画は 葛飾 北斎(葛飾 北齋)
(かつしか ほくさい、1760年 〜 1849年)
号は、葛飾 北齋、前北齋、戴斗、為一、
画狂老人、卍 など。 作
「僧圖」です。
☆晴れの予報。
今日は二ヶ月おきの通院日ですので、予約投稿です。
今日は、3.11のご命日です、 合掌
避難生活を余儀なくされておられる皆々様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
2年と3ヶ月が経ちました。
まずは、
◆http://inventsolitude.sblo.jp/article/68295201.html
ずくなしの冷や水 2013年05月24日
◎かくして人は静かに病室に消えていく
2013/5/3、友人から職場で30代の男性職人が、しきりに親指の痛みを訴えたという。
親指の付け根の痛みは低線量被曝の典型的症状のひとつだ。
最近は、あまり聞かなくなったが、2011年の秋によく見かけた。
記録があるはずと、このブログの過去の記事を探すと、
健康障害が増えている に
「放射性物質の体内への蓄積量が増えると、指先では抹消神経炎のような鋭い痛み、
皮膚の発赤、繰り返す気道感染が、小児と20代後半から30代前半に多く現れる」とある。
その男性は、東葛飾地域に住み、流山市に住む同僚から
トマトなど家庭菜園の収穫物をたくさんもらって食べているという。
被曝症状に間違いないだろう。
私:それでその職人に何と言った?
友人:ピンと来たが、何も言わなかった。
私:1ヵ月後にその職人が死んだり、入院したりしたらどうする?
友人:1ヵ月後にそうなるなら、俺が今忠告しても間に合わないと思う。
私:・・・・・。
2011年の秋に伝えられた被曝症状が今なお出ている。
健康被害が増え続け、深刻化することは避けられないだろう。
・・・・・
2013/5/24になって、次の話を聞いた。
友人:すい臓炎になると下痢するのか?
私:すい臓は、消化液を出すから、どうなんだろう、
消化液が出ないと消化できないから下痢じゃなくて嘔吐になるんじゃないかな。
友人:親指の付け根が痛いという職人が、下痢が続いているんだそうだ。
3日くらい続くと言っていた。
私:それは内部被曝だね。親指の付け根の痛みと下痢なら、まず間違いない。
友人:医者は、すい臓炎だと言っているらしい。
私:おそらく体のあちこちが痛いんじゃないかな。
医者に痛いところがあると言ったんだろうから。早く教えてやらいないと、
現場で突然死までいかなくても、事故を起こしたりする。
友人:下痢は、治ることもあるらしい。
私:内部被曝による下痢は、放射性物質を含んだ食べ物を食べたときに起きる。
汚染された食べ物を食べていないときは、下痢は止まっているんだろう。
友人:朝の体操のときも、動きが鈍いんだよ。
私:内部被曝が進むと、体がだるくなったり、体のあちこちが痛むから、
体操にも気合が入らないだろう。そのうち、脳障害に来るかも。
仕事のミスが増えるぞ。食べ物に注意するよう早く教えてやらないと。
友人:結婚して奥さんがいるのにお前の家の食べ物、放射能汚染かもしれないなんて言えないよ。
私:旦那が30代なら奥さんも30歳前後か。
放射能問題は自分から進んで勉強しないと情報は入らないからな。
最近は、横着な妻も多いし。
友人:本当に放射能が原因かなぁ。それなら何で医者がそう言わないんだろう。
私:医者がいちいち患者に被曝の怖さを説明したり、
どこ産の何を食べているか詳しく聞いたりしていられないだろう。
そんなことに時間をかけても診療報酬は増えない。
それよりそういう面倒な患者は早く切り上げて、
高血圧の爺さんの血圧を測り、聴診器を当てていれば、ものの5分で5千円になるんだから。
そもそも町医者は、被曝症状の知識は持っていない。
友人:現場で事故が起きないよう気をつけるよ。
北齋、二枚目、
「題不詳、飛翔する謎の物体?」です。
因果は巡る風車、
◆http://alisonn003.blog56.fc2.com/#entry399
