画は 歌川 廣重 (安藤 廣重)
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「武州小金井堤 満花之圖」です。
☆晴れ。
「期日前投票」が北海道では多いらしい、危ないねぇw
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2015年 04月 10日
#で、今朝(=4・10)の東京シンブンに、
「無投票当選の嵐」が吹き荒れておる、
この統一地方センキョの第1ラウンドについて、
現状報告しとったんだが、
ぬあんと、原発を抱える4道県の議員センキョでも、
そうだったってんだな。
具体的には、
①泊村(北海道)
②御前崎市(静岡県)
③志賀町(石川県)
④おおい町&高浜町(福井県)━━と、
この4つのセンキョ区なんだが、
このうち、①の泊村は、定数2を自民と民主がギセキを分け合い、
②~④は、いずれも定数1で、当選者は自民だったってんだな。
ワシ、「下」の方でも言ったんだが、「原発再稼動の阻止」を訴えておる共産党は、
ぬあんで、ココで候補者を出してだな、センキョ戦に挑まないんだ?
ゼッタイにおかしい。
確かに、チジ選では、いろいろと、代々木は対立候補を出してはおるが、
正直、当選へのハードルはキビシイだろう。
でも、こうした道県ギイン選だったら、まだ、勝ち目はある。
①の泊村なんて、定数2の中センキョ区なんだから、候補者出して、
ガンガンと脱原発を訴えれば、当選の可能性も出てこんかよ。
何より、チジってのは、原発再稼動に関して、大きな発言権を持っておるよな。
であれば、そうした道県ギカイに議員を送り込んでだな、影響力を行使せんとだわな。
ギカイで爆弾シツモンを連発して、チジを窮地に追い込めばだな、
ナンボでも再稼動阻止に向けての圧力になる。
コイツは、揚げ足取りとかでのうて、ホンマ、建設的批判だと思うんだが、
ぬあんで、ニッポン共産党は、候補者を立てず、
徒に無投票当選の嵐を許しておるんだ?
悪いが、「アベの延命」に手を貸す利敵行為とさえ、言えるのではないのか。
おかしい。
岡田が網膜剥離を患っておる民主は、相変わらず、あのザマなんだが、
それといったい、どこが違うというのか。
危ないといへば、
◆http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150409-00000001-sasahi-bus_all
dot. 4月9日(木)
◎浜矩子「株価・円・国債のトリプル暴落の可能性」を指摘〈週刊朝日〉
バズーカを発射すると株価が急伸することから、
市場は黒田東彦日銀総裁による異次元の量的緩和を手放しで歓迎している。
だが、いずれは完全に身動きがとれなくなると警告するのが
同志社大学の浜矩子教授である。
「本来、中央銀行である日銀は“最後の貸し手”。
いざという場面で民間の金融システムを守ることで、初めて通貨の安定も図られる。
ところが、今は“最初の貸し手”となっているうえ、
その相手が政府なのですから、非常に危うい」
量的緩和と称して励んでいるのは、日本国債の大量購入だ。
いわば国の借金の肩代わりで、
「もはや金融政策の体をなしていない」と浜氏は酷評する。
すでに現時点においても、日本が莫大な財政赤字を抱えているのは周知のこと。
実は、政府が保有する金融資産を差し引いた後でも、
日本が抱える債務残高の対GDP比率はギリシャに次ぐ世界ワースト2位(主要98カ国中)。
しかも、19年にはギリシャを超えるという。
にもかかわらず、今のところ国内の長期金利は、低水準で安定している。
その理由について、国内随一の日銀ウォッチャーである
東短リサーチの加藤出チーフエコノミストは指摘する。
「債務が膨らむと、本来なら金利に反映される(金利が上昇する)はず。
日本の長期金利がそうならないのは、日銀が国債を大量に買って人為的に抑えているから。
いわば“官製相場”で、いつまでもそんな状態を続けられるはずはない」
債務の悪化を悲観して日本国債売りが顕著になり、
価格下落に伴ってその利回りが急上昇するという図式である。
日本国債を保有している大半は国内の投資家だから
投げ売りはないとの楽観論もあるが、浜氏はこう否定する。
「大部分は機関投資家であるため、運用を失敗すればその責任を問われる。
日本国債がジャンク債(紙クズと化す恐れの高い債券)になりかけても
手放さないようなことはありえません」
誰かが売りだすと、他の投資家もいっせいに追随する
のはマーケットで起こりがちな現象。
一気に進むと、まさに日本国債の暴落だ。
長期金利が跳ねれば、住宅ローン金利も連動するし、
銀行は国債を大量に保有しているため、金融機関の倒産も相次ぐかもしれない。
「株価、円、国債のトリプル暴落もありうる」(浜氏)
もはや小説だけの世界ではないのだ。
※週刊朝日 2015年4月17日号
廣重、二枚目、
「東都名所 御殿山遊興」です。
何様キ印、危険がいっぱい、
◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201504/article_73.html
richardkoshimizu's blog 2015/04/12
◎4.12、いまだ、人工地震が警戒されます。
「鉾田市海岸のイルカ150頭打ち上げと地震のかかわりを
日刊ゲンダイさんが記事にしてくれました。
この記事を目にした方には、ぜひとも、「脳に出血、多数が死亡」:
「クジラに致命的な米軍の強力ソナー、最高裁判決で推進」
の記事も読んでいただきたい。
イルカの集団的異常行動が、海中の潜水艦の発するソナーによる
聴覚器官の損傷が原因である場合があるとわかる記事です。
では、なぜ、潜水艦が鉾田沖を徘徊していたかもしれないのか?
