画は 鈴木 春信(すずき はるのぶ)
享保10年(1725年)? ~ 明和7年(1770年) 作
「夜雨神詣美人」です。
☆晴れ。
キ印婆ぁ、
◆https://this.kiji.is/252404163074901495
共同 2017/6/28
◎稲田氏「自衛隊としてお願い」
都議選で、野党「私物化」批判
稲田朋美防衛相は27日、東京都板橋区で開かれた都議選の集会で
「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と訴えた。
自衛隊を政治利用するもので、
行政の中立性を逸脱したと受け取られる可能性がある。
野党は「行政の完全な私物化だ」と批判。
稲田氏は同日深夜、「誤解を招きかねず、撤回したい」と述べた。
安倍晋三首相は加計学園問題に続き、7月2日の都議選投開票を前に
政権批判の新たな火種を抱え込んだ格好だ。
自衛隊法は、隊員の政治的行為を制限している。
稲田氏の発言は、防衛省と自衛隊が組織を挙げて候補者を支援する
と主張したようなもので、法に抵触する恐れもある。
#郷原信郎 @nobuogohara
【都議選応援「防衛省、自衛隊として」 稲田氏、後に釈明】
トンデモナイ発言。
防衛大臣が有権者たる自衛隊員に特定の政党支持を呼びかけるというのは、
最低の行為。
しかも、この人、何と弁護士でもある。
とっとと辞めて欲しい。 大臣も、議員も、弁護士も!
稲田氏「自衛隊は地域の皆様の理解なくして活動できないという趣旨」。
言い訳の見苦しさは、菅「怪文書」発言と同じ。
防衛大臣が「自衛隊として」自民党を「お願い」していれば、
練馬駐屯地の「忠実な自衛隊員」は他党を支持などできない。
防衛大臣としての存在自体が危険。
全く論外。 即刻辞任が当然!
◆http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017062502000114.html
中日新聞 2017年6月25日
◎政治家と官僚と国民と 週のはじめに考える
国会は閉じても加計(かけ)学園問題の幕引きは許されません。
事の本質は、政治家と官僚が敵対する傍らで真に
国民のための行政が蔑ろ(ないがし)にされていることです。
「森友」「加計」問題と続いた一連の“忖度(そんたく)行政”ではっきりしたのは、
安倍政権による霞が関支配の極端な強さでした。
「総理のご意向」などを後ろ盾に、官僚を忖度の糸で操り、
政権に歯向かう者には人格攻撃まで仕掛けて抵抗を封じる。
ここまで強権の支配力は一体、どこからくるのでしょうか。
二つの断面から切り取ってみます。
☆補い合う関係だった
一つは歴史的な背景です。
戦後日本の政治家と官僚は補い合う関係でした。
復興期、官僚たちもまだ貧しい社会の一員に身を置いて、
いつか豊かな時代を切り開こうと気概に燃えていたはずです。
安定政権の高度成長戦略に呼応し、官僚は成長成果の公平な配分政策で支える。
こうした関係が繁栄の礎にもなりました。
けれど、成長が行き詰まるにつれ、この関係も崩れていきます。
かれこれ四半世紀前の一時期。
まず主導権を握ったのは官僚側でした。
ヤマ場は、一九九四年二月三日、未明の記者会見です。
非自民の八党派連立政権を率いる細川護熙(もりひろ)首相は突如
「消費税を福祉目的税に改め、税率を3%から7%に引き上げる」
国民福祉税の構想をぶち上げたのでした。
消費税の増税を軸とする財政改革は大蔵省(現財務省)の悲願。
対する連立の政権基盤はまだ薄い。
細川氏や側近の回顧録によればこの当時、大蔵省の“豪腕”事務次官らが、
新政権の中枢にしきりに接触してくる様子がうかがえます。
細川氏の日記には、あまりに強硬な官僚主導に対し、
首相が気色ばむ場面も出てきます。
☆敵対関係に駄目押し
「大蔵省のみ残りて政権が潰(つぶ)れかねぬような決断は
不可と強く叱正(しっせい)す」。
民主主義の基本に沿えば官僚は、選挙を経た政治家の下に立って支えるのが、
本来あるべき姿です。
首相の叱正は、政治側の意地でもあったでしょう。
結局、最後は官僚側に押し切られた末の未明の会見でしたが、
強引さが批判され、細川政権はこの二カ月後崩壊。
大蔵省もその後、政治側の“意趣返し”で
本省から金融部局を分離され、権威はみるみる失墜していきました。
こうして政治との敵対関係から始まった官僚の弱体化は、歯止めなく一方的でした。
極め付きは二〇〇九年九月、官僚が事実上、閣議を振り付けていた
「事務次官会議」の廃止です。
歴史の振り子は勢いを増して、政治主導の極端へと振り切れていきました。
そして、もう一つの断面。
その振り子に駄目を押したのが、内閣人事局の存在です。
縦割り行政打破の名の下に、国家公務員の人事を首相官邸で一元管理するため
一四年に設置されました。
加計問題で渦中の萩生田(はぎうだ)光一・内閣官房副長官が今の局長です。
問題は、官僚側の命脈である省庁の幹部人事が一括、ここに握られていることです。
それがために官僚たちは、省庁の行政判断よりも、政権の意向を忖度して動く
ことで組織を守ろうと考えるようになる。
その結果が都合悪くなれば政権は「勝手に忖度した」官僚側の責任にもできる。
となれば、これが加計問題に浮かんだ「官邸一強」のやはり正体でしょう。
しかし、内閣人事局の仕事は何も幹部人事だけではない。
本旨はむしろ、国の将来も見据えて行政基盤をしっかりと支えうる官僚集団を育成し、
未来に引き継いでいくことです。
次に続く人材を確保するためにも、
官僚たちが士気高く働けるような環境作りが重要でしょう。
その士気を高めるためにこそ、求められるのは政治側から官僚側への歩み寄りです。
共に国民生活の向上へ。政治家は政策決定力を今以上に磨き、
官僚も共感して情報力や知識力で支える。
たとえばあの戦後のような補い合う関係に再び歩み寄れないものか。
☆今と将来に共同責任
いま私たちが立ち返ってみるべきは、国民主権を謳(うた)う憲法上、
政治家は「全国民の代表」であり、官僚は「全体の奉仕者」ということです。
