画は エドヴァルド ムンク Edvard Munch
1863~1944 / ノルウェー / 表現主義 作
「Starry Night」です。 (同主題2枚、合成しました)
☆晴れ。
農林漁業は 生き残りそうだな、職人技も、
中間事務処理のホワイトカラー の大失業か、
◆https://www.chosyu-journal.jp/shakai/10707
長周新聞 2019年1月24日
◎AI導入で変貌する 未来
せっかくの技術革新が 大量失業を生む皮肉
☆誰の為の技術か? 使い方によっては展望にも
世界的規模でAI(人口知能)をめぐる技術革新がすすみ、
今後の生活や仕事環境を激変させる流れが加速している。
AIをめぐっては「人手不足が解消できる」 「生活が便利になる」
という宣伝の一方で、「大失業時代が到来する」との懸念も拡大している。
現実に日本の大手四銀行
(みずほFG、三菱UFJFG、三井住友FG、りそなHD)は
3万5000人規模の業務削減計画を開始した。
AIの本格導入により世界で3億7500万人が失職し、
日本では2700万人が職を失うと予測する研究機関もある。
そもそもAIとは何か、
さらにAI導入が何をもたらし、社会全体にどのような影響を及ぼすのか
見てみた。
「AI」といえば、プロ棋士に勝利した将棋ソフト「ポナンザ」や
囲碁ソフト「アルファ碁」、クイズ王に勝利した「ワトソン」などは、
メディアで話題となった。
人間の動きを見ながら 仕草を変えて成長するロボット犬「アイボ」、
スマートフォンに搭載される「グーグルアシスタント」や
「Siri」といったAIスピーカー … など実用化されたものもある。
さらに近年は 音声操作が可能な炊飯器、コーヒーメーカー、照明、
ユーザーが好む服の洗い方を学習していく洗濯機など
AIを活用した「AI家電」の種類も増えた。
AIロボットが接客する「変なホテル」、
AIカメラや スマートフォン決済を使う「無人コンビニ」もあらわれている。
最近のAIは一昔前の産業ロボットのように単純作業をくり返すだけではない。
チェス、将棋、囲碁など限定した分野では
世界最高峰の棋士を打ち負かすレベルに達した。
「もう何年か経てば 人間をこえるAIが出てくるのでは?」
「人間がAIに征服されてしまう のではないか?」という憶測や
不安まで飛び交うようになった。
☆人員削減進む大手銀行
こうしたなかAI技術の進化で仕事が奪われる職種が顕在化している。
もっとも影響が大きいのは、これまで「勝ち組」 「エリートの花形」
と目されてきた金融業界である。
銀行員の給与水準が高いこともあり、真っ先に人減らしのターゲット
になっている。 大手銀行は2016年頃から
既存業務のデジタル化を本格化させた。
大手四銀行は昨年段階で 次のような人員削減計画を明らかにしている。
(中略)
こうして大手四銀行全体で 3万5000人も減らすことができるのは、
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる
ソフトウェアロボットの活用が本格化しているからだ。
RPAは人がキーボードやマウスでおこなうパソコン作業の内容を
あらかじめロボットに記憶させ、その作業を再現する自動化システムで、
主としてデータ入力や転記など ホワイトカラーの事務作業代替を目指している。
ただRPAはAI導入の初歩的段階に位置し、まだ本格導入の域には達していない。
そのため金融業界ではRPAとAIを組みあわせ、
高度業務を自動化する研究や実証実験が進行している。
すでに過去のデータ分析を コンピューターに担わせ、
会話は 米IBMの音声認識システム「ワトソン」などを導入し、
「融資サービス」 「接客業務」 「問い合わせ対応」
「株価予測などの情報提供」 「ロボットアドバイザー」 「不正防止」など
金融業務全般をAIに代替させる準備が進んでいる。
日本の先を行くアメリカでAI化の影響が顕著にあらわれている。
米ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社・現物株式部門には
2000年当時、約600人のトレーダーがおり、
顧客の注文を受けて株式を売買していた。
ところが2017年に株式トレーダーはわずか2人に減った。
トレーダー業務は、約200人のITエンジニアが運用する
ロボットトレーダー に変わってしまった。
こうしたなか米マッキンゼー国際研究所は2017年に
「2030年までに ロボットの利用や自動化で
最大3億7500万人が 異なる業種への転換を迫られる」
と予測している。
日本については2700万人が転職を強いられると指摘し、
約5900万人の労働人口のうち約半数(46%)が失職する
と分析している。
OECD(経済協力開発機構)も昨年、
自動化で消える仕事の割合は 14%と指摘し、
32カ国で その対象が6600万人に及ぶことを明らかにした。
経済産業省はAI導入により2015年度から2030年度の15年間で、
735万人の雇用が消失すると指摘した。
サービス業は17万人増加すると予測したが、
上流工程(経営企画等)=136万人減、
製造・調達(製造ライン等)=262万人減、 営業販売=124万人減、
IT業務=3万人減、バックオフィス(経理等)=145万人減、
その他(建設作業員等)=82万人減、
というように全産業に大きな影響が出る ことを予測している。
オックスフォード大学との共同研究で
「10~20年後に49%の職業が AIやロボットで代替可能になる」
と結論づけた野村総研(NRI)は、
AIへの代替可能な職業として100種を指摘した。
その主な職種を見ると、これまで自動化が進んできた自動車組み立て工
などの製造業に加え、一般事務員、医療事務員、行政事務員など
事務・営業職 が目立っている【表参照】。
▼https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/01/
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それは産業ロボット導入で 非正規雇用化が進んだブルーカラーに加え、
今度はホワイトカラーまで AI導入で駆逐していく段階に入った
ことを示している。
☆代替できない 創造性
▼https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/01/
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しかしAIは 人間が担っていた業務を
すべて成り代わって遂行する機能は 持ち得ていない。
AIはあくまで 大量に蓄積されたデータのなかから、
あらかじめ設定された目的にそって
適切と思われる答えを探す「道具」にすぎないからだ。
例えばグーグルの音声アシスタントを見ても、
言葉の意味を理解して応答しているわけではない。
話しかけられた声を0・03秒の音の粒に分割し、
前後のつながりから何を話しているのかを判断し、
応答例として無数に蓄積されたなかからもっとも可能性が高い文面を
AIが短時間で探し出し、返答しているだけだ。
AI自体には言語を理解する能力も、自分の行動が
社会にどのような影響を及ぼすか判断する能力はない。
それは「変なホテル」の各部屋に設置されたアシスタントロボが
宿泊客のいびきに反応し、夜中中、
「すみません、リクエストが聞きとれませんでした」と話しかけ続け、
「眠れなかった」と客が激怒したケース を見ても明らかである。
AIは ルールや膨大なデータに基づいて諸関係を覚え、
記憶や専門知識を引き出し、今後の展開を予測する能力では
人間を上回る段階 に達している。
しかし主体性や意志、感情があるわけではない。
そのため人間があたりまえにおこなう「なぜ?」という問いを抱いたり、
喜びや悲しみを感じることはない。
ひらめきから 独創的な企画を生み出したり、
創造力を発揮する ことはできない。
いくらAI技術が発達しても、医療・福祉・介護・教育分野など
人間性や創造性が求められる分野 の仕事は代替できない。
一部メディアやバラエティ番組で「人工知能vs人間」
「AIが 人間をこえる」と煽る動きもあるが、
AIに詳しい研究者やIT関係者ほど
「AIが人間の能力をいつ超えるか という問いを立てること自体が無意味」
「今のAIは 人間にとってのツール」
「人工知能とは“知能”の再現であって “人間”の再現ではない」
と指摘している。
☆AI技術の 飛躍的進化
AIの研究は70年以上の歴史がある。
おおまかな流れを見ると、イギリスを中心にした1700年代後半の
第一次産業革命では蒸気や石炭を動力源とする蒸気機関が普及し
軽工業や鉄道が発達し、
アメリカとドイツを中心にした1800年代後半の第二次産業革命では
電力やモーター、内燃機関の普及で重工業が発展した。
この工業の発展を基礎にして1900年代半ばに
パソコンやインターネットが登場し、自動化を促す第三次産業革命へと進んだ。
AIはこのパソコン登場と同時に研究が始まり、
1950年代には欧米を中心とした第一次AIブームが起きている。
AI研究は人間の脳そのものに似せた機械をつくる立場(強いAI)と、
