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丁酉(ひのと とり)に

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 画は 渓齋 英泉 (けいさい えいせん)

 寛政3年(1791年) ~  嘉永元年(1848年)  

 独自性の際立つ退廃的で妖艶な美人画で知られる。       作


  「江戸八景 忍丘の暮雪」です。


☆曇り、今日も寒い、真冬日続く。

きな臭くなるEU情勢、

◆http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36471063.html
新ベンチャー革命 2017年1月11日 No.1582
◎ロシアがシリアにミサイル配備:
 トランプ米新政権が発足しても、米国に戦争勢力が存在する限り、
 シリアでの一触即発の事態はいつでも起きうる


1.日本を乗っ取る米国戦争屋ネオコンが
  攻略ターゲットとしてきたシリアにロシアがミサイルを配備

本ブログ前号にて、シリアに侵攻しているIS(イスラム国)は
米国がつくったとケリー米国務長官が非公式の場で証言し、
その音声データがすでにウィキリークスの手元にあって、公開されている
という情報を取り上げました。 もしそうなら、これは動かぬ証拠です。

本ブログでは、ISをでっち上げたのは米国戦争屋ネオコンと観ていますが、
ケリーはそれを認めたということです。

したがって、欧州や米国で執拗に起こされているテロの多くは、
ISが犯行声明を出して自慢していますが、
その背後に米戦争屋ネオコンが控えているということです。

さて、本ブログは上記、米戦争屋のウォッチをメインテーマとしていますが、
彼らは今、日本を乗っ取っていると観ています。

ところで、上記、シリア攻略を企む旧米戦争屋ネオコンに
新たな脅威が生じています、それは、シリア・アサド政権を支援しているロシア
がシリアにミサイルを配備したことです。


2.旧・米戦争屋ネオコンの傀儡・ISを使ったシリア攻略作戦が裏目に出た

オバマ政権下で8年間も米政権から下野させられている旧・米戦争屋は、
米オバマ政権からの妨害もあって、シリアに米地上軍を派遣できないため、

苦肉の策で、敵役傀儡武装集団・ISをでっち上げて、
IS経由でシリア侵攻作戦を展開してきました。

ところが、この作戦は今では、ロシアの中東進出への口実を与えてしまいました。

そして、米国内が大統領選にかまけているスキを突いて、
ロシアがまんまとシリアを含む中東産油国に進出してしまいました。

今では、シリアのみならず、イランもロシア寄りとなっていますから、
この事態は旧・米戦争屋ネオコンにとっては大きな誤算となっています。

上記のようなシリアの現状を眺めると、
シリア・アサド政権打倒を狙った旧・米戦争屋ネオコンの作戦は
完全に裏目に出てしまいました。

だから彼らは今、地団駄を踏んで悔しがっているでしょう。

今回、ロシアのミサイルがシリアに配備されたとすれば、
旧・米戦争屋ネオコンにとって、
ISを使うシリア攻略作戦はもう通用しないとみなせます。

また、ISの代わりにイスラエル軍がシリアに侵攻したら、間違いなく、
シリアからイスラエルにミサイルが飛んできて、あっと言う間に、
イスラエルの軍事基地が被災することになります。

下手するとイスラエルのディモナ核施設がミサイル攻撃されて、
イスラエルはお手上げとなるでしょう。


3.2017年、シリアで米露戦争が起こるのか

上記のように、ロシアは本気で、旧・米戦争屋ネオコンによる
シリア攻略を阻止する準備を整えているようです。

一方、米国では旧・米戦争屋ネオコンが傀儡化していたヒラリーを
不正選挙で次期米大統領にするシナリオをトランプに阻止されましたので、

今後、旧・米戦争屋ネオコンの思い通りに、
米軍をシリアに投入できるかどうかは極めて不透明です。

昨年のヒラリーの思わぬ敗北にロシアが大喜びしたという情報がありますが、
もしそれが事実なら、ロシアは、ヒラリーが次期米大統領になったら、
間違いなくシリアで米露戦争が勃発することを事前にわかっていたからです。