行政に携わる政治家と官僚には、今と将来の国民に負うべき共同の責任があるはずです。
両者が敵対する関係では、到底その責任は果たしえないでしょう。
歩み寄りなどとは対極の加計問題で、現政権が見せた一方的な官僚支配は、
官僚たちの士気を高めるはずもなく、
官僚を志す次代の若者たちをも遠ざけかねない。
それは現代のみならず、未来の国民に対しても、
国の行政基盤を築く政治の責任放棄として、禍根を残すのかもしれません。
◆http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062302000133.html
東京新聞 2017年6月23日
◎省庁人事を握る萩生田氏 野党指摘「真実言うと報復か」
▼http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/
images/PK2017062302100047_size0.jpg
学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、中央省庁の幹部人事を一元管理する
内閣人事局トップを兼務する萩生田光一官房副長官が
深く関与したと受け取れる文書が文部科学省で見つかったことを受け、
野党は二十二日、萩生田氏が報復人事で圧力をかける懸念を訴え、
交代を求めた。
内閣人事局は政権の政策を推進できる人材の積極登用を目指して
二〇一四年五月に設置された。
審議官級以上の職員の適格性を審査し、合格者を幹部候補者名簿に登載する。
各閣僚は名簿を基に人事案をつくり、首相や官房長官との協議を経て人事を決める。
官邸主導の色合いが濃く、当初から「官邸の顔色をうかがう人だけが重用される」
といった懸念があった。
文書では、萩生田氏は文科省幹部との面談で獣医学部について
「総理は『平成三十年四月開学』とおしりを切っていた」などと発言したとされる。
その後、萩生田氏は発言を否定するコメントを発表した。
中央省庁はいま、通常国会が閉会し、次官以下の幹部職員の異動が発表される時期。
民進党の野田佳彦幹事長は「萩生田氏は内閣人事局長。
夏の人事で、真実を言おうとした人たちが報復を受ける可能性がある」と指摘。
「当然、交代させるべきだ」と訴えた。
民進党の蓮舫代表は、文科省が文書の内容についてあいまいな説明をしている
ことから「内閣人事局長に配慮した行動と疑われる」と指摘した。
これに対し、菅義偉官房長官は、萩生田氏が内閣人事局長でいることは
「全くおかしくない」と反論。
幹部人事は「ルールに基づいて淡々と行う」と話している。
春信、二枚目、
「見立 白樂天」です。
姑息なNHK、竹中はパソナだろうが、
◆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/
k10011031421000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_006&movie=true
NHK 6月27日
◎特区諮問会議の民間議員が会見 前川前次官に反論
より抜粋、
記者会見したのは、国家戦略特区での獣医学部新設の決定に関わった
諮問会議の民間議員を務める大阪大学の八田達夫名誉教授や、
竹中平蔵東洋大学教授らのほか、
特区に指定されている福岡市など6つの地方自治体の長らです。
また、竹中氏は文部科学省の前川前事務次官が先の記者会見で「行政がゆがめられた」
などと述べたことについて、「最初から最後まで極めて違和感がある。
今回の決定プロセスには1点の曇りもない」と述べました。
そのうえで、竹中氏は「『行政がゆがめられた』と言っているが、
『あなたたちが52年間も獣医学部の設置申請さえも認めず
行政をゆがめてきたのでしょう』と。
それを国家戦略特区という枠組みで正した。
2016年3月までに結論を出すと約束したのに約束を果たさず、
『早くしろ』と申し上げたことを『圧力だ』と。それは違う」と反論しました。
◆https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36793410.html
新ベンチャー革命 2017年6月27日 No.1716
◎安倍氏の加計学園への利益誘導を指南したのは東洋大教授・竹中氏なのか、
だから必死で安倍氏を擁護し始めたのか
1.前川・前文科省事務次官を批判する竹中平蔵氏:
自分の利益相反的行為を棚に上げている:アタマ隠して尻隠さず
2017年6月26日、東洋大の竹中氏が前川・前事務次官を批判、
安倍一派を全面擁護しています。
その様子をNHKが放送していました。
竹中氏は今、東洋大教授でありながら、パソナの会長をやっています。
もし東洋大教授の身分が、正教授(フルタイム教授)であれば、
一般的には、学内規則で兼業はできないはずですが、どうなっているのでしょうか。
恐らく、大学から特別に許可を取っているのでしょうが、
一般的には、大学教授は本業に支障のある兼業は禁止されています。
せいぜい、非常勤の社外取締役や社外監査役くらいです、
兼業を許可されるのは・・・。
いずれにしても、竹中氏の数々の兼業のうち、とりわけ、
パソナ会長職や国家戦略特区の民間議員職は、利益相反の疑いが濃厚です。
2.竹中氏の前川批判は天唾のヤブヘビとなるのではないか
加計学園問題で国民から注目され始めた国家戦略特区というのは、
名前はもっともらしいのですが、
特定の企業や組織にわれらの血税を投入することを正当化する
仕組みなのではないかと疑われます。
加計問題で問われているのは、加計ありきで血税投入が決められたのではないか
ということで、本件、前川氏のみならず獣医師会からもそう指摘されています。
ところが、安倍氏を擁護する竹中氏のこれまでの行動は、
岩盤規制に穴を開けるとかなんとか言って、
結局、血税をむさぼりたい利権勢力への利益誘導を行っている
のではないかと疑われます。
今、安倍氏は総理大臣の地位を利用して、友人の経営する加計学園に