独りファシズムVer.0.1 [2013/06/09]
Confessions of告白 a Dangerous Mind
かつてマルクスは「真実を知ると石になるのが怖い」と語ったのだが、
現実に肉薄するほど暗澹の度合いを深める皆様方もまた、
同様の心的状態を呈しているのではないだろうか。
2年以上にわたり崩壊した原子炉から核が放出され、
膨大な汚染水が太平洋全域に到達する見込みなのであり、すでにこの国の行政による無為は、
ドメスティック(国内的)な災厄でなく、人類社会に対する犯罪なのだと思う。
様相があまりにも終末的であるため、
このような文言を綴りつつ自分自身も全く現実感を伴わないのだが、
いずれにしろ日本という先進国家の首都圏において
4基の原子炉が崩壊するというカタストロフィ(破局)は、覆すことのできない現実である。
我々は思考停止に陥いるばかりでなく、事態が我々の民度や知力を超越しているため、
不可抗力のアパシー(無気力)を蔓延させているのだけれど、
さらに mobocracy(衆愚主義)の下、教導権を掌握したメディアが、
生命や人権、文明や社会などを抽象する 高度な人間機能を不全に貶めている のだと思う。
気がつけばこの体系は、軽薄と痴愚を励行する退廃のディストピア(暗黒郷)だ。
数十万人の児童が被曝する最中においても、大衆はサッカー中継に熱狂するのだし、
思索よりもバラエティ番組を好むのだし、そもそも無知の自覚すらないのだし、
それはつまり人類史における究極の「パンとサーカス」なのだろう。
巨大メディアが奔出するコンテンツは文明のドラッグなのだけれど、
長期の依存は脳神経の局所に壊死をもたらし、そのような欠陥脳が紡ぎだす
幼児性というシンドローム(症候群)は、もはや不可逆の領域に達している。
被災地における児童の甲状腺異常率が、平時の最大250倍と推定されながら、
報道のプライオリティはAKBの総選挙なのであり、それが報道管制による作為とは言え、
諸外国からみればもはや国家の体面すらなしていないのであり、
我々はニンゲンという所与の定義からも逸脱しているのであり、
むしろニンゲンに偽装した別の何かなのであり、そのような得体の知れない怪物群の滅びは、
すでに世界のコンセンサスなのかもしれない。
グローバル資本は原発事故の最中において市場原理主義を推進し、
さらに破滅を加速させようとしているのだが、彼らにしてみれば、
なんら武力を行使することなく、政界・メディアにいくばくかの工作資金を投じ、
売国者に僅なインセンティブを付与するだけで膨大な市場が獲得できるのだから、
高笑いが止まらないだろう。おそらく彼らの瞳には、我々という存在が
ケンタッキーのブロイラーと差異がなく、むしろ等価物に映っているはずだ。
かくも存亡の瀬戸際に直面しているにかかわらず、世論はなんら反発することもなく、
むしろ主権すら委譲しようとしているのだけれど、
人類史においてこれほど愚昧な民族は存在しないのであり、それはつまり
「相手国精神の解体が最も有効なストラテジー(戦略)である」という
A・ボーフルによる戦略理論の実証であり、
占領統治より実践された3S(sex, sports, screen)政策の結実なのだと思う。
いずれにしろ、彼らは医療・食料・保険・金融などおおよその市場を制覇し、
主要な株式やイノベーションを取得し、
さらに為替介入と米国債購入によって円通貨の拠出を迫り、最終的には戦争国家化により
社会資本を全領域的に収奪するのであり、
つまり諸制度はヘゲモニープロジェクト(覇権戦略)のテクストに従い、
整然と改変されているわけだ。この前提において、
原発事故に喘ぐ国民の救命原資など、一銭も残らないということなのだろう。
我々世代は危機の隠蔽があたかも経済合理であるかのように錯覚し、
次世代を抹消しようとしているのだけれど、その先の社会に堆積するのは
かつてニンゲンであったものの残滓に過ぎないのであり、
