画は アンドレ ロート André Lhote
1885年 ~ 1962年
フランスの画家、キュビスム系統。 作
「Mirmande ミルマンド村(フランス)」です。
☆晴れ。
マッチポンプだな、
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-5fcf.html
植草一秀の『知られざる真実』
2018年10月15日 (月)
◎リーマンショックを引き起こす 消費税増税の決定
より抜粋、
安倍晋三首相が10月15日の臨時閣議で、
2019年10月の消費税率10%への引き上げについて、
予定通り実施する考えを表明すると報じられている。
想定通りの動きである。
しかし、この方針決定により、日本経済は方向を変える。
1996年6月25日、
橋本内閣は消費税率を引き上げる方針を閣議決定した。
日経平均株価は6月26日に22666円の戻り高値を記録したのち、
1998年10月9日の12879円へと
2年3カ月で約1万円の暴落 を演じた。
私は1996年の年初から、この年の最重要事案は消費税増税問題である
ことを主張し続けた。
日本経済は1990年代に入って バブル崩壊に直面した。
その影響で金融機関の資産内容の劣化が 著しく進行していると指摘した。
過度の財政緊縮政策が 経済の悪化をもたらす。
そして、株価をはじめとする資産価格の下落をもたらす。
資産価格の下落は金融機関の不良債権をさらに拡大させ、
金融危機を招くリスクが高い。
景気悪化=株価下落=金融不安が、負のスパイラルを形成する
景気改善初期の 過度の消費税増税を 強行実施するべきでない。
この主張を全面的に展開した。
しかし、橋本内閣は消費税増税を決定した。
この瞬間から 日本経済の下降が進行したのである。
安倍内閣は2018年末までに
2019年10月の消費税増税を決定することになる。
しかし、この決定が日本経済の流れを変える。
消費税率を10%に引き上げた場合の
個人消費への影響は想像を絶するものになる。
日本では 中低所得者への配慮が 何もなされていない。
格差拡大を推進し、新しい貧困層が 大量に生み出されている。
その人々の生存権を奪うかのような 消費税増税に突き進めば、
個人消費は一段と減少する。
最終的に 安倍内閣は消費税増税を延期する ことになる。
2019年7月の参院選での大敗を防ぐために、
安倍首相は 消費税増税再々再延期を 決定するだろう。
しかし、その前に 事態は急激に悪化しているはずである。
菅官房長官は「リーマンショックのようなことがない限り」
と言っているが、安倍内閣の消費税増税方針決定が
「リーマンショックのようなこと」を引き起こすのである。
究極のマッチポンプだ。
消費税増税の政策そのものが 完全な誤りなのだ。
日本政治を刷新しなければ 日本経済も破壊されてしまう。
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-510.html
東海アマブログ 2018-10-15
◎「ビジネス チャンス」 という価値観
より抜粋、
いまどきの人々にとって「ビジネスチャンス」という言葉を聞けば、
人生の努力目標とか、世渡りの尺度とかに関係した、
価値観の根源に位置する言葉のように受け取っている人が
大部分ではないだろうか?
だが、半世紀前まで、人生をビジネスとしてのみ捉える、
この種の価値観は、「強欲」という区分に含まれて、
多くの人々から冷笑され、軽蔑されていたのである。
金儲けしか考えられない人間は、人として何の魅力もない、
愚かな人生を送る人物だという認識が共有されていた。
「ビジネスだけが人生じゃない。
もっと、はるかに大切な価値があるんだよ」
半世紀前に、「ビジネスチャンスを捉えて金儲けしろ」と
世の中で発信しようものなら、底辺の大衆の間では、
一斉にバッシングされた。
金儲けとは、人情世界を拒絶する金持ち、
強欲人種の価値だと思われていた。
「人生も社会も商売ではない、他人のために役立ち、
人を助けることを考えよ」
と説教されるのが普通であった。
人生にとって、もっとも大切な価値は、人の笑顔のために生きる
人情主義であり、すぐれていえば「利他主義」であったといえよう。
明治開国で、たくさんの欧米人が、日本に渡ってきて、
みんな一様に驚いたのが、識字率=教育水準の高さとともに、
道徳的価値観の高さであり、利他主義の浸透であった。
http://yukashikisekai.com/?p=7725
http://kenjya.org/nippon1.html
これは、地域社会の寺=鎌倉仏教が、
民衆を精神的に高く導くことを目標に、
寺子屋や講をはじめ、さまざまな機会で、仏教思想を教育し、
浸透しようとした努力の結果であった。
明治以来の、勤勉で心温かい日本人の価値観を育てたのは、
私は鎌倉仏教であると思う。
(日本の仏教の 9割は、比叡山から育った
法然・親鸞・道元・日蓮らが開いた鎌倉仏教システムの上にあった)
そうして、開国後やってきた外国人たちは、
日本人の道徳的高さ、人間性の気高さに驚き、賞賛した。
金儲け最優先の思想は、資本主義経済の必然であって、
ひとたび社会が 資本主義の原理で動き始めたなら、
必ず利他主義を見失って 利己主義に邁進し、最後には、
社会全体が金儲けしか考えられない、
ちょうど 今の中国式の発想に貶められ、やがてレミングの群れのように、
社会全体が、絶望の断崖に転落してゆく運命に至るのだ。
資本主義というのは、株主の金儲けだけを原理として、
拡大再生産しか許されない。
金儲けの勢いを失ったときが、その組織体の死を意味するのであって、
社会全体が金儲けから見放されたなら、
国ぐるみの集団で断崖から飛び降り自殺する運命しか
残されていないのである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-77.html
それでは、何が間違っていたか?
といえば、最大の理由は、利他主義を見失ったことであり、
利己主義と金儲けだけが 人生最大の価値観であると
勘違いさせられてしまったことなのだ。
利己主義社会に「持続可能な 未来」は存在しない。
それは、必ず断崖絶壁での集団自殺に至るしかない。
その形態は、戦争であったり、
アメリカ社会のように、市民同士が殺し合う地獄社会であったり、
人が人を欺すことだけが正義と勘違いした中国のような社会であったり、
ウソをついても、どんな汚い手段でも勝てば官軍と考える韓国社会
であったりするのである。
我々は、中国・韓国・アメリカを見て、何が間違っているのか、
深く考える必要がある。
そうして、日本に「持続可能な 社会」を再生する思想を
再び復活しなければならない。
↑
☆https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101500880&g=eco
時事 2018/10/15
◎引き上げ表明「非常に良い」=経団連会長
第14代 中西 宏明 (日立製作所会長)
こいつ 目つきが卑らしいね、原発で日立を潰すんじゃないかw
André Lhote、二枚目、
Image may be NSFW.