ロシア政府とて できれば、米露戦争をしたくないですから。

しかしながら、ヒラリーが敗退しても、戦争中毒に罹って禁断症状を呈している
旧・米戦争屋ネオコンがおとなしく引き下がることはちょっと想像できません。

必ず、執拗な彼らは次なる手を打ってくるはずです。

いずれにしても、旧・米戦争屋ネオコンがまずやることは、
米国民への反露キャンペーンでしょう。

そのため、米国内でまたも偽旗テロを仕組んで、
ロシアのせいにするくらいはやりそうです。

しかし残念ながら、現時点では、トランプ新政権の出方も不透明です。

とにかく、旧・米戦争屋ネオコンがこの地球上に存在する限り、
トランプ政権下でも、
シリア発の米露戦争勃発の可能性がゼロになることはないでしょう。



◆http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52000918.html
日本や世界や宇宙の動向  2017年01月14日
◎トランプ氏の大統領就任式直前にヨーロッパでは益々きな臭くなっています。


以下のビデオをご覧ください。ヨーロッパがいかに戦争ムードになっているかがわかります。
もちろん、戦争ムードなのは関係国政府と軍隊だけですが。
一般市民にとっては非常に恐ろしい出来事であり迷惑なことです。

ロシア国境沿い、ポーランド、ドイツなどにNATOや米軍が集結しています。
このようなNATOの動きは以前から報道されていましたが、

最近突然、大量の米軍部隊がヨーロッパに派遣されていることを考えると、
丁度、トランプ氏の大統領就任式に合わせて、戦争を勃発させてしまおう
と考えている連中がいるということでしょう。

特にアメリカのオバマ政権や民主党は絶対にトランプ氏を大統領にさせたくはないでしょうから。。。

しかし、このような動きの背後でいつものイルミが操っているのがわかります。

オバマもトランプも背後ではロスチャイルドが糸を操っていると思います。

特にオバマはイルミのパペットでしかありません。

イルミがアメリカだけでなく世界をカオス状態にさせるためには、
国家や世界を二分させて戦わせることが最も効率的と考えています。

イルミの目的は世界をカオス状態にさせ、NWOを創設することです。

トランプ氏が無事に大統領になった後に、
アメリカや世界がどのように変化していくのかを見ていれば、
トランプ氏が本当に反グローバリズムのために戦っているヒーローのか、
それとも、彼は単にイルミの内紛の歩兵であり、
特に反グローバリズムということではなく、これまでグローバル化を推し進めながら
世界からうまい汁を吸ってきたジョージ・ソロス
(ソロスは彼のNGOを介して巨額の資金を投入し、世界的なテロ事件を勃発させ、
イスラム系難民を大量に欧米に流入させ、アメリカ国内でも人種間暴動を勃発させ、
大統領選挙で不正操作をし、今でも反トランプ運動を続けています。)
側の犯罪エリート集団を倒し、
彼らに代わって自分たちが支配権を得たいと思っているのかもしれません。

まだ今のところトランプ氏の真意が見えていません。

ただ、リベラル左翼民主党の政策はグローバリズムを推し進めるため
日本にとってよりダメージが大きかったため、
トランプ新政権の誕生で反グローバリズムの動きが、
政治家よりも世界中の市民の間で広がるかもしれません。

トランプ氏の大統領就任式がどうなるのか。。。注目ですね。

それと、こちらの記事
(http://beforeitsnews.com/politics/2017/01/bix-weir-alert-chance-for-a-smooth-transition
-are-crumbling-by-the-minute-2875674.html)によると、

突然、(トランプ氏の大統領就任式を警護する)ワシントンDCの国家警備隊のトップが
オバマ政権によって首にされたと伝えています。

オバマはこれまでも自分たちに従順でない米軍関係者を大勢首にしていますし。。。不気味です。

さらに、プーチンは、トランプ氏が大統領に就任するのを妨害されたなら、
アメリカに対する軍事攻撃を開始すると明言しました。

トランプ氏の大統領就任式を境に世界は今まで以上に混沌としてしまうのでしょうか。溜息!

ところで、歴代の米大統領はみな麻薬(大麻やコカインなど)常習犯であり、
アルコールやタバコもやっていましたが、トランプ氏は、麻薬もアルコールもタバコも、
健康だけでなく人生をダメにするという理由で全く関わっていませんから、
それはとても良いことだだと思います。

http://investmentwatchblog.com/top-brass-gives-press-conference-
to-prepare-for-war-ww3-is-coming-troops-are-ready-right-now/
 
(概要)
1月12日付け

ご参照あれ!