人間がおこなう作業の一部を機械に代替させる立場(弱いAI)の二種類ある。
しかし人間の脳の仕組み自体が まだ解明できていないため、
歴史的に研究が進んできたのは「弱いAI」の方だ。
第一次AIブームでは、パズルやゲーム、迷路などの知的遊戯を
AIに解かせる研究が進んだ。
それは「論理(ルールや手順による推論)」をコンピューターに
計算方式(アルゴリズム)として 覚え込ませることで、
人間並みの賢さを目指す試みだった。
第二次AIブームが起きたのは1980年代だった。
それはAIに専門知識を教え込み、応用する研究だった。
医学知識を教え込んだ医師のAI、法律知識を覚え込ませた弁護士のAI、
などの研究が進んだ。
この技術は「エキスパート・システム」と呼ばれ、
患者に「はい」「いいえ」で答える質問をくり返し、
それをもとに診断するAIロボットも登場した。
しかし 状況が変化しルールが変わるたびに 設定を変えなければならないうえ、
想定外の言葉に対応することはできない。
画像認識能力も低かった。 そのため広範囲な実用化には至らなかった。
第三次AIブームの発端は2012年だった。
コンピューターの画像認識コンテストでカナダ・トロント大学のチームが
「ディープラーニング」(深層学習)と呼ばれる技術を使い、
それまでとは段階を画した 高精度の認識能力を実現した
ことがきっかけとなった。
このディープラーニングは機械学習の発展版で、
近年のAIの核になる技術である。
機械学習はコンピューターに大量のデータを読み込ませ、
データの規則性や特徴をコンピューター自身に見つけさせる方法だ。
ディープラーニングは脳の認知メカニズムと同様の仕組み
(ニューラルネットワーク)をコンピューター内に再現した技術という。
脳の神経細胞は複数の神経細胞から受けとったデータをもとに、
次の神経細胞へデータを伝えるかを決めている。
よく使う神経細胞同士のつながりは太くなってデータが伝わりやすくなる。
あまり使わないつながりは細くなる。
その構造に似せてデータを認識する入力層、
入力層と出力層を結ぶ中間層の層
を増やして細分化し、より複雑で細かい特徴を
正確かつ素早く認識しやすくする技術である。
古くから機械学習の技術はあったが、データ取得能力やコンピューターの性能が
追いついていなかった。
2000年代に入ってコンピューターの高速化(半導体の性能向上)が進んだこと、
インターネットを介したデータ取得能力が飛躍的に向上したことが、
AIの飛躍的進化を実現した。
こうして現在のAIは「休むことなく 正確なデータ処理をおこなう能力」
「データを収集して学習し 永遠に進化し続ける能力」
「一度に多数の人と コミュニケーションをとる能力」
「AI機器同士で情報交換する能力」を備えている。
2000年代以後は AIの実用化や IoT(モノのインターネット)の利用
が広がる「第四次産業革命」に入っており、めざましい技術革新が進んでいる。
☆最も危険な軍事利用
しかし本来は歓迎すべき技術の進歩が現在の社会においては、
大量失業時代を引き寄せたり、国民生活を脅かすマイナス要素として
作用する姿が浮き彫りになっている。
すでに動き出している四大銀行を軸にしたホワイトカラーの大量リストラは
大銀行経営陣には恩恵をもたらすが、
数万人の銀行員や家族、地域全体に 甚大な影響を及ぼすことになる。
AIの実用化が進んで、銀行以外の産業でも人減らしが本格化すれば、
今以上に消費購買力が落ち込み、格差が拡大するのは時間の問題である。
また安倍政府が具体化を進める「未来投資戦略」は、
行政サービスや公営施設管理にAIを導入することが
重点施策の一つになっている。 それは行政職員の人減らしに直結するが、
行政施策遂行の上でも都合のいい体制となる。
行政窓口やデータ管理をAIに担当させれば24時間作業し続ける
ことが可能になる。 感情がないため「心の病」になったり、
忖度することはなくなり、税金徴収業務や差し押さえなど
無慈悲な対応に拍車がかかる のは必至である。
そしてもっとも危険な使い道は軍事兵器への応用である。
AIは自分の意志がないうえに疲れず、恐怖感もない。
一旦攻撃の命令を下せば、どうすればよりダメージを与えられるかを学習し
攻撃力を高め続ける極めて厄介な存在となる。
米軍がAIを搭載した 殺人ドローンや 攻撃型潜水艦、
陸軍に変わる地上歩行ロボットの研究を急いでいる。
政府は防衛大綱で 無人爆撃機や 無人潜水艦の導入を計画し、
防衛省は 行政文書管理やサイバー攻撃対処から
AIを導入する動きを見せている。
AIの技術革新は本来、国民生活向上のために活用できるなら
社会に大きな恩恵をもたらす内容を持っている。
ホワイトカラーの業務を低コストで実現できるなら、給与水準を下げたり、
失業者として放り出すのではなく、長時間労働を軽減したり、
行政が機能して、介護や教育現場の人手不足を解消するための
改善策をとることも可能だ。
しかし大資本の利益追求のためにしかAI技術が使われないなら、
どれだけ技術革新が進行しても、大失業や社会の荒廃をもたらし、
挙げ句の果ては大量殺人兵器を生み出す破滅的な技術に転化するしかない
資本主義社会の矛盾も浮き彫りにしている。
革新的な発展を遂げているAI技術も、いったいだれが 何のために使うのか
が大きな焦点になっている。
Munch、二枚目、
「Winter Snow Pine Forest」です。
「2島すら 帰ってこない」、PSYCHO-PASS 外交の末路、
◆http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
副島隆彦 重たい掲示板 2019-01-23
◎北方領土は、「2島さえ 帰ってこない」が、はっきりした。
安倍政権は 責任を取れ。
より抜粋、
日ロ(安倍首相と プーチン大統領)の北方領土交渉
(1月22日、モスクワで)大詰まりを迎えた。
これで、成果が出る、と、みんな(関心のある日本人は)思ったら、
そうではなかった。 また先延ばし、だそうだ。
一体いつまで 先に延ばす気か。
ついに はっきりした事実は、「2島さえ帰ってこない」という事実が、
冷酷に、日本国民に突き付けられた。
「4島どころか 2島さえも帰ってこない」となった。
これは、この先も、ずっとこうだ、と 予測するに十分だった。
これで、もう安倍政権は、外交で大失敗した、と、判定を受けるべきだ。
だが、安倍晋三は、そのあと、昭恵と共に、そそくさとモスクワから、
スイス(ダヴォス会議に出席)に逃げた。
初めからこうなると、知っていたのだ。
安部晋三は、日本で 激しい質問と、批判の嵐が起きることを、
心底、厭(いや)がっている。
安倍は、昭恵や、閣僚たちと共に、1月22日に、
モスクワ(クレムリン宮殿)で、プーチンからバカ扱い されたあと、
悔しいから、スイスのダヴォスに行った。
会議に出席するふりをして、どこの国にも相手にされないから、
自分たちだけで、スキーでもして、遊んでいるのだろう。
「骨休み、だ」と。
世界から見たら、惨め極まりない、自分たちの哀れな姿に気づいてる。
だが、居直るしかない。
この程度の国(くに)であり、国民なのだ、と。
随行の、各社の政治部の記者たちも知らん顔をする。
というよりも、自分たち自身が、官房機密費貰(もら)いで、腐敗して、
汚れたエリート新聞記者たちだから、ソーリとご一緒に遊んでいる。
これが、真実の日本の指導者たち の姿だ。
安部晋三は、自分が責任を取らなければならない、
ということを自覚したがらない男だ。
とんでもないプラグマティストで、自分が政権を維持できさえすれば、
どんなウソでも、居直りでもする、という、恐るべき恥知らずの男だ。
元々、そういう人間なのだ。
本当は、「もうロシアは 2島さえも返す気が無い」と
満天下にはっきりした、今回の事態は、この事態が、はっきりしたことは、
これで、日本政府の基本政策の 政策変更になる。
政府の政策決定は、閣議(かくぎ。キャビネット)で決定される。
従来の大方針からの政策変更となれば、これは、内閣総辞職である。
安倍政権は、退陣しなければいけない。
これが、“ 憲政の常道(けんせいのじょうどう)” だ。
この内閣総辞職 が起きないと、今度は、国家体制 がおかしなことになる。
責任を取る所在がなくなる。
あれほど、長年、小学校、中学校の教科書にも載せ、
「北方領土の返還を実現しよう」、「北方領土を思う」、
「北方領土を忘れない」と、ずっと、50年以上、
国民に教育し、宣伝して、日本政府の 外交の基本政策にしてきた。
それが、ロシア外務省(ラブロフ外相)が、
「これまでに、日本と領土問題を議論したことは、ない 」
と宣言してしまったのだから。
「返せ、返せ」、「不法占拠している北方4島を 日本に返還せよ」と、
私たち(日本人)としては、言い続けました、と言うだけのことになる。
だから、このような大きな政策変更は、内閣(政権)の大失敗であるから、
総辞職するべきことだ。 それを、やらない。 やるきがない。
それを、日本国内から、「安倍政権は、総辞職せよ。 内閣は倒れるべきだ」
という声が、これから、沸き起こるべきだ。
どうやら、今に至る、安倍晋三の、プーチンへの擦(す)り寄りの 内容は
令の、2年前の、2016年の12月15日の、山口県長州、長門(ながと)の