利益誘導したのではないかと疑われているわけで、
文科省からその証拠がすでに出ています。
ところが、上記、竹中氏は、すでに、特区の諮問会議の民間議員を務めていて、
自分の関係する企業に利益誘導をやっている疑いが濃厚です。
3.なぜ、竹中氏は露骨に安倍一派を擁護するのか
安倍氏が加計学園でやった利益誘導は、案外、
竹中氏のやってきたことを真似たのかもしれません。
こうしてみると、安倍氏は竹中氏からいろいろと指南を受けていた可能性があります。
竹中氏にとって、安倍政権が存続する限り、
竹中氏の利益相反疑惑が追及されることはないのです、
少なくとも、日本政府側からは・・・。
そう観ると、竹中氏が必死で安倍氏を擁護するのは、結局、
自分を守るためなのではないのでしょうか。
春信、三枚目、
「雨中美人」です。
7月3日の「都議選結果」が楽しみですなぁ、
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/194.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2017 年 6 月 26 日 kNSCqYLU
◎都議選は大惨敗の可能性 … 錯乱内閣と自民党の末期症状(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d7/2400.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208202
日刊ゲンダイ 2017年6月26日
「自民党は引っ込め」――。
23日の都議選告示日。自民党の茂木政調会長が街頭演説中、
こんなヤジが飛んだという。
2度目の安倍政権が発足して5年。 ここまでの逆風は初めてだろう。
国会を無理やり閉じて、都議選に備え、臭いものにフタをしたはずだったが、
そうは問屋が卸さなかった。
文科省から加計問題をめぐる新たな文書が発覚。
疑惑の中心人物の萩生田官房副長官は東京選出なのに、
地元である八王子での応援演説にすら顔を出せないでいる。
「この、ハゲーーー」の絶叫2回生、豊田真由子衆院議員の狂気も追い打ちをかけ、
批判の嵐の中、自民党は右往左往。 その狼狽ぶりは見るも無残だ。
下村都連会長は「心からおわび申し上げたい。謙虚さがないとの批判はその通り」
と謝罪。二階幹事長は都議選応援の足で行った豊洲市場の視察の際、
豊田に関して質問されると、ブチ切れて取材を打ち切った。
支離滅裂なのは丸川五輪担当相で、24日の演説で、
なんと小池都知事を褒めちぎったという。
「知事が素晴らしい方針を示してくれたら我々が支えていく」と、
対決姿勢はどこへやら。
丸川は2020東京五輪で、都知事と協力せざるを得ない関係とはいえ、
想定を超える大逆風に、訳が分からなくなっているんじゃないか。
24日に日野駅前で行われた自民党の街頭演説を取材したジャーナリストの
横田一氏がこう話す。
「ベテラン現職都議の古賀俊昭さんの応援に、
党本部の細田博之総務会長が来ましたが、演説では『厳しい選挙』とは言ったものの、
加計問題など国政のことには触れずじまい。
演説終了後に候補者の古賀さんを直撃すると『政府はもっと説明責任を果たすべきだ』
『謝って済むのは子供だけ。大人は謝るだけでなく責任を取らないといけない』
と安倍内閣への怒りをあらわにしていました」
失点続きの国政のせいで自民候補は落選危機に真っ青だ。
それなのに当の安倍首相は、この週末も都議選の応援に一切入らず、
土曜は神戸、日曜は自宅にこもったままだった。
自民党は今回の都議選で過去にない挙党態勢を敷いているが、
安倍はひとり逃げまくっている。
それどころか、局面打開を図るため、またもやトンデモ発言の悪あがきなのだから、
呆れてしまう。
☆「殿ご乱心」またぞろ“上書き”のデタラメ
安倍が都議選を避けて逃げ込んだ先は、
誰もが自分に同調してくれる“身内”の元だった。
慰霊の日の沖縄訪問を早々に切り上げ、安倍が向かったのは神戸。
翌24日、産経新聞社が運営を全面的にサポートする
「『正論』懇話会」で講演し、改憲スケジュールの前倒しをブチ上げた。
「来るべき臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に、自民党の案を提出したい」
つまり、秋の臨時国会に憲法改正案を出すということだ。
これには安倍に近い自民党幹部からも「聞いていない」の声が上がる。
そもそも5月3日の憲法記念日に、安倍が突然、
9条改憲と2020年の新憲法施行を打ち出した際にも、自民党内は大混乱だった。
これまでの党の改憲草案と異なる内容だったからだが、総裁がそう言うのならと、
党の改憲推進本部は、「年内に自民党案を取りまとめ、来年の通常国会で改正案を提示」
というスケジュールを描いた。
安倍自身も5月21日のラジオ番組の収録で、年内に自民党案をまとめる考えだ
と言っていた。それが突如、まったくの根回しなしにスケジュールの前倒しである。
公明党幹部が「焦っているのか」と困惑していたが、
安倍お得意の“上書き”“上塗り”で目先を変えられると思っているのだろう。
政治学者の五十嵐仁氏が言う。
「とうとう安倍首相が狂ってきました。
与野党の議論も党内議論も無視して、とにかく自分の都合で、
強権によって改憲に突き進むつもりなのでしょう。
最終的には国民投票ですから、本来は国民の理解を得て、というはずでしたが、
追い詰められ、焦りが如実になってきました」
5月3日のビデオメッセージも日本会議系の集会へ送ったもので、今回といい、
「仲間内でしか勇ましいことを言えない小心者」(政治評論家の野上忠興氏)
の安倍らしいが、焦りの裏返しはもうひとつあって、この講演会では、
「獣医学部を全国に」などと、唖然とする発言も繰り出した。
加計学園だけが優遇されたという批判をかわす狙いで、安倍は
「今治市だけに限定する必要はない。地域に関係なく、
2校でも3校でも新設を認めていく」と言ったのだが