英泉、二枚目、



「寒梅と逢引き」です。



目付けは悪く無いのだがw

◆http://健康法.jp/archives/25842
健康になるためのブログ  2017/01/12
◎【注目】トランプ氏が暴利を貪る製薬会社を酷評
 「製薬会社は殺人の罪を犯しているにもかかわらず罰せられていない」


☆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170112/k10010836781000.html
◎製薬関連の株大幅下落 トランプ氏の薬価引き下げ発言で

 アメリカのトランプ次期大統領が記者会見で、
 薬の価格を引き下げる考えを突然示したことから、
 12日の東京株式市場では、収益の悪化が懸念されるとして、
 製薬関連の株価は大幅に値下がりしています。

 これはアメリカのトランプ次期大統領が記者会見で、
 政府系医療機関の薬の調達に関連して、
 「アメリカは世界最大の医薬品の購入国でありながら、
 適切に入札をしてこなかった。
 製薬業者たちは今現在、好き勝手なことをしている」と述べて、
 入札制度を強化して薬の価格を引き下げる考えを突然示し、
 日本の製薬会社の収益が悪化することへの懸念が出たためです。

 市場関係者は「これまでトランプ氏は薬の価格の引き下げには消極的
 だと見られ、アメリカ事業を強化しようとしていた製薬業の株価は
 このところ値上がりしていた。トランプ氏が一転して
 反対の考えを示したことを、市場は驚きを持って受け止めている」
 と話しています。


☆http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/post-6702.php
◎トランプ今度は製薬会社を標的に 薬価引き下げを表明

 [ニューヨーク 11日 ロイター] -
 トランプ次期米大統領は11日に開いた会見で、
 製薬会社は「殺人」の罪を犯しているにもかかわらず、罰せられておらず、
 政府に多額の費用を負担させていると批判、薬価の改革を進める意向を表明した。

 また海外へと拠点を移す動きが加速しているとして、
 製薬業界を国内に回帰させる必要があるとした。

 米国では、生死にかかわるような医薬品の価格が
 大幅に値上げされたことで製薬業界への批判が高まっている。



◆http://my.shadowcity.jp/2017/01/post-10441.html
ネットゲリラ  (2017年1月14日)
◎グローバル路線完全破壊


トランプの貿易・外交政策なんだが、オヤジは吠えるだけなので、
共和党のカシコイ人たちが考えたんだろうが、「国境税」だそうでw 

輸入には増税、輸出には減税、と、なんとか「関税」にならないように
苦労したんだろうが、結果としては保護貿易そのものなので、
こんなのがまかり通るならば、相手国も同じ事をしますw 

実際、農業部門ではみんなやってる。日本だってやってる。
そもそも輸出で儲けて自分の国だけウハウハというのはエゴであり、
可能だったら世界中のどんな国だってそうしたいw


  ☆http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011400184&g=use
  時事通信
  ◎米議会、「国境税」を検討=輸出を優遇、輸入に負担-
   トランプ氏も同調 

  【ワシントン時事】米議会共和党は、輸入への課税を強化し、
  輸出は税を減免する「国境税」の導入を検討している。
  法人税制改革の柱となり、トランプ次期大統領が掲げる、
  企業の生産拠点の「米国回帰」を促す仕組みだ。
  ただ、保護主義的な面があり、
  世界貿易機関(WTO)協定に抵触する恐れがある。
  共和党指導部による税制改正原案では、
  米国への輸入は経費控除を認めず、法人税負担が重くなる。
  一方で、輸出は税負担が軽くなり、優遇される。
  同党は、この仕組みを法人税率(最高35%)の引き下げとともに、
  次期政権幹部に説明し、支持を求めている。
  折り合いが付けば、2月にも法案を発表する。
  トランプ氏はこれに同調するように「国境税」という言葉を使って、
  企業の米国外投資計画を批判。5日にはトヨタ自動車をツイッターで
  「巨額の国境税を課す」と脅した。

