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春日和?

 画は 渓斎 英泉 (けいさい えいせん)

 寛政3年(1791年)〜 嘉永元年(1848年)  

 独自性の際立つ退廃的で妖艶な美人画で知られる。      作


  「木曾街道 上尾宿 加茂之社」です。


☆晴れ。

マスゴミは報道しませんねw

◆http://japanese.ruvr.ru/2014_05_26/272821276/
ロシアの声 26日 5月 2014,
◎日本にとってのウクライナという「罠」


先日、菅官房長官は
「日本は、ウクライナの新政府が政治的及び経済的改革を実施するのを援助する用意がある」
と述べたが、もし日本政府が、ワシントンに追随して、キエフ当局を無条件で支援するなら、
日本は、ロシアとの関係を複雑化させるリスクを負うことになる。


ウクライナの選挙の合法性を認める決定を日本が下すのは、
公式結果が発表され有権者へ報告がなされた後の事だろうが、菅官房長官は、
ウクライナの新政権は、民主主義的手法によって選出されたと、すでに認めた。

恐らく日本政府が、選挙は成立し公正なものだと認める事は、ほとんど疑いない。
なぜなら米政府が「チョコレート王」ペトロ・ポロシェンコ氏を勝利者と見なし、
すでに事実上そうしているからだ。

一連の野党候補者が脅迫や暴力によって選挙戦から排除された事について、
ワシントンでは、目を向けない事がよしとされた。

ウクライナ南部・東部での選挙キャンペーン中、戦闘行動が続けられた事に、
目をつぶったのと同様にだ。

しかし先に、キエフ当局からの独立に自主的に賛成した南部・東部の人々は、
今回の大統領選挙を単に無視したのだった。

プーチン大統領は、サンクトペテルブルグ国際経済ファーラムで演説に立った際、
ウクライナでの選挙をコメントし

「我々は、これが何らかの現代のスタンダードに合致していない事を理解しているが
『仕方がない、もうあのようにやらせておけ』と黙って見ているのだ」と述べた。

一連の欧米のマスコミは、この発言に目を伏せ
「ロシアはウクライナ国民の選択を尊重するだろう」という発言の方を大々的に報道している。

発言を、ロシア大統領が立場を後退させ
「より深刻な制裁を避け、欧州との関係を修正するために、
あるいは東ウクライナでの暴力行為がコントロールできないものとなったり、
国境を越えてロシア領内に飛び火するのではないかとの懸念から
危機に終止符を打ちたがっている」証拠として急いで取り上げたのだ。

しかしロシアが、ウクライナで今後生じるであろう全てを、甘んじて受け入れるだろう
というのは、幻想である。

残念ながら、そうした幻想は西側の専門家やジャーナリストの頭の中だけでなく、
選挙で勝利宣言をしたポロシェンコ氏のもとにもある。

彼はすでに「自分はクリミアのロシア再統合を認めない
(ウクライナ南部・東部の住民が望んでいるような連邦制では決してなく)
中央集権的な一つのウクライナを築く」と言明した。

ポロシェンコ氏が、南部・東部住民の意見を考慮に入れることは、恐らくないだろう。

東ウクライナ・ドネツク、ルガンスク両州の意向に反し、
彼は、EUとの統合路線を続ける考えだ。

また、今回の大統領選挙で敗北したユリヤ・ティモシェンコ元首相も、
ウクライナは一日も早くNATOに加盟すべきだと述べている。

ウクライナのアンドレイ・デシッツァ外相は、読売新聞のインタビューに答えた中で
「ロシアがウクライナのEU加盟を妨害しないよう、我々は米国やEU,そして日本に対し、
ロシアへの制裁を続けるよう求める」と述べた。

こうした事すべては、キエフ当局の非建設的立場が変わっていない事、
彼らにはロシアとも又自国の南部・東部住民とも対話する用意の無い事を意味している。

プーチン大統領は、ペテルブルグ国際経済フォーラムで、
欧米による制裁を「全く実りのない逆効果」なもので
「国際法や相互利益に合致しない国際関係の進展をロシアに押し付けようと無理強いする」
ものだと呼んだ。 

