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深まる秋Ⅴ

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 画は 葛飾 北斎(葛飾 北齋)かつしか ほくさい 

 宝暦10年(1760)? ~ 嘉永2年(1849年)

 号は、葛飾 北齋、前北齋、戴斗、為一、
                  画狂老人、卍 など。        作


  「寒山拾得圖」です。


☆晴れ。

「謀略選挙」ですよ、

◆https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/5380
長周新聞  2017年10月23日
◎改憲勢力 塗り替えの 詐欺選挙 
 野党自爆で救われた自民党  衆議院選挙結果


22日に投開票を迎えた衆議院選は、安倍政府の「自己都合解散」、

有権者を惑わせる小池新党騒動、それに連動した民進党の解体によって

反自民票の受け皿が分散するという構図が仕組まれるなかで、

自・公が勢力を維持し、全議席の3分の2を確保する結果となった。

選挙の投票率は53.68%となり、

戦後最低を記録した前回(52・66%)に次ぐ低投票率となった。

有権者の半数に迫る5000万人近い人人が投票行動そのものを棄権しており、

依然として国会が国民から遊離している状況をあらわした。


☆謀略に満ちた選挙構図 争点ぼけた空中戦

議席数としては、自民党が284議席となり、選挙前の勢力を維持した。

公明党は29議席となり、選挙前(34)から5議席減らした。

自・公あわせて313議席で、選挙前(318)からは減少。

改憲発議に必要な3分の2(310議席)以上を確保したものの、

議席拡大はできなかった。

「自民一強」を批判する格好で登場し、「前原の乱」によって

民進党議員の約6割強を吸収した小池百合子率いる希望の党は、

選挙前の57議席から50議席へと縮小した。

一連の騒動は、野党勢力を解体して反自民の受け皿を潰し、有権者を混乱させて

一強体制維持に貢献する役回りだったことを物語った。

一方、小池百合子が公認の条件とした「改憲賛成」や「安保法容認」等の

踏み絵を拒んだ枝野幸男ら民進残留組が立ち上げた立憲民主党は、

選挙前(15)から54議席へと大幅に伸ばし、野党第一党となった。

公示前後の街頭演説会には、連日多くの聴衆が押し寄せるなど、

当事者本人らの想定をこえる勢いで支持が広がり、

わずか78人しか擁立していない公認候補者の7割が当選した。

7月の都議選で小池新党に棚ボタ的大勝をもたらした反自民票が、

裏切った小池を即座に見限り、逆に排除された側を下から押し上げた。


前回選挙では41議席を確保していた「維新」は、選挙前の14から11議席に減少。
橋下徹を筆頭に自民党の批判勢力として登場したが、

「森友疑惑」への関与や、安保法の強行採決に加わるなど、
第2自民党の正体が完全に暴露され、賞味期限切れの様を呈した。

同じく激減させたのが「日共」集団で、選挙前(21)から9減の12議席となった。

各選挙区で当選の見込みもない候補を乱立させて野党票を割るなど、

口先と実際行動との遊離が見透かされ、「反自民」の受け皿と見なされない姿を露呈した。

社民党は、選挙前の2議席をかつがつ維持。無所属は22議席となった。


☆沖縄や佐賀、新潟などで自民劣勢  争点鮮明な選挙区

小選挙区では、争点が明確な地域では特徴があらわれている。

日米政府が強行する辺野古への米軍基地建設をはじめ、

昨年12月のオスプレイ墜落につづいて、先月にも大型輸送ヘリCH53Eが墜落するなど、

米軍支配の横暴さが増す沖縄(全4区)では、

1~3区で自民党公認候補が敗北。

自民党候補を全敗させた前回総選挙、参院選に続いて、

国政に対して県民の頑強な基地撤去世論を突きつけた。


柏崎刈羽原発を抱え、原発再稼働が最大の争点となった新潟(全6区)では、

1~4区で自民党前職が敗北。

前回総選挙では3区を除く選挙区を自民党が占めていたが、
「日共」が票割候補を立てる困難な条件を突き破って、