  米国の連邦税制には、日本や欧州のような付加価値税(消費税)がない。
  日欧の企業は完成品の輸出時に原材料の仕入れで払った税を返金されるが、
  米企業は輸出時の税還付がない上、日欧などの輸出先で課税され、
  「貿易競争で不利」と不満を募らせていた。
  このため、国境税により
  企業の米国内投資、雇用創出が促されるとの期待がある。
  しかし、WTOは原則、
  法人所得の税還付を輸出時に行うことを認めていない。
  また、輸出に有利な仕組みであることから、
  WTOが禁じる「輸出補助金」に当たるとの見方もある。 
  米国内では、海外から商品を仕入れる小売業界や、
  多くの部品を輸入する自動車業界が反発。
  政権交代で退任するフロマン米通商代表部(USTR)代表は13日、
  「輸入を差別する仕組みだ」と、他国の報復を招く可能性を指摘した。
  日本の経済産業省幹部も
  「日本企業が米国に投資しづらくなる」と警戒している。


ただ、消費税の問題は面白いねw 
トヨタなどの輸出企業は、消費税の還付を受けている。
コレが実質的な「補助金」ではないか? と、
消費税のないアメリカが怒っているわけですw 

トヨタの下請けたちは、トヨタに納品するにあたって消費税を払っている。
それが、トヨタにだけ、払い戻される。
国民の納めた税金で、輸出企業が利益を得ている。
日本国内ではさんざん言われて来た事なんだが、
アメリカからそういう話が出てくるとはw


  -----------------------
  相手国側が関税上げちゃうんじゃないの?
  -----------------------
  ↑そういう現実の壁にぶち当たって
  半泣きになるのが目に見えてるから皆笑ってるわけ
  -----------------------
  ↑米国に依存していて逆らえない国は対抗措置にも限界がある。
  韓国とか日本みたいな。

  日本にとって悪いパターンの一つは、
  中国とは早々に妥協して、
  日本に厳しくあたって成果を誇示するパターン。
  中国と違って日本は経済だけでなく安保も米国依存性が高いので、
  米国がその気になれば強引に不利な条件を飲ませるには最適な相手。
  -----------------------
  アメリカだって日本に依存してるともいえるぞ、
  日本がいなかったら
  誰がドルの価値を保証してくれるというのか

  日本が友達だからあちこち喧嘩売っても
  通貨の価値が保たれてるんだよ
  日本と組まなかったらアメリカとて暴落する
  -----------------------


TPPどころじゃねーぞw つうか、強欲な国際金融資本としては、
自由にどこにでも行って稼ぎたいわけです。
だから、「自由貿易」は絶対的な錦の御旗w 

トランプはそれに真っ向から反逆している。
まぁ、このまま放置しておいたらグローバリズムによって
国家が滅ぼされるから。
トランプの危機感というのも理解できるんだが、
さて、国際金融資本と戦えるのか?


  -----------------------
  経済を本当に理解してないんじゃないのかな
  総合的に見てアメリカ製品が売れなくなり雇用がなくなると思うが
  -----------------------
  アメリカって農業ぐらいしかまともな輸出産業無さそう、知らんけど。
  -----------------------
  ↑遺伝子組み換えの農作物?
  遺伝子組み換えの飼料で育てた牛肉? &成長ホルモン漬け
  -----------------------  
  キリスト教過激派国家福音派なだけあって、やることが汚いわ
  だからいつまでも戦争でしか解決出来ない土人なんだよ
  -----------------------


アメリカが中国から輸入しなくなって中国が崩壊、とか
寝言垂れてる阿呆もいるんだが、中国はそんな脆弱な国ではないw 
アメリカ産業の空洞化が始まった時代、中国は文化大革命で
みんな自転車乗っていたのだw 
フェラーリ乗りまわす道楽息子が、カネがなくて国産車に買い換える
くらいが関の山ですw
中国だってアレで、自給自足の出来る国ですw


英泉、三枚目、



「浮気四十八癖二篇 きり火できよめるかみしんじんは藝者のくせ」です。



切り火で清める災の下痢壺w

今上の意を忖度して、法力の強い行者が呪詛を初めておるのでは?

◆http://lite-ra.com/2017/01/post-2849.html
リテラ  2017.01.14
◎室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第1回ゲスト 金子勝(前編)

室井佑月が経済学者・金子勝に訊く!
このまま安倍政権が続いたら何が起きるのか、その恐怖のシナリオとは?


