画は 歌川 國芳 (くによし)
寛政九年(1797)~ 文久元年(1861)
号は一勇齋、朝櫻楼など 作
「東都 御廐川岸 (おんまいがし)之圖」です。
☆雨、気温低め。
全国的に梅雨入りのようですね。
毎度ながら いい記事です、
◆http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonsyakaihaabeitizokunomonoka.html
長周新聞 2017年6月2日付
日本社会は安倍一族のものか
森・加計に続き準強姦免罪
ぶっ壊れる社会の規範
森友学園、加計学園を発端にして、「アベ友」と呼ばれる首相周辺の
特定の個人や団体に対する利益誘導が
恣意的におこなわれていた実態が暴露されている。
誰が見ても「黒」と疑うものばかりだが、
与党が国会の過半数を占めている状況下で ことごとく証拠は隠蔽し、
首相の虚偽答弁をごまかすために閣僚から各省庁の官僚に至るまで
「あるもの」を「ない」と嘘に嘘を重ねる異常な事態が続いている。
公私混同で弾劾された韓国の朴大統領どころではない国家の私物化が横行しても、
これを正す者もブレーキ役もいないという、
社会にとって末期症状ともいえる状況があらわれている。
「国民を守る」どころか 為政者のために社会規範を崩壊させる
腐りきった統治機構中枢の実態を暴露している。
記者座談会をもって、この間の経緯と問題の性質について論議した。
☆あつかましい権力の私物化 仲良くなればお金がガッポリ
A 目下、話題の中心は、安倍首相が「腹心の友」と呼ぶ
加計学園への利益供与だ。トランプの支離滅裂ぶりや、
韓国の大統領弾劾騒動を笑えないほど、おぞましくも劣化した政治の実態が
露呈している。担当大臣がまともに説明もできない共謀罪法案を
強行採決する一方で、とり締まりや監視権限が強化される警察署から
8500万円の大金が消えてなくなるような前代未聞の事件も起きている。
表面的には、自民党独裁、安倍一強体制だが、
権力者の思い上がりが青天井になり、有権者あっての権力である
ことすら忘れ、なにをやっても許されるという勘違いがはびこっている。
早晩有権者からの厳しい審判が下ることは疑いない。
達観してみると、安倍晋三やとり巻き勢力が
自民党をぶっ壊しているような光景にも見える。
国民がこのような腐敗をどう見るかだ。 実態を整理してみたい。
B 話題沸騰の加計問題でいうと、「安倍晋三記念小学校」として
8億円の国有地の提供を受けていた森友学園問題に附随して「第二の森友」
といわれていた。実際は森友どころではない「本命」だった。
同学園系列である岡山理科大の獣医学部新設のために
愛媛県今治市が約36億7500万円相当の広大な市有地をタダで提供し、
学校建設の総事業費192億円の半分にあたる96億円を
市の補助金で負担するという、至れり尽くせりの厚待遇だ。
誘致による同市の税収増は3000万円で、
96億円の回収には320年もかかるという赤字が明らかな大盤振舞で、
森友ともゼロが一ケタ違うレベルの優遇だ。
その学部新設のために、内閣府は今治市を「特例」として
国家戦略特区に指定し、加計学園の1校のみに限って
獣医学部の新設を認めた。「獣医師が増えすぎて、質の低下につながる」
として新設を認めてこなかった日本獣医師会が猛反発し、
農水省や厚労省も、文科省も52年ずっと拒否してきたものが
安倍の返り咲きとともにひっくり返った。
社会のルールに従わず、自分にあわせてルールをつくって
「違法ではない」という調子で、公平公正という基準は吹き飛んでいる。
C 内閣府が「総理の意向」「官邸の最高レベルがいっている」と
文科省の尻を叩いていたことが内部文書のリークで発覚したが、
官邸側も文科省も「確認できない」とシラを切りつづける。
「やってない」「ない」ではなく、「記憶にない」「確認できない」というのは、
明らかに「やった」人間のいう言葉だ。
ついに文科省事務方トップの前川喜平前事務次官が「行政がゆがめられた」と
実名で実態を証言し、首相補佐官や元内閣参与が「総理に代わって」
圧力をかけていたことを暴露した。
「出所不明の怪文書だ」と突っぱねてきた菅官房長官は、
「(前事務次官は、天下りあっせん問題に直接関与しながら)
当初は責任者として自ら辞める意向をまったく示さず、
地位に恋恋としがみついていた」などと人格批判に問題をすり替えたが、
世間からみれば、「地位に恋恋としがみついているのはどっちなのか?」
という話だ。
『読売新聞』も官邸から個人情報のリークを受けて
前事務次官の個人スキャンダルを報道するなど、恥も外聞もなく
御用新聞の本性を露わにしている。
官僚からマスコミまで全力を挙げて、見苦しい応酬をくり広げている。
D 獣医師は、そもそも畜産分野や公衆衛生分野との関係が深く、
特区の認可は文科省というより農水省の管轄になる。だが、
農水省も厚労省も当初から獣医学部新設には反発しており、
特区認可に必要な獣医師の需給動向の見通しを示していない。
従来から獣医師のほとんどがペット関連で都会に集中している
ことが問題視されており、単に学部を増やすことが
その偏りを是正することにはつながらず、逆に獣医師が氾濫して
互いにつぶしあうことにしかならないと指摘されている。
既存の16大学を見ても、北海道大(単年度定員40人)、帯広畜産大(40人)、
岩手大(30人)、東京大(30人)、山口大(30人)、宮崎大(30人)と
定員を制限しているが、加計学園が新設する岡山理科大では定員160人
という異例の規模だ。
国際機関や中央官庁での勤務経験者70人の専任教員も配置するというもので、
政府のお墨付きを得て開学前からいきなり全国トップに躍り出ることになる。
これまであらゆる制約のなかで
教員確保や教育環境の質の改善にとりくんできた既存大学からすれば 目が点だ。
認可条件も整っていないのに「総理の意向」といわれ、
単独で認可を迫られる文科省が「負いきれない責任を負わされている」(前事務次官)
と反発するのも当然だろう。
☆ビジネスとしての「右」 「愛国」名乗る性根
E 加計学園理事長の加計孝太郎とは、米国留学時代から40年あまりの付き合い
という安倍首相だが、90年代にはみずから同学園の監事をやっていた
ことも暴露された。その他、安倍昭恵夫人は同学園系列幼稚園の名誉園長をやり、
下村元文科大臣夫人も同幼稚園功労者、安倍首相が最高裁判事に任命した
木澤克之弁護士は元加計学園監事、文科省OBの木曽功・元内閣参与は、
現在は加計学園理事として天下り、同学園系列の千葉科学大学学長におさまっている。
萩生田官房副長官と井上義行・元首相秘書官なども、
その千葉科学大で客員教授を務めていた。
参院山口選出の江島潔(元下関市長)も加計学園系列大学の客員教授だった。
千葉科学大は、加計学園の本拠がある岡山県副知事であり、
客員教授でもあった野平・元銚子市長が、92億円の補助金を提供し、
市有地九・八㌶を無償貸与するなど「政治主導」で誘致しており、
開学10周年式典には、安倍首相、岸田外相、林幹雄(元経産大臣)、
遠藤利明(元五輪大臣)、塩崎恭久厚労大臣などの閣僚クラスが勢揃いし、
文科省の藤原誠・初等中等教育局長や三井住友銀行副頭取などと
一緒に鏡開きをやっている写真が出回っている。
官邸の重要ポストにいる人間は、ほとんど加計ファミリーといえるほどの
蜜月関係ができあがっており、傘下の大学への補助金として
05年以降だけで440億円以上が注がれているという。
F 森友学園の籠池理事長が、日本会議大阪の幹部であり、