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「L'Escale エスカル=寄港 1913」です。
欠陥ふっかけ戦闘機F35、凋落するユダ米、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201810150000/
櫻井ジャーナル 2018.10.15
◎石油の取り引きで 米政府に従っていないインドが
ロシアから S-400を購入
インドのナレンドラ・モディ首相は
アメリカやイスラエルと 親密な関係を築いてきたと見られているが、
そのインド政府が ロシアから 防空システムS-400を購入する。
5システムを54億ドルで買う契約だという。
受け渡しは2020年のようだ。
この契約をアメリカ政府は反対していたが、それを押し切っての取り引き。
ソ連時代、インドはソ連と緊密な関係にあったが、
その関係が復活しつつあるのかもしれない。
中国とは今でも対立関係にあるようだが、
インドも中国もBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)
に含まれ、協力関係にもある。
インドの立場は微妙で、
S-400の技術が アメリカ側へ流れることも否定できない。
S-400が実戦配備されたのは2007年。
シリア軍が供給され、イスラエル政府が反発しているS-300の
最初のタイプは1978年から使われている。
イスラエル軍はアメリカからF-35の追加供給を受けて
S-300を破壊するとしているが、
S-400はF-35を撃墜できるとされている。
F-35の空中戦能力がF-16より劣ることは確認されているが、
ステルス性能も宣伝されているほどではないとする情報がある。
すでにF-35はシリアを攻撃するために使われたことがあるのだが、
その際に1967年から実戦配備されている旧式のS-200に
損傷を受けた疑いがあるのだ。
S-300の場合、イスラエル軍はギリシャ軍から提供を受け、
アメリカ軍はベラルーシ経由で部品を入手して弱点を研究済みだ
と言われているが、それは1999年に導入されたS-300 PMU-1。
シリア軍が受け取ったシステムはそれを改良したS-300 PMU-2だ
と言われているので、その弱点も修正されている可能性が高い。
F-35は先月(2018年9月)、アメリカのサウスカロライナ州で
墜落した影響で今は飛行できない状況にある。
イスラエル軍も飛ばしていない。
事故の原因を調べているというが、何らかの改良をしているかもしれない。
調査終了後にF-35は飛行を再開、
イスラエル軍はシリア攻撃に使うのだろうが、
シリアの防空部隊司令部はロシアから
自動化されたコントロール・システムを受け取り、
攻撃してきた敵の航空機は 衛星ナビゲーション、搭載されたレーダー、
通信システムをECM(電子対抗手段)で ジャミングされるともされている。
もしF-35がS-300に撃墜されてしまうと、
この高額戦闘機はそのまま表舞台から去る ことになりかねない。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6745079/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 2018/10/15
マティス国防長官、近く辞任観測
ロシア政策でボルトン補佐官と対立、トランプの暴走発言にも嫌気
*********************************
かねてから辞任の観測が燻っていたが、中間選挙を前に
政権が内部で揺れることは得策ではないと
マティス国防長官 vs ボルトン大統領補佐官の 対立は
表面化していなかった。
ボルトンは、もっとも強硬なタカ派イメージだが、
その基底にあるのは戦略的原則を守ることにあって、
原理を代えないという姿勢だ。
それゆえ全米の保守陣営からは信頼されている。
一方、マティスも「狂犬」というニックネームは別にして、
軍人出身者には珍しい読書家であり、歴史を語れる。
自宅には7000冊の蔵書、独身。
軍のエリートは、米国ではやはりエリート。相当の知識人でもある。
なによりも重視するのは秩序、そして軍人は 何事にも慎重である。
ボルトンは「イランとの核合意」に一貫して反対してきた。
またブリーフィングも簡潔で分かりやすく、
(トランプは)くどくど説明されることが嫌いで、
苛立ちを隠さず、長い長い演説のような情勢解説をした
マクマスター補佐官を馘首して、ボルトンに代えた経緯がある。
トランプはボルトンを信頼しているが、
ふたりの意見が食い違うのはロシアへの姿勢で、
なんとかロシアを反中国陣営に引き入れようとするトランプと、
核戦略政策における確執からロシアとは距離を置くべきとする
ボルトンの差違。
しかしボルトンは二十年も歴代政権から干されていた経歴から、
譲るところは譲り、もっとも大統領に影響力を行使できる立場を
確保しようとしている。
ボルトンは周知のように沖縄に駐留している米国海兵隊を
台湾に移動せよと主張する台湾擁護派のトップでもあり、
日本に関しても 拉致問題にもっとも関心がある政治家だから、
その動向に注目している。
ところでドイツのメルケルの牙城バイエルンで、
メルケル与党が大敗北を喫した。
これは「番狂わせ」というより
メルケル時代の終わりを告げる選挙結果だ。
中間選挙まで三週間となって米国でも、
反トランプ陣営の旗手、民主党応援団長格のジョージ・ソロスが、
中間選挙では「民主党は また敗北するだろう」と予測している
ことが分かった。
André Lhote、二枚目、
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「Nu」です。
当ブログ既報ですが、
◆https://lite-ra.com/2018/10/post-4311.html?utm_
source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
リテラ 2018.10.14
◎貴乃花は 安倍自民党から出馬するのか?
森喜朗との不仲説、実は立憲民主党支持 という仰天情報も
貴乃花はほんとうに参院選に出馬するのだろうか?