政権批判が完全にタブーとなり、安倍応援団やネトウヨコメンテーターに
すっかり占拠されてしまった感のある日本のテレビ番組。

そんななかで、安倍政権の危険性を伝えようと孤軍奮闘しているのが、
作家の室井佑月だ。

彼女はさまざまなワイドショーや情報番組に出演しながら、
一昨年の安保法制でも、敢然と安倍政権のやり方に異を唱えてきた。

しかも、室井がそのへんのリベラルと決定的に違うのは、
その言動に「強度」があることだ。

狡猾な安倍応援団の話のすり替えやごまかしにもけっして丸め込まれず、
その言葉はまるで「王様は裸だ!」と叫ぶ子供のように本質を突く。

『ひるおび!』(TBS)では、安倍の“寿司トモ”田崎史郎に食い下がり、
逆ギレさせたこともあった。

おそらく今のわれわれに一番、必要なのはこういう強度、タフさ
なんじゃないだろうか。

すっかり室井に惚れ込んだリテラは新年に当たって、
彼女にインタビュー連載をお願いしてみた。

すると、彼女からは「あたしみたいなバカがひとりでしゃべったって仕方がない。
それよりいろんな学者やジャーナリストに会って、
安倍政権がどこがやばいのか、安倍政権をどうしたら倒せるのか。
そのことを本気で考えたい」という返事。

うーむ、室井はマジだ。ということで、今月より、
室井佑月の連載対談を開始することにした。

タイトルはそのまんま、「アベを倒したい!」。

第一回のゲストは、経済学者で、慶応義塾大学経済学部教授の金子勝氏、
テーマはもちろん、アベノミクスのインチキと危険性。

しかし、対談は経済の話題だけにとどまらず、メディア支配など
さまざまな問題について、強烈な言葉が次々と飛び出した。

いったいどんな安倍批判が語られたのか。乞う御期待!
(編集部)

……………………………………………………………………………

●アベノミクス詐欺のせいでオリンピック前に経済破綻?

室井 新年早々いきなりだけど、金子先生、安倍政権がこのまま続くと、
   日本は本当にやばいことになると思うんだよ。で、
   どんなひどいことが起こるのか、ちゃんと教えてもらおうと思ってさ。

金子 僕は一応、経済学者なので、目の前の現実を見ながら、
   常に5年、10年先の経済状況をシミュレーションしているんだけど、
   安倍政権が続いたら、日本経済はこの先、ひどいことになるだろうね。
   すでに、マイナス金利の弊害が出てきていて、
   日銀は債務超過、損失が10兆円に近い。
   自己資本が7.4兆円だから、かなりオーバーしていて、ぎりぎりの状態だ。
   それでも伸びているのが不動産融資で、今年の前半で7兆円を超えた。
   まさにバブル状態で、このままいくと、確実に破綻する。

室井 不動産バブルが弾けちゃったら、結局また
   わたしたちが銀行を助けることになるんじゃないの? 

金子 そのとおり。でも、安倍首相はそんなことかまわず、
   破綻するまでこの路線でつっこんでいくだろう。
   債務超過だけど、お金をじゃんじゃん刷りまくる。
   どこまでお札(日銀券)を信用できるか。
   それがたぶん安倍さんの言う“挑戦”なんだと思う。
   いつまで成長戦略、アベノミクスと叫び続けられるか、
   国民を騙し続けられるかの“挑戦”だ(笑)。


室井 でも、そのわりには、見せかけですら景気がよくなっていない。
   不動産だって、もっと高くなったりするかと思ったけど、たいしたことない。

金子 不動産はもうアップアップ。
   東京都心では昨年11月くらいでピークアウトしている。
   だから今、福岡の天神とか、仙台とか、札幌の真ん中とか、
   そういうところに波及してる段階だ。逆に、
   こんなに金をつぎ込んでもこの程度だから、破綻はかなり早い。
   たぶんオリンピック前に、危ない局面がくる。

室井 でも、安倍さんは認めないんだろうな。
   逆にオリンピック使ってごまかそうとするんじゃない? 
   マスコミを使ってオリンピックキャンペーン張って、
   「テロもあるし緊急事態条項が必要だ」とか言って。

