめた
若山照彦山梨大学教授が突然叛旗を翻したのです。
2014年3月10日、若山照彦教授は「STAP論文撤回」
を呼び掛けたのです。
そのニュースはNHKのトップニュースで伝えられたのです。
須田記者の所属する毎日新聞をはじめ、
各社はこのニュースに騒然となったのです。
突然のことであり、何も情報が入っていなかったからです。
ところで、なぜNHKのスクープなのでしょうか。
それは若山氏がNHKに最初に「論文撤回」の呼びかけをした
ことを話したからです。
若山氏は、論文取り下げの提案を
チャールズ・バカンティ米ハーバード大学教授らをのぞく
国内の日本人共著者全員にメールで送っているのです。
おそらく、NHKからそのニュースが伝わることで、
日本中がそのことを早く知り、
大きな効果があると考えたものと思われます。
以後NHKは、STAP細胞事件のニュースの核心部分を握り続けるのです。
STAP細胞実験の核心部分の詳細は、
ほぼ共同研究者といえる若山照彦氏がついているので、
どこよりも詳細な情報を伝えられるからです。
NHKは以後「ニュース7」を中心に
STAP細胞事件をきわめて熱心に流し続けるとともに、
次の特別番組も放送しているのです。
─────────────────────────────
◎2014年3月16日/30分
「サイエンスZERO/
緊急スペシャル!STAP細胞徹底解説」
◎2014年4月10日/26分
「STAP細胞はあるのか/検証/小保方会見」
◎2014年7月27日/50分
「NHKスペシャル/調査報告/STAP細胞不正の深層」
─────────────────────────────
効果は絶大だったのです。
NHKは上記の番組を次々と放送し
理研CDBおよび笹井芳樹氏と小保方氏を徹底的に追い詰めたのです。
とくにNHKの記者は上記「NHKスペシャル」の取材で
小保方氏を執拗に追い回し、転倒させ、全治2週間のケガまで負わせています。
ここまでくると「現代の魔女狩り」そのもの。
本来なら、放送中止となるべきなのに
NHKは平然とそれを放送したのです。
―── [STAP細胞事件/027]
≪関連情報≫
●トイレまで追いかけたNHK記者/2014年8月1日
───────────────────────────
ニュースとなった出来事で関係者に話を聞き、
物事の真相に迫ろうとするのは取材の定石だ。
しかし、STAP細胞問題に切り込んだ番組で、
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)に
“突撃取材”を試みたNHKの取材は
結果として小保方氏が負傷し、映像もお蔵入りとなる
後味の悪い結果となった。
小保方氏の代理人は、取材を避けるために小保方氏が逃げ込んだ
女子トイレまで取材班が追いかけるなどの行為があったとして
「『まるで犯罪者扱いだ』と
(小保方氏が)強い精神的ショックを受けている」と猛抗議。
NHK側は即座に謝罪に追い込まれた。
ただ、番組自体は放送された。
この番組に対しても、代理人は「見るに堪えない偏向番組」
と手厳しく、刑事告訴も辞さない姿勢だ。
小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士によると、
小保方氏がNHKから突然の取材を受けたのは
7月23日の夜だった。
神戸・ポートアイランドにある
理研発生・再生科学総合研究センターで進められている
検証実験の準備を終え、小保方氏が退勤したのが午後8時ごろ。
この日午後5時半ごろ、理研周辺に
マスコミ関係者が手配したとみられる複数台のバイクが止まっている
ことが確認されたため、タクシーで理研を出た小保方氏は、
いったん神戸市中心部にほど近いホテルに立ち寄った。
取材を避けようと小保方氏はこのホテルの女子トイレに
午後9時ごろまで身を隠したという。ところが、
トイレから出た小保方氏に、
ロビーで声をかけてきたのが「NHK」を名乗る
記者とカメラマンら5人だった。
小保方氏は再び女子トイレに逃げ込んだが、
