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気分は師走Ⅱ

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 画は 浅野 竹二 (あさの たけじ)

 明治33年(1900年)~ 平成10年(1998年)

 京都の 日本画家、 版画家。            作


  「飛雲閣 (西本願寺) 雪」です。


☆雪。

ストーカー893=ユダ米、

◆http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201612170000/
櫻井ジャーナル  2016.12.17
◎安倍政権が平然と民意を無視するのは
 彼らを操っている米国の好戦派が民意を無視しているから


論議を尽くすことなく強行採決を繰り返す安倍晋三政権が
「民意」を軽視していることは明白だが、

それは官僚にも野党にもマスコミにも言えることだ。

民主主義は多くの人に踏みにじられ、安倍政権が暴走する下地が作られたのである。

鳩山由紀夫政権の誕生は「民意」が形になった最後の出来事だろう。

中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三たちが推進してきた新自由主義的な政策が
自分たちの利益にならないことを庶民も理解、
鳩山と小沢一郎のコンビは支持された。

新自由主義を推進、TPP(環太平洋連携協定)によって
アメリカの巨大資本が国を支配するファシズム体制を実現させよう
としている日米の支配層は怒り、慌てた。

そして東京地検特捜部、マスコミ、そして野党を含む政治家たちは
鳩山と小沢のコンビを葬り去ることにほぼ成功した。

これはファシストによるクーデターだ。


こうしたファシストは外国の出来事でも民意を嫌う。

例えば、西側の支配層はウクライナに新自由主義的な政策を押しつけて
食い物にしようとしたが、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領はそれを嫌って
ロシアに接近した。

そこで2013年11月にキエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)で
反ヤヌコビッチの抗議活動が始まる。

ヤヌコビッチの支持基盤は東部と南部で、キエフの周辺には少なかった。

人が集まったところで登場してくるのがアメリカ/NATOの
訓練と支援を受けたネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)。

2014年2月18日頃から彼らはチェーン、ナイフ、棍棒を手に、
石や火炎瓶を投げ、ブルドーザーなどを持ち出し、
中にはピストルやライフルを撃ち始める。

2月21日にヤヌコビッチ大統領と反ヤヌコビッチ派は平和協定に調印するが、
22日に狙撃で多くの死者が出始め、
議会の議長を務めていたボロディミール・リバクは「EU派」の脅迫で辞任、
アレクサンドル・トゥルチノフが後任になる。

憲法の規定を無視して新議長を議会が大統領代行に任命、
23日の段階でヤヌコビッチ大統領は排除された。

この大統領排除は憲法の規定に反している。

ヤヌコビッチは東部や南部を中心として住民の民意で選ばれた大統領だが、
それをネオ・ナチが前面に出た暴力集団によって倒されたわけだ。

つまり、これはクーデター。

そのクーデターを日本では
政府、マスコミ、あるいは「リベラル派」や「革新勢力」も支持した。

クーデターに反対する人びとの中で最も早く動いたのがクリミアの住民で、
3月16日にロシアの構成主体として
ロシアに加盟するかどうかを問う住民投票が実施された。

その結果、投票率は80%を超え、そのうち95%以上が加盟に賛成している。

この投票は国外の監視団が見守る中で行われ、公正なものだった。

つまり、これは民意だ。

ちなみに、西側の政府やメディアはロシア軍がクリミアへ侵攻したと叫んでいたが、
これも嘘。

クリミアのセバストポリには黒海艦隊の拠点があり、
ソ連が消滅した後の1997年にロシアとウクライナは条約を結び、
基地の使用と2万5000名までの駐留がロシア軍に認められた。

この条約は1999年に発効、その当時から1万6000名のロシア軍が
実際に駐留してきたのだ。

クーデター後、西側の政府やメディアはこのロシア軍を「侵攻部隊」だ
と宣伝したわけだ。

そうした主張をしたいなら、

在日米軍について、日本を軍事侵略している侵略部隊だと言わねばならない。

東部や南部の住民もクリミアに続こうと考え、
5月11日に住民投票をすることになっていた。

その9日前、5月2日にネオ・ナチは黒海に面した港湾都市のオデッサで
反クーデター派の住民を虐殺する。

大量殺戮の舞台になったのは労働組合会館。
☆http://orientalreview.org/2014/05/14/
 bloodbath-in-odessa-guided-by-interim-rulers-of-ukraine/