県民の生命をないがしろにする自民党政府に強烈な怒りを突きつけた。

同じく再稼働を争点にたたかわれ、自民候補を叩き落とした昨年の知事選に続き、

その世論の根強さを物語った。

自民党から出馬した泉田前知事(5区)は、「原発推進」とはいわず

「原発防災」と立場をカモフラージュして辛勝した。


玄海原発再稼働や佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備で反対世論が渦巻く

佐賀(全2区)でも自民党が全敗した。

1区で自民前職が敗北し、2区では、県民を裏切って再稼働やオスプレイ配備を推進した

自民前職の古川康(元佐賀県知事)が選挙区で落選した。


高知2区では、公約を裏切ってTPP(環太平洋経済連携協定)への参加を推進した

自民党の山本有二前農水大臣(元金融担当大臣)が無所属新人に敗北。

前回の選挙前までは「TPP加盟反対」の主張をしながら、

農水大臣になったとたん積極的推進に転じ、

TPP国会承認にあたっては「強行採決は自民党が決める」旨の発言をして物議を醸した。

その後も辞任せずに居直りつづけるなど、有権者を愚弄しながら

反省のない姿勢が県民の返り討ちを受ける結果となった。


福島原発事故や震災からの復興問題を抱える東北では、

福島1区で自民前職の亀岡元復興政務官(自民党国会対策副委員長)が落選。

宮城2区でも自民元職が敗北した。

また、昨年9月に岩手県に台風被害視察で訪れたさい、職員におんぶさせて水たまりを渡り、

「長靴業界は儲かったはずだ」と発言したことで批判を浴びて辞任した

元復興政務官の務台俊介(長野2区)が落選。

秘書への暴言・暴行が発覚し、自民党を離党した豊田真由子(埼玉4区)も落選した。


北海道(全12区)では、前回選挙で8選挙区を握っていた自民党は

3区と11区で敗北し、2議席減らした。

神奈川(全18区)では、6区で公明党前職が落選、

12区で自民前職が敗北するなど県全体で議席を減らした。

自民党が議席を独占していた愛媛(全4区)では、3区で自民新人が敗北。

同じく長崎(全4区)でも、1区で自民前職が敗北した。


とりわけ、選挙直前の「小池劇場」で有権者を弄んだ希望の党には

痛烈な審判が下った。民進党出身の52人を含む235人の公認候補のうち、8

割に及ぶ185人が落選。

東京(全25区)では、21区の長島昭久を除く24選挙区で敗北した。

「日本ファーストの会」代表で、小池とともに「希望」旗揚げの中心となり、

民進党からの合流組を排除する仕切り役を演じた若狭勝(10区)も落選した。

元「維新」代表で、民進党合流後に国対委員長となり、

最後は「希望」に渡った松野頼久(熊本1区)も選挙区で敗北した。


☆国民から遊離した「圧勝」  相変らずの2割得票

今回の解散総選挙は、モリカケ問題で政権運営に行き詰まった安倍政府が、

臨時国会の冒頭に解散するという挙に出たため「大義なき解散」

「自己都合の逃亡解散」などといわれた。

国民に真を問う喫緊の政策や課題があり、その必要性から選挙に打って出た

という代物ではなく、野党が選挙準備の整わない「いまなら勝てる」

という奇襲型であった。

私物化政治にかつてなく憤激の世論が高まり、「首相が信用できない」として

内閣支持率が低迷するなど支配の安定が揺らぐなかで、

安倍政府にとっては追い込まれた末の解散劇でもあった。

自民党は過半数維持を目標に掲げ、それだけの議席を減らしてでも一度リセットし、

今後四年の政権運営を安倍政府のもとで進めていくことを願望してカードを切った。

そして、いざ解散に雪崩れ込んでいく段階になると、

自民批判勢力の受け皿を装う形で小池劇場なる騒動に発展し、

これらが改憲等の政策では大差ないまま自民批判票を回収する装置としてあらわれた。

自民支持票はそのまま自民に回収し、小池百合子率いる希望の党が

非自民票も含めた浮動票を回収して、これらの保守2大政党が選挙後は

連立を組み、国会を独占するという謀略があらわれた。

この過程で野党である民進党のなかから党首の前原誠司みずからが

希望の党との合流を独断で決め、自爆解党するという不可解な出来事も起こった。