かくして文化も産業も、人のあらゆる営為が揮発し、
つまり日本という体系は国土の形相を残すのみであり、
本質として世界地図から消滅しようとしている。
皆様方は結末を見取ることなくこの世界を去るのだが、
言語に絶する凄惨は次世代以降に及ぶのであり、彼らが体験する絶望には、
いかなる思想も哲学も無効なのだろう。
しかし、逃げ切れると確信する有責者たちは、壮大な輪廻の網のなかで転生を繰り返しながら、
各々の原罪を贖うことになるのであり、
カルマは応報されるのであり、つまり来世で復讐されるのであり、
因果律という法則性こそが、宇宙の実相であるのだと、
あまりの不条理に憤懣やるかたない自分は信じたいのだし、
そのような証明不能の仮説を拠り所に、かろうじて精神の均衡を保っている今日この頃だ。
↑
☆佛説 無量寿経 (巻下) 三つの毒(三毒段)より、
その二、瞋イカりの毒
人、世間愛欲のなかにありて、独り生れ独り死し、独り去り独り来る。
行に当りて苦楽の地に至り趣く。身みづからこれを当くるに、代るものあることなし。
善悪変化して、殃福処を異にし、あらかじめ厳しく待ちてまさに独り趣入すべし。
遠く他所に到りぬればよく見るものなし。
(現代語訳)
人は世間の情にとらわれて生活しているが、結局独りで生れて独りで死に、独りで来て独りで去るのである。
すなわち、それぞれの行いによって苦しい世界や楽しい世界に生れていく。
すべては自分自身がそれにあたるのであって、だれも代わってくれるものはない。
善い行いをしたものは楽しい世界に生れ、悪い行いをしたものは苦しい世界に生れるというように、
おのおのその行く先が異なっておリ、厳然とした因果の道理によって、
あらかじめ定められているところにただひとり生れて行くのである。
そして遠く別の世界に行ってしまえば、もうめぐりあうことはできない。
それぞれ善悪の行いにしたがって生れて行くのである。
行く先は遠くてよく見えず、永久に別れ別れとなり、行く道が同じではないからまず出会うことはない。
ふたたび会うことなど、まことに難しい限りである。
☆蓮如上人 御文章 一帖の十一 電光朝露
それおもんみれば、人間はただ電光朝露の夢幻のあひだのたのしみぞかし。
たとひまた栄華栄耀にふけりて、おもふさまのことなりといふとも、
それはただ五十年乃至百年のうちのことなり。
もしただいまも無常の風きたりてさそひなば、いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや。
まことに死せんときは、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、
わが身にはひとつもあひそふことあるべからず。
されば死出の山路のすゑ、三塗の大河をばただひとりこそゆきなんずれ。
これによりて、ただふかくねがふべきは後生なり、またたのむべきは弥陀如来なり。
信心決定してまゐるべきは安養の浄土なりとおもふべきなり。
これについてちかごろは、この方の念仏者の坊主達、仏法の次第もつてのほか相違す。
そのゆゑは、門徒のかたよりものをとるをよき弟子といひ、これを信心のひとといへり。
これおほきなるあやまりなり。また弟子は坊主にものをだにもおほくまゐらせば、
わがちからかなはずとも、坊主のちからにてたすかるべきやうにおもへり。これもあやまりなり。
かくのごとく坊主と門徒のあひだにおいて、さらに当流の信心のこころえの分はひとつもなし。
まことにあさましや。師・弟子ともに極楽には往生せずして、むなしく地獄におちんことは疑なし。
なげきてもなほあまりあり、かなしみてもなほふかくかなしむべし。
しかれば今日よりのちは、他力の大信心の次第をよく存知したらんひとにあひたづねて、
信心決定して、その信心のおもむきを弟子にもをしへて、
もろともに今度の一大事の往生をよくよくとぐべきものなり。 あなかしこ、あなかしこ。
[文明五年九月中旬]
北齋、三枚目、
「百物語 お岩さん」です。
まず、石棺化ではないのか?