牛や豚の飼育数は減り、ペットも減少傾向だから、獣医師は足りているんじゃないのか。
それを全国につくってどうするのか。 デタラメの極みだ。
上智大教授の中野晃一氏(政治学)はこう言う。
「まさに『殿ご乱心』です。
『私がやる』で獣医学部を全国に増やすことができるのなら、
国家戦略特区は首相の鶴の一声でどうにでもなると言っているようなものです。
加計問題も自分が介入したと逆にバレてしまいました」
■「信なくば立たず」と言うなら、もはや白旗
これぞ錯乱政権の末期症状である。
全ては加計問題で黒を白と強弁した末路だ。
おぞましい政権には、前川前文科次官が23日の会見でトドメを刺してもいる。
「出会い系バー」に出入りしていたという読売新聞の記事には
「官邸の関与があった」と“共謀関係”を赤裸々に語った一件である。
読売は反論せず、会見で質問すらしなかった。
新聞紙面でもこの話には触れていない。
官邸はそこまで汚い手を使うのか。
こうなると、菅官房長官の反論も萩生田副長官の弁明も、国民には全て白々しく映る。
国民をナメ切っていた「オレ様政権」が、もはや何を言っても無駄だ。
野党が要求する臨時国会を開かず、揚げ句が改憲スケジュールの前倒しと
全国に獣医学部という特区拡大という上書き。こんなのもう通用しない。
「改憲は個人の執念であり、加計問題は権力の私物化。
いずれも安倍首相の自己都合です。それを止める人が誰もいなかった。
しかし、『政治主導』の名の下に全て押し切られてきた官僚から、
『これはおかしい』と告発が出てくるようになったのです。
改憲の提案を通常国会から臨時国会に早めたのは焦りの証拠。
政権が長続きしないという不安があるからではないか。
批判を無理やり抑え込もうとして、上書きでむちゃくちゃなことを言い出した。
もはや滑稽というか哀れです」(中野晃一氏=前出)
ここまで転落しても、安倍はまだ首相に居座るつもりなのか。
19日の記者会見でも「信なくば立たずであります」と強調していたではないか。
都議選で自民は歴史的大敗を喫するだろう。
共同通信が24、25日に行った世論調査は、
第1党を都民ファーストと自民が競い合っているものの、
既に投票先を決めている人は、都ファ26・7%に対し、自民25・9%。
都ファに流れるだろう無党派が多いとみられる「まだ決めていない」が
57・2%もいる段階で、すでに自民は都ファの後塵を拝しているのだ。
「逆風に 神戸の空は 五月晴れ」
安倍は講演で現在のつらい心境をこう読んだ。
政権を退けば、すっきりする。
晴れ晴れとした気持ちになれる。 もう白旗を揚げたらどうだ。
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/191.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2017 年 6 月 26 日 kNSCqYLU
◎“アベ友”の準強姦を葬った組織犯罪対策部長が 共謀罪所管
溝口敦の「斬り込み時評」(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d7/2393.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208207
日刊ゲンダイ 2017年6月26日 溝口敦 文字お越し
警察庁の刑事局に組織犯罪対策部がある。
部の下に組織犯罪対策企画課、暴力団対策課、薬物銃器対策課などを抱え、
この組織犯罪対策部が全国の暴力団取り締まりの最高司令塔である。
今、会津小鉄会の7代目継承騒動では山口組3派の首脳が狙い撃ちされているが、
もちろん組織犯罪対策部が最終判断した上、京都府警が3派に攻め込んでいる。
部の所掌事務としては暴力団対策の他、国際的な刑事犯罪捜査、
犯罪による収益の移転防止などが含まれているから、
15日に自・公・維が強行採決した「共謀罪」についても、
警備局と並んで所掌するとみられる。
現在の組織犯罪対策部長は中村格氏であり、
2015年3月まで菅官房長官の秘書官を務め、安倍首相と近い関係にある。
他方、元TBS記者・山口敬之氏はTBS退社後、
安倍おべんちゃら本「総理」を出版したぐらいで、これまた安倍首相に近い。
周知のようにフリージャーナリスト詩織氏(28)はこの5月29日、
山口氏から性犯罪被害を受けたのに、
山口氏は不起訴処分になったと検察審査会に不服申し立てをし、
その後、都内で記者会見した。
彼女は15年4月3日に、まだTBSに在籍していた山口氏と会食・飲酒後、
同日深夜から翌早朝にかけて意識を失い、その間に性交渉されたと訴えた。
彼女は4月9日、警視庁原宿署に相談し、同月末、高輪署は
準強姦容疑で告訴状を受理、高輪署は6月、
帰国する山口氏を成田空港で待ち受け、逮捕状を執行しようとした。が、
突然、警視庁の上層部から待ったがかかり、逮捕は取りやめになった。
逮捕中止を決めたのは当時、警視庁刑事部長だった中村格氏であり、
中村氏は「事件の中身として逮捕は必要ないと私が決裁しました」と認めている。
山口氏は16年、嫌疑不十分で不起訴となった。
筆者がここで言いたいのは、安倍周辺の
度し難いネポティズム(縁故主義)についてである。
山口敬之氏は、自力では自分の下半身がしでかしたことの
始末さえつけられない最低の人間である。
彼から依頼があったのか、同病相憐れんだのか不明だが、
中村格氏は自分の職位権限を生かして山口氏をかばい、準強姦事件を闇に葬った。
詩織氏は20代の女性である。
自分の名前と顔をさらすことが不利益をもたらすことを十分承知しながら、
一連の不公正、不平等が耐えがたかったのだろう、ついに告発に踏み切った。
縁故ゆえに物事の正しさを踏みにじり、法まで打ち捨てる中村格氏が
暴対法ばかりか共謀罪も所掌する。
やがては一般国民にまでその爪牙を伸ばすことは間違いなかろう。
↑
政権交代で「忖度官僚の一斉大掃除」ですよ。
官邸のアイヒマンこと、内閣情報官の北村滋も打首だ!