大谷(おおたに?)荘での会談で、
「2島プラスα(あるふぁ。これは海域、海面の共同利用のこと)」でいい、
と「2島先行(せんこう)返還」に舵を切った、らしい。
読売新聞が、そのように、スクープで報じていた。
それから、2018年9月のウラジオストックの
「東方(イースターン)経済フィーラム」で、踏み込んで、
「2島だけ返してくれればいい。その前提として
4島の主権がロシアにある、と認める」と、
プーチンに 言質(げんち)を取られたらしい。
日本の外務省は、昨年の11月まで、
安倍政権(官邸)が、勝手にやることが、不愉快で、
自分たちが、ほったらかしにされていると、分かっていて、
ずっと サボタージュを決め込んでいた。
官僚たちは、外務省だけでなく、どこも、早く
安倍政権が終わって欲しい と思っている。 特に財務省がそうだ。
ところが、このあと、外務省は、年末から、態度を変えて、
安倍政権と一体となって、「2島だけで いい」で動いた。
秋葉・・・という男が、安倍のお気に入りで、こいつが、
外務事務次官になったので、こういうことになった。
秋葉 剛男(あきば たけお、1958年 )は、日本の外交官。
2018年(平成30年)1月19日から 外務事務次官。
今、外務省は、しまった、これは、自分たちの大失敗だ、
官邸と一緒になって、外交のド素人たちと 動くべきではなかった、と、
気づいて、呆然となり、ヒドく落ち込んでいる。
もう、このあとは、従来のような、ダメッジ・コントロールで、
逃げ切ることは出来ない。
安倍晋三は、自分の足下から、自分を突き上げてくる、
「4島一括返還でなければ、絶対にダメだ」の、右翼言論人たちと、
反共右翼たち からの、自分への攻撃が怖い。
「正論」やら、「WILL」やらで、安倍晋三への総批判が起きるだろう。
だが、この勢力に対しても、すでに、安倍政権は手を回しているのだろう。
次に、日本の素朴に愛国的な国民が、騒ぎ出すことが怖い。
この中には、反(はん)自民党である リベラル派の人々も含まれる。
「北方領土は、一つも帰ってこないんだって。がっかりだ」 という、
多数派の、穏健(おんけん)だが、いざというときには、
国論(こくろん)を動かす、保守的な大衆が、
熱いマグマの層のようになって、やがて吹き上げるだろう。
「ロシアとの外交交渉で、北方領土が帰ってくる、と、
ずっと、あんなに政府は、公表していたのに、全く成果がない」と、
分かったら、この層が、動き出す。
「2島さえも帰ってこない 」が、これほどに満天下に、バレてしまったのに、
何食わぬ顔をして、 「次は、6月の 大阪での G20(主要20カ国首脳会議)で、
プーチンと協議して、交渉は前進する」と、言われても、
もう、国民は信じない。
漠然としているが、大きな意味での、愛国的な大衆が、もう我慢しない。
彼らをこれ以上、騙(だま)すことはできない。
だから、 安倍政権は倒れる。 (終わり)
Munch、三枚目、
「Elgersburg Sprengel Museum」です。
荒む社会、変質者の跳梁跋扈、
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-626.html
東海アマブログ 2019-01-24
◎強欲の夢
より抜粋、
ブラック企業の話題には事欠かない。
それは、どんどん増えていて、官民一体となって
産業界全体を覆い尽くしかねない勢いだ。
安倍政権が登場してからというもの、企業どころか、
残業代切り捨て法案やら、福島の放射能被害の隠蔽やら、
日本政府全体が 完全なるブラック企業と断言してもよいほど、
人間崩壊、人間疎外に満ちているといってもよい。
いったい、あの暖かかった日本は、どこに行ったのだ!
ブラック企業の定義は、一般的に次のようにいわれている。
長時間労働・ハラスメントが常態化している
残業代や手当の未払いなどの違法労働が行われている
採用・離職が繰り返され社員が「使い捨て」状態になっている
私は、これに、もう一つ「経営者が平然と嘘をつくこと」
という一文を加えたい。
日本政府のブラック企業化にあっても、嘘つき政府の面目躍如だ。
そもそも、嘘つきが 諸悪の始まりであり根元 なのである。
この種の企業の問題は、基本的に経営思想の問題であり、
経営者が、雇用者を同じ人間として扱わず、
自分の利益に奉仕させるための家畜にすぎないと思い込んでいる、
一種の人間疎外思想を体現しているものである。
自民党政権にあっても、国民を、同じ人間としてではなく、
自分の利権の利用対象としての視点しかないから、
これほどの悲惨な社会がやってくるのだ。
こうした独善は、どこから来るかといえば、
幼い頃からの競争社会による薫陶あるいは洗脳なのだろうと想像がつく。
日本のブラック企業を代表するワタミの渡邉美樹を例にとれば、
その思想は、誰も が理解不能の宗教的妄想というしかない。
いったい人生のどこを、どうひねれば、
これほどの悪意に満ちた独善が成立するのか、
通常の論理的推認を完全に超えた 異常者のサイコパス的な理屈しかない。
https://et-news.net/watami-watanabemiki
「365日24時間、死ぬまで働け」これは渡邉美樹の代表的なスローガン。
「体が痛いです、体が辛いです、気持ちが沈みます、速く動けません、
どうか助けてください。誰か助けてください」
と140時間の残業に追い詰められて遺書を残して自殺した
ワタミ新入社員の女性に対し、
「彼女の精神的、肉体的負担を 仲間皆で減らそうとしていました。
労務管理できていなかったとの認識は、ありません。」
と140時間の残業を正当化して弁解。
娘の死に怒って提訴した両親に対しては、「そんなに金が欲しいのか」と嘲笑。
ワタミは多業化志向のなかで、介護施設経営にまで乗り出したが、
私の両親の施設を探している過程で、ワタミに対する信じられない噂を聞いた。
施設の回転を上げて 儲けを増やす目的で、
老人に意図的に、高コレステロール食品を与えて、
脳梗塞などを誘発させている というのだ。
これは昔からブラック介護業者の常套手口ではあるが、
寿命を縮める方法としては、負荷を与える医薬品を大量に投与するのと、
運動させないでおいて、必要カロリーを超える 高カロリー食品を摂取させる
手口が知られている。
テレビ東京の「日経スペシャル カンブリア宮殿」に
渡邉美樹が出演した際の村上龍とのやり取り。
よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、
たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、
無理矢理にでも 一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです
そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。
全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、
それは『無理』じゃなくなるんです。
この屁理屈が理解できる人が、この世にいるだろうか?
これは、明らかな 精神病者=他人に対して一切の思いやり、
同情を理解できない サイコパスの発想 である。
渡邉美樹は自民党国会議員だった。
この立場が、彼にとって、とても居心地の良い椅子だったようだが、
理由は、渡邉美樹の異様な精神構造に連帯する、
同じ穴の狢が たくさん生息している政党だからだ。
例えば、長期間にわたってトップに君臨する、安倍晋三や麻生太郎も、
渡邊に非常に似た精神構造であり、文句のないサイコパス異常者である。
何度も紹介してきたように、麻生は、
「老人は 国の役に立たないから 早く死ね」と発言している。
https://www.youtube.com/watch?v=vFN7eTucz-U
http://news.livedoor.com/article/detail/11737214/
なぜ、こんな人間として尊敬の対極にあり、侮蔑に値する、
弱者に対して思いやり皆無の人間性が成立するのだろう?
これはもう、幼い頃から、仲間への同情や連帯感から切り離されて、
競争相手としてだけ見ている社会観から生まれると考えるしかない。
麻生も安倍も、恵まれた大金持ちのボンボンであり、
いつでも特別扱いされて育ってきて、同じ時間を共有してきた仲間に対して、
一切の連帯感も感じないような周囲の庇護に恵まれて育ったとしか考えられない。
二人とも、学業は相当にレベルが低いので、
同級生からは嘲笑や見下しの対象となって、連帯感を持てなかった
のだろうと想像もできる。
渡邊美紀は、どちらかといえば苦労人ではあるが、社会に対する報復心が
異様に強い印象があり、痛い目に遭ったことで見返してやろうという執念が、
偏執狂的に育ってしまったのだろう。
日本のブラック企業経営者が、人を人として見なくなってゆく
心のプロセスは、とても興味深いもので、
これは人間社会の基本原理として、精神病理学や文化人類学の立場で
徹底的に解明されるべきものである。
いったい人生の何が、人の心を失わせ、他人を虐げても
平気でいられるようになるのかを究明することは、
過去の歴史学とともに、これからの人類学の基本的課題ではないのか?