幼児に「教育勅語」を暗唱させていたことが物議を醸したが、
獣医学部を誘致した今治市の菅良二市長も
日本会議愛媛県本部の地方議員連盟正会員だった。
獣医学部新設の特区公募が開始される前から、
「安倍首相が全部やってくれている」と
市有地でボーリング調査をやっていたことも暴露されている。
さらに、愛媛県の加戸守行前知事も「教育再生実行会議」の有識者メンバーで、
在任中には「新しい歴史教科書の会」の教科書を
県内の小中一貫校に採択させていた。
加計孝太郎自身も「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」
の賛同者だ。「愛国教育」とか「教育再生」などという輩が
やっていることはデタラメ極まる権力の私物化と国有財産の私物化だった
という顛末だ。
教育という人間を育てる公的分野を隠れ蓑にして、
「岩盤規制に風穴を開ける」とか「規制改革」といいながら、
国費や国財を仲間内で山分けしているのだから、みなが腹を立てるのは当然だ。
それなら猫も杓子も「保守」や「愛国」を名乗り、「教育勅語」を称賛したり、
「朝鮮人は出て行け」などと主張すれば、利益に預かるチャンスが到来する
ということだ。最近流行のヘイトや「右傾化」の内実は
ビジネスとしての「右」であり、わかったうえで、投機しているのに特徴がある。
A 安倍政府は3年前に内閣人事局をつくって官僚の人事権を握った。
これまで各省庁で官僚が決めていた部長以上の600人ほどのキャリア官僚の人事は、
政府の意向に沿って任命するシステムにしている。
政府の意に沿わない官僚は排除できるため、官僚は為政者を「忖度」し
続けなければ生き残れない。
森友に八億円の土地をタダで払い下げた当時の財務省トップの迫田理財局長は
すぐに国税庁長官に昇格し、逆に加計学園の学部新設に反対した
文科省の前川前事務次官は、天下り問題で引責辞任に追い込まれた。
経産省から派遣され、安倍昭恵にかわって懸命に「安倍晋三小学校」の
国有地売買の仲介役をやっていた谷査恵子・首相夫人秘書も、
首相夫人の口利きが発覚すると官邸は「私的な文書だ」と
閣議決定までやって切り捨てた。
「官僚主導がいけない」といいながら、それ以上にデタラメな政治家主導で
権限を振り回し、政権が危なくなれば全部トカゲの尻尾にされるのだから、
官僚にとってもたまらない。
公務員は公僕であるとか、公平公正の建前すら投げ捨てて、
露骨に「忖度」させる下僕にしたことへの反発もすごいだろう。
前川証言もそのような霞ヶ関で渦巻く官僚の空気を反映したものなのかもしれない。
☆黒を白といいくるめ… 法治国家の崩壊
F 話題を加計学園にさらわれた森友問題でも、何一つ疑惑解明はされてない。
籠池理事長は、国有地の8億円値引きの根拠とされる「新たな地下埋設物」が
存在していなかったことを暴露した。
森友学園と顧問弁護士と設計業者の間では、
「約3㍍以深には廃棄物がないことを証明しております」
「柱状図(ボーリング調査結果)の提出はやめましょうか」
「今回工事に関わるボーリング調査に関する資料は抹消いたしました」
というメールのやりとりがされ、国には資料の提出もしておらず、
業者の算定に基づいて恣意的な値引きをやっていたというのが実態だった。
財務省の「独自調査にもとづいてゴミ混入率は47%と積算して値引きをした」
というこれまでの説明が成り立たないが、
依然として「記録データは廃棄した」といって逃げ続けている。
近畿財務局から森友学園側へのメールには
「瑞穂の國記念小學院開校に向けご協力いただきありがとうございます」
と記されており、安倍昭恵が籠池に「一人にやらせて申し訳ございません」
といって100万円を寄付したという話ともつながる。
一連の事実は、森友は媒体にすぎず、安倍教育改革のモデル校的な扱いで、
昭恵ないし官邸主導で「安倍晋三小学校」の建設が進められていたことを臭わせている。
著述家の菅野完氏の自宅には段ボール9箱分の証拠資料が預けられているようだが、
土壇場でトカゲの尻尾にされた籠池も
このまま黙って破産・逮捕の憂き目に甘んじる様子はない。
C 籠池理事長だけ証人喚問をしたが、深い関与が明らかな安倍昭恵、
国有地払い下げの責任者である財務省の迫田前理財局長、
認可にかかわった大阪府の松井知事、大阪府私学審議会の梶田会長など、
関係者の国会招致はすべて拒否し、
加計問題でも「証人喚問に応じる」という前川前事務次官の招致も拒否している。
与党権限を使ってとにかく逃げの一手だが、
正正堂堂と応じない潔さのなさは、必死で隠さなければいけない
どす黒い何かがあるのだと誰もに確信させている。
これまでの常識からすると既に詰んでいるし、内閣総辞職が当たり前だが、
東京五輪まで権力が握りたいのか、往生際が悪いわけだ。
B 最近の閣議決定の内容も唖然とさせている。
「森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった」(3月28日)、
「(公設秘書を5人付けても)安倍首相の妻・昭恵氏は公人でなく私人」(3月14日)、
「(首相夫人秘書の)谷査恵子から籠池氏へのFAXは行政文書ではない」(4月4日)
という事実隠蔽型のものから、
「教育勅語を教材にすることは、憲法や教育基本法に反しない形である限り、
否定されない」(3月31日)、
「そもそもという言葉には、基本的にという意味もある」(5月1日)、
「島尻沖縄北方大臣が“歯舞”の読み方を知らないという事実はない」(昨年2月)、
「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」(1昨年6月)など、
失言やミス、無知を隠蔽するものまで全部閣議決定だ。
最近では、テロ等準備罪(共謀罪)について国連人権理事会の特別報告者が
「成立すればプライバシーの権利や表現の自由の不当な規制につながる」
と書簡で表明すると、「書簡については国連またはその機関である人権理事会の
見解をのべたものではない」とする答弁書を閣議決定し世界を驚かせている。
C 正正堂堂と正論で疑惑を払拭するのではなく、権限が及ぶ閣議決定で押し通し、
官僚を締め付けて証拠を隠滅し、「白」を「黒」といいくるめ、
裁かれることもなく、嘘も本当にするというもので、
法治国家でなく、封建制さながらの人治主義国家に転落したのかと思わせている。
このままいけば自民党そのものが「安倍とともに去りぬ」になりかねないが、
自民党内からも「待った」をかける動きが見られない。
それもまた末期的だ。
☆「安倍王国」国民に問え 憲法改正国民投票
F そのなかで、メディアや警察の腐敗もすごいものがある。
安倍首相をヨイショするPR本「総理」を執筆し、
テレビでは「安倍批判するものは北朝鮮の手先」などといって
安倍擁護の急先鋒となってきた元TBSワシントン支局長の山口敬之が、
2年前にフリージャーナリストの女性を準強姦していたことが
被害女性の証言で発覚した。
女性から被害届提出を受けた警視庁高輪署は、防犯カメラやタクシー運転手などの
証言も得て、逮捕状まで請求したにもかかわらず、
成田空港で待ち構えていた逮捕直前に警視庁本庁が執行を中止していたという。
顔を出して会見した被害女性は、警察から
「この先この業界で働けなくなる」などと諭され、
被害届を出すことを考え直すようくり返し説得されたと話している。
逮捕中止も「警視庁からの指示」と伝えられ、
捜査一課が再調査した後に、不起訴処分となったのちにも示談を進められ、
