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落雪の音Ⅴ_2

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画像は 手前の合成にて

 「野坂昭如 作品集」です。


◆http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/
 entertainment/mainichi-20151210k0000e040149000c.html
毎日新聞 2015年12月10日
◎<訃報>野坂昭如さん85歳 =「火垂るの墓」で直木賞


「焼け跡闇市派」を自認、本業の作家以外にも、テレビに出演して歌い、
衆院選に旧新潟3区から立候補するなどの活動で話題を集めた作家、
元参院議員の野坂昭如(のさか・あきゆき)さんが9日、心不全のため死去した。
85歳だった。葬儀・告別式の日取りは未定。

1930年、後に新潟県副知事になる父相如(すけゆき)、母ヌイの次男として
鎌倉に生まれ、間もなく母が亡くなったため、
神戸市で貿易会社の支配人を務める親類へ養子に出された。

神戸市立第一中在学中の45年、神戸大空襲で家を焼かれ、養父は死亡。
疎開先の福井県では義妹を栄養失調で失う。
この時の体験は「火垂(ほた)るの墓」のモチーフとして生かされている。

47年に上京したが、万引きなどが発覚し、少年院に入れられた。
この年実父に引き取られ新潟へ。野坂の姓に戻った。

49年新潟大教育学部新発田分校に入学するが3日後に退学した。
50年、早稲田大文学部仏文科に入学。
犬洗いなど、さまざまなアルバイトを経験した。

在学中から三木鶏郎(みき・とりろう)音楽事務所、後の「冗談工房」で事務員を務め、
やめてからコント執筆を開始した。

授業料滞納で大学を除籍後、CMソングの作詞を始め
「セクシー・ピンク」など多くのヒット曲を生んだ。

61年からコラムニストとして活躍しだし、63年「エロ事師たち」を連載、
三島由紀夫、吉行淳之介らに絶賛され、作家として注目される。

同年「おもちゃのチャチャチャ」でレコード大賞作詞賞を受賞。

68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回の直木賞を受賞した。

「真夜中のマリア」「マリリン・モンロー・ノー・リラーン」などの小説を発表、
七五調の歯切れのいい独特の文体で人気を呼び、人気作家となったが、
72年編集長をしていた雑誌「面白半分」に
永井荷風作と言われる「四畳半襖の下張」を掲載したことで、
わいせつ文書販売等の罪で起訴され、
有名作家を次々と参考人として呼ぶ法廷戦術は話題となった。

74年参院議員選挙に無所属で東京地方区から立候補し落選。

東京高裁、最高裁と争われた「四畳半」裁判は80年有罪が確定した。

83年参院比例代表に二院クラブから名簿記載順位1位で立候補し当選したが、
同年田中角栄元首相の選挙区、衆院旧新潟3区から無所属で立候補、落選した。

ほかの主な作品に「骨餓身峠死人葛ほねがみとうげほとけかずら」「水虫魂」
「死小説」「自弔の鐘」(毎日新聞連載)、
三島由紀夫論の「赫奕(かくやく)たる逆光-私説・三島由紀夫」などがある。

野坂さんは、2003年に脳梗塞(のうこうそく)で倒れたあと、
自宅でリハビリを続けながら、本紙朝刊くらし面で、2007年2月から
「七転び八起き」の連載をスタート。

今年3月まで200回にわたり、平和への思いなどをつづった。

連載には、妻暘子(ようこ)さん撮影の、野坂さんの近況を伝える写真が添えられていた。




学生時分に何度か講演会に行き、

一度握手してもらった思い出があります。

がっちりした大きい手でした。

本もほとんど読んでいます。                合掌





「火垂るの墓」です。



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