その意味では、ネロや、チンギスハンや、イワン三世や、
ヒトラー、ポルポト、毛沢東らの精神構造を研究し、
何が、彼らを大虐殺に向かわせたのか?
我々の時代に、きちんと理解するサイコパス学を確立すべきである。
http://world-fusigi.net/archives/9133149.html
私は、そうした人間疎外の根底に、人間社会の競争主義が横たわっている
と何度も指摘してきた。
「競争に打ち勝って、自分だけが特権階級として君臨したい」
という人生観は、思いやりを必要としない競争社会だけが育てるのである。
人間が一人では決して生きられない=たくさんの人々の笑顔のなかで、
心の安定した人生が送れるという原理を無視して、
世間から「成功者」と言われたい、他人を睥睨できる大金持ちになりたい、
他人から畏れられる権力を持ちたい、
という利己主義の世界観に閉じこもって、広い人間社会全体を見渡そうとしない。
彼らの視野は、硬直していて、ただ、金儲けだけが
人生と評価の基準であるかのように勘違いしてる。
こうした人々を代表するのが、日本では 自民党や維新 であり、
アメリカでは 共和党であり、その共有する思想こそ「新自由主義」である。
金儲けだけが 人間に与えられた真の自由であり、この自由を守ることこそ、
人間としての存在理由であると決めつけたのが、
ユダヤ人=フリードマンであり、
その思想を日本に持ち込んで体現したのが竹中平蔵である。
ちなみに、東洋大学の学生が、竹中平蔵を批判したら
「退学処分」を勧告されたらしい。
https://blogos.com/article/352902/
こうなると、東洋大学全体が、新自由主義サイコパスのための大学である
ことを自ら表明したに等しい。
新自由主義とは「強欲」の代名詞である。
99%の人々を奴隷にして、1%だけが何不自由のない贅沢生活を満喫するのが、
「真実の自由」というわけだ。
これは、赤旗の記事
26人が38億人分の富、広がる格差 税負担公平に、1年間の収入
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-22/2019012207_01_1.html
これこそ、ユダヤ人フリードマンの理想世界が実現してしまっている
ことを端的に意味している。
全人類のうち、たったの26人が、38億人の富を所有しているという。
日本においても、同じであり、これは三年前に報告された、
日本社会の現状であるが、現在は、はるかに悪化している。
https://how-match.jp/unequal-society/
まさに強欲社会であり、経営陣の価値観は「強欲の夢」というにふさわしい。
我々の世代は、人間として生きる基本的な価値として、
「一緒に生きている人々が 笑顔でいられること」
という思想を持っている者が多い。
それは、1950年代生まれの我々が、
戦後、もっとの素晴らしい民主主義を尊重する社会と教育体制
のなかにいたからであり、学校教育も、立身出世という戦前の価値観を
抜け出して、思いやり、連帯する社会という新しい指標に触れる力
があったからだ。
それは、おそらく、教師たちが、地獄の戦争を経験してきた世代
であることが、大きく関係しているだろう。
しかし、まだまだ競争社会の習慣が抜けきれず
「いい大学にはいっていい会社に就職して、安定した一生を」
という姑息な価値観に 埋もれる者が多かった。
どこそこの学校、高い評価の学歴を持てば、
そうでない者より価値が高いという勘違いが横行していたのも事実だ。
そういう愚かな価値観に洗脳された人たちが、
自民党議員や支持者、そしてブラック企業の経営者になっているわけだ。
だから、当ブログに嫌がらせコメントを寄せ続ける自民党支持者たちが、
もっとも多く、私を嘲笑する言葉が「中卒」という言葉である。
私の本当の学歴は別として、ここまでの下劣な人間性、
馬鹿阿呆を世間に振りまく自民党支持者というのは、
どのような人間性と人相をしているのか実に興味深い。
いずれ、紹介するときもくるだろう。
ブラック企業の経営者たちも、たぶん自民党議員とよく似た人相
なのだろうと予想している。
だいたい、人相を見れば、その人の人間性など 一目でわかる。
人の温かさを大切にして生きてきた人は、優しい人相をしている。
労働者の生活や健康を崩壊させてまで、
利己主義的金儲けに走る経営者たちは、渡邉美樹のように、
実に冷たいサイコパスの人相である。
最近、こんな冷酷で不愉快なサイコパス人相があったのかと驚いたのが、
経団連、中西会長であった。
斎宮(さいくう):
伊勢(いせ)の神宮に奉仕した 皇女また女王のこと。
正しくは 伊勢大神宮斎王(いつきのみこ)という。
◆http://my.shadowcity.jp/2019/01/post-14670.html#more
ネットゲリラ (2019年1月25日)
◎伊勢の斎宮 として出家させちゃえ
皇室から娘を嫁に貰うというのは、とてつもなく負担がかかる
ところで、江戸時代から色々と大変だったんです。
あまりに大変なので、嫁に行けないのが多かった。
そういうのは京都に無数にある 尼寺の門跡 になる。
なので、京都の尼寺には「御所人形」の素晴らしいのが大量にあって、
それを知っていた清岡子爵家のご令嬢が撮り歩いて、
写真集を出版した事もあるw
後のロリコン写真家、清岡純子さんですねw
☆https://www.nikkansports.com/entertainment/news/
201901240000173.html
日刊スポーツ 2019年1月24日
◎小林よしのり氏「くれてやる」小室さん母の借金問題
皇室から貰った嫁じゃ、気に入らないからって離婚も出来ないし、
料理とか家事とか、いかにも不得手そうだしw
お手伝いさんが欠かせない、要介護者みたいなもんだw
そんな嫁、金持ちの家ではマッピラゴメンだろうw
そんなオンナを欲しがるのは、
「元皇族」の肩書を使って 怪しいビジネスでもしたいような、
屑だけですw
-----------------------
払ってもらえない 親族関係がやばい
-----------------------
こういう煙が立つ様な人付き合い をしているヤツが
皇族と結婚というのが 問題なんだよ
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いやそんなことじゃなくて
小室家を皇族に入れてほしくない
という国民の民意なんだけど
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↑小室家が皇族にはならんだろ
眞子内親王が皇籍離脱して一般庶民に下るだけなんだから。
ただ、小室家が皇室の親戚になる
のは耐えられんけどな。
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皇室の女 娶ろうとしてるのに
そのたった400万で 八方塞がりになる男 はどうなん?