弁護士まで紹介されていた。
事件をすっぱ抜いた『週刊新潮』によれば、逮捕を中止させたのは
警視庁刑事部長の中村格(現・組織犯罪対策部長)で、
菅官房長官の秘書官を勤めたこともある警察官僚だったようだ。
最初に『週刊新潮』からメールで質問状を受けた山口敬之が、即日、
政府与党の情報部局を司る北村滋(内閣情報官)にメール(週刊新潮に誤送信)して、
「事件の火消し」を相談していたことも発覚した。
その北村情報官は、第一次安倍内閣では首相秘書官として
日本版NSC立ち上げにかかわり、特定秘密保護法の法案策定でも
中心的役割を担ってきた警察OBだった。
請求された逮捕状が直前でもみ消されるというこの異例の判断もまた、
「安倍裁量」が働いたと見なければ説明がつかない。
被害女性は実名で顔まで出して「捜査に不信がある」と告発している
にもかかわらず、準強姦した側は「違法なことはしていない」(山口敬之)と
開き直っている。
首相に近い人間は準強姦しても逮捕も起訴もされないというなら世も末だ。
モリでもカケでも「首相を守るなら出世できる」が処世訓になっていくのだとすると、
社会の規範も何もあったものではない。
B 警察でいえば、広島中央署から証拠品の8500万円が消えるという
前代未聞の事件も起きている。
広島県警の管轄下では最大の警察署で、県下最大の盗難事件が発生した
という大事件だが、警察は黙して語らずを三週間も続けている。
「上流が濁れば下流も濁る」で、
内閣のコントロール下にある警察庁トップがその調子なら、
地方の警察組織が腐るのも理解できる。
だが、一般人が立ち入りできない署内で消えた以上、
文科省や財務省文書のように「記憶にない」「確認できない」では済まされない。
「共謀罪などを作る前に、お前らをまずとりしまれ!」
というのが国民の大半の意見だ。
A マスコミ各社も毎月のように首相官邸主催の会食に招かれて、
「田崎スシロー」とまで呼ばれている田崎史郎・時事通信特別解説員にしろ、
準強姦した元TBS山口某、援護射撃に余念のない『読売』にせよ、
ジャーナリズムを冠しながら権力擁護を恥とも感じない輩がはびこっている。
C 野党も形ばかりの「追及」をくり返すばかりで、
全面審議拒否をして国会を空転させ、内閣総辞職に追い込むくらいしなければ
「同じ穴のムジナ」といわれても仕方がない。
野党時代の自民党でさえ、問責決議案を連発し、国会で罵声を浴びせ、
ものを投げたり、審議拒否を連発していたが、
今の野党にその構えがないのもインチキだといわざるを得ない。
D 共謀罪の創設ではろくな答弁もできず、二言目には「北朝鮮から国民を守る」や
「愛国心」を唱える安倍政府だが、
自分を守るためなら「盟友」さえもトカゲの尻尾のように切り捨て、
官僚の首もすげ替え、法律は解釈変更し、準強姦魔すら免罪される。
統治の劣化は止まりそうにない。
国民統制を願望したところで、みずからの身を清めることなしにはだれも付いてこない。
こうした勘違いした為政者を退場させ、社会的機能を正常化させるのは、
警察でも司法でもマスコミでもなく、国民による鉄槌以外ないことを教えている。
A 岸信介の作った自民党を三代目がぶっ壊しているようにも見えるが、
おおいにもがき苦しんで、延命できるか否かやってみたらいい。
それに対して、政治権力の腐敗を許さず、まともな社会を切望する力を
束にして対峙することが重要だ。
官僚たちは公僕としての矜持をもって広く社会のために尽くさなければならないし、
ジャーナリズムは社会の木鐸として役割を果たさなければならない。
日本社会は安倍天皇を頂点にした国なのか否か、
国民は彼らのビジネスのために税金を納めるのか否か、
根本から問わなければならない。
改憲についても9条のみならず「安倍王国」にするのかどうかを
国民に問うべきだろう。
共和制でも立憲君主制でもなく、安倍一族のために国民が奉仕するのかどうかだ。
いずれにしても、これほど厚かましい権力者はかつてない。
この思い上がりに歯止めをかけることは日本社会にとって譲れない問題だ。
國芳、二枚目、
「太平記英雄傳」 「卅八」 「登喜十郎左衛門光隣みつちか」です。
893同然 「極悪官邸 (下痢壺&菅)」、
◆https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36756981.html
新ベンチャー革命 2017年6月7日 No.1697
◎国会での安倍氏と菅氏は ならず者の本性を現した:
朝日新聞を言論テロリスト呼ばわりする資格はない! さっさと辞任すべき
1.ならず者国家に堕した今の日本
2017年6月5日、6日と国会にて、野党が加計問題で安倍氏を追及する画像が
テレビで流されていましたが、
このときの国会の様子はこれが日本かと思わせるほどひどいものでした。
ところで、ならず者国家という言い方がありますが、
安倍自民率いる今の日本こそ、まさにならず者国家そのものでしょう。
この言葉は、日本を乗っ取る米国戦争屋CIAネオコンの傀儡であった
ブッシュ・ジュニア米政権のとき、北朝鮮やイランなどにつけられた呼び名です。
皮肉にも、客観的にみれば、米戦争屋CIAネオコンに乗っ取られた
2000年代初頭の米国自体がならず者国家だったわけですが、
その米戦争屋CIAネオコンに乗っ取られている安倍自民率いる今の日本も
米国同様のならず者国家に堕しています。
2.国民をなめきった安倍氏と菅氏にとって取り返しのつかない誤算が生じた、
それは異色の官僚・前川氏の存在だった
安倍氏が総理大臣の地位を利用して口利きしてきた加計学園への優遇と
われらの血税供与の問題は、
安倍氏と菅氏が予想していたのとまったく異なった展開となりました。
それは、前川・前・文科省事務次官の告発劇でしょう。
これまでの常識では官僚のトップだった人物が、
ときの政権に反旗を翻すことはあり得なかったのです。
ところが、前川氏は異色の官僚でした。
育ちが一般官僚とまったく異なるのです。
前川氏は1000億円超の優良企業・前川製作所の御曹司だったのです。
前川氏は普通なら、今頃、前川製作所の社長をやっていたはずですが、
それを止めて、あえて、文科省の官僚になったのです。
その前川氏は若いころから、吉田松陰のように教育に関心があったと推測されます。
要するに、雇用が安定しているという理由で官僚になった一般家庭の子息とは
出自が大きく異なるのです。
このような人物が、加計問題を抱えていた文科省のトップにいたのです。
安倍官邸にとって前川氏の存在は大きな誤算だったのです。
ところで、当初、前川氏の加計問題情報リークに関し、
大手マスコミは極めて慎重でした、なぜなら、この絶好ネタを報道すれば、
安倍官邸を敵に回すことになるからです。
しかしながら、朝日新聞が思い切って、これを取り上げたのです。
なぜなら、朝日は大手マスコミの中で、昔から、安倍氏とは折り合いが悪かったからです。
今の朝日には安倍氏を守る意欲が他の大手マスコミに比べて低かったのです。
この事実が、今回、安倍氏や菅氏にとって決定的に裏目に出たのです。
安倍氏が2007年に1回目の首相を中途辞任したとき、朝日は安倍氏を徹底的に攻撃して、
安倍氏から恨みを買っているのです。
そして今回またも、安倍一派の宿敵・朝日が安倍氏を窮地に陥れたことに関し、
安倍親衛隊のネトウヨから朝日が言論テロリスト呼ばわりされたとき、
安倍氏はそのネトウヨ投稿に“いいね”を押したのです。
このことから、今でも続く朝日と安倍氏の暗闘の一端が垣間見られます。
3.昔の朝日新聞は左翼系だった?