その中で50名弱が殺されたと伝えられているが、
これは地上階で発見された死体の数で、それを上回る数の人びとが
地下室で惨殺され、犠牲者の数は120名から130名だと住民は語っている。

この虐殺はキエフのクーデター政権だけでなく、アメリカ政府が関与していた
疑いが濃厚だ。

例えば、4月12日にジョン・ブレナンCIA長官がキエフを極秘訪問、
その2日後にキエフ政権のアレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行が
制圧作戦を承認、4月22日にはジョー・バイデン米副大統領がキエフを訪問、
それにタイミングを合わせるようにしてオデッサでの工作が話し合われている。

その10日後にオデッサで虐殺があった。

オデッサの虐殺から1週間後、5月9日にクーデター派は部隊をドンバス州へ派遣、
☆https://www.youtube.com/watch?v=b9e5tiwHPK0

戦車をマリウポリ市に突入させた。その際、住民が殺されている。

9日はソ連がナチスに勝ったことを記念する戦勝記念日。

街頭に出て祝っていた住民を攻撃したわけである。

6月2日にはデレク・チョレット米国防次官補がキエフ入りするが、
そのタイミングでキエフ軍はルガンスクで住宅街を空爆、
建物を破壊し、住民を殺し始めた。

そうした中、アメリカ政府は訓練のために
CIAやFBIの専門家数十名を顧問として派遣し、
☆http://www.bild.de/politik/ausland/nachrichtendienste-usa/
 dutzende-agenten-von-cia-und-fbi-beraten-kiew-35807724.bild.html

国防総省は戦略と政策の専門家チーム、つまり軍事顧問団をキエフへ送り込んでいる。
☆http://www.washingtontimes.com/news/2014/jul/22/
 pentagon-team-dispatched-to-ukraine-amid-crisis-wi/#pagebreak

4月にはアメリカの第173空挺旅団の兵士290名がポーランドへ入り、
9月にウクライナで演習を実施している。

アメリカをはじめとする西側支配者がネオ・ナチを使って
ウクライナでクーデターを実行したのだが、
これを西側では「民主化」と呼ぶようだ。

その後、NATOは部隊をロシアとの国境近くへ進め、
ウクライナではネオ・ナチによる暴力が蔓延、経済は破綻したが、
西側の政府もメディアも気にしていない。


傭兵を使った侵略はリビアやシリアでも実行されてきた。

中東/北アフリカの手先はアル・カイダ系武装集団や
そこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)。

戦闘員の主力はサウジアラビアに雇われたサラフ主義者(ワッハーブ派)や
ムスリム同胞団だ。

アメリカは武器/兵器を提供、戦闘員の訓練を実施しているだけでなく、
CIAや特殊部隊が戦闘を指揮しているようだ。

安倍政権を操っているアメリカの勢力は民主主義の破壊者であり、

民意を尊重する意思は持っていない。

安倍政権が暴走するのは必然であり、

そうした政権を誕生させた検察やマスコミだけでなく、

こうした日米オリガルヒの走狗に従っている人びとも責任は免れない。



◆https://jp.sputniknews.com/politics/201612113114239/
Sputnik 日本  2016年12月11日
◎天皇陛下 米国の立場を受け、プーチン大統領と面会しない