ソナーを使って同僚の潜水艦との衝突を避けながら、何やら、
おかしなものを海底に植え込む作業をやっていたのではないかと疑われるのです。
海底に核兵器を敷設して起爆すれば、人工地震が引き起こされます。
311の前に、鹿島海岸に50頭を超えるゴンドウクジラが打ち上げられました。
NZ地震の直前にも同じ種のクジラがNZ海岸に打ち上げられました。
4.12、いまだ、人工地震が警戒されます。
☆あび~た 2015/04/11
日刊ゲンダイさんの記事を一部転載します。
日刊ゲンダイさんとしても、ここまでの言及が限界なんでしょうか。
言ってほしいですよね。
「潜水艦が、人工地震発生のため核兵器を海底にセットしてる。
だから、潜水艦のソナーがイルカの聴覚を狂わせた」と。 ↓↓
■イルカ大量座礁に「大地震の前兆」説 専門家に因果関係聞いた
(2015/4/11)
茨城県鉾田市や鹿嶋市の海岸で10日、
156頭のイルカが打ち上げられたことで、チョッとした騒ぎになっている。
4年前の3月4日。
今回と同じように鹿嶋市の海岸で52頭のイルカが座礁。
その1週間後に東日本大震災が起きたためで、
ネット上では早くも、今回の座礁が「地震の前兆か」などと臆測が飛び交っている。
そういえば、震災前と今年はイルカ座礁以外にも「類似点」がある。
2月、アルゼンチン北部でM6.7の地震が発生し、オーストラリアに大型台風「マーシャ」が上陸した。
震災前もアルゼンチンでM7.0の地震が起き、
やはりオーストラリアには大型台風「ヤシ」が上陸している。
偶然と言ってしまえばそれまでだが、
やはり「何か起きるのではないか」と不安になってしまう。
地震とイルカの座礁は何か関係があるのか。
「100頭以上のイルカが打ち上げられたのは見たことありませんが、
イルカの座礁は珍しい話ではない。実は一年中起きています。
今回、座礁した一帯はエサが豊富で、イルカが集まりやすい。
地震との因果関係はないと思います」
(茨城県の水族館「アクアワールド」の高石慎也海獣展示課主任)
☆酢味噌 2015/4/11
今更ながらクジラと潜水艦ソナーのことについて調べてたら、
既出な情報かもしれませんが、7年も前にこんなニュースがあったのですね。↓
「脳に出血、多数が死亡」:クジラに致命的な米軍の強力ソナー、最高裁判決で推進
http://wired.jp/2008/11/14/
米連邦最高裁は、軍の利益はクジラ保護に勝るとして、
海軍側の主張を支持する判決を下した。
215デシベルという戦闘機の離陸レベルであり、480キロメートル離れたところでも
140デシベルの音量が維持されるという。
今日、カリフォルニア沖には、大きな嘆きの声が響いたことだろう。
米連邦最高裁判所は11月12日(米国時間)、
環境保護活動家が軍用ソナーの周波数によってクジラが殺されているとして
米海軍に起こした訴訟において、海軍側の主張を支持する判決を下した。
連邦最高裁のJohn Roberts長官は
「公正性と公益性をはかりにかけると……海軍の公益性の方が大いに勝る」と、
多数意見の中で書いている。
「敵の潜水艦によってもたらされる脅威に対応するために、
海軍がアクティブ・ソナーを使用し実際的な訓練を実施する必要性の方が、
原告により主張された利益よりも重要だということは明白だ」
クジラ保護の立場から訴えを起こした非営利の環境団体『天然資源保護評議会』(NRDC)は、
クジラが多く生息する地域での海軍による中周波ソナーの使用は
『国内環境政策法』『海棲哺乳類保護法』『絶滅危惧種保護法』に違反していると主張し、
2005年にカリフォルニア州サンタモニカで訴訟を起こした。
[日本語版過去記事などによると、問題になっているのは
「静粛性に優れた小型潜水艦に対する迅速な探知能力を大幅に向上させる」
ための強力な低周波ソナーシステム『サータスLFA』
(SURTASS LFA:低周波アクティブ方式探索曳航アレイ・ソナーシステム)などで、
米海軍は世界中の海の大部分にこのシステムを配備しようとしている。
215から240デシベルの音が発生し、その音量は『F-15』戦闘機の離陸や
『サターン5』ロケットの打ち上げの際、その真横に立っているのと同様のレベルという]
NRDCサイトの海洋ソナーに関するページには、次のような記述がある。
「海軍自体の推計によると、これらの(低周波)音波源から
およそ480キロメートル離れたところでも、
140デシベルもの音量が維持される可能性があるという。
これは、大型のクジラの動作に影響を及ぼすとされている水準よりも
100倍以上強力な音量だ。中周波ソナーはさらに広範に使用されており、
クジラの大量死に関連があるとされてきた」
[140デシベルは「ヘビーメタルのコンサートなみの騒音」とされている]
NRDCでは、クジラが苦しみながら浜辺に乗り上げたり、
脳や耳からの出血を起こしたり、
水面に急に浮上した深海ダイバーたちに発症することで知られる「潜水病」に
苦しんでいることを示す生々しい証拠を提出した。
[日本語版過去記事などによると、2000年に行なわれたアクティブ・ソナー実験の際には、
中周波ソナーが利用されて数時間後に、
「少なくとも16頭のクジラと2頭のイルカがバハマ諸島の海岸に打ち上げられ、
そのうち8頭のクジラが死亡した。科学者による調査で、
脳と耳骨の周辺に出血が認められたが、これは大きな音に晒された際の損傷と見られる」という]
ソナーは、音を頼りに海を泳ぐクジラの方向感覚を失わせると考えられている。
これは、人間が常にまぶしい光に照らされている状態に苦痛を感じるのと同じようなことだ。
だが海軍は、深海域で実際に起こっていることを正確に知ることは困難なうえ、
クジラに被害が起きているとする証拠は不確実で、
敵の潜水艦の脅威よりも確実に重要性は低いと主張した。(以下、略)
廣重、三枚目、
「冨士三十六景 東都墨田堤」です。
安全・軽快・省エネのPC用TRON・OSを!