金子 もうひとつ危ないのは、アメリカのいまのドル高・超高金利だ。
   日本の大手銀行も政府も、みんな外国債や海外投資に逃げていく。
   もう抜けられないところへどんどん突っ込んでいって、
   逆に地方は投資がまったくなくなって疲弊しきっていく。

室井 円安で株価はあがってるけど、もうかるのは、巨大輸出企業だけだもんね。

金子 その輸出産業もやばいよ。
   原発輸出だってトルコ、ベトナム、台湾、みんなだめになってる。
   安倍政権の成長戦略化けの皮全部剥がれている。
   たとえば東芝はセンサーや白物家電、医療機器など
   これから伸びる商品を全部やめて、国家に頼って
   原発と半導体とインフラ事業に特化した。
   CB&Iという、ウェスティングハウスの買収の損失に加えて、
   原発建設関連の会社を買収したが、損失が5000億円になりそう。
   死に体だね。三菱重工はサンオノフレ原発で訴訟を受けて、
   9000億円もの賠償請求を受けて、100億しか払わないで揉めてる。
   日立も英国でコスト高の原発計画に突っ込んでいる。

室井 それって、もとをたどれば、安倍さんの無責任な原発政策のせいだよね。
   第一次安倍内閣の時、安倍さん自身が「原発の全電源喪失はない」と
   国会答弁していたわけでしょう。
   それが福島原発事故を招いたともいえるのに、まったく反省の色がなく、
   原発再稼働に邁進していった。
   その時、原発行政の責任者の経産相だったのが甘利明さん。
   なのに、事故直後にその責任を問われて、テレビ東京の取材で
   「日本なんてどうなってもいい、俺の知ったこっちゃない」って
   言ったんだよね。でもこの発言、全然大きいニュースにならなかった。

金子 甘利元経産相はテレビ東京を相手取って名誉毀損裁判を起こしたからね。
   みんなびびって報道しなくなった。
   しかも、一審判決では、テレ東が敗訴したでしょ。
   その判決を出した都築政則裁判長が、その後、
   前新潟県知事の泉田裕彦への脅しとして新潟地裁に異動し、
   柏崎刈羽原発関連の訴訟を指揮した……。

室井 なんだそれ。結局、裁判所も原発と安倍政権の味方なんだよね。

金子 とにかく、安倍政権は福島原発の事故については
   完全に責任をほおかむりして、第二次政権では、原発再稼働路線にひた走った。
   東芝も三菱重工も日立も結局、国家の事業にかなり依存して生きてるから、
   そのまま突っ込んでいっちゃった。

室井 でも、それがいまどんどん破綻してるんだもんね。
   このままいったら、東電だけじゃなくて、こういう原子力産業にも
   私たちの税金が使われるようになるんじゃない。


●経済破綻を隠すために安倍の極右路線はエスカレートする

金子 経済破綻のリスク要因としては、あと、ヨーロッパがすごく不安定。
   今年3月にオランダの総選挙、フランス大統領選が続き、
   秋にはドイツの連邦議会選挙がある。
   選挙結果によっては、EU離脱が相次ぎ、ヨーロッパで金融危機が起きかねない。
   ドイツ銀行もバ―クレイもクレディスイスも悪い。
   さらに、イタリア第3位のモンテ・パスキ銀行がいま、
   経営危機で公的資金が注入されるという話になってるけど、
   これにEU離脱が加わったら、自国通貨が暴落。
   ハイパーインフレとなり、イタリアの金融が潰れる。
   その国債を持っているヨーロッパの金融機関がアウトになる。

室井 金融危機はどんどん伝染するもんね。

金子 そう。もしヨーロッパで金融危機が起きたら、
   リーマン・ショック並に世界経済を直撃する可能性は十分ある。
   しかもこうした金融危機、景気循環のサイクルは10年なんだ。
   リーマン・ショックが08年。だから2017年から2019年が危ないと見ている。

室井 日本は不動産バブルが崩壊し、EU離脱ショックが加わり、とダブルパンチ。

金子 加えて、日本は地域がどんどん弱っていて、
   内需が弱り、労働分配率がどんどん落ちている。
   賃金も上がらず家計消費も上がらず、しかもイノベーションは起きないでしょ。
   そんななか、安倍が生き残るとしたら、
   ナショナリズムを煽る極右路線しかないんだ。
   実際、極右的な政治の跋扈は、常に経済状況の悪化が引き金になることが多い。
   日本だけでなく世界的にね。

室井 安倍さんの場合はもうやってるけどね、極右路線。
   でも、もっとひどくなるということか。
   マスコミをさらに懐柔して脅して。
   NHKなんか2018年からは震災復興のサポート番組を終了させて、
   オリンピック一色になっちゃうんじゃない。そんな気がする。
   震災は切り捨てて、国威発揚のためにオリンピック一色。
   この流れってもう止められないのかな? 