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甲斐性なしの所へ嫁入りして、
眞子さま幸せになれるのだろうか
しかも あの姑付き
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皇室を広告塔にして事業するし
現に会食の場に
眞子さま呼び出した と言われてるし
母親が入信してると言われる宗教だって
信者もお布施も すごい増えるよ
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眞子の洗脳解除に失敗したら、
もう内親王は 生涯独身が通例の習慣に倣って
伊勢の斎宮として 出家させちゃえばいいよ
-----------------------
もし小室と眞子さまが結婚したら
次は「未来の天皇陛下の 兄上様」詐欺で
お金借り放題な訳 だよな
恐ろしい、この小室とその母
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小林なんかに援助されて結婚が成立したら
天皇家末代までの恥だよ
-----------------------
無職が 結婚したいという時点で おかしい
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まともな貧乏人は 金もないのに分不相応に留学したり
高い学費の私大に 通ったりしない。
奨学金で なんとかする。
見栄と功名心で 他人と金銭トラブル起こすようなやつは
この先も 絶対また何かやらかすぞ。
-----------------------
「小室家」が、皇女のお相手として相応しくないと言うのは
その通りなんだが、色々厄介なのを考えると、
マトモな資産家は 皇女さまなんぞ拒否します。役に立たないものw
変な下心を持たないヤツほど、御免こうむるという感じだろうw
↑
既報ですが、真子は 折り紙つきのw「箱入り娘」、
結婚しようと言うなら それなりに 地位と金 がないと。
男の「逆玉」は ないよw 「釣り合い」というものがあるんだよ。
別に伊勢の女官にならずとも 必ず「良縁」がある、時を待て。
胡乱な連中とは 速やかに縁を切り、忘れることさ。
1863~1944 / ノルウェー / 表現主義 作
「Starry Night」です。 (同主題2枚、合成しました)
☆晴れ。
農林漁業は 生き残りそうだな、職人技も、
中間事務処理のホワイトカラー の大失業か、
◆https://www.chosyu-journal.jp/shakai/10707
長周新聞 2019年1月24日
◎AI導入で変貌する 未来
せっかくの技術革新が 大量失業を生む皮肉
☆誰の為の技術か? 使い方によっては展望にも
世界的規模でAI(人口知能)をめぐる技術革新がすすみ、
今後の生活や仕事環境を激変させる流れが加速している。
AIをめぐっては「人手不足が解消できる」 「生活が便利になる」
という宣伝の一方で、「大失業時代が到来する」との懸念も拡大している。
現実に日本の大手四銀行
(みずほFG、三菱UFJFG、三井住友FG、りそなHD)は
3万5000人規模の業務削減計画を開始した。
AIの本格導入により世界で3億7500万人が失職し、
日本では2700万人が職を失うと予測する研究機関もある。
そもそもAIとは何か、
さらにAI導入が何をもたらし、社会全体にどのような影響を及ぼすのか
見てみた。
「AI」といえば、プロ棋士に勝利した将棋ソフト「ポナンザ」や
囲碁ソフト「アルファ碁」、クイズ王に勝利した「ワトソン」などは、
メディアで話題となった。
人間の動きを見ながら 仕草を変えて成長するロボット犬「アイボ」、
スマートフォンに搭載される「グーグルアシスタント」や
「Siri」といったAIスピーカー … など実用化されたものもある。
さらに近年は 音声操作が可能な炊飯器、コーヒーメーカー、照明、
ユーザーが好む服の洗い方を学習していく洗濯機など
AIを活用した「AI家電」の種類も増えた。
AIロボットが接客する「変なホテル」、
AIカメラや スマートフォン決済を使う「無人コンビニ」もあらわれている。
最近のAIは一昔前の産業ロボットのように単純作業をくり返すだけではない。
チェス、将棋、囲碁など限定した分野では
世界最高峰の棋士を打ち負かすレベルに達した。
「もう何年か経てば 人間をこえるAIが出てくるのでは?」
「人間がAIに征服されてしまう のではないか?」という憶測や
不安まで飛び交うようになった。
☆人員削減進む大手銀行
こうしたなかAI技術の進化で仕事が奪われる職種が顕在化している。
もっとも影響が大きいのは、これまで「勝ち組」 「エリートの花形」
と目されてきた金融業界である。
銀行員の給与水準が高いこともあり、真っ先に人減らしのターゲット
になっている。 大手銀行は2016年頃から
既存業務のデジタル化を本格化させた。
大手四銀行は昨年段階で 次のような人員削減計画を明らかにしている。
(中略)
こうして大手四銀行全体で 3万5000人も減らすことができるのは、
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる
ソフトウェアロボットの活用が本格化しているからだ。
RPAは人がキーボードやマウスでおこなうパソコン作業の内容を
あらかじめロボットに記憶させ、その作業を再現する自動化システムで、
主としてデータ入力や転記など ホワイトカラーの事務作業代替を目指している。
ただRPAはAI導入の初歩的段階に位置し、まだ本格導入の域には達していない。
そのため金融業界ではRPAとAIを組みあわせ、
高度業務を自動化する研究や実証実験が進行している。
すでに過去のデータ分析を コンピューターに担わせ、
会話は 米IBMの音声認識システム「ワトソン」などを導入し、
「融資サービス」 「接客業務」 「問い合わせ対応」
「株価予測などの情報提供」 「ロボットアドバイザー」 「不正防止」など
金融業務全般をAIに代替させる準備が進んでいる。
日本の先を行くアメリカでAI化の影響が顕著にあらわれている。
米ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社・現物株式部門には
2000年当時、約600人のトレーダーがおり、
顧客の注文を受けて株式を売買していた。
ところが2017年に株式トレーダーはわずか2人に減った。
トレーダー業務は、約200人のITエンジニアが運用する
ロボットトレーダー に変わってしまった。
こうしたなか米マッキンゼー国際研究所は2017年に
「2030年までに ロボットの利用や自動化で
最大3億7500万人が 異なる業種への転換を迫られる」
と予測している。
日本については2700万人が転職を強いられると指摘し、
約5900万人の労働人口のうち約半数(46%)が失職する
と分析している。
OECD(経済協力開発機構)も昨年、
自動化で消える仕事の割合は 14%と指摘し、
32カ国で その対象が6600万人に及ぶことを明らかにした。
経済産業省はAI導入により2015年度から2030年度の15年間で、
735万人の雇用が消失すると指摘した。
サービス業は17万人増加すると予測したが、
上流工程(経営企画等)=136万人減、
製造・調達(製造ライン等)=262万人減、 営業販売=124万人減、
IT業務=3万人減、バックオフィス(経理等)=145万人減、
その他(建設作業員等)=82万人減、
というように全産業に大きな影響が出る ことを予測している。
オックスフォード大学との共同研究で
「10~20年後に49%の職業が AIやロボットで代替可能になる」
と結論づけた野村総研(NRI)は、
AIへの代替可能な職業として100種を指摘した。
その主な職種を見ると、これまで自動化が進んできた自動車組み立て工
などの製造業に加え、一般事務員、医療事務員、行政事務員など
事務・営業職 が目立っている【表参照】。
▼https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/01/
36aea34a9bd7a94bd7c171f78853f173-403x600.jpg
それは産業ロボット導入で 非正規雇用化が進んだブルーカラーに加え、
今度はホワイトカラーまで AI導入で駆逐していく段階に入った
ことを示している。
☆代替できない 創造性
▼https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/01/
359c5ce986150604c89976a5afae89bb-600x354.jpg
しかしAIは 人間が担っていた業務を
すべて成り代わって遂行する機能は 持ち得ていない。
AIはあくまで 大量に蓄積されたデータのなかから、
あらかじめ設定された目的にそって
適切と思われる答えを探す「道具」にすぎないからだ。
例えばグーグルの音声アシスタントを見ても、
言葉の意味を理解して応答しているわけではない。
話しかけられた声を0・03秒の音の粒に分割し、
前後のつながりから何を話しているのかを判断し、
応答例として無数に蓄積されたなかからもっとも可能性が高い文面を
AIが短時間で探し出し、返答しているだけだ。
AI自体には言語を理解する能力も、自分の行動が
社会にどのような影響を及ぼすか判断する能力はない。
それは「変なホテル」の各部屋に設置されたアシスタントロボが
宿泊客のいびきに反応し、夜中中、