ロシアのプーチン大統領は、12月15、16両日の日本訪問中に
天皇陛下に謁見しない。
日本は、対露制裁に関するG7の結束を懸念する米国の不満を危惧している。


今月中旬に山口県と東京で開かれるロシアのプーチン大統領と
日本の安倍首相の会談について、
米国が東京での開催を自粛するよう日本に求めていたことが分かった。

共同通信が、複数の日米関係筋の情報として報じた。

マスコミによると、露大統領の東京訪問実施の必要性について
長い間迷っていた日本は、同盟国の米国に、

プーチン大統領の天皇陛下謁見を企画しなかったことで、
今回の訪問を熱意のあるものとして考えることはできないと説明したという。

共同通信によると、米国は11月ごろ
「ロシアのプーチン大統領を日本の首都に招き厚遇すれば、
日米欧の『対ロ包囲網』が緩むとの懸念を伝えていた」という。

しかし日本側は応じず、12月16日の東京での首脳会談を正式に発表した。

プーチン大統領の訪日は12月15、16の両日。

日本のマスコミは、会談では南クリル4島での共同経済活動の可能性や
ビザ緩和、クナシリ島、エトロフ島、ハボマイ島、シコタン島のいわゆる
「北方領土」の問題が主なテーマになるとの見方を表している。



浅野竹二、二枚目、



「東寺 雪景」です。



諸悪の根源=在日米軍、

◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2016年 12月 11日


#んで、今日(=12・15)の未明までもつれ込んだ、ま、
ドタバタ劇っていうか、サル芝居の極みのカジノ推進ホウアンの処理だが、

TPPが実質、崩壊してしもうたことで、
その批准(国怪承認)の意味がなくなったことを受け、
会期延長の間隙を縫って、法華経ならぬ、般若心経を唱えながらの
デタラメ審議で、「自公+維」で無理矢理通したんだが、

しかし、「重要度」という点で言えば、むしろ、
「年金支給削減ホウアン」の方だと思う。

ま、コイツは自公のいつもの手口ではあるんだが、こうやって、
重要ホウアンは抱き合わせっていうか、束でまとめて始末することで、
慎重審議っていうか、熟議をわざとしないんだよな。

そこで、今回のサル芝居の極みは、あの「自主投票」を演じて見せた、
イケダモン大先生を創立者とする公明トウ(=創価ガッカイ)だわなあ。

所詮、閣議ケッテイを経たカクホウではない議員立ポーであるのに加えて、
ホウアンがちゃんと通るように、賛成と反対のギインを振り分けておるんで、
上手いよな。

やっぱ、アリバイ作りの巧妙さという点では、ココだろうなあ。

2週間ほどの余った会期延長を使うて、ロクなギロンもせんまま、
ホウアンを通すってのは、重ね重ね、こんなもんは民主シュギではないんだが、

ただ、産経が指摘しておったんだが、
コイツはあくまで「推進ホウアン」であって、実際にシッコーするには、
新たに「施行ホウアン」をこしらえて通さんとなんで、
そこまでに止めるという方法が残されておるのが、ひとつ。

あと、ワシ個人の意見としては、このテのカジノってのは、
具体的にはルーレットやスロットマシンを想定しとると思うんだが、

モナコの「それ」のように上流階級っていうか、富裕層の社交場ってことで、
「ノーネクタイ、スニーカーの客はお断り」というふうに、
厳しい規制をかけるというのであれば、
ニッポン国内にあってもエエかいなあという気はする。

それでも、設置場所は、お台場やMM21のように、
庶民の日常生活とは隔離された空間にある、チョー高級ホテルの一角に限る
というのが、せいぜいだ。

街中や郊外のイオンのようなショッピングモールやゲーセンでも認める
というのであれば、断じて反対だ。

トランプみてえなガイジン大富豪のような観光客から、
イカサマを駆使して大金をフンだくって、それがホウジン税として国庫に入ってくる
という限りにおいて、カジノは賛成だ。

それよりむしろ、コクミン全体にとって大きいのは、
5年先の21年度からおっ始めるっていう年金支給削減ホウアンの方だ。

大蔵ショウは、ナントカの一つ覚えのように
「少子高齢化で財源が不足する」ということを切り出すんだが、

だったら、今年度の3次補正予算アンで、市ヶ谷がぼーエイ費を1千数百億円計上し、
その多くをあの当たらんMDの新規展開用の地上配備ミサイル「THAAD(サード)」
の購入検討費に、来年度の前倒しで充てるってんだよな。