こういう連中が世の中を暗くするのさ。
享保10年(1725年)? ~ 明和7年(1770年) 作
「夜雨神詣美人」です。
☆晴れ。
キ印婆ぁ、
◆https://this.kiji.is/252404163074901495
共同 2017/6/28
◎稲田氏「自衛隊としてお願い」
都議選で、野党「私物化」批判
稲田朋美防衛相は27日、東京都板橋区で開かれた都議選の集会で
「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と訴えた。
自衛隊を政治利用するもので、
行政の中立性を逸脱したと受け取られる可能性がある。
野党は「行政の完全な私物化だ」と批判。
稲田氏は同日深夜、「誤解を招きかねず、撤回したい」と述べた。
安倍晋三首相は加計学園問題に続き、7月2日の都議選投開票を前に
政権批判の新たな火種を抱え込んだ格好だ。
自衛隊法は、隊員の政治的行為を制限している。
稲田氏の発言は、防衛省と自衛隊が組織を挙げて候補者を支援する
と主張したようなもので、法に抵触する恐れもある。
#郷原信郎 @nobuogohara
【都議選応援「防衛省、自衛隊として」 稲田氏、後に釈明】
トンデモナイ発言。
防衛大臣が有権者たる自衛隊員に特定の政党支持を呼びかけるというのは、
最低の行為。
しかも、この人、何と弁護士でもある。
とっとと辞めて欲しい。 大臣も、議員も、弁護士も!
稲田氏「自衛隊は地域の皆様の理解なくして活動できないという趣旨」。
言い訳の見苦しさは、菅「怪文書」発言と同じ。
防衛大臣が「自衛隊として」自民党を「お願い」していれば、
練馬駐屯地の「忠実な自衛隊員」は他党を支持などできない。
防衛大臣としての存在自体が危険。
全く論外。 即刻辞任が当然!
◆http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017062502000114.html
中日新聞 2017年6月25日
◎政治家と官僚と国民と 週のはじめに考える
国会は閉じても加計(かけ)学園問題の幕引きは許されません。
事の本質は、政治家と官僚が敵対する傍らで真に
国民のための行政が蔑ろ(ないがし)にされていることです。
「森友」「加計」問題と続いた一連の“忖度(そんたく)行政”ではっきりしたのは、
安倍政権による霞が関支配の極端な強さでした。
「総理のご意向」などを後ろ盾に、官僚を忖度の糸で操り、
政権に歯向かう者には人格攻撃まで仕掛けて抵抗を封じる。
ここまで強権の支配力は一体、どこからくるのでしょうか。
二つの断面から切り取ってみます。
☆補い合う関係だった
一つは歴史的な背景です。
戦後日本の政治家と官僚は補い合う関係でした。
復興期、官僚たちもまだ貧しい社会の一員に身を置いて、
いつか豊かな時代を切り開こうと気概に燃えていたはずです。
安定政権の高度成長戦略に呼応し、官僚は成長成果の公平な配分政策で支える。
こうした関係が繁栄の礎にもなりました。
けれど、成長が行き詰まるにつれ、この関係も崩れていきます。
かれこれ四半世紀前の一時期。
まず主導権を握ったのは官僚側でした。
ヤマ場は、一九九四年二月三日、未明の記者会見です。
非自民の八党派連立政権を率いる細川護熙(もりひろ)首相は突如
「消費税を福祉目的税に改め、税率を3%から7%に引き上げる」
国民福祉税の構想をぶち上げたのでした。
消費税の増税を軸とする財政改革は大蔵省(現財務省)の悲願。
対する連立の政権基盤はまだ薄い。
細川氏や側近の回顧録によればこの当時、大蔵省の“豪腕”事務次官らが、
新政権の中枢にしきりに接触してくる様子がうかがえます。
細川氏の日記には、あまりに強硬な官僚主導に対し、
首相が気色ばむ場面も出てきます。
☆敵対関係に駄目押し
「大蔵省のみ残りて政権が潰(つぶ)れかねぬような決断は
不可と強く叱正(しっせい)す」。
民主主義の基本に沿えば官僚は、選挙を経た政治家の下に立って支えるのが、
本来あるべき姿です。
首相の叱正は、政治側の意地でもあったでしょう。
結局、最後は官僚側に押し切られた末の未明の会見でしたが、
強引さが批判され、細川政権はこの二カ月後崩壊。
大蔵省もその後、政治側の“意趣返し”で
本省から金融部局を分離され、権威はみるみる失墜していきました。
こうして政治との敵対関係から始まった官僚の弱体化は、歯止めなく一方的でした。
極め付きは二〇〇九年九月、官僚が事実上、閣議を振り付けていた
「事務次官会議」の廃止です。
歴史の振り子は勢いを増して、政治主導の極端へと振り切れていきました。
そして、もう一つの断面。
その振り子に駄目を押したのが、内閣人事局の存在です。
縦割り行政打破の名の下に、国家公務員の人事を首相官邸で一元管理するため
一四年に設置されました。
加計問題で渦中の萩生田(はぎうだ)光一・内閣官房副長官が今の局長です。
問題は、官僚側の命脈である省庁の幹部人事が一括、ここに握られていることです。
それがために官僚たちは、省庁の行政判断よりも、政権の意向を忖度して動く
ことで組織を守ろうと考えるようになる。
その結果が都合悪くなれば政権は「勝手に忖度した」官僚側の責任にもできる。
となれば、これが加計問題に浮かんだ「官邸一強」のやはり正体でしょう。
しかし、内閣人事局の仕事は何も幹部人事だけではない。
本旨はむしろ、国の将来も見据えて行政基盤をしっかりと支えうる官僚集団を育成し、
未来に引き継いでいくことです。
次に続く人材を確保するためにも、
官僚たちが士気高く働けるような環境作りが重要でしょう。
その士気を高めるためにこそ、求められるのは政治側から官僚側への歩み寄りです。
共に国民生活の向上へ。政治家は政策決定力を今以上に磨き、
官僚も共感して情報力や知識力で支える。
たとえばあの戦後のような補い合う関係に再び歩み寄れないものか。
☆今と将来に共同責任
いま私たちが立ち返ってみるべきは、国民主権を謳(うた)う憲法上、
政治家は「全国民の代表」であり、官僚は「全体の奉仕者」ということです。
