画は 再掲ですが 拙作にて
「夏の 恵山岬」 です。
油彩F15号
☆曇り。
ユダ米は 内戦化に向かうだろうが 支那が 無事とは 思えんね、
◆https://tanakanews.com/200730portland.htm
田中 宇 (さかい) 2020年7月30日
◎暴動が 米国を 自滅させる
今年5月末に黒人のジョージ・フロイドが白人警察官に殺されて以来、
全米各地の大都市で警察敵視のデモや集会 が焼き討ちなど暴動に発展し、
現在まで続いている。 暴動の多くは米民主党の 左派(リベラル)勢力が主導
しており、民主党支持が多い米マスコミは「暴動」でなく
「平和裏な 政治運動」と歪曲して報じている。
西海岸のポートランドやシアトルなど、民主党が市長や州知事を握る地域では、
暴動が黙認され、左翼の暴徒が市街地を占領して「解放区」の創設を宣言している。
戦時中の中国共産党みたいだ。
左翼勢力は、全米各地で 「人種差別者」のレッテルを貼った
南北戦争時の南軍の将軍の銅像など を引き倒す 「文化大革命」も展開している。
米国を 「北米人民共和国」 や「北米ソビエト連邦」 にしたい感じだ。
今の暴動の継続拡大の背景には、新型コロナの(誇張された)感染拡大 を理由
とした都市閉鎖により、経済と社会の状況が悪化した状況がある。
検査の急増などで 「第2波」が扇動されるなか、
それまでの小康状態が破れ、7月下旬に 全米各地で暴動が再燃した。
各地の警察(米国は自治体警察制 を採用)は、主に民主党が与党の
市や州の議会や政府によって 権限を縮小され、
暴動を鎮圧する能力が低下している。
そのため連邦政府のトランプ政権(共和党)は、民主党を批判する意味もあり、
連邦政府(国土安全省)の治安維持部隊を 暴動鎮圧のために
ポートランドなどに派遣(派兵)した。
各地で暴動を仕切っている民主党左派と、トランプは
(八百長プロレス風 ドタバタ劇の) 仇敵どうし だ。
トランプが「派兵」してきた連邦部隊は「平和裏」にデモや破壊を続ける左派勢力を
催涙ガスなどで攻撃した。 左派は激高し、左派が牛耳る米マスコミは
ここぞとばかりにトランプ批判の報道を展開した。
ポートランドなどで、暴動を鎮圧しようとするトランプの連邦政府と、
暴動に許容的な地元の民主党の市長や州知事、左派の運動家たちが対立している。
暴動激化の背景にあるのは 米2大政党間の戦いなので、
11月の米大統領選挙でバイデンが勝ってトランプが負けたら
暴動が終わるとの見方がある。 だが、それは間違いだとも指摘されている。
党内では主流派(中道派、軍産エスタブ) vs 左派 の戦いが激化しており、
主流派はしだいに左派を統制できなくなっている。
バイデンは中道派なので、当選し大統領になっても 左派の統制が困難で、
来年の政権初期に 左派が様子見をしていったん暴動が下火になっても、
来年も続くことが必至な コロナ危機の再発などを機に、
暴動が再燃する可能性が高い。 選挙結果に関係なく暴動は止まらない。
全米の大都市の暴動は 断続的にずっと続く。
これから 2-5年 続きそうなコロナ危機と同じぐらい 続く。
そもそも民主党は 党内の分裂が激化して 11月の選挙に勝てそうもない。
バイデン優勢の報道は、16年のヒラリー優勢と同様、
民主党系が多い 米マスコミの 勇み足だ。
バイデンが負けてトランプが勝った場合、おそらく民主党内で主流派の権威が落ち、
左派がますます主流派の言うことを聞かなくなって過激化し、
2期目のトランプ政権の連邦政府と 鋭く暴力的に対立する傾向を強める。
コロナは 米国で 第2波、第3波が 扇動され続け、人々の生活がさらに悪化する。
悪化は、人々と公的財政に蓄えがあった これまでより、
蓄えが尽きるこれからの方が ひどくなる。
経済悪化と暴動悪化が 悪循環になり、米国は統制不能になっていく。
米国の左派リベラルは 1960年代の反戦運動以来の流れをくんでいる。
彼らは長く民主党内の少数派勢力だったが、トランプ政権になって
民主党との対立が激化するとともに、煽られて民主党内で左派が強まった。