貴乃花と相撲協会との対立劇は、いつのまにか貴乃花の政界進出問題に
話題の中心がうつってしまった。
原因はもちろん、貴乃花が相撲協会正式退職からわずか3日後の4日に
突然議員会館を訪問、自民党の馳浩衆院議員と面会したことだった。
これに、マスコミが反応し、「自民党から 参院選出馬」
「50万票は固く100万票にも手が届く」などと、報道を始めたのだ。
貴乃花本人は、景子夫人とともに「週刊文春」(文藝春秋)に登場して、
政界出馬を否定。
11日夕方訪れた福岡での後援会会合後も「完全に出ません」
とコメントしていたが、これを額面通り受けとることは
とてもできないだろう。
というのも、貴乃花の参院出馬説は、馳議員との面会以前、
9月25日の引退会見直後から、政界で根強くささやかれており、
貴乃花と政界、とりわけ自民党との接点が
いくつも浮かび上がっていたからだ。
まず、そのひとつが、貴乃花の代理人を務め、
引退会見の場所も提供した法律事務所の存在だ。
これは「TMI総合法律事務所」という事務所で、
共謀罪審議のときの自民党法務部会長として取りまとめ役だった
古川俊治参院議員が所属するなど、
自民党、政界と関係が深いことで知られている。
また、同事務所には「森友問題の真のキーマン」といわれている
元財務官僚も天下りしている。
森友学園への国有地売却時の理財局長で、最後まで疑惑の核心に
口をつぐみ続けたあの 迫田英典元国税庁長官が、
今年1月から同事務所の顧問におさまっているのだ。
さらに、この法律事務所とは別に、元東京地検特捜部長の宗像紀夫氏が
貴乃花と安倍自民党の接点になっているのではないか
という話も聞こえてきた。 宗像氏といえば、
貴乃花親方が日本相撲協会の危機管理部長をつとめていたとき、
外部委員会である危機管理委員会委員長をつとめており、
以来「貴乃花親方の 応援団」として有名な人物。
実際、昨年、日馬富士の暴行事件から始まった一連の騒動渦中で、
度々テレビや雑誌に登場し、貴乃花擁護の論陣を張ってきた。
今年はじめの理事選の際は、
あの安倍応援団雑誌である「正論」(産経新聞社)や「WiLL」(ワック)でも、
貴乃花擁護をぶっていた。
だが、この宗像氏、一方では、安倍政権で内閣参与を務めており、
安倍首相とも定期的に面会している。
“元東京地検特捜部長”という肩書きを盾に、
甘利明・元経済再生相の口利き疑惑や森友・加計疑惑などでも、
メディアで政権擁護してきた、典型的な 安倍応援団なのだ。
さらに、安倍首相の出身派閥である清和会が実は、今回の騒動以前から、
貴乃花にアプローチしていたという事実も浮かび上がってきた。
全国紙政治部記者がこう証言する。
「今回、貴乃花と面会した馳議員も清和会所属ですが、
もともと清和会は親分の森喜朗元首相が文教族で、
スポーツ界との関係が深いことから、スポーツ界の引退した大物には
片っ端から声をかけていた。 貴乃花についても、
相撲協会とうまくいっていないことがわかって以降、
清和会は何度も参院選出馬をアプローチしています。
そのことは私自身、清和会幹部からはっきり聞きましたから、
まちがいないでしょう」
☆安倍首相が惚れ込む、貴乃花の軍国主義思想
実際、貴乃花は安倍政権にとってはうってつけの候補
と言っていいだろう。それは、出馬すれば、「100万票にも手が届く」
という人気だけではない。
その思想が まさに安倍首相好みだからだ。
貴乃花といえば ことあるごとに「改革」を唱え、
“相撲協会を相手に 孤軍奮闘する改革派の旗手”というイメージが
流布している。たしかに、相撲協会がムラ社会丸出しの
旧態依然とした不正隠蔽集団である ことは言うまでもない。
しかし、本サイトでも何度も指摘してきたように、
貴乃花の体質も 相当にとんでもない。
というか、その思想だけをとれば、極右カルト としか思えないものだ。
部屋で貴ノ岩以外の外国人力士をとらず、
相撲協会の日本国籍条項の変更に反対するなど、
排外主義的、純血主義的姿勢をつらぬいている のはもちろん、
軍国主義を彷彿とさせる発言も連発している。
たとえば、貴乃花部屋のHPには自らを
〈軍神のように生まれてきた思いがいたします〉
〈日本の国益のお役に立てるための、相撲道の本懐を遂げるためのものです〉
というそれこそ戦前丸出しのメッセージが掲載されたこともある。
昨年の九州場所の千秋楽パーティでも「日本国体を担う 相撲道の精神」
などとあいさつしたことが報じられた。
また、「週刊朝日」(朝日新聞出版)の報道で、騒動渦中に、
あの“炎の行者”・池口恵観氏にこんなメールを送っていた
ことも明らかになった。
〈国家安泰を目指す角界でなくてはならず“角道の精華”陛下のお言葉を
この胸に国体を担う団体として組織の役割を明確にして参ります〉
〈力と美しさそれに素手と素足と己と闘う術を錬磨し
国士として力人として陛下の御守護をいたすこと力士そこに天命あり
と心得ております〉
〈角道、報道、日本を取り戻すことのみ 私の大義であり大道であります〉
「軍神」「国益」そして「国体」という言葉、
教育勅語にも出てくる「精華」という言葉からは、
貴乃花がいかに極右思想にはまっているかがよくわかるが、
もっと唖然としたのは「報道、日本を取り戻す」のフレーズだ。
いったいどこで仕入れたかは知らないが、
この言葉、安倍首相とほとんどそっくりではないか。
☆貴乃花の自民党出馬を阻む、森喜朗との不仲
いずれにしても、大量の票を獲得してくれるうえ、
自分たちの極右政策にぴったりの思想を持つ貴乃花に対して、
安倍首相周辺が熱心に参院選出馬を打診していたのはまちがいないようだ。