「すみません、リクエストが聞きとれませんでした」と話しかけ続け、
「眠れなかった」と客が激怒したケース を見ても明らかである。
AIは ルールや膨大なデータに基づいて諸関係を覚え、
記憶や専門知識を引き出し、今後の展開を予測する能力では
人間を上回る段階 に達している。
しかし主体性や意志、感情があるわけではない。
そのため人間があたりまえにおこなう「なぜ?」という問いを抱いたり、
喜びや悲しみを感じることはない。
ひらめきから 独創的な企画を生み出したり、
創造力を発揮する ことはできない。
いくらAI技術が発達しても、医療・福祉・介護・教育分野など
人間性や創造性が求められる分野 の仕事は代替できない。
一部メディアやバラエティ番組で「人工知能vs人間」
「AIが 人間をこえる」と煽る動きもあるが、
AIに詳しい研究者やIT関係者ほど
「AIが人間の能力をいつ超えるか という問いを立てること自体が無意味」
「今のAIは 人間にとってのツール」
「人工知能とは“知能”の再現であって “人間”の再現ではない」
と指摘している。
☆AI技術の 飛躍的進化
AIの研究は70年以上の歴史がある。
おおまかな流れを見ると、イギリスを中心にした1700年代後半の
第一次産業革命では蒸気や石炭を動力源とする蒸気機関が普及し
軽工業や鉄道が発達し、
アメリカとドイツを中心にした1800年代後半の第二次産業革命では
電力やモーター、内燃機関の普及で重工業が発展した。
この工業の発展を基礎にして1900年代半ばに
パソコンやインターネットが登場し、自動化を促す第三次産業革命へと進んだ。
AIはこのパソコン登場と同時に研究が始まり、
1950年代には欧米を中心とした第一次AIブームが起きている。
AI研究は人間の脳そのものに似せた機械をつくる立場(強いAI)と、
人間がおこなう作業の一部を機械に代替させる立場(弱いAI)の二種類ある。
しかし人間の脳の仕組み自体が まだ解明できていないため、
歴史的に研究が進んできたのは「弱いAI」の方だ。
第一次AIブームでは、パズルやゲーム、迷路などの知的遊戯を
AIに解かせる研究が進んだ。
それは「論理(ルールや手順による推論)」をコンピューターに
計算方式(アルゴリズム)として 覚え込ませることで、
人間並みの賢さを目指す試みだった。
第二次AIブームが起きたのは1980年代だった。
それはAIに専門知識を教え込み、応用する研究だった。
医学知識を教え込んだ医師のAI、法律知識を覚え込ませた弁護士のAI、
などの研究が進んだ。
この技術は「エキスパート・システム」と呼ばれ、
患者に「はい」「いいえ」で答える質問をくり返し、
それをもとに診断するAIロボットも登場した。
しかし 状況が変化しルールが変わるたびに 設定を変えなければならないうえ、
想定外の言葉に対応することはできない。
画像認識能力も低かった。 そのため広範囲な実用化には至らなかった。
第三次AIブームの発端は2012年だった。
コンピューターの画像認識コンテストでカナダ・トロント大学のチームが
「ディープラーニング」(深層学習)と呼ばれる技術を使い、
それまでとは段階を画した 高精度の認識能力を実現した
ことがきっかけとなった。
このディープラーニングは機械学習の発展版で、
近年のAIの核になる技術である。
機械学習はコンピューターに大量のデータを読み込ませ、
データの規則性や特徴をコンピューター自身に見つけさせる方法だ。
ディープラーニングは脳の認知メカニズムと同様の仕組み
(ニューラルネットワーク)をコンピューター内に再現した技術という。
脳の神経細胞は複数の神経細胞から受けとったデータをもとに、
次の神経細胞へデータを伝えるかを決めている。
よく使う神経細胞同士のつながりは太くなってデータが伝わりやすくなる。
あまり使わないつながりは細くなる。
その構造に似せてデータを認識する入力層、
入力層と出力層を結ぶ中間層の層
を増やして細分化し、より複雑で細かい特徴を
正確かつ素早く認識しやすくする技術である。
古くから機械学習の技術はあったが、データ取得能力やコンピューターの性能が
追いついていなかった。
2000年代に入ってコンピューターの高速化(半導体の性能向上)が進んだこと、
インターネットを介したデータ取得能力が飛躍的に向上したことが、
AIの飛躍的進化を実現した。
こうして現在のAIは「休むことなく 正確なデータ処理をおこなう能力」
「データを収集して学習し 永遠に進化し続ける能力」
「一度に多数の人と コミュニケーションをとる能力」
「AI機器同士で情報交換する能力」を備えている。
2000年代以後は AIの実用化や IoT(モノのインターネット)の利用
が広がる「第四次産業革命」に入っており、めざましい技術革新が進んでいる。
☆最も危険な軍事利用
しかし本来は歓迎すべき技術の進歩が現在の社会においては、
大量失業時代を引き寄せたり、国民生活を脅かすマイナス要素として
作用する姿が浮き彫りになっている。
すでに動き出している四大銀行を軸にしたホワイトカラーの大量リストラは
大銀行経営陣には恩恵をもたらすが、
数万人の銀行員や家族、地域全体に 甚大な影響を及ぼすことになる。
AIの実用化が進んで、銀行以外の産業でも人減らしが本格化すれば、
今以上に消費購買力が落ち込み、格差が拡大するのは時間の問題である。
また安倍政府が具体化を進める「未来投資戦略」は、
行政サービスや公営施設管理にAIを導入することが
重点施策の一つになっている。 それは行政職員の人減らしに直結するが、
行政施策遂行の上でも都合のいい体制となる。
行政窓口やデータ管理をAIに担当させれば24時間作業し続ける
ことが可能になる。 感情がないため「心の病」になったり、
忖度することはなくなり、税金徴収業務や差し押さえなど
無慈悲な対応に拍車がかかる のは必至である。
そしてもっとも危険な使い道は軍事兵器への応用である。
AIは自分の意志がないうえに疲れず、恐怖感もない。
一旦攻撃の命令を下せば、どうすればよりダメージを与えられるかを学習し
攻撃力を高め続ける極めて厄介な存在となる。
米軍がAIを搭載した 殺人ドローンや 攻撃型潜水艦、
陸軍に変わる地上歩行ロボットの研究を急いでいる。
政府は防衛大綱で 無人爆撃機や 無人潜水艦の導入を計画し、
防衛省は 行政文書管理やサイバー攻撃対処から
AIを導入する動きを見せている。
AIの技術革新は本来、国民生活向上のために活用できるなら
社会に大きな恩恵をもたらす内容を持っている。
ホワイトカラーの業務を低コストで実現できるなら、給与水準を下げたり、
失業者として放り出すのではなく、長時間労働を軽減したり、
行政が機能して、介護や教育現場の人手不足を解消するための
改善策をとることも可能だ。
しかし大資本の利益追求のためにしかAI技術が使われないなら、
どれだけ技術革新が進行しても、大失業や社会の荒廃をもたらし、
挙げ句の果ては大量殺人兵器を生み出す破滅的な技術に転化するしかない
資本主義社会の矛盾も浮き彫りにしている。
革新的な発展を遂げているAI技術も、いったいだれが 何のために使うのか
が大きな焦点になっている。
Munch、二枚目、
「Winter Snow Pine Forest」です。
「2島すら 帰ってこない」、PSYCHO-PASS 外交の末路、
◆http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
副島隆彦 重たい掲示板 2019-01-23
◎北方領土は、「2島さえ 帰ってこない」が、はっきりした。
安倍政権は 責任を取れ。
より抜粋、
日ロ(安倍首相と プーチン大統領)の北方領土交渉
(1月22日、モスクワで)大詰まりを迎えた。
これで、成果が出る、と、みんな(関心のある日本人は)思ったら、
そうではなかった。 また先延ばし、だそうだ。
一体いつまで 先に延ばす気か。
ついに はっきりした事実は、「2島さえ帰ってこない」という事実が、
冷酷に、日本国民に突き付けられた。
「4島どころか 2島さえも帰ってこない」となった。
これは、この先も、ずっとこうだ、と 予測するに十分だった。
これで、もう安倍政権は、外交で大失敗した、と、判定を受けるべきだ。
だが、安倍晋三は、そのあと、昭恵と共に、そそくさとモスクワから、
スイス(ダヴォス会議に出席)に逃げた。
初めからこうなると、知っていたのだ。
安部晋三は、日本で 激しい質問と、批判の嵐が起きることを、
心底、厭(いや)がっている。
安倍は、昭恵や、閣僚たちと共に、1月22日に、
モスクワ(クレムリン宮殿)で、プーチンからバカ扱い されたあと、
悔しいから、スイスのダヴォスに行った。
会議に出席するふりをして、どこの国にも相手にされないから、
自分たちだけで、スキーでもして、遊んでいるのだろう。
「骨休み、だ」と。
世界から見たら、惨め極まりない、自分たちの哀れな姿に気づいてる。
だが、居直るしかない。
この程度の国(くに)であり、国民なのだ、と。
随行の、各社の政治部の記者たちも知らん顔をする。
というよりも、自分たち自身が、官房機密費貰(もら)いで、腐敗して、
汚れたエリート新聞記者たちだから、ソーリとご一緒に遊んでいる。
これが、真実の日本の指導者たち の姿だ。
安部晋三は、自分が責任を取らなければならない、
ということを自覚したがらない男だ。
とんでもないプラグマティストで、自分が政権を維持できさえすれば、
どんなウソでも、居直りでもする、という、恐るべき恥知らずの男だ。
元々、そういう人間なのだ。
本当は、「もうロシアは 2島さえも返す気が無い」と