そういえば、創立者の意を挺し、口さえ開けば「反戦平和」を唱えておる公明トウは、
今夏の参院センキョでは「希望が、ゆきわたる国へ。」とさんざん喚いておったよなあ。

ったく、もう相変わらずの欺瞞ぶりだよなあ(笑)


#で、この「12・13」の夜9時半ごろ、オキナワは名護市安部の集落から
約300m先の浅瀬で発生した、「空飛ぶ棺桶」とも「未亡人製造機」とも
揶揄されておった米グンのオスプレイの墜落ジコなあ。

まずは、「不時着」か「墜落」だが、そもそも航空法をはじめとして、
不時着の厳密な定義はないんだが、
一般的には「航空機が故障などのために、予定地以外の場所に着陸すること」
(角川国語辞典)を言う。

要は、最後まで操縦を制御できておったかどうかだが、ま、それは後で喋るとして、
その安部集落の住民によれば、
「家が揺れるほどの大きな爆音がした後、すぐに静かになった」といい、

当該オスプレイは、胴体が真っ二つに折れ、主翼や尾翼、機首といった各部が
バラバラになって大破しておるゲンバを見る限りにおいて、
コイツは墜落以外の何物でもない。

米グンの大本営発表では、「オキナワ本島沖30kmの訓練空域で、給油訓練中、
KC130空中給油機から伸びた給油ホースが、
誤ってオスプレイのプロペラに絡まり、それでプロペラが損傷した可能性」

を挙げており、「本来であれば、海兵隊の普天間基地に戻る予定だったんだが、
市街地を避けるため、辺野古のキャンプ・シュワブに降りようとしていた最中の出来事だ」
としておって、

「あくまで機体はコントロール下にあり、墜落ではなく、不時着だ」
ってんだが、眉唾だよな。

ご存知の通り、あのオスプレイの構造上の致命的な欠陥は、
プロペラの向きを「タテ→ヨコ」「ヨコ→タテ」と変えることで、

その間の飛行が極めて不安定になることなんだよな。

離着陸時はプロペラの向きは「タテ」で、空中飛行モードになると、
「ヨコ」に変えるんだが、

コレまでにも地元からは「プロペラの向きを変えるのは、
基地周辺や市街地のエリアを出たところでやってくれ」と申し入れておったんだが、

米グンはウントモスントモだったわな。

そこで、今回のワシの見立てでは、じつは、当該オスプレイは、
墜落ゲンバとは目と鼻の先にあるキャンプ・シュワブに着陸しようとしておってだな、

そこで着陸体制に入り、プロペラの向きを「ヨコ→タテ」に変えようとして、
不具合が起こったのか、横風を受けて不安定になったのか、
何らの要因でバランスを失い、ピャーッと墜落してしもうた可能性だわな。

あの在沖米グン司令官のニコルソンのおやぢが、まだ、ゲンバ検証もしとらんのに、
「(原因は)オスプレイの機械的なシステムの問題ではない」
と早々に決めつけておるのも、余計、胡散臭いよなあ。

プロペラが損傷して、よくまあ、30km近くも飛行デキたよな。

もっとも、今回は「ペンタゴン・マター」のハナシに既になっておるだろうから、
彼も「上からの指示」で喋らされておるだけだろう(笑)

んで、今晩の23:10:49にupされておる芥川賞作家の目取真俊のブログに、
墜落ゲンバの様子が報告されておって、

「①海とは言うが、じつは陸に限りなく近い

②墜落したところは岩場で、最後まで制御可能の不時着だったら、
なぜ、そのすぐ傍の砂浜に降りなかったのか」の2つを指摘しており、

やっぱ、自らの肉眼でゲンバを見るってのは、大事だな。



浅野竹二、三枚目、



「舞妓 雪中」です。



分裂するユダ米と、阿呆がトップの日本、

◆http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_76709/
週プレNEWS / 2016年12月16日
◎ここまで落ちるのか--
 トランプの陰謀論にハマった、深刻すぎるアメリカの“知的格差”の実態