筆者が学生のころ、60年代から70年代にかけて安保反対闘争が活発であり、
60年代から80年代の朝日は
読売・産経に比べれば確かに左翼系新聞であったと思われます。
当時の朝日は、国民の反対を押し切って安保を強行した岸信介
(CIAエージェントだった)の敵だったでしょう。
そのことも、岸の孫・安倍氏が朝日を敵視する理由でもあります。
当時の大新聞・朝日が安保反対だった事実を、
戦後日本を乗っ取ってきた旧・米戦争屋CIAは危惧したと推測されます。
そして、旧・米戦争屋CIAは朝日の船橋氏がワシントン支局駐在時、
同氏をCIAエージェントとして抱き込んだのです。
また同時並行で、親米似非右翼(悪徳ヘキサゴン勢力)の一派・赤報隊
(似非右翼のヤクザ)を使って、朝日に対し
組織的にかつ繰り返しテロ攻撃を仕掛けたのです。
さらに、90年代に入って、旧・米戦争屋ボスだったデビッドRFと親しい
ルパート・マードックはソフトバンクの孫氏を抱き込んで、
テレビ朝日乗っ取りを企んでいます。
このころから、朝日内の左翼系人材(リベラル派)が船橋氏など
親米派からパージされ始めてきました。
ちなみに、親米派に乗っ取られた朝日は一時、デビッドRFの私有シンクタンク・CFRの
日本支部を担っていたほどです。
ところが、船橋氏が2010年に定年退職して以降、
朝日は非・親米(厳密には非・親米戦争屋)に戻りつつあります。
そして、旧・米戦争屋ボスであったデビッドRFが2017年3月に死んだので、再び、
朝日は非・親米化し始めたのです。
そして、今回、旧・米戦争屋CIAの傀儡・安倍氏への攻撃の先頭に立っています。
今の安倍氏を背後から操る日本会議は、統一教会を介して、
旧・米戦争屋CIAとつながっているとみられますが、
旧・米戦争屋CIAの極東戦略は日中韓朝の分断統治ですから、
日本会議の連中やネトウヨに、朝日新聞を反日新聞と呼ばせて、
朝日を敵視させるプロパガンダを行っています。
安倍氏も、日本会議の傀儡ですから、朝日を敵視しています。
したがって、今後も、安倍氏と朝日の暗闘は続きます。
いずれにしても、安倍氏は森友・加計問題で違法行為をやっているわけですから、
朝日を言論テロリスト呼ばわりする前に、
さっさと辞任すべきです。
國芳、三枚目、
「大日本六十余州之内 出雲 阿國」です。
中曽根は許し難き売国奴だが、それはおく、
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo226/msg/863.html
投稿者: 更年期オバチャン 日時: 2017 年 6 月 06 日 jViUTor6g0mDb4Ngg4ODkw
◎前川前事務次官はやはり凄い人だ
「キヘイおじ入院」 (中曽根弘文ファミリーブログより)
気分転換にちょっと良い読み物でも。。。
前川喜平氏の妹さん(中曽根弘文議員の奥様)のご長女が
2012年の10月に投稿された文章です。
************
キヘイおじ入院 [長女・川鍋文子・27歳・主婦]
☆http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08-1
突然ですが、母には1歳年上の兄がいます。名前は「キヘイ」。
国家公務員、いわゆる「役人」です。
世間では悪く言われるのは必ず、「政治家」と「役人」。
私の身近にいる人ばかりです。
でも頑張っている姿も沢山知って頂きたく、
今日は私の「おじ」について書きたいと思います。
母の実家は代々奈良県で山林業を営んでいましたが、
母の祖父は二男だったので家業を継ぐ必要がなく上京し、
早稲田大学理工学部を卒業後、自らコンプレッサーを開発し
工業用冷凍機製作の会社を創業しました。
母の父が二代目の社長となり、
今はこの業界では世界シェア№1の会社となっています。
当然母の兄であるキヘイおじも入社すると思いきや、
『企業利益を追求する仕事は自分には合わない。「公」の為に働きたい。』
と後を継がず、公務員試験を受け「役人」になりました。
私の祖父・中曽根康弘も政治家になる前は官僚でした。
必死で勉強し、公務員試験を受け、合格発表を見に行くと、
成績が6番で『ウソじゃないか? 問い合わせたら間違いだったと
訂正されるんじゃないかと思い、急いで家に帰った。』と話していました。
キヘイおじはもっと上位で合格しました。
おじは、麻布中学高校・東大法学部卒。
麻布に入学したのは単に麻布に住んでいて家が近かったからで、
祖母はおじに『勉強しなさい』と一度も言った事がなかったそうです。
法学部ながら理系に強く、高校のあだ名は「物理のキヘイ」で、
ずっと理Ⅲ(東大医学部)受験クラスにいました。
要するに「秀才クン」だったらしいですが、私からするとただの秀才クンではなく
おやじギャグの絶えない面白い、ほんわ~かした、ドラ焼きが大好物の、
体型もややドラえもんの、姪に優しいおじさんです。
http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-15
大学時代は原始仏教やインド哲学に興味を持ち「仏教青年会」に所属し、
ガウタマ・シッダールタ研究をしたとか。
相当カタブツ!?、、、しかし、妹達(母と叔母)に言わせると、
『ポン女、ポン女(日本女子大学)と憧れて騒いでいた』そうです。
結婚する時(お嫁さんは叔母の親友。日本女子大卒ではない)、
挿絵も自分で描いた詩集(結構良く出来ていると評判)を自費出版し
「愛の証」としてプレゼントしたロマンティストぶり。
まぁ、妹達は『よくぞ兄の所などに来て下さった』とお嫁さんに大感謝したそうです。
・ 大学で第二外国語はロシア語専攻。
留学はイギリスのケンブリッジ大学大学院。
海外赴任はフランスのパリへ。語学が堪能。
・ 約30年間、殆ど朝4~5時に帰宅し、仮眠又は着替えるだけで又出勤。
早ければ夜中1~2時に帰宅できることもあるとか。
・ 足の指を骨折したが、病院に通う時間がなく自然治療。
少々の体の不調は黙殺。
・ 自分の信念を曲げない、圧力に負けない強い人。
相手が誰であれ、言うべき事は言う。
辞表を懐にしまいながら仕事をした。
等々、武勇伝も多いのです。
奥様である伯母はずっと『よく体が持つ。不思議。』と言っていましたが、
遂に持ちませんでした。
原因不明の高熱が続き、緊急入院。
病院の医師から普段の生活状況を聞かれ伯母がありのまま答えた所、
全く信じてもらえず、完全に先生の想定外だったようです。
明らかに積年の過労による発病でした。
結局2週間入院し無事退院出来ましたが、
入院中も病室で電話・fax・メール・役所の方がいらして打ち合わせをしたりと、
仕事から離れられなかったようです。
キヘイおじだけではなく、おじの周りにはおじと同じように
死ぬほど日夜働いている役人が大勢いるそうです。
「命懸けで」とよく聞く台詞です。
ちょっと前も、野田総理が「消費税を命懸けで」と叫んでいました。
おじ達はそんな宣言を声高には決してしません。
マスコミにどれだけ悪者扱いされようとも、突然お給料をカットされようとも、
使命感を持ち、持てる能力の全てを駆使して日々黙々と働きます。
入院の為の書類作成の時、看護師さんに『ご家族は?』と聞かれ
キヘイおじは『息子が2人で妻は1人です』と返事。
高熱でもおやじギャグ精神は健在なのです。
伯母曰く、『そこだけは譲れないのよね~』と呆れ気味。
類は友を呼び、キヘイ入院と知った友人から『ついに産まれた?男?女?』と
お見舞いメールが。臨月程のドラえもん体型とは思えませんが、、、。
ちなみにそんな父親の姿を見て育った息子(私のイトコ25歳)も役人になりました。
その壮絶さを誰よりもわかっているはずなのに。尊敬出来る姿だったのでしょう。
彼に先日久しぶりに会ったら『毎日死ぬかと思っている』と言っていました。
既に凄まじい日々が始まっているようです。
先日も、中国大使に任命された直後の外務省の方が突然路上で倒れ亡くなられました。
さぞお忙しく、お疲れだったのではと拝察します。
真剣に日本の将来を考え、非力かもしれませんが全力を尽くしている「役人」や
「政治家」が私の身近にいます。
そんな面を少しでも知って頂ければ幸と思います。
コメント
*1. 2017年6月07日 pmR1FMr_lBA[604]
公僕としてのお役人には、頭が下がります。
が、最近、金だけ 今だけ 自分だけの
政治家に仕える役人の姿が目に余ります。
財務省は、佐川をはじめとし全員そのようですね~
佐川のボスは、官僚;公務員にあらざる行為をしていると、推察しています。
これではいけませんね。
文科省前事務次官;前川さんは、国会議員に立候補してもらいたいですね。
これこそ、国民の代表ではないかと思います。
しかし、中曽根康弘には、似て欲しくないぞ!(正体はわかるでしょう?)