トランプは、左派を仇敵とみなすことで強化した。
イランや中国が、トランプに敵視されるほど国際社会で台頭している
のと同じ構図の策略だ。
すでに起きている ドル崩壊・ドル安 が進み、
為替安から 輸入品の物価が上がり、インフレが人々の生活をさらに悪くする。
日本など他の諸国は そうでもない
(検査増加で 演出されたコロナ再燃や、7月30日の故意の誤報っぽい
首都圏の緊急地震速報など、人々に恐怖を与えるための 上からの脅しがずっと続くが)。
米国だけが悪くなる。
ドルが崩壊する中で、MMT(財政赤字増加の放置)や QEなど、
ドルの過剰発行に拍車をかける事業を展開すると、ドル崩壊に拍車がかかり、
米国の財政破綻・米国債金利の反騰(国債破綻)が起きる。
これまで起きないと言われてきた 超インフレや財政破綻が起きる。
米国は覇権国としての当事者能力を失っていく。
再掲ですが、拙作二枚目、
「夏 湯の川 トラピスチヌ修道院」です。 油彩F8号
米国が中国やEU、ロシアなど、諸大国と協調する姿勢(国際協調主義)をとれば、
世界が米国を助けてくれて 米国の覇権を維持できる。
だがトランプは 正反対に、世界との協調を断固拒否し、
中国やロシアとの新冷戦を激化させ、EUとは貿易紛争を続ける、
稚拙な単独覇権主義を突っ走っている。
この稚拙な覇権主義は、米国の覇権を自滅させる 隠れた目標のためにやっている。
ブッシュ政権時代からの 米共和党系の隠れ多極主義の策略だ。
この策略は、ほとんど気づかれないまま成功し続けている。
米国は自ら覇権を失っていく。
世界は、気乗りしなくても 非米化・多極化する しかない。
非米化や多極化に対して気乗りしないと思っているのは、
日本や西欧、豪加など 西側系の米同盟諸国だけだ。
中露イランを筆頭に、西側系以外の諸国は、もう米覇権体制でない方が良い
という考えを強めている。国連はすでに、トランプの米国に
主導権をとってもらいたくないという 非米的・多極主義的な姿勢をとっている。
非米的な国連は 最近、トランプと左派との米国内の暴動をめぐる対立に
横から参戦してきている。7月24日、国連の人権高等弁務官事務所(UNHRC)が
トランプの米政府に対し、左派系の米マスコミの報道を軽信する形で
「平和裏に 政治集会を行う人々(左派)に対して 連邦部隊を派遣して鎮圧する
のはやめなさい」と警告した。
UNHRCと連携する国連人権理事会も同時期に、米国が体制的に
人種差別の構造を持っている疑いを持って調査を開始した。
いずれも国連が米国の左翼を応援し、トランプと喧嘩する姿勢で入ってきている。
UNHRCは 2006年に米国主導で作られた国連の人権組織だ。
米国(米英)は 冷戦後の世界支配の道具として、言うことを聞かない諸国に、
往々にして濡れ衣や誇張的な「人権侵害」のレッテルを貼って
経済制裁する「人権外交」を展開した。
UNHRCはそのための組織の一つだった。
米国が反米諸国に「人権侵害」のレッテルを貼って攻撃するための道具
のはずだったUNHRCが、米国に「人権侵害」のレッテルを貼って攻撃している。
ここまで露骨に 皮肉的な状況は初めてだ。
国連では もともと左翼が強い。
冷戦時代から、ソ連や中国、非同盟諸国といった左派の国々が、
国連総会などでの多数決の原理をテコに 影響力を持っていた。
冷戦後、米英が、反米的な左翼や イスラム主義の諸国における「人権侵害」
を誇張して経済制裁や政権転覆に持ち込む「人権外交」を
単独覇権主義の一環として強め、UNHRCを作った。
覇権主義の米国と、左翼やイスラム主義の非米・反米の諸国との対立が
国連で強まった。 米国は冷戦後、最初は国連から左翼を追い出して
米覇権の道具として使おうとしたが、911後は転換し、国連を捨てて
米国だけで世界を運営する 単独覇権主義を強めた。
その挙句、米国はイラク戦争やリーマン危機、そしてトランプの覇権放棄策など、
過激にやって失敗して 覇権を自滅的に喪失する動き(隠れ多極主義)
を続けている。 米国に捨てられた国連は、
中露など非米的な諸国が率いる傾向になっている。