そして、これまで度重なる出馬要請を断ってきた貴乃花も、
今回は、この要請を受け入れる決断をしたのではないか、というのが、
マスコミのもっぱらの見方なのである。
「相撲協会では復活の目がなくなったうえ、自民党、清和会が今回、
いろんなルートを使って本気で働きかけてきた。
それで、貴乃花も決心したということでしょう。
景子さんもいっしょに夫婦でダブル出馬するなんて話もあります。
いずれにしても、突然の引退表明は、出馬が確定したからでしょう。
そう考えれば、すべて納得がいく」(前出・全国紙政治部記者)
とすると、来年の参院選、貴乃花が安倍自民党の候補者として、
選挙カーのうえに立ち、「私は報道と日本を取り戻します」
「国体の精華をなす政治を実現します」などと、
軍国主義演説をするグロテスクな光景が 繰り広げられるのだろうか。
だが、取材してみると、事態はそう単純でもないこともわかってきた。
マスコミの間では、出馬説が有力だが、貴乃花の周辺からは逆に、
「親方は今回も 自民党からの出馬をきっぱり断った」
という情報も流れてきているのだ。
その理由はなんと、安倍首相の親分である、
文教族のドン・森喜朗元首相との不仲だという。
貴乃花部屋の関係者が こう証言する。
「森元首相が、スポーツ選手をつかまえて説教したり暴言を吐いたりする
のは有名ですが、以前、貴乃花親方もおなじ目にあったことがあるようなんです。
それ以来、親方は森さんのことを毛嫌いして、パーティなどであっても、
目も合わせなくなった。
一方、森元首相も貴乃花親方の態度に腹を立て、
貴乃花親方のことをいろいろ悪口言っているようです。
今回はさすがに迷ったようですが、最終的には、
森さんのことがあって 断ったと聞いています」
実際、今回、貴乃花と面会した馳議員の歯切れの悪さは
そのことと関係しているのではないかともいわれている。
馳議員といえば、森元首相と同じ文教族で同じ石川県出身という、
いちの子分だが、面会後、記者の取材に応じた際、
「貴乃花は政治家に向いているか」という質問に対しこう答えている。
「選挙向きかどうかという部分と、聴く耳をもち論点を整理して
方向性を出して結果を出す という我慢強さと説明能力があるかどうか。
元貴乃花親方が向いているかどうかは 私には何とも言えない」
ようするに、選挙には通るだろうけど、
政治家は 聴く耳を持ち我慢強くなければならないから、
貴乃花は向いてない、と言っているようなものだろう。
☆昨年の衆院選直前、安倍自民党に対抗する野党を絶賛した貴乃花
「そもそも、あれが出馬に向けた会談なら、あんな大っぴらに会わない。
馳議員と貴乃花は個人的に親しい関係で、この会談はむしろ、
秘密裏に安倍首相サイドから出馬打診を受けた貴乃花が、
親しい馳さんに相談しに行った。
で、馳議員は森さんに気を使って、貴乃花を止めた、
そういうことだったんじゃないかな」(政治評論家)
しかも、ここにきて、仰天するような情報も飛び込んできた。
なんと、貴乃花は先の衆院選で、立憲民主党を推していたというのだ。
引退会見直後、日刊スポーツが、「記者のとっておきメモ」
というかたちで、昨年秋の巡業中、貴乃花が、
2日後に控えた総選挙について1時間も熱弁をふるったという
エピソードを公開したのだ。
〈「巨大勢力に立ち向かうって、すごいエネルギーがいるんだよね。
俺はさあ…」と支持政党名は伏せるが、
安倍自民党に対抗する野党の奮闘を熱っぽく話していた。
協会内における自分の立ち位置と重ねていたのだろう〉
(「日刊スポーツ」9月26日付け)
支持政党名は伏せるとあるが、文脈や時期から考えると
立憲民主党としか考えられない。
しかし、貴乃花って、先述したようにゴリゴリの極右思想の持ち主。
それがリベラル政党を応援するなんてことがありうるのか。
これについては、貴乃花をよく知る相撲ジャーナリストがこんな解説をする。
「貴乃花のあの極右発言は、政治的というより 宗教的なもの。
例の新興宗教の影響もあるし、相撲が神事で、自分が神の使いだと
本気で考えているようなところがありますから、
そこからきてるんでしょう。
活字なんて読む人じゃないので、政治的には、右とか左とか
よくわかってないと思いますよ。
もっというと、『軍神』とか『国体』とかいう言葉もよくわからないで
使っている可能性が高い」
たしかに、先日亡くなった輪島への追悼文のなかでも、
輪島の思い出を「夜に突然来られて あっという間に残り香を遺して
帰られるような 輪島さんは(中略)宇宙人みたいな、
それこそ 天孫降臨されたような方でした」と、
意味不明な「天孫降臨」という言葉の使い方をして、
天皇を宇宙人扱いする始末だった。
そういう意味では、「貴乃花なら、一方で極右思想を語りながら、
一方で立憲民主党を推していたとしても別に不思議はない」
(前出・相撲ジャーナリスト)ということらしい。
☆貴乃花が政治家になったら、政界が相撲協会状態に?
もっとも、これはかなりの大穴的な見方で、やはり有力なのは、
いまでも、安倍自民党からの出馬説らしい。
「自民党内ではたしかに、森さんのことがあるうえ、
貴乃花は 言動をコントロールするのが難しいと、
出馬に否定的な者も少なくない。
でも、安倍首相は相当に乗り気らしいですよ。
実際、安倍さんは杉田水脈議員とか、和田政宗議員とか、
むしろトンデモな人が大好きだからね。
首相自身が説得に乗り出して、一気に正式発表というケースも
あるんじゃないか」(前出・政治評論家)
いったい、貴乃花は参院選に自民党から出馬するのか。
それとも断ったのか。あるいは、まさかの立憲民主党から?