前川さん;自立した日本の先駆け政治家、となってもらいたいのです。
↑
中曽根には「日航123便の真実」を語る義務がある。
語らねば「無間地獄」必定だ。
犠牲者の霊が許さぬ。
寛政九年(1797)~ 文久元年(1861)
号は一勇齋、朝櫻楼など 作
「東都 御廐川岸 (おんまいがし)之圖」です。
☆雨、気温低め。
全国的に梅雨入りのようですね。
毎度ながら いい記事です、
◆http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonsyakaihaabeitizokunomonoka.html
長周新聞 2017年6月2日付
日本社会は安倍一族のものか
森・加計に続き準強姦免罪
ぶっ壊れる社会の規範
森友学園、加計学園を発端にして、「アベ友」と呼ばれる首相周辺の
特定の個人や団体に対する利益誘導が
恣意的におこなわれていた実態が暴露されている。
誰が見ても「黒」と疑うものばかりだが、
与党が国会の過半数を占めている状況下で ことごとく証拠は隠蔽し、
首相の虚偽答弁をごまかすために閣僚から各省庁の官僚に至るまで
「あるもの」を「ない」と嘘に嘘を重ねる異常な事態が続いている。
公私混同で弾劾された韓国の朴大統領どころではない国家の私物化が横行しても、
これを正す者もブレーキ役もいないという、
社会にとって末期症状ともいえる状況があらわれている。
「国民を守る」どころか 為政者のために社会規範を崩壊させる
腐りきった統治機構中枢の実態を暴露している。
記者座談会をもって、この間の経緯と問題の性質について論議した。
☆あつかましい権力の私物化 仲良くなればお金がガッポリ
A 目下、話題の中心は、安倍首相が「腹心の友」と呼ぶ
加計学園への利益供与だ。トランプの支離滅裂ぶりや、
韓国の大統領弾劾騒動を笑えないほど、おぞましくも劣化した政治の実態が
露呈している。担当大臣がまともに説明もできない共謀罪法案を
強行採決する一方で、とり締まりや監視権限が強化される警察署から
8500万円の大金が消えてなくなるような前代未聞の事件も起きている。
表面的には、自民党独裁、安倍一強体制だが、
権力者の思い上がりが青天井になり、有権者あっての権力である
ことすら忘れ、なにをやっても許されるという勘違いがはびこっている。
早晩有権者からの厳しい審判が下ることは疑いない。
達観してみると、安倍晋三やとり巻き勢力が
自民党をぶっ壊しているような光景にも見える。
国民がこのような腐敗をどう見るかだ。 実態を整理してみたい。
B 話題沸騰の加計問題でいうと、「安倍晋三記念小学校」として
8億円の国有地の提供を受けていた森友学園問題に附随して「第二の森友」
といわれていた。実際は森友どころではない「本命」だった。
同学園系列である岡山理科大の獣医学部新設のために
愛媛県今治市が約36億7500万円相当の広大な市有地をタダで提供し、
学校建設の総事業費192億円の半分にあたる96億円を
市の補助金で負担するという、至れり尽くせりの厚待遇だ。
誘致による同市の税収増は3000万円で、
96億円の回収には320年もかかるという赤字が明らかな大盤振舞で、
森友ともゼロが一ケタ違うレベルの優遇だ。
その学部新設のために、内閣府は今治市を「特例」として
国家戦略特区に指定し、加計学園の1校のみに限って
獣医学部の新設を認めた。「獣医師が増えすぎて、質の低下につながる」
として新設を認めてこなかった日本獣医師会が猛反発し、
農水省や厚労省も、文科省も52年ずっと拒否してきたものが
安倍の返り咲きとともにひっくり返った。
社会のルールに従わず、自分にあわせてルールをつくって
「違法ではない」という調子で、公平公正という基準は吹き飛んでいる。
C 内閣府が「総理の意向」「官邸の最高レベルがいっている」と
文科省の尻を叩いていたことが内部文書のリークで発覚したが、
官邸側も文科省も「確認できない」とシラを切りつづける。
「やってない」「ない」ではなく、「記憶にない」「確認できない」というのは、
明らかに「やった」人間のいう言葉だ。
ついに文科省事務方トップの前川喜平前事務次官が「行政がゆがめられた」と
実名で実態を証言し、首相補佐官や元内閣参与が「総理に代わって」
圧力をかけていたことを暴露した。
「出所不明の怪文書だ」と突っぱねてきた菅官房長官は、
「(前事務次官は、天下りあっせん問題に直接関与しながら)
当初は責任者として自ら辞める意向をまったく示さず、
地位に恋恋としがみついていた」などと人格批判に問題をすり替えたが、
世間からみれば、「地位に恋恋としがみついているのはどっちなのか?」
という話だ。
『読売新聞』も官邸から個人情報のリークを受けて
前事務次官の個人スキャンダルを報道するなど、恥も外聞もなく
御用新聞の本性を露わにしている。
官僚からマスコミまで全力を挙げて、見苦しい応酬をくり広げている。
D 獣医師は、そもそも畜産分野や公衆衛生分野との関係が深く、
特区の認可は文科省というより農水省の管轄になる。だが、
農水省も厚労省も当初から獣医学部新設には反発しており、
特区認可に必要な獣医師の需給動向の見通しを示していない。
従来から獣医師のほとんどがペット関連で都会に集中している
ことが問題視されており、単に学部を増やすことが
その偏りを是正することにはつながらず、逆に獣医師が氾濫して
互いにつぶしあうことにしかならないと指摘されている。
既存の16大学を見ても、北海道大(単年度定員40人)、帯広畜産大(40人)、
岩手大(30人)、東京大(30人)、山口大(30人)、宮崎大(30人)と
定員を制限しているが、加計学園が新設する岡山理科大では定員160人
という異例の規模だ。
国際機関や中央官庁での勤務経験者70人の専任教員も配置するというもので、
政府のお墨付きを得て開学前からいきなり全国トップに躍り出ることになる。
これまであらゆる制約のなかで
教員確保や教育環境の質の改善にとりくんできた既存大学からすれば 目が点だ。
認可条件も整っていないのに「総理の意向」といわれ、
単独で認可を迫られる文科省が「負いきれない責任を負わされている」(前事務次官)
と反発するのも当然だろう。
☆ビジネスとしての「右」 「愛国」名乗る性根
E 加計学園理事長の加計孝太郎とは、米国留学時代から40年あまりの付き合い
という安倍首相だが、90年代にはみずから同学園の監事をやっていた
ことも暴露された。その他、安倍昭恵夫人は同学園系列幼稚園の名誉園長をやり、
下村元文科大臣夫人も同幼稚園功労者、安倍首相が最高裁判事に任命した
木澤克之弁護士は元加計学園監事、文科省OBの木曽功・元内閣参与は、
現在は加計学園理事として天下り、同学園系列の千葉科学大学学長におさまっている。
萩生田官房副長官と井上義行・元首相秘書官なども、
その千葉科学大で客員教授を務めていた。
参院山口選出の江島潔(元下関市長)も加計学園系列大学の客員教授だった。
千葉科学大は、加計学園の本拠がある岡山県副知事であり、
客員教授でもあった野平・元銚子市長が、92億円の補助金を提供し、
市有地九・八㌶を無償貸与するなど「政治主導」で誘致しており、
開学10周年式典には、安倍首相、岸田外相、林幹雄(元経産大臣)、
遠藤利明(元五輪大臣)、塩崎恭久厚労大臣などの閣僚クラスが勢揃いし、
文科省の藤原誠・初等中等教育局長や三井住友銀行副頭取などと
一緒に鏡開きをやっている写真が出回っている。
官邸の重要ポストにいる人間は、ほとんど加計ファミリーといえるほどの
蜜月関係ができあがっており、傘下の大学への補助金として