しかし制裁は、それを支持している国々の利益にも合致していない。
例えば日本だ。
日本は制裁を支持しているが所謂「北方領土問題」を解決したいと欲している。

プーチン大統領は、十分な透明さを持って、この奇妙な状況について次のようにコメントした―

「我々は最近、驚きを持って、日本が何らかの制裁に加わったと耳にした。
おまけによく分からない事に、
日本は、領土問題に関する交渉プロセスを一時中止にはしないという。
我々はと言えば、交渉の用意はあるが、
日本に用意があるのかどうか、今のところ私には、あまり確信が持てない。」

プーチン大統領は、ロシアを孤立させようとする欧米の試みを、無意味なものだと捉えている。
つい先日行われた上海でのプーチン・習近平会談後、
ロシアと中国の関係は、新しいレベルへと上がった。それを考えれば、
ロシアを孤立させるなどという問題は、実際上「はかない幻想」に過ぎない。



◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-76a3.html
マスコミに載らない海外記事 2014年5月26日 (月)
◎ペトロ・ポロシェンコが関わっていたもの、武器と売春と麻薬


☆http://www.strategic-culture.org/news/2014/05/24/
 weapons-prostitutes-drugs-things-poroshenko-associated-with.html


Gregory KOLYADA  2014年5月24日  Strategic Culture Foundation

日曜日のウクライナ大統領選挙に参加者する人々がどれほど少数であろうと、
結果は事前に分かっている -

アメリカのお気に入り、ペトロ・ポロシェンコが大統領選の勝者として宣言されるだろう。

結果は更に国家分裂を推進するだろう。

多くの地域は、政府の金を懐に入れたことで悪名が高いこのチョコレート王を
大統領として認めることを拒否している。

ポロシェンコは、ジョー・バイデン、ビクトリア・ヌーランドや
ジェフリー・パイアトから与えられた全ての命令を、たとえ几帳面に実行したとて、
血みどろの紛争を止められる見込みはない。

そもそも、流血の惨事を終わらせるという任務など、
決してアメリカの親玉から与えられてはいないのだ…


億万長者ポロシェンコは、ソ連時代の管財人達の金をロンダリングすることで、事業を始めた。
彼は決して自分で事業を始めた起業家ではない。話はでっちあげだ。
1986年に大規模窃盗のかどで罪に問われた父親の犯罪関係とのコネのおかげで、
他人より有利に事業を始めることができたのだ。

服役を終えた父親ポロシェンコは、息子を巻き込んで、事業を始めたのだった。
事業は汚らしいもので、全て暴力団によって国有財産を略奪することから始まっていた。
ポロシェンコ家はウクライナ国外にも事業を拡大する計画を持っている。

著名なキエフを本拠とする弁護士タチヤーナ・ミコヤンは、
この一家が沿ドニエストル共和国でしたことを覚えている。

‘1990年代はひどいものでした。違法な武器、売春、麻薬 -
 こうした全てが父親と息子の儲けになりました’。

父親ポロシェンコは功績で褒賞された。

2009年、息子ペトロ・ポロシェンコが、その子供達の名づけ親、
当時のユーシェンコ大統領に払った金で買ったウクライナ英雄賞を受賞したのだ。

次期大統領志望者は、予算財源を着服することで有名だ。
彼は何もないところから金を生み出す方法を知っている人物だという評判だ。
大規模賄賂事件や、露骨なロビー活動、予算横領、脱税、株を手に入れる為の違法行為、
政敵や商売仇の肉体的な恫喝に関与したとして、彼は何度も非難されてきた。
確かに、彼はただの詐欺師ではなく、実業界の大物、多分野にわたる巨大企業帝国の所有者だ。

フォーブズは、ペトロ・ポロシェンコを、
資産16億ドル、世界で130番目に豊かなユダヤ人としてリストに載せた。

ウクライナ大統領志望者ポロシェンコの姓は本来ワルツマンだった。
ポロシェンコというのは母方の姓で、彼女もユダヤ人だった。

過去、ポロシェンコは「我らがウクライナ」と、ビクトル・ユシチェンコのスポンサーだった。
彼の企業帝国には、猛烈な反ロシア・プロパガンダで有名な第5チャンネルTVも入っている。