残念ながら、いまのところ、断定まではできないが、
しかし、貴乃花の周辺を取材しているなかで、わかったことがひとつある。
それは、当選したあと、貴乃花が政治家として、
確実にとんでもないことをしでかすだろう ということだ。
貴乃花を知る記者や関係者は全員が口を揃えて、
「自分が神様だと考えているような人だから、政治家なんて絶対に無理。
大揉めに揉めて、政界が相撲協会状態になる」と語っていた。
実際、支離滅裂な軍国主義発言を連発し、
党の方針には従わず、幹部と対立し、党内をぐちゃぐちゃにかき回す姿が
いまから、目に見えるようだ。
そう考えると、逆に自民党から出馬し、自民党をガタガタにしてほしい
という気もするのだが、この考え方は倒錯が過ぎるだろうか。
(時田章広)
↑
ま、中卒なんで、知識や判断力に期待しても 無駄だと思う。
ただ こと参院選となると 集票力は多大なものがある。
動向に 注目せざるをえませんな。
貴乃花後援会も 解散したようだし、
宇治の神主? 辻本公俊とやら とも スッパリ縁切りすることでしょう。
胡乱な新興宗教と 関わってはならない。
政治家としての イロハです。
1885年 ~ 1962年
フランスの画家、キュビスム系統。 作
「Mirmande ミルマンド村(フランス)」です。
☆晴れ。
マッチポンプだな、
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植草一秀の『知られざる真実』
2018年10月15日 (月)
◎リーマンショックを引き起こす 消費税増税の決定
より抜粋、
安倍晋三首相が10月15日の臨時閣議で、
2019年10月の消費税率10%への引き上げについて、
予定通り実施する考えを表明すると報じられている。
想定通りの動きである。
しかし、この方針決定により、日本経済は方向を変える。
1996年6月25日、
橋本内閣は消費税率を引き上げる方針を閣議決定した。
日経平均株価は6月26日に22666円の戻り高値を記録したのち、
1998年10月9日の12879円へと
2年3カ月で約1万円の暴落 を演じた。
私は1996年の年初から、この年の最重要事案は消費税増税問題である
ことを主張し続けた。
日本経済は1990年代に入って バブル崩壊に直面した。
その影響で金融機関の資産内容の劣化が 著しく進行していると指摘した。
過度の財政緊縮政策が 経済の悪化をもたらす。
そして、株価をはじめとする資産価格の下落をもたらす。
資産価格の下落は金融機関の不良債権をさらに拡大させ、
金融危機を招くリスクが高い。
景気悪化=株価下落=金融不安が、負のスパイラルを形成する
景気改善初期の 過度の消費税増税を 強行実施するべきでない。
この主張を全面的に展開した。
しかし、橋本内閣は消費税増税を決定した。
この瞬間から 日本経済の下降が進行したのである。
安倍内閣は2018年末までに
2019年10月の消費税増税を決定することになる。
しかし、この決定が日本経済の流れを変える。
消費税率を10%に引き上げた場合の
個人消費への影響は想像を絶するものになる。
日本では 中低所得者への配慮が 何もなされていない。
格差拡大を推進し、新しい貧困層が 大量に生み出されている。
その人々の生存権を奪うかのような 消費税増税に突き進めば、
個人消費は一段と減少する。
最終的に 安倍内閣は消費税増税を延期する ことになる。
2019年7月の参院選での大敗を防ぐために、
安倍首相は 消費税増税再々再延期を 決定するだろう。
しかし、その前に 事態は急激に悪化しているはずである。
菅官房長官は「リーマンショックのようなことがない限り」
と言っているが、安倍内閣の消費税増税方針決定が
「リーマンショックのようなこと」を引き起こすのである。
究極のマッチポンプだ。
消費税増税の政策そのものが 完全な誤りなのだ。
日本政治を刷新しなければ 日本経済も破壊されてしまう。
◆http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-510.html
東海アマブログ 2018-10-15
◎「ビジネス チャンス」 という価値観
より抜粋、
いまどきの人々にとって「ビジネスチャンス」という言葉を聞けば、
人生の努力目標とか、世渡りの尺度とかに関係した、
価値観の根源に位置する言葉のように受け取っている人が
大部分ではないだろうか?
だが、半世紀前まで、人生をビジネスとしてのみ捉える、
この種の価値観は、「強欲」という区分に含まれて、
多くの人々から冷笑され、軽蔑されていたのである。
金儲けしか考えられない人間は、人として何の魅力もない、
愚かな人生を送る人物だという認識が共有されていた。
「ビジネスだけが人生じゃない。
もっと、はるかに大切な価値があるんだよ」
半世紀前に、「ビジネスチャンスを捉えて金儲けしろ」と
世の中で発信しようものなら、底辺の大衆の間では、
一斉にバッシングされた。
金儲けとは、人情世界を拒絶する金持ち、
強欲人種の価値だと思われていた。
「人生も社会も商売ではない、他人のために役立ち、
人を助けることを考えよ」
と説教されるのが普通であった。
人生にとって、もっとも大切な価値は、人の笑顔のために生きる
人情主義であり、すぐれていえば「利他主義」であったといえよう。
明治開国で、たくさんの欧米人が、日本に渡ってきて、
みんな一様に驚いたのが、識字率=教育水準の高さとともに、
道徳的価値観の高さであり、利他主義の浸透であった。
http://yukashikisekai.com/?p=7725
http://kenjya.org/nippon1.html
これは、地域社会の寺=鎌倉仏教が、
民衆を精神的に高く導くことを目標に、
寺子屋や講をはじめ、さまざまな機会で、仏教思想を教育し、
浸透しようとした努力の結果であった。
明治以来の、勤勉で心温かい日本人の価値観を育てたのは、
私は鎌倉仏教であると思う。
(日本の仏教の 9割は、比叡山から育った
法然・親鸞・道元・日蓮らが開いた鎌倉仏教システムの上にあった)
そうして、開国後やってきた外国人たちは、
日本人の道徳的高さ、人間性の気高さに驚き、賞賛した。
金儲け最優先の思想は、資本主義経済の必然であって、
ひとたび社会が 資本主義の原理で動き始めたなら、
必ず利他主義を見失って 利己主義に邁進し、最後には、
社会全体が金儲けしか考えられない、
ちょうど 今の中国式の発想に貶められ、やがてレミングの群れのように、
社会全体が、絶望の断崖に転落してゆく運命に至るのだ。
資本主義というのは、株主の金儲けだけを原理として、
拡大再生産しか許されない。
金儲けの勢いを失ったときが、その組織体の死を意味するのであって、
社会全体が金儲けから見放されたなら、
国ぐるみの集団で断崖から飛び降り自殺する運命しか
残されていないのである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-77.html
それでは、何が間違っていたか?