取材班の中にいた女性がトイレの出入り口まで追いかけ、
小保方氏の様子を電話で誰かに報告していたという。
☆http://www.sankei.com/west/news/140801/wst1408010077-n1.html
トイレまで小保方氏深追いしたNHK、右手けがで実験に“支障”…
「集団リンチ」と代理人を激高させたNスペの顛末
───────────────────────────
↑
死人まで出した「NHK科学文化部」は万死に値する。
解体すべきだろう。
1809(文化6年) ~ 1879(明治12年)
江戸時代後期から明治時代にかけての大坂の浮世絵師。
緑一齋、信天翁、南窓楼、雪花園と号す。 作
「浪花百景之内 川口の真景」です。
☆曇、午後から雨の予報。
落ち目の三度笠=ユダ米の「下駄の雪」は愚か極まるし時代遅れ、
◆http://jp.sputniknews.com/politics/20150611/445512.html
Sputnik 日本 2015年06月11日
◎米国のプロジェクトは アジアでも欧州でも反発にあう
米国がいま進める二つの大型プロジェクト、
TPP(環太平洋貿易投資パートナーシップ)とTTIP(環大西洋パートナーシップ)は、
それぞれアジアおよび欧州で、全面的に歓迎されることはない。
オバマ大統領は、たとえば2014年のAPEC北京サミットなど、
様々なフォーラムおよび会合で、TPP構想を推進している。
TPPは、それが具体的にどういうものになるのかについては不明な点が多いが、
その目的とするところについては、相当はっきりしている。
マレーシアの元首相、マハティール・モハマド氏は次のような理解を示している。
「TPPなどは、米国の仕掛けるトラップの一つに過ぎない。
アジア太平洋地域のすべての国々を一手に掌握して
中国のさらなる経済成長を阻もうとするトリックだ」
つまりアジア太平洋地域諸国を糾合して
中国さらにはロシアに敵対させようという魂胆である。
周知のとおり、TPPをめぐっては、アジアにおける米国の最重要同盟国である日本に、
一連の問題がある。
日本政府はTPPによって農業が壊滅することを危惧している。
米国は同様のプロジェクトをEU相手にも進めている。
TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)である。
しかし、フランスのファビウス外相によれば、TTIPは現状では、
EUの利害を十分に考慮してはいない。
そうした意見はフランス外相ひとりのものではない。
フランスのフランソワ・ジュルディエ提督が
スプートニクの取材に対し率直な見解を語ってくれた。
「米国は欧州とロシアの接近を恐れ、それを防ぐために手立てを尽くしている。
だからこそTTIP交渉も妥結させたいのだ。
なお、交渉は完全に非公開で行われている。その点も非常に興味深いところだ。
調印がなされないことを望む。
もし調印されたなら、欧州は米国の衛星に成り下がってしまう」
◆http://jp.sputniknews.com/us/20150612/446790.html
Sputnik 日本 2015年06月12日
◎パトリック·ブキャナン氏 : 米国は超大国としての地位を失った
米国の権威ある雑誌The American Conservativeは、
評論家パトリック·ブキャナン氏の論文を掲載した。
ブキャナン氏は論文の中で、唯一の超大国としての米国の現状を、
極めて悲観的に評価し、その理由を明らかにしている。
ブキャナン氏は、「シニア・ブッシュ」の任期終盤、
米国は世界で唯一の超大国だったが、
今の状況は全く異なっている、と指摘している。
ブキャナン氏によると、戦略や地政学の専門家たちは、
米国のように急速に力を失った国は、こんにち存在する国の中で一つもない
と主張している。
しかも、状況は平和であり、戦争で負けたわけでもない。
なお、専門家たちによると、例外としてソ連を挙げることができるが、
ソ連は約25年前に崩壊し、存在していない。
ブキャナン氏は、「米国衰退の原因は何か?