最近までロシェン菓子製造グループは、ロシアの事業で何百万ドルも稼いでいる。
2012年時点で、ロシェンは、ロシア市場の3.2%を占めている(6番目のメーカー)。
彼は儲けた金を、常に反ロシア事業に使ってきた。

有力大統領候補で、明日の次期大統領は、クリミアのウクライナへの奪還と、
ウクライナを‘外部の介入’から守ることを、外交政策の優先項目にしている。

彼の綱領中に、具体的な表現を見いだすのは困難だ。

彼の綱領には具体的なものは皆無だ。

その代わりに、‘自由なヨーロッパ国家’を作るやら、
‘軍事力の復活’等々の空虚な呼びかけに満ちている。

特にポロシェンコが‘愛国心’や‘挙国一致’や‘人権保護’について語り始めると、
彼の演説はむかつくと感じるむきが多い。

ペトロ・ポロシェンコは政治的カメレオンだ。

この実業界の大物は、政界に乗り出した際、実に冷めていた。

個人的な金儲けの為、彼は政界に入ったのだ。

彼は野望と権力に対するむき出しの欲望に満ちているが、
効果的に動いたり、国民を感服させたりする為の専門家チームが欠けている。

彼は理想というより、強欲で動いている。

現在、ポロシェンコは、権力をウクライナ全土に広げることを夢見て、
ヴィニツィア、ヴォルィーニ、チェルノヴィツィやサポロジエ州の現地当局に
支配を及ぼしている。不正行為に関わりがちな彼の性癖は、とうてい抑えることはできるまい。

ポロシェンコは、ウクライナ政治で最も憎むべき人物の一人であり、
ウクライナの腐敗した人物で首位を占めている。

実におおくの失敗をしてきた彼が、
アメリカ政府のお墨付きで、ウクライナの次期大統領となるのだ。



栄泉、二枚目、

Image may be NSFW.
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「多歌羅婦祢たからぶね 試筆」 「福禄寿と美人」です。



いい文章ですな、

◆http://takedanet.com/2014/05/post_ab29.html
武田邦彦 (平成26年5月14日)
◎バッシング文化と死後30年


☆http://takedanet.com/files/30nengotdyno.432-(9%EF%BC%9A42).mp3


私が高校生の頃、父は
「クニ、生きている間に評価されてはダメだぞ。
死んで30年ぐらいが良い」と教えてくれた。
このことは一度、このブログで、また先日、中日新聞や東京新聞が載せてくれた。

社会は「普通の人の集まり」だから、「現在、正しいと思っていることを正しいとする」
ということで成立している。人間は一つ一つの言動を
「自分が正しい」と思うことに従ってやるのだから、
「何が正しいか」が決まっていなければ生活ができない。だから
「今、正しいと思っていることに従う」のは当然なのである。

でも、世の中を切り拓く人とか学者はどうだろうか?
 
それらの人たちは現在と違うことをするのだから、当然、
「今、正しいと思っていることには従わない」という特殊なことが求められる。

おやじは高校生の私にそれを教えてくれたのだ。

その後、私は企業の研究者となった。企業の研究の中では超長期の研究だったから、
「世界ができないと言ったこと」にチャレンジすることになったが、
それでも「企業」という保護体の中でのことだったから、
どんなに奇妙なことを言ってもバッシングを受けることはなかった。事実、
企業にいる時には外からのバッシングは企業が防いでくれた。

大学の先生になってから、私は学問の自由を手にして深く社会に感謝し、
私のつたない学問的業績はすべてオープンにして恩返しをしてきた。
でも学問なので「今、正しいと思っていることと違う」ことだらけだった。

「すべての燃えるものは燃えない」、
「人工的に作られたものも命を持たせることができる」、
「リサイクルはすれば環境を破壊する」、
「CO2は増やしたほうが良い」というようなことだから、
これがバッシングされないで済むはずもない。 社会と正反対だ。

でも、自分は研究や調査を通じて、それが正しいと思っている。
自分が思っているだけで間違っている可能性もあるが、学問と言うのはそれで良い。

政治ならいくら正しくても人を説得しなければならないし、
商売ならとても役に立ってもお客さんがそう思ってくれないとだめだ。

でも、学問は自分だけでよい。
どうせ自然に対しては私たちは小さい。その代り、
それが本当になるのは30年後で、
その時には私の子供や少しの友人が「あの人は正しかった」と言ってくれれば満足だ。