民進党のカネも組織も希望の党に委ね、そこに労働組合の連合も加わって、

民進党出身者には改憲に賛成することを踏み絵で迫るなど、

野党第一党のクーデターともいうべき殲滅作戦が動いた。

そして、全国の民進党陣営は、選挙直前まで東京本部のゴタゴタに釘付けにされ、

選挙をたたかうというのにどの政党から出馬するかさえ定まらず、

選挙資金や運動員の案配まで含めて未確定要素を山ほど抱えて

混乱状態に置かれた。

昨日まで改憲を批判していた者たちが小池百合子の踏み絵で煮え湯を飲まされ、

その性根や政治理念のいい加減さを暴露される始末となった。

こうして自民党が組織選挙を全力で展開する傍らで、

野党側は野党共闘の枠組みも崩壊し、

しばらくフリーズ(思考停止)状態を余儀なくされる格好となった。


一連の小池劇場を通じて、小池百合子の意図が野党殲滅にあり、

民進党解体を手柄にして自民党を利している構図も浮き彫りになった。

安倍自民を批判する装いで世論を欺瞞し、野党第一党に手を突っ込んで

自民党に貢献するという狡猾なものだった。

それは、自民党にはできない芸当であり、小池・前原・神津(連合)はじめとした

野党解体劇の立役者たちこそ

今回の自民「圧勝」の最大のエスコート役といっても過言ではない。

結果として世論を混乱させた挙げ句に野党解体の大立ち回りをして希望の党は失速し、

役割としては自民党に「敵なし」状態をプレゼントしただけであった。


このなかで全国的に光を当てなければならないのは各地の連合の動向で、

今回の選挙では希望の党と立憲民主党の二股作戦や、

選挙区によっては企業一体型で自民党を支援するなど、

旧民主党の支持母体だった立場から解き放たれ、

極めて狡猾な動きをしたことについては解明が求められる。

なお、野党側でいえば民進党のなかから枝野はじめとした面面が

立憲民主党を立ち上げ、選挙期間中は持って行き場のない有権者の受け皿として

急速に伸びていったのも特徴だった。

しかしドタバタ劇のなかで立候補者がはなから78人と少なく、

自民圧勝の選挙構図に対して抗う力を持っていなかった。

かつての首相や与党幹部たちが希望の党からはねられて

にわかに反自民や改憲阻止勢力の急先鋒のように振る舞ったものの、

圧倒的多数の有権者の心をつかんだかというと、そうはならなかった

ことを選挙結果は物語った。

選挙区では希望の党との乱立で非自民票を分け合う選挙でもあった。


謀略じみた奇襲選挙をへて、結局のところ 棄権者が最大勢力である

という政治不信はこれまでと何ら変わらず、

すべての政党が大衆的基盤を失っているもとで

自民が勝ち抜けていくものとなった。

政治参加する五割の有権者や組織のプラスマイナスのなかで、

野党殲滅ならば勝者が自・公であることはわかりきったことで、

小選挙区制度によって国会の議席独占が担保される関係は変わらない。


ただ、かつて見たことがないほど謀略に満ちた選挙を仕掛けなければならないほど、

政治が不安定化していることも暴露した。

また、この選挙をはじめから終わりまで振り返った時に、

自民党が議席を独占したからといって改憲にお墨付きを得たとか、

モリカケ問題の禊(みそぎ)が済んだ

といえるような代物ではないこともはっきりしている。


政党政治は引き続き有権者から浮き上がり、

絶対得票率が20%にも満たない自民党が「圧勝」し、

これを上回る政党がいないという厳然たる事実を突きつけた。

このなかで、野党の弱さに付き合って幻滅していたのでは展望は見えない。

現状打開のためには、既存の与野党の面子のなかから「誰がマシか」を争うような

小手先の選択ではどうにもならないことを選挙は映しだした。

結果の詳細を分析【詳報次号】して、

議席だけにとどまらない変化や特徴を捉えることが求められる。



◆http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2017/10/24/8712201
velvetmorning blog 2017/10/24
◎2017.10.22 衆議院選挙比例区 西東京市開票レポート ―