傲慢、世界観の見込み違い、好戦、愚かさなどが、それぞれの役割を演じたのだ」
と指摘している。
米政府は、外交政策で複数の戦略的失敗を犯した。
ニクソン大統領やレーガン大統領はその時代、中国をロシアから離し、
それぞれの国と個別のパートナー関係を築くことに大きな努力を傾けた。
しかし、上手くいかなかった。 その原因は、米国にある。
米国は、ロシアとの関係で、非常に近視眼的な行動をとった。
米国は、ソ連との「冷戦」の勝利に酔って、
「ロシアをひどく軽視し、北大西洋条約機構(NATO)をロシアの国境に近づかせ、
旧ソ連諸国で『カラー革命』を扇動した」。
そしてその結果、エネルギッシュなロシアのプーチン大統領から「一撃」を受けた。
プーチン大統領は、ロシア国家の偉大さを回復し、
米国の傲慢さに対抗することを約束した。
そしてプーチン大統領は、一連の国々が米国にそそのかされて
対ロ制裁を発動したにもかかわらず、この約束を実行している。
またブキャナン氏は、中国に対する米国のあからさまな愚かさは、
米国にとって高くつくだろう、との見方を示している。
米国は、中国製商品のために米市場を開放し、中国をパートナーとすることに期待した。
その結果どうなったか?
約40億ドルの貿易赤字となり、米国の生産基盤は破壊された。
重要なのは、過去の屈辱に対して 西側に「全額返済」する用意のある
危険な競争相手が、日増しに強くなっていることだ。
そして、こんにち、「ロシアと中国は互いにさらに近づき、
両国は『冷戦』後かつてなかったほど、米国に敵対している」。
ブキャナン氏は、このように指摘している。
ブキャナン氏は、中近東も、米国にとって深刻な失策の一つとなったこと認めている。
米国はイラクに侵攻して、そこを無秩序状態にした。
またテロとの戦いを装ってアフガニスタンを占領し、
リビアでは、カダフィ政権を倒した。
実際には、「イスラムの狂信と過激主義の悪魔たちを自由にした」のだ。
ブキャナン氏は、米国の経済状況および財政状況が極めて厳しいことも認めている。
ブキャナン氏によると、
「1992年から米国には『第3世界』からの移民が押し寄せており、
国家債務はGDPよりも急速に増えて、貿易赤字は11兆ドルに達した」という。
しかしこの状況の中で米政府は、いかがわしい戦争や干渉に数兆ドルを費やした。
2017年の選挙で、新保守主義者が勝利した場合、
米国はウクライナへの武器供給を始めるだろう。
これは、ウクライナ紛争をエスカレートさせ、予測不可能な結果を引き起こすだけだ。
ブキャナン氏は、これらは
米国の前に立ちはだかる世界の同盟国の保護に関する義務を
不安定なものにしているとの見方を示し、
米国は国際問題への介入を少なくする必要がある、と主張している。
貞信、二枚目、
「浪花百景之内 合羽嶋より東を望む」です。
いい記事です、
◆http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/20b21eb71db4115651d0c5ebf21b505f
格差階級社会をなくそう 2015-06-12
◎長州史観の歴史的瓦解 その1 2015年05月30日 |
長州史観から日本を取り戻す
☆阿修羅コメント
いま進行している事態は「長州史観の歴史的瓦解」
ともいえる現象なのではないか。
さる5月20日の志位共産党委員長と安倍晋三首相との党首討論で、
首相が「(ポツダム宣言の)その部分をつまびらかに読んでいないので
承知しておりません。論評はさし控えたい」という答弁をしたことに対して、
国内外で衝撃が広がっている。
この人物の歴史認識に諸外国の人々も背筋の寒くなるのを感じていることだろう。
もちろん首相の本音は、
「日本の戦争は正しかった。ポツダム宣言の認識は誤りである」というものであろう。
そう思っているのであれば、正々堂々とそう言って欲しかった。
しかし、所詮は悲しい従米ポチ。
それを堂々と言うのは、アメリカの手前、口に出すこと憚られたのであろう。
そこで「読んでいない」ことにして自分の判断を述べることを回避し、
お茶を濁したのだろう。
しかしこんな稚拙なウソをついて逃げるやり方は、
あまりにも卑怯であるし、オソマツである。
「ヤルタ=ポツダム体制打倒」を唱える右翼の方々が見ても、
「何で安倍首相は、『あの戦争は正しかった。ポツダム宣言が誤りだ』と
堂々と言えないのだ」と悔し思いでいることであろう。