◆http://news.mynavi.jp/articles/2014/12/07/tron/
マイナビ 2014/12/07
◎再び脚光を浴びる国産アーキテクチャ「TRON」 -
坂村節がきわ立った「2014 TRON Symposium」記者会見より
すべての"モノ"をインターネットにつなげるIoT(Internet of Things)は
IT各社が注目し、2014年のキーワードに数えてもおかしくないほど認知度を高めた。
そのIoTを実現する可能性の1つにTRON(トロン)プロジェクトがあるのをご存じだろうか。
リアルタイムOSの仕様策定を核に、
「どこでもコンピューター=ユビキタスコンピューティング環境」を目指しながら、
1984年から坂村健氏を中心に続けてきたプロジェクトだ。
今年で30周年を迎えるTRONプロジェクトを記念し、
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、最新の成果を紹介する
「TRON Symposium -TRONSHOW-」を、
2014年12月10日~12日の期間で開催する(場所は東京ミッドタウンホール)。
IoTプラットフォームとなる「T-Kernel」や「μT-Kernel」といった
組み込みリアルタイムOS、IoTの基盤となるuIDアーキテクチャ2.0を中心とした
ユビキタスID技術などが披露されるという。
技術協賛として、
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)を迎えている。
それに先立ちYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、都内で記者会見を開催した。
坂村氏いわく「そろそろ東大も"お役御免"になりそうな歳」としながらも、
相も変わらずパワフルな発言や、TRONプロジェクトの現状をレポートする。
☆組み込みシステム用OSでトップシェアを誇るTRON
ちょうど2014年12月で30周年を迎えるTRONプロジェクト。
坂村氏は「感無量。世界を見回しても、ここまで続けたプロジェクトは数えるほどしかない」
と、長き渡る月日を振り返りながらも、
「日本のコンピューター技術は世界に通用するものが少なく情けない」と吠える。
TRONの活躍する場は我々が意識していないだけで、実は身の回りに数多く存在する。
有名なところでは、過日(2014年12月3日)に打ち上げ成功した小惑星探査機「はやぶさ2」
の制御システム、デジタルカメラのファインダー制御部分などに用いられている。
組み込みシステム向けのリアルタイムOSである「ITRON」は、
世界的に見ても幅広く使われているのだ。
しかし、今やTRONが表舞台に立つことは少ない。
PCやスマートフォンのような派手さがなく、組み込み(エンベデッド)システムの世界で
TRONは"ネジや釘"のような存在になるため、部品のように扱われてきたからだと
坂村氏は語った。だが、この状況が変わりつつあるという。
それがIoTやビッグデータという概念・ソリューションだ。
"モノ"をインターネットにつないで情報を相互に制御する基盤として、
我々が普段使っているWindowsやモバイルデバイス向けのOSは、
あまりにも肥大しすぎている
(Microsoftは組み込みデバイス向けOSとしてWindows Embeddedをリリースしている)。
そこで、当初から組み込みデバイスを対象に設計したリアルタイムOSのITRONが、
脚光を浴びることになったそうだ。
その結果、これまでTRONプロジェクトを支援した組織や団体の数は、
1,023(うち企業は910、学術組織は112)におよぶ。
坂村氏は「今年のTRONSHOWで、協賛企業・団体の名前を読み上げようと思ったが、
それだけでイベントが終わってしまうので諦めた」と笑いを誘った。
また、T-Kernel(T-Engineプロジェクトで生まれた組み込みOSの一種)、
および関連ソフトウェアの利用契約締結数も8,236を数える。
これはあくまでもT-Engineフォーラムに申請があった数だけであり、
坂村氏は「我々の知らないところで使われた例はカウントしていない」と述べる。
締結組織の所属国数をカウントすると、世界76カ国で使われているそうだ。
坂村氏が今注目しているのは、
アフリカ大陸の国々に代表される工業製品の浸透途上国だという。
「日本のiPhoneシェアは異常に高いが、世界的に見れば大半はAndroidを使っている。
だが、工業製品の浸透途上国では高額なスマートフォンではなく、
従来型のフィーチャーフォンが好まれる」(坂村氏)。
コスト面の優位性を含め、国内でも多く使われてきたTRONを採用した
安価なフィーチャーフォンを、新たに生産する企業が増えていることを明らかにした。
☆坂村氏、30年間を振り返る
ここで坂村氏がTRONプロジェクト30周年を記念して、
過去のプロジェクト成果物を次々と紹介した。
坂村氏は電脳建築学の分野でも名を馳せているが、
ここではIT関連に絞って取り上げたい。
往年のPCユーザーとって懐かしいのは、やはり「BTRON」だろう。
日本のIT産業が世界の流れに乗り遅れないため、