人権外交の構図としてみると、米国の暴動は、ウクライナやシリアで起きた
内戦の初期に似ている。 暴動を「強圧的に」鎮圧しているトランプは、
ウクライナに例えると ロシア寄りのヤヌコビッチ大統領だし、
シリアに例えると 反米的なアサド大統領だ。
ヤヌコビッチもアサドも、米国(軍産)の人権外交によって
転覆されるべき政権だった(ヤヌコビッチは転覆されたが、アサドは露イランに
助けられ内戦に勝利した)。
米国の左翼は、自分たちが続けている暴動を鎮圧してくるトランプも
政権転覆させられるべきだと思っている。
11月の大統領選挙でトランプが勝ったら、左翼はその選挙結果を認めず、
反トランプ暴動を展開するかもしれない。
トランプは連邦政府の治安部隊を送り込んで 暴動を鎮圧する。
左翼と国連は、トランプはヤヌコビッチやアサドと同じだと言うだろう。
人権外交は、米政府のものでなく、反米的な国連や米左翼のものになっていく。
この展開において トランプは「極悪」だが、
軍産(米覇権勢力)が作った 人権外交の構図が、
半覇権・反軍産的な国連や米左翼のものになって
軍産の無力化が進む点では トランプの勝利である。
「トランプ vs 軍産」と「トランプ vs 左翼」と「米覇権主義 vs 多極主義」
の3つの対立が交錯している。
最近の記事「中露イランと 対決させられるイスラエル」に書いたように、
国連の人権組織(人権理事会など)や 国際司法組織(ICC=国際刑事裁判所)が、
米国とイスラエルの中東支配の象徴である イランやイラク、パレスチナに対する
攻撃・人権侵害を、国際犯罪として捜査し裁き始めている。
米国は 911前後から、覇権主義を 国際犯罪・戦争犯罪の域まで達する過激さで
やり続けている。 セルビア戦争、ソマリア内戦、イラク侵攻、アフガニスタン占領、
シリア内戦、リビア内戦、イラン核兵器開発の濡れ衣、ウクライナ転覆、
サウジにやらせたイエメン戦争、イスラエル占領容認など、
冷戦後に米国が手がけた戦争犯罪や人権侵害は 多数ある。
これまでは米国の覇権が強かったので、米国自身が国際的に裁かれることはなかった。
だが、米国の覇権が自滅的に低下し、覇権が非米側に移っていく 今後は違う。
戦後の新世界秩序(米覇権体制)が、
覇権争奪戦に負けた日独の「戦争犯罪」を裁く ところから始まったように、
きたるべき多極型の新世界秩序も、米国の「戦争犯罪」を裁く ところから
始まるのかもしれない。
再掲ですが、拙作 三枚目、
「夏 西波止場」です。 油彩F8号
哲学的ですな、
権力が 「あれするな、これやれ」 という昨今、 これ、おかしなこと でね、
◆https://indeep.jp/congratulations-to-sweden-i-love-you-now/
In Deep 2020年7月28日
◎おめでとう、スウェーデン。 そして、ありがとう。
その中で 我々のほうは ただ退化していく
より抜粋、
☆「嫌いだったものが 好きになった」ことが嬉しくて
今回の新型コロナウイルスのパンデミックの中で、
私がひとつとても「良かった」と感じていることのひとつに
「自分の中に根付いていた ひとつのネガティブ要素が 消えた」
ということがあります。
それは端的にいえば、「実は、私は以前、スウェーデンが嫌いだった」のです。
それが消えたばかりか、この世で最も好きなひとつとなった。
なぜ、スウェーデンという国と、そこに住む人に対して、
以前あまり好意を持つことができなかったかというのはともかくとして、
事実としてそれがありました。
しかし、何度か記事にしていますように、新型コロナウイルスに対しての
スウェーデン国家の 「人々を弾圧しない」という態度と、
そして、それを受ける国民の態度は、尊敬に値するとしか言えないものであり、
スウェーデンという国と、その人々は この世界で最も私たちが
参考にしなければならない人たちだ と知ることになりました。
他の多くの国や地域が 「間違った価値観で 命というものを評価」する中で、
スウェーデンは、新型コロナウイルスに対して 多数の死者が出る中でも、