ポツダム体制を打倒し、アメリカに押し付けられた日本国憲法を廃棄し、
大日本帝国憲法が支配した輝かしい長州支配の明治の御代を取り戻そう・・・・・。
首相の歴史観を簡潔に述べればこういうことだ。
これは安倍首相の祖父である岸信介元首相の歴史観であり、
岸派の流れを汲む自民党・清和会系の政治家に広く共有されている。
ちなみに、まったくの言いがかりで朝敵の汚名を着せられて攻め滅ぼされた
越後・長岡を地盤としていた田中角栄元首相が率いた自民党・田中派系の政治家には
この歴史観は共有されていない。
田中派が主流だった当時の自民党は、
安倍首相のような異常な歴史認識を示すことはなかった。
私がこのブログで脱長州史観キャンペーンを始めたのは、NHKに干渉し、
大河ドラマ枠を乗っ取るという異常手段を取ってまで、
長州史観キャンペーンを大々的に展開し、
それを改憲につなげようとする安倍政権の目論見に対し、
たとえ蟷螂の斧であっても抵抗したいと考えたからであった。
ところがいざ蓋を開けてみると、進行しているのは「長州史観の歴史的瓦解」
とでも呼ぶべき現象である。
しかも、その瓦解を生み出したのは、完全なる敵失なのである。
だって、大河ドラマ「花燃ゆ」を視聴すればするほど、
「要するに松下村塾の人たちってテロリストだよね~」とか
「あんな連中が何かの間違いで権力を取っちゃったから、
その後の日本は戦争まみれでおかしくなっちゃったんじゃないの?」
といった感想しか生まれないからだ。
実際、「花燃ゆ」視聴者の感想ツイートを見ると、そのような感想で目白押しなのである。
明治維新を会津側から描いた「八重の桜」では、
吉田松陰も桂小五郎ももっとカッコ良く描いていたし、
長州の威信はそれほど傷つかなかった。
しかるに長州礼賛ドラマを作ろうとした結果、逆に 明治維新正統史観が失墜する
という奇妙な現象が発生してしまった。
その現象とパラレルに、
安倍政権が推し進める安保関連法案強行への反対意見も高まっている。
ウソでも何でもついて力づくで安保法制を強行しようとする首相の言動の異常さと、
意にそわなければ脅迫したり暗殺したり焼き討ちしたりで片づけようとする
松下村塾一党のテロ行為の異常さが完全にシンクロしてしまっているのだ。
安保法制の成立を急ぐのも、全く杜撰な法制度で自衛隊員をみすみす死地に追い込んで、
長州(靖国)神社に新たな生贄を献上するのが真の狙いなのではないか、
そのような疑念さえ生まれる。
NHKの大河スタッフの真意はどうなのだろう。
単に強要されてモティベーションが上がらないままに惰性でドラマを作成したら
結果としてこうなってしまったのか?
それとも、安倍政権の言いなりになったように見せかけて逆に相手を罠にかけるという、
この間、山本勘助や黒田如水から学んできたであろう高度な兵法を駆使したのか?
いずれにしても、長州史観で日本人をリ・マインドコントロールしようとした
安倍政権の目論見は挫折しつつある。
↑
手前は一度も見たことはありません、キムチ臭い出演者ばかりだw
貞信、三枚目、
「都名所之内 愛宕山之圖」です。
連載中ですが、「大きな力」が見えてきましたね、
腐れNHKがぁ、笹井氏の仇だな、
◆http://electronic-journal.seesaa.net/article/420426766.html
(EJ第4053号) 2015年06月11日
◎「科学論文のミスを指摘するチーム」
STAP細胞を発表した記者会見が2014年1月28日、
STAP論文がネイチャー誌に掲載されたのが1月30日のことです。
それからわずか2週間後に、ネット上には
STAP論文へのさまざまな批判が噴出したのです。
STAP論文の発表者が妙齢の女性研究者だったことから、
マスコミがそのままにしておくはずがないのです。
報道番組からワイドショー、新聞各紙から週刊誌まで、
開催中のソチオリンピックの報道もそこそこに、
約10日間ほどの異常な「小保方フィーバー」が盛り上がったのです。
STAP論文についての最初の批判は、
胎盤写真に流用の疑いがあるというものです。
何からの流用なのかというと、小保方氏が早稲田大学に提出した
博士論文の写真からの使い回しであるというのです。
素朴な疑問ですが、その批判者はこの短い期間で
小保方氏の博士論文を手に入れ、
STAP論文と比較して同じ画像と判断したことになります。
それなら、その批判者は
小保方氏の博士論文の画像をどのようにして入手したのでしょうか。