行政に携わる政治家と官僚には、今と将来の国民に負うべき共同の責任があるはずです。
両者が敵対する関係では、到底その責任は果たしえないでしょう。
歩み寄りなどとは対極の加計問題で、現政権が見せた一方的な官僚支配は、
官僚たちの士気を高めるはずもなく、
官僚を志す次代の若者たちをも遠ざけかねない。
それは現代のみならず、未来の国民に対しても、
国の行政基盤を築く政治の責任放棄として、禍根を残すのかもしれません。
◆http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062302000133.html
東京新聞 2017年6月23日
◎省庁人事を握る萩生田氏 野党指摘「真実言うと報復か」
▼http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/
images/PK2017062302100047_size0.jpg
学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、中央省庁の幹部人事を一元管理する
内閣人事局トップを兼務する萩生田光一官房副長官が
深く関与したと受け取れる文書が文部科学省で見つかったことを受け、
野党は二十二日、萩生田氏が報復人事で圧力をかける懸念を訴え、
交代を求めた。
内閣人事局は政権の政策を推進できる人材の積極登用を目指して
二〇一四年五月に設置された。
審議官級以上の職員の適格性を審査し、合格者を幹部候補者名簿に登載する。
各閣僚は名簿を基に人事案をつくり、首相や官房長官との協議を経て人事を決める。
官邸主導の色合いが濃く、当初から「官邸の顔色をうかがう人だけが重用される」
といった懸念があった。
文書では、萩生田氏は文科省幹部との面談で獣医学部について
「総理は『平成三十年四月開学』とおしりを切っていた」などと発言したとされる。
その後、萩生田氏は発言を否定するコメントを発表した。
中央省庁はいま、通常国会が閉会し、次官以下の幹部職員の異動が発表される時期。
民進党の野田佳彦幹事長は「萩生田氏は内閣人事局長。
夏の人事で、真実を言おうとした人たちが報復を受ける可能性がある」と指摘。
「当然、交代させるべきだ」と訴えた。
民進党の蓮舫代表は、文科省が文書の内容についてあいまいな説明をしている
ことから「内閣人事局長に配慮した行動と疑われる」と指摘した。
これに対し、菅義偉官房長官は、萩生田氏が内閣人事局長でいることは
「全くおかしくない」と反論。
幹部人事は「ルールに基づいて淡々と行う」と話している。
春信、二枚目、
「見立 白樂天」です。
姑息なNHK、竹中はパソナだろうが、
◆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/
k10011031421000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_006&movie=true
NHK 6月27日
◎特区諮問会議の民間議員が会見 前川前次官に反論
より抜粋、
記者会見したのは、国家戦略特区での獣医学部新設の決定に関わった
諮問会議の民間議員を務める大阪大学の八田達夫名誉教授や、
竹中平蔵東洋大学教授らのほか、
特区に指定されている福岡市など6つの地方自治体の長らです。
また、竹中氏は文部科学省の前川前事務次官が先の記者会見で「行政がゆがめられた」
などと述べたことについて、「最初から最後まで極めて違和感がある。
今回の決定プロセスには1点の曇りもない」と述べました。
そのうえで、竹中氏は「『行政がゆがめられた』と言っているが、
『あなたたちが52年間も獣医学部の設置申請さえも認めず
行政をゆがめてきたのでしょう』と。
それを国家戦略特区という枠組みで正した。
2016年3月までに結論を出すと約束したのに約束を果たさず、
『早くしろ』と申し上げたことを『圧力だ』と。それは違う」と反論しました。
◆https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36793410.html
新ベンチャー革命 2017年6月27日 No.1716
◎安倍氏の加計学園への利益誘導を指南したのは東洋大教授・竹中氏なのか、
だから必死で安倍氏を擁護し始めたのか
1.前川・前文科省事務次官を批判する竹中平蔵氏:
自分の利益相反的行為を棚に上げている:アタマ隠して尻隠さず
2017年6月26日、東洋大の竹中氏が前川・前事務次官を批判、
安倍一派を全面擁護しています。
その様子をNHKが放送していました。
竹中氏は今、東洋大教授でありながら、パソナの会長をやっています。
もし東洋大教授の身分が、正教授(フルタイム教授)であれば、
一般的には、学内規則で兼業はできないはずですが、どうなっているのでしょうか。
恐らく、大学から特別に許可を取っているのでしょうが、
一般的には、大学教授は本業に支障のある兼業は禁止されています。
せいぜい、非常勤の社外取締役や社外監査役くらいです、
兼業を許可されるのは・・・。
いずれにしても、竹中氏の数々の兼業のうち、とりわけ、
パソナ会長職や国家戦略特区の民間議員職は、利益相反の疑いが濃厚です。
2.竹中氏の前川批判は天唾のヤブヘビとなるのではないか
加計学園問題で国民から注目され始めた国家戦略特区というのは、
名前はもっともらしいのですが、
特定の企業や組織にわれらの血税を投入することを正当化する
仕組みなのではないかと疑われます。
加計問題で問われているのは、加計ありきで血税投入が決められたのではないか
ということで、本件、前川氏のみならず獣医師会からもそう指摘されています。
ところが、安倍氏を擁護する竹中氏のこれまでの行動は、
岩盤規制に穴を開けるとかなんとか言って、
結局、血税をむさぼりたい利権勢力への利益誘導を行っている
のではないかと疑われます。