といえば、最大の理由は、利他主義を見失ったことであり、
利己主義と金儲けだけが 人生最大の価値観であると
勘違いさせられてしまったことなのだ。
利己主義社会に「持続可能な 未来」は存在しない。
それは、必ず断崖絶壁での集団自殺に至るしかない。
その形態は、戦争であったり、
アメリカ社会のように、市民同士が殺し合う地獄社会であったり、
人が人を欺すことだけが正義と勘違いした中国のような社会であったり、
ウソをついても、どんな汚い手段でも勝てば官軍と考える韓国社会
であったりするのである。
我々は、中国・韓国・アメリカを見て、何が間違っているのか、
深く考える必要がある。
そうして、日本に「持続可能な 社会」を再生する思想を
再び復活しなければならない。
↑
☆https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101500880&g=eco
時事 2018/10/15
◎引き上げ表明「非常に良い」=経団連会長
第14代 中西 宏明 (日立製作所会長)
こいつ 目つきが卑らしいね、原発で日立を潰すんじゃないかw
André Lhote、二枚目、
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「L'Escale エスカル=寄港 1913」です。
欠陥ふっかけ戦闘機F35、凋落するユダ米、
◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201810150000/
櫻井ジャーナル 2018.10.15
◎石油の取り引きで 米政府に従っていないインドが
ロシアから S-400を購入
インドのナレンドラ・モディ首相は
アメリカやイスラエルと 親密な関係を築いてきたと見られているが、
そのインド政府が ロシアから 防空システムS-400を購入する。
5システムを54億ドルで買う契約だという。
受け渡しは2020年のようだ。
この契約をアメリカ政府は反対していたが、それを押し切っての取り引き。
ソ連時代、インドはソ連と緊密な関係にあったが、
その関係が復活しつつあるのかもしれない。
中国とは今でも対立関係にあるようだが、
インドも中国もBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)
に含まれ、協力関係にもある。
インドの立場は微妙で、
S-400の技術が アメリカ側へ流れることも否定できない。
S-400が実戦配備されたのは2007年。
シリア軍が供給され、イスラエル政府が反発しているS-300の
最初のタイプは1978年から使われている。
イスラエル軍はアメリカからF-35の追加供給を受けて
S-300を破壊するとしているが、
S-400はF-35を撃墜できるとされている。
F-35の空中戦能力がF-16より劣ることは確認されているが、
ステルス性能も宣伝されているほどではないとする情報がある。
すでにF-35はシリアを攻撃するために使われたことがあるのだが、
その際に1967年から実戦配備されている旧式のS-200に
損傷を受けた疑いがあるのだ。
S-300の場合、イスラエル軍はギリシャ軍から提供を受け、
アメリカ軍はベラルーシ経由で部品を入手して弱点を研究済みだ
と言われているが、それは1999年に導入されたS-300 PMU-1。
シリア軍が受け取ったシステムはそれを改良したS-300 PMU-2だ
と言われているので、その弱点も修正されている可能性が高い。
F-35は先月(2018年9月)、アメリカのサウスカロライナ州で
墜落した影響で今は飛行できない状況にある。
イスラエル軍も飛ばしていない。
事故の原因を調べているというが、何らかの改良をしているかもしれない。
調査終了後にF-35は飛行を再開、
イスラエル軍はシリア攻撃に使うのだろうが、
シリアの防空部隊司令部はロシアから
自動化されたコントロール・システムを受け取り、
攻撃してきた敵の航空機は 衛星ナビゲーション、搭載されたレーダー、
通信システムをECM(電子対抗手段)で ジャミングされるともされている。
もしF-35がS-300に撃墜されてしまうと、
この高額戦闘機はそのまま表舞台から去る ことになりかねない。
◆http://melma.com/backnumber_45206_6745079/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み 2018/10/15
マティス国防長官、近く辞任観測
ロシア政策でボルトン補佐官と対立、トランプの暴走発言にも嫌気
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かねてから辞任の観測が燻っていたが、中間選挙を前に
政権が内部で揺れることは得策ではないと
マティス国防長官 vs ボルトン大統領補佐官の 対立は
表面化していなかった。
ボルトンは、もっとも強硬なタカ派イメージだが、
その基底にあるのは戦略的原則を守ることにあって、
原理を代えないという姿勢だ。
それゆえ全米の保守陣営からは信頼されている。
一方、マティスも「狂犬」というニックネームは別にして、
軍人出身者には珍しい読書家であり、歴史を語れる。
自宅には7000冊の蔵書、独身。
軍のエリートは、米国ではやはりエリート。相当の知識人でもある。
なによりも重視するのは秩序、そして軍人は 何事にも慎重である。
ボルトンは「イランとの核合意」に一貫して反対してきた。
またブリーフィングも簡潔で分かりやすく、
(トランプは)くどくど説明されることが嫌いで、
苛立ちを隠さず、長い長い演説のような情勢解説をした
マクマスター補佐官を馘首して、ボルトンに代えた経緯がある。
トランプはボルトンを信頼しているが、
ふたりの意見が食い違うのはロシアへの姿勢で、
なんとかロシアを反中国陣営に引き入れようとするトランプと、
核戦略政策における確執からロシアとは距離を置くべきとする
ボルトンの差違。
しかしボルトンは二十年も歴代政権から干されていた経歴から、
譲るところは譲り、もっとも大統領に影響力を行使できる立場を
確保しようとしている。
ボルトンは周知のように沖縄に駐留している米国海兵隊を
台湾に移動せよと主張する台湾擁護派のトップでもあり、
日本に関しても 拉致問題にもっとも関心がある政治家だから、
その動向に注目している。
ところでドイツのメルケルの牙城バイエルンで、
メルケル与党が大敗北を喫した。
これは「番狂わせ」というより
メルケル時代の終わりを告げる選挙結果だ。
中間選挙まで三週間となって米国でも、
反トランプ陣営の旗手、民主党応援団長格のジョージ・ソロスが、
中間選挙では「民主党は また敗北するだろう」と予測している
ことが分かった。
André Lhote、二枚目、
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「Nu」です。
当ブログ既報ですが、
◆https://lite-ra.com/2018/10/post-4311.html?utm_
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リテラ 2018.10.14
◎貴乃花は 安倍自民党から出馬するのか?
森喜朗との不仲説、実は立憲民主党支持 という仰天情報も
貴乃花はほんとうに参院選に出馬するのだろうか?