あまりにも手際が良すぎるし、
まるで論文のあら探しを専門にしている人たちのように思えます。
なぜなら、彼らはSTAP論文が公表されるのを待っていたかのように
論文を批判し、それを潰すのが目的で、そういう調査をやっているからです。
彼らは自分の趣味でやっているのでしょうか。
それとも誰かに命令されてやっているのでしょうか。
批判者はこういっているのです。
博士論文に掲載した画像と同じものをネイチャー誌にも掲載するのは
「違う実験内容なのだから捏造そのもの」であると。
確かに小保方氏の博士論文のタイトルは
「三胚葉由来組織に共通した万能性体細胞の探索」となっていますが、
小保方氏は博士論文提出以前から、一貫して
後にSTAP細胞と呼ばれる細胞の探索を続けてきており、
基本的には同じ実験なのです。
後に笹井芳樹氏は、2014年4月16日の記者会見において、
この問題について既出の小畑峰太郎氏と次のやり取りをしています。
─────────────────────────────
著者:今回、不正と指摘された、全身と胎盤が光るマウスの写真は、
STAP細胞の万能性を決定付ける重要な写真であるにもかかわらず、
その重要な写真は、小保方氏の博士論文と同じ写真だった。
博士論文と同じ写真が使われていることが発覚したときに、
「些細な間違い」と石井調査委員長に報告したのはなぜか?
笹井:私は、「些細な間違い」という表現はしていない。
写真の問題については、
2月18日、まず電話で小保方さんから聞いた。
博士論文に載せたものを、
「ネイチャー」論文に投稿することが不正であるか、
もしくは写真のデータ自体が間違っているか
の2点の問題がある。
確認したところ、
博士論文は早稲田大学の内部的なもので、
雑誌の投稿に使うことは問題ないとなり、
不正流用ではないことが確認できたので、
2月20日に石井(俊輔)委員長に報告した。
若山研究室時代の写真もあった。
──小畑峰太郎著
『STAP細胞に群がった悪いヤツら』/新潮社刊
─────────────────────────────
実は、研究者の論文でのデータや画像の使い回しは日常茶飯事なのです。
上記の笹井氏の回答のなかにある 理研の石井委員長が
過去に発表した論文にも不正の事実が確認されたのです。
石井俊輔・理研上席研究員が2008年に責任著者として発表した
論文において、画像データの順番を入れ替える誤りがあり、
2004年に発表された別の論文でも、画像の切り張りや
使い回しがあったとネットで暴露されたのです。
さらに石井委員長以外の調査委員3人についても
過去の論文に不正があるということがネットで指摘されています。
これらの不正は調査の結果、取るに足らないものであり、
シロは実証されたものの、
石井委員長は疑念を抱かせた責任を取って、調査委員長を辞任しています。
論文は本来自由なものです。何を書いてもいいのです。
しかし科学の世界で認められるには、
ネイチャー誌やサイエンス誌やセル誌などの
欧米の名門雑誌に掲載されることが条件になっています。
一体どこの誰が、どのような組織が、
そのようなルールを決めたのでしょうか。
それらの名門科学誌は、論文を審査するための
査読者のグループを持っています。
聞くところによると、それは100人ぐらいの委員から成る
といわれています。
このグループは世間からは隠され、
完全なブラックボックスになっているといわれています。
なぜ隠されているのかというと、信頼性を担保するためです。
そしてそれは、
きっとノーベル賞を決める組織にもつながっているものと思われます。
仮にそういう組織を支配下に収めている組織があったとすると
そこには世界中の「夢の未来技術」になるかもしれない科学論文が
集まってきます。
そのなかには彼らにとって都合の悪い発明や発見もあるはずです。
そういうときは、その論文は容赦なく潰してしまうのです。
このテーマの冒頭で取り上げた「常温核融合」の技術も
STAP論文と同じようにして潰されています。
STAP論文の場合、2014年1月30日に採択されるまで
小保方氏を中心とする関係者は、何回もネイチャー誌をはじめとする
有名科学誌に論文を投稿し、却下されています。
したがってSTAP論文の全データは
それらの科学誌の査読グループの手元にあります。
しかもSTAP論文の場合、彼らは追加データを要求し、