05年以降だけで440億円以上が注がれているという。
F 森友学園の籠池理事長が、日本会議大阪の幹部であり、
幼児に「教育勅語」を暗唱させていたことが物議を醸したが、
獣医学部を誘致した今治市の菅良二市長も
日本会議愛媛県本部の地方議員連盟正会員だった。
獣医学部新設の特区公募が開始される前から、
「安倍首相が全部やってくれている」と
市有地でボーリング調査をやっていたことも暴露されている。
さらに、愛媛県の加戸守行前知事も「教育再生実行会議」の有識者メンバーで、
在任中には「新しい歴史教科書の会」の教科書を
県内の小中一貫校に採択させていた。
加計孝太郎自身も「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」
の賛同者だ。「愛国教育」とか「教育再生」などという輩が
やっていることはデタラメ極まる権力の私物化と国有財産の私物化だった
という顛末だ。
教育という人間を育てる公的分野を隠れ蓑にして、
「岩盤規制に風穴を開ける」とか「規制改革」といいながら、
国費や国財を仲間内で山分けしているのだから、みなが腹を立てるのは当然だ。
それなら猫も杓子も「保守」や「愛国」を名乗り、「教育勅語」を称賛したり、
「朝鮮人は出て行け」などと主張すれば、利益に預かるチャンスが到来する
ということだ。最近流行のヘイトや「右傾化」の内実は
ビジネスとしての「右」であり、わかったうえで、投機しているのに特徴がある。
A 安倍政府は3年前に内閣人事局をつくって官僚の人事権を握った。
これまで各省庁で官僚が決めていた部長以上の600人ほどのキャリア官僚の人事は、
政府の意向に沿って任命するシステムにしている。
政府の意に沿わない官僚は排除できるため、官僚は為政者を「忖度」し
続けなければ生き残れない。
森友に八億円の土地をタダで払い下げた当時の財務省トップの迫田理財局長は
すぐに国税庁長官に昇格し、逆に加計学園の学部新設に反対した
文科省の前川前事務次官は、天下り問題で引責辞任に追い込まれた。
経産省から派遣され、安倍昭恵にかわって懸命に「安倍晋三小学校」の
国有地売買の仲介役をやっていた谷査恵子・首相夫人秘書も、
首相夫人の口利きが発覚すると官邸は「私的な文書だ」と
閣議決定までやって切り捨てた。
「官僚主導がいけない」といいながら、それ以上にデタラメな政治家主導で
権限を振り回し、政権が危なくなれば全部トカゲの尻尾にされるのだから、
官僚にとってもたまらない。
公務員は公僕であるとか、公平公正の建前すら投げ捨てて、
露骨に「忖度」させる下僕にしたことへの反発もすごいだろう。
前川証言もそのような霞ヶ関で渦巻く官僚の空気を反映したものなのかもしれない。
☆黒を白といいくるめ… 法治国家の崩壊
F 話題を加計学園にさらわれた森友問題でも、何一つ疑惑解明はされてない。
籠池理事長は、国有地の8億円値引きの根拠とされる「新たな地下埋設物」が
存在していなかったことを暴露した。
森友学園と顧問弁護士と設計業者の間では、
「約3㍍以深には廃棄物がないことを証明しております」
「柱状図(ボーリング調査結果)の提出はやめましょうか」
「今回工事に関わるボーリング調査に関する資料は抹消いたしました」
というメールのやりとりがされ、国には資料の提出もしておらず、
業者の算定に基づいて恣意的な値引きをやっていたというのが実態だった。
財務省の「独自調査にもとづいてゴミ混入率は47%と積算して値引きをした」
というこれまでの説明が成り立たないが、
依然として「記録データは廃棄した」といって逃げ続けている。
近畿財務局から森友学園側へのメールには
「瑞穂の國記念小學院開校に向けご協力いただきありがとうございます」
と記されており、安倍昭恵が籠池に「一人にやらせて申し訳ございません」
といって100万円を寄付したという話ともつながる。
一連の事実は、森友は媒体にすぎず、安倍教育改革のモデル校的な扱いで、
昭恵ないし官邸主導で「安倍晋三小学校」の建設が進められていたことを臭わせている。
著述家の菅野完氏の自宅には段ボール9箱分の証拠資料が預けられているようだが、
土壇場でトカゲの尻尾にされた籠池も
このまま黙って破産・逮捕の憂き目に甘んじる様子はない。
C 籠池理事長だけ証人喚問をしたが、深い関与が明らかな安倍昭恵、
国有地払い下げの責任者である財務省の迫田前理財局長、
認可にかかわった大阪府の松井知事、大阪府私学審議会の梶田会長など、
関係者の国会招致はすべて拒否し、
加計問題でも「証人喚問に応じる」という前川前事務次官の招致も拒否している。
与党権限を使ってとにかく逃げの一手だが、
正正堂堂と応じない潔さのなさは、必死で隠さなければいけない
どす黒い何かがあるのだと誰もに確信させている。
これまでの常識からすると既に詰んでいるし、内閣総辞職が当たり前だが、
東京五輪まで権力が握りたいのか、往生際が悪いわけだ。
B 最近の閣議決定の内容も唖然とさせている。
「森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった」(3月28日)、
「(公設秘書を5人付けても)安倍首相の妻・昭恵氏は公人でなく私人」(3月14日)、
「(首相夫人秘書の)谷査恵子から籠池氏へのFAXは行政文書ではない」(4月4日)
という事実隠蔽型のものから、
「教育勅語を教材にすることは、憲法や教育基本法に反しない形である限り、
否定されない」(3月31日)、
「そもそもという言葉には、基本的にという意味もある」(5月1日)、
「島尻沖縄北方大臣が“歯舞”の読み方を知らないという事実はない」(昨年2月)、
「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」(1昨年6月)など、
失言やミス、無知を隠蔽するものまで全部閣議決定だ。
最近では、テロ等準備罪(共謀罪)について国連人権理事会の特別報告者が
「成立すればプライバシーの権利や表現の自由の不当な規制につながる」
と書簡で表明すると、「書簡については国連またはその機関である人権理事会の
見解をのべたものではない」とする答弁書を閣議決定し世界を驚かせている。
C 正正堂堂と正論で疑惑を払拭するのではなく、権限が及ぶ閣議決定で押し通し、
官僚を締め付けて証拠を隠滅し、「白」を「黒」といいくるめ、
裁かれることもなく、嘘も本当にするというもので、
法治国家でなく、封建制さながらの人治主義国家に転落したのかと思わせている。
このままいけば自民党そのものが「安倍とともに去りぬ」になりかねないが、
自民党内からも「待った」をかける動きが見られない。
それもまた末期的だ。
☆「安倍王国」国民に問え 憲法改正国民投票
F そのなかで、メディアや警察の腐敗もすごいものがある。
安倍首相をヨイショするPR本「総理」を執筆し、
テレビでは「安倍批判するものは北朝鮮の手先」などといって
安倍擁護の急先鋒となってきた元TBSワシントン支局長の山口敬之が、
2年前にフリージャーナリストの女性を準強姦していたことが
被害女性の証言で発覚した。
女性から被害届提出を受けた警視庁高輪署は、防犯カメラやタクシー運転手などの
証言も得て、逮捕状まで請求したにもかかわらず、
成田空港で待ち構えていた逮捕直前に警視庁本庁が執行を中止していたという。
顔を出して会見した被害女性は、警察から
「この先この業界で働けなくなる」などと諭され、
被害届を出すことを考え直すようくり返し説得されたと話している。
逮捕中止も「警視庁からの指示」と伝えられ、
捜査一課が再調査した後に、不起訴処分となったのちにも示談を進められ、