人々の生活を いっさい変えずに 突き進みました。
「輪廻転生の中で 受肉した人間が この世に生きている 意味は何か」
という意味への理解が根底にあるとしか思えない
勇気のある態度だと思います。
そして、現在、スウェーデンは 新型コロナウイルスでの死者が
ほぼ出ない毎日に戻っていて、この後は わからないとはいえ、
「パンデミックは 終わった状態」
となっています。
これは、7月に入ってすぐの頃の 以下の記事でも取り上げましたけれど、
基本的には同じように、もはや脅威がほとんど存在しないまま
現在に至っています。
スウェーデンの新型コロナウイルスによる
新たな死者数がパンデミックが始まって以来、
初めての「0人」に
地球の記録 2020/07/06
しかし、これに関しては、私の考えとして、
「決して 勘違いしてほしくないこと」
があります。
それは、スウェーデンが結果として、新型コロナウイルスの対策に
成功したから褒めているのではないのです。
仮に、スウェーデンの「何もしない」という対策が失敗して、
とんでもない数の人々が感染し、亡くなったとしても、
「それでも その方法を 貫いていたなら」、
私はさらに感動したと思います。
「人間は、どんな理由の下でも、誰にも束縛されるべき ではない」
というスウェーデン国家の考え方に 感動したのです。
死が問題ではなく、「人間の 魂」 の問題です。
いずれにしましても、スウェーデンの「何もしない」
というやり方は、この数カ月のあいだ、欧米諸国などから、
ボロクソに言われ続けてきました。
たとえば、すでにスウェーデンでの新型コロナウイルスの
新たな感染者数も、死者数もほぼ落ち着いていた 1ヵ月ほど前でさえ、
米のニューズウィークは、以下のようにスウェーデンを
公式の報道で罵っていました。
タイトルに「後悔?」とあるあたりに 「悪意」を感じられると思います。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93753.php
ウェーデンが 「集団免疫戦略」を 後悔?
感染率、死亡率で 世界最悪レベル
政治や報道の人々などを含むエリートたちの
思想の根底にあることは、
「人民などは 押さえつければいい」
ということであることが、この記事のタイトルでもよくわかります。
エリートは 「自由という観念が 最も嫌いな集団」 である
のかもしれません。
科学的に ロックダウンや行動の制限 に意味がない
ことがはっきりしている今でも、
それを再開したり、強化するという行動の真意 には、
「もっと人類を退化させる」
という目的と、
「さらに人々の 健康と免疫 を低下させる」
という意図があると今は思っています。
その後、どうしようとしてるのかは知らないですが、
こういうのを陰謀論云々と言われてしまったら、それまでですが、
「実効的な意味がないのが すでに明白なのになぜ?」
ということに関して、メディアも政治家たちも 誰も何も言いません。
マスクや 過剰な消毒も そうですけれど、
人類の退化と免疫低下を目的とする 巨大なプロジェクトの一端
と思わざるを得ない部分は そのあたりにあります。
このような時代だからこそ、多くの人々に、
・真の健康とは何か
・生きているということの 幸せの意味は何か
ということを今いちど考えていただきたいようには思います。
そして、現代の西洋医学の観念全体に 対して言いたいことは、
「人間は 機械ではない」
ということです。
人間は、精神と身体と常在菌が 常に直結しており、
そして、人間というのは「人と人の コミュニケーションから
成立する生き物」であり、そして、人間というのは、
あらゆるバクテリアや微生物たちと 共生して生きており、
ビタミンDやメラトニンなど、
多くの生命のために必要な要素を 太陽からいただいている。
生命体としては、基本的にそれだけのことです。
そして、いつか 死ぬ。
この 「いつか 死ぬ」という部分を
必死で否定するのが 現代医学です。
「死ぬほど 苦しみながらでも 生きやがれ!」
という西洋医学の理念は、果たして正しいでしょうか?