新たなオープンアーキテクチャに基づくPCとして、
1985年からBTRONの開発プロジェクトが始まっている。
坂村氏は今だから語れるエピソードとして、
BTRONを取り巻く当時の状況を語った。
1986年、文部省(旧)と通商産業省(旧)が作った組織を通じて、
BTRONアーキテクチャを"教育用PC"とする流れがあったものの、
USTR(米国合衆国通商代表部)が外交貿易障害リストの候補にBTRONを加えた。
新聞などで大きく報じられたため、覚えている方も少なくないだろう。
「風評的な被害を受け、他国から日本は(BTRONを)やめろという空気が流れた。
当時はMicrosoftの圧力だといわれたが、
同社は(TRONプロジェクトの)協賛メンバーでもある」(坂村氏)と噂を完全否定。
「大人げないため、ここでは語らないが、
(発表会で配った雑誌「TRONWARE」を手に)ここで書いた」と述べた。
その一文を引用しよう。
「実は米国の企業ではなく日本人だということは後年分かったことだ。
(中略)孫氏は(中略)TRONつぶしに動いたらしい」と記述している。
これは1999年に刊行した大下英治著「孫正義 起業の若き獅子」を元にしたものだ。
個人的には日本のIT産業を左右する存在だったBTRONが各方面から支持されていれば……
と"たられば"話を頭に描いてしまう。
ただ、やはり"たられば"ではあるが、BTRONが日本で発展したとしても、
世界的にはいわゆる「ガラパゴス化」した可能性もある。
物事には多くの視点があるので、結果としての現状を中立的に受け止めるべきだろう。
続く成果物の紹介で「TRONCHIP」が登城すると、
「当時からARMと同じことをやってきた。結果的に失敗したのは未来を先取りしすぎた」
(坂村氏)と過去を振り返った。
当時は大型コンピューターがまだ主流だったため、
TRONCHIP上でCOBOLコンパイラをどのように開発すべきか、
といったズレた意見が少なくなかったという。
T-Engineプロジェクトについても「Raspberry Pi」と比較し、
販売戦略の面で後塵を拝したことを認めていた。
T-Engineのハードウェアは仕様に沿って各社が販売するため高額になってしまったが、
Raspberry Piは数十ドル程度。
「クラウドファンディングのように流動的な協力環境がある米国と、
ネット時代に即した制度やシステムがない日本では難しい」(坂村氏)と、
当時から現在に続くプロジェクトの苦労を改めて振り返っている。
筆者には「日本でなければ(T-Engineはもっと)成功したかもしれない」
という坂村氏の発言が印象的だった。
いずれにせよ30年という長き月日を振り返ると、
TRONプロジェクトはすべてにおいて「発表するのが早かった」のだろう。
一足早く未来を先取りしても、
妨害する人々や 制度上の理由で 苦難を強いられた例は枚挙にいとまがない。
だが、坂村氏の発言は明るい。
「ダメだといい続けると本当にダメになってしまう。
だからこそ『次』を目指す活動が必要だ」、
「プロプライエタリソフトウェアではなく、
ソフトウェア開発者自身が社会に役立つことに価値を見いだせる
ソフトウェアソリューションを目指したい」と語っていた。
そんな坂村氏を始めとする各プロジェクトチームは、
TRONプロジェクト30周年を記念したWebサイト
「TRON PROJECT 30th Anniversary」を公開し、
2014年12月10日~12日、東京ミッドタウンホールで最新の成果を紹介する
「2014 TRON Symposium」を開催する。
坂村氏が目指すTRONの世界を知りたい方は、訪れてみてはいかがだろうか。
↑
日航123便にTRON技術者が集団で乗っていましたね。
鮮人・孫正義がTRON潰しに裏で暗躍していたとはねぇ。
とにかくWINDOWSにはもうウンザリ、
これほど利用者に手間とストレスを掛ける製品は珍しい、
バグ・ウイルスとのマッチ・ポンプ商売だから。
その気になれば、
日本人なら、まったく発想を転換したOSを開発できると思う。
いつまでもWINTELではなかろうが。
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「武州小金井堤 満花之圖」です。
☆晴れ。
「期日前投票」が北海道では多いらしい、危ないねぇw
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2015年 04月 10日
#で、今朝(=4・10)の東京シンブンに、
「無投票当選の嵐」が吹き荒れておる、
この統一地方センキョの第1ラウンドについて、
現状報告しとったんだが、
ぬあんと、原発を抱える4道県の議員センキョでも、
そうだったってんだな。
具体的には、
①泊村(北海道)
②御前崎市(静岡県)
③志賀町(石川県)
④おおい町&高浜町(福井県)━━と、
この4つのセンキョ区なんだが、
このうち、①の泊村は、定数2を自民と民主がギセキを分け合い、
②~④は、いずれも定数1で、当選者は自民だったってんだな。
ワシ、「下」の方でも言ったんだが、「原発再稼動の阻止」を訴えておる共産党は、
ぬあんで、ココで候補者を出してだな、センキョ戦に挑まないんだ?