今、安倍氏は総理大臣の地位を利用して、友人の経営する加計学園に
利益誘導したのではないかと疑われているわけで、
文科省からその証拠がすでに出ています。
ところが、上記、竹中氏は、すでに、特区の諮問会議の民間議員を務めていて、
自分の関係する企業に利益誘導をやっている疑いが濃厚です。
3.なぜ、竹中氏は露骨に安倍一派を擁護するのか
安倍氏が加計学園でやった利益誘導は、案外、
竹中氏のやってきたことを真似たのかもしれません。
こうしてみると、安倍氏は竹中氏からいろいろと指南を受けていた可能性があります。
竹中氏にとって、安倍政権が存続する限り、
竹中氏の利益相反疑惑が追及されることはないのです、
少なくとも、日本政府側からは・・・。
そう観ると、竹中氏が必死で安倍氏を擁護するのは、結局、
自分を守るためなのではないのでしょうか。
春信、三枚目、
「雨中美人」です。
7月3日の「都議選結果」が楽しみですなぁ、
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/194.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2017 年 6 月 26 日 kNSCqYLU
◎都議選は大惨敗の可能性 … 錯乱内閣と自民党の末期症状(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d7/2400.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208202
日刊ゲンダイ 2017年6月26日
「自民党は引っ込め」――。
23日の都議選告示日。自民党の茂木政調会長が街頭演説中、
こんなヤジが飛んだという。
2度目の安倍政権が発足して5年。 ここまでの逆風は初めてだろう。
国会を無理やり閉じて、都議選に備え、臭いものにフタをしたはずだったが、
そうは問屋が卸さなかった。
文科省から加計問題をめぐる新たな文書が発覚。
疑惑の中心人物の萩生田官房副長官は東京選出なのに、
地元である八王子での応援演説にすら顔を出せないでいる。
「この、ハゲーーー」の絶叫2回生、豊田真由子衆院議員の狂気も追い打ちをかけ、
批判の嵐の中、自民党は右往左往。 その狼狽ぶりは見るも無残だ。
下村都連会長は「心からおわび申し上げたい。謙虚さがないとの批判はその通り」
と謝罪。二階幹事長は都議選応援の足で行った豊洲市場の視察の際、
豊田に関して質問されると、ブチ切れて取材を打ち切った。
支離滅裂なのは丸川五輪担当相で、24日の演説で、
なんと小池都知事を褒めちぎったという。
「知事が素晴らしい方針を示してくれたら我々が支えていく」と、
対決姿勢はどこへやら。
丸川は2020東京五輪で、都知事と協力せざるを得ない関係とはいえ、
想定を超える大逆風に、訳が分からなくなっているんじゃないか。
24日に日野駅前で行われた自民党の街頭演説を取材したジャーナリストの
横田一氏がこう話す。
「ベテラン現職都議の古賀俊昭さんの応援に、
党本部の細田博之総務会長が来ましたが、演説では『厳しい選挙』とは言ったものの、
加計問題など国政のことには触れずじまい。
演説終了後に候補者の古賀さんを直撃すると『政府はもっと説明責任を果たすべきだ』
『謝って済むのは子供だけ。大人は謝るだけでなく責任を取らないといけない』
と安倍内閣への怒りをあらわにしていました」
失点続きの国政のせいで自民候補は落選危機に真っ青だ。
それなのに当の安倍首相は、この週末も都議選の応援に一切入らず、
土曜は神戸、日曜は自宅にこもったままだった。
自民党は今回の都議選で過去にない挙党態勢を敷いているが、
安倍はひとり逃げまくっている。
それどころか、局面打開を図るため、またもやトンデモ発言の悪あがきなのだから、
呆れてしまう。
☆「殿ご乱心」またぞろ“上書き”のデタラメ
安倍が都議選を避けて逃げ込んだ先は、
誰もが自分に同調してくれる“身内”の元だった。
慰霊の日の沖縄訪問を早々に切り上げ、安倍が向かったのは神戸。
翌24日、産経新聞社が運営を全面的にサポートする
「『正論』懇話会」で講演し、改憲スケジュールの前倒しをブチ上げた。
「来るべき臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に、自民党の案を提出したい」
つまり、秋の臨時国会に憲法改正案を出すということだ。
これには安倍に近い自民党幹部からも「聞いていない」の声が上がる。
そもそも5月3日の憲法記念日に、安倍が突然、
9条改憲と2020年の新憲法施行を打ち出した際にも、自民党内は大混乱だった。
これまでの党の改憲草案と異なる内容だったからだが、総裁がそう言うのならと、
党の改憲推進本部は、「年内に自民党案を取りまとめ、来年の通常国会で改正案を提示」
というスケジュールを描いた。
安倍自身も5月21日のラジオ番組の収録で、年内に自民党案をまとめる考えだ
と言っていた。それが突如、まったくの根回しなしにスケジュールの前倒しである。
公明党幹部が「焦っているのか」と困惑していたが、
安倍お得意の“上書き”“上塗り”で目先を変えられると思っているのだろう。
政治学者の五十嵐仁氏が言う。
「とうとう安倍首相が狂ってきました。
与野党の議論も党内議論も無視して、とにかく自分の都合で、
強権によって改憲に突き進むつもりなのでしょう。
最終的には国民投票ですから、本来は国民の理解を得て、というはずでしたが、
追い詰められ、焦りが如実になってきました」
5月3日のビデオメッセージも日本会議系の集会へ送ったもので、今回といい、
「仲間内でしか勇ましいことを言えない小心者」(政治評論家の野上忠興氏)
の安倍らしいが、焦りの裏返しはもうひとつあって、この講演会では、
「獣医学部を全国に」などと、唖然とする発言も繰り出した。
加計学園だけが優遇されたという批判をかわす狙いで、安倍は
「今治市だけに限定する必要はない。地域に関係なく、