まあ、いずれにしましても、私たちの多くはスウェーデンのような
理念に下で生活することはかなわず、
マスクで窒息し続け、重要な常在菌を 日々殺しながら
生活するしかなくなっていますが、しかし、最終的には
「自分で 考えること」で、未来に対して少しでも良い方向には
進めるはずです。
考えましょう。
↑
今月は 手前の新作は 遅れるか 無いかもしれません ので、
ご了承ください。
「夏の 恵山岬」 です。
油彩F15号
☆曇り。
ユダ米は 内戦化に向かうだろうが 支那が 無事とは 思えんね、
◆https://tanakanews.com/200730portland.htm
田中 宇 (さかい) 2020年7月30日
◎暴動が 米国を 自滅させる
今年5月末に黒人のジョージ・フロイドが白人警察官に殺されて以来、
全米各地の大都市で警察敵視のデモや集会 が焼き討ちなど暴動に発展し、
現在まで続いている。 暴動の多くは米民主党の 左派(リベラル)勢力が主導
しており、民主党支持が多い米マスコミは「暴動」でなく
「平和裏な 政治運動」と歪曲して報じている。
西海岸のポートランドやシアトルなど、民主党が市長や州知事を握る地域では、
暴動が黙認され、左翼の暴徒が市街地を占領して「解放区」の創設を宣言している。
戦時中の中国共産党みたいだ。
左翼勢力は、全米各地で 「人種差別者」のレッテルを貼った
南北戦争時の南軍の将軍の銅像など を引き倒す 「文化大革命」も展開している。
米国を 「北米人民共和国」 や「北米ソビエト連邦」 にしたい感じだ。
今の暴動の継続拡大の背景には、新型コロナの(誇張された)感染拡大 を理由
とした都市閉鎖により、経済と社会の状況が悪化した状況がある。
検査の急増などで 「第2波」が扇動されるなか、
それまでの小康状態が破れ、7月下旬に 全米各地で暴動が再燃した。
各地の警察(米国は自治体警察制 を採用)は、主に民主党が与党の
市や州の議会や政府によって 権限を縮小され、
暴動を鎮圧する能力が低下している。
そのため連邦政府のトランプ政権(共和党)は、民主党を批判する意味もあり、
連邦政府(国土安全省)の治安維持部隊を 暴動鎮圧のために
ポートランドなどに派遣(派兵)した。
各地で暴動を仕切っている民主党左派と、トランプは
(八百長プロレス風 ドタバタ劇の) 仇敵どうし だ。
トランプが「派兵」してきた連邦部隊は「平和裏」にデモや破壊を続ける左派勢力を
催涙ガスなどで攻撃した。 左派は激高し、左派が牛耳る米マスコミは
ここぞとばかりにトランプ批判の報道を展開した。
ポートランドなどで、暴動を鎮圧しようとするトランプの連邦政府と、
暴動に許容的な地元の民主党の市長や州知事、左派の運動家たちが対立している。
暴動激化の背景にあるのは 米2大政党間の戦いなので、
11月の米大統領選挙でバイデンが勝ってトランプが負けたら
暴動が終わるとの見方がある。 だが、それは間違いだとも指摘されている。
党内では主流派(中道派、軍産エスタブ) vs 左派 の戦いが激化しており、
主流派はしだいに左派を統制できなくなっている。
バイデンは中道派なので、当選し大統領になっても 左派の統制が困難で、
来年の政権初期に 左派が様子見をしていったん暴動が下火になっても、
来年も続くことが必至な コロナ危機の再発などを機に、
暴動が再燃する可能性が高い。 選挙結果に関係なく暴動は止まらない。
全米の大都市の暴動は 断続的にずっと続く。
これから 2-5年 続きそうなコロナ危機と同じぐらい 続く。
そもそも民主党は 党内の分裂が激化して 11月の選挙に勝てそうもない。
バイデン優勢の報道は、16年のヒラリー優勢と同様、
民主党系が多い 米マスコミの 勇み足だ。
バイデンが負けてトランプが勝った場合、おそらく民主党内で主流派の権威が落ち、
左派がますます主流派の言うことを聞かなくなって過激化し、
2期目のトランプ政権の連邦政府と 鋭く暴力的に対立する傾向を強める。
コロナは 米国で 第2波、第3波が 扇動され続け、人々の生活がさらに悪化する。
悪化は、人々と公的財政に蓄えがあった これまでより、
蓄えが尽きるこれからの方が ひどくなる。
経済悪化と暴動悪化が 悪循環になり、米国は統制不能になっていく。
米国の左派リベラルは 1960年代の反戦運動以来の流れをくんでいる。