貴乃花と相撲協会との対立劇は、いつのまにか貴乃花の政界進出問題に
話題の中心がうつってしまった。
原因はもちろん、貴乃花が相撲協会正式退職からわずか3日後の4日に
突然議員会館を訪問、自民党の馳浩衆院議員と面会したことだった。
これに、マスコミが反応し、「自民党から 参院選出馬」
「50万票は固く100万票にも手が届く」などと、報道を始めたのだ。
貴乃花本人は、景子夫人とともに「週刊文春」(文藝春秋)に登場して、
政界出馬を否定。
11日夕方訪れた福岡での後援会会合後も「完全に出ません」
とコメントしていたが、これを額面通り受けとることは
とてもできないだろう。
というのも、貴乃花の参院出馬説は、馳議員との面会以前、
9月25日の引退会見直後から、政界で根強くささやかれており、
貴乃花と政界、とりわけ自民党との接点が
いくつも浮かび上がっていたからだ。
まず、そのひとつが、貴乃花の代理人を務め、
引退会見の場所も提供した法律事務所の存在だ。
これは「TMI総合法律事務所」という事務所で、
共謀罪審議のときの自民党法務部会長として取りまとめ役だった
古川俊治参院議員が所属するなど、
自民党、政界と関係が深いことで知られている。
また、同事務所には「森友問題の真のキーマン」といわれている
元財務官僚も天下りしている。
森友学園への国有地売却時の理財局長で、最後まで疑惑の核心に
口をつぐみ続けたあの 迫田英典元国税庁長官が、
今年1月から同事務所の顧問におさまっているのだ。
さらに、この法律事務所とは別に、元東京地検特捜部長の宗像紀夫氏が
貴乃花と安倍自民党の接点になっているのではないか
という話も聞こえてきた。 宗像氏といえば、
貴乃花親方が日本相撲協会の危機管理部長をつとめていたとき、
外部委員会である危機管理委員会委員長をつとめており、
以来「貴乃花親方の 応援団」として有名な人物。
実際、昨年、日馬富士の暴行事件から始まった一連の騒動渦中で、
度々テレビや雑誌に登場し、貴乃花擁護の論陣を張ってきた。
今年はじめの理事選の際は、
あの安倍応援団雑誌である「正論」(産経新聞社)や「WiLL」(ワック)でも、
貴乃花擁護をぶっていた。
だが、この宗像氏、一方では、安倍政権で内閣参与を務めており、
安倍首相とも定期的に面会している。
“元東京地検特捜部長”という肩書きを盾に、
甘利明・元経済再生相の口利き疑惑や森友・加計疑惑などでも、
メディアで政権擁護してきた、典型的な 安倍応援団なのだ。
さらに、安倍首相の出身派閥である清和会が実は、今回の騒動以前から、
貴乃花にアプローチしていたという事実も浮かび上がってきた。
全国紙政治部記者がこう証言する。
「今回、貴乃花と面会した馳議員も清和会所属ですが、
もともと清和会は親分の森喜朗元首相が文教族で、
スポーツ界との関係が深いことから、スポーツ界の引退した大物には
片っ端から声をかけていた。 貴乃花についても、
相撲協会とうまくいっていないことがわかって以降、
清和会は何度も参院選出馬をアプローチしています。
そのことは私自身、清和会幹部からはっきり聞きましたから、
まちがいないでしょう」
☆安倍首相が惚れ込む、貴乃花の軍国主義思想
実際、貴乃花は安倍政権にとってはうってつけの候補
と言っていいだろう。それは、出馬すれば、「100万票にも手が届く」
という人気だけではない。
その思想が まさに安倍首相好みだからだ。
貴乃花といえば ことあるごとに「改革」を唱え、
“相撲協会を相手に 孤軍奮闘する改革派の旗手”というイメージが
流布している。たしかに、相撲協会がムラ社会丸出しの
旧態依然とした不正隠蔽集団である ことは言うまでもない。
しかし、本サイトでも何度も指摘してきたように、
貴乃花の体質も 相当にとんでもない。
というか、その思想だけをとれば、極右カルト としか思えないものだ。
部屋で貴ノ岩以外の外国人力士をとらず、
相撲協会の日本国籍条項の変更に反対するなど、
排外主義的、純血主義的姿勢をつらぬいている のはもちろん、
軍国主義を彷彿とさせる発言も連発している。
たとえば、貴乃花部屋のHPには自らを
〈軍神のように生まれてきた思いがいたします〉
〈日本の国益のお役に立てるための、相撲道の本懐を遂げるためのものです〉
というそれこそ戦前丸出しのメッセージが掲載されたこともある。
昨年の九州場所の千秋楽パーティでも「日本国体を担う 相撲道の精神」
などとあいさつしたことが報じられた。
また、「週刊朝日」(朝日新聞出版)の報道で、騒動渦中に、
あの“炎の行者”・池口恵観氏にこんなメールを送っていた
ことも明らかになった。
〈国家安泰を目指す角界でなくてはならず“角道の精華”陛下のお言葉を
この胸に国体を担う団体として組織の役割を明確にして参ります〉
〈力と美しさそれに素手と素足と己と闘う術を錬磨し
国士として力人として陛下の御守護をいたすこと力士そこに天命あり
と心得ております〉
〈角道、報道、日本を取り戻すことのみ 私の大義であり大道であります〉
「軍神」「国益」そして「国体」という言葉、
教育勅語にも出てくる「精華」という言葉からは、
貴乃花がいかに極右思想にはまっているかがよくわかるが、
もっと唖然としたのは「報道、日本を取り戻す」のフレーズだ。
いったいどこで仕入れたかは知らないが、
この言葉、安倍首相とほとんどそっくりではないか。
☆貴乃花の自民党出馬を阻む、森喜朗との不仲
いずれにしても、大量の票を獲得してくれるうえ、
自分たちの極右政策にぴったりの思想を持つ貴乃花に対して、
安倍首相周辺が熱心に参院選出馬を打診していたのはまちがいないようだ。
そして、これまで度重なる出馬要請を断ってきた貴乃花も、
今回は、この要請を受け入れる決断をしたのではないか、というのが、
マスコミのもっぱらの見方なのである。
「相撲協会では復活の目がなくなったうえ、自民党、清和会が今回、
いろんなルートを使って本気で働きかけてきた。
それで、貴乃花も決心したということでしょう。
景子さんもいっしょに夫婦でダブル出馬するなんて話もあります。
いずれにしても、突然の引退表明は、出馬が確定したからでしょう。
そう考えれば、すべて納得がいく」(前出・全国紙政治部記者)