ゼッタイにおかしい。
確かに、チジ選では、いろいろと、代々木は対立候補を出してはおるが、
正直、当選へのハードルはキビシイだろう。
でも、こうした道県ギイン選だったら、まだ、勝ち目はある。
①の泊村なんて、定数2の中センキョ区なんだから、候補者出して、
ガンガンと脱原発を訴えれば、当選の可能性も出てこんかよ。
何より、チジってのは、原発再稼動に関して、大きな発言権を持っておるよな。
であれば、そうした道県ギカイに議員を送り込んでだな、影響力を行使せんとだわな。
ギカイで爆弾シツモンを連発して、チジを窮地に追い込めばだな、
ナンボでも再稼動阻止に向けての圧力になる。
コイツは、揚げ足取りとかでのうて、ホンマ、建設的批判だと思うんだが、
ぬあんで、ニッポン共産党は、候補者を立てず、
徒に無投票当選の嵐を許しておるんだ?
悪いが、「アベの延命」に手を貸す利敵行為とさえ、言えるのではないのか。
おかしい。
岡田が網膜剥離を患っておる民主は、相変わらず、あのザマなんだが、
それといったい、どこが違うというのか。
危ないといへば、
◆http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150409-00000001-sasahi-bus_all
dot. 4月9日(木)
◎浜矩子「株価・円・国債のトリプル暴落の可能性」を指摘〈週刊朝日〉
バズーカを発射すると株価が急伸することから、
市場は黒田東彦日銀総裁による異次元の量的緩和を手放しで歓迎している。
だが、いずれは完全に身動きがとれなくなると警告するのが
同志社大学の浜矩子教授である。
「本来、中央銀行である日銀は“最後の貸し手”。
いざという場面で民間の金融システムを守ることで、初めて通貨の安定も図られる。
ところが、今は“最初の貸し手”となっているうえ、
その相手が政府なのですから、非常に危うい」
量的緩和と称して励んでいるのは、日本国債の大量購入だ。
いわば国の借金の肩代わりで、
「もはや金融政策の体をなしていない」と浜氏は酷評する。
すでに現時点においても、日本が莫大な財政赤字を抱えているのは周知のこと。
実は、政府が保有する金融資産を差し引いた後でも、
日本が抱える債務残高の対GDP比率はギリシャに次ぐ世界ワースト2位(主要98カ国中)。
しかも、19年にはギリシャを超えるという。
にもかかわらず、今のところ国内の長期金利は、低水準で安定している。
その理由について、国内随一の日銀ウォッチャーである
東短リサーチの加藤出チーフエコノミストは指摘する。
「債務が膨らむと、本来なら金利に反映される(金利が上昇する)はず。
日本の長期金利がそうならないのは、日銀が国債を大量に買って人為的に抑えているから。
いわば“官製相場”で、いつまでもそんな状態を続けられるはずはない」
債務の悪化を悲観して日本国債売りが顕著になり、
価格下落に伴ってその利回りが急上昇するという図式である。
日本国債を保有している大半は国内の投資家だから
投げ売りはないとの楽観論もあるが、浜氏はこう否定する。
「大部分は機関投資家であるため、運用を失敗すればその責任を問われる。
日本国債がジャンク債(紙クズと化す恐れの高い債券)になりかけても
手放さないようなことはありえません」
誰かが売りだすと、他の投資家もいっせいに追随する
のはマーケットで起こりがちな現象。
一気に進むと、まさに日本国債の暴落だ。
長期金利が跳ねれば、住宅ローン金利も連動するし、
銀行は国債を大量に保有しているため、金融機関の倒産も相次ぐかもしれない。
「株価、円、国債のトリプル暴落もありうる」(浜氏)
もはや小説だけの世界ではないのだ。
※週刊朝日 2015年4月17日号
廣重、二枚目、
「東都名所 御殿山遊興」です。
何様キ印、危険がいっぱい、
◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201504/article_73.html
richardkoshimizu's blog 2015/04/12
◎4.12、いまだ、人工地震が警戒されます。
「鉾田市海岸のイルカ150頭打ち上げと地震のかかわりを
日刊ゲンダイさんが記事にしてくれました。
この記事を目にした方には、ぜひとも、「脳に出血、多数が死亡」:
「クジラに致命的な米軍の強力ソナー、最高裁判決で推進」
の記事も読んでいただきたい。
イルカの集団的異常行動が、海中の潜水艦の発するソナーによる
聴覚器官の損傷が原因である場合があるとわかる記事です。
では、なぜ、潜水艦が鉾田沖を徘徊していたかもしれないのか?