彼らは長く民主党内の少数派勢力だったが、トランプ政権になって
民主党との対立が激化するとともに、煽られて民主党内で左派が強まった。
トランプは、左派を仇敵とみなすことで強化した。
イランや中国が、トランプに敵視されるほど国際社会で台頭している
のと同じ構図の策略だ。
すでに起きている ドル崩壊・ドル安 が進み、
為替安から 輸入品の物価が上がり、インフレが人々の生活をさらに悪くする。
日本など他の諸国は そうでもない
(検査増加で 演出されたコロナ再燃や、7月30日の故意の誤報っぽい
首都圏の緊急地震速報など、人々に恐怖を与えるための 上からの脅しがずっと続くが)。
米国だけが悪くなる。
ドルが崩壊する中で、MMT(財政赤字増加の放置)や QEなど、
ドルの過剰発行に拍車をかける事業を展開すると、ドル崩壊に拍車がかかり、
米国の財政破綻・米国債金利の反騰(国債破綻)が起きる。
これまで起きないと言われてきた 超インフレや財政破綻が起きる。
米国は覇権国としての当事者能力を失っていく。
再掲ですが、拙作二枚目、
「夏 湯の川 トラピスチヌ修道院」です。 油彩F8号
米国が中国やEU、ロシアなど、諸大国と協調する姿勢(国際協調主義)をとれば、
世界が米国を助けてくれて 米国の覇権を維持できる。
だがトランプは 正反対に、世界との協調を断固拒否し、
中国やロシアとの新冷戦を激化させ、EUとは貿易紛争を続ける、
稚拙な単独覇権主義を突っ走っている。
この稚拙な覇権主義は、米国の覇権を自滅させる 隠れた目標のためにやっている。
ブッシュ政権時代からの 米共和党系の隠れ多極主義の策略だ。
この策略は、ほとんど気づかれないまま成功し続けている。
米国は自ら覇権を失っていく。
世界は、気乗りしなくても 非米化・多極化する しかない。
非米化や多極化に対して気乗りしないと思っているのは、
日本や西欧、豪加など 西側系の米同盟諸国だけだ。
中露イランを筆頭に、西側系以外の諸国は、もう米覇権体制でない方が良い
という考えを強めている。国連はすでに、トランプの米国に
主導権をとってもらいたくないという 非米的・多極主義的な姿勢をとっている。
非米的な国連は 最近、トランプと左派との米国内の暴動をめぐる対立に
横から参戦してきている。7月24日、国連の人権高等弁務官事務所(UNHRC)が
トランプの米政府に対し、左派系の米マスコミの報道を軽信する形で
「平和裏に 政治集会を行う人々(左派)に対して 連邦部隊を派遣して鎮圧する
のはやめなさい」と警告した。
UNHRCと連携する国連人権理事会も同時期に、米国が体制的に
人種差別の構造を持っている疑いを持って調査を開始した。
いずれも国連が米国の左翼を応援し、トランプと喧嘩する姿勢で入ってきている。
UNHRCは 2006年に米国主導で作られた国連の人権組織だ。
米国(米英)は 冷戦後の世界支配の道具として、言うことを聞かない諸国に、
往々にして濡れ衣や誇張的な「人権侵害」のレッテルを貼って
経済制裁する「人権外交」を展開した。
UNHRCはそのための組織の一つだった。
米国が反米諸国に「人権侵害」のレッテルを貼って攻撃するための道具
のはずだったUNHRCが、米国に「人権侵害」のレッテルを貼って攻撃している。
ここまで露骨に 皮肉的な状況は初めてだ。
国連では もともと左翼が強い。
冷戦時代から、ソ連や中国、非同盟諸国といった左派の国々が、
国連総会などでの多数決の原理をテコに 影響力を持っていた。
冷戦後、米英が、反米的な左翼や イスラム主義の諸国における「人権侵害」
を誇張して経済制裁や政権転覆に持ち込む「人権外交」を
単独覇権主義の一環として強め、UNHRCを作った。
覇権主義の米国と、左翼やイスラム主義の非米・反米の諸国との対立が
国連で強まった。 米国は冷戦後、最初は国連から左翼を追い出して
米覇権の道具として使おうとしたが、911後は転換し、国連を捨てて
米国だけで世界を運営する 単独覇権主義を強めた。
その挙句、米国はイラク戦争やリーマン危機、そしてトランプの覇権放棄策など、
過激にやって失敗して 覇権を自滅的に喪失する動き(隠れ多極主義)
を続けている。 米国に捨てられた国連は、
中露など非米的な諸国が率いる傾向になっている。
人権外交の構図としてみると、米国の暴動は、ウクライナやシリアで起きた