◆http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1700.html
WINEPブログ 2013-06-08
◎福島の放射能汚染地域の野ネズミの精子細胞がDNA損傷を起こしている
先日、タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4丁目)で
放射能除染のための国際シンポジウムが環境放射能除染学会主催、環境省共催で開かれた。
そこで、日本原子力機構のグループを代表して油井三和福島環境安全センター長が
「セシウムの環境中における動態および福島における除染作業後のその長期影響評価」
というタイトルで発表していた。
かれは、最後から3枚目のスライド(図1に無断転載させて頂きました)
で非常に重要な知見を述べていた。
☆http://blog-imgs-62-origin.fc2.com/m/o/r/moribin/DSC00081--.jpg
図1.福島の野ネズミの精子細胞の放射線によるDNA損傷
福島県で野生のネズミ(Apodemus speciosus)を捕まえて睾丸を切片にして、
放射線によってDNAの酸化が起こると発生する8-OHdGという化合物に対する抗体を使って、
精子細胞を染色すると顕著な数の細胞がDNA染色される、という結果である。
富山県で捕らえたネズミでは全く染色されないよう見える。
つまり福島のネズミは放射能汚染した土に常時接触して
ミミズなどの食物からの放射能による内部被曝ばかりでなく、
強烈な放射線を睾丸に外部からも浴び続けているので、
そこで生産される精子のDNAが変異を受け続けており、次世代への影響が強く懸念される
と言うことなのである。なぜなら生物学の常識では、
特に染色体DNAに発生した8-OHdGは複製時にG ⇒T変異(トランスバージョン)を惹起することから、
染色体における8-OHdGの増加は発がんリスクの上昇に関連すると考えられているからである。
この演者は「でもこれはたいしたことじゃない」とわざわざコメントしていた。
しかし、図に示すようにパワーポイントの英文は
「DNA oxidation in sperm cells was remarkable in Fukushima」とわざわざ赤字で銘打っている。
こんなに顕著な結果が出ているのに「たいしたことじゃない」というのなら
何故こんな研究をやるのだろう?
自分たちの研究結果に対して、放射能汚染現場に則した想像力を働かすべきではないだろうか。
この結果を見て小生はおもわず以下の想像を巡らせた。
1.これから近い将来子どもを産むつもりの男性は
睾丸の精細胞のDNAが変異を起こす可能性が高くなるので
放射能汚染地区に住むべきではない、ということ。
2.最近、東海村の原子力研究所J−PARKで放射能汚染事故があり、
最大で1.7ミリシーベルト内部被曝(?)した研究者たちがいたが、
その研究者たちには若い男性もいたのではないか?
彼らは外部被曝も含めれば相当の被曝をしたのでは無かろうか?
彼らの精子は大丈夫だろうか? これは原子力機構そのものが起こした事故である。
3.このWINEPブログでは、先日からくりかえし飯舘村の牧場主である細川徳栄さんの
「馬がどんどん死んでいく、全部放射能のせいだ」という記事を掲載している
(興味のあるかたは是非さかのぼって読んでください)。
細川牧場では全部の馬が野外で放牧されている。
雌馬の中に雄の種馬一匹を放って、種付けを行って仔馬を生産している。
この種馬は現在でも空間線量を毎時3−5マイクロシーベルトを受け続けている。
この馬が精子に異常を来しているために、
生まれてくる仔馬が死産流産奇形なのではないだろうか?