より抜粋、

今回の衆院選も、開票所で監視してきました。

双眼鏡で21時から翌2時半まで、

5時間半に渡る選挙開票作業のレポートです。

今回は、休憩すら取りませんでした。



では、今回のレポート


えー、明らかに立憲民主党が一番多いです。

立憲民主党は、民主党の時と比べて減ると思いましたが
(70人ちょっとしか立候補していないため)
逆に民主党の時より増えている感じがします。

それと、『民主党』と書かれた得票がかなり目立ちました。

自民党は、逆に減っている印象。

共産党は、前回よりも割合が多いです。
それでも、全体でいえば、希望の党よりも若干少なかったです。

希望の党は、もっと少ないかと思いましたが、結構ありました。
(おそらく、期日前で目一杯ぶっ込んだのでしょう)

共産党が、立憲の半分くらいという感じでした。

そして、比例の卓球台4つのうち3つは、同じ傾向ですが、

明らかに左から2つ目の卓球台の得票の傾向が、他と違いました。

明らかにそこだけ、希望と公明が多かったのです。

今回特徴的なのは、公明党が明らかに数を減らしていたことです。

見た目、共産党の半分より少ないです。

全体的に相当少ない印象。

もしかすると、私達が通常考えているよりも、公明党の基礎票というのは、

相当少ないのかもしれません。


『維新』は、2014年の時は、
通常部分ではほとんど存在していませんでしたが、
底の方に巨大な自民と公明と維新しか無い地層があり、

そのために1万票くらい得票していましたが、今回も通常の部分ではほとんど無く、
全体の三分の一くらいまで見た中で、たったの3票しか見つけられませんでした。

ところが、前回の『次世代の党』と同じく、固まりの得票がありました。

おそらく、前回の『次世代の党』の固まりと、
今回の維新の固まりは、同じ種類の得票と思われます。

結果として2000票くらい得票していました。

社民党は、少なかったですね。

『支持政党なし』は、ぱらぱらと得票がありました。

ウェブ屋がやっているみたいですが。。


西東京市では、1位立憲民主党26,344、2位自民党25,562、3位希望の党14,685.、

4位共産党9,321、5位公明党8,341でした

city.nishitokyo.lg.jp/siseizyoho/senkyo/topics/shugiin.html

ので、順番としては合っていると思いますが、

立憲と自民では、立憲の方がもっと多かった印象です。

希望の党と共産党は、もっと接近していて、若干共産が少ないくらいなので、

前回の共産党が13,929 で、今回9,321というのは、明らかに辻褄が合いません。

共産党の票は、開票所でかなり削られていると思います。

おそらく、今回のシナリオは、共産党の票が立憲に食われて減ったというものですが、

開票現場を見ると、立憲も共産も共に割合が増えていました。

これは、おそらく、自民党支持の保守派の中の護憲派が立憲支持に回ったこと。

民主党に入れていた人の中で、立憲は十分に足りているので共産に入れた人が居た

ことなどが原因と思われます。

そして公明は、もっと少なかったと思います。


あと、今回目についたこととしては、

ムサシの読み取り機に なかなか入れない得票があったこと。

そして、読み取り器で後から出てきたのは、自民と公明が多かったことです。

最終的に残ったのも、自民と公明でした。

1時 開票率75.42%の時点で、自民16000、公明が4000から 

1時15分 開票率95.09%の時点で、自民25000、公明8000になっています。

後から数えたということです。


それから、立憲民主党の得票だけ、票の確認作業になかなか持っていかなかったこと。

長い間ずっと山になっていたことです。

これ、途中集計で、立憲民主党がダントツだとマズいので、

集計が遅れるように山のままにしていたと思います。

ムサシの読み取り器から票の確認に持っていく人は、2名ですので、

その人達に権限があるのだと思います。

ジャージを着たおじさんは、全く立憲民主党の票を持っていきませんでした。

そして、そのおじさんは、どこか から票を 籠の中に返していました。

それが何かは不明。

あと、立憲民主党の束をムサシの計数器に持ってきていたのは、そのおじさんでした。

選挙管理委員には、何人か、そのおじさんと同じような顔つきの人が居ます
(ようするに、明らかに一般人では無い顔)