ソナーを使って同僚の潜水艦との衝突を避けながら、何やら、
おかしなものを海底に植え込む作業をやっていたのではないかと疑われるのです。
海底に核兵器を敷設して起爆すれば、人工地震が引き起こされます。
311の前に、鹿島海岸に50頭を超えるゴンドウクジラが打ち上げられました。
NZ地震の直前にも同じ種のクジラがNZ海岸に打ち上げられました。
4.12、いまだ、人工地震が警戒されます。
☆あび~た 2015/04/11
日刊ゲンダイさんの記事を一部転載します。
日刊ゲンダイさんとしても、ここまでの言及が限界なんでしょうか。
言ってほしいですよね。
「潜水艦が、人工地震発生のため核兵器を海底にセットしてる。
だから、潜水艦のソナーがイルカの聴覚を狂わせた」と。 ↓↓
■イルカ大量座礁に「大地震の前兆」説 専門家に因果関係聞いた
(2015/4/11)
茨城県鉾田市や鹿嶋市の海岸で10日、
156頭のイルカが打ち上げられたことで、チョッとした騒ぎになっている。
4年前の3月4日。
今回と同じように鹿嶋市の海岸で52頭のイルカが座礁。
その1週間後に東日本大震災が起きたためで、
ネット上では早くも、今回の座礁が「地震の前兆か」などと臆測が飛び交っている。
そういえば、震災前と今年はイルカ座礁以外にも「類似点」がある。
2月、アルゼンチン北部でM6.7の地震が発生し、オーストラリアに大型台風「マーシャ」が上陸した。
震災前もアルゼンチンでM7.0の地震が起き、
やはりオーストラリアには大型台風「ヤシ」が上陸している。
偶然と言ってしまえばそれまでだが、
やはり「何か起きるのではないか」と不安になってしまう。
地震とイルカの座礁は何か関係があるのか。
「100頭以上のイルカが打ち上げられたのは見たことありませんが、
イルカの座礁は珍しい話ではない。実は一年中起きています。
今回、座礁した一帯はエサが豊富で、イルカが集まりやすい。
地震との因果関係はないと思います」
(茨城県の水族館「アクアワールド」の高石慎也海獣展示課主任)
☆酢味噌 2015/4/11
今更ながらクジラと潜水艦ソナーのことについて調べてたら、
既出な情報かもしれませんが、7年も前にこんなニュースがあったのですね。↓
「脳に出血、多数が死亡」:クジラに致命的な米軍の強力ソナー、最高裁判決で推進
http://wired.jp/2008/11/14/
米連邦最高裁は、軍の利益はクジラ保護に勝るとして、
海軍側の主張を支持する判決を下した。
215デシベルという戦闘機の離陸レベルであり、480キロメートル離れたところでも
140デシベルの音量が維持されるという。
今日、カリフォルニア沖には、大きな嘆きの声が響いたことだろう。
米連邦最高裁判所は11月12日(米国時間)、
環境保護活動家が軍用ソナーの周波数によってクジラが殺されているとして
米海軍に起こした訴訟において、海軍側の主張を支持する判決を下した。
連邦最高裁のJohn Roberts長官は
「公正性と公益性をはかりにかけると……海軍の公益性の方が大いに勝る」と、
多数意見の中で書いている。
「敵の潜水艦によってもたらされる脅威に対応するために、
海軍がアクティブ・ソナーを使用し実際的な訓練を実施する必要性の方が、
原告により主張された利益よりも重要だということは明白だ」
クジラ保護の立場から訴えを起こした非営利の環境団体『天然資源保護評議会』(NRDC)は、
クジラが多く生息する地域での海軍による中周波ソナーの使用は
『国内環境政策法』『海棲哺乳類保護法』『絶滅危惧種保護法』に違反していると主張し、
2005年にカリフォルニア州サンタモニカで訴訟を起こした。
[日本語版過去記事などによると、問題になっているのは
「静粛性に優れた小型潜水艦に対する迅速な探知能力を大幅に向上させる」
ための強力な低周波ソナーシステム『サータスLFA』
(SURTASS LFA:低周波アクティブ方式探索曳航アレイ・ソナーシステム)などで、
米海軍は世界中の海の大部分にこのシステムを配備しようとしている。
215から240デシベルの音が発生し、その音量は『F-15』戦闘機の離陸や
『サターン5』ロケットの打ち上げの際、その真横に立っているのと同様のレベルという]
NRDCサイトの海洋ソナーに関するページには、次のような記述がある。
「海軍自体の推計によると、これらの(低周波)音波源から
およそ480キロメートル離れたところでも、
140デシベルもの音量が維持される可能性があるという。
これは、大型のクジラの動作に影響を及ぼすとされている水準よりも
100倍以上強力な音量だ。中周波ソナーはさらに広範に使用されており、
クジラの大量死に関連があるとされてきた」
[140デシベルは「ヘビーメタルのコンサートなみの騒音」とされている]
NRDCでは、クジラが苦しみながら浜辺に乗り上げたり、
脳や耳からの出血を起こしたり、
水面に急に浮上した深海ダイバーたちに発症することで知られる「潜水病」に
苦しんでいることを示す生々しい証拠を提出した。
[日本語版過去記事などによると、2000年に行なわれたアクティブ・ソナー実験の際には、
中周波ソナーが利用されて数時間後に、
「少なくとも16頭のクジラと2頭のイルカがバハマ諸島の海岸に打ち上げられ、
そのうち8頭のクジラが死亡した。科学者による調査で、
脳と耳骨の周辺に出血が認められたが、これは大きな音に晒された際の損傷と見られる」という]
ソナーは、音を頼りに海を泳ぐクジラの方向感覚を失わせると考えられている。
これは、人間が常にまぶしい光に照らされている状態に苦痛を感じるのと同じようなことだ。
だが海軍は、深海域で実際に起こっていることを正確に知ることは困難なうえ、
クジラに被害が起きているとする証拠は不確実で、
敵の潜水艦の脅威よりも確実に重要性は低いと主張した。(以下、略)
廣重、三枚目、
「冨士三十六景 東都墨田堤」です。
安全・軽快・省エネのPC用TRON・OSを!