国の税金を使っている研究者達は、自分たちが行っている放射能汚染に関する基礎実験の意味を、
きちんと評価して、苦悩する放射能汚染地域の住民に研究結果を有効にリターンすべきではないだろうか。
(森敏)
↑
来る参院選が極めて重要になる、自公政権を勝たしてはなりませんね。
「不正選挙」を阻止出来れば、希望はある。
(かつしか ほくさい、1760年 〜 1849年)
号は、葛飾 北齋、前北齋、戴斗、為一、
画狂老人、卍 など。 作
「僧圖」です。
☆晴れの予報。
今日は二ヶ月おきの通院日ですので、予約投稿です。
今日は、3.11のご命日です、 合掌
避難生活を余儀なくされておられる皆々様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
2年と3ヶ月が経ちました。
まずは、
◆http://inventsolitude.sblo.jp/article/68295201.html
ずくなしの冷や水 2013年05月24日
◎かくして人は静かに病室に消えていく
2013/5/3、友人から職場で30代の男性職人が、しきりに親指の痛みを訴えたという。
親指の付け根の痛みは低線量被曝の典型的症状のひとつだ。
最近は、あまり聞かなくなったが、2011年の秋によく見かけた。
記録があるはずと、このブログの過去の記事を探すと、
健康障害が増えている に
「放射性物質の体内への蓄積量が増えると、指先では抹消神経炎のような鋭い痛み、
皮膚の発赤、繰り返す気道感染が、小児と20代後半から30代前半に多く現れる」とある。
その男性は、東葛飾地域に住み、流山市に住む同僚から
トマトなど家庭菜園の収穫物をたくさんもらって食べているという。
被曝症状に間違いないだろう。
私:それでその職人に何と言った?
友人:ピンと来たが、何も言わなかった。
私:1ヵ月後にその職人が死んだり、入院したりしたらどうする?
友人:1ヵ月後にそうなるなら、俺が今忠告しても間に合わないと思う。
私:・・・・・。
2011年の秋に伝えられた被曝症状が今なお出ている。
健康被害が増え続け、深刻化することは避けられないだろう。
・・・・・
2013/5/24になって、次の話を聞いた。
友人:すい臓炎になると下痢するのか?
私:すい臓は、消化液を出すから、どうなんだろう、
消化液が出ないと消化できないから下痢じゃなくて嘔吐になるんじゃないかな。
友人:親指の付け根が痛いという職人が、下痢が続いているんだそうだ。
3日くらい続くと言っていた。
私:それは内部被曝だね。親指の付け根の痛みと下痢なら、まず間違いない。
友人:医者は、すい臓炎だと言っているらしい。
私:おそらく体のあちこちが痛いんじゃないかな。
医者に痛いところがあると言ったんだろうから。早く教えてやらいないと、
現場で突然死までいかなくても、事故を起こしたりする。
友人:下痢は、治ることもあるらしい。
私:内部被曝による下痢は、放射性物質を含んだ食べ物を食べたときに起きる。
汚染された食べ物を食べていないときは、下痢は止まっているんだろう。
友人:朝の体操のときも、動きが鈍いんだよ。
私:内部被曝が進むと、体がだるくなったり、体のあちこちが痛むから、
体操にも気合が入らないだろう。そのうち、脳障害に来るかも。
仕事のミスが増えるぞ。食べ物に注意するよう早く教えてやらないと。
友人:結婚して奥さんがいるのにお前の家の食べ物、放射能汚染かもしれないなんて言えないよ。
私:旦那が30代なら奥さんも30歳前後か。
放射能問題は自分から進んで勉強しないと情報は入らないからな。
最近は、横着な妻も多いし。
友人:本当に放射能が原因かなぁ。それなら何で医者がそう言わないんだろう。
私:医者がいちいち患者に被曝の怖さを説明したり、
どこ産の何を食べているか詳しく聞いたりしていられないだろう。
そんなことに時間をかけても診療報酬は増えない。
それよりそういう面倒な患者は早く切り上げて、
高血圧の爺さんの血圧を測り、聴診器を当てていれば、ものの5分で5千円になるんだから。
そもそも町医者は、被曝症状の知識は持っていない。