内戦の初期に似ている。 暴動を「強圧的に」鎮圧しているトランプは、
ウクライナに例えると ロシア寄りのヤヌコビッチ大統領だし、
シリアに例えると 反米的なアサド大統領だ。
ヤヌコビッチもアサドも、米国(軍産)の人権外交によって
転覆されるべき政権だった(ヤヌコビッチは転覆されたが、アサドは露イランに
助けられ内戦に勝利した)。
米国の左翼は、自分たちが続けている暴動を鎮圧してくるトランプも
政権転覆させられるべきだと思っている。
11月の大統領選挙でトランプが勝ったら、左翼はその選挙結果を認めず、
反トランプ暴動を展開するかもしれない。
トランプは連邦政府の治安部隊を送り込んで 暴動を鎮圧する。
左翼と国連は、トランプはヤヌコビッチやアサドと同じだと言うだろう。
人権外交は、米政府のものでなく、反米的な国連や米左翼のものになっていく。
この展開において トランプは「極悪」だが、
軍産(米覇権勢力)が作った 人権外交の構図が、
半覇権・反軍産的な国連や米左翼のものになって
軍産の無力化が進む点では トランプの勝利である。
「トランプ vs 軍産」と「トランプ vs 左翼」と「米覇権主義 vs 多極主義」
の3つの対立が交錯している。
最近の記事「中露イランと 対決させられるイスラエル」に書いたように、
国連の人権組織(人権理事会など)や 国際司法組織(ICC=国際刑事裁判所)が、
米国とイスラエルの中東支配の象徴である イランやイラク、パレスチナに対する
攻撃・人権侵害を、国際犯罪として捜査し裁き始めている。
米国は 911前後から、覇権主義を 国際犯罪・戦争犯罪の域まで達する過激さで
やり続けている。 セルビア戦争、ソマリア内戦、イラク侵攻、アフガニスタン占領、
シリア内戦、リビア内戦、イラン核兵器開発の濡れ衣、ウクライナ転覆、
サウジにやらせたイエメン戦争、イスラエル占領容認など、
冷戦後に米国が手がけた戦争犯罪や人権侵害は 多数ある。
これまでは米国の覇権が強かったので、米国自身が国際的に裁かれることはなかった。
だが、米国の覇権が自滅的に低下し、覇権が非米側に移っていく 今後は違う。
戦後の新世界秩序(米覇権体制)が、
覇権争奪戦に負けた日独の「戦争犯罪」を裁く ところから始まったように、
きたるべき多極型の新世界秩序も、米国の「戦争犯罪」を裁く ところから
始まるのかもしれない。
再掲ですが、拙作 三枚目、
「夏 西波止場」です。 油彩F8号
哲学的ですな、
権力が 「あれするな、これやれ」 という昨今、 これ、おかしなこと でね、
◆https://indeep.jp/congratulations-to-sweden-i-love-you-now/
In Deep 2020年7月28日
◎おめでとう、スウェーデン。 そして、ありがとう。
その中で 我々のほうは ただ退化していく
より抜粋、
☆「嫌いだったものが 好きになった」ことが嬉しくて
今回の新型コロナウイルスのパンデミックの中で、
私がひとつとても「良かった」と感じていることのひとつに
「自分の中に根付いていた ひとつのネガティブ要素が 消えた」
ということがあります。
それは端的にいえば、「実は、私は以前、スウェーデンが嫌いだった」のです。
それが消えたばかりか、この世で最も好きなひとつとなった。
なぜ、スウェーデンという国と、そこに住む人に対して、
以前あまり好意を持つことができなかったかというのはともかくとして、
事実としてそれがありました。
しかし、何度か記事にしていますように、新型コロナウイルスに対しての
スウェーデン国家の 「人々を弾圧しない」という態度と、
そして、それを受ける国民の態度は、尊敬に値するとしか言えないものであり、
スウェーデンという国と、その人々は この世界で最も私たちが
参考にしなければならない人たちだ と知ることになりました。
他の多くの国や地域が 「間違った価値観で 命というものを評価」する中で、
スウェーデンは、新型コロナウイルスに対して 多数の死者が出る中でも、
人々の生活を いっさい変えずに 突き進みました。
「輪廻転生の中で 受肉した人間が この世に生きている 意味は何か」
という意味への理解が根底にあるとしか思えない
勇気のある態度だと思います。
そして、現在、スウェーデンは 新型コロナウイルスでの死者が