で、公明党と立憲民主党の得票を同じ計数器で数えていました。


同じ机で、2名で2台の計数器で数えているのですが、

ある時点で、2人一緒にトイレに行きました。

トイレに行った後は、公明党の得票を数えていました。

眼についたのは、そんな感じです。

今回、最後に卓上に500票の束を置くのですが、

それは、じっくり見れるようにしてありました。

都知事選の時は、20000票だけ出しておいて、

後の得票は全く見せずにダンボールにしまい込みました。

以上が、西東京市衆院比例開票作業を観察したレポートです。


おそらく、超大型台風直撃で低投票率偽装なので、得票はもっと多くあり、

立憲と共産の多くが捨てられた と思います。

投票所は、今まで見たことないくらい人が多かったわけで、

低投票率は、絶対嘘 です。


あと、自民と公明は、辻褄合わせるために、

遅れて票合わせしたのではないかと思います。




こういう実見が、案外 正鵠を射ておるのですよ。



北齋、二枚目、



「五歌仙」です。

 五歌仙: 上東門院彰子に仕えた五人の女流歌人。
 赤染衛門(あかぞめえもん)・和泉式部・紫式部・
 馬内侍(うまのないし)・伊勢大輔(いせのおおすけ)。



ユダ米の犬ども、

◆https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171023-00000020-pseven-soci
NEWS ポストセブン 10/23(月)
◎自民党幹部 「最大の功労者は小池・前原、 自民に迎えたい」


自民党が事前の予想を覆し大勝した今回の解散総選挙。

自民党から見ると、“最大の功労者”は小池百合子・希望の党代表と

前原誠司・民進党代表だろう。 自民党幹部はこう言ってはばからない。

「小池と前原には 足を向けて寝られない。

負け戦を勝つことができただけではない。

最大野党の民進党を解体して野党連合を破壊し、

再び自民党長期政権の道筋をつけてくれた。

立憲民主がいくら議席を増やしても、

左派政党は国民の広い支持を集めることはできないから恐くない。

功労者の小池と前原の2人なら 喜んで自民党に迎え入れてもいい」

小池、前原両氏の自民党入りとなれば、国民は今後、新党や政界再編に

一切希望が持てなくなるという自民党にとって好都合な“追加効果”もある。

この四半世紀、政界では新党が次々に登場しては消え、

政治家の離合集散が相次ぎ、安定とはほど遠い状況だった。

だが、そこには曲がりなりにも、時の政権が国の舵取りを誤り、

あるいは国民を裏切れば有権者の一票でNOを突きつけ、

交代させることができる選挙の緊張があった。

しかし、今回の総選挙前に国民が期待した政治の変化への「希望」は、

選挙中「失望」へと変わり、そして選挙後に姿を現わすのは、

もはや主権者の選択も政権への歯止めもきかない「絶望」の政治である。

この総選挙で日本の政治は間違いなく「リセット」され、四半世紀前に戻った。

その立役者が、55年体制(注)を崩壊させた1993年総選挙で衆院初当選した小池、前原

両氏だったというのは皮肉としか言いようがない。

【注:自民党とその半数の議席しかない社会党の2大政党中心の政治体制】

※週刊ポスト2017年11月3日号



◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2017年 10月 18日


#で、今朝(=10・24)の各紙に、選管最終確定票が収録されておったんだが、
朝日が付録として、「都道府県別の得票数、得票率」のデータを載せておって、
そこには各党の比例計の得票数も入れておるんで、
ワシのやうな選挙オタクにとっては、格好のヒマ潰しのアイテムになる。