友人:現場で事故が起きないよう気をつけるよ。
北齋、二枚目、
「題不詳、飛翔する謎の物体?」です。
因果は巡る風車、
◆http://alisonn003.blog56.fc2.com/#entry399
独りファシズムVer.0.1 [2013/06/09]
Confessions of告白 a Dangerous Mind
かつてマルクスは「真実を知ると石になるのが怖い」と語ったのだが、
現実に肉薄するほど暗澹の度合いを深める皆様方もまた、
同様の心的状態を呈しているのではないだろうか。
2年以上にわたり崩壊した原子炉から核が放出され、
膨大な汚染水が太平洋全域に到達する見込みなのであり、すでにこの国の行政による無為は、
ドメスティック(国内的)な災厄でなく、人類社会に対する犯罪なのだと思う。
様相があまりにも終末的であるため、
このような文言を綴りつつ自分自身も全く現実感を伴わないのだが、
いずれにしろ日本という先進国家の首都圏において
4基の原子炉が崩壊するというカタストロフィ(破局)は、覆すことのできない現実である。
我々は思考停止に陥いるばかりでなく、事態が我々の民度や知力を超越しているため、
不可抗力のアパシー(無気力)を蔓延させているのだけれど、
さらに mobocracy(衆愚主義)の下、教導権を掌握したメディアが、
生命や人権、文明や社会などを抽象する 高度な人間機能を不全に貶めている のだと思う。
気がつけばこの体系は、軽薄と痴愚を励行する退廃のディストピア(暗黒郷)だ。
数十万人の児童が被曝する最中においても、大衆はサッカー中継に熱狂するのだし、
思索よりもバラエティ番組を好むのだし、そもそも無知の自覚すらないのだし、
それはつまり人類史における究極の「パンとサーカス」なのだろう。
巨大メディアが奔出するコンテンツは文明のドラッグなのだけれど、
長期の依存は脳神経の局所に壊死をもたらし、そのような欠陥脳が紡ぎだす
幼児性というシンドローム(症候群)は、もはや不可逆の領域に達している。
被災地における児童の甲状腺異常率が、平時の最大250倍と推定されながら、
報道のプライオリティはAKBの総選挙なのであり、それが報道管制による作為とは言え、
諸外国からみればもはや国家の体面すらなしていないのであり、
我々はニンゲンという所与の定義からも逸脱しているのであり、
むしろニンゲンに偽装した別の何かなのであり、そのような得体の知れない怪物群の滅びは、
すでに世界のコンセンサスなのかもしれない。
グローバル資本は原発事故の最中において市場原理主義を推進し、
さらに破滅を加速させようとしているのだが、彼らにしてみれば、
なんら武力を行使することなく、政界・メディアにいくばくかの工作資金を投じ、
売国者に僅なインセンティブを付与するだけで膨大な市場が獲得できるのだから、
高笑いが止まらないだろう。おそらく彼らの瞳には、我々という存在が
ケンタッキーのブロイラーと差異がなく、むしろ等価物に映っているはずだ。
かくも存亡の瀬戸際に直面しているにかかわらず、世論はなんら反発することもなく、
むしろ主権すら委譲しようとしているのだけれど、
人類史においてこれほど愚昧な民族は存在しないのであり、それはつまり
「相手国精神の解体が最も有効なストラテジー(戦略)である」という
A・ボーフルによる戦略理論の実証であり、
占領統治より実践された3S(sex, sports, screen)政策の結実なのだと思う。
いずれにしろ、彼らは医療・食料・保険・金融などおおよその市場を制覇し、
主要な株式やイノベーションを取得し、
さらに為替介入と米国債購入によって円通貨の拠出を迫り、最終的には戦争国家化により
社会資本を全領域的に収奪するのであり、
つまり諸制度はヘゲモニープロジェクト(覇権戦略)のテクストに従い、
整然と改変されているわけだ。この前提において、
原発事故に喘ぐ国民の救命原資など、一銭も残らないということなのだろう。
我々世代は危機の隠蔽があたかも経済合理であるかのように錯覚し、
次世代を抹消しようとしているのだけれど、その先の社会に堆積するのは