満天下にはっきりした、今回の事態は、この事態が、はっきりしたことは、
これで、日本政府の基本政策の 政策変更になる。
政府の政策決定は、閣議(かくぎ。キャビネット)で決定される。
従来の大方針からの政策変更となれば、これは、内閣総辞職である。
安倍政権は、退陣しなければいけない。
これが、“ 憲政の常道(けんせいのじょうどう)” だ。
この内閣総辞職 が起きないと、今度は、国家体制 がおかしなことになる。
責任を取る所在がなくなる。
あれほど、長年、小学校、中学校の教科書にも載せ、
「北方領土の返還を実現しよう」、「北方領土を思う」、
「北方領土を忘れない」と、ずっと、50年以上、
国民に教育し、宣伝して、日本政府の 外交の基本政策にしてきた。
それが、ロシア外務省(ラブロフ外相)が、
「これまでに、日本と領土問題を議論したことは、ない 」
と宣言してしまったのだから。
「返せ、返せ」、「不法占拠している北方4島を 日本に返還せよ」と、
私たち(日本人)としては、言い続けました、と言うだけのことになる。
だから、このような大きな政策変更は、内閣(政権)の大失敗であるから、
総辞職するべきことだ。 それを、やらない。 やるきがない。
それを、日本国内から、「安倍政権は、総辞職せよ。 内閣は倒れるべきだ」
という声が、これから、沸き起こるべきだ。
どうやら、今に至る、安倍晋三の、プーチンへの擦(す)り寄りの 内容は
令の、2年前の、2016年の12月15日の、山口県長州、長門(ながと)の
大谷(おおたに?)荘での会談で、
「2島プラスα(あるふぁ。これは海域、海面の共同利用のこと)」でいい、
と「2島先行(せんこう)返還」に舵を切った、らしい。
読売新聞が、そのように、スクープで報じていた。
それから、2018年9月のウラジオストックの
「東方(イースターン)経済フィーラム」で、踏み込んで、
「2島だけ返してくれればいい。その前提として
4島の主権がロシアにある、と認める」と、
プーチンに 言質(げんち)を取られたらしい。
日本の外務省は、昨年の11月まで、
安倍政権(官邸)が、勝手にやることが、不愉快で、
自分たちが、ほったらかしにされていると、分かっていて、
ずっと サボタージュを決め込んでいた。
官僚たちは、外務省だけでなく、どこも、早く
安倍政権が終わって欲しい と思っている。 特に財務省がそうだ。
ところが、このあと、外務省は、年末から、態度を変えて、
安倍政権と一体となって、「2島だけで いい」で動いた。
秋葉・・・という男が、安倍のお気に入りで、こいつが、
外務事務次官になったので、こういうことになった。
秋葉 剛男(あきば たけお、1958年 )は、日本の外交官。
2018年(平成30年)1月19日から 外務事務次官。
今、外務省は、しまった、これは、自分たちの大失敗だ、
官邸と一緒になって、外交のド素人たちと 動くべきではなかった、と、
気づいて、呆然となり、ヒドく落ち込んでいる。
もう、このあとは、従来のような、ダメッジ・コントロールで、
逃げ切ることは出来ない。
安倍晋三は、自分の足下から、自分を突き上げてくる、
「4島一括返還でなければ、絶対にダメだ」の、右翼言論人たちと、
反共右翼たち からの、自分への攻撃が怖い。
「正論」やら、「WILL」やらで、安倍晋三への総批判が起きるだろう。
だが、この勢力に対しても、すでに、安倍政権は手を回しているのだろう。
次に、日本の素朴に愛国的な国民が、騒ぎ出すことが怖い。
この中には、反(はん)自民党である リベラル派の人々も含まれる。
「北方領土は、一つも帰ってこないんだって。がっかりだ」 という、
多数派の、穏健(おんけん)だが、いざというときには、
国論(こくろん)を動かす、保守的な大衆が、
熱いマグマの層のようになって、やがて吹き上げるだろう。
「ロシアとの外交交渉で、北方領土が帰ってくる、と、
ずっと、あんなに政府は、公表していたのに、全く成果がない」と、
分かったら、この層が、動き出す。
「2島さえも帰ってこない 」が、これほどに満天下に、バレてしまったのに、
何食わぬ顔をして、 「次は、6月の 大阪での G20(主要20カ国首脳会議)で、
プーチンと協議して、交渉は前進する」と、言われても、
もう、国民は信じない。
漠然としているが、大きな意味での、愛国的な大衆が、もう我慢しない。
彼らをこれ以上、騙(だま)すことはできない。
だから、 安倍政権は倒れる。 (終わり)
Munch、三枚目、
「Elgersburg Sprengel Museum」です。
荒む社会、変質者の跳梁跋扈、
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-626.html
東海アマブログ 2019-01-24
◎強欲の夢
より抜粋、
ブラック企業の話題には事欠かない。
それは、どんどん増えていて、官民一体となって
産業界全体を覆い尽くしかねない勢いだ。
安倍政権が登場してからというもの、企業どころか、
残業代切り捨て法案やら、福島の放射能被害の隠蔽やら、
日本政府全体が 完全なるブラック企業と断言してもよいほど、
人間崩壊、人間疎外に満ちているといってもよい。
いったい、あの暖かかった日本は、どこに行ったのだ!
ブラック企業の定義は、一般的に次のようにいわれている。
長時間労働・ハラスメントが常態化している
残業代や手当の未払いなどの違法労働が行われている
採用・離職が繰り返され社員が「使い捨て」状態になっている
私は、これに、もう一つ「経営者が平然と嘘をつくこと」
という一文を加えたい。
日本政府のブラック企業化にあっても、嘘つき政府の面目躍如だ。
そもそも、嘘つきが 諸悪の始まりであり根元 なのである。
この種の企業の問題は、基本的に経営思想の問題であり、
経営者が、雇用者を同じ人間として扱わず、
自分の利益に奉仕させるための家畜にすぎないと思い込んでいる、
一種の人間疎外思想を体現しているものである。
自民党政権にあっても、国民を、同じ人間としてではなく、
自分の利権の利用対象としての視点しかないから、
これほどの悲惨な社会がやってくるのだ。
こうした独善は、どこから来るかといえば、
幼い頃からの競争社会による薫陶あるいは洗脳なのだろうと想像がつく。
日本のブラック企業を代表するワタミの渡邉美樹を例にとれば、
その思想は、誰も が理解不能の宗教的妄想というしかない。
いったい人生のどこを、どうひねれば、
これほどの悪意に満ちた独善が成立するのか、
通常の論理的推認を完全に超えた 異常者のサイコパス的な理屈しかない。
https://et-news.net/watami-watanabemiki
「365日24時間、死ぬまで働け」これは渡邉美樹の代表的なスローガン。
「体が痛いです、体が辛いです、気持ちが沈みます、速く動けません、
どうか助けてください。誰か助けてください」
と140時間の残業に追い詰められて遺書を残して自殺した
ワタミ新入社員の女性に対し、
「彼女の精神的、肉体的負担を 仲間皆で減らそうとしていました。
労務管理できていなかったとの認識は、ありません。」
と140時間の残業を正当化して弁解。
娘の死に怒って提訴した両親に対しては、「そんなに金が欲しいのか」と嘲笑。
ワタミは多業化志向のなかで、介護施設経営にまで乗り出したが、
私の両親の施設を探している過程で、ワタミに対する信じられない噂を聞いた。
施設の回転を上げて 儲けを増やす目的で、
老人に意図的に、高コレステロール食品を与えて、
脳梗塞などを誘発させている というのだ。
これは昔からブラック介護業者の常套手口ではあるが、
寿命を縮める方法としては、負荷を与える医薬品を大量に投与するのと、
運動させないでおいて、必要カロリーを超える 高カロリー食品を摂取させる
手口が知られている。
テレビ東京の「日経スペシャル カンブリア宮殿」に
渡邉美樹が出演した際の村上龍とのやり取り。
よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、
たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、
無理矢理にでも 一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです
そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。
全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、
それは『無理』じゃなくなるんです。
この屁理屈が理解できる人が、この世にいるだろうか?
これは、明らかな 精神病者=他人に対して一切の思いやり、
同情を理解できない サイコパスの発想 である。
渡邉美樹は自民党国会議員だった。
この立場が、彼にとって、とても居心地の良い椅子だったようだが、
理由は、渡邉美樹の異様な精神構造に連帯する、
同じ穴の狢が たくさん生息している政党だからだ。
例えば、長期間にわたってトップに君臨する、安倍晋三や麻生太郎も、
渡邊に非常に似た精神構造であり、文句のないサイコパス異常者である。
何度も紹介してきたように、麻生は、
「老人は 国の役に立たないから 早く死ね」と発言している。
https://www.youtube.com/watch?v=vFN7eTucz-U
http://news.livedoor.com/article/detail/11737214/
なぜ、こんな人間として尊敬の対極にあり、侮蔑に値する、
弱者に対して思いやり皆無の人間性が成立するのだろう?