もし、間違いだったら、「あれはダメだったね」と言ってくれれば良い。
その時はできると思ったのだから。

私が「バッシングは平気です」というとみんなびっくりする。
「なんと傲慢な人か」、「おかしいんじゃないか、あいつは?」
ということになるけれど、それが親父の教えてくれたことであり、
私の望みなのだから、始末が悪い。 攻める方は一般的な攻撃手段が取れない。

ある時、会社の顧問をしていたが、社長が
「ほかの人は簡単だけれど、武田先生は厄介だ。お金で動かないから、
どうしたら良いかわからない」と言った。
私もお金がいらないということはない。その頃は大学の先生の給料だけだったから、
豊かではなかったが、朝ご飯を食べ、電車に乗り、大学で研究をすることができた。
別に私の人生にとって十分だった。

そんな私にとってSTAP事件は驚くことばかりだ。
どうもお金や名誉のために論文を出している人が多いらしいし、
人が親切心で論文を出したのだから、良いところだけを取ればよいのに
バッシングしている。それより、

小保方さんの論文は上出来で、面白い。
でも、競争やお金の中にいる人は欠点が目につくのだろう。

ノーベル賞やオリンピックのメダルを取る人は偉い。私は素直に尊敬する。
でも、その人たちは、地位も、名誉もいらないはずだ。
自分の好きなことをして世界的なレベルに達したのだから、それで満足しているだろう。
もし、足すとしたらお金や地位ではなく、
「みんなの尊敬のまなざし」だけではないか?




栄泉、三枚目、

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「海老屋内 大井」です。



EUの動向が鍵になりますよ、未来の、

◆http://melma.com/backnumber_45206_6033434/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(EU議会選挙、全欧で番狂わせ「右旋回」が鮮明に)
発行日:5/26

 (速報 その二)

 この日、「ヨーロッパが右旋回した日」と後世の歴史家は書くだろう
     英国でも保守新党が第一党に躍進、フランスではオランド与党、第三位に転落

****************************************

まるで「地震に遭遇したかのようだ」と英国メディアが目を丸くして伝えた。

予想だにしなかった結果となったのだ。

25日に行われたEU議会選挙で、EU懐疑派がつぎつぎと勝利し、既成政党を脅かした。

「欧州は右に旋回した」(英紙インデペンデント、5月26日)

ドイツでさえ、「ドイツのための二者択一党」というやや中道保守の新党が7%を獲得して
初めて議席をえるなど番狂わせが各国で起こった。

まず最大の衝撃は英国である。

地方選挙ならまだしも全国的な選挙で結成間もない新党(UKIP)が、
第一党に躍進し 保守、労働の既成政党をひっくり返した。

Uキップ(UKIP)がトップ、既成二大政党についで「緑の党」が四位、
リベラルデモクラット党(リブデモ)は五位に転落しEU議会での議席を失った。

Ukipは29・2%、労働党は24・5%,保守党が23・5% 
極左「緑の党」は7・6% リブデモは6・9%で党首さえ落選。


フランスではルペンの「国民戦線」が26%の得票を獲得し、
移民排斥、EU反対の声 がいかに国民の支持を拡大しているかを如実に物語った。

オランド大統領が率いるフランス社会党は三位に転落し、左翼の凋落ぶりを改めて示した。

ベルギーでは右派政党が三分の一の得票、オーストリアでも五分の一獲得した模様である。

またデンマークとオランダでも移民排斥を訴えた右派が第2党となった。

こうした右派、ナショナリスト政党の大躍進は移民による失業が潜在的に大きな理由である。

ただし右派が各国で大幅に躍進したとはいえ、過半数には遠く、
全体を俯瞰するとまだEU賛成、移民融和の政党がかろうじて過半を抑えると予測される。


◆http://www.bllackz.com/2014/05/blog-post_26.html
Darkness 2014年5月26日月曜日
◎ユーロ各国で移民問題が大きな軋轢を産み出して爆発寸前に