◆http://news.mynavi.jp/articles/2014/12/07/tron/
マイナビ 2014/12/07
◎再び脚光を浴びる国産アーキテクチャ「TRON」 -
坂村節がきわ立った「2014 TRON Symposium」記者会見より
すべての"モノ"をインターネットにつなげるIoT(Internet of Things)は
IT各社が注目し、2014年のキーワードに数えてもおかしくないほど認知度を高めた。
そのIoTを実現する可能性の1つにTRON(トロン)プロジェクトがあるのをご存じだろうか。
リアルタイムOSの仕様策定を核に、
「どこでもコンピューター=ユビキタスコンピューティング環境」を目指しながら、
1984年から坂村健氏を中心に続けてきたプロジェクトだ。
今年で30周年を迎えるTRONプロジェクトを記念し、
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、最新の成果を紹介する
「TRON Symposium -TRONSHOW-」を、
2014年12月10日~12日の期間で開催する(場所は東京ミッドタウンホール)。
IoTプラットフォームとなる「T-Kernel」や「μT-Kernel」といった
組み込みリアルタイムOS、IoTの基盤となるuIDアーキテクチャ2.0を中心とした
ユビキタスID技術などが披露されるという。
技術協賛として、
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)を迎えている。
それに先立ちYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、都内で記者会見を開催した。
坂村氏いわく「そろそろ東大も"お役御免"になりそうな歳」としながらも、
相も変わらずパワフルな発言や、TRONプロジェクトの現状をレポートする。
☆組み込みシステム用OSでトップシェアを誇るTRON
ちょうど2014年12月で30周年を迎えるTRONプロジェクト。
坂村氏は「感無量。世界を見回しても、ここまで続けたプロジェクトは数えるほどしかない」
と、長き渡る月日を振り返りながらも、
「日本のコンピューター技術は世界に通用するものが少なく情けない」と吠える。
TRONの活躍する場は我々が意識していないだけで、実は身の回りに数多く存在する。
有名なところでは、過日(2014年12月3日)に打ち上げ成功した小惑星探査機「はやぶさ2」
の制御システム、デジタルカメラのファインダー制御部分などに用いられている。
組み込みシステム向けのリアルタイムOSである「ITRON」は、
世界的に見ても幅広く使われているのだ。
しかし、今やTRONが表舞台に立つことは少ない。
PCやスマートフォンのような派手さがなく、組み込み(エンベデッド)システムの世界で
TRONは"ネジや釘"のような存在になるため、部品のように扱われてきたからだと
坂村氏は語った。だが、この状況が変わりつつあるという。
それがIoTやビッグデータという概念・ソリューションだ。
"モノ"をインターネットにつないで情報を相互に制御する基盤として、
我々が普段使っているWindowsやモバイルデバイス向けのOSは、
あまりにも肥大しすぎている
(Microsoftは組み込みデバイス向けOSとしてWindows Embeddedをリリースしている)。
そこで、当初から組み込みデバイスを対象に設計したリアルタイムOSのITRONが、
脚光を浴びることになったそうだ。
その結果、これまでTRONプロジェクトを支援した組織や団体の数は、
1,023(うち企業は910、学術組織は112)におよぶ。
坂村氏は「今年のTRONSHOWで、協賛企業・団体の名前を読み上げようと思ったが、
それだけでイベントが終わってしまうので諦めた」と笑いを誘った。
また、T-Kernel(T-Engineプロジェクトで生まれた組み込みOSの一種)、
および関連ソフトウェアの利用契約締結数も8,236を数える。
これはあくまでもT-Engineフォーラムに申請があった数だけであり、
坂村氏は「我々の知らないところで使われた例はカウントしていない」と述べる。
締結組織の所属国数をカウントすると、世界76カ国で使われているそうだ。
坂村氏が今注目しているのは、
アフリカ大陸の国々に代表される工業製品の浸透途上国だという。
「日本のiPhoneシェアは異常に高いが、世界的に見れば大半はAndroidを使っている。
だが、工業製品の浸透途上国では高額なスマートフォンではなく、
従来型のフィーチャーフォンが好まれる」(坂村氏)。
コスト面の優位性を含め、国内でも多く使われてきたTRONを採用した