かつてニンゲンであったものの残滓に過ぎないのであり、
かくして文化も産業も、人のあらゆる営為が揮発し、
つまり日本という体系は国土の形相を残すのみであり、
本質として世界地図から消滅しようとしている。
皆様方は結末を見取ることなくこの世界を去るのだが、
言語に絶する凄惨は次世代以降に及ぶのであり、彼らが体験する絶望には、
いかなる思想も哲学も無効なのだろう。
しかし、逃げ切れると確信する有責者たちは、壮大な輪廻の網のなかで転生を繰り返しながら、
各々の原罪を贖うことになるのであり、
カルマは応報されるのであり、つまり来世で復讐されるのであり、
因果律という法則性こそが、宇宙の実相であるのだと、
あまりの不条理に憤懣やるかたない自分は信じたいのだし、
そのような証明不能の仮説を拠り所に、かろうじて精神の均衡を保っている今日この頃だ。
↑
☆佛説 無量寿経 (巻下) 三つの毒(三毒段)より、
その二、瞋イカりの毒
人、世間愛欲のなかにありて、独り生れ独り死し、独り去り独り来る。
行に当りて苦楽の地に至り趣く。身みづからこれを当くるに、代るものあることなし。
善悪変化して、殃福処を異にし、あらかじめ厳しく待ちてまさに独り趣入すべし。
遠く他所に到りぬればよく見るものなし。
(現代語訳)
人は世間の情にとらわれて生活しているが、結局独りで生れて独りで死に、独りで来て独りで去るのである。
すなわち、それぞれの行いによって苦しい世界や楽しい世界に生れていく。
すべては自分自身がそれにあたるのであって、だれも代わってくれるものはない。
善い行いをしたものは楽しい世界に生れ、悪い行いをしたものは苦しい世界に生れるというように、
おのおのその行く先が異なっておリ、厳然とした因果の道理によって、
あらかじめ定められているところにただひとり生れて行くのである。
そして遠く別の世界に行ってしまえば、もうめぐりあうことはできない。
それぞれ善悪の行いにしたがって生れて行くのである。
行く先は遠くてよく見えず、永久に別れ別れとなり、行く道が同じではないからまず出会うことはない。
ふたたび会うことなど、まことに難しい限りである。
☆蓮如上人 御文章 一帖の十一 電光朝露
それおもんみれば、人間はただ電光朝露の夢幻のあひだのたのしみぞかし。
たとひまた栄華栄耀にふけりて、おもふさまのことなりといふとも、
それはただ五十年乃至百年のうちのことなり。
もしただいまも無常の風きたりてさそひなば、いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや。
まことに死せんときは、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、
わが身にはひとつもあひそふことあるべからず。
されば死出の山路のすゑ、三塗の大河をばただひとりこそゆきなんずれ。
これによりて、ただふかくねがふべきは後生なり、またたのむべきは弥陀如来なり。
信心決定してまゐるべきは安養の浄土なりとおもふべきなり。
これについてちかごろは、この方の念仏者の坊主達、仏法の次第もつてのほか相違す。
そのゆゑは、門徒のかたよりものをとるをよき弟子といひ、これを信心のひとといへり。
これおほきなるあやまりなり。また弟子は坊主にものをだにもおほくまゐらせば、
わがちからかなはずとも、坊主のちからにてたすかるべきやうにおもへり。これもあやまりなり。
かくのごとく坊主と門徒のあひだにおいて、さらに当流の信心のこころえの分はひとつもなし。
まことにあさましや。師・弟子ともに極楽には往生せずして、むなしく地獄におちんことは疑なし。
なげきてもなほあまりあり、かなしみてもなほふかくかなしむべし。
しかれば今日よりのちは、他力の大信心の次第をよく存知したらんひとにあひたづねて、
信心決定して、その信心のおもむきを弟子にもをしへて、
もろともに今度の一大事の往生をよくよくとぐべきものなり。 あなかしこ、あなかしこ。
[文明五年九月中旬]
北齋、三枚目、
「百物語 お岩さん」です。
まず、石棺化ではないのか?