より抜粋、

☆移民政策・グローバル主義・多文化主義の失敗

何が起きているのかは明白だ。

移民政策・グローバル主義・多文化主義は、ユーロ圏において、大失敗に終わろうとしているのである。
民族の融合はできなかった。国民が明確にそれを否定している。

世界の支配者層は、数十年に渡ってグローバル・メディアによって多文化主義を説いていた。

アメリカのような人種の坩堝が手本にされて、
まずはユーロ圏もそうなるように実験的に「ユーロ」がスタートした。

1999年からは通貨も統合され、2001年から実際にユーロという貨幣が発行されるようになっていった。

ユーロ圏=ヨーロッパ合衆国の構想は、もともと国民の間からは激しい反発があった。

こういった統合は、地域社会や文化を破壊するものだと認識されていたのだ。

しかし、経済統合によってアメリカと並ぶ市場が生まれて、
ヨーロッパは再度、停滞から脱して世界の中心になるという「夢」ばかりが語られて、
それは強行された。

その流れに沿ってユーロ各国は長らく移民を受け入れ続けたが、20年経った今、
ユーロ各国は「もう、うんざりだ」と激しく声を上げるようになっているのである。

肝心な経済統合も、2010年のギリシャ・ショックを見ても分かる通りうまくいっていない。

経済規模も情勢も違う各国が単一通貨を持つことによって、
逆にその国に密着したきめ細かい経済対策が不可能になってしまったのだ。

その結果、ギリシャのように破綻寸前に追い込まれる国家も生まれてきて、
それがユーロ全体を激震させるという統合の負の面も目立つようになってきた。


☆イスラム教徒とキリスト教徒の激しい軋轢

異なる文化、 異なる宗教、 異なる民族。

世界はすべて、この3つの差異で分断されている。

しかし、グローバル化が進むにつれて人々は密接に共存しなければやっていけない時代になって、
いつしかグローバル主義の人々は「多文化主義」という言葉を生み出した。

ひとつの国の中に「多文化」があっても、うまく共存共栄していけるはずだ、というのが多文化主義である。

ところが、この美しい理念とは裏腹に、すでに数年も前から
ヨーロッパに浸透していくイスラム教と、
元からいるヨーロッパ人のキリスト教が深い軋轢を引き起こしていた。

失業問題はイスラム系移民の増加のせいだと分析され、治安の悪化も移民が増えたからだと言われた。

働かない移民が福祉を食いつぶしていると言われ、ドラッグも移民が持ち込んで蔓延させていると言われている。

こういった状況の中で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、

「多文化主義は完全に失敗した」と発言して、グローバル・メディアから猛烈な批判を受けた。

似たようなことはイギリスのキャメロン首相も2011年2月6日に発言している。

「イギリスでの多文化主義は失敗した」

メルケル首相と、キャメロン首相が問題としていたのは、

自国にはびこる過激なイスラム教徒たちの存在だった。

異文化と言えば、イスラムほど異文化を感じさせる宗教はない。

あまりにも異文化すぎて、欧米先進国では最初から拒絶反応を起こす人が多い。


☆異国でイスラムの文化を守り続ける移民たち

グローバル主義の流れに乗り、イスラム教徒は「移民」としてヨーロッパになだれ込んでいった。

ところが大多数のイスラム教徒は、まったくキリスト教徒の作り上げた
「自由・平等・博愛」に感銘を受けていない。
また、性の自由化や女性の解放など、イスラム教徒にとって、単なる堕落でしかない。

だから基本的にキリスト教の価値観で固まっているユーロ圏の中で、
彼らは同じイスラム教徒たちと固まって、異国でイスラムの文化を守り続けることになった。

イスラム教徒は、ヨーロッパのそれぞれの国の中で異質なイスラム地区を作り出した。

彼らはメッカに集い、イスラムの精神的指導者の声に耳を傾ける。共存共栄には関心を持たない。

それが受け入れ側の国の苛立ちとなって現れ、イスラム排斥や、ブルカ禁止や、
移民規制となって噴出していく。
女性の身体をすっぽりと覆うブルカを嫌うフランス人は多いが、
イスラム教徒は決してこの習慣をやめることはない。