とすると、来年の参院選、貴乃花が安倍自民党の候補者として、
選挙カーのうえに立ち、「私は報道と日本を取り戻します」
「国体の精華をなす政治を実現します」などと、
軍国主義演説をするグロテスクな光景が 繰り広げられるのだろうか。
だが、取材してみると、事態はそう単純でもないこともわかってきた。
マスコミの間では、出馬説が有力だが、貴乃花の周辺からは逆に、
「親方は今回も 自民党からの出馬をきっぱり断った」
という情報も流れてきているのだ。
その理由はなんと、安倍首相の親分である、
文教族のドン・森喜朗元首相との不仲だという。
貴乃花部屋の関係者が こう証言する。
「森元首相が、スポーツ選手をつかまえて説教したり暴言を吐いたりする
のは有名ですが、以前、貴乃花親方もおなじ目にあったことがあるようなんです。
それ以来、親方は森さんのことを毛嫌いして、パーティなどであっても、
目も合わせなくなった。
一方、森元首相も貴乃花親方の態度に腹を立て、
貴乃花親方のことをいろいろ悪口言っているようです。
今回はさすがに迷ったようですが、最終的には、
森さんのことがあって 断ったと聞いています」
実際、今回、貴乃花と面会した馳議員の歯切れの悪さは
そのことと関係しているのではないかともいわれている。
馳議員といえば、森元首相と同じ文教族で同じ石川県出身という、
いちの子分だが、面会後、記者の取材に応じた際、
「貴乃花は政治家に向いているか」という質問に対しこう答えている。
「選挙向きかどうかという部分と、聴く耳をもち論点を整理して
方向性を出して結果を出す という我慢強さと説明能力があるかどうか。
元貴乃花親方が向いているかどうかは 私には何とも言えない」
ようするに、選挙には通るだろうけど、
政治家は 聴く耳を持ち我慢強くなければならないから、
貴乃花は向いてない、と言っているようなものだろう。
☆昨年の衆院選直前、安倍自民党に対抗する野党を絶賛した貴乃花
「そもそも、あれが出馬に向けた会談なら、あんな大っぴらに会わない。
馳議員と貴乃花は個人的に親しい関係で、この会談はむしろ、
秘密裏に安倍首相サイドから出馬打診を受けた貴乃花が、
親しい馳さんに相談しに行った。
で、馳議員は森さんに気を使って、貴乃花を止めた、
そういうことだったんじゃないかな」(政治評論家)
しかも、ここにきて、仰天するような情報も飛び込んできた。
なんと、貴乃花は先の衆院選で、立憲民主党を推していたというのだ。
引退会見直後、日刊スポーツが、「記者のとっておきメモ」
というかたちで、昨年秋の巡業中、貴乃花が、
2日後に控えた総選挙について1時間も熱弁をふるったという
エピソードを公開したのだ。
〈「巨大勢力に立ち向かうって、すごいエネルギーがいるんだよね。
俺はさあ…」と支持政党名は伏せるが、
安倍自民党に対抗する野党の奮闘を熱っぽく話していた。
協会内における自分の立ち位置と重ねていたのだろう〉
(「日刊スポーツ」9月26日付け)
支持政党名は伏せるとあるが、文脈や時期から考えると
立憲民主党としか考えられない。
しかし、貴乃花って、先述したようにゴリゴリの極右思想の持ち主。
それがリベラル政党を応援するなんてことがありうるのか。
これについては、貴乃花をよく知る相撲ジャーナリストがこんな解説をする。
「貴乃花のあの極右発言は、政治的というより 宗教的なもの。
例の新興宗教の影響もあるし、相撲が神事で、自分が神の使いだと
本気で考えているようなところがありますから、
そこからきてるんでしょう。
活字なんて読む人じゃないので、政治的には、右とか左とか
よくわかってないと思いますよ。
もっというと、『軍神』とか『国体』とかいう言葉もよくわからないで
使っている可能性が高い」
たしかに、先日亡くなった輪島への追悼文のなかでも、
輪島の思い出を「夜に突然来られて あっという間に残り香を遺して
帰られるような 輪島さんは(中略)宇宙人みたいな、
それこそ 天孫降臨されたような方でした」と、
意味不明な「天孫降臨」という言葉の使い方をして、
天皇を宇宙人扱いする始末だった。
そういう意味では、「貴乃花なら、一方で極右思想を語りながら、
一方で立憲民主党を推していたとしても別に不思議はない」
(前出・相撲ジャーナリスト)ということらしい。
☆貴乃花が政治家になったら、政界が相撲協会状態に?
もっとも、これはかなりの大穴的な見方で、やはり有力なのは、
いまでも、安倍自民党からの出馬説らしい。
「自民党内ではたしかに、森さんのことがあるうえ、
貴乃花は 言動をコントロールするのが難しいと、
出馬に否定的な者も少なくない。
でも、安倍首相は相当に乗り気らしいですよ。
実際、安倍さんは杉田水脈議員とか、和田政宗議員とか、
むしろトンデモな人が大好きだからね。
首相自身が説得に乗り出して、一気に正式発表というケースも
あるんじゃないか」(前出・政治評論家)
いったい、貴乃花は参院選に自民党から出馬するのか。
それとも断ったのか。あるいは、まさかの立憲民主党から?
残念ながら、いまのところ、断定まではできないが、
しかし、貴乃花の周辺を取材しているなかで、わかったことがひとつある。
それは、当選したあと、貴乃花が政治家として、
確実にとんでもないことをしでかすだろう ということだ。
貴乃花を知る記者や関係者は全員が口を揃えて、
「自分が神様だと考えているような人だから、政治家なんて絶対に無理。
大揉めに揉めて、政界が相撲協会状態になる」と語っていた。
実際、支離滅裂な軍国主義発言を連発し、
党の方針には従わず、幹部と対立し、党内をぐちゃぐちゃにかき回す姿が
いまから、目に見えるようだ。
そう考えると、逆に自民党から出馬し、自民党をガタガタにしてほしい
という気もするのだが、この考え方は倒錯が過ぎるだろうか。
(時田章広)
↑
ま、中卒なんで、知識や判断力に期待しても 無駄だと思う。
ただ こと参院選となると 集票力は多大なものがある。
動向に 注目せざるをえませんな。
貴乃花後援会も 解散したようだし、
宇治の神主? 辻本公俊とやら とも スッパリ縁切りすることでしょう。
胡乱な新興宗教と 関わってはならない。
政治家としての イロハです。