2校でも3校でも新設を認めていく」と言ったのだが
牛や豚の飼育数は減り、ペットも減少傾向だから、獣医師は足りているんじゃないのか。
それを全国につくってどうするのか。 デタラメの極みだ。
上智大教授の中野晃一氏(政治学)はこう言う。
「まさに『殿ご乱心』です。
『私がやる』で獣医学部を全国に増やすことができるのなら、
国家戦略特区は首相の鶴の一声でどうにでもなると言っているようなものです。
加計問題も自分が介入したと逆にバレてしまいました」
■「信なくば立たず」と言うなら、もはや白旗
これぞ錯乱政権の末期症状である。
全ては加計問題で黒を白と強弁した末路だ。
おぞましい政権には、前川前文科次官が23日の会見でトドメを刺してもいる。
「出会い系バー」に出入りしていたという読売新聞の記事には
「官邸の関与があった」と“共謀関係”を赤裸々に語った一件である。
読売は反論せず、会見で質問すらしなかった。
新聞紙面でもこの話には触れていない。
官邸はそこまで汚い手を使うのか。
こうなると、菅官房長官の反論も萩生田副長官の弁明も、国民には全て白々しく映る。
国民をナメ切っていた「オレ様政権」が、もはや何を言っても無駄だ。
野党が要求する臨時国会を開かず、揚げ句が改憲スケジュールの前倒しと
全国に獣医学部という特区拡大という上書き。こんなのもう通用しない。
「改憲は個人の執念であり、加計問題は権力の私物化。
いずれも安倍首相の自己都合です。それを止める人が誰もいなかった。
しかし、『政治主導』の名の下に全て押し切られてきた官僚から、
『これはおかしい』と告発が出てくるようになったのです。
改憲の提案を通常国会から臨時国会に早めたのは焦りの証拠。
政権が長続きしないという不安があるからではないか。
批判を無理やり抑え込もうとして、上書きでむちゃくちゃなことを言い出した。
もはや滑稽というか哀れです」(中野晃一氏=前出)
ここまで転落しても、安倍はまだ首相に居座るつもりなのか。
19日の記者会見でも「信なくば立たずであります」と強調していたではないか。
都議選で自民は歴史的大敗を喫するだろう。
共同通信が24、25日に行った世論調査は、
第1党を都民ファーストと自民が競い合っているものの、
既に投票先を決めている人は、都ファ26・7%に対し、自民25・9%。
都ファに流れるだろう無党派が多いとみられる「まだ決めていない」が
57・2%もいる段階で、すでに自民は都ファの後塵を拝しているのだ。
「逆風に 神戸の空は 五月晴れ」
安倍は講演で現在のつらい心境をこう読んだ。
政権を退けば、すっきりする。
晴れ晴れとした気持ちになれる。 もう白旗を揚げたらどうだ。
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/191.html
投稿者: 赤かぶ 日時: 2017 年 6 月 26 日 kNSCqYLU
◎“アベ友”の準強姦を葬った組織犯罪対策部長が 共謀罪所管
溝口敦の「斬り込み時評」(日刊ゲンダイ)
▼http://asyura.x0.to/imgup/d7/2393.jpg
☆https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208207
日刊ゲンダイ 2017年6月26日 溝口敦 文字お越し
警察庁の刑事局に組織犯罪対策部がある。
部の下に組織犯罪対策企画課、暴力団対策課、薬物銃器対策課などを抱え、
この組織犯罪対策部が全国の暴力団取り締まりの最高司令塔である。
今、会津小鉄会の7代目継承騒動では山口組3派の首脳が狙い撃ちされているが、
もちろん組織犯罪対策部が最終判断した上、京都府警が3派に攻め込んでいる。
部の所掌事務としては暴力団対策の他、国際的な刑事犯罪捜査、
犯罪による収益の移転防止などが含まれているから、
15日に自・公・維が強行採決した「共謀罪」についても、
警備局と並んで所掌するとみられる。
現在の組織犯罪対策部長は中村格氏であり、
2015年3月まで菅官房長官の秘書官を務め、安倍首相と近い関係にある。
他方、元TBS記者・山口敬之氏はTBS退社後、
安倍おべんちゃら本「総理」を出版したぐらいで、これまた安倍首相に近い。
周知のようにフリージャーナリスト詩織氏(28)はこの5月29日、
山口氏から性犯罪被害を受けたのに、
山口氏は不起訴処分になったと検察審査会に不服申し立てをし、
その後、都内で記者会見した。
彼女は15年4月3日に、まだTBSに在籍していた山口氏と会食・飲酒後、
同日深夜から翌早朝にかけて意識を失い、その間に性交渉されたと訴えた。
彼女は4月9日、警視庁原宿署に相談し、同月末、高輪署は
準強姦容疑で告訴状を受理、高輪署は6月、
帰国する山口氏を成田空港で待ち受け、逮捕状を執行しようとした。が、
突然、警視庁の上層部から待ったがかかり、逮捕は取りやめになった。
逮捕中止を決めたのは当時、警視庁刑事部長だった中村格氏であり、
中村氏は「事件の中身として逮捕は必要ないと私が決裁しました」と認めている。
山口氏は16年、嫌疑不十分で不起訴となった。
筆者がここで言いたいのは、安倍周辺の
度し難いネポティズム(縁故主義)についてである。
山口敬之氏は、自力では自分の下半身がしでかしたことの
始末さえつけられない最低の人間である。
彼から依頼があったのか、同病相憐れんだのか不明だが、
中村格氏は自分の職位権限を生かして山口氏をかばい、準強姦事件を闇に葬った。
詩織氏は20代の女性である。
自分の名前と顔をさらすことが不利益をもたらすことを十分承知しながら、
一連の不公正、不平等が耐えがたかったのだろう、ついに告発に踏み切った。
縁故ゆえに物事の正しさを踏みにじり、法まで打ち捨てる中村格氏が
暴対法ばかりか共謀罪も所掌する。
やがては一般国民にまでその爪牙を伸ばすことは間違いなかろう。
↑
政権交代で「忖度官僚の一斉大掃除」ですよ。
官邸のアイヒマンこと、内閣情報官の北村滋も打首だ!
こういう連中が世の中を暗くするのさ。