種々の実験をさせ、その結果を論文に反映させています。
したがって、論文内容やデータや画像のミスなどを
チェックをすることなど簡単なことです。
このようにして、彼らに都合の悪い論文は
いつでも抹殺することができるのです。
―── [STAP細胞事件/026]
◆http://electronic-journal.seesaa.net/article/420482642.html
(EJ第4054号) 2015年06月12日
◎「一番身近な人による大きな裏切り」
STAP細胞の実験の途中の画像を撮ることはけっして簡単な
ことではないのです。研究者は実験そのものには熟達しているものの
写真家ではないので、撮影には何回も失敗します。
しかし、それらの失敗画像も破棄しないで、
PCのフォルダに保存しておくことになります。
貴重なデータだからです。
しかも、同じ実験を何回も繰り返すので、そのつど同じような
画像がフォルダに増えていくことになります。
そのなかには綺麗に撮れたものと、
そうでないものもたくさん出てきます。
その場合、研究者としては
論文などに載せる画像はどうしても綺麗に撮れた画像を
選んでしまうものです。
多数の似たような画像が多いので、論文などに添付するさいに
画像を取り違えることはよくあることです。
STAP細胞関連の書籍などを見ると、
小保方氏はあまり管理が得意な人ではないと思われるので、
画像を間違って論文に添付してしまうことは十分考えられることです。
しかし、そうした画像の取り違えが、
論文の内容に大きく影響するものではないといえます。
現に小保方氏は指摘後正しい画像を
ネイチャー誌に送付しているのです。
それにしても、なぜこのように最初から疑ってかかるのでしょうか。
STAP細胞の場合、もしそれが本当に実現できれば、
人類に大きな利益をもたらす発見であるだけに、
もう少し寛容的に対応すべきではなかったかと考えます。
これに関して、STAP細胞の推進者の一人であり、
大和雅之氏を通じて小保方氏の研究を支えた岡野光夫氏は、
次のように述べています。
このコメントは、3月上旬に毎日新聞の須田桃子記者が、
日本再生医療学会で岡野氏を取材したときのものです。
─────────────────────────────
論文の〝お作法″が多少悪かったとしても、
皆でよってたかって非難するのはどうかと思う。
STAP細胞を小保方さんが作った というところとか、
研究の意義とか 本質的なところに目がいっていない。
STAP細胞がヒトでできたら、どれだけの患者を救えるか。
今、小俣方さんは実験も満足にできない状況。
画像問題ばかりつついて
そういう状況にした人たちこそ、あとで非難されるかもしれないですよ。
──岡野光夫氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
STAP論文に対する疑惑が、画像の切り張りや、
小保方氏の博士論文のコピペ問題などにとどまっているうちは、
理研としては大して心配していなかったのです。
こういうことは論文発表のさいによくあることだからです。
2013年3月までCDB副センター長を務めており、
現在はJT生命研究館の顧問の西川伸一氏は、
そのときのCDBの状況について、
次のようにコメントをしています。
須田記者がメールで問い合わせたときのメールでの返信です。
─────────────────────────────
ちょうど論文を読んでいたところです。
画像の方はよく分かりませんが、
共著者の丹羽仁史CDBプロジェクトリーダー、
若山照彦山梨大学教授がついているので心配ないでしょう。
──西川伸一氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
─────────────────────────────
後で述べるように、丹羽仁史CDBプロジェクトリーダーは
小保方氏をそれなりにサポートしているのですが、
STAP細胞の実験に最初の段階から密接にかかわり、
小保方氏の後盾であり、西川伸一元CDB副センター長が
「彼がついていれば」といわしめた
若山照彦山梨大学教授が突然叛旗を翻したのです。
2014年3月10日、若山照彦教授は「STAP論文撤回」
を呼び掛けたのです。
そのニュースはNHKのトップニュースで伝えられたのです。
須田記者の所属する毎日新聞をはじめ、
各社はこのニュースに騒然となったのです。