◆http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1700.html
WINEPブログ 2013-06-08
◎福島の放射能汚染地域の野ネズミの精子細胞がDNA損傷を起こしている
先日、タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4丁目)で
放射能除染のための国際シンポジウムが環境放射能除染学会主催、環境省共催で開かれた。
そこで、日本原子力機構のグループを代表して油井三和福島環境安全センター長が
「セシウムの環境中における動態および福島における除染作業後のその長期影響評価」
というタイトルで発表していた。
かれは、最後から3枚目のスライド(図1に無断転載させて頂きました)
で非常に重要な知見を述べていた。
☆http://blog-imgs-62-origin.fc2.com/m/o/r/moribin/DSC00081--.jpg
図1.福島の野ネズミの精子細胞の放射線によるDNA損傷
福島県で野生のネズミ(Apodemus speciosus)を捕まえて睾丸を切片にして、
放射線によってDNAの酸化が起こると発生する8-OHdGという化合物に対する抗体を使って、
精子細胞を染色すると顕著な数の細胞がDNA染色される、という結果である。
富山県で捕らえたネズミでは全く染色されないよう見える。
つまり福島のネズミは放射能汚染した土に常時接触して
ミミズなどの食物からの放射能による内部被曝ばかりでなく、
強烈な放射線を睾丸に外部からも浴び続けているので、
そこで生産される精子のDNAが変異を受け続けており、次世代への影響が強く懸念される
と言うことなのである。なぜなら生物学の常識では、
特に染色体DNAに発生した8-OHdGは複製時にG ⇒T変異(トランスバージョン)を惹起することから、
染色体における8-OHdGの増加は発がんリスクの上昇に関連すると考えられているからである。
この演者は「でもこれはたいしたことじゃない」とわざわざコメントしていた。
しかし、図に示すようにパワーポイントの英文は
「DNA oxidation in sperm cells was remarkable in Fukushima」とわざわざ赤字で銘打っている。
こんなに顕著な結果が出ているのに「たいしたことじゃない」というのなら
何故こんな研究をやるのだろう?
自分たちの研究結果に対して、放射能汚染現場に則した想像力を働かすべきではないだろうか。
この結果を見て小生はおもわず以下の想像を巡らせた。
1.これから近い将来子どもを産むつもりの男性は
睾丸の精細胞のDNAが変異を起こす可能性が高くなるので
放射能汚染地区に住むべきではない、ということ。
2.最近、東海村の原子力研究所J−PARKで放射能汚染事故があり、
最大で1.7ミリシーベルト内部被曝(?)した研究者たちがいたが、
その研究者たちには若い男性もいたのではないか?
彼らは外部被曝も含めれば相当の被曝をしたのでは無かろうか?
彼らの精子は大丈夫だろうか? これは原子力機構そのものが起こした事故である。
3.このWINEPブログでは、先日からくりかえし飯舘村の牧場主である細川徳栄さんの
「馬がどんどん死んでいく、全部放射能のせいだ」という記事を掲載している
(興味のあるかたは是非さかのぼって読んでください)。
細川牧場では全部の馬が野外で放牧されている。
雌馬の中に雄の種馬一匹を放って、種付けを行って仔馬を生産している。
この種馬は現在でも空間線量を毎時3−5マイクロシーベルトを受け続けている。
この馬が精子に異常を来しているために、
生まれてくる仔馬が死産流産奇形なのではないだろうか?
国の税金を使っている研究者達は、自分たちが行っている放射能汚染に関する基礎実験の意味を、
きちんと評価して、苦悩する放射能汚染地域の住民に研究結果を有効にリターンすべきではないだろうか。
(森敏)
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来る参院選が極めて重要になる、自公政権を勝たしてはなりませんね。
「不正選挙」を阻止出来れば、希望はある。