安価なフィーチャーフォンを、新たに生産する企業が増えていることを明らかにした。
☆坂村氏、30年間を振り返る
ここで坂村氏がTRONプロジェクト30周年を記念して、
過去のプロジェクト成果物を次々と紹介した。
坂村氏は電脳建築学の分野でも名を馳せているが、
ここではIT関連に絞って取り上げたい。
往年のPCユーザーとって懐かしいのは、やはり「BTRON」だろう。
日本のIT産業が世界の流れに乗り遅れないため、
新たなオープンアーキテクチャに基づくPCとして、
1985年からBTRONの開発プロジェクトが始まっている。
坂村氏は今だから語れるエピソードとして、
BTRONを取り巻く当時の状況を語った。
1986年、文部省(旧)と通商産業省(旧)が作った組織を通じて、
BTRONアーキテクチャを"教育用PC"とする流れがあったものの、
USTR(米国合衆国通商代表部)が外交貿易障害リストの候補にBTRONを加えた。
新聞などで大きく報じられたため、覚えている方も少なくないだろう。
「風評的な被害を受け、他国から日本は(BTRONを)やめろという空気が流れた。
当時はMicrosoftの圧力だといわれたが、
同社は(TRONプロジェクトの)協賛メンバーでもある」(坂村氏)と噂を完全否定。
「大人げないため、ここでは語らないが、
(発表会で配った雑誌「TRONWARE」を手に)ここで書いた」と述べた。
その一文を引用しよう。
「実は米国の企業ではなく日本人だということは後年分かったことだ。
(中略)孫氏は(中略)TRONつぶしに動いたらしい」と記述している。
これは1999年に刊行した大下英治著「孫正義 起業の若き獅子」を元にしたものだ。
個人的には日本のIT産業を左右する存在だったBTRONが各方面から支持されていれば……
と"たられば"話を頭に描いてしまう。
ただ、やはり"たられば"ではあるが、BTRONが日本で発展したとしても、
世界的にはいわゆる「ガラパゴス化」した可能性もある。
物事には多くの視点があるので、結果としての現状を中立的に受け止めるべきだろう。
続く成果物の紹介で「TRONCHIP」が登城すると、
「当時からARMと同じことをやってきた。結果的に失敗したのは未来を先取りしすぎた」
(坂村氏)と過去を振り返った。
当時は大型コンピューターがまだ主流だったため、
TRONCHIP上でCOBOLコンパイラをどのように開発すべきか、
といったズレた意見が少なくなかったという。
T-Engineプロジェクトについても「Raspberry Pi」と比較し、
販売戦略の面で後塵を拝したことを認めていた。
T-Engineのハードウェアは仕様に沿って各社が販売するため高額になってしまったが、
Raspberry Piは数十ドル程度。
「クラウドファンディングのように流動的な協力環境がある米国と、
ネット時代に即した制度やシステムがない日本では難しい」(坂村氏)と、
当時から現在に続くプロジェクトの苦労を改めて振り返っている。
筆者には「日本でなければ(T-Engineはもっと)成功したかもしれない」
という坂村氏の発言が印象的だった。
いずれにせよ30年という長き月日を振り返ると、
TRONプロジェクトはすべてにおいて「発表するのが早かった」のだろう。
一足早く未来を先取りしても、
妨害する人々や 制度上の理由で 苦難を強いられた例は枚挙にいとまがない。
だが、坂村氏の発言は明るい。
「ダメだといい続けると本当にダメになってしまう。
だからこそ『次』を目指す活動が必要だ」、
「プロプライエタリソフトウェアではなく、
ソフトウェア開発者自身が社会に役立つことに価値を見いだせる
ソフトウェアソリューションを目指したい」と語っていた。
そんな坂村氏を始めとする各プロジェクトチームは、
TRONプロジェクト30周年を記念したWebサイト
「TRON PROJECT 30th Anniversary」を公開し、
2014年12月10日~12日、東京ミッドタウンホールで最新の成果を紹介する
「2014 TRON Symposium」を開催する。
坂村氏が目指すTRONの世界を知りたい方は、訪れてみてはいかがだろうか。
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日航123便にTRON技術者が集団で乗っていましたね。
鮮人・孫正義がTRON潰しに裏で暗躍していたとはねぇ。
とにかくWINDOWSにはもうウンザリ、
これほど利用者に手間とストレスを掛ける製品は珍しい、
バグ・ウイルスとのマッチ・ポンプ商売だから。
その気になれば、
日本人なら、まったく発想を転換したOSを開発できると思う。
いつまでもWINTELではなかろうが。