『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」
を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが
トランプ大統領当選で見えてきた、アメリカの深刻すぎる“知的格差”について語る。

* * *

ここまで落ちるのかーー。

米大統領選の取材で訪れたアメリカの街、人々、空気に接した僕は、
そんな思いを抱かざるをえませんでした。

約20年ぶりに長期滞在したニューヨークの街は、あまりにも疲弊していました。

五番街の有名デパート前ですら尿の臭いが立ち込め、
タクシーのシートは破れてむき出しになり、
レストランのメニューも触っただけで手がベトベトになる。

ボロボロのインフラと、それを当たり前のこととして放置する人々。

「昔からニューヨークなんてそんな街だよ」と嗤(わら)う
アメリカ通もいるかもしれませんが、僕は肌感覚として、

米社会全体が落ちるところまで落ちているということを痛感しました。


経済格差の問題はどの国でも深刻ですが、大統領選取材で
さまざまな立場の人にインタビューして感じたのは、
米社会に横たわる甚だしいほどの“知的格差”です。

たとえ若くても、賢い人はとてつもなく頭がキレる。

ものすごいスピードで、高尚かつ洗練された議論をする。

日本ではなかなかお目にかかれないレベルのインテリが
社会の上層部にいることは間違いありません。

しかし一方で、超がつくほどの教育格差は中間層をごっそり押し下げた。

「押し潰(つぶ)されたピラミッドの下」に位置する人々の多くは
教育機会に恵まれず、かつてナチスや旧ソ連、中国共産党がやってきた
プロパガンダの焼き直しのようなトランプの陰謀論にも素直にハマってしまい、
それをフェイスブックなどで広めていったわけです。

彼を応援したメディアも、この状況に見事に乗っかりました。

トランプが体現するアンチ・エスタブリッシュメント思想だけを信じ、
デマ記事にも検証せずに飛びつく人々に対し、
報道とも呼べないような“可燃性の高いネタ”を常に提供し続けたのです。

アメリカが強かった頃の中産階級、
言い換えれば“常識人”であれば ほとんど誰も引っかからない
ような稚拙なキャンペーンの真偽を検証できない人たちが相当数いたことは、

トランプが6220万票も獲得したという事実が何よりも物語っています
(そのトランプが「強いアメリカを取り戻す」と豪語しているわけですが…)。

この歪(ゆが)んだ状況がここまで放置されてきたのは、
知的格差があまりにも大きすぎて、

「強者と弱者」がそれぞれ別世界に住んで交わることがなかったからでしょう。


例えば日本でも、左右両陣営に「信じたいものしか見ない人たち」
は一定数いますが、良識的な一部の知識層が、
その怪しい言説を丁寧に潰していくことが多い。

ネット上の一見不毛な論争も、それを見ている多くの人たちが
冷静になるという面では意味があるのです。

結果として、日本のマジョリティは真ん中に寄り、
インテリ層も普通の人も、圧縮された金魚鉢のような社会に共存している。

自然と知的レベルも真ん中に吸い寄せられる傾向があります。

僕はこのような日本社会に対し、「飛び抜けた才能が生まれない」
という欠陥があると感じていますが、

現在の米社会はその真逆で、まったく圧縮されない知的格差が
収拾のつかないレベルになってしまっている。

この悲惨な状況を改善するには、1世代どころか2世代、3世代と
長い時間がかかるかもしれません。



◆http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195980
日刊ゲンダイ  2016年12月16日
◎狂騒安倍プーチン会談 経済協力だけ食い逃げの亡国結末