それで、比例計の得票数を見るとだな(1000票以下は切り捨て)、
自民1855万票(得票率33.3%)に対し、
第2位の立民は1108万票(同19.9%)と、
このチョー低投票率にしては、だいぶかき集めたよな。

3位の希望は967万票(同17.4%)で、単純計算だが、この両党と足すと、
1108万+967万=2077万票で、ぬあんと、
自民トウを軽く突破しちゃうんだよなあ。

だから、「700万票」っていう、
イケダモン大先生が虎視眈々と狙っておった「天下取り」のため
生命線を割ったとはいえ、信濃町のガッカイ票の存在は大きいよなあ。

それで言うと、今朝の産経が「新党に埋没 ギセキ減」
「公明 高揚なき勝利」と信濃町をイジメておるんだが、

でもさ、その「血より濃い自公の絆」ってことで、自公センキョ協力による
「ガッカイ票の全面支援」があったからこそ、
自民トウは小センキョ区で、アレだけ当選者を出しておるんだよな。

アベ応援団を自他共に認めておる産経であれば、もう少し、
優しくフォローしてやってもエエわなあ。

だって、かつて、田中角栄は、イケダモン大先生んところを
「アレは妾なんだ。妾だから、家の中には上げられないんだ」と
公然と言っておったものだが、

今や、その妾から「正妻」に昇格し、同じ屋根の下で、一緒になって、
あったかい布団ん中で寝て、まぐわって、ヤリマクっておるんだからな。
ワシが言うのも何だが、信濃町をナメきっておるわなあ(怒)


#「上」の続きっていうか、イケダモン大先生を「創立者」とする
公明トウ(=創価ガッカイ)が小センキョ区で候補者を立てた北海道10区だが、
当選した稲津久が96,795票に対し、
次点で比例復活の立民の神谷裕は96,282票と、

ぬあんと、その差はわずか513票だったんだな
(共産は候補者を立てなかったため、2人による一騎討ち)。

まさに、髪の毛1本でしかないんだが、コイツはホンマ、台風21号直撃による
荒天による以外の何物でもねえよな。
天気が晴れておったら、信濃町は「小センキョ区2敗」だったんだな。

あと、比例の北海道ブロックだが、ムネムネが
晴れて公民ケン停止が解除されたことで、新党大地の比例単独1位で出馬したものの、
獲得票数は226,552票でギセキなしだったんだな。

ただ、最近になって、アレだけ攻撃しマクっておる共産党が
230,316票だったんで、その後塵を拝しておったんだな。
ムネムネは今、齢69なんだが、ま、ムネムネ新党もコレで終わったよなあ。

ほいで、ムネムネ娘の貴子だが、自民トウの比例単独2位だったんで、
当選だったんだが、本来であれば、元々の地盤であり、
北方4島を含む根室、釧路管内の北海道7区から出なアカンわな。

今回、共産党は「希望は自民トウと同じで、自公の補完物そのもの」と
ブッた斬っておったんだが、ムネムネ新党っていうか、
ムネムネ父娘も、全くその通りだ。



利権政治屋の末路w



北齋、三枚目、



「新版浮絵 浦島竜宮入之圖」です。



制度も装備も金属疲労、在日米軍への無駄金がデカイのですよ、

◆http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53269
現代ビジネス 2012/10/21
◎航空自衛隊が「もう限界」 事故続発、観閲式もぶっつけ本番で!?
 