これはもう、幼い頃から、仲間への同情や連帯感から切り離されて、
競争相手としてだけ見ている社会観から生まれると考えるしかない。
麻生も安倍も、恵まれた大金持ちのボンボンであり、
いつでも特別扱いされて育ってきて、同じ時間を共有してきた仲間に対して、
一切の連帯感も感じないような周囲の庇護に恵まれて育ったとしか考えられない。
二人とも、学業は相当にレベルが低いので、
同級生からは嘲笑や見下しの対象となって、連帯感を持てなかった
のだろうと想像もできる。
渡邊美紀は、どちらかといえば苦労人ではあるが、社会に対する報復心が
異様に強い印象があり、痛い目に遭ったことで見返してやろうという執念が、
偏執狂的に育ってしまったのだろう。
日本のブラック企業経営者が、人を人として見なくなってゆく
心のプロセスは、とても興味深いもので、
これは人間社会の基本原理として、精神病理学や文化人類学の立場で
徹底的に解明されるべきものである。
いったい人生の何が、人の心を失わせ、他人を虐げても
平気でいられるようになるのかを究明することは、
過去の歴史学とともに、これからの人類学の基本的課題ではないのか?
その意味では、ネロや、チンギスハンや、イワン三世や、
ヒトラー、ポルポト、毛沢東らの精神構造を研究し、
何が、彼らを大虐殺に向かわせたのか?
我々の時代に、きちんと理解するサイコパス学を確立すべきである。
http://world-fusigi.net/archives/9133149.html
私は、そうした人間疎外の根底に、人間社会の競争主義が横たわっている
と何度も指摘してきた。
「競争に打ち勝って、自分だけが特権階級として君臨したい」
という人生観は、思いやりを必要としない競争社会だけが育てるのである。
人間が一人では決して生きられない=たくさんの人々の笑顔のなかで、
心の安定した人生が送れるという原理を無視して、
世間から「成功者」と言われたい、他人を睥睨できる大金持ちになりたい、
他人から畏れられる権力を持ちたい、
という利己主義の世界観に閉じこもって、広い人間社会全体を見渡そうとしない。
彼らの視野は、硬直していて、ただ、金儲けだけが
人生と評価の基準であるかのように勘違いしてる。
こうした人々を代表するのが、日本では 自民党や維新 であり、
アメリカでは 共和党であり、その共有する思想こそ「新自由主義」である。
金儲けだけが 人間に与えられた真の自由であり、この自由を守ることこそ、
人間としての存在理由であると決めつけたのが、
ユダヤ人=フリードマンであり、
その思想を日本に持ち込んで体現したのが竹中平蔵である。
ちなみに、東洋大学の学生が、竹中平蔵を批判したら
「退学処分」を勧告されたらしい。
https://blogos.com/article/352902/
こうなると、東洋大学全体が、新自由主義サイコパスのための大学である
ことを自ら表明したに等しい。
新自由主義とは「強欲」の代名詞である。
99%の人々を奴隷にして、1%だけが何不自由のない贅沢生活を満喫するのが、
「真実の自由」というわけだ。
これは、赤旗の記事
26人が38億人分の富、広がる格差 税負担公平に、1年間の収入
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-22/2019012207_01_1.html
これこそ、ユダヤ人フリードマンの理想世界が実現してしまっている
ことを端的に意味している。
全人類のうち、たったの26人が、38億人の富を所有しているという。
日本においても、同じであり、これは三年前に報告された、
日本社会の現状であるが、現在は、はるかに悪化している。
https://how-match.jp/unequal-society/
まさに強欲社会であり、経営陣の価値観は「強欲の夢」というにふさわしい。
我々の世代は、人間として生きる基本的な価値として、
「一緒に生きている人々が 笑顔でいられること」
という思想を持っている者が多い。
それは、1950年代生まれの我々が、
戦後、もっとの素晴らしい民主主義を尊重する社会と教育体制
のなかにいたからであり、学校教育も、立身出世という戦前の価値観を
抜け出して、思いやり、連帯する社会という新しい指標に触れる力
があったからだ。
それは、おそらく、教師たちが、地獄の戦争を経験してきた世代
であることが、大きく関係しているだろう。
しかし、まだまだ競争社会の習慣が抜けきれず
「いい大学にはいっていい会社に就職して、安定した一生を」
という姑息な価値観に 埋もれる者が多かった。
どこそこの学校、高い評価の学歴を持てば、
そうでない者より価値が高いという勘違いが横行していたのも事実だ。
そういう愚かな価値観に洗脳された人たちが、
自民党議員や支持者、そしてブラック企業の経営者になっているわけだ。
だから、当ブログに嫌がらせコメントを寄せ続ける自民党支持者たちが、
もっとも多く、私を嘲笑する言葉が「中卒」という言葉である。
私の本当の学歴は別として、ここまでの下劣な人間性、
馬鹿阿呆を世間に振りまく自民党支持者というのは、
どのような人間性と人相をしているのか実に興味深い。
いずれ、紹介するときもくるだろう。
ブラック企業の経営者たちも、たぶん自民党議員とよく似た人相
なのだろうと予想している。
だいたい、人相を見れば、その人の人間性など 一目でわかる。
人の温かさを大切にして生きてきた人は、優しい人相をしている。
労働者の生活や健康を崩壊させてまで、
利己主義的金儲けに走る経営者たちは、渡邉美樹のように、
実に冷たいサイコパスの人相である。
最近、こんな冷酷で不愉快なサイコパス人相があったのかと驚いたのが、
経団連、中西会長であった。
斎宮(さいくう):
伊勢(いせ)の神宮に奉仕した 皇女また女王のこと。
正しくは 伊勢大神宮斎王(いつきのみこ)という。
◆http://my.shadowcity.jp/2019/01/post-14670.html#more
ネットゲリラ (2019年1月25日)
◎伊勢の斎宮 として出家させちゃえ
皇室から娘を嫁に貰うというのは、とてつもなく負担がかかる
ところで、江戸時代から色々と大変だったんです。
あまりに大変なので、嫁に行けないのが多かった。
そういうのは京都に無数にある 尼寺の門跡 になる。
なので、京都の尼寺には「御所人形」の素晴らしいのが大量にあって、
それを知っていた清岡子爵家のご令嬢が撮り歩いて、
写真集を出版した事もあるw
後のロリコン写真家、清岡純子さんですねw
☆https://www.nikkansports.com/entertainment/news/
201901240000173.html
日刊スポーツ 2019年1月24日
◎小林よしのり氏「くれてやる」小室さん母の借金問題
皇室から貰った嫁じゃ、気に入らないからって離婚も出来ないし、
料理とか家事とか、いかにも不得手そうだしw
お手伝いさんが欠かせない、要介護者みたいなもんだw
そんな嫁、金持ちの家ではマッピラゴメンだろうw
そんなオンナを欲しがるのは、
「元皇族」の肩書を使って 怪しいビジネスでもしたいような、
屑だけですw
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払ってもらえない 親族関係がやばい
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こういう煙が立つ様な人付き合い をしているヤツが
皇族と結婚というのが 問題なんだよ
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いやそんなことじゃなくて
小室家を皇族に入れてほしくない
という国民の民意なんだけど
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↑小室家が皇族にはならんだろ
眞子内親王が皇籍離脱して一般庶民に下るだけなんだから。
ただ、小室家が皇室の親戚になる
のは耐えられんけどな。
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皇室の女 娶ろうとしてるのに
そのたった400万で 八方塞がりになる男 はどうなん?
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甲斐性なしの所へ嫁入りして、
眞子さま幸せになれるのだろうか
しかも あの姑付き
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皇室を広告塔にして事業するし
現に会食の場に
眞子さま呼び出した と言われてるし
母親が入信してると言われる宗教だって
信者もお布施も すごい増えるよ
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眞子の洗脳解除に失敗したら、
もう内親王は 生涯独身が通例の習慣に倣って
伊勢の斎宮として 出家させちゃえばいいよ
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もし小室と眞子さまが結婚したら
次は「未来の天皇陛下の 兄上様」詐欺で
お金借り放題な訳 だよな
恐ろしい、この小室とその母
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小林なんかに援助されて結婚が成立したら
天皇家末代までの恥だよ
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無職が 結婚したいという時点で おかしい
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まともな貧乏人は 金もないのに分不相応に留学したり
高い学費の私大に 通ったりしない。
奨学金で なんとかする。
見栄と功名心で 他人と金銭トラブル起こすようなやつは
この先も 絶対また何かやらかすぞ。
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「小室家」が、皇女のお相手として相応しくないと言うのは
その通りなんだが、色々厄介なのを考えると、
マトモな資産家は 皇女さまなんぞ拒否します。役に立たないものw
変な下心を持たないヤツほど、御免こうむるという感じだろうw
↑
既報ですが、真子は 折り紙つきのw「箱入り娘」、
結婚しようと言うなら それなりに 地位と金 がないと。
男の「逆玉」は ないよw 「釣り合い」というものがあるんだよ。
別に伊勢の女官にならずとも 必ず「良縁」がある、時を待て。
胡乱な連中とは 速やかに縁を切り、忘れることさ。