弁護士まで紹介されていた。
事件をすっぱ抜いた『週刊新潮』によれば、逮捕を中止させたのは
警視庁刑事部長の中村格(現・組織犯罪対策部長)で、
菅官房長官の秘書官を勤めたこともある警察官僚だったようだ。
最初に『週刊新潮』からメールで質問状を受けた山口敬之が、即日、
政府与党の情報部局を司る北村滋(内閣情報官)にメール(週刊新潮に誤送信)して、
「事件の火消し」を相談していたことも発覚した。
その北村情報官は、第一次安倍内閣では首相秘書官として
日本版NSC立ち上げにかかわり、特定秘密保護法の法案策定でも
中心的役割を担ってきた警察OBだった。
請求された逮捕状が直前でもみ消されるというこの異例の判断もまた、
「安倍裁量」が働いたと見なければ説明がつかない。
被害女性は実名で顔まで出して「捜査に不信がある」と告発している
にもかかわらず、準強姦した側は「違法なことはしていない」(山口敬之)と
開き直っている。
首相に近い人間は準強姦しても逮捕も起訴もされないというなら世も末だ。
モリでもカケでも「首相を守るなら出世できる」が処世訓になっていくのだとすると、
社会の規範も何もあったものではない。
B 警察でいえば、広島中央署から証拠品の8500万円が消えるという
前代未聞の事件も起きている。
広島県警の管轄下では最大の警察署で、県下最大の盗難事件が発生した
という大事件だが、警察は黙して語らずを三週間も続けている。
「上流が濁れば下流も濁る」で、
内閣のコントロール下にある警察庁トップがその調子なら、
地方の警察組織が腐るのも理解できる。
だが、一般人が立ち入りできない署内で消えた以上、
文科省や財務省文書のように「記憶にない」「確認できない」では済まされない。
「共謀罪などを作る前に、お前らをまずとりしまれ!」
というのが国民の大半の意見だ。
A マスコミ各社も毎月のように首相官邸主催の会食に招かれて、
「田崎スシロー」とまで呼ばれている田崎史郎・時事通信特別解説員にしろ、
準強姦した元TBS山口某、援護射撃に余念のない『読売』にせよ、
ジャーナリズムを冠しながら権力擁護を恥とも感じない輩がはびこっている。
C 野党も形ばかりの「追及」をくり返すばかりで、
全面審議拒否をして国会を空転させ、内閣総辞職に追い込むくらいしなければ
「同じ穴のムジナ」といわれても仕方がない。
野党時代の自民党でさえ、問責決議案を連発し、国会で罵声を浴びせ、
ものを投げたり、審議拒否を連発していたが、
今の野党にその構えがないのもインチキだといわざるを得ない。
D 共謀罪の創設ではろくな答弁もできず、二言目には「北朝鮮から国民を守る」や
「愛国心」を唱える安倍政府だが、
自分を守るためなら「盟友」さえもトカゲの尻尾のように切り捨て、
官僚の首もすげ替え、法律は解釈変更し、準強姦魔すら免罪される。
統治の劣化は止まりそうにない。
国民統制を願望したところで、みずからの身を清めることなしにはだれも付いてこない。
こうした勘違いした為政者を退場させ、社会的機能を正常化させるのは、
警察でも司法でもマスコミでもなく、国民による鉄槌以外ないことを教えている。
A 岸信介の作った自民党を三代目がぶっ壊しているようにも見えるが、
おおいにもがき苦しんで、延命できるか否かやってみたらいい。
それに対して、政治権力の腐敗を許さず、まともな社会を切望する力を
束にして対峙することが重要だ。
官僚たちは公僕としての矜持をもって広く社会のために尽くさなければならないし、
ジャーナリズムは社会の木鐸として役割を果たさなければならない。
日本社会は安倍天皇を頂点にした国なのか否か、
国民は彼らのビジネスのために税金を納めるのか否か、
根本から問わなければならない。
改憲についても9条のみならず「安倍王国」にするのかどうかを
国民に問うべきだろう。
共和制でも立憲君主制でもなく、安倍一族のために国民が奉仕するのかどうかだ。
いずれにしても、これほど厚かましい権力者はかつてない。
この思い上がりに歯止めをかけることは日本社会にとって譲れない問題だ。
國芳、二枚目、
「太平記英雄傳」 「卅八」 「登喜十郎左衛門光隣みつちか」です。
893同然 「極悪官邸 (下痢壺&菅)」、
◆https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36756981.html
新ベンチャー革命 2017年6月7日 No.1697
◎国会での安倍氏と菅氏は ならず者の本性を現した:
朝日新聞を言論テロリスト呼ばわりする資格はない! さっさと辞任すべき
1.ならず者国家に堕した今の日本
2017年6月5日、6日と国会にて、野党が加計問題で安倍氏を追及する画像が
テレビで流されていましたが、
このときの国会の様子はこれが日本かと思わせるほどひどいものでした。
ところで、ならず者国家という言い方がありますが、
安倍自民率いる今の日本こそ、まさにならず者国家そのものでしょう。
この言葉は、日本を乗っ取る米国戦争屋CIAネオコンの傀儡であった
ブッシュ・ジュニア米政権のとき、北朝鮮やイランなどにつけられた呼び名です。
皮肉にも、客観的にみれば、米戦争屋CIAネオコンに乗っ取られた
2000年代初頭の米国自体がならず者国家だったわけですが、
その米戦争屋CIAネオコンに乗っ取られている安倍自民率いる今の日本も
米国同様のならず者国家に堕しています。
2.国民をなめきった安倍氏と菅氏にとって取り返しのつかない誤算が生じた、
それは異色の官僚・前川氏の存在だった
安倍氏が総理大臣の地位を利用して口利きしてきた加計学園への優遇と
われらの血税供与の問題は、
安倍氏と菅氏が予想していたのとまったく異なった展開となりました。
それは、前川・前・文科省事務次官の告発劇でしょう。
これまでの常識では官僚のトップだった人物が、
ときの政権に反旗を翻すことはあり得なかったのです。
ところが、前川氏は異色の官僚でした。
育ちが一般官僚とまったく異なるのです。
前川氏は1000億円超の優良企業・前川製作所の御曹司だったのです。
前川氏は普通なら、今頃、前川製作所の社長をやっていたはずですが、
それを止めて、あえて、文科省の官僚になったのです。
その前川氏は若いころから、吉田松陰のように教育に関心があったと推測されます。
要するに、雇用が安定しているという理由で官僚になった一般家庭の子息とは
出自が大きく異なるのです。
このような人物が、加計問題を抱えていた文科省のトップにいたのです。
安倍官邸にとって前川氏の存在は大きな誤算だったのです。
ところで、当初、前川氏の加計問題情報リークに関し、
大手マスコミは極めて慎重でした、なぜなら、この絶好ネタを報道すれば、
安倍官邸を敵に回すことになるからです。
しかしながら、朝日新聞が思い切って、これを取り上げたのです。
なぜなら、朝日は大手マスコミの中で、昔から、安倍氏とは折り合いが悪かったからです。
今の朝日には安倍氏を守る意欲が他の大手マスコミに比べて低かったのです。
この事実が、今回、安倍氏や菅氏にとって決定的に裏目に出たのです。
安倍氏が2007年に1回目の首相を中途辞任したとき、朝日は安倍氏を徹底的に攻撃して、
安倍氏から恨みを買っているのです。
そして今回またも、安倍一派の宿敵・朝日が安倍氏を窮地に陥れたことに関し、
安倍親衛隊のネトウヨから朝日が言論テロリスト呼ばわりされたとき、
安倍氏はそのネトウヨ投稿に“いいね”を押したのです。
このことから、今でも続く朝日と安倍氏の暗闘の一端が垣間見られます。
3.昔の朝日新聞は左翼系だった?