大山鳴動して、とはこのことだ。 鳴り物入りで迎えた日ロ首脳会談。

15日、安倍首相の地元・山口県長門市の温泉旅館でスタートしたが、
領土問題での成果はゼロ。 空騒ぎに終わりそうだ。

「北方領土解散」だとか盛り上がっていたのは何だったのか。

「もともとロシア側の言い値は『0島』で、経済協力だけ得て
北方領土は返さないというのがベストシナリオでした。

18年に大統領選があることを考えれば、強いリーダー像を示して
高支持率を維持しているプーチン大統領が、
領土問題で簡単に譲歩するはずがありません。

訪日に先立ち、プーチン大統領は読売新聞のインタビューで、
経済協力は『(領土問題解決の)条件ではなく雰囲気づくり』と言っていました。

むしろ重要なのは安全保障の問題でしょう。
ラブロフ外相が15日夜の会談後、
『外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の再開で合意する』と言っていましたが、
2プラス2と同様に中断していた海上自衛隊とロシア海軍による
合同捜索救難演習も再開する可能性がある。

ただ、これも以前やっていたことを再開させるというだけで、
領土問題での大きな進展や、目新しい成果は望めそうにありません」
(ロシアの専門家で軍事アナリストの小泉悠氏)

日ロの2プラス2は2013年に1度だけ開かれたものの、
ウクライナ危機で中断していた。

米国とEUがロシアに対し制裁を科したのに日本も追随した影響だ。

安倍首相が議長を務めた今年5月の伊勢志摩サミットでも、
ロシアへの制裁が再確認された。


■安全保障でロシアの土壌に乗る錯誤

経済状況が苦しいロシアが、制裁解除の突破口にしたいのが日本だ。

領土交渉を進めたい安倍首相が妥協するとみている。

プーチンは読売新聞のインタビューでも、
「制裁を受けたまま、経済協力をより高いレベルに引き上げられるのか」
と揺さぶりをかけてきていた。

元外交官の天木直人氏が言う。

「プーチン大統領の目的は、日米関係にくさびを打ち込むことにある。

安倍首相は完全に足元を見られたのです。

日米同盟は戦後の日本外交の根幹で、変えることなどできっこないのに、
功を焦った場当たり外交で2プラス2再開を安請け合いして、
危険な領域に踏み込もうとしている。

2プラス2の再開で、日ロ間の領土問題は安全保障問題になってしまった。

いくらトランプ次期大統領が親ロ派だといっても、
米ロは経済分野では協力できるかもしれませんが、
安全保障では絶対に相いれない。

両者にいい顔をする日本は板挟みで、いずれ矛盾の後始末を突きつけられる
ことになるでしょう。

ロシアとの軍事的な接近は、G7の結束からも外れることになる。

国際的な信用を失いかねない軽挙妄動です。

少なくとも、ロシアに厳しい態度で臨んできたオバマ大統領は
強い不快感を示すはずです」

次期大統領が決まった途端、トランプに尻尾を振って会いに行った安倍首相は
オバマを激怒させ、11月のペルーAPECでの首脳会談は流れてしまった。

失地回復で月末の真珠湾訪問を画策し、なんとか最後の首脳会談にこぎつけたのに、
舌の根も乾かぬうちにロシアにスリ寄って、また不興を買う。

いったい何がしたいのか、サッパリ分からないのだ。

米国を怒らせても、領土問題で成果があればいいが、
経済協力だけ食い逃げされるんじゃ、目も当てられない。

亡国外交もいいところだ。


■普通ならば交渉打ち切りでもおかしくないナメられ方

今回の交渉は、とにかくプーチンにナメられっぱなしだった。

当日も大遅刻で出はなをくじかれた。

テレビのワイドショーは現地からの生中継を予定、NHKなんて午後3時40分から
特番の枠まで設けていたのに、待てど暮らせどプーチンは来やしない。

ロシア出発が2時間以上遅れたとかで、会場の大谷山荘に到着したのは、
当初予定より3時間も遅い午後6時ごろ。

午後1時前に早々と会場入りしていた安倍首相は、都合5時間も待たされた格好だ。