 人も装備も疲弊しきって…伊藤 明弘


☆「完全なオーバーワークだ」

航空自衛隊に、何が起きているのか。

10月17日夜には、静岡県の浜松基地所属の救難ヘリが海上に墜落。

翌18日には、茨城県の百里基地でF4戦闘機の主脚が折れて炎上した。

こうした状況下で、本稿執筆中の10月20日午後、22日の日曜日に予定されていた、

航空観閲式の予行演習が中止されるという情報が筆者の耳に飛び込んできた
(その後、HPでも発表。http://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/airreview2017/)。

予行演習とはいえ、「観閲式事前公開」といって、

メディア関係者など1万人近くを招待しての大イベントだっただけに、

一人一人に電話連絡をして中止を伝えた航空自衛隊の苦労は

並大抵のものではなかっただろう。

中止の第一の理由は、折あしく接近してくる台風21号による「荒天のため」

とされている。 だが、浜松沖で行方不明になっている隊員もいる中では、

天候がよかったとしても同様の判断が下されたかもしれない。

各パートごとの予行はそれぞれ行われており、

29日の本番も予定通り開かれるというが、全体を通しての予行はない。

不測の事態に備えるのが自衛隊とはいえ、

「ぶっつけ本番」は正常なこととは言えないだろう。


連日の重大事故の背景には、何があるのか。

隊長経験もある幹部パイロットが、重い口を開いてくれた。

「怖れていたことが現実になってしまった。

原因を一言でいえば、完全なオーバーワークだ」

そもそも航空自衛隊には、

「専守防衛のための最低限の装備と人員しかない」のだと、

この幹部は話す。

実際、陸・海・空の自衛隊を見比べてみると、大災害の発生時などに

警察・消防と協力関係にある陸自や、

海上安全の面で海上保安庁と連携している海自など、

陸・海には互いに補完する組織がある。 

だが日本の空には、航空自衛隊しかない。

ここ数年で複雑化の度合いを増している東アジア情勢は、

そんな航空自衛隊への負担をさらに重いものにしている。

今年4月から9月までのスクランブル(緊急発進)の回数は、

前年度より減少したとはいえ561回。

1日3回(出動1回につき発進する戦闘機は2機だ)以上が、

「国籍不明機」に対処している。

一時期、多かった中国機が減ったかと思えば、今度はロシア機が増えている。

しかもこれまでのように周辺国の戦闘機がやってくるだけではなく、

特異なケースも増加した。

前出の幹部パイロットは、

「爆撃機や情報収集機だけでなく、厄介なドローンも加わっている」と話す。

さらに加えて、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返すようになった。

幹部パイロットは、この状態は「もはや平時ではなく有事に当たる」と指摘する。

目に見える戦争にならなくとも、いざそうなってしまったときのために、

異変が起こるたびに準備をするのが実力組織たる自衛隊の役割ではある。

そのため、スクランブルにしても北朝鮮の不穏な動きにしても、

何かことが起こるたびに、航空機をサポートすための整備など、

支援部隊もフル稼働を強いられている。

敵の動きを察知すためのレーダーサイトや

「北朝鮮の弾道ミサイル対処のためPAC3も臨戦態勢にある」と前出の幹部は明かした。

全航空自衛官が、これまで経験した事のない状態にあると言っても過言ではない。


☆高難度の訓練ゆえに起きた事故

そんなオーバーワークが続く中で、10月17日午後5時50分ごろに

航空自衛隊浜松基地を離陸した航空救難団浜松救難隊所属のUH-60J救難ヘリコプターが、

約10分後に同基地の南約30kmの遠州灘でレーダーから機影が消えた。

翌18日には「墜落」と公表されたわけだが、ある救難パイロットは

「痛恨の極みだ。人命救助のスペシャリストに何があったのかは、

フライトレコーダーを回収しないと真実は不明だ」と肩を落とした。

浜松救難隊は約70名で編成されており、スローガンは「必ず帰還する」である。

混乱の中、18日午前11時50分ごろ、今度は百里基地所属の第302飛行隊所属所属の

F-4EJ改戦闘機が、誘導路を走行中に左脚部が折れ、

主翼や燃料タンクが誘導路に接触、油圧装置の油や燃料などに引火する事故

を起こしてしまった。

出火直後、搭乗していたパイロット2名は、かろうじて機体から脱出した。