筆者が学生のころ、60年代から70年代にかけて安保反対闘争が活発であり、
60年代から80年代の朝日は
読売・産経に比べれば確かに左翼系新聞であったと思われます。
当時の朝日は、国民の反対を押し切って安保を強行した岸信介
(CIAエージェントだった)の敵だったでしょう。
そのことも、岸の孫・安倍氏が朝日を敵視する理由でもあります。
当時の大新聞・朝日が安保反対だった事実を、
戦後日本を乗っ取ってきた旧・米戦争屋CIAは危惧したと推測されます。
そして、旧・米戦争屋CIAは朝日の船橋氏がワシントン支局駐在時、
同氏をCIAエージェントとして抱き込んだのです。
また同時並行で、親米似非右翼(悪徳ヘキサゴン勢力)の一派・赤報隊
(似非右翼のヤクザ)を使って、朝日に対し
組織的にかつ繰り返しテロ攻撃を仕掛けたのです。
さらに、90年代に入って、旧・米戦争屋ボスだったデビッドRFと親しい
ルパート・マードックはソフトバンクの孫氏を抱き込んで、
テレビ朝日乗っ取りを企んでいます。
このころから、朝日内の左翼系人材(リベラル派)が船橋氏など
親米派からパージされ始めてきました。
ちなみに、親米派に乗っ取られた朝日は一時、デビッドRFの私有シンクタンク・CFRの
日本支部を担っていたほどです。
ところが、船橋氏が2010年に定年退職して以降、
朝日は非・親米(厳密には非・親米戦争屋)に戻りつつあります。
そして、旧・米戦争屋ボスであったデビッドRFが2017年3月に死んだので、再び、
朝日は非・親米化し始めたのです。
そして、今回、旧・米戦争屋CIAの傀儡・安倍氏への攻撃の先頭に立っています。
今の安倍氏を背後から操る日本会議は、統一教会を介して、
旧・米戦争屋CIAとつながっているとみられますが、
旧・米戦争屋CIAの極東戦略は日中韓朝の分断統治ですから、
日本会議の連中やネトウヨに、朝日新聞を反日新聞と呼ばせて、
朝日を敵視させるプロパガンダを行っています。
安倍氏も、日本会議の傀儡ですから、朝日を敵視しています。
したがって、今後も、安倍氏と朝日の暗闘は続きます。
いずれにしても、安倍氏は森友・加計問題で違法行為をやっているわけですから、
朝日を言論テロリスト呼ばわりする前に、
さっさと辞任すべきです。
國芳、三枚目、
「大日本六十余州之内 出雲 阿國」です。
中曽根は許し難き売国奴だが、それはおく、
◆http://www.asyura2.com/17/senkyo226/msg/863.html
投稿者: 更年期オバチャン 日時: 2017 年 6 月 06 日 jViUTor6g0mDb4Ngg4ODkw
◎前川前事務次官はやはり凄い人だ
「キヘイおじ入院」 (中曽根弘文ファミリーブログより)
気分転換にちょっと良い読み物でも。。。
前川喜平氏の妹さん(中曽根弘文議員の奥様)のご長女が
2012年の10月に投稿された文章です。
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キヘイおじ入院 [長女・川鍋文子・27歳・主婦]
☆http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08-1
突然ですが、母には1歳年上の兄がいます。名前は「キヘイ」。
国家公務員、いわゆる「役人」です。
世間では悪く言われるのは必ず、「政治家」と「役人」。
私の身近にいる人ばかりです。
でも頑張っている姿も沢山知って頂きたく、
今日は私の「おじ」について書きたいと思います。
母の実家は代々奈良県で山林業を営んでいましたが、
母の祖父は二男だったので家業を継ぐ必要がなく上京し、
早稲田大学理工学部を卒業後、自らコンプレッサーを開発し
工業用冷凍機製作の会社を創業しました。
母の父が二代目の社長となり、
今はこの業界では世界シェア№1の会社となっています。
当然母の兄であるキヘイおじも入社すると思いきや、
『企業利益を追求する仕事は自分には合わない。「公」の為に働きたい。』
と後を継がず、公務員試験を受け「役人」になりました。
私の祖父・中曽根康弘も政治家になる前は官僚でした。
必死で勉強し、公務員試験を受け、合格発表を見に行くと、
成績が6番で『ウソじゃないか? 問い合わせたら間違いだったと
訂正されるんじゃないかと思い、急いで家に帰った。』と話していました。
キヘイおじはもっと上位で合格しました。
おじは、麻布中学高校・東大法学部卒。
麻布に入学したのは単に麻布に住んでいて家が近かったからで、
祖母はおじに『勉強しなさい』と一度も言った事がなかったそうです。
法学部ながら理系に強く、高校のあだ名は「物理のキヘイ」で、
ずっと理Ⅲ(東大医学部)受験クラスにいました。
要するに「秀才クン」だったらしいですが、私からするとただの秀才クンではなく
おやじギャグの絶えない面白い、ほんわ~かした、ドラ焼きが大好物の、
体型もややドラえもんの、姪に優しいおじさんです。
http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-15
大学時代は原始仏教やインド哲学に興味を持ち「仏教青年会」に所属し、
ガウタマ・シッダールタ研究をしたとか。
相当カタブツ!?、、、しかし、妹達(母と叔母)に言わせると、
『ポン女、ポン女(日本女子大学)と憧れて騒いでいた』そうです。
結婚する時(お嫁さんは叔母の親友。日本女子大卒ではない)、
挿絵も自分で描いた詩集(結構良く出来ていると評判)を自費出版し
「愛の証」としてプレゼントしたロマンティストぶり。
まぁ、妹達は『よくぞ兄の所などに来て下さった』とお嫁さんに大感謝したそうです。
・ 大学で第二外国語はロシア語専攻。
留学はイギリスのケンブリッジ大学大学院。
海外赴任はフランスのパリへ。語学が堪能。
・ 約30年間、殆ど朝4~5時に帰宅し、仮眠又は着替えるだけで又出勤。
早ければ夜中1~2時に帰宅できることもあるとか。
・ 足の指を骨折したが、病院に通う時間がなく自然治療。
少々の体の不調は黙殺。
・ 自分の信念を曲げない、圧力に負けない強い人。
相手が誰であれ、言うべき事は言う。
辞表を懐にしまいながら仕事をした。
等々、武勇伝も多いのです。
奥様である伯母はずっと『よく体が持つ。不思議。』と言っていましたが、
遂に持ちませんでした。
原因不明の高熱が続き、緊急入院。
病院の医師から普段の生活状況を聞かれ伯母がありのまま答えた所、
全く信じてもらえず、完全に先生の想定外だったようです。
明らかに積年の過労による発病でした。
結局2週間入院し無事退院出来ましたが、
入院中も病室で電話・fax・メール・役所の方がいらして打ち合わせをしたりと、
仕事から離れられなかったようです。
キヘイおじだけではなく、おじの周りにはおじと同じように
死ぬほど日夜働いている役人が大勢いるそうです。
「命懸けで」とよく聞く台詞です。
ちょっと前も、野田総理が「消費税を命懸けで」と叫んでいました。
おじ達はそんな宣言を声高には決してしません。
マスコミにどれだけ悪者扱いされようとも、突然お給料をカットされようとも、
使命感を持ち、持てる能力の全てを駆使して日々黙々と働きます。
入院の為の書類作成の時、看護師さんに『ご家族は?』と聞かれ
キヘイおじは『息子が2人で妻は1人です』と返事。
高熱でもおやじギャグ精神は健在なのです。
伯母曰く、『そこだけは譲れないのよね~』と呆れ気味。
類は友を呼び、キヘイ入院と知った友人から『ついに産まれた?男?女?』と
お見舞いメールが。臨月程のドラえもん体型とは思えませんが、、、。
ちなみにそんな父親の姿を見て育った息子(私のイトコ25歳)も役人になりました。
その壮絶さを誰よりもわかっているはずなのに。尊敬出来る姿だったのでしょう。
彼に先日久しぶりに会ったら『毎日死ぬかと思っている』と言っていました。
既に凄まじい日々が始まっているようです。
先日も、中国大使に任命された直後の外務省の方が突然路上で倒れ亡くなられました。
さぞお忙しく、お疲れだったのではと拝察します。
真剣に日本の将来を考え、非力かもしれませんが全力を尽くしている「役人」や
「政治家」が私の身近にいます。
そんな面を少しでも知って頂ければ幸と思います。
コメント
*1. 2017年6月07日 pmR1FMr_lBA[604]
公僕としてのお役人には、頭が下がります。
が、最近、金だけ 今だけ 自分だけの
政治家に仕える役人の姿が目に余ります。
財務省は、佐川をはじめとし全員そのようですね~
佐川のボスは、官僚;公務員にあらざる行為をしていると、推察しています。
これではいけませんね。
文科省前事務次官;前川さんは、国会議員に立候補してもらいたいですね。
これこそ、国民の代表ではないかと思います。
しかし、中曽根康弘には、似て欲しくないぞ!(正体はわかるでしょう?)
前川さん;自立した日本の先駆け政治家、となってもらいたいのです。
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中曽根には「日航123便の真実」を語る義務がある。
語らねば「無間地獄」必定だ。
犠牲者の霊が許さぬ。