これを見て、イギリス人は「フランスの自由・平等・博愛の中には、
イスラム教徒がブルカをかぶる自由や、彼らの文化を守る平等や、
彼らと仲良くする博愛はなかったのか」と皮肉を言う。

しかし、かく言うイギリスもまた、莫大な異国人にロンドンを占拠されてしまっている。

多くのインド人やアフリカ人がイギリスを目指して、そこに住み着いて生活しているが、
イギリスはかつて彼らの宗主国(マスター・カントリー)だった。

最初は、イギリス人たちが彼らの国を占拠して住み着いたのだから、
今はその意趣返しをされているようなものである。
複雑なものがイギリス人の胸に去来しているだろう。


☆大きな衝突や、爆発的な対立となっていく

宗主国のほとんどは、植民地の人たちを何らかの形で国内に取り込んでいる。

彼らは祖国から家族や親族を呼び寄せ、爆発的に増えて行く。

そして、地域を、街を、国を、乗っ取って行く。

ベルギーでも「ブルカを捨てろ」と言った議員が暗殺対象になるほどの文化的衝突を起こしている。

オランダでもブルカ禁止や移民受け入れの半減が政策として合意されている。

オランダもまた国内のイスラム化が深刻な問題になっているのだ。

ヨーロッパ各国の国民は、移民問題が非常な軋轢を産み出して後戻りできなくなっている
ことに気がついた。 とにかくこのまま放置しておけば、
ヨーロッパのキリスト教徒たちが数に負けて追い出されかねない。

この対立は、現在は極右政党の躍進という形で表出しているが、
やがて大きな衝突や、爆発的な対立となってヨーロッパを震撼させることになる確率は高い。

一歩下がって今の動きを俯瞰すると、リーマンショックやグローバル経済の破綻で弱体した欧米が、
敵対したイスラムに、静かに足元から侵食されているようにも見える。

いろんなものが絡みあって、「究極の対立」へと突き進んでいる。

多文化主義を巡る事件はさらに起きてくるだろう。

異なる文化、 異なる宗教、 異なる民族。

こういったものはひとつの国の中で、融合して互いに共存共栄できるという幻想があったが、

今ゆっくりとその幻想が崩れてきていることに気がついているだろうか?




◆https://twitter.com/levinassien
内田樹                   より抜粋、

フランスで若者の国外流出が続いています。
現在、外国在住フランス人は160万人ですが、毎年増加しています。
大学生のうち「外国での就職」を考慮しているものは27%
(うち28%は「一生外国にいてもよい」と回答)。
これほどの規模の流出が社会に与える影響は甚大と思われます。

でも、イギリスでもドイツでもイタリアでも人口流出はフランス以上だそうです。
要するに、高学歴・高スキルでかつ起動性の高い人たちが
EU内部でより有利なポストを求めてぐるぐる移動し続けているということなんでしょうかね。
こういうのなんていうんでしょう「花見酒移民」かな。

前から書いていることですけれど、これからの階層化の指標は
学歴とか資産とか文化資本とかではなく、
端的に「機動性」(mobility)になると思います。
自分の祖国ではないところでも快適に暮らせる能力の有無が格付けを決める。

日本語しか話せない、日本食しか食えない、日本の風土でしか生きられない、
日本人が欲しがるものしか作り出せない、
日本の生活文化の中にいないと生きた心地がしないという「機動性の低い」人たちは
新しい階層社会では最下層に位置づけられることになります。

つまり、「日本語がなくなっても、日本の風土が失われても、
日本文化が消え去っても別に困らない」というグローバルな人たちが
階層上位を占めて日本の国政の舵取りを委ねられることになるということです。


「船が沈没するときに乗客を置き去りにして一番先に逃げ出せる
くらいに目端の利く人間に船の操縦を任せるべきだ」
というのはたしかに一つの見識ではありますが、
僕はそんな船には乗りたくないです。


「機動性が階層化の指標になる」と書いたら「ふざけたことを言うな」
といって怒り出した人が結構いました。
あのね、「そういうのは厭だね」っていう話が続くの。
人の話は最後まで聴きましょう。




他山の石とすべきです。

言うまでもなく、支那、半島ですよ。 「排特亜」が肝要なのです。



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