金子 僕は悲観してない。こんなものが永遠に続くわけがない。
   しかも騙され方がこれだけ酷いと、あとの怒りも大きくなる。
   こんなダメな世界だからこそ、次の世界は激変が起こる。
   それを考えるとワクワクするところがある。
   現在は、激動の大転換期に立ち会っていると思っているんだ。

室井 金子先生、ちょっと楽観的すぎなんじゃない。
   だって安倍政権の支持率が64%(日経新聞・テレビ東京合同16年12月調査)だよ。
   真珠湾行ったら国民の84%が評価するんだよ。
   騙されたとわかったときには、もう騙されたって声に出して言えなくなってる
   んじゃないの? 安倍さんは憲法改正についてGHQに押し付けられた
   みっともない憲法だって言ったのに、真珠湾訪問では
   「アメリカのお陰で」とか真逆のことを言ったのに。
   誰も気持ち悪いと思わないの? メディアも真珠湾訪問を評価するばかりで、
   こんな簡単な矛盾も指摘しない。
   評論家にしても記者にしても、昔は左だったのに、安倍政権になって右転換したら、
   すごい仕事がきて大儲けなんて話ばかりじゃない。私は逆だけど。


金子 でも室井さんは、言説を曲げていない。いま我慢するのが後で財産になる。
   それはカッコいいことだし、大切だよ。
   これが正しい道だと言い続ける。明るい未来を語る。

室井 明るい未来は語れない。消されちゃうかもしれないじゃん。
   この連載は、安倍をどうしたらやっつけられるのかがテーマだけど、
   金子先生の話聞くと、相手が弱っていくのを待つしかないのか、
   って気になっちゃう。

金子 大丈夫。歴史的に見ると、お札を刷りまくる悪貨改鋳は
   ひとつの体制が終わる前の断末魔なんだ。
   この最後の無理に対して、僕たちのやっていることは犬の散歩で言うと、
   電信柱に小便をかけてマーキングしているようなものだから。
   たどってきた道をちゃんと振り返れば、言説がある。必ず生きてくる。
   安倍のような極右がいきなり何かをやろうとして、
   別のオルタナティブ(代替案)が見えなくなると、みんなそこに流れちゃう。
   だから流れを阻止するために、オルタナティブを言い続ける。
   闇の中だから光は輝く。室井さんは今、輝く星なんだよ。

室井 私は自分が輝いているなんてとても思えない。
   今は、ほとんど味方がいなくなってきてる。儲からないし。
   自分の言っていることを方向転換すれば儲かるだろうけど、
   私、名誉欲もないし、金もいらない。
   でも、この孤立感だけはどうにかしてほしい。

金子 でも、日本の人がちゃんとした情報提供されたら、
   それなりに判断する層はまだまだ残っている。
   原発も再稼働反対や、憲法9条改正に反対する人は多い。
   でも、民主党政権の印象が悪くて、そのイメージがすっかり植え付けられている。
   今の安倍政権の方がもっと酷いけど、
   “民主党は酷かった”と国民に強く印象づけられた。
   メディアもそれに乗って、潰されて。
   「政権は長い方がいい」ってバカなこと言うやつがたくさんでてきた。
   そして暴走がひどくなり、金、人、コネ、昇進、
   あらゆる悪の元、下賤な政治になっていく。
   信念も信条もなにもない政治、ごまかしだからね。
   でも、救いは、経済最優先とか言って、
   息を吐くように嘘をつき続ける政治を続ける安倍政権でも、
   国民は“騙されている”という感覚がどこかで残っていること。
   いつかは、必ず揺り戻しが来る。

(後編に続く)

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金子教授、いいこと言ってますねw

(後編)は明日載せる予定。


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