突然のことであり、何も情報が入っていなかったからです。
ところで、なぜNHKのスクープなのでしょうか。
それは若山氏がNHKに最初に「論文撤回」の呼びかけをした
ことを話したからです。
若山氏は、論文取り下げの提案を
チャールズ・バカンティ米ハーバード大学教授らをのぞく
国内の日本人共著者全員にメールで送っているのです。
おそらく、NHKからそのニュースが伝わることで、
日本中がそのことを早く知り、
大きな効果があると考えたものと思われます。
以後NHKは、STAP細胞事件のニュースの核心部分を握り続けるのです。
STAP細胞実験の核心部分の詳細は、
ほぼ共同研究者といえる若山照彦氏がついているので、
どこよりも詳細な情報を伝えられるからです。
NHKは以後「ニュース7」を中心に
STAP細胞事件をきわめて熱心に流し続けるとともに、
次の特別番組も放送しているのです。
─────────────────────────────
◎2014年3月16日/30分
「サイエンスZERO/
緊急スペシャル!STAP細胞徹底解説」
◎2014年4月10日/26分
「STAP細胞はあるのか/検証/小保方会見」
◎2014年7月27日/50分
「NHKスペシャル/調査報告/STAP細胞不正の深層」
─────────────────────────────
効果は絶大だったのです。
NHKは上記の番組を次々と放送し
理研CDBおよび笹井芳樹氏と小保方氏を徹底的に追い詰めたのです。
とくにNHKの記者は上記「NHKスペシャル」の取材で
小保方氏を執拗に追い回し、転倒させ、全治2週間のケガまで負わせています。
ここまでくると「現代の魔女狩り」そのもの。
本来なら、放送中止となるべきなのに
NHKは平然とそれを放送したのです。
―── [STAP細胞事件/027]
≪関連情報≫
●トイレまで追いかけたNHK記者/2014年8月1日
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ニュースとなった出来事で関係者に話を聞き、
物事の真相に迫ろうとするのは取材の定石だ。
しかし、STAP細胞問題に切り込んだ番組で、
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)に
“突撃取材”を試みたNHKの取材は
結果として小保方氏が負傷し、映像もお蔵入りとなる
後味の悪い結果となった。
小保方氏の代理人は、取材を避けるために小保方氏が逃げ込んだ
女子トイレまで取材班が追いかけるなどの行為があったとして
「『まるで犯罪者扱いだ』と
(小保方氏が)強い精神的ショックを受けている」と猛抗議。
NHK側は即座に謝罪に追い込まれた。
ただ、番組自体は放送された。
この番組に対しても、代理人は「見るに堪えない偏向番組」
と手厳しく、刑事告訴も辞さない姿勢だ。
小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士によると、
小保方氏がNHKから突然の取材を受けたのは
7月23日の夜だった。
神戸・ポートアイランドにある
理研発生・再生科学総合研究センターで進められている
検証実験の準備を終え、小保方氏が退勤したのが午後8時ごろ。
この日午後5時半ごろ、理研周辺に
マスコミ関係者が手配したとみられる複数台のバイクが止まっている
ことが確認されたため、タクシーで理研を出た小保方氏は、
いったん神戸市中心部にほど近いホテルに立ち寄った。
取材を避けようと小保方氏はこのホテルの女子トイレに
午後9時ごろまで身を隠したという。ところが、
トイレから出た小保方氏に、
ロビーで声をかけてきたのが「NHK」を名乗る
記者とカメラマンら5人だった。
小保方氏は再び女子トイレに逃げ込んだが、
取材班の中にいた女性がトイレの出入り口まで追いかけ、
小保方氏の様子を電話で誰かに報告していたという。
☆http://www.sankei.com/west/news/140801/wst1408010077-n1.html
トイレまで小保方氏深追いしたNHK、右手けがで実験に“支障”…
「集団リンチ」と代理人を激高させたNスペの顛末
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↑
死人まで出した「NHK科学文化部」は万死に値する。
解体すべきだろう。