それでも文句ひとつ言わず、岸田外相や世耕ロシア担当相、
山口県選出の議員も総出でプーチンを迎えて歓待したのだが、

外相らを交えた少人数会合とサシの会談は合わせて3時間で終わってしまった。

会合の冒頭、安倍首相が「これから行う首脳会談の疲れが、
温泉につかることによって完全に取れることをお約束します」と水を向けても、

プーチンは「疲れる会談にしないことが重要」と素っ気なく、
ハナからやる気のなさが見てとれた。

「安倍首相は歴史に名を残すことしか頭にない。
それで功を焦り、甘い見立てで突っ走ってしまう。

期待だけさせて、結局は何の進展もなく、いいとこ取りだけされるのは、
北朝鮮の拉致問題と一緒です。

あれこれ手を出して食い散らかすだけで、かえって解決を遠のかせてしまう。
そのトバッチリを受けるのは国民です。

絵に描いたような無定見外交で、無理筋と知りながら、
夜郎自大で期待をあおるのは、非常に罪作りだと思います」
(政治評論家・野上忠興氏)


☆共同経済活動にもメリットはない

安倍首相はわざわざロシア経済分野協力担当相までつくり、
腹心の世耕を充てて交渉に臨んできたのだが、

先月19日のペルーAPECでの首脳会談直前には、
世耕のカウンターパートだったウリュカエフ経済発展大臣が収賄容疑で逮捕される
というハプニング。

かの国では、プーチンのゴーサインがなければ閣僚逮捕なんてあり得ない。

この時点で、今回の日ロ会談ご破算は明白だった。

さらには、ペルー会談直後の11月22日にロシア軍が択捉、国後両島に
地対艦ミサイルを配備。

同じ日にロシア海軍が尖閣諸島の領空周辺にも対潜哨戒ヘリを飛ばす
という強硬姿勢で、もうメチャクチャ。

プーチンは「北方領土の帰属問題は存在しない」とか言いたい放題になり、
12年に日本政府が犬好きのプーチンにプレゼントした秋田犬の「ゆめ」と
つがいになる雄犬の贈呈も断られる始末だ。

「普通は、ここまでコケにされたら、交渉打ち切りでもおかしくない。
成果がないことが分かっているのだから、訪日は不要だと突っぱねればいいのです。

それなのに温泉で歓待、歴史的会談をブチ上げてしまった
安倍首相のメンツのためでしかない。

プーチン大統領にとっては、16日の経済フォーラムと
柔道界の総本山・講道館訪問の方が大事で、

山口県での首脳会談は少しでも短く終わらせたいという態度がアリアリでした。
したたかなプーチン大統領に弄ばれ、経済協力だけ持っていかれるのでは、
いいツラの皮で、外交的には大失態ですよ。

これで、どうやって日ロ会談の成果をアピールするつもりなのか。

『領土交渉がスタートラインに立った』とでも言うのでしょうか。

スタートどころか、エリツィン時代よりむしろ後退している。

60年前の日ソ共同宣言に戻っただけです」(天木直人氏=前出)


今回の会談の「成果」は、北方4島での共同経済活動と、自由な往来の緩和で終わる。

世耕は毎日新聞のインタビューで、今後5年もすれば日ロ間の貿易額が
「安定的に増える」とか言っていたが、

15年の対ロ輸入額が前年比27・3%減、輸出額は36・4%減
という現状を見れば、経済的なメリットを期待する方が無理だ。

16日の経済フォーラムには、政府の号令で多数の日本企業が参加するが、
安倍首相の顔を立てるためだけに、
日ロ会談の成果づくりに付き合わされる民間企業は気の毒というほかない。




役者が違い過ぎましたなぁw


追:1:00PM

☆https://twitter.com/h_hirano
平野 浩               より抜粋、

#平野 浩 ‏@h_hirano 19時間前

EUはロシアへの経済制裁を半年延期すると発表。
まるで日ロ交渉に合わせたような発表である。
こういう状況の下でG7の議長国である日本はロシアとの経済協力を進める。
どう考えてもこれは矛盾している。
トランプ氏が大統領になったらどう出るかである。
オバマ大統領なら、絶対に認めないだろう。