これらの事故の主役となってしまった機体を見比べると、

それぞれ異なる事情が浮かび上がってくる。


まずは、UH-60J救難ヘリコプター、通称「ブラックホーク」。

アメリカ軍では1978年から運用され、航空自衛隊では1988年度から調達して

全国10基地に36機が配備されている。

アメリカでも現役であり、比較的新しい機体だ。

事故機は2015年10月に配備された最新型。

空中給油装置を備えている。飛行時間は約440時間と新品同様だ。1機約38億円。

航空救難団の任務は、自衛隊航空機の搭乗員を救助することを第一義とするが、

災害派遣として急患空輸や山岳・海上における遭難者の捜索救助活動にも出動している。

「救難パイロットは他の航空機とは全く異なり、最も高い技能が要求される。

高い技能ゆえに、他の組織(消防・警察など)が対応不可能と判断した案件で

『最後の頼みの綱』として希望を託されることも多い」(救難ヘリパイロット)

実際、航空救難団は、陸上・海上を問わず2600人以上の救助実績を持つ。

そんな実績あるパイロットたちにとっても、

事故発生の午後6時頃は「魔の時間」だと言っていいだろう。

パイロットたちは要救助者を捜索を、最終的には目視で行うのだが、

日暮れ時、外はすでに暗闇に支配されている。

そこで彼らは、ヘルメットに装着された暗視装置ごしに

海上の様子を覗くことになる。高度や方位は計器に記されるが、

「海面ギリギリで飛行すれば、一瞬の狂いで海面に接触してしまうことになる」と

救難ヘリのパイロットは指摘する。

おそらく今回の事故も、そうした困難な状況での訓練中に発生したと思われる。


☆機体があまりに古すぎて…

一方、火を噴いたF-4EJ改戦闘機、通称「ファントム」を見てみよう。

こちらも元はアメリカ製で、本国では1960年から使用され、

ベトナム戦争も経験しており、導入から57年が経っている。

アメリカにおいては、現在は全機が退役しており、

標的機(ミサイルの的)として無人飛行されているだけだ。

そのファントムを、航空自衛隊は1974年から配備しており、

国内でも運用開始からすでに43年が経った。

そもそも、米本国で生産されたF-4Eを日本向けに改修したF-4EJは、

1989年、さらなる延命・能力向上のための改修を経てF-4EJ改となり、

90機が防空任務に就いた。 現在は徐々に退役して、48機が運用されている。

しかし、「改」となった際の改造の内容は、主に電子装置の更新と、

それにともなう兵装システムの向上だ。

今回、事故の原因となった脚部の強化・改良はなかったのである。

もともとファントムは米海軍機でもあり、

航空母艦に着艦するときの衝撃に耐えるため、脚周りは頑丈だが、

40年以上の時を経て、さすがに金属疲労が進んでいたのではないだろうか……。

冒頭の幹部パイロットはこう証言する。

「先進国で、まだファントムを飛ばしているのは日本だけだ。

視察に訪れた外国の空軍関係者は一様に驚いている」

自衛隊機の事故は陸・海・空をあわせてみると、昨年度から数えて10件になる。

その他、事故につながりかねない「重大インシデント」も多発するようになっている。

防衛費に限りはあるが、老朽化している機材の更新も焦眉の急だ。

民間ではとうの昔に退役したYS-11のような航空機

未だに使用しているのは自衛隊だけだという事実が、それを物語っている。

また人員、とくにパイロットの不足にも、早急に手を打たなくてはならないだろ

一人前のパイロットを養成するには最短で6年、

その教育には1億円以上が必要だとされる。

短期養成の即席パイロットばかりでは制空権が保てず、戦いにすらならないことは、

太平洋戦争の経過を見ても明らかだろう。

自衛隊を巡っては、選挙戦を含め、憲法問題と絡んでかしましく議論されるが、

現場からはそれ以前に、切実な悲鳴が上がっている。

議論を深めることには大いに賛成だが、まずはともかくもこの窮状に対処するのが、

政治の責任ではないだろうか。




「専守自主防衛」に徹すること、それには「日米安保廃棄通告」を!

「集団的安全保障」など負け犬の発想、

ユダ米のように外征用の軍隊など保つ必要もないわけで、

効率的で強力な自衛力を保持するまでのこと、国民は協力しますよ。




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