ほぼ出ない毎日に戻っていて、この後は わからないとはいえ、
「パンデミックは 終わった状態」
となっています。
これは、7月に入ってすぐの頃の 以下の記事でも取り上げましたけれど、
基本的には同じように、もはや脅威がほとんど存在しないまま
現在に至っています。
スウェーデンの新型コロナウイルスによる
新たな死者数がパンデミックが始まって以来、
初めての「0人」に
地球の記録 2020/07/06
しかし、これに関しては、私の考えとして、
「決して 勘違いしてほしくないこと」
があります。
それは、スウェーデンが結果として、新型コロナウイルスの対策に
成功したから褒めているのではないのです。
仮に、スウェーデンの「何もしない」という対策が失敗して、
とんでもない数の人々が感染し、亡くなったとしても、
「それでも その方法を 貫いていたなら」、
私はさらに感動したと思います。
「人間は、どんな理由の下でも、誰にも束縛されるべき ではない」
というスウェーデン国家の考え方に 感動したのです。
死が問題ではなく、「人間の 魂」 の問題です。
いずれにしましても、スウェーデンの「何もしない」
というやり方は、この数カ月のあいだ、欧米諸国などから、
ボロクソに言われ続けてきました。
たとえば、すでにスウェーデンでの新型コロナウイルスの
新たな感染者数も、死者数もほぼ落ち着いていた 1ヵ月ほど前でさえ、
米のニューズウィークは、以下のようにスウェーデンを
公式の報道で罵っていました。
タイトルに「後悔?」とあるあたりに 「悪意」を感じられると思います。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93753.php
ウェーデンが 「集団免疫戦略」を 後悔?
感染率、死亡率で 世界最悪レベル
政治や報道の人々などを含むエリートたちの
思想の根底にあることは、
「人民などは 押さえつければいい」
ということであることが、この記事のタイトルでもよくわかります。
エリートは 「自由という観念が 最も嫌いな集団」 である
のかもしれません。
科学的に ロックダウンや行動の制限 に意味がない
ことがはっきりしている今でも、
それを再開したり、強化するという行動の真意 には、
「もっと人類を退化させる」
という目的と、
「さらに人々の 健康と免疫 を低下させる」
という意図があると今は思っています。
その後、どうしようとしてるのかは知らないですが、
こういうのを陰謀論云々と言われてしまったら、それまでですが、
「実効的な意味がないのが すでに明白なのになぜ?」
ということに関して、メディアも政治家たちも 誰も何も言いません。
マスクや 過剰な消毒も そうですけれど、
人類の退化と免疫低下を目的とする 巨大なプロジェクトの一端
と思わざるを得ない部分は そのあたりにあります。
このような時代だからこそ、多くの人々に、
・真の健康とは何か
・生きているということの 幸せの意味は何か
ということを今いちど考えていただきたいようには思います。
そして、現代の西洋医学の観念全体に 対して言いたいことは、
「人間は 機械ではない」
ということです。
人間は、精神と身体と常在菌が 常に直結しており、
そして、人間というのは「人と人の コミュニケーションから
成立する生き物」であり、そして、人間というのは、
あらゆるバクテリアや微生物たちと 共生して生きており、
ビタミンDやメラトニンなど、
多くの生命のために必要な要素を 太陽からいただいている。
生命体としては、基本的にそれだけのことです。
そして、いつか 死ぬ。
この 「いつか 死ぬ」という部分を
必死で否定するのが 現代医学です。
「死ぬほど 苦しみながらでも 生きやがれ!」
という西洋医学の理念は、果たして正しいでしょうか?
まあ、いずれにしましても、私たちの多くはスウェーデンのような
理念に下で生活することはかなわず、
マスクで窒息し続け、重要な常在菌を 日々殺しながら
生活するしかなくなっていますが、しかし、最終的には
「自分で 考えること」で、未来に対して少しでも良い方向には
進めるはずです。
考えましょう。
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今月は 手前の新作は 遅れるか 無いかもしれません ので、
ご了承ください。