平野 浩 ‏@h_hirano 20時間前

今回の日ロ首脳会談。完全に日本の負け。
日本は大きく譲ったが、ロシアは何も譲っていない。
北方四島での共同経済活動を「特別な制度の下で行う」としているが、
そういっているのは日本側だけ。
たとえ特区であろうと、ロシアの法律が適用されるのは当たり前だ。
これは北方4島を進呈したようなもの。


日ロ首脳会談の共同記者会見を聞いたが、
領土問題についてはほとんど進展はなかったとみる。

しかし日ロ2プラス2協議の再開が決まったことは大きい。
これを止めていたのはクリミア問題。 国際政治学者の藤井厳喜氏の言。
「日ロの『仮想敵国』は中国」という共通認識ができたことを意味する。



さぁ、どうであろうか?  ロシア人が支那畜嫌いなのは確かだが。



追:1:30PM  当ブログ既報ですが、

☆http://79516147.at.webry.info/201612/article_149.html
半歩前へⅡ  2016/12/17
◎温泉に浸かって、フグを食って、ぶち壊した安倍晋三!

大山鳴動してネズミ一匹。あれほど大騒ぎした安倍晋三とプーチンの会談。

終わってみれば、北方領土問題でなんの進展も見られず、
日本からの3000億円の経済協力だけが記憶に残った。

安倍首相は15日、山口入りに先立ち、羽田空港で記者団にこう意気込みを語った。

「山あいの川沿いにある温泉で、静かな雰囲気の中で、
夜のしじまの中で、じっくりと交渉したい。
元島民の皆さまの切実な思いをしっかりと胸に刻んで、日本を代表して交渉したい」―。

ところがプーチンは約3時間遅れで到着。
北方領土では譲歩するどころか一歩も譲らず、安倍の三振空振りに終わった。

温泉に浸かり、うまい酒を飲んで、フグ料理に舌鼓を打ち、
3000億円の手土産を持たせて帰ってもらった。

こうなることは最初から分かっていた。

訪日を前にプーチンは「日本との間に領土問題はない。あると考えているのは日本だ」
と強調した。強気の発言にはちゃんとした訳があった。

国家安全保障局長の谷内正太郎が11月に パトルシェフ安全保障会議書記に対して、

日本に北方領土が戻ったら、「(米軍基地を置く)可能性はある」と述べていたというのだ。

こんなことを言われてスンナリ島を返すわけがない。

北方領土に米軍基地が出来るとなれば話は違ってくる。

一気に警戒感が深まった。

ロシアは国後島と択捉島に新鋭の地対艦ミサイルを配備した。
そして、「日本との間に領土問題はない」発言へと発展していった。

官僚(外務)上がりの谷内(やち)は安倍がヘッドハンティングした男で、側近中の側近。

その側近が北方領土返還をぶち壊した。安倍外交のチグハグぶりを露呈した一幕である。

今回のプーチンの遅刻を日本のメディアは、「プーチンは遅刻常習者。驚くに当たらず」
と意識して小さく扱おうとした。

ところが、山口の温泉宿から羽田に向かう際もまた遅刻した。

そこに専用機のトラブルが重なった。 安倍首相との昼食会はお流れとなった。

その遅刻”常習者”が、ぜひ訪ねたいと楽しみにしていた講道館へは時間ピッタリに到着した。
少年時代から柔道を習ったプーチンは、大の柔道愛好家だ。

彼の「遅刻」には、それなりの意味があったのではないか。

つまり、プーチンは最初から今回の会談を重視していなかった。

谷内発言でプーチンは「領土で譲歩しない」と腹を決めた。

安倍が「日本の温泉宿で、ウマイ酒を飲ませる。どうしても来てくれ、
としつこく頼むので来てやった」と言った感じではないか。

安倍は外交オンチもいいところ。 「三振空振り」承知で会談するなど、どうかしている。

安倍晋三はTPPでも同様の行動をした。

トランプがTPP離脱を宣言した後も執拗に「承認」にこだわった。

彼